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( ・∀・)+糞ったれBAR NEETのようです川д;川

1同志名無しさん:2016/02/16(火) 08:25:09 ID:aEbUC3LQ0
前前スレ
【糞ったれBAR NEETのようです】

http://jbbs.shitaraba.net/bbs/lite/read.cgi/internet/13029/1420132513/l30


前スレ
【川д゚川 糞ったれBAR NEETのようです】

http://jbbs.shitaraba.net/bbs/lite/read.cgi/internet/13029/1435334962/l30



この作品はフィクションです。
お酒を飲むときは法律とマナーを守りましょう。

268同志名無しさん:2016/04/02(土) 13:02:39 ID:dME573jo0
でも酔うんでしょう?

269アル中:2016/04/02(土) 18:55:50 ID:m2PsR8sk0
>>268酔った

270同志名無しさん:2016/04/02(土) 19:11:05 ID:1vHk1ERo0
気のせいだろう さあ どんどん飲め…

271同志名無しさん:2016/04/02(土) 20:52:02 ID:ZsQdGFis0
呑みすぎて潰れたら投下来ないじゃないか
ほどほどにな

272アル中:2016/04/02(土) 21:13:06 ID:m2PsR8sk0
今日無理だわ
明日3つ、禁酒して投下する!
ビッチも投下する!

273同志名無しさん:2016/04/02(土) 21:23:35 ID:E7ryDVgs0
禁酒とか無理やろ

274同志名無しさん:2016/04/02(土) 21:51:37 ID:lwh1Ksxo0
シジミ飲めよ

275同志名無しさん:2016/04/02(土) 23:09:34 ID:C4Qu3G2c0
がんがれ

276同志名無しさん:2016/04/02(土) 23:14:38 ID:o4RZQb3A0
禁酒は意志が弱い奴がやる行為だぞ

277同志名無しさん:2016/04/03(日) 11:35:13 ID:Pi.efDyM0
13〜14時に
『OTAKUガールとマルガリータ』投下
酔ってない

278同志名無しさん:2016/04/03(日) 12:10:35 ID:b.cO5JJw0
やったね!

279同志名無しさん:2016/04/03(日) 12:22:05 ID:iC9R9hwU0
でも今から酔うんでしょ?

280同志名無しさん:2016/04/03(日) 13:40:07 ID:Pi.efDyM0
( ´_ゝ`)「俺たちがこのテキーラBAR『1800』の」

(´<_` )「特別名誉店長?」

||‘‐‘||レ「YES!! 是非ともお二人に、この店の特別名誉店長お願いしたいんです!!」

||‘‐‘||レ「日本を代表するテキーラ愛飲家のお二人がこの店をアピールして下さればこの店ももっと盛り上がる筈です!」

(;´_ゝ`)「要するにアピール係ってこと? しっかし俺ら程度にそんな影響力なんか無いぜ?」

(´<_` )「まあ、カウさんには日頃から世話になってるその程度の頼みを聞くのは問題ないが、兄者の言う通りじゃないか?」

||‘‐‘||レ「 何を言っているんですか!? お二人はあの『マルガリータの祝福』の作者さん!! 私達テキーラ好きにもOTAKUにも神様みたいな存在なんですよ!?」

||*‘ワ‘||レ「そんなお二人の御墨付きの店なんて……もし私だったら祖国からでも飛んで来るレベルです!! マニアからみたら堪りません!!」

281同志名無しさん:2016/04/03(日) 13:40:45 ID:Pi.efDyM0
(;´_ゝ`)「いやいやいや、そもそも特別名誉店長って言う肩書きだけど俺らがそんなことやったら逆にこの店の名誉が汚されるんじゃねえか?」

(´<_`;)「リスペクトしてくれる気持ちは有り難いが俺達は所詮、エロ漫画を描いているだけだからなあ」

||#‘‐‘||レ「NO!! そんなことはありません!! 『マルガリ』はHENTAIの枠を飛び越えた完璧なアート作品ですよ!!」

||‘‐‘||レ「成人向けエロ漫画にして累計売上部数2500万を超える大ヒット作!! 抜ける! 泣ける! 引き込まれる!! のキャッチコピーはまさに大正義!!」

||‘‐‘||レ「関連グッズは山ほど売れ、マニアからジワジワと広がった人気は今や女性や少年少女までを虜にしていくまさに傑作!!」

||‘‐‘||レ「そしてそんな素晴らしい作品を産み出したあなた方、流石兄弟こそ……そう!!」

||*‘ワ‘||レ「日本が産んだ! HENTAIの革命児なのですから!!」ドドン






( ´_ゝ`)「なっ……!?」

(´<_` )「なんて……!!」





.

282同志名無しさん:2016/04/03(日) 13:41:17 ID:Pi.efDyM0







【( ´_ゝ`)(´<_` )】


【HENTAIの革命児・流石兄弟】











(; _ゝ )「「なんて嬉しく無い名誉なんだ……!!」」( <_ ;)










.

283同志名無しさん:2016/04/03(日) 13:41:43 ID:Pi.efDyM0





【糞ったれBAR NEETのようです】




     【OPEN】





.

284同志名無しさん:2016/04/03(日) 13:43:11 ID:Pi.efDyM0

【ミルナ宅】


川д゚川「……でぇ? なぁんでその話の流れでお前らがウチに乗り込んで来ることになるんだよ糞ったれがぁ」

( ´_ゝ`)「いや、まあ。名誉店長なんて有り難い肩書きを頂くから、せめてこっちから何かお礼をさせてくれと言ったらだな」

(´<_` )「テキーラ大好きの俺らが作ったカクテルを1度でいいから飲んでみたいと言われて」

||*‘‐‘||レ「YES!! あの流石兄弟が作ったカクテルが飲める日が来るなんて!! 私! 日本に来て良かった!!」

川;д川「いやぁ、勝手に作れよんなもんよぉ。なぁんでウチに来るかねぇ?」

(´<_` )「いや、彼女の店の酒に勝手に手つける訳にはいかないだろ? しかし我が家にもそこまでカクテルの材料がある訳でもない」

( ´_ゝ`)「んで、ならミルナのとこなら何でもあるべ。ってな感じで……」

川#д川「おめえらは図々しいにも程があるだろうが糞ったれぇ!!」

ノハー⊿゚)「まあまあ、そう怒るなミルナ。ところでそこ金髪の彼女は聞いたところによると私と同業者ということかな?」

285同志名無しさん:2016/04/03(日) 13:43:42 ID:Pi.efDyM0
||*‘‐‘||レ「YES!! 初めましてミルナさん、ヒートさん!! 私は横浜の端っこにあるテキーラBAR『1800』のオーナーやってるカウだよ!!」

||*>ワ‘||レ「トレードマークはこのカウボーイハット! テキーラと日本のOTAKU文化をこよなく愛する現役レイヤーです!! よろしくね!!」

ノパ⊿゚)「レイヤー?」

(´<_` )「コスプレイヤーのことですよ。最近はたまにコミケの様子とかもニュースで流れたりするでしょ?」

( ´_ゝ`)「外人のコスプレイヤーや目立つからなぁ。まあその界隈ではカウちゃんは有名人なのさ」

ノハ;゚⊿゚)「はあ。コスプレ、ですか」

||‘‐‘||レ「YES!! 私の故郷はテキサスの田舎町だったから娯楽が少なかったんだ。そんな時に日本のアニメや漫画を知ってしまって」

||*‘ワ‘||レ「子供の頃から日本は憧れの国だったの!! だからコスプレしてる時はとっても幸せな気分になれるわ!! まさにCOOL JAPANね!!」

286同志名無しさん:2016/04/03(日) 13:44:24 ID:Pi.efDyM0
ノパ⊿゚)「外国人に日本のサブカルチャーが人気と聴いてはいたが本当だったんだな。それにしても日本語がお上手で」

