（　・∀・）+糞ったれBAR　NEETのようです川д;川

1：同志名無しさん：2016/02/16(火) 08:25:09 ID:aEbUC3LQ0: 前前スレ
【糞ったれBAR　NEETのようです】

http://jbbs.shitaraba.net/bbs/lite/read.cgi/internet/13029/1420132513/l30

前スレ
【川дﾟ川糞ったれBAR　NEETのようです】

http://jbbs.shitaraba.net/bbs/lite/read.cgi/internet/13029/1435334962/l30

この作品はフィクションです。
お酒を飲むときは法律とマナーを守りましょう。
818：同志名無しさん：2018/10/09(火) 19:05:51 ID:mY./DTz.0: ('、`*川「アタシの記憶じゃGCってゲーム業界には手出してなかったと思うけど、ついに進出すんの？」

川дﾟ川「みたいだなぁ。GC統帥の成金マニーの野郎が『久々に大金を動かした大事業だニャア』って電話越しにニャアニャア笑ってたからなぁ」

('、`*川「あのグループが言う大金って、そりゃ凄い気合い入ってそうだねー。下手したら小国の国家予算並みの額が動くんじゃない？」

(;-＿-)「さ、サラッと言ったけど、ミルナさんはそんな大物と知り合いだったのね。ヒヒッ……」

川д川「まぁただの酒飲み仲間だけどなぁ。んでぇ、結局のところ引き受けてくれんのかぁ？」
819：同志名無しさん：2018/10/09(火) 19:06:48 ID:mY./DTz.0: ﾘﾊ*ﾟーﾟﾘ「美しいアイシスはやりたい!! ペニさんも勿論やるよね⁉︎」

('、`*川「おーやるやる。アンタらはよ？」

（* ´_ゝ`）「もちろんやるに決まってるじゃん!! 原稿？知らない子ですねぇ」

（´<_｀；）「落としたら洒落にならんからな兄者。俺も参加するがどこまで時間取れるかだな」

(*-＿-)「もももも勿論やるよ!! ヒヒヒヒヒッ!!」

川д川「んじゃ全員参加なぁ。成金の奴には俺から連絡しとくわぁ。1ヶ月くらいもすりゃハードとソフトが届くだろぉ」
820：同志名無しさん：2018/10/09(火) 19:07:27 ID:mY./DTz.0: （* ´_ゝ`）「テンション上がるぜー。ちなみにカプセルなタイプ? それとも被るタイプ?」

川д川「ヘルメットみたいなもんを被るタイプらしいぜぇ? ヘッドギアっていう奴らしいわなぁ」

ﾘﾊ*ﾟーﾟﾘ「そう言えばそのヘッドギアっていくらするの？」

川д川「βテストに協力すると特別割引で10万だとよぉ」

ﾘﾊ;*ﾟーﾟﾘ「わ、割引いて10万もするのね。お金足りるかな？」

('、`*川「ウチであれだけ働いてるし喫茶店の稼ぎがあるんだから余裕でしょ」
821：同志名無しさん：2018/10/09(火) 19:08:05 ID:mY./DTz.0: (;-＿-)「貯金崩せば……な、何とかなるか、な？」

川д川「足りなかったらハードくらいくれてやるよぉ。ギルメンのよしみだぁ」

(;-＿-)「あ、ありがたいけど、もも申し訳無い気が、してね。ヒヒヒ」

（　´_ゝ`）「……」

（´<_｀　）「どうした兄者？出せない額じゃないだろうに」

（　´_ゝ`）「いや、頭に装着するヘッドギアのVRなんだよな？」

川д川「何か問題でもあんのかぁ？」
822：同志名無しさん：2018/10/09(火) 19:09:00 ID:mY./DTz.0: （；´_ゝ`）「げ、ゲーム内で死ぬと脳に電流が流れてリアルでも死ぬ。なんてことは無いよな……？」

川;д川「ある訳無ぇだろうが糞ったれぇ」

（´<_｀；）「いい加減ラノベネタから離れろ兄者」

('、`*川「デスゲームなんてあり得ない。この時僕らはそう思っていた」

('、`*川「そう」

('、`*川「彼の言葉が実現するだなんて、あの時の僕らは」

('、`*川「思ってもいなかったんだ……」

.
823：同志名無しさん：2018/10/09(火) 19:10:05 ID:mY./DTz.0: ﾘﾊ#*ﾟーﾟﾘ「変に不吉なセリフ言わないでよ
ペニさん!!」

('∀`*川「テヘペロ」

（；´_ゝ`）「うわキツ」

('、`*川「表へ出な。久々にキレちまったぜ……」

川д川「しかしデスゲームとか懐かしいねぇ。久々にSAO読み返してみるかぁ」
824：同志名無しさん：2018/10/09(火) 19:10:41 ID:mY./DTz.0: …………………………………

……………………………

……………………

……………

………

…

川д川つ凸「……つー訳で今日は蜂蜜酒(ミード)を飲むぞぉ」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「いや、どういう訳なんだ？」
825：同志名無しさん：2018/10/09(火) 19:11:22 ID:mY./DTz.0: 【ピャストフスキ】

蜂蜜酒はポーランドにとって昔から王侯貴族にだけ振舞われていたと言う秘伝の酒。
そんな格式高い蜂蜜酒(ミュウト・ピトヌィ)の1つがこの『ピャストフスキ』だ。
アルコール度数は13度。

蜂蜜酒にしてはかなりあっさりとした口当たりで余韻も仄か。
その味わいは上質な白ワインを思わせる。
自然な甘さの中にスパイスの香りが効いた上品な酒だ。

ちなみに蜂蜜酒はハネムーンの語源でもある。
陶器ボトルがお洒落なこの酒を新婚さんへのプレゼントにしてはいかがだろうか？

.
826：同志名無しさん：2018/10/09(火) 19:12:24 ID:mY./DTz.0: 川д川「ネトゲやってたら飲みたくなったんだよぉ。しっかし久々に飲むわなぁ」ゴクゴク

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「そっちの話はよく分からないな。ただ、蜂蜜酒を飲むのを久々なのは同感だな、ポーランド産だったか？」ゴクゴク

川*д川「そうそう。ポーランド語だからミュウトが正しいんだっけかぁ？まぁ蜂蜜酒でも良いだろぉ。久々だからか美味ぇなぁ」ゴクゴク

ﾉﾊ*ｰ⊿ﾟ)「品の良い白ワインのような味わいだよな。随分とドライな仕上がりだが後味にしっかり蜂蜜の風味が生きている」ゴクゴク

川д川「こいつは元々ドライな味わいが売りの銘柄だからなぁ。飾り用に買って放置してたが飲んで正解だったなぁ」ゴクゴク

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「陶器のボトルだしな。確かにインテリアにしても可愛いな」ゴクゴク
827：同志名無しさん：2018/10/09(火) 19:13:24 ID:mY./DTz.0: 川д川「蜂蜜酒なぁ、俺ぇ昔は嫌いだったんだよなぁ」ゴクゴクカラン

ﾉﾊｰ⊿ﾟ)「ん？蜂蜜の酒なのに甘くなかったからか？」ゴクゴクカラン

川;д川「正解だぁ。初めて飲んだ蜂蜜酒もなぁ、コイツ程じゃなかったがドライな奴でよぉ。俺はてっきりハチミツそのまんま、みたいなドロッとした甘さだと期待しててなぁ」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「まあ確かに全くの初心者ならよく勘違いする事だよな。冷静に考えたらアルコールになってる訳だから、味も変わるに決まってるが」
828：同志名無しさん：2018/10/09(火) 19:13:54 ID:mY./DTz.0: 川д川「あん時はガッカリしたなぁ、流石に銘柄は忘れちまったがぁ。そっから俺はドランブイとかアイリッシュミストとかにハマった訳だぁ」

ﾉﾊｰ⊿ﾟ)「まぁ確かにドロドロに甘いリキュールだな、その辺は。しかし蜂蜜酒にも甘味の強いものはあるだろう？」

川д川つ凸「まぁ、そりゃそうだわなぁ。代表的な物と言えばぁ、コイツとかぁ？」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「『バーレンメット』か。ウチの店でも置いてあるよ」
829：同志名無しさん：2018/10/09(火) 19:14:31 ID:mY./DTz.0: 【バーレンメット】

クマのイラストつきのラベルに、蜂の巣をイメージしたボトルデザインが秀逸なこの酒。
恐らくは海外産の蜂蜜酒の中で抜群の知名度を誇るのがドイツ産まれの『バーレンメット』だろう。
アルコール度数は15度。

果実酒のような甘みが特徴。
ハニーワインと呼ばれる酒だけあり、蜂蜜酒のカテゴリーの中でも蜂蜜の主張が特に強い。
普段からリキュールや甘い酒を飲み慣れている人にはピッタリの酒だ。

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830：同志名無しさん：2018/10/09(火) 19:15:15 ID:mY./DTz.0: 川*д川「『ピャストフスキ』を飲んだ後だからか余計に甘く感じるわなぁ。美味い美味いぃ」ゴクゴク

