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('A`)怪人のようです
1
:
同志名無しさん
:2014/05/22(木) 02:05:30 ID:OdCDLix2O
どうやらうちの倉庫に忍び込んで
変わったイタズラをしていった奴がいたようだ
壁面に大きくぶちまけられた赤い塗料。おそらくはバケツ一杯分くらい
それは生臭い匂いで、ペンキではなく血であると分かる
('A`) 「コスタバワーでも来たのかな?」
俺は久しぶりに、本当に久しぶりに微笑った
('A`) 「面白いな。これは」
110番なんかするものか
この件を、髄まで楽しませてもらおう
2
:
同志名無しさん
:2014/05/22(木) 02:08:34 ID:OdCDLix2O
('A`)怪人のようです
一話目
('A`)怪人デュラハンのようです
3
:
同志名無しさん
:2014/05/22(木) 02:21:41 ID:OdCDLix2O
推理を始めよう
まずはだ
('A`)「何でうちの倉庫で、壁に血をぶちまけたのか?」
('A`)9m 「お前、考えてみろよ」
うちの倉庫は、オモチャみたいなものだが南京錠がかけられていた
鍵は俺しか持っていない
しかし錠は壊されてはいず、あたかも鍵で開けて入ったかのようにきれいに外されていた
('A`)9m 「お前だよお前。見てんだろ?」
('A`) 「何でうちの倉庫で、「怪人デュラハン」がこんな事をしたのか」
('A`) 「答えてみろよ」
4
:
同志名無しさん
:2014/05/22(木) 07:40:10 ID:OdCDLix2O
俺には家族はいない。一人ぼっち
四年前両親が事故で亡くなってから、その遺産で生きている
遺産は、俺一人なら働かなくても食っていける程はあったので……
働きたくないから働かないでいたら、人に関わらなくもなっていき
そうこうしてたら感情が薄らいだ
('A`)「ウスライダーって昭和ライダーだっけ?平成だっけ?」
('A`)「くっだらねぇ」
確かにくっだらねぇ
5
:
同志名無しさん
:2014/05/22(木) 08:13:27 ID:OdCDLix2O
そんなわけで
俺が通報しないとすれば、倉庫に南京錠をかけ直して澄ました顔していれば
この件は事件にならない。誰も知り得ない
('A`)「バケツ一杯分の生き血を集めたって訳で、つまり相当に頭のイカれた奴なんだろうな」
壁にぶちまけられた生き血は見ようによっては、前衛的、芸術的絵画のようでもあり
……いや、ないな
('A`)「……」
俺はその生き血を、指で少し擦ってみた
('A`)「変だぞ?まだあんまり凝固していない」
('A`)「このアートが出来てからそんなに時間がたってないって事なのか」
6
:
同志名無しさん
:2014/05/22(木) 08:47:16 ID:OdCDLix2O
足元を見やる
埃だらけの床だが、俺の足跡しかついていない
それが何だか当たり前のような気がした。何も当たり前じゃない状況ではあるのに
('A`)「さすがにそんなイージーな手掛かりは残ってないか」
何でか、「怪人デュラハン」を過大評価したくなる
そういう、不可解さ、不気味さを持っていて欲しいという奇妙な望みが湧いてくる
('A`)「荒らされた形跡は……ないな」
パッと見だが、壁のアートを除けば何も被害はないようだ
じっくり調べれば、何かが分かってくるかも知れないが……
とりあえず、倉庫の中には農作業用具やら、スコップやらが置かれているが
今のところそれらに不自然な点はない
盗んで売り払ってもたいした金にはならないから、「怪人デュラハン」は物には興味湧かなかったのか。それとも……
7
:
同志名無しさん
:2014/05/22(木) 09:01:43 ID:OdCDLix2O
ふと思い至る
何故「怪人デュラハン」は、南京錠を閉めずに去っていったのか?と
('A`)「再度来る時、面倒なく入る為か?」