||‘‐‘||レ「5歳からアニメで勉強したからね。初めて日本に来たのは16だったけど、その頃には殆ど問題なく喋れるようになってたよ」

川д川「はあぁん。まさに好きこそもののぉ、てかぁ?」

ノパ⊿゚)「本当にサブカルチャーがお好きなんですね」

(´<_` )「カウさんとは俺らの漫画のサイン会をやってる時に知り合ってね。いや、あの時は色々と衝撃だったよ」

(;´_ゝ`)「まさか金髪美女が主人公のコスプレして半泣きになりながら急に抱きついて来るとはなぁ」

||;‐ワ‘||レ「アハハ……あの時は感極まっちゃって」

川;д川「主人公のコスプレってよぉ? 確か殆ど水着みたいな服装じゃねえかぁ? よく捕まらなかったなぁ」

(´<_`;)「いや、まあ。似合いすぎてて誰も文句言えなかったしなあ」

( ´_ゝ`)「周りの客達も一瞬にカメコとなってパシャパシャ撮ってたし」

287同志名無しさん:2016/04/03(日) 13:44:46 ID:Pi.efDyM0
||*‘‐‘||レ「流石兄弟は私にとって神様みたいな人なんです!! 私がどれだけ『マルガリ』のことを愛してるかを伝えたくて!!」

||*‐ワ‐||レ「気が付いたら衣装まで自作してコスプレしちゃってました。エヘヘ……」

川д川「こんな馬鹿共が神様ねぇ」

(´<_` )「カウさんは本当に熱心に俺達を応援してくれてるからな。テキーラBARを経営してると聴いてすぐにお邪魔したよ」

( ´_ゝ`)「店の中もオタクグッズがたっくさん有ってさ。変に緊張しないで済むし、まあそっからは常連さ」

ノハー⊿゚)「しかし、珍しいな。女性が成人向けの如何わしい漫画のファンだなんて」

(;´_ゝ`)「い、如何わしいって……」

(´<_`;)「いやまあ否定は出来んが」

||#‘‐‘||レ「NO!! ヒートさん!! あなたは『マルガリータの祝福』を誤解していますよ!!」

||#‘‐‘||レ「あれはただのHENTAI漫画ではありません!! 究極のエロス! 最悪のグロテスク! そして神話のように美しい作画とストーリー!!」

||#‘‐‘||レ「あれは正に日本のOTAKU文化を更なる高みへ昇らせる最高傑作なんです!! 読まないなんて人生の12割を損していますよ!!」

288同志名無しさん:2016/04/03(日) 13:45:14 ID:Pi.efDyM0
川;д川「見積もりおかしいだろうがぁ。まあ面白いのは否定しねぇがなぁ」

ノハ#゚⊿゚)「なっ!? ミルナも読んでいたのか!? 私と言うものがありながらエッチな漫画にうつつを抜かすなんて!!」

川д川「単純にストーリーが好きなんだよぉ。そこらの少年誌なんざぁ比べ物にならねぇくらいクオリティ高いしなぁ」

||*‘‐‘||レ「YES!! 『マルガリ』はまさに最高傑作なんですよ!! さあさあ、ヒートさんも読んでみましょう!! 特に4巻はオススメです!!」

ノハ;゚⊿゚)「う、うーん。そこまで言うなら後でミルナに借りてみるかな」

||*‘‐‘||レ「YES!! また一人ファンが増えますね!! ヒートさんもきっと直ぐに『マルガリ』信者の一員になりますよ!!」

川д川「俺も漫画は基本ブーン系しか読まないがなぁ。まあアレは別格だなぁ、表紙絵なんざぁまるで絵画みてぇだしぃ?」

ノパ⊿゚)「ほう。それは楽しみになってきたな」

||*‘ワ‘||レ「『マルガリータの祝福』の魅力の1つは妥協を許さないあの美しいイラストですね!! 私は特に6巻の表紙が……」














(;´_ゝ`)「あの〜……一応作者の俺らの前なんだけども」

(´<_`;)「誉め殺しは恥ずかしいから、勘弁してくれ。いや嬉しいが」

289同志名無しさん:2016/04/03(日) 13:45:57 ID:Pi.efDyM0
…………………………………

……………………………

……………………

……………

………



290同志名無しさん:2016/04/03(日) 13:46:34 ID:Pi.efDyM0
川д゚川「まあ酒と場所をくれてやるのは構わねぇがぁ」

ノパ⊿゚)「そもそもお二人はカクテルを作れるんですか?」

(;´_ゝ`)「あー、まあ。作れるかと聞かれると答えに困るのだが」

(´<_` )「一応作れる、かな。厳密にはマルガリータのみだが」

||*‘‐‘||レ「二人のブログに載っているマルガリータの写真を見てから! 流石兄弟が作るマルガリータを何度、夢に見たことか!!」

川д川「あぁ、そういやぁブログもやってたなぁ。お前らぁ」

(´<_` )「最近は妹者もハードドリンクを嗜むよいたになったからな。マルガリータをよく作ってやるんだよ」

( ´_ゝ`)「つっても外で作る機会なんて無かったからねー。まあ、期待せず飲んでみてくれよ」

291同志名無しさん:2016/04/03(日) 13:47:14 ID:Pi.efDyM0
||*つ‐;||レ「うぅ……ついにお二人のマルガリータが飲める! 日本に来て良かったよ、ダディー」グスン

川;д川「いくらなんでも大袈裟だろうにぃ」

(´<_` )「さて、じゃあ作るか兄者」

( ´_ゝ`)「だな、弟者。一杯目はどんなのにする?」

(´<_` )「シンプル過ぎてもつまらないからな。インパクトの強いブルーにしようか」

( ´_ゝ`)「把握した。ミルナ、酒貰うぜ」

川д川「好きにしなぁ」

292同志名無しさん:2016/04/03(日) 13:55:33 ID:Pi.efDyM0


【ブルー・マルガリータ】


<参考レシピ>

・テキーラ(ブランコ)…1/2
・ブルーキュラソー…1/4
・ライムジュース…1/4

材料を氷と共にシェークして、塩でスノースタイルにしたカクテルグラスに注ぐ。


マルガリータの変形レシピとしてもっとも有名なものが美しい蒼が特徴の『ブルー・マルガリータ』だろう。
アルコール度数はばらつきがあるが25°前後。

材料にブルーキュラソーが入るためにどうひても着色料の、人工的な味が広がるがご愛嬌。
デートの時に会話のとっかかりにでもいかがだろうか?

作る時は蒼を綺麗に出すためにも白いテキーラを使うこと
.

293同志名無しさん:2016/04/03(日) 13:57:36 ID:Pi.efDyM0
(´<_` )「お待たせしました」

( ´_ゝ`)「『ブルー・マルガリータ』でございます。ってな感じ?」

||*‘‐‘||レ「OH! 綺麗なブルー!! やっぱりブルーキュラソーはカクテルに欠かせないね!!」

川д川「さてさてぇ、んじゃ飲むかねぇ」チビ

ノハー⊿゚)(とは言え素人の作ったものだ。あまり期待は出来ないが……)チビ

ノパ⊿゚)そ(……ん!?)