ﾉﾊ*ﾟ⊿ﾟ)「うん。私は甘ったるいものは苦手だが、この甘さならたまに飲むには丁度いいな」チビチビ

川*д川「もうちょい寒くなったらお湯割で飲んでも良いだろうなぁ、梅酒とかと同じでぇ」ゴクゴク

ﾉﾊ*ｰ⊿ﾟ)「あぁそうだ梅酒だ梅酒。この甘さに覚えがあると思ったが確かに梅酒に近いものがあるな」チビチビ

川д川「後味にしっかり蜂蜜が主張して来やがるし、一般的な梅酒よりは高級感があるけどなぁ。あ、話は変わるがぁ」ゴクゴクカラン
831：同志名無しさん：2018/10/09(火) 19:15:58 ID:mY./DTz.0: 川дﾟ川「今度新しいゲームのテスターをやる事になったんだがぁ、ヒートもやってみるかぁ？ファンタジーのMMOなんだがぁ」ゴクゴク

ﾉﾊｰ⊿ﾟ)「ん。いや、誘ってくれたのは有難いが遠慮しておくよ。私は部屋に籠るよりは外に出ている方が性にあっているからな」チビチビ

川д川「だよなぁ。一応誘っただけだから気にしないでくれぇ。そもそもヒートがゲームやってるとこなんざぁ、見たことねぇしなぁ」ゴクゴクカラン

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「実家に居る時には妹達とパーティーゲームをやった事はあるが、殆どキュートやシュールに付き合ってただけだからな」チビチビ

川д川「ふぅん。兄弟姉妹がいると大変だわなぁ」
832：同志名無しさん：2018/10/09(火) 19:16:39 ID:mY./DTz.0: ﾉﾊｰ⊿ﾟ)「ウチはまだ仲が良い方だからそこまで大変という訳でも無いよ。ただ、強いて言うなら」

ﾉﾊ;ｰ⊿ｰ)「下の2人。馬鹿と変人の2人に振り回されるのが負担になるくらいだ」

川;д川「あぁ、心中お察ししますぅ」

ﾉﾊ#ﾟ⊿ﾟ)「行動が読めないシュールはともかく、行き当たりばったりで自己中心的な行動ばかりで周りに迷惑をかけまくる馬鹿は本当にどうにかならないものだろうか」ゴクゴク

川;д川「まぁ、あの馬鹿さ加減は初対面でちょっと話した程度で伝わるくらいだからなぁ」

ﾉﾊ#ﾟ⊿ﾟ)「あのカフェバーを開いた時の適当さもそうだが、キュートの馬鹿はやることなす事全てにおいて私達に負担をかける」
833：同志名無しさん：2018/10/09(火) 19:17:31 ID:mY./DTz.0: ﾉﾊ#ｰ⊿ｰ)「ただの読者モデルから芸能界入りして少しは大人しくなるかと思ったら余計に増長しおってからに。どうせまたすぐに厄介事を引っさげて私やクールに押し付けてくるに決まってる!」ゴクゴクゴクゴクカラン

川;д川「まぁまぁ。店開いてからは多少、大人しくなったんだろぉ？そんな都合良く、いや悪く、か？問題起こしたりは……」

□<ｷｭｰﾄﾀﾞﾖｵﾈｴﾁｬﾝ! ｷｭｰﾄﾀﾞﾖｵﾈｴﾁｬﾝ!

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「……」

川д川「……」
834：同志名無しさん：2018/10/09(火) 19:18:21 ID:mY./DTz.0: ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「……」

川д川「……」

□<ｷｭｰﾄﾀﾞﾖｵﾈｴﾁｬﾝ! ｷｭｰﾄﾀﾞﾖｵﾈｴﾁｬﾝ!

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)つ□「……」

川;д川「……ものすごぉく分かりやすい着信音が鳴ってるがぁ。電話ぁ、出なくて良いのかぁ？」

ﾉﾊ;ｰ⊿ｰ)つ□「……出たら確実に巻き込まれる。絶対に面倒な事に巻き込まれる。聞かなかった事にして酔い潰れたい」

川;д川「うん、ドンマァイ」
835：同志名無しさん：2018/10/09(火) 19:19:09 ID:mY./DTz.0: □<ｷｭｰﾄﾀﾞﾖｵﾈｴﾁｬﾝ! ｷｭｰﾄﾀﾞﾖｵﾈｴﾁｬﾝ!

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836：同志名無しさん：2018/10/09(火) 19:19:47 ID:mY./DTz.0: 　　【CLOSE】

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837：肝臓殺し：2018/10/09(火) 19:21:38 ID:mY./DTz.0: コテつけるの忘れてたわ。

新スレ立てる時にでも今まで紹介した酒のまとめ書いときます。
自分でも訳分からんくなってきた。
838：同志名無しさん：2018/10/09(火) 19:25:15 ID:Le/W0jvc0: おつ
839：同志名無しさん：2018/10/09(火) 20:42:18 ID:r1jSCdRo0: 乙ー
840：同志名無しさん：2018/10/10(水) 02:07:04 ID:be9NmV9E0: また読めて嬉しい
あんたの作品大好きなんだよ。
乙
841：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:31:27 ID:TYTaOilU0: 【某TV局楽屋】

J( 'ｰ`)し(私の名前は馬場カーチャン。35歳、独身。芸能プロダクション、VIPプロの裏方です)

J( 'ｰ`)し(若かりし私が何を勘違いしたのか芸能関係の職種に夢を見て、このVIPプロに入社したのは遥か昔。しかし現実は無惨も無惨)

J( 'ｰ`)し(男尊女卑の風潮が残る当時、茶汲み雑用セクハラパワハラなんのその、2徹3徹当たり前。週に1度も家に帰れないなんて当然の話)

J( 'ｰ`)し(それでも何とか食らい付き、今の今まで働いて。回し回され辿り着いた今の部署、それがマネージメント部門。通称マネージャー)

J( 'ｰ`)し(業務内容は付き人擬きだったりプロデューサー擬きだったりと、一言でまとめるならとにかく過酷)
842：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:32:01 ID:TYTaOilU0: J( 'ｰ`)し(担当によって当たり外れはあるものの、それでも誰かの下についてフォローに走り回るのはストレスがマッハよ。しかも私の担当タレントは……)

o川*ﾟーﾟ)o「ねえねえ! お母さんお母さん!! キューちゃんスッゴくキュートなこと考えたの!!」

J( 'ｰ`)し「……何ですかキュートさん。それから私の事はマネージャー、もしくは馬場と呼んでくださいと言ってますよね？」

o川*ﾟーﾟ)o「え～？だってお母さんってキューちゃんの本物のお母さんよりお母さんっぽいんだもん! う～んと、そう。雰囲気とか？お顔のシワ加減とか？」

J(#'ｰ`)し「そ、そうですか。それは光栄ですわ、オホホホ……!!」
843：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:32:34 ID:TYTaOilU0: J(#'ｰ`)し(我がVIPプロ随一の問題児! モデル兼etcのティーンのカリスマ『キュ～ト☆』こと、本名『素直キュート』!!)

J(#'ｰ`)し(徹底的に空気を読まない馬鹿さ加減! 思いつきで行動する度に周囲に大迷惑!! そして関係者に土下座マラソンするハメになる私!!)

J(#'ｰ`)し(ちょっと顔が良くて若いってだけでチヤホヤされる馬鹿娘め! しかもこれで事務所で1、2を争う売れっ子だからタチが悪い!!)

o川*ﾟーﾟ)o「そんな事より! 今はキューちゃんのキュートなアイデア☆ のお話だよ!!」

J(#'ｰ`)し「そ、そうですか。私の顔のシワが、そんなこと。ですか、ええ、まあそうでしょうね。はい、それで、何の話でしょうか？」
844：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:33:10 ID:TYTaOilU0: J(# ﾟд`)し(あーもうこの仕事辞めたい! 可能ならこの馬鹿娘にシャイニングウィザードをぶちかました後に何もかもを捨ててやり直したい!!)

o川*ﾟワﾟ)o「そうそう! あのねあのね、キューちゃんは明日から……」

J(#'ｰ`)し(大体コイツの思いつきはロクなもんじゃないのよ!! 金になるからってチーフプロデューサーも部長も社長も完全に放置だし、どうせ今回も下らない事で私が迷惑を……!!)

o川*>ーﾟ)9m「ガールズバンドを立ち上げる事にしました～☆」

J( 'ｰ`)し
845：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:33:49 ID:TYTaOilU0: J( 'ｰ`)し←瞬時に必要な経費、迷惑かけるであろう関係者名簿への連絡という名の謝罪、抑えるべき設備、必要経費を計算。

J( 'ｰ`)し←結果、自分にアホみたいな負担がかかる事を察した。

J( д )しグホォッ←そして吐血した。

o川;*ﾟДﾟ)oそ「きゃー⁉︎ お、お母さん大丈夫⁉︎」
846：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:34:26 ID:TYTaOilU0: J( д )し(だ……誰か。誰か!)

o川;*ﾟーﾟ)つ□「えーと、こういう時って110番？それとも119？う～んよく分かんないや。あ、電話と言えば」

o川*>ーﾟ)つ□「お姉ちゃん達もバンドに協力して貰わなきゃ! お母さーん、お姉ちゃん達に電話するからちょっと待っててね～☆」ピッポッパプルルルル

J( ;д;)し(誰か私が死ぬ前にコイツを殺してちょうだい!!)