('A`)「誰かに、具体的には俺にこのアートを見せる為、か?」
('A`)「どちらにしても、警察に通報され易くなるというリスクは増すが……」
いいぞいいぞ。奇怪であればあるほど面白い
('A`)「あるいは「怪人デュラハン」にはこの件を通報されないという確信がある……とかか?」
もう少し詳しく考え、調べてみよう
8
:
同志名無しさん
:2014/05/22(木) 09:19:54 ID:OdCDLix2O
ちなみに
何故俺がこの生き血のアートを見て、犯人を「怪人デュラハン」と仮称することにしたか、というと
生き血を壁にぶちまけるという行為が
「デュラハン」という精霊のやらかす伝承とそっくりだったからだ
俺って結構博識だろ?ファンタジーオタクなもんでね
首のない馬「コスタバワー」に跨がる首のない騎士。それが「デュラハン」
この「デュラハン」。血を溜めたバケツを常備しているらしく
夜に現れては民家の戸口にそのバケツの中身をぶちまけマーキングして去って行く
で、そのマーキングは家の誰かの、近い将来の死を予告するものだという
('A`)「って事は、俺は近いうちに死ぬ。って訳か」
俺は元々貧相な顔色だが、そうは見えても体が弱い訳でもなく
むしろ元気いっぱいなんで、死ぬ予定は特にない
('A`)「つまりこれは、俺を殺す。って予告か」
9
:
同志名無しさん
:2014/05/22(木) 09:46:43 ID:OdCDLix2O
俺は一旦倉庫を出る事にした
何。たいした理由ではない。腹が減ったからだ
キッチンにカップ麺の買い置きがあったはずだ
俺でも「怪人デュラハン」でもない誰かが倉庫に入ったら、それはもう面倒な事になるのは間違いないので
「南京錠をしっかりとかけ戸締りを確認してから」キッチンに向かった
10
:
同志名無しさん
:2014/05/22(木) 09:50:11 ID:OdCDLix2O
一話目 終了
死亡者 1
11
:
同志名無しさん
:2014/05/23(金) 01:53:59 ID:cJlb7aYI0
ほう
特撮+推理物か? 期待
12
:
同志名無しさん
:2014/05/26(月) 23:53:00 ID:IQ0nEK820
期待してるからな!
毎日見て回る作品増えた
13
:
同志名無しさん
:2014/05/31(土) 01:02:59 ID:NcxHg2nQO
('A`)「こりゃあいよいよもっておかしい」
キッチンの戸棚からカップ麺を取り出すつもりが
俺が取り出したのは、なぜか血のしたたる生首だった
('A`)「どうなってんの?これ」
かっ開いた目、でろりと伸び出た舌
女の首だ。知り合いのだ
具体的には、近所の女子高生のものだ
(;'A`)ζ(゚τ゚*ζ
何かのまちがいで、生首がまだ生きているとしたら
面と向かっているのに、挨拶もしないのは失礼だと思ったので
(;'A`)「こ、こんにちは」ζ(゚τ゚*ζ
挨拶してみた
14
:
同志名無しさん
:2014/05/31(土) 01:15:41 ID:NcxHg2nQO
俺はいわゆる引きこもりだから、しばらくまともに他人と話なんかしていない
人と会話する。俺にはそのプレッシャーはなかなかにきつい
うまいことなんてもともと言えないのに
うまいこと言おうとするから、かえってしどろもどろになる
ζ(゚τ゚*ζ「……」
だがそんな心配はいらなかった
紛れもなく当たり前に、生首は死んでいて
挨拶を必要とはしないようだった
('A`)「あーよかった。緊張しなくて済むか」
なにも良くはない
気を取り直し、戸棚からカップ麺を取り出し
それを挟んで生首を差し向かいにテーブルについた
('A`)「いろいろ考えたり、したりするべき事はあるけれども」
ζ(゚τ゚*ζ
('A`)「先ずは腹ごしらえ。だと思います。ので」
川
('A`)ノ□ ζ(゚τ゚*ζ
('A`)「いただきます」
15
:
同志名無しさん
:2014/05/31(土) 01:27:52 ID:NcxHg2nQO