川*д川「おぉ……? 意外とぉ」チビチビ

||*‘‐‘||レ「YESYESYES!! スッゴク美味しいよ!! プロの私が作るよりも美味しいかも!!」ゴクゴクゴクゴク

(´<_` )「おっ。好評みたいだな兄者」

( ´_ゝ`)「うむ、流石だな、弟者」

294同志名無しさん:2016/04/03(日) 13:58:08 ID:Pi.efDyM0
川д川「何だぁこれぇ、レシピ変えてんのかぁ?」ゴクゴク

(´<_` )「ちょっとした工夫だけだよ。好きなものは極めたくなるタチでね」

( ´_ゝ`)「ま、可愛い妹者に飲ませるからねぇ。半端なもんは作れないのよ。次はどうする? 弟者」

(´<_` )「ふむ。バリエーションで有名どころと言ったらフローズンスタイルだろうか?」

( ´_ゝ`)「最近暖かくなってきたからな。季節を先取りーってな感じで作るか。弟者?」

(´<_` )「ああ、もうこっちは準備完了だ。兄者?」

( ´_ゝ`)「ほいほい〜ブレンダーもOKだぜ」

ノパ⊿゚)「やはり双子だけあって息ピッタリだな」

川;д川「いやぁ、俺は何でアイツらが俺の家のバーカウンター内の機材の位置まで把握してるのかが気になるんだがぁ」

||*‐ワ‐||レ「今日は幸せな日だなー……」

295同志名無しさん:2016/04/03(日) 14:05:03 ID:Pi.efDyM0


【フローズン・マルガリータ】


<参考レシピ>

・テキーラ…1/2
・ホワイトキュラソー…1/4
・ライムジュース…1/4
・砂糖…適量

クラッシュドアイスと共にブレンダーで材料をブレンドし、塩でスノースタイルにしたシャンパングラスに入れる。


『ダイキリ』と共にフローズンスタイルとしても人気があるマルガリータ。
アルコール度数はばらつきがあるが30°前後。

ブレンダーが無いと作るのが困難な為、どちらかと言うと自作するよりも外で飲む機会が多いカクテル。
かき氷のような見た目とヒンヤリとした食感が癖になってついつい飲んでしまう。

ただし、結局のアルコール度数は高めなので注意。

.

296同志名無しさん:2016/04/03(日) 14:07:35 ID:Pi.efDyM0
||*‘‐‘||レ「冷たくて美味しい! デザートみたいにどんどん飲んじゃうよ!!」シャクシャク

川*д川「フローズンスタイルなんざぁ久々に飲んだが美味えなぁ、うん」シャクシャク

ノハ*゚⊿゚)「マルガリータの変形の割りには飲みやすいのがいいな。私のような女でも飲みやすい」シャクシャク

川д川「この程度だったらアイシスの糞ったれも飲めるだろうなぁ。飲みなれて無い奴にも打ってつけだわなぁ」

( ´_ゝ`)「季節によっては果物を入れても美味いんだよなぁ。桃に苺にキウイにリンゴ」

(´<_` )「『ストロベリー・マルガリータ』は邪道なんて言うやつもいるが俺達は好きだしな」

川д川「まあ新鮮な果物を入れたカクテルは美味いわなぁ」

||*‘‐‘||レ「ふぅ……美味しかった」カラン

ノハー⊿゚)「夏場に飲みたくなるよな。ああ、ところで」

297同志名無しさん:2016/04/03(日) 14:07:59 ID:Pi.efDyM0
ノパ⊿゚)「お二人は本当に素人なんですか? プロの舌から見てもかなり完成度の高いカクテルを作るようですが」

(;´_ゝ`)「ああーそれね。マルガリータを振る舞うとたまーに誤解されんだけどさ」

(´<_` )「俺達が美味く作れるのは、何故かマルガリータだけなんですよ。他のカクテルは点でダメでして」

川д゚川「?? どういう意味だぁ」

( ´_ゝ`)「んじゃ、まあほら。試しにシャカシャカーっと」シャカシャカ

(´<_` )「『ギムレット』です。もちろん真剣に作りました」

ノパ⊿゚)「頂きます……ん?」チビチビ

ノハ;ー⊿゚)「これは、酷いな。うん」

(´<_`;)「何故かマルガリータ以外は本当にダメでして。やはり興味の問題なんですかね?」

(;´_ゝ`)「まあ俺達はテキーラにしか興味無いしな。カクテルつってもマルガリータ以外はあんまり飲まないし」

川;д川「まぁた変わった体質だわなぁ」

298同志名無しさん:2016/04/03(日) 14:08:25 ID:Pi.efDyM0
(´<_` )「マルガリータこそテキーラの本質を100%引き出せる究極のカクテルと信じているからな」

( ´_ゝ`)「さてと、とりあえず次で最後にすっかね? もちろん最後は決まってるよな? 弟者」

(´<_` )「ああ、もちろん。言うまでも無くアレだろ?」

( ´_ゝ`)「流石だな、弟者。ベースはもちろん?」

(´<_` )「オーガニックテキーラの代表『ドン・アルバロ』。兄者、副材料は?」

( ´_ゝ`)「新鮮なオーガニックライムに、オーガニックのアガヴェネクター」

(´<_` *)「ふふっ、流石だな兄者」

(* ´_ゝ`)「さて、それでは作るか! 流石なアレを!!」

(´<_` *)「拘りに拘りぬいた新しい、流石なマルガリータを!!」









(* ´_ゝ`)b「「流石だよな、『オーガニック・マルガリータ』」」d(´<_` *)







.

299同志名無しさん:2016/04/03(日) 14:15:03 ID:Pi.efDyM0

【オーガニック・マルガリータ】


<参考レシピ>

・オーガニック・テキーラ(ブランコ) …1/2
・オーガニック・ライムジュース…1/4
・オーガニック・アガヴェネクター …1/4


材料を氷と共にシェークする。好みによって塩を着けたスノースタイルのカクテルグラスに注ぐ。


日本テキーラ協会オリジナルレシピ。
まさに有機栽培のオーガニック材料に拘りぬいて作った究極のマルガリータ。
アルコール度数は20°前後。

キュラソーを抜いた代わりにアガヴェネクターを使用するために非常に甘い。
それでいてライムの酸味とテキーラの辛さが非常に心地よい1杯。

完璧な再現は難しいかもしれないが、気になったらテキーラバーなどでアガヴェネクター入りのマルガリータを作ってもらってはどうだろうか?



.