.
847：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:35:06 ID:TYTaOilU0: 【糞ったれBAR　NEETのようです】

　　　　　【OPEN】

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848：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:35:42 ID:TYTaOilU0: 【ミルナ宅】

o川*>ーﾟ)o「というわけで、この前電話した通りお姉ちゃん達も私と一緒にバンドやろうよ☆」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「帰れ。そして一生戻ってくるな」

川ﾟ -ﾟ)「消えろ。そして一生帰ってくるな」

o川;*ﾟДﾟ)oそ「お、お姉ちゃん⁉︎ 酷くない⁉︎」

ﾉﾊ#ﾟ⊿ﾟ)「酷いのはお前の頭の中だ恥晒し。お前がワガママ言う度に周囲にどれ程の迷惑をかけている事か、いい加減に自覚しろ」

川ﾟ -ﾟ)「私と姉さんは経営者だぞ？お前と違って遊びまわっている暇など無い。不愉快だ」
849：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:36:32 ID:TYTaOilU0: o川;*ﾟーﾟ)o「少しは考えてくれてもイイじゃん⁉︎ ミルミルも何とか言ってよ～」

川;д川「ミルミル言うなぁ、そんでもってお前ら姉妹の問題に俺を巻き込むんじゃねえよ糞ったれがぁ。いや、つうかその前によぉ……」

J( ;ｰ;)しつ凸「また、また週に5時間しか寝れない地獄が始まるのよ。色んな業界人の方々に怒鳴られまくって土下座しまくる地獄が始まるのよ……もう嫌、本当に嫌よ! 私が何をしたって言うのよ⁉︎」ゴクゴクゴクゴクゴクゴク

川;д川「この泣きながら酒瓶抱えてるオバさんは誰なんだよぉ? どーせキュートの関係者だろぉ？」
850：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:37:06 ID:TYTaOilU0: o川*ﾟーﾟ)o「お母さんはキュートのマネージャーさんの、お母さんだよ」

川;д川「ん？あぁ？どういう意味だぁ？」

川ﾟ -ﾟ)「そちらの方は馬場カーチャンさん。そこの愚か者のマネージャーを務めて下さる大変に心の広いお方だ」

ﾉﾊ;ｰ⊿ｰ)「毎度毎度キュートの尻拭いをさせられていてな。何度か私達姉妹も菓子折り持って謝罪に行ったことがある。お母さんと言うのは、まあ。あだ名みたいなものだろ」

J( ;ｰ;)し「どうも、キュ～ト☆の担当マネージャーの馬場です。突然ですが家主さん、そこの馬鹿娘を孕ませる気とかないでしょうか？産休育休でズルズル引退に引きずり込むだけの簡単なお仕事ですよ？」

川;д川「いや、もう色々ツッコミたいが遠慮しとくわぁ。そして俺は家主の此方ミルナですぅ」
851：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:37:54 ID:TYTaOilU0: J( ;ｰ;)し「此方さん。では富士方面の人気の無い山奥にて馬鹿娘を放置するというバラエティ番組に出演など如何でしょうか？」

川#д川「富士の樹海にあの馬鹿を捨てる気マンマンじゃねぇかぁ!! 俺を犯罪に巻き込むんじゃねぇ糞ったれぇ!!

J(#;ｰ;)し「だって!! アレが生きてる限り私が不幸になるんですよ⁉︎ もう存在を抹消するしか無いじゃないですか!! 私にこれ以上どうしろって言うんですかこの人でなし!!」

川;д川「えぇ……何この理不尽極まりねぇ逆ギレェ」

J(#;ｰ;)し「理不尽な目に遭ってるのはコッチよ! 私が社内で何て呼ばれてると思ってるの⁉︎ 『生贄』よ⁉︎ 生贄!! この馬鹿娘に人身供養として捧げられたのよ私は!!』

川;д川「うわぁ」
852：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:38:34 ID:TYTaOilU0: 川;ﾟ -ﾟ)「生贄か、言い得て妙だな」

ﾉﾊ;ｰ⊿ｰ)「いや、もう本当にウチの愚妹が申し訳ありません」

o川;*´ー｀)o「もうお母さんったら大袈裟なんだから～。それに」

o川*>ーﾟ)9m「そんなに叫んでばっかだと、余計にお顔がシワシワになっちゃうゾ☆」

J(# ﾟд`)しつ凸ガタンッ

川;дﾟ川そ「落ち着けええぇぇ!!酒瓶を振りかぶるなあああぁぁぁ!! マジで殺す気かあああぁぁぁ⁉︎」
853：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:39:16 ID:TYTaOilU0: 川;ﾟ -ﾟ)つ「馬場さん。お気持ちは痛い程分かりますが、どうか冷静になって下さい。ミルナ! なにか彼女を落ち着かせるような美味い酒を持ってきてくれ!!」

ﾉﾊ;ｰ⊿ｰ)つ「誠に! 誠に申し訳ありません!! 私達からもよく躾けておきますのでどうかお命だけは!!」

川;дﾟ川「お、おう。おいオバ、じゃなくてマネージャーさんよぉ。どんな酒がお好みだぁ？何でも持ってきてやんぜぇ？」

J(# ﾟд`)しつ凸「アイツノクビヲツケコンダサケガノミタイ」

川;дﾟ川「ウチにはそんな物騒な酒はありませんん!」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)つ「どうかお許し下さい! 2、3発なら!2、3発の拳ならば目をつぶりますので! どうかそれでご勘弁を!!」
854：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:39:57 ID:TYTaOilU0: o川*ﾟへﾟ)o「も～う、お母さんってば怒りんぼさんなんだから。そんなんじゃ……」

o川*>ーﾟ)9m「男の子にモテないゾ☆」

J(# ﾟд`)しつ凸「GRAAAAAAAAAAAAA!!」

ﾉﾊ#ﾟдﾟ)「「お前は黙ってろ糞ったれがあああああぁぁぁぁぁ!!」川ﾟд#川

川ﾟ -ﾟ)(息ピッタリだな。それにしてもそろそろ酒が飲みたくなってきた)←飽きてきた
855：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:40:59 ID:TYTaOilU0: ……………………………………

……………………………

……………………

………………

…………

………

…
856：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:41:33 ID:TYTaOilU0: J(;'ｰ`)し「お見苦しいところをお見せしてしまい、大変申し訳ありませんでした」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「いえいえ、もとはと言えば愚妹が原因ですのでお気になさらずに」

川;д川「頼むからもう暴れないでくれよなぁ？」

J(;'ｰ`)し「はい。とりあえず今のところは殺意をギリギリ抑え込めるまでは落ち着けましたのでご安心を」

川;д川「えぇ……あんまり安心できないんですけどぉ」

川ﾟ -ﾟ)「まぁ美味い酒を飲んで愚痴を吐き出せば少しは落ち着くのではないか？と言うわけでミルナ、マラッカをくれ」

川;д川「お前ぇが飲みてぇだけじゃねぇか糞ったれぇ。まぁいいやぁ、マネージャーは普段何を飲むんだぁ？」
857：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:42:26 ID:TYTaOilU0: J( 'ｰ`)し「お酒ですか。社内行事以外でここ2年ほどエナジードリンクしか飲んでませんでしたが、好みでは梅酒でしょうか？実家から送られて来ますので」

川;д川「エナドリのみって酒より肝臓への負担がデケェようなぁ……まぁ、とりあえず梅酒なぁ。了解だぁ」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「ミルナ、せっかくだから何かカクテルを御馳走したらどうだ？自宅や職場の宴会では飲めないような奴を」

川д川「んん、まぁそれが良いかねぇ。とりあえず1杯目にはビール割りを出すつもりだったんだがぁ」
858：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:42:54 ID:TYTaOilU0: ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「一口目にはそれもいいな。では2杯目以降は私が作ろう。材料は適当に貰うぞ」

川д川「あいよぉ」

o川*ﾟ３ﾟ)o「ねぇねぇ、キューちゃんにも梅酒のお酒はあるよね～？ね？ね～？」

川ﾟ -ﾟ)「キュートはどうでもいいがジンはまだかね？ああ、ちなみいつも通り常温ツーフィンガー、ストレートで頼むぞ」

川#д川「お前ら自分の欲求に素直すぎんだよ糞ったれぇ! 持って来っから黙って待ってろぉ!!」
859：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:43:31 ID:TYTaOilU0: 【梅酒ビア】

＜参考レシピ＞

・梅酒…適量
・ビール…適量

グラスに梅酒を注ぎ、その上からビールを静かに注ぐ。

甘いリキュールをたまには違う雰囲気で飲みたい。
そんなあなたにオススメなのがビール割り。
梅酒をビールで割る場合は『梅酒ビア』。
度数は割合によって大きく上下する。

梅酒は好きだが少々甘過ぎるという男性にもオススメのビール割り。
ソーダ割とはまた違った苦味と甘味が織りなす味わいの虜になる事、間違い無し。
味と度数の調整がしやすいのもメリットだ。

.
860：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:44:10 ID:TYTaOilU0: J( 'ｰ`)し「落ち着いてお酒を飲むのなんて何時ぶりかしら？頂きます」ゴクゴク