('A`)「げぷ」ζ(゚τ゚*ζ
食べ終わった
食べ終わってしまった
ということは多分、生首とか「怪人デュラハン」について考えなきゃならない。ということだ
明らかに殺人死体遺棄事件だが、俺は警察に通報しない
なぜって、警察と話しなきゃならないじゃないか面倒くさい
その代わり、にはならないが、俺がこの面白い状況に
なんらかの結末とか結論とかを見いだしてやろう
('A`)「かわいい子だよな。だらしなく舌出してるけど」
ζ(゚τ゚*ζ
('A`)「さて。そんでは」
('A`)「調べてみるとしますかね。いろいろと」
16
:
同志名無しさん
:2014/06/01(日) 21:41:26 ID:DC3FwzEM0
うまく言えないんだが わくわくする
17
:
同志名無しさん
:2014/06/02(月) 02:16:36 ID:GS1oORQ2O
('A`)「……」ζ(゚τ゚*ζ
うまく言えないんだが、今の俺の頭の中には
不思議な霞というか、もやのようなものがかかっていて
思考がなんだがすごく変だ
その霞のせいでか、危機感も薄い
間違いなく今すぐここから逃げ出したほうがいいと思わなくはないのに
だが薄い危機感ごときは、この状況が楽しくてたまらない気持ちに塗り潰されていく
正直に言えば、危機感は時々明滅するようになくなったりしている。ようだ
18
:
同志名無しさん
:2014/06/02(月) 02:28:09 ID:GS1oORQ2O
('A`)「とりあえず……」
1.俺は生首をよく観察してみることにした
2.俺はもう一度、倉庫に向かい、今度は内部をきっちり調べてみることにした
3.俺は自室のPCで、デュラハンの伝承についてくわしく調べることにした
4.キッチン付近に何かしら他の痕跡がないか、探してみることにした
5.俺はお前の指示に従ってみることにした
19
:
同志名無しさん
:2014/06/02(月) 13:39:44 ID:GS1oORQ2O
('A`)「くっほ……」
変な吐息を漏らした
呼吸のリズムが普段より速い
精神的に参っているのか。俺は
この件の結論はなかなか出ないだろうので、心の安定も同じだけ先になりそうだ
俺が殺されることによる平穏を除けば……だが
('A`)「まずいな。これは。解決までの間になんらかの代償行為が必要かもな」
ζ(゚τ゚*ζ
例えば爆睡。例えばドカ喰い。例えば暴飲。例えば自慰……
('A`)「……」
20
:
同志名無しさん
:2014/06/02(月) 16:52:11 ID:6zx9G7v.0
これ番号指定するってことか?
それなら1 違うならスルーしてくれ
21
:
同志名無しさん
:2014/06/02(月) 19:20:16 ID:GS1oORQ2O
俺は生首を手に取り、じっくり調べてみることにした
('A`)ノζ(゚τ゚*ζ
まず分かったのは、その切り口の手際から、生首が一刀の元に落とされたのではなさそうだということ
('A`)「後ろから派手に斬り込まれているようだが」
('A`)「うなじから喉元までで一度刃を止めたようだな。そこから首と胴を切り離すために、再度斬りなおしている」
('A`)「……」ζ(゚τ゚*ζ
この仕事は間違いなく手練れによるものだ
この娘が抵抗したなら、切り口が汚なくなっていたり、恐怖が顔にはりついているはずだが、それがない
凶器はナタよりは大きな刃物。自然に考えると、刀?
('A`)「刀?おかしいな。娘に刀を見せずにこんな切れ味を出せるものなのか?」
('A`)「娘が刀を見たら、そりゃ逃げるなり恐怖で叫んだりするよな」
('A`)「後ろから忍び足で近付き、斬りかかった?」
ζ(゚τ゚*ζ
('A`)「いや、まてよ」
「怪人デュラハン」は、「見えない刀」を使って娘に悟られずに斬った。とは考えられないか
('A`)「あるいは」
娘は「怪人デュラハン」の刀を見た上で、あえて斬られた。という事はあり得ないのか?
