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仮投下スレ

63 ◆m8iVFhkTec:2012/11/01(木) 22:23:50 ID:N9amVri.0
俺が話を終えたあと、イズン様は予想もしなかったことを言った。
「あくまで私の予感なのですが…。そのエルメスという女性も、この殺し合いに呼ばれていると思います」
「えっ…?嘘でしょ?な、なんでエルメスさんが…?」
「この手の死亡遊戯は、なるべく関係の深い者同士を殺し合わせた方が、より波乱や感情といった修羅場を見ることが出来るのです。
貴方にそれだけ関係の深い人物であるのなら、それは呼ばれるだけの条件となり得るのです」

そんな…、もしそれが本当なら、俺のせいで彼女が危険にさらされるということか…?
そう考えた途端に、俺の心に強い罪悪感が溢れてきた
俺が弱音を吐く前にイズン様は
「勇気を出すのです! ここで怖じ気づいては誰も救えませんよ」
と励ました
「私には戦う力は全くありませんが、豊富な知識があります
この知識で、出来る限り貴方に協力します。これから共に頑張りましょう」
神々しい微笑みでそう言ってくれた

そうだ、俺がこんなところで諦めてどうするんだ…
彼女は言ってくれた

「電車さんとなら、安心して電車に乗れますね」

今頃彼女はさっきの俺みたいに、不安と恐怖に襲われているに違いない
だから、少しでも安心させてあげたい。俺なんかじゃ、頼りないと思うけど、それでもだ


「そこにデイバックが落ちています。きっと貴方の力となるものが入っているでしょう」
イズン様に言われて、初めてすぐ近くにデイバックが落ちていることに気がついた

俺はデイバックを拾い上げ、中に手を入れた
確かな武器の感触があった…
どうか彼女を救えるだけの力でありますように…!





剣の柄の部分だけが出てきた。何コレ?

【アクアブレイカー:水の力を宿した剣。その刀身は然るべき時に姿を現す】

「イズン様、然るべき時っていつですか?」
「…わかりません、見たことのない武器です」

なんか拍子抜けした気分です…
これでどうやって戦えばいいんだ…?

他にも何か無いか、デイバックの中を漁る。
すると出てきたのは赤と白のボールカプセルだった
「電車男、気を付けて!その中から魔物の気配がします…!」
「いや、これはきっと大丈夫だと思います」
俺はこのボールに見覚えがあった
間違いない、これは「モンスターボール」だ。
ポケモンというアニメに出てくる道具…いわばフィクション
でも女神がいるくらいだし、あってもおかしくはないだろう、と気軽に考えることにした

投げてみると、ポン!と言う音と共に、カプセルが開いて中から何かが飛び出してきた
みずみずしい魚のような頭に、男らしくふんどしを締めた脚部を持つポケモンがいまーす。そーれーはー?(チラッ

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                 ,;-‐'′    `Y´  i
                   /         i   ,!、
               /        _,,,ノ、  ; ヽ、
                ,/       ,;-‐''′`ヽ、    ゙;、
              i'  /_,,;-‐''′     ゙:、    ゙i
              i   `i           ゙:、   ;゙ヽ、
}}}


最近のポケモンは見てないからよく知らないけど、なんだろうこのコレジャナイ感は…
「これはアジです。ポッポと呼ばれるポケモンが突然変異を起こして進化した姿です」
「よくご存じですねイズン様…」
「あ、いいえ、説明書を読み上げただけですよ」
イズン様はそう言って俺に一枚の神を渡した。

どれどれ…と目を通してみる

『わざ
・たいあたり
・すなかけ
・かぜおこし
・アジジェット』

アジジェットもさることながら、コイツはどうやってかぜおこしするのだろう?
なにより、アジの体長は、俺の腰の辺りまでしか無かった。頼りない…_| ̄|○


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