J(#'ｰ`)し「」ゴクゴクゴクゴク

J(#'ｰ`)し「」ゴクゴクゴクゴクゴクゴク

J(*'ｰ`)し「プハァッ! サイッコウ!!」カラン

川д川「おぉ、いい飲みっぷりだことでぇ」

J( 'ｰ`)し「苦いビールと甘い梅酒、正反対の味わいなのにこんなにも合うなんて」

J(*'ｰ`)し「ソーダ割にすっかり慣れていたけど、自分へのご褒美にこういう飲み方もイイわね」
861：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:44:50 ID:TYTaOilU0: 川д川「ビールも梅酒も色んな銘柄があるからなぁ。全部が全部あうって訳でも無ぇがぁ、悪く無ぇ組み合わせだぜぇ」

川д川「ビールはドライ系よりフルーティーなものの方がぁ、梅酒は余計なフレーバーを感じさせないシンプルに甘いものがオススメだぁ」

o川*´ー｀)o「確かにキュートな味わい～。苦いの苦手なキューちゃんでも梅酒ビアなら飲めるかも～」ゴクゴク

川д川「まぁ度数自体は普通のビールより上がってるからぁ、そこだけは要注意だわなぁ」

川ﾟ -ﾟ)「ビールより度数の強い酒を混ぜているんだ。当然だな」チビチビ←マラッカ飲んでる

J( 'ｰ`)し「ビールで他のお酒を割るのってメジャーなのかしら？」

川д川「そうだなぁ。酒×酒でカクテルを考えるならぁ、いの一番には出て来る素材だわなぁ」
862：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:45:21 ID:TYTaOilU0: 川д川「単純にビールの度数を上げたいなら蒸留酒をぉ、味わいを変えたいならリキュールをぉってとこだわなぁ」

J( 'ｰ`)し「あらまぁ、知らなかったわ」

o川*ﾟーﾟ)o「お母さん知ってる？チョコレートの入ったチョコレートビアなんてのもあるんだよ？」

川#д川「チョコレートビアにチョコレートなんて入って無ぇわ糞ったれぇ!」

o川;*ﾟーﾟ)oそ「嘘～ん⁉︎」

川ﾟ -ﾟ)(まぁ確かに勘違いしやすい名前のビールだな、チョコレートビアは。カカオが入ってるモノも有るには有るがマイナーだしな)チビチビ
863：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:45:52 ID:TYTaOilU0: ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「さて2杯目を作っといたぞ」

川д川「何を作ったんだぁ？シェイクの音はしなかったみてぇだがぁ」

ﾉﾊｰ⊿ﾟ)「見ての通りのカクテルさ。馬場さんお待たせしました」スッ

J(;'ｰ`)しそ「凄い! 青⁉︎ 緑⁉︎ なんて深みのある色のお酒なの⁉︎ それに……」

J(*'ｰ`)し「金粉が乗っているだなんて!! こんなに綺麗なカクテル初めて見たかも知れないわ!!」

ﾉﾊﾟ―ﾟ)「お喜び頂けて幸いです。こちらのカクテルの名は」

ﾉﾊｰ⊿ﾟ)「『黄金池』でございます」
864：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:46:40 ID:TYTaOilU0: 【黄金池】

＜参考レシピ＞

・梅酒…25ミリ
・チェリーブランデー…10ミリ
・ブルーキュラソー…10ミリ
・ジンジャーエール…適量
・食用金粉…適量

氷を入れたオールドファッショングラスに材料を注ぎ、ステアする。
好みによって仕上げに金粉をまぶす。

名は体を表すとは、まさにこのカクテルの為にある言葉ではなかろうか？
見た目も豪華な『黄金池』の度数はジンジャーエールの割合によって上下する。

深い青緑色は神秘を纏う深い池の如く。
浮かぶ金粉の絢爛豪華なその様からゴージャスな味わいを。と思いきや、意外とまとまりのある甘めのカクテル。
加えるジンジャーエールの銘柄によって味の振れ幅も大きいので好みの組み合わせを試してみよう。

ちなみに名前の由来は黄金の池という見た目から取ったという説と、京都のとあるお寺に実在する黄金池(おうごんち)をイメージしたという説がある。

.
865：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:47:19 ID:TYTaOilU0: ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「今回は材料のジンジャーエールに刺激の強いウィルキンソンを使用しました。どうぞご賞味下さいませ」

J(*'ｰ`)し「なんだか綺麗過ぎて飲むのが勿体無い気分だわ。では、頂きます」

J( 'ｰ`)し「」チビチビ

J(*'ｰ`)し「まぁ、見た目からは想像できない味わい。でも美味しい」チビチビ

ﾉﾊﾟ―ﾟ)「ありがとうございます」

J(*'ｰ`)し「梅酒の甘味にジンジャーエールの辛さ。でも他にも何かフルーティーな風味が」

ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「チェリーブランデーとキュラソー、つまりオレンジの皮の風味を閉じ込めた酒を使用しています」

J(*'ｰ`)し「チェリーにオレンジ! 成る程ねー。それらをやっぱり全体を梅酒の甘味がまとめていて、美味しく仕上がってるわー」チビチビ
866：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:48:00 ID:TYTaOilU0: o川*ﾟーﾟ)o「見た目もなかなかキュートだしね、金粉でキラキラ☆って感じ。でもキューちゃんはもっと甘めでもいいかも」チビチビ

ﾉﾊｰ⊿ﾟ)「ジンジャーエールの銘柄によっては味わいが大きく変わるカクテルだからな。今回は馬場さんに合わせ辛めのモノを使用した訳だが」

川*д川「甘党の俺やキュートにはやや辛いかもなぁ。外で頼む時はジンジャーエールの銘柄を指定してやりゃあ失敗は無ぇよぉ」ゴクゴク

o川*´ー｀)o「ほぇ～。今度試してみよっと」チビチビ
867：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:48:34 ID:TYTaOilU0: 川ﾟ -ﾟ)「ミルナ、マラッカをもう1杯頼む。話は変わるがキュートよ、何故いきなりバンドをやるなどと騒ぎ出したんだ？」カラン

ﾉﾊ#ｰ⊿ｰ)「触れるなクール。どうせいつもみたいな適当な思いつきだろう」

o川*ﾟ３ﾟ)o「ぶーぶー。そんなんじゃないもん! この前読んだ漫画でバンドやりたくなっただけだもん!」

ﾉﾊ#ﾟ⊿ﾟ)「そういうのを適当な思いつきっていうんだ馬鹿が!!」

川д川「ほれぇクールにマラッカだぁ。バンドなぁ？お前もともと歌手活動してたんならサクッと出来たりしねぇのかぁ？」

J(;'ｰ`)し「サクッとは無理ですが、まあ不可能では無い話です。ウチの事務所と提携してる音楽プロダクションから人を集めれば企画自体はすぐ進む筈なのですが」

川д川「予算が降りねぇとかぁ？」
868：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:49:06 ID:TYTaOilU0: J(;'ｰ`)し「いえ、予算については問題ないのですがキュートが募集メンバーに変な条件をつけたものですから」チビチビ

川ﾟ -ﾟ)「変な条件とは？」チビチビ

o川*>ーﾟ)o「全くの楽器未経験者の、キュートな少女達がガールズバンドを結成! 様々な苦難を乗り越え成長をしていく! そしてやがては……」

o川*>ーﾟ)9m「有名音楽番組に出演する大物アーティストへとなっていくシンデレラストーリー!! 想像するだけでキュートで素晴らしいよね☆」

J(#'ｰ`)し「ほらー! こんなアホみたいな条件で1からバンド活動をやりたいとか言い出してるんですよ⁉︎ どれだけの時間と手間と負担がかかると思ってるんですかあああぁぁ⁉︎」

川;д川「うわぁ、面倒な条件」
869：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:49:41 ID:TYTaOilU0: 川ﾟ -ﾟ)「実際ど素人が1からバンド活動を始めたとして、まともにTV出演出来るのには相当な時間がかかるのでは？」

J(#'ｰ`)し「かかるに決まってますよ! 番組の出場枠自体はコネで強引にこじ開けるにしても人前で演奏出来るレベルにする為にどれだけ手間と時間がかかるか!!」

J(#'ｰ`)し「最速で仕上げる為に、素人に付きっ切りで技術を教えてくれる各楽器ごとの専属講師の手配! 練習場所の手配!! それだけじゃないですよ⁉︎」

J(#'ｰ`)し「どうせこんな企画をスタートしたら『ならガールズバンド達に付きっ切りでカメラを回して成長をドキュメンタリーにしよう』とか言って上司がノリノリで便乗するに決まってます!!」

J(#'ｰ`)し「この企画によってずれ込むキュ～ト☆が本来やるべきモデル活動、出演予定のロケやドラマ出演への断り、提携してるファッションブランドへのデザイン提供に、歌手活動、投げっぱなしカフェバー経営!! 各関係者にそれぞれの事情を説明して土下座しまくらなきゃいけないんですよ⁉︎」
870：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:50:16 ID:TYTaOilU0: J(#;ｰ;)し「上司も社長も『キュート君のことは自由にさせてやるのが1番だ。馬場さん、フォローよろしく!』って実質投げっぱなしジャーマン! 睡眠時間と寿命を削り仕事をするのは私なのよおおおぉぉぉ!!」