300同志名無しさん:2016/04/03(日) 14:19:08 ID:Pi.efDyM0
ノハ*゚⊿゚)「甘い! それにサッパリしてて美味いぞ!!」

||*‘‐‘||レ「この甘さは……アガヴェ・ネクターですね!!」

( ´_ゝ`)b「流石だな、カウちゃん。テキーラの原料であるアガヴェから作った激甘のシロップさ」

(´<_` )「甘いだけでは無くテキーラ独特の爽やかな酸味がしっかり口に残る。当然テキーラとの相性は完璧さ」

(´<_` )「今回ベースにした『ドン・アルバロ』は有機認証を受けたオーガニック・プレミアム・テキーラだ。ハーブのような香味が特徴さ」

( ´_ゝ`)「このレシピは日本テキーラ協会のオリジナルらしくてな。再現は難しいがクオリティはまさに流石。って訳さ」

ノハ*゚⊿゚)「……塩も無くキュラソーも入って無いからか、かなり今までのマルガリータのイメージからは離れているが」

川*д川「美味いぞぉ! 甘くて強くて甘党ハードドリンカーの俺には最高だぁ!!」ゴクゴクゴクゴク

||* >ワ‘||レ「YES!! さいっこうに美味しいです!! 明日から私の店でも再現してみますね!!」ゴクゴクゴクゴク

301同志名無しさん:2016/04/03(日) 14:19:29 ID:Pi.efDyM0
(* ´_ゝ`)「いや〜そこまで喜んでくれると作った甲斐があったね」

(´<_` )「まあ、カウさんにもカウさんの店にも世話になっているからな。なんてことは無いさ」

||*‘‐‘||レ「こんなに美味しいニューレシピに、伝説の流石兄弟が名誉店長となって宣伝してくれれば……私の店だけじゃなくテキーラブームが再熱するかも!!」

川д川「まあ、正直こいつらのネームバリューは侮れねえからなぁ。上手いこと盛り上がるんじゃねえのぉ?」

(;´_ゝ`)「いや、俺らはただのエロ漫画家なんだが」

(´<_`;)「しかも副業だし」

ノハー⊿゚)「少し疑問なのだが、彼らはそんなに有名人なのか? 漫画が売れているのは分かったが」

川д゚川「まあ色んな著名人が読んでるから口コミでぇって感じだろうなぁ。成金マニーも読んでるしぃ」

302同志名無しさん:2016/04/03(日) 14:19:52 ID:Pi.efDyM0
||‘‐‘||レ「YES!! 今では有名な女優さんや俳優さんまで読んでるって噂なんです!! 特にある小説家が流石兄弟の大ファンなものでして」

||‘‐‘||レ「テレビや雑誌に出る度に『マルガリ』の宣伝をしてくれるんです!! 自作品はそっちのけで!!」

ノハ;゚⊿゚)「それは小説家として大丈夫なのだろうか?」

( ´_ゝ`)「ああ、あの人か。直接会った事は無いがいつかお礼は言いたいよな」

(´<_` )「同じ小説家として尊敬もしている。そんな人がファンにいてくれると有り難いしな」

川д゚川「ふぅん、そんな変わった奴が要るんだなぁ。何て奴だぁ?」

(´<_` )「ああ、最近はコメンテーターとしてもよくメディアに露出しているからな。確か名前は……」

303同志名無しさん:2016/04/03(日) 14:20:20 ID:Pi.efDyM0
…………………………………

……………………………

……………………

……………

………



304同志名無しさん:2016/04/03(日) 14:21:04 ID:Pi.efDyM0
(´ >_< `)「くしゅんっ!」

<(' _'<人ノ「どうしました小練君? 風邪でしょうか」

(´・_・`)「どうせどっかの下らない人間が悪口言っているだけさ。それより丁度終わったよ高崎さん」スッ

<(' _'<人ノ「きっかり〆切りの1週間前。いつもご苦労様です小練君」

(´・_・`)「こんな下らない物を書くのにダラダラ時間を使いたくないだけさ。コーヒー入れるけど飲むかい、高崎さん?」

<(' _'<人ノ「私は紅茶でお願いします、小練君」

(´・_・`)「ああ、分かったよ高崎さん」テクテク

(´・_・`)「……」コトコトコト

(´・_・`)「……ブレンドにティースプーン1杯分のテキーラを入れて。っと」コトコトコト

<(' _'<人ノ「相変わらずコーヒーにテキーラを入れるんですね、小練君」

(´・_・`)「うん、まあ当然だよね。高崎さん」

<(' _'<人ノ「私はジョジョ派だから同意は出来ませんけどね、小練君」

(´・_・`)「それは本当に残念だと思うよ高崎さん。何て言ったって僕は『マルガリ』派の……」コトコトコト

305同志名無しさん:2016/04/03(日) 14:21:48 ID:Pi.efDyM0








(´・_・`)「流石兄弟ファンクラブ、会員No000001。『マルガリータの祝福』信者」




(´・_・`)「『爆弾小説家』の小練ショーンだからね」







.

306同志名無しさん:2016/04/03(日) 14:22:35 ID:Pi.efDyM0








      【CLOSE】







.

307同志名無しさん:2016/04/03(日) 14:23:07 ID:Pi.efDyM0
おしまいける。
これ夜までにもう1話間に合うかぁ?

308同志名無しさん:2016/04/03(日) 14:47:06 ID:M58HCqVQ0

ふぁいと

309同志名無しさん:2016/04/03(日) 15:13:58 ID:b.cO5JJw0
この話をやっと読めたよ!!!
夜もがんばってほしい。おつおつ

310同志名無しさん:2016/04/03(日) 17:16:05 ID:olKHMWXU0
えっ酔ってないの?
おつ!

311同志名無しさん:2016/04/03(日) 19:23:56 ID:LKsbdpAI0
酔ってる訳では無いがネタが浮かばない……
火曜日まで待って下さい。ごめんよ……ごめん……

月曜日次第なのですが
次回は恐らく『オサムとアブサン』

312同志名無しさん:2016/04/03(日) 20:47:10 ID:olKHMWXU0
アブサンきたああああ一番好きな酒ええええ

313同志名無しさん:2016/04/03(日) 21:12:37 ID:IioxyS9E0
アブサンの名前初めて知ったのは歯車だったな

314同志名無しさん:2016/04/03(日) 21:24:09 ID:s9kEMLgM0
おまおれ

315同志名無しさん:2016/04/04(月) 06:53:08 ID:DJLIm1vw0
乙乙!フローズン・マルガリータ飲んでみたい
会員No000001ってもはや信者のレベルだな

316同志名無しさん:2016/04/04(月) 09:25:37 ID:d5JwPYsg0
信者って名乗ってるし……

317同志名無しさん:2016/04/05(火) 17:56:08 ID:ZhCSv5qk0
酔っぱらって全治一ヶ月の火傷を追ったアル中です。
22〜23時に『オサムとアブサン』を投下。

318同志名無しさん:2016/04/05(火) 18:14:49 ID:FNES1kyM0
何やってんだ…

319同志名無しさん:2016/04/05(火) 18:22:39 ID:ZkXBtkp.0
患部に酒でもぶっかけときゃ治るよ

320同志名無しさん:2016/04/05(火) 22:22:29 ID:ZhCSv5qk0
【料理教室 「あらやだ」】



【+  】ゞ゚)「わざわざお休みの日に申し訳ありません。先生」

(゜д゜@「あらやだ! 気にしなくていいわよ棺さん! それにしても本当に私が料理教室を開く前のレシピ集なんかでいいのかしら?」

【+  】ゞ゚)「ええ、もちろんですよ。先生からお教え頂いた料理は嫁からもとても好評でして。是非とも新しいレシピを、と思っていたものですから」

(゜д゜@「あらやだ! 棺さんったら嬉しい事を言ってくれちゃって!! 貴方は筋がいいからその程度のレシピなら直ぐに作れちゃうわよ!」

【+  】ゞ^)「先生のような素敵な女性に褒めて頂けるとは、とても励みになりますね」ニコリ

(゜д゜@「あらやだ! 相変わらず口が上手いんだから! ……あ、そうそう」

∪⊂(゜д゜@「オサムちゃん? 確かお酒飲む人だったわよね? 良かったらコレ、貰ってくれないかしら?」ガサッ

【+  】ゞ゚)「おや……これは……?」

321同志名無しさん:2016/04/05(火) 22:23:07 ID:ZhCSv5qk0
【+  】ゞ゚)(『メーカーズマーク・ブラックトップ』。ですか)