1.俺は更に注意深く生首を調べてみることにした
2.俺は生首が腐らないように冷蔵庫にしまい、倉庫に向かってみることにした
3.俺は生首が腐らないように冷蔵庫にしまい、PCで「怪人デュラハン」や「見えない刀?」について調べてみることにした
4.俺はキッチンを良く調べてみることにした
5.俺はお前の指示に従ってみることにした
22
:
同志名無しさん
:2014/06/02(月) 19:40:06 ID:fvN0MPkk0
2−
23
:
同志名無しさん
:2014/06/02(月) 19:46:18 ID:GS1oORQ2O
妙だ
激しく嫌な予感がし、そして一瞬でその予感は消え失せる
この状況下でその頻度が次第に少なくなっている事がすでにおかしいが、
俺の息はあがっていく一方で、多分脈もおかしいのに
何も恐ろしくはなく、むしろ楽しく
そして、なぜが冷静なのだ
('A`)「狂ってきてるな。だんだんと」
ζ(゚τ゚*ζ
('A`)「タイムリミットも、俺の肉体のリミットも、精神のリミットも」
('A`)「どれも振り切ってしまえば「がめおべら」って事だな」
ふと、
誰かが俺の状態をチェックしていて、それによって俺の生き死にを管理されているのではないか?などと考える
('A`)「やはり、俺は狂ってきている」
なんとか、しなければ
だんだんと、おかしくなるだろう
24
:
同志名無しさん
:2014/06/02(月) 19:56:41 ID:GS1oORQ2O
('A`)「なんてこった……」
俺は生首を冷蔵庫に納めてあの倉庫へ移動……しようとはした
('A`)「いやまさかこれは、いや、でも、あるっちゃあるかこういうケースも」
……ねえよ
('A`)「……」(゚τ゚トソン
('A`)ノシ バタン
冷蔵庫の野菜室に、キャベツ大のキャベツじゃないものが……はっきり言って
別の生首があったのは気のせいだから
俺は冷蔵庫に、娘の生首をしまおうとして冷蔵庫の扉を
('A`)「……」(゚τ゚トソン
('A`)ノシ バタン
いや、ドクオーあなた疲れてるのよ
憑かれては、いるようだった
25
:
同志名無しさん
:2014/06/02(月) 20:04:45 ID:GS1oORQ2O
二話目 終了
死亡者 2
26
:
同志名無しさん
:2014/06/02(月) 20:26:22 ID:GS1oORQ2O
俺はキッチンにあったスーパーのチラシをひっ掴み、裏に書きなぐった
(#'A`)Φ
何者かにより心にかけられた感情のロック
その錠を破らねば、その内容は書けない気がして、怒りを無理に引きずり出した
「もし、お前がこのメモを見つけたらその時すでに俺はもう死んでいるだろう」
「悪いけどお前にすべてを託すが、お前ももう死んでいるかもしれないな!ザマアみろ!」
ちなみに俺は北斗神拳継承者ではない
('A`)
ドサリ
**ドクオは疲労で倒れました**
**12時間経過します**
27
:
同志名無しさん
:2014/06/02(月) 20:46:13 ID:GS1oORQ2O
三話目 終了
死亡者 2
28
:
同志名無しさん
:2014/06/02(月) 20:54:31 ID:GS1oORQ2O
('A`)怪人のようです
四話目
(,,゚Д゚)「怪人 目抜き鬼」のようです
29
:
同志名無しさん
:2014/06/02(月) 21:22:48 ID:GS1oORQ2O
(,,゚Д゚)「よ!しぃ。具合はどうだい?」
(*゚ー゚)「んー。すごくいいよ?ギコ君が来てくれたから」
(,,゚Д゚)「またおみやげを買ってきたからな?しっかり食って、早く治そうな?」
病院の一室
ベッドにいるのはしぃと呼ばれる娘
すぐに気づく事だが、どうやらしぃは盲目
病室に入ってきた男、ギコの方を見てはいるが、視点は合っていない
(*゚ー゚)「うー。おみやげは嬉しいんだけどね?いつもの奴でしょ?」
なにやら不満げなしぃ
(,,゚Д゚)「わがまま言うなよ。目に言いそうだから、わざわざ探してきたんだぞ」
30
:
同志名無しさん
:2014/06/02(月) 21:37:27 ID:GS1oORQ2O
(*゚ー゚)「だってぇ……おいしくないんだもん。あれ」
(,,゚Д゚)「そっか。せめて俺がうまく料理できればいいんだがなぁ」
しぃは、大好きなギコをちょっと困らせてみたかっただけなのだが
ギコは大げさにしょげてしまった
そのギコを「見て」しぃは取り繕うように言った
(*゚ー゚)「ごめん!嘘!ギコ君の気持ち、本当にありがたいよ!」