川;д川「うわぁ」

川;ﾟ -ﾟ)「芸能界の裏方とは想像以上に激務なのだな」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「あの、馬場さん。どうか落ち着いて下さい。本日はいくらでも酒を作らせて頂きますので」

o川;*ﾟーﾟ)o「いやー寿命削るっていうのは流石に大袈裟じゃ……？」
871：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:50:53 ID:TYTaOilU0: J(#;ｰ;)し「大袈裟なもんか!! 旅番組の最中にアンタが急に行方不明になってロケが3時間延期!! しかも理由は『お腹空いたから美味しそうなスイーツ店を発見したから堪能してたの☆』という理由!! 激怒する共演者!!」

J(#;ｰ;)し「私は関係者に怒鳴られながら土下座!! 誠意の土下座!!」

J(#;ｰ;)し「生放送中に共演者の硬派キャラのイケメン俳優に対して『あ! キューちゃん本番前にこの人に口説かれちゃった☆でもチャラいのは好みじゃないからゴメンなさい』とか爆弾投下!! シナリオ無視して騒然とする現場!!」

J(#;ｰ;)し「私は真っ先に某俳優事務所に飛び込み訴訟を回避する為の土下座!! 渾身の土下座!!」

J(#;ｰ;)し「『キューちゃん洋服のデザインがしたいな☆』とか言い出したと思ったら、適当な絵を2、3枚描いて協力してくれるファッションブランドに丸投げ! しかも納期ギリギリだから先方は地獄のような激務! 担当者は3徹の末、幻覚を見て過労で入院!!」
872：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:51:27 ID:TYTaOilU0: J(#;ｰ;)し「私は直ちに病院に急行! 顔も見たくないというお偉い様に許しを請うべく土下座!! 病室の前で耐久10時間の土下座!! 懇願の土下座!!」

J(#;ｰ;)し「『歌手になりたいな～。あ、もちろん作詞作曲はキューちゃんで☆』と言いだした時には、ノリノリで周りに協力させといて結局レコーディングに間に合わず、準備して頂いた関係者に謝罪の嵐!!」

J(#;ｰ;)し「駄目押しとばかりに、納期を1週間破って出来た曲はシュール過ぎて訳が分からなくて失笑を買う! しかし逆に何故か出す曲出す曲がバカ売れして音楽関係者によけい目の敵にされてもう散々!!」

J(#;ｰ;)し「関係者様に新参者が出しゃばって申し訳無いと土下座! 計12の事業所に突撃しての連続土下座!! 魂のDO・GE・ZA!!」
873：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:52:16 ID:TYTaOilU0: J(#;д;)し「1日の平均睡眠時間、わずか45分! 血走る目! 彫り込んだようなクマ! 荒れる肌! それを隠すための厚化粧!! 更に荒れまくる私の顔面!! 哀し過ぎる悪循環!!

J(#;д;)し「削ってるわ!! 人間としての寿命も!! 女としての寿命も!!」

J(#;д;)し「やがて後輩からつけられたあだ名が『土下座の馬場』! 更に悪化して『土下座ババア』!! そりゃそう呼ばれるよ! 土下座ばっかりしてるしね!! 吃驚するほど土下座ってるしね⁉︎」

J(#;д;)し「なあ分かるか! いい歳こいてバカな小娘の為に嗤われながらも怒鳴られながらもひたすら頭を下げ続ける私の気持ちが分かるかああああああああああぁぁぁぁぁぁ!!」

J(#;д;)し「お前らに惨めな独身35歳負け犬土下座ババアの気持ちが分かるかあああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

.
874：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:52:48 ID:TYTaOilU0: 川;д川「……」

川;ﾟ -ﾟ)「……」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「……」

o川;*ﾟーﾟ)o「……」

J( ;ｰ;)し「えっぐ……ヒック!!」グスン

川;д川「……ヒートォ」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「な、何だ？」

川;д川「無茶振りで悪いがぁ、なんか気分変えるような美味いカクテル頼むわぁ」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「わ、分かった。努力はしてみよう、うん」
875：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:53:20 ID:TYTaOilU0: 【夢ひびき】

＜参考レシピ＞

・樽仕込高級梅酒ゆめひびき…15ミリ
・スロージン…10ミリ
・アプリコットブランデー…10ミリ
・クランベリージュース…10ミリ
・グレープフルーツジュース5ミリ
・レモンジュース…5ミリ
・ソーダ…適量
・梅…1個

材料をシェイクしてロックグラスに注ぎ、ソーダで満たす。
梅酒に浸かった梅をカクテルピンに刺してグラスに沈める。

ホテルオークラのレシピとして有名なカクテル。
度数はやはりソーダによって上下する。

梅酒の銘柄が指定されており、しかもそれが割と高価な酒の為に飲む機会がなかなか無いカクテル。
だがその完成度は高く、フルーティーかつキレがあり、梅酒の味を引き立てる味わいは脱帽。

甘党の諸君はホテルバーに行く機会があったら是非とも注文して欲しい。

.
876：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:54:06 ID:TYTaOilU0: ﾉﾊｰ⊿ｰ)「こちら特級の梅酒をレシピに指定したカクテル『夢ひびき』でございます。どうぞ心を安らかにしてご賞味下さいませ」スッ

J( ;ｰ;)し「ありがとうございます、頂きます」グスン

J( ;ｰ;)し「」チビチビ

J(*;ｰ;)しそ

J(*'ｰ`)し「あぁ……心に染みる、甘酸っぱさ」チビチビ

川*д川「おぉ、ハマったみたいだなぁ」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)(良かった。滅多に出ないレシピだから、ほとんど手探りだったのだが勘は鈍っていなかったか)
877：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:54:54 ID:TYTaOilU0: o川*ﾟワﾟ)o「お母さんだけズルーい! キューちゃんにもそのキュートなカクテルちょうだいちょうだ～い☆」

川;ﾟ -ﾟ)「お前は騒ぎの元凶の癖によく催促できるな」

ﾉﾊ#ｰ⊿ﾟ)「その面の皮の厚さは誰に似たのだか。ほらよ」スッ

o川*>ーﾟ)o「お姉ちゃんありがと～☆ あっ、これフルーティーでとってもキュートだね」ゴクゴク

川д川「まあスロージンを始めとした果実のリキュールにジュースがこれでもかって程に詰め込んだカクテルだからなぁ。マイナーだがぁ」ゴクゴク
878：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:55:45 ID:TYTaOilU0: ﾉﾊﾟ⊿ﾟ)「元々が『ゆめひびき』という銘柄の梅酒をアピールする為の如くホテルオークラので生まれたレシピだからな」

ﾉﾊｰ⊿ﾟ)「味と完成度は保証するが、趣味として自宅で作るには難易度が高い。余裕があるならばホテルバー等で試してみるのが無難だな」

川д川「一般的なショットバーでは先ず出て来ねぇだろうなぁ。レシピ指定されてる梅酒を揃えているとこなんざぁ、殆ど無ぇだろうしぃ」ゴクゴク

J(*'ｰ`)し「そんな特別なお酒を私の為に……ヒートさん! ありがとうございます!!」

ﾉﾊﾟ―ﾟ)「いえ、そう言って頂けるとバーテンダー冥利につきます。こちらこそありがとうございます」
879：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:56:30 ID:TYTaOilU0: o川*´ー｀)o「う～ん梅酒の味がしっかりするのに、果実の味が踊るように広がってキュート☆ 最後は柑橘系でスッキリだしね」ゴクゴク

川*д川(最近、苺娘の奴に催促されて梅酒の銘柄を増やしといて正解だったぜぇ。まぁ、どうしても雰囲気だけでも再現したいってんならチョーヤの梅酒で代用するところだなぁ)ゴクゴク

J(*'ｰ`)し「はぁ……泣いて叫んで愚痴って飲んで。何だか心が軽くなりました」

ﾉﾊ;ﾟ⊿ﾟ)「こんな事しか出来ない自分達が恥ずかしいのですが、今後とも何卒! 何卒あの愚妹の事をよろしくお願いします!!」

川ﾟ -ﾟ)「今までにキュートがデビューしたか様々なマネージャーが付いたが他の人では全員、1ヶ月も保たなかったからな」チビチビ

川;д川「どんだけ暴れ回ってんだぁ。嵐か何かぁ、この馬鹿女はぁ」
880：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:57:06 ID:TYTaOilU0: J(;'ｰ`)し「えぇ、まぁ。とりあえず死なない程度には頑張らせて頂きますわ。多分3日に1度くらいの割合で死にかけると思いますが」

ﾉﾊ;ｰ⊿ｰ)「迷惑ばかりかけて申し訳ありません
! ほらキュートお前からも!!」

o川*ﾟへﾟ)o「え？キューちゃんからお母さんに？う～んと……」

o川*ﾟワﾟ)o「そうだ! これからはキューちゃんともっと仲良くなれるように」

o川*>ーﾟ)9m「お母さんはキューちゃんの事を娘だと思って接して欲しいな☆」

J( 'ｰ`)し
881：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:57:49 ID:TYTaOilU0: J( 'ｰ`)し←もし自分に娘がいてそれがキュートだったらと想像する。

J( 'ｰ`)し←結論。ストレスで死ぬ。

J( д )しグホォッ←そして吐血した。

ﾉﾊ;ﾟдﾟ)そ「「ババアアアアアアァァァァ⁉︎」」Σ川ﾟд;川

J( ;ｰ;)し(やっぱり誰かこの馬鹿娘を殺して!!)