【+  】ゞ゚)「本当に頂いても宜しいのでしょうか? 現在はもう終売品となった高級酒ですが?」

(゜д゜@「あらやだ! 気にしないでいいのよ!! 主人の仕事の取引先に頂いたはいいけど、ウチの主人は肝臓やっちゃって飲めないし」

(゜д゜@「私もお酒なんか価値も分からなきゃ飲みもしないもの。それだったら好きな人に飲んで貰った方が百倍マシって話よ!」

【+  】ゞ^)「それはそれは……では有り難く頂戴致しますね」ニコリ

(゜д゜@「あらやだ! ありがとうね棺さん! それでは次の教室でお会いしましょう! 」

【+  】ゞー)「次の水曜日ですね、楽しみにしています。お時間頂いて申し訳ございませんでさした、失礼致します」ペコリ



ガチャ バタン



(゜д゜@「……」

(゜д゜@「……顔に刺青の入った赤毛のお兄ちゃんが私の料理教室に参加した時は恐ろしくて堪らなかったけど」

( ^ д^ @「あらやだ。人って見かけによらないわね、棺さんってどの生徒さんよりも真面目なんだもの」

322同志名無しさん:2016/04/05(火) 22:23:31 ID:ZhCSv5qk0
…………………………………

……………………………

……………………

……………

………



323同志名無しさん:2016/04/05(火) 22:23:56 ID:ZhCSv5qk0
【丸ノ内 大通】


【+  】ゞ゚)「さて、話の流れで高級バーボンを頂いてしまいましたが……」

【+  】ゞ゚)(私はあまりバーボンを好んで飲む。という訳ではありませんから困りました。嫁もスピリッツはせいぜいテキーラくらいですし)

【+  】ゞー)(「夜を愉しむ仲」女性達の中に、この酒の価値が解る人がいるようには思えませんね。どうしたものでしょうか)

【+  】ゞ゚)(……ふむ)

【+  】ゞ゚)(ここはやはり、「彼」にお願いしましょう)

【+  】ゞ゚)「」ピッ プルルル……

【+  】ゞ゚)「お久しぶりです、棺です。突然ですが、知り合いから珍しいお酒を頂きましてね? ええ、バーボンを」

【+  】ゞ゚)「もし宜しかったらお渡ししたいので今からお伺いしても? ……ああ、それは良かった。では今からお伺い致します」

【+  】ゞ゚)「では、また後程。『ミルナさん』」ピッ







【+  】ゞ^)(酒で困ったら、此方さんに頼るのが一番ですね)ニコリ







.

324同志名無しさん:2016/04/05(火) 22:24:40 ID:ZhCSv5qk0





【糞ったれBAR NEETのようです】




     【OPEN】





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325同志名無しさん:2016/04/05(火) 22:26:04 ID:ZhCSv5qk0
ガチャ カランカラン


【+  】ゞ゚)「こんばんわ、ミルナさん」

川д川「おぉ、久々だなぁオサムゥ」

( <●><●>)「お、オサムじゃねえか? こないだ振りだな」

【+  】ゞ^)「おや、ワカッテマスさんもいらしてたんですね。あの時はどうも」ニコリ

川д゚川「あぁん? どっかで会ったばっかりなのかぁ?」

( <●><●>)「ぽぽと買い物してたら偶然にオサム夫婦と会ってな。軽く飲んだんだよ」

川д川「なぁるほどねぇ」

ノパ⊿゚)「ミルナ、客人か? ドアベルが鳴った音がした気がしたが……?」

ノハ;゚⊿゚)そ「……ひっ!?」

【+  】ゞ゚)「おや?」

326同志名無しさん:2016/04/05(火) 22:26:35 ID:ZhCSv5qk0
川д゚川「あぁ、オサムは会うの初めてだったよなぁ? こいつはヒートォ。色々あって付き合うことになってなぁ? 一緒に住んでる訳よぉ」

【+  】ゞ゚)「あなたがミルナさんの恋人でしたか。初めまして、私の名前は棺オサム。現在は都内の小さなスタジオでボイストレーナーとして働いています」

【+  】ゞー)「嫁のしぃと一緒にミルナさんには大変お世話になっておりまして。ミルナさん同様、今後とも仲良くして頂けたら幸いです」ペコリ

ノハ;゚⊿゚)「あっ、あぁ……素直ヒートだ。えぇと、クールの姉だ。妹から棺さん? のことは聴いていてな、うん」

【+  】ゞ^)「おや? クールさんのお姉様でしたか。どおりでお美しい方だ。凛とした立ち振舞いの中に、可憐な少女のような可愛らしさが垣間みえますね」ニコリ

ノハ;^⊿^)「は、はは……ど、どうも」

327同志名無しさん:2016/04/05(火) 22:27:26 ID:ZhCSv5qk0
ノハ;゚⊿゚)「おい、ミルナ! ちょっと来い!」

川;д川「あぁん? 何だってんだいきなりぃ?」

ノハ#゚⊿゚)「いいから来い!!」


<ナンナンダ アノ オソロシイ イレズミ オトコワ!?
<イイヤツジャネェカァ
<ミタメニ インパクトガ アリスギルダロォ


【+  】ゞ゚)「おや? 怖がらせてしまったでしょうか?」

(;<●><●>)「まあ顔面に棺桶の刺青入って、真っ赤なロン毛なら仕方ねーだろ。つーか相変わらず気持ち悪ぃくらい堅苦しい奴だなぁ」

【+  】ゞ゚)「ワカッテマスさんもなかなか紳士的な立ち振舞いをされる方だと存じておりますが?」

( <―><●>)「ケッ。俺は仕事柄、仕方なくやってるだけだっつぅの。結婚したっつうのにメスガキ共が無駄に擦り寄って来やがって……!」

【+  】ゞ^)「フフッ。羨ましいお悩みですね」

328同志名無しさん:2016/04/05(火) 22:29:03 ID:ZhCSv5qk0
川;д川「おぉ、待たせたなぁ。ったくよぉ、ヒートの奴めぇ」

【+  】ゞ゚)つ∪「いえいえ、お気になさらず。では早速ですがこちらをお渡ししますね」ガサッ

川*д川「おぅ、サンキューなぁ。メーカーズの黒なんざぁ、なかなか手に入んねぇからなぁ」

(;<●><●>)「はっ? メーカーズの黒だと!? んなレアなバーボンをどっから手に入れたんだ!?」

【+  】ゞ゚)「趣味で通っている料理教室の先生から頂きまして。以前、世間話の延長で酒を嗜むと口にした事を覚えて下さっていたようで」

(;<●><●>)「そういや料理が趣味だっつってたな? 全くもって似合わねぇな、おい」

【+  】ゞ゚)「フフッ。よく言われますよ」

川;д川 「しぃは料理がてんでダメだからなぁ。家では家事はオサムがやってんだっけかぁ?」

【+  】ゞー)「嫁の方が稼いでくれますからね。お恥ずかしい話ですが」

329同志名無しさん:2016/04/05(火) 22:30:31 ID:ZhCSv5qk0
( <―><●>)「今の時代、んな恥じるようなもんでもねぇだろ。専業主夫なんつーのも居るんだからよ」

