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川 ゚ -゚)は探しているようです

43同志名無しさん:2014/02/24(月) 23:43:35 ID:rpim4zdM0

 樽修理工場の二階。

 王兄派のスパイ、工作員たちが、集会所として用いていた場所だ。

 かつて、この部屋の片隅には、モララーの姿があった。
 底知れぬ威圧感を放ちながら、開くことの無い窓を背にして、闇の中に身を潜めていた。


 だが、ある日を境に、彼はぱったりと姿を見せなくなった。


 ギコは、他の連絡員からは、モララーは本国に帰ったのだ、と聞かされている。

 だが、街のうわさには、

 近衛師団の騎兵隊に新しく来た部隊長が、公邸襲撃の際、一人の聖職者を射殺した

 という内容のものもある。


 モララーはタンブルストンを相手にする案件に携わっていたはずだ。

 そして、タンブルストンは権威や因習に気圧されるような相手ではないことは、
 彼のクックル射殺によって証明されている。


「師匠、死んだな」

 彼の率直な感想は、こうだった。


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