.
882：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 21:59:23 ID:TYTaOilU0: 　　　　　【CLOSE】

.
883：アルコール度数69度：2018/10/11(木) 22:00:27 ID:TYTaOilU0: 今回長すぎたよね、ごめんなさい
5日で2本のペースが理想なんだけど難しいよなぁ
884：同志名無しさん：2018/10/11(木) 22:42:14 ID:LmNqogsQ0: ババアい㌔…
乙
885：同志名無しさん：2018/10/14(日) 17:56:19 ID:BnNt/R7g0: 乙
キュートは馬場さんに刺されても文句は言えんな
886：アルコール度数69度：2018/10/15(月) 09:25:39 ID:YY4UpNyE0: 川д川「えぇとぉ、本日はお集まり頂きましてありがとうございますぅ」

（　・∀・）「ミルナの方から呼び出すなんて珍しいよね。どしたの？」

（　＞＜）「ミルナお兄さんにはお世話になっているので全然大丈夫なんですけど……」

川ﾟ -ﾟ)「ふむ、なかなか珍しい面子を呼び出したものだな」

（´<_｀　）「まぁようやく修羅場を乗り切った後だから1日時間作るくらいは構わんのだが。ところでそこの君とは初めてだな、初めまして、流石兄者だ」

（　＞＜）「はい! 初めましてなんです! 稚内ビロードです! よろしくお願いします!」

（　・∀・）「僕にクールさんはともかく弟者さんにビロード君ってどういう組み合わせ？」
887：アルコール度数69度：2018/10/15(月) 09:26:24 ID:YY4UpNyE0: 川;д川「いやぁ、俺も悩んだんだがなぁ。相談するに最適な面子を考えたらこのメンバーしかいなくてなぁ」

（´<_｀　）「相談? ミルナにしては珍しいな。まあ相談に乗るくらいは構わんが何で兄者をハブいて俺だけなんだ？」

（* ＞＜）「ミルナお兄さんのお役に立てるなら喜んでお話しを聞かせてもらうんです!」

（　・∀・）「？？結局このメンバーの共通点が分からないよね？」

川ﾟ -ﾟ)「その相談とやらの内容に関係があるんだろ？さてミルナ、話を聞かせて貰おうか」

川;д川「おう。下らねぇ事に付き合わせて悪いんだが一緒に考えてくれねぇかぁ？詫びに酒は好きなだけご馳走してやっからよぉ」
888：アルコール度数69度：2018/10/15(月) 09:27:04 ID:YY4UpNyE0: 川;д川「まぁ、アレだぁ。要するにぃ……」

川;д川「ヒートの奴との、デートプランってやつをなぁ」

（　＞＜）「ヒートお姉さんとの」

（´<_｀　）「デートプラン？」
889：アルコール度数69度：2018/10/15(月) 09:27:36 ID:YY4UpNyE0: 【糞ったれBAR　NEETのようです】

　　　　　【OPEN】

.
890：アルコール度数69度：2018/10/15(月) 09:28:18 ID:YY4UpNyE0: （　・∀・）「まあ、そのくらいなら喜んで協力するけども何でこのメンバー？」

川ﾟ -ﾟ)「私も疑問だな。ヒー姉さんの妹である私と幼馴染のモララーは解るのだが」

（´<_｀　）「俺とビロード君がこの場にいる理由が分からんな。いや、決して付き合うのが嫌だと言っている訳では無いが」

川д川「ビロ坊は恋人持ちだからだなぁ。それに何と言っても良識があって突飛な事を言いだしたりしねぇだろうしぃ」

川д川「弟者は交際経験が多くて常識人だからってとこだなぁ。まかり間違っても兄者の糞ったれなんか呼べねぇよぉ」

（´<_｀；）「まあ冷静になれば兄者に恋愛関係の相談事は無謀だな」
891：アルコール度数69度：2018/10/15(月) 09:28:54 ID:YY4UpNyE0: （　＞＜）「恋人がいたり、女の人にモテる事が条件ならお兄様じゃ駄目なんですか？」

川;д川「駄目って訳じゃ無ぇがよぉ。元歌舞伎町No1ホストみてぇな、男として格が違い過ぎる相手に相談してもなぁ。かえって混乱しそうじゃねぇかぁ」

（　＞＜）「うーん。確かにお兄様は普通の人よりとっても凄くて、とってもカッコいい方なんです」

（　・∀・）(ワカさんもブラコンだけど、ビロード君もブラコンだったのね)

川д川「まぁ今更モララーとクールについては言うまでも無ぇよなぁ。恋人持ちだしヒートに詳しいしぃ。さてぇ、面子については納得してくれたかぁ？」

（　・∀・）「納得はしたけど。あ、恋人持ちとか交際経験豊富とかが条件なら長岡君は？それとつーちゃんとか」

川д川「眉毛は無駄にチャラいから何となく駄目だぁ。クソガキつーちゃんについてはぁ……」
892：アルコール度数69度：2018/10/15(月) 09:29:29 ID:YY4UpNyE0: 川;д川「特殊な性癖をお持ちの方とぉ、お付き合いしている奴に話を聞いてもぉ、ねぇ？」

（；・∀・）「あぁ……」

川;ﾟ -ﾟ)「それについては同意だな」

（´<_｀；）「いやいや、一体どんな人と付き合ってるんだよ。そのつーちゃんとやらは」

川д川「ドMゥ」

（´<_｀；）「えぇ……？」

（　・∀・）「趣味が自傷の本物のドM」

（´<_｀；）「ええぇぇ……？」

川ﾟ -ﾟ)「恋人に骨を折る事やナイフで刺してくれるように懇願するような真性のドMだ」

（´<_｀；）「えええええぇぇぇぇぇ……⁉︎」
893：アルコール度数69度：2018/10/15(月) 09:30:03 ID:YY4UpNyE0: （；＞＜）「ぼ、僕にはまだまだ早過ぎる世界なんです!!」

川;ﾟ -ﾟ)「勘違いしないでくれビロード君。それは出来れば一生縁が無い方が幸せな世界なのだから」

川;д川「つぅかよぉ。あの2人よく付き合ってられるよなぁ、とっとと別れると思ってたのにぃ」

川;ｰ -ﾟ)「つー曰く『ウチが側についてないと、その内取り返しのつかない事をして死んじゃいそうだから離れられないんだ!』だそうだ」

（´<_｀；）「アレですか？駄目な男に惚れちゃうタイプみたいな」

川;ﾟ -ﾟ)「いや、初恋相手が変態過ぎて感化されてしまったタイプだ」

（´<_｀；）「なんとも気の毒な」
894：アルコール度数69度：2018/10/15(月) 09:30:42 ID:YY4UpNyE0: 川;д川「まぁ、アレだぁ。つーちゃんの事は置いておこうぅ」

川;ﾟ -ﾟ)「それが正解だな。さて、デートプランの相談だったか？」

（　・∀・）「あ、ミルナー。僕お酒を飲みたいんだけど適当に作っていいー？」

川; ﾟ -ﾟ)「君は本当に空気を読まないな」

川д川「KY野郎なのは今更だわなぁ。構わねぇよぉ、酒が入った方が気恥ずかしい話も出来るしなぁ」

（　・∀・）「ありがとー。あ、ビロード君に弟者さん、何か作るけどリクエストとかある？」

（；＞＜）「うーん。僕はバーボン以外はさっぱり分かんないんです」

（´<_｀　）「俺は普段ならマルガリータだが、珍しい面子だしな。たまにはお任せで頼んでみよう」
895：アルコール度数69度：2018/10/15(月) 09:31:21 ID:YY4UpNyE0: （　・∀・）「オッケー。クールさんとミルナは？」

川ﾟ -ﾟ)「ふむ、たまには私も君に任せてみようかな、モララー」

川д川「ゲテモノじゃなきゃ構わねぇよぉ。とりあえずさっさと話し始めてぇからサクッと作ってくれぇ」

（　・∀・）「はいはーい。んじゃサクッと作っちゃうねー」

（* ＞＜）「モララーお兄ちゃんのカクテル! 久しぶりだから楽しみなんです!!」

（´<_｀　）「俺は初めてだな。ミルナから美味い美味いと聞いていたから期待してるよ」

（* ・∀・）「いやーそんなに期待されちゃうとバーテンダー冥利につきますなー。期待してて下さいねー！」
896：アルコール度数69度：2018/10/15(月) 09:32:05 ID:YY4UpNyE0: （　・∀・）(さて、何をつくろうかしらん。お客さんに『お任せで』って注文されるとテンパっちゃってオーナー任せにしていたのは以前の話)

（　・∀・）+(しっかり勉強したおかげで僕の頭の中には様々なカクテルレシピが詰まっているのさ!!)