【+  】ゞ゚)「そう言って頂けると、有りがたいです」

川д川「さてぇ、話もそこそこだし酒でも飲むかぁ。オサムはいつものでいいのかぁ?」

【+  】ゞ゚)「ええ、お願い致します」

( <●><●>)「オサム、俺もメーカーズ貰っていいか? 黒なんざ久しく飲めてねぇんだよ」

【+  】ゞ゚)「是非とも。味の解る方に飲んで頂いた方が本望です」

(*<●><●>)「サンキュー。つう訳でミルナ、俺はメーカーズマークな。」

川д川「へいへぃ、まぁ先ずはオサムの酒からなぁ。オサムゥ、スタイルはどうするんだぁ? ファウンテンの準備なら出来てるがぁ……」

【+  】ゞ゚)「そうですね。今日はシンプルにボヘミアンスタイルでお願いします」

330同志名無しさん:2016/04/05(火) 22:31:12 ID:ZhCSv5qk0
川д川「了解ぃ。最初の銘柄はコレでいいだろぉ?」ドンッ

(;<●><●>)そ「うげっ!? その酒は……!?」

【+  】ゞ゚)「おや? ワカッテマスさんは『アブサン』をご存じで?」

( <●><●>)「アブサン? 確か前にモララーが似たような瓶で飲んでいたのは『ぺルノー』って名前だった気が」

【+  】ゞ゚)「なるほど、そういう事でしたか」

川д川「んじゃ、アブサンのボヘミアンスタイルでも実演しながらぁ、そこら辺を説明すっかねぇ?」

331同志名無しさん:2016/04/05(火) 22:31:36 ID:ZhCSv5qk0


【ぺルノー・アブサン】


まさに本家本元のアブサン。
製造禁止以前の当時のレシピを元に作っている為、味わいは流石のバランス。
アルコール度数は68°。

日本でよく見るとアブサンといえばこのぺルノーのアブサンだろう。
比較的入手しやすい銘柄なので、自宅に1本常備することをオススメする。

ちなみにぺルノー社から出ている『ぺルノー』という酒とは別物なので、ややこしいが注意が必要だ。


.

332同志名無しさん:2016/04/05(火) 22:33:20 ID:ZhCSv5qk0
川д川「さてぇ、先ずは専用のアブサングラスを用意してだぁ。その上にアブサンスプーンを乗せるぅ」コトッ

( <●><●>)「グラスも何か大層なデザインだなぁ? 昔の壁画とかに出てくる杯って感じだ。それにこのアブサンスプーン?」

( <―><●>)「スプーンっつうよりもバターナイフみてえな形状だな? っていうか何で面の部分にポツポツと穴が空いてんだ?」

川∀川「ケッケッケッ、まあ見てなってぇ。アブサンスプーンの上に角砂糖を乗せてぇ、さらにその上からアブサンをチロチロ注ぐぅ」

( <●><●>)「あ、穴っぽこから角砂糖を通った酒が流れて来やがった。なるほど、その為の穴か」

川д川つi そ「さぁてぇ、ここからが通称『ボヘミアンスタイル』の真骨頂だぁ。先ずは香りが移りにくいマッチに火を付けてぇ……?」シュボッ

( <●><●>)「お?」

川∀川「角砂糖に点火ぁ!! ってなぁ」ボワッ!!

( <●><●>)そ「おお!! 角砂糖が青白く燃えてやがる!!」

333同志名無しさん:2016/04/05(火) 22:33:59 ID:ZhCSv5qk0
【+  】*ゞ゚)「フフッ。美しい焔だ、陽炎の様に揺らめき、蜉蝣のように、儚く」

(*<―><●>)「しかも燃えて熔けた砂糖がアブサンの方に垂れ落ちて、アブサン自体もちょくちょく燃えてやがるな。はぁ……面白ぇ」

川д川「ある程度燃えて熔けたらぁ、水を上からぶっかけて消火ぁ。溶け残った砂糖ごとアブサンスプーンでかき混ぜてぇ」ジュッ クルクル

川д川「氷をぶっこんでぇ……ほれぇ、出来上がりってなぁ」スッ

【+  】ゞ゚)「頂きます」

【+  】#ゞ゚)「」ゴクゴクゴクゴクッ!!

(;<●><●>)「おいおい、アブサンって度数高かったんじゃねえのかぁ? 本で60°前後が大半って読んだ記憶があるぜぇ?」

川д川「要するに水割りだしなぁ、砂糖も入ってるからゴクゴクいけちまうんだぁ。酒飲みからしたらスポーツドリンクみたいなもんよぉ」

( <●><●>)「ふぅん。しっかし水が入ると白濁するのはモララーが飲んでた『ぺルノー』と一緒なんだな」

川д川「あれはアブサンを真似て作ったパスティス系のリキュールだしなぁ。白濁するのもアニスの作用のせいだしぃ」

( <●><●>)「?? 真似て作った? んなパクリの酒なら売れねぇんじゃねぇのか?」

川д川「そこら辺はちぃと訳ありでなぁ」

【+  】*ゞ゚)「……ふぅ。ご馳走さまです」カラン

334同志名無しさん:2016/04/05(火) 22:41:53 ID:ZhCSv5qk0
川д゚川「おぉ、一息で飲んだのかぁ。次は何飲むぅ?」

【+  】ゞ゚)「そうですね。スイス産の『アルテミシア』をお願いします」

川д川「了解っとぉ。同じくボヘミアンスタイルで飲みなぁ」ゴトッ

( <●><●>)(アブサンっつぅのもバーボンみてぇに色んな銘柄があんのか。てっきり1種類だけかと思ってたわ)

335同志名無しさん:2016/04/05(火) 22:42:21 ID:ZhCSv5qk0


【アルテミシア・クランディスティン】


スイスのアブサン。
直訳すると密造という意味だが、普通に販売されている。
アルコール度数は割りと低めの53°。

アブサンの聖地と言われているスイスのヴェルト・トラ・ヴェルで作られたアブサン。
透き通るような清涼感と味わいは女性にもオススメ。

ちなみにこのアルテミシア社からは幾つかのアブサンが入荷されているがラベルデザインが似たり寄ったりでややこしいので注意。


.

336同志名無しさん:2016/04/05(火) 22:43:38 ID:ZhCSv5qk0
【+  】ゞ゚)「うん。清涼感のある飲み口でとても飲みやすい、良いアブサンですね」ゴクゴク