(*゚ー゚)「ギコ君の優しい気持ちが、きっとわたしの目を治してくれるよ!」
ギコは単純な男のようだ
そんな言葉で簡単に機嫌を良くして
(,,゚Д゚)「よし。じゃあ、いつものように俺が食べさせてやる」
(,,゚Д゚)「はい、あーん」
(*゚ー゚)「 」
しぃの選択
1.「あ〜ん」して食べる
2.「やっぱり後で食べるよ」と断る
3.お前の指示に従う
31
:
同志名無しさん
:2014/06/02(月) 22:07:40 ID:wRXEqR7Q0
2
32
:
同志名無しさん
:2014/06/02(月) 22:16:23 ID:2UFhzav60
(;*゚ー゚)「あ、あの、ね?」
ギコがフォークに突き刺し、しぃに差し出したそれを「見て」
しぃはベッドの中で後退る
(;*゚ー゚)「あ、やっぱり、後で食べる……お腹、いっぱいだし」
(,,゚Д゚)「ほう?後で。か」
ギコは妙に静かだ
(;*゚ー゚)「あの、ちょっと、ギコ君?お願いがあるんだけど」
(,,゚Д゚)「なんだ?」
ギコは機械のように、静かだ
(;*゚ー゚)「せ、先生を呼んで来て欲しいの。ちょっと、なんだか気分が悪くなっちゃって」
33
:
同志名無しさん
:2014/06/02(月) 22:18:19 ID:GS1oORQ2O
ギコはひたすら静かに、言った
(,,゚Д゚)「先生は、これない」
34
:
同志名無しさん
:2014/06/02(月) 22:39:49 ID:GS1oORQ2O
四話目 終了
死亡者 4
35
:
同志名無しさん
:2014/06/02(月) 22:42:56 ID:GS1oORQ2O
**ギコは死亡しました**
**しぃは気絶しています**
**12時間経過します**
36
:
同志名無しさん
:2014/06/02(月) 23:28:11 ID:YeDxQJ3c0
wktk
37
:
同志名無しさん
:2014/06/03(火) 01:03:42 ID:ur.SgqF20
わからんが、わからないことに興味を惹かれる
38
:
同志名無しさん
:2014/06/07(土) 01:02:21 ID:0z5qntc2O
('A`)怪人のようです
五話目
( ,,^Д^)金庫に棲む怪人のようです
39
:
同志名無しさん
:2014/06/07(土) 16:44:40 ID:0z5qntc2O
( ,,^Д^)「……」
起きて半畳、寝て一畳
天下取っても二合半
所詮人間、そんなもの……
( ,,^Д^)「……何言ってやんでぇ」
空気穴って訳ではないが
小さなネジ穴がポツポツと開いているので、窒息はしないだろう。が……
( ,,^Д^)「……おばんですなぁ皆さん」
( ,,^Д^)「今俺ぁ、宇宙一間抜けな状態でやしてね」
( ,,^Д^)「これ以上の赤っ恥は、そうそうありゃしませんや」
タカラはペンライトで辺りを確認する
真っ暗な、およそ1.5m立方の部屋の内部である事が分かる
タカラの目の前には、うず高く積まれた札束
出口は、タカラの後ろにあるが
40
:
同志名無しさん
:2014/06/07(土) 16:59:35 ID:0z5qntc2O
お察しあろうか?
タカラは、ある富豪の屋敷に忍び込み
手際よく金庫の鍵を開けたまでは良かったが
中にあった予想以上の大金につい舞い上がり、両手を叩いて大喜び
つまり、金庫の扉から手を離してしまった結果
自然に閉まる構造の、金庫の重い扉にケツを押され
( ,,^Д^)ゞ「泥棒が自分で檻に入っちゃあ世話ねえやこりゃ!」
憐れ金庫の住人になってしまったのである
一応、内部からエマージェンシーハンドルを回してみたが
( ,,^Д^)「さっき開けるとき、外から壊してたってオチつきwwww参ったねこりゃこりゃwww」
41
:
同志名無しさん
:2014/06/07(土) 17:15:51 ID:0z5qntc2O
( ,,^Д^)「wwww一生の不覚たあこの事だぁねww」
大金目の前天下取ったり!
と、間抜けなネズミが米喰ってチュウ!
あ、チュウ!チュウ!チュウ!
( ,,^Д^)「お父さんが呼んでもお母さんが呼んでも……って」
( ,,^Д^)「誰かが助けに来るわけもなく」
( ,,^Д^)「来たら確定で警察ざたな訳でwwww」
( ,,^Д^)「wwwwwwww」
( ,,;Д;)「俺、おわた……」
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