（　・∀・）(まあ、ミルナやヒートさんと比べると全然だけどね、数は少ないし偏りあるし。それでも昔の僕よりは成長したのさ)

（　－∀－）(うーん、何作ろっかなー。せっかくお任せしてくれたんだし僕の得意なカクテルを作ってあげたいよな～)

川ﾟ -ﾟ)(まあ、モララーの好きに作らせたら確実にハーブリキュールが入ったカクテルだろうな)

川дﾟ川(どうせ薬草リキュールのカクテルだろうなぁ)
897：アルコール度数69度：2018/10/15(月) 09:32:33 ID:YY4UpNyE0: （　・∀・）+「よし! 決めた!! 1杯目なんだからシンプルに行こうじゃないか!!」

川ﾟ -ﾟ)「で、どんなハーブリキュールを使ったカクテルなんだ？」

（　・∀・）「あれ？なんでハーブリキュール使うって判ったの？『ドランブイ』を使った『ラスティ・ネール』作るつもりだけど」

川*д川「好物のカクテルだぁ! 使うスコッチはラフロイグ10年で頼むぜ!!」

（　・∀・）「あ、あの独特の匂いのやつね。りょうかーい」

（* ＞＜）(ミルナさんの好物のカクテルってどんなお酒なんでしょう。ワクワクするんです!)
898：アルコール度数69度：2018/10/15(月) 09:33:10 ID:YY4UpNyE0: 【ラスティ・ネール】

＜参考レシピ＞

・スコッチウィスキー…2/3
・ドランブイ…1/3

氷を入れたロックグラスに材料を注ぎ、ステアする。

甘いものはお好き？さらに強いお酒もお好き？
宜しい、そんなあなたにはこの『ラスティ・ネール』をオススメしましょう。
アルコール度数は30度後半。

名前の由来はその色からとって錆びた釘。
しかしその味わいは、ドランブイの濃厚な甘さとウィスキー本来の旨味を上手く引き立てる事で、決して錆びる事も朽ちる事もなく、酒飲み達の間で永く永く愛されている。
ポイントとしてはウィスキーにスコッチが指定されているところ。好みのスコッチを見つけて行きつけのバーでレシピを指定してみては如何だろうか？

余談だが作中内ではアイラモルトの『ラフロイグ10年』を使用している。独特のピート香とドランブイの甘さが絶妙にマッチングする。

またまた余談だがこの『ラスティ・ネール』は作者が1番好きなロングカクテルです。

.
899：アルコール度数69度：2018/10/15(月) 09:33:42 ID:YY4UpNyE0: （　・∀・）+「お待たせ致しました。『ラスティ・ネール』でございます」

川ﾟ -ﾟ)「頂こう」ゴクゴク

（* ＞＜）「頂きまーす」ゴクゴク

川*д川「美味ぇ美味ぇ。素人でも簡単に作れるカクテルとは言え、やっぱりモララーが作ると最高に美味ぇよなぁ」ゴクゴクゴクゴク

（´<_｀　）「しばらく飲んでなかった酒だが美味いな。しかしこんなに薬臭かっただろうか？いや、嫌いではないが」ゴクゴク

川*д川「ベースにアイラモルトの中でも匂いの強い『ラフロイグ10年』を指定したからなぁ。他のスコッチをベースにしたら味もガラッと変わるぜぇ」ゴクゴクゴクゴク

（´<_｀　）「成る程な。確かにシンプルなカクテルほどベースの酒で味はガラッと変わるよな。うん、美味いよ」
900：アルコール度数69度：2018/10/15(月) 09:34:13 ID:YY4UpNyE0: （* ＞＜）「今まで飲んだことの無い不思議な味わいなんです! ハチミツの甘さでとっても飲みやすいのに薬のような香りが煙って新感覚なんです!」ゴクゴク

（* ・∀・）「僕はウィスキーあんまし興味が無かったけど、アイラモルトの癖の強さは好きだなー。薬草リキュールに通じるものがあるしねー」チビチビ

川;ﾟ -ﾟ)(本来なら癖の強いアイラは初心者に敬遠されがちだと聞いたのだが。まあ、モララーだしな)ゴクゴク

川*д川「さてぇ、美味ぇ酒で身体も暖まったところで話を戻すかぁ」ゴクゴクカラン

（；・∀・）「相変わらず飲むの早いねー。んじゃ僕はその間に次のカクテル準備しておこうかな」
901：アルコール度数69度：2018/10/15(月) 09:34:41 ID:YY4UpNyE0: 川ﾟ -ﾟ)「モララー。次はジンベースのショートカクテルを頼む」

（　・∀・）「はいはーい。了解でーす」スタスタ

（´<_｀　）「彼女さん、素直ヒートさんとのデートプランね」ゴクゴク

（　＞＜）「頑張って考えるんです!」ゴクゴク

川ﾟ -ﾟ)「参考までに聞きたいんだが、過去の恋人とはどんなデートをしていたんだ？」ゴクゴク

川;д川「いやぁ、最後に彼女作ったのなんか高2の時以来だからなぁ。マトモにデートなんかしてた覚えが無ぇんだよなぁ」

川;д川「殆どがどっちかの家で1晩過ごしてオシマイとかだったしぃ。たまに外出してもカラオケ程度だったなぁ」

川;ﾟ -ﾟ)「君は学生時代から出不精だったのだな」
902：アルコール度数69度：2018/10/15(月) 09:35:24 ID:YY4UpNyE0: （´<_｀；）「まぁ高校生なら金も無いだろうし分からないでも無いがな」ゴクゴク

（　＞＜）「ずっとお家デートって何をして時間を潰すんですか？僕なら飽きちゃいそうなんです」

川ﾟ -ﾟ)「ビロード君。どうか君はそのまま純粋に育っておくれ」

（　＞＜）「？？」

（´<_｀；）(まぁ男子高校生が恋人作ったら、そりゃ猿みたいに盛るよね。俺もあの時は若かったなー)ゴクゴク

川д川「つー訳で俺の恋愛スキルはクソみてぇに低いんだぁ。お前らの話を聞いて参考にしてぇ」

（´<_｀　）「と言っても俺も最後に彼女いたのは2年前なんだよな。参考になるかどうか」
903：アルコール度数69度：2018/10/15(月) 09:36:04 ID:YY4UpNyE0: 川д川「そういやぁ、お前ぇ最近は女作んねぇよなぁ？ついに2.5次元に生きると決めたのかぁ？」

（´<_｀；）「単純に暇が無いんだよ、漫画が忙し過ぎる。それから2.5次元言うな」

川ﾟ -ﾟ)「なんだその2.5次元とは？」

川д川「こいつドルオタなんだよ」

川;ﾟ -ﾟ)「い、意外だな。そんな趣味を持ってるようには見えないのだが」

（´<_｀；）「ハハハ。まぁ、よく言われます」ゴクゴク

（　＞＜）「ドルオタって何ですか？」

川д川「アイドルオタクの略ぅ」

（　＞＜）「ほぇ～初めて知ったんです。あ、だから2.5次元なんですね」ゴクゴク
904：アルコール度数69度：2018/10/15(月) 09:36:52 ID:YY4UpNyE0: （´<_｀；）「まぁ、趣味は趣味でね、なかなか抜け出せなくて。ただやっぱり女性に理解されない趣味だから彼女が出来ても長続きないんですよ。さらに職種も職種だし」

川д川「まぁ趣味がアイドルオタクのエロ漫画家って字面だけみたら最悪だしなぁ」

川;ﾟ -ﾟ)「否定できないな」ゴクゴクカラン

（´<_｀；）「だからデートプランと言ってもねー。やっぱり付き合うタイプによって行く場所は変えたし、先ずはヒートさんがどんな感じの女性かによるよな」ゴクゴクカラン

川д川「鉄板のデートスポットみてぇのは無ぇのかぁ？」

（´<_｀　）「俺は酒飲みだからカウさんのテキーラバー『1,800』は〆によく使ったが、他には思いつかないな」
905：アルコール度数69度：2018/10/15(月) 09:37:37 ID:YY4UpNyE0: 川ﾟ -ﾟ)「姉さんは仕事柄、酒飲みだからな。夜のデートにバー巡りなんていうのも悪くは無いだろうが……」

（　＞＜）「僕、この前お兄様にとっても高そうなホテルバーに連れてって貰ったんですけど、正直このお家の方がずっと凄いなって思ったんです」ゴクゴクカラン

（´<_｀；）「酒飲みからしたらこの家はまさに天国だからな。同棲してるヒートさんからしたら下手な店に言っても逆効果かもしれんな」

川;д川「やっぱり引き篭もり自宅デートが最強って事じゃねぇかよぉ」

川;ﾟ -ﾟ)「別に酒飲むだけがデートじゃあるまい」

（´<_｀；）「と言うか家から出なきゃ本末転倒だろう」

（　・∀・）「話の最中に僕登場! ジンベースのショートカクテルをお持ちしましたー」
906：アルコール度数69度：2018/10/15(月) 09:38:04 ID:YY4UpNyE0: 川ﾟ -ﾟ)「その色とレシピに薬草リキュールを使った事から察するに、ふむ。『アラスカ』だろうか？」

（；・∀・）「色だけで判るってクールさん凄いね。ご明察の通り『シャルトリューズ・ジョーヌ』を使った『アラスカ』でございまーす」

（´<_｀　）「お、強いのを出して来たな。イイじゃないか」

川ﾟ -ﾟ)「モララー、ジンは何を使った？」

（　・∀・）「何だっけ？確か『タンカレー No10』だったと思う。前にクールさんがバランスの良いジンだって言ってたの思い出してさ」

川*ﾟ -ﾟ)「素晴らしい」
907：アルコール度数69度：2018/10/15(月) 09:38:55 ID:YY4UpNyE0: 【アラスカ】

＜参考レシピ＞

・ドライジン…3/4
・シャルトリューズジョーヌ…1/4

材料をシェーク、またはステアしてカクテルグラスに静かに注ぐ。

ジンベースカクテルの中でも知名度が高いショートカクテルの1つ。
シンプルだが素材の酒とバーテンダーの腕が味にしっかりと表れるカクテル。
アルコール度数は38度だが、指定するジンによっては40度を軽く超える。