( <●><●>)「美味そうに飲むなー本当」

川д川「まあ、モララーも俺も好きな酒だけどなぁ。……ああ、さっきの話の続きだがぁ」

川д川「その昔ぃ、アブサンは製造禁止された事があったんだぁ。幻覚作用が問題視されてなぁ?」

(;<●><●>)そ「幻覚作用!? 麻薬じゃねえか!?」

【+  】ゞ゚)「えぇ、アブサンはニガヨモギを主な原料としたリキュールです。その中に入っているツジョンという物質が少々悪さをするようで」

川д川「今は本当にツジョンのせいなのか、当時の粗悪なアルコールのせいなのかっつうのは疑問視されてるけどなぁ。まぁ、そういう事情があってだぁ」

川д川「ニガヨモギを除いた上でぇ、アブサンに味を似せた『ぺルノー』のようなパスティス系のリキュールが産まれたって訳だぁ」

【+  】ゞ゚)「ちなみに現在はアブサンの制限は解除されました。もちろん、ツジョンの量を制限されて、ですけどね」ゴクゴクカラン

337同志名無しさん:2016/04/05(火) 22:45:09 ID:ZhCSv5qk0
( <―><―>)「はぁ……なるほどな。そういう歴史があった訳ね」

【+  】ゞ゚)「数多くの芸術家が虜になった魔性の酒、それがアブサン。ヴェルレーヌやゴッホ。彼らはこの緑のサキュバスに取り付かれた哀れなアーティスト」

【+  】ゞ゚)「そしてその魅力に取り付かれた人間はもちろ現代にも……ミルナさん?」

川д川「あいよぉ」ゴトッ

( <―><●>)「ん? 随分とまあオドロオドロしいラベルだな」

【+  】ゞ゚)「ええ。現代に誇る世紀のアーティスト。『マリリン・マンソン』がプロデュースしたアブサン」

【+  】ゞ゚)「その名も『マンサン』です」

338同志名無しさん:2016/04/05(火) 22:46:22 ID:ZhCSv5qk0


【マンサン】


カルト的な人気を誇るミュージシャン『マリリン・マンソン』がプロデュースした至高のアブサン。
アルコール度数は66.6°と言うから思わずニヤリとしてしまう。

アートスティックなドクロのラベルもマンソン自身が描いており、味も彼の音楽性のように独特なものかと思われがちだが意外にも上品でバランスが取れている。

だが一部の評論家からは『汚水』や『小便の味』と酷評されているので、気になる方は自身の舌で味わおう


.

339同志名無しさん:2016/04/05(火) 22:46:56 ID:ZhCSv5qk0
【+  】ゞ゚)「唇が痺れるような、この薬草の強い刺激。フフッ、ファンには堪りませんね」ゴクゴク

【+  】ゞ゚)「それでいて、非常に上品。うん。文句なしの、美酒」ゴクゴク

(;<●><●>)「まさかマンソンが酒を作ってるとは、驚きだな」

川д川「著名人が酒を作るっつうのはぁ、まあちょくちょく聴く話ではあるがぁ、確かにアブサン作るやつは滅多にいねぇなぁ」

【+  】ゞ゚)「私が音楽を始めたのも彼に影響されてか。ジャンルは違いますが、私は彼を常にリスペクトしてきました」

【+  】ゞ゚)「その彼が作った酒を飲みながら甘味な時に浸る。これ程に幸せな事があるでしょうか」ゴクゴクカラン

( <―><●>)「ふぅん。ま、酒の楽しみ方は人それぞれだしな。ミルナー俺にもそろそろメーカーズマーク寄越せー!」

川д゚川「へいへいっとぉ」







【+  】ゞ゚)(……)





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340同志名無しさん:2016/04/05(火) 22:47:36 ID:ZhCSv5qk0
【+  】ゞ゚)(……魔性の酒、アブサン)

【+  】ゞ゚)(ポタリポタリと垂れる水滴。幽玄に燃え広がる焔)

【+  】ゞ゚)(広がる甘露。香る森林)



ゴクゴクゴクゴク



【+  】ゞ゚)(虜にして離さない、まるで魔性の女)


【+  】ゞ゚)「嗚呼……」







【+  】ゞー)「とても、美味い」カランカラン






.

341同志名無しさん:2016/04/05(火) 22:49:08 ID:ZhCSv5qk0








    【CLOSE】





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342同志名無しさん:2016/04/05(火) 22:49:58 ID:a7a.gDPw0


343同志名無しさん:2016/04/05(火) 22:50:39 ID:ZhCSv5qk0
アブサンのみたいおしまいける。

344同志名無しさん:2016/04/05(火) 23:16:07 ID:frG9DSX60
あらやださんかわいい

おつ

345同志名無しさん:2016/04/05(火) 23:49:50 ID:E3266hkU0

俺もアブサンって一種類だけかと思ってた

346同志名無しさん:2016/04/06(水) 00:27:57 ID:UpFm/Ae20
おつ
90度くらいのアブサンあったよね

347同志名無しさん:2016/04/06(水) 01:13:18 ID:mGiJ.BCI0
予告忘れてた。
多分週末に『くるったアイツとウォッカ其ノ2』


で、50話投下したらファイナル板にてアイシスの中編投下します多分

348同志名無しさん:2016/04/06(水) 03:56:58 ID:0WzmncEc0
歯車に出てきたのは本家本元のアブサンなんだな

349同志名無しさん:2016/04/07(木) 04:39:46 ID:0mTo0cpM0
アブサンって以外と値はるのね

350同志名無しさん:2016/04/07(木) 04:48:12 ID:jHAtg6Mo0
http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B00IWM0XSC/ref=mp_s_a_1_1?qid=1459972060&amp;sr=8-1&amp;pi=CB192184409_AA75_QL70&amp;keywords=%E3%81%82%E3%81%B6%E3%81%95%E3%82%93+%E5%85%A8%E5%B7%BB
確かに

351同志名無しさん:2016/04/07(木) 04:49:31 ID:jHAtg6Mo0
http://www.amazon.co.jp/gp/aw/s/ref=is_s_ss_i_1_4?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;k=%E3%82%A2%E3%83%96%E3%82%B5%E3%83%B3+%E9%85%92&amp;i=aps&amp;sprefix=%E3%82%A2%E3%83%96%E3%82%B5%E3%83%B3
確かに

352同志名無しさん:2016/04/07(木) 08:48:46 ID:oALMNxeY0
アフィか?

353同志名無しさん:2016/04/07(木) 13:40:55 ID:YhCBb.pg0
アブサン高いよなあ
週末にジンを飲むのを思い出したので
『百合色の休日とジン』に変更。

354同志名無しさん:2016/04/08(金) 07:09:23 ID:5ULcdjo60
美しいアイシスちゃんの話は全裸待機してていいの?

355同志名無しさん:2016/04/08(金) 10:13:04 ID:yu9K2Nrc0
>>354アイシスの中編は50話投下したらやります(多分今は41話くらい)よ。
実はつーちゃんの初心者講座も1話はカキダメ終わってるからそのうちやりたい。

356同志名無しさん:2016/04/08(金) 17:28:18 ID:tUBX2flk0
何ヶ月か前に投下するって言ってたなそういや

357同志名無しさん:2016/04/11(月) 00:10:41 ID:URsxZqSU0
潰れちまったか

358同志名無しさん:2016/04/11(月) 09:59:05 ID:ieQu0r5Q0
ごめんクラウンジュエルを購入してテンション上がって更新を忘れてた


今夜22〜23時に
『百合色の休日とジン其ノ2』
を投下。

いつも以上にgdgd注意。

359同志名無しさん:2016/04/11(月) 21:32:30 ID:9MVMGWW60
【クール宅】


川 ゚ -゚)「……」

川 ゚ -゚)「……」

川 ゚ -゚)「……ふむ」ペラ

川 ゚ -゚)「……」

川 ゚ -゚)「……」ペラ



ガララ ガチャッ



从 ー∀从「シャワー、サンキュ」

川 ゚ -゚)「おや、早かったな? 痣はついていなかったかい?」

360同志名無しさん:2016/04/11(月) 21:32:57 ID:9MVMGWW60
从 ゚∀从「ついてる、けど、薄いから。まあ、明後日の仕事までには、消えるだろ」

