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仮投下スレ
64
:
◆m8iVFhkTec
:2012/11/01(木) 22:24:42 ID:N9amVri.0
「イズン様、支給品が微妙に力になってくれなさそうです…」
俺がそう愚痴ると、イズン様は
「そうですね…、私のバックにはこんな盾が入ってましたが、良ければ差し上げましょう」
彼女が取り出したのは、よく警察隊が持っているような透明な盾
確かライオットシールドって名前だったかな。
「あー、弱音吐いてすいません…。その盾はイズン様が持っていてください
あなたがなるべく安全な方が、俺も安心していられますのでw」
そう答えたが、イズン様は申し訳なさそうな顔をしていた。
俺は話を変えることにした
「そういえばさっきアジのボールを見て魔物の気配が、と言ってましたが、
何かそういう能力があるのですか?」
「ええ、近くにいる者の気配を感じることが出来るのですよ」
なるほど、これは強力な特技だと思った。
つまり、身を隠している相手に闇討ちされる危険性を減らせると言うこと
試しに俺は
「この近くに、他の誰かはいますか?」
と聞いてみた。
彼女は即答
「いませんよ」
その言葉に俺が安堵した直後だった
「ウェェェェェェイ!!!」
掛け声らしきものが響き、こちらに接近してくる軍人らしき姿が見えた。
「いるじゃないか!」
((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル
まさに想像していた殺し合いの参加者象そのものだった
迷彩柄の軍服を身にまとい、巨大なハンマーを振り回す黒人男性
逃げるまもなく軍人は俺の目の前へと迫る
そして身の丈もあろうハンマーを振り上げ、俺に向かって振り下ろす
こ、殺される…!
ほんの一瞬が、俺にはまるで永遠のように感じられた。
そして
――――ピコッ!
ハンマーが俺の頭部に叩きつけられる
一撃だけでは飽き足らず、何度も、何度も、何度も叩きつけられた
ピコピコピコピコピコピコピコッ…
「ぎゃあああぁぁぁ!!!」
悲鳴をあげる俺の耳にイズン様の助言が届く。
「落ち着くのです!アジを使いなさい!」
そこで我に帰った俺は、その言葉の通りアジに命令を下す
「アジ!アジジェットだっ!!」
俺の声に反応し、アジは水を噴出しながら軍服男に強烈な突進をかました。
相手が倒れ込んだところへ、さらに俺はすなかけを命じた。
顔にモロに砂(どこから持ってきた?)をかけられた軍服男は「メガァァァ!メガァァァ!」と叫んでいた。
すぐさま俺はアジをボールに戻して、イズン様を手を引いて走り出した
「逃げてしまうのですか!? 今がチャンスではないですか!」
「無理無理無理無理!! 今は逃げるんだああぁぁ!」
ハンマーを叩きつけられた瞬間、俺は「死に対する恐怖」を心から痛感した。
今回は何故かピコハンマーだったため無傷だったものの、もしも本物の武器だったら…そう思うと体が震え出しそうだ
「電車男…逃げていてはいけません。私は非力なのです。あなたがもし諦めてしまったら、
私はおそらく何も出来ずに脱落してしまいます…おそらく、エルメスさんもです…勇気を出してください」
イズン様は不安そうな声で呟いた
わかっている、俺がここで怖気づいてはいけないのはわかっている
でも、俺はもう少しだけ心の準備をする時間が欲しいです…
この先生きのこる自信がまだ湧いてこないんですよ…_| ̄|.............○))
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