蜂蜜の主張が強い『シャルトリューズジョーヌ』と素材となるジンのジェニパーの華やかさが上手く噛み合ったカクテル。
口当たりが良く、様々なスパイスの香りと蜂蜜の官能的な甘さが女性的な味わいを生み出す素晴らしい酒だが、度数を考えると立派なレディキラーである。
人に進める時は要注意だ。

余談だが、某有名お酒ブーン系小説の1シーンでドクオが手っ取り早く酔う為にワザと度数の強いアラスカを飲むシーンがある。
理由は不明だが、作者はあのシーンが大好きである。

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908：アルコール度数69度：2018/10/15(月) 09:39:37 ID:YY4UpNyE0: 川*д川「俺ぇ、『アラスカ』も好きなんだよなぁ。甘くて強い酒って最高だぜぇ」ゴクゴク

川*ﾟ -ﾟ)「うん。シャルトリューズの個性を殺さぬようにしっかりとジンが主張している。やはりジンベースは格別だ」

（´<_｀　）「うん、こっちもハチミツの主張が強いがさっきの『ラスティ・ネール』とはまた違った味わいだな」ゴクゴク

（* ＞＜）「さっきのカクテルに比べるとこっちはとっても華やかな甘さと香りが広がるんです。強いお酒だけどゆっくり味わうんです!」

（* ＞∀・）「『シャルトリューズ・ジョーヌ』はリキュールの女王だなんて呼ばれてるんだよ。まさに最高のリキュールだよねー」
909：アルコール度数69度：2018/10/15(月) 09:40:17 ID:YY4UpNyE0: 川ﾟ -ﾟ)「様々な文学作品にもシャルトリューズは登場しているな。『ふたりのこいびと』などは好きな本だ』

（　・∀・）(誰の本だろ？)

川ﾟ -ﾟ)「ちなみに著者は石井好子だ」ゴクゴク

（　・∀・）(誰の事だろ？)

川д川「どっちかってぇと緑の方が有名だけどなぁ。俺は甘党だから黄色の方が好きだけどぉ」ゴクゴクゴクゴク

（　・∀・）「まあ僕も緑の方が好きだけどね。あ、自分で作っといて何だけど美味しい。強いけど」チビチビ
910：アルコール度数69度：2018/10/15(月) 09:40:57 ID:YY4UpNyE0: 川ﾟ -ﾟ)「直ぐに潰れてくれるなよ？」ゴクゴク

（　・∀・）「今日はご飯をしっかり食べたし、そんな簡単には酔わないと思うよー。で、何の話？」

（´<_｀　）「いや、バー巡りなんて悪くないんじゃないかと話していたのだが」

（　・∀・）「？？わざわざ外に出なくてもミルナの家で何でも飲めるじゃない。ヒートさんもミルナもカクテル作れる訳だし」

（´<_｀；）「そういう結論になっちゃう訳だ」

川;д川「となると酒関係抜きに考えねぇとなぁ。ビロ坊ぅ、お前ぇは普段どんなデートしてるんだぁ？」ゴクゴクゴクゴクカラン

（　＞＜）「僕ですか？うーん、買い物や美術館。有名デザイナーやパタンナーの展示会とかが多いんです」チビチビ
911：アルコール度数69度：2018/10/15(月) 09:41:33 ID:YY4UpNyE0: （´<_｀　）「ファッション系の仕事をしてるのかい？」ゴクゴクカラン

（　＞＜）「デザイナー志望の服飾専門学生なんです!」

（´<_｀　）「なるほど、納得だ」

（　・∀・）「買い物も洋服関係が多いの？」チビチビ

（　＞＜）「そうなんです。ダイお姉ちゃんは強くてカッコイイけどあんまりファッションに興味は無いみたいなんで、僕がコーディネートするんです!」チビチビカラン

（´<_｀　）「ふむ。買い物デートなら悪く無いんじゃないか？ヒートさんも女性、お洒落に全く興味無いなんて事はないだろうし。ペニサスと違って」

川;д川「買い物デートなぁ。女の買い物って長ぇんだよなぁ」

（´<_｀；）「女はそういう生き物だと思って諦めろ」
912：アルコール度数69度：2018/10/15(月) 09:42:23 ID:YY4UpNyE0: 川ｰ -ﾟ)「全員が全員そうでは無い。とだけ言わせてもらおう」ゴクゴクカラン

（´<_｀　）「おっと失礼。ところでモララー君は普段どんな所に行くんだい？」

（　ー∀・）「デート先って事ですよね？うーん。苺娘さん、あっ、僕の彼女ね。苺娘さん任せだからなー」

（　ー∀ー）「最近だと刀剣の展示会とか、華道？の発表会だとかガラス細工の博物館とか」

（´<_｀　）「古風な人なんだな」

（　・∀・）「あっ、あとタランチュラ専門のペットショップ。あそこはもう行きたく無い」

（´<_｀；）「変わった人なんだな」
913：アルコール度数69度：2018/10/15(月) 09:43:02 ID:YY4UpNyE0: （　・∀・）「まぁ苺娘さんの趣味や興味のあるものに連れてって貰う感じかな？」チビチビ

（　＞＜）「ヒートお姉さんの趣味は何なんですか？」

川д川「酒ぇ」

（；＞＜）「あぅあぅ……早くも手詰まりなんです」

（´<_｀　）「逆にミルナの趣味に付き合わせてみるのはどうだ？」

川д川「酒ぇ」

（´<_｀；）「うん、俺が悪かった」
914：アルコール度数69度：2018/10/15(月) 09:43:33 ID:YY4UpNyE0: 川д川「あとネトゲ」

（；＞＜）「結局お家から出れないんです」

（；・∀・）「何か手詰まりになっちゃったね。もう1杯くらい何か作ってくるよ」チビチビカラン

（´<_｀　）「あぁ、ならリクエストいいかな？テキーラを使った酒を頼むよ」

（　・∀・）「了解でーす」スタスタ

川д川「あぁー。クールは普段どんな感じだぁ？」

川ﾟ -ﾟ)「私かい？そんなに変わった所へは行かないな。映画館やクラシックコンサートや買い物ぐらいか？」

川ﾟ -ﾟ)「少し変わり種なら、ハイ……恋人の趣味に付き合って野外フェスとやらに行ったくらいか？なかなか悪くなかったよ」

（´<_｀　）「野外フェスは良いんじゃないか？俺も結構好きだぞ」
915：アルコール度数69度：2018/10/15(月) 09:44:02 ID:YY4UpNyE0: 川;д川「いやぁ、あんまり人混みが凄いところは勘弁してくれぇ」

（´<_｀；）「注文が多過ぎる奴だなお前も」

川ﾟ -ﾟ)「まぁ確かに引きこもりの君にあの人混みは辛いかもな。というかヒー姉さんとのデートだろ？そこまで難しく考えなくて良いのでは？」

（　＞＜）「どういう意味なんですか？」

川ﾟ -ﾟ)「そのままの意味だよ。ミルナ、姉さんの性格をよく思い出してみてくれ」

川д川「あぁん？そうだなぁ、サバサバしてる割には面倒見が良いなぁ。あとは結構ガンコなとこがある職人気質ぅ」

川д川「他人に厳しく自分にも厳しいしぃ、努力を惜しまない熱い部分もあるなぁ。あとは病的なラム酒好きぃ」
916：アルコール度数69度：2018/10/15(月) 09:44:29 ID:YY4UpNyE0: 川ﾟ -ﾟ)「ミルナよ、確かに合っているが肝心な事を君は忘れているよ。いいか、あのヒー姉さんなんだぞ？」

川д川「あぁん？」

川ﾟ -ﾟ)「簡単な話だよ。姉さんとの出会いを思い出してみてくれ」

川д川「出会いってぇとぉ……」

（　・∀・）「はいはーいお待たせー。リクエスト通りのカクテル作ってきたよー」

（　＞＜）そ「うわっ! 綺麗な緑色なんです」

（´<_｀ *）「『モッキンバード』じゃないか! 〆に相応しいカクテルだ」

（；・∀・）「何でみんなして見ただけで判るんだろ？」
917：アルコール度数69度：2018/10/15(月) 09:44:59 ID:YY4UpNyE0: 【モッキンバード】

＜参考レシピ＞

・テキーラ…2/4
・ミントリキュール(緑)…1/4
・ライムジュース…1/4

材料をシェークしてカクテルグラスに注ぐ。

ミントリキュールの特徴はその色な訳だが、意外にもカクテルの世界では緑色の酒は多かったりする。
しかしその中でもテキーラを使ったカクテルとなると、いの一番に浮かぶのがこの『モッキンバード』であろう。
アルコール度数は26度前後。

ミントの刺激とテキーラの爽やかな酸味が想像以上にマッチ。
1口飲むと首を傾げて、もう1口。
2口飲むと頷いて、もう1口
3口飲むと飲み干していて、もう1杯。
そんなハマると抜け出せない絶妙な味わいがある。

気がついたら何度も何度もカクテルグラスに口付けているあなたの姿は、まるで啄木鳥(モッキンバード)の様。

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（ ・∀・）+糞ったれBAR NEETのようです川д;川