川 ゚ -゚)「残念だな。もっとしっかりと噛みつくべきだったかな?」

从#ー∀从「うっせ、エロ女め」

川 ー -゚)「おや? そのエロ女に散々に鳴かされていたのは何処の銀髪の子猫ちゃんだったかな?」

从;//∀从「……っ」

从#ーへ从「……知らね」プイッ

川 ゚―゚)「フフッ、私が悪かったから拗ねないでくれ。ハインは可愛いからな、ついつい意地悪をしてしまうんだ」

从 ゚へ从「ガキ扱い、すんな。タメだっつうの」

川 ゚ -゚)「子供扱いしている訳じゃないさ。可愛い小鳥は愛でたくなるだろう?」

从 ーへ从「人間ですら、無えじゃねえか。なお、悪い」

川 ー -゚)「ああ、悪かった悪かった」

361同志名無しさん:2016/04/11(月) 21:33:43 ID:9MVMGWW60
从 ゚∀从「……それ。何、読んでるんだ?」

川 ゚ -゚)「ん? ヘミングウェイの『河を渡って木立の中へ』さ。昔ほど読書をする機会がある訳でも無いが、本自体は好きでね」

从 ゚∀从「ヘミングウェイって、確か、モヒート好きの文豪か」

川 ゚ -゚)「彼自身はマティーニを始めとした様々なカクテルを愛していたようだがね。気になるならハインも読んでみるかい?」

从 ゚∀从「いいよ、別に。俺、馬鹿だからよ」

从 ー∀从「本を読むと、頭痛くなるんだ」

川 ゚ -゚)「そうか? 読書はいいぞ。新しい知識が身に付き心が豊かになる」

从 ゚∀从「そんなことしなくても、よ。俺は、別に」

川 ー -゚)「ん?」

从 ー∀从「まあ、その、さ」

362同志名無しさん:2016/04/11(月) 21:34:21 ID:9MVMGWW60
从;ー∀从「こうやって、クールと喋ってる方が、さ」

从*ー∀从「心が、豊かになる? し」

川 ゚ -゚)「……」

从 ゚∀从「……んだよ?」

川 ゚―゚)「いや、やはり可愛いことを言うな。と思ってね」

从 ーへ从「うっせ」

川 ゚ -゚)「さて、ハインが戻ってきた事だし。読書は止めにしようか」パタン

从 ゚∀从「ん? 本は、もう、いいのか?」

川 ゚ -゚)「読書はいつでも出来るからな。今はハインと過ごすこの時間が私にとってなによりも大切なのさ」

从*ーへ从「……恥ずかしい事、言う奴」

川 ー -゚)「おや? 顔が赤いようだが?」

从*゚Д从「ふっ……風呂上がりだからだ!! 余計な詮索、すんな!!」

川 ゚―゚)「おや、それは失礼。さてと……」ガチャ

363同志名無しさん:2016/04/11(月) 21:35:10 ID:9MVMGWW60
从 ゚∀从「真っ昼間から、酒か?」

川 ゚ -゚)「明日は互いに休みだからな。たまには日の明るい内から飲むジンも格別さ」

从 ゚∀从「ん。俺にも、くれ」

川 ゚ -゚)「もちろんさ。飲み方はいつも通りリッキースタイルかい?」

从 ゚∀从「いや。今日は、クールと一緒の、ストレートで、いい」

川 ー -゚)「良いのかい? ハインはあまり酒に強くないだろう」

从 ー∀从「……別に。今日は、酔っても」

从 ゚∀从「クールが、側に、居るし。さ」

川 ゚ -゚)「……」

川 ゚―゚)「……そうかい」

从 ー∀从「ん」

川 ゚ -゚)「」トクトク

从 ゚∀从「何だっけ? その銘柄、よく飲んでるよな?」

川 ゚ -゚)「ああ。普段ストレートでジンを飲まないハインにも飲みやすいオススメの銘柄」

川 ゚ -゚)「『ヴィクトリアンバット』さ」

364同志名無しさん:2016/04/11(月) 21:35:33 ID:9MVMGWW60
【キングスバリー・ヴィクトリアンバット・ジン】


ビクトリア時代のレシピ同様に樽熟成された珍しいジン。
アルコール度数は47°。

淡い琥珀色から想像出来る通り、口当たりは非常に滑らかでブラウンスピリッツ派の人間も唸るクオリティ。
古いレシピの為、最近の流行りであるレモンやオレンジピールなどを使わない代わりにジュニパーベリーを通常の2倍以上使用しており、強烈、かつ爽快な味わいが特徴。

ストレートはもちろんのこと、ジントニックにしても味がボヤけないので是非とも味わって頂きたい酒だ。


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365同志名無しさん:2016/04/11(月) 21:36:20 ID:9MVMGWW60
从 ゚∀从「真っ白じゃ、ないんだな。樽熟成、してんのか?」

川 ゚ -゚)「ああ。珍しいだろ? ホワイトスピリッツは爽やかな飲み口だがどうしても口当たりが多少トゲトゲしくなりがちだ」

川 ゚ -゚)「だがこのヴィクトリアンバットはわずかながら熟成を加えることで口当たりが非常に丸く、まろやかになる。ジンの初心者にもおすすめさ」

从 ゚∀从「ふぅん。流石、詳しいな」

川 ー -゚)「好きこそものの、さ。さて、では飲もうか?」

从 ゚∀从つЦ「ん、乾杯」スッ

川 ゚ -゚)つЦ「乾杯」スッ

从 ゚∀从「……あ、本当だ。味が濃いのに飲みやすい」チビチビ

366同志名無しさん:2016/04/11(月) 21:37:32 ID:9MVMGWW60
川 ゚ -゚)「だろう? 樽熟成による口当たりに負けないように配合された、ジュニパーベリーもヴィクトリアンバットの魅力さ」

川 ゚ -゚)「ダブル・ジュニパーと言ってね。従来のジンの2倍以上のジュニパーを使用しているのさ。これによって原料の味が熟成でボヤけない」

从 ゚∀从「ホワイトとブラウンの、良いとこ取りのスピリッツ、か。何か、良いな」チビチビ

川*ー -゚)「まあ理屈を抜きにしても美味いものは美味い。このジンは最高さ」チビチビ

从 ゚∀从「そういや、クールは。ジン飲むときは、冷やさないよな? 変わってる」

川 ゚ -゚)「どんな酒でもそうだが冷やしすぎると舌先の感覚が鈍くなる。ホワイトスピリッツの喉ごしと後味のみ楽しむならそれでも構わないが」

川 ー -ー)「やはり常温で味わってこそ、だな。そこから下垂してトワイスアップにしても良し、ロックで冷やして飲むも良し」

367同志名無しさん:2016/04/11(月) 21:37:58 ID:9MVMGWW60
从 ゚∀从「酒飲みは、やっぱりストレートかロックが、多いよな」

川 ゚ -゚)「結局は好みの話になってしまうのだがな。私はフィズスタイルもリッキースタイルも大好きさ」ゴクゴク カラン

从 ゚∀从「本当、ジンが好きな奴」チビチビ

川 ー -゚)「まあ、今の私にとってはジンよりハインの方が愛しいパートナーだがね」

从 ーへ从「……酒と、比べんな。馬鹿」カラン

川 ゚―゚)「おや、失礼。さて、次は女らしくこの銘柄を飲むか」

从 ゚∀从「インテリア代わりに、飾ってあるやつか?」

川 ゚ -゚)「ああ。酒の最大の魅力はもちろん味わいと香りだが、ボトルのデザインというのも武器の一つだからね」

从 ー∀从「ん。俺も、まあ。CDのジャケ買いはするし、気持ちは分かる」

川 ゚ -゚)「似たようなものさ。味わい、コストパフォーマンス、そしてデザイン。なかなか秀逸なジンだよ」

川 ー -゚)「この『ボンベイサファイア』はね」


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