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仮投下スレ

62 ◆m8iVFhkTec:2012/11/01(木) 22:23:09 ID:N9amVri.0
気がつくと俺は小さな橋の上で横になっていた。
深夜で街灯の明かりでしかわからなかったけど、少なくとも周りの景色に見覚えがなかった。

ああ…なんで俺がこんなことに巻き込まれたんだろう…?
というか、何故あのひろゆきが殺し合いだなんて突然言い出したんだろう…?
もしかしてこれは何かの悪い夢なんじゃないか?俺はそう信じたかった
頬をつねる、痛い…、しかも首にはしっかり3人もの人を殺した首輪が嵌められている

徐々に不安が俺の頭を支配してきた…。嫌だ、殺されたくない…死にたくない…

例えばマシンガンを構えた屈強な軍人と対面したとして、俺に少しでも勝機があるだろうか?
もしくは、かつて何十人もをナイフで斬り殺してきた殺人鬼が襲ってきたら、俺はそれを対処できるのか?
無理です、絶対無理です。叶うわけがないじゃないか…_| ̄|○

昨日までは2ちゃんの住民に応援されながら、エルメスさんとメールしたりデートしたりと幸せな日々を送っていたのにな…
多分、次に会った時が最終決戦。もうお互いの気持ちを確認する時だっただろう…

でもこんなことになった…もう、彼女に二度と会えないかもしれない…

俺は自分の現状に絶望した
不安と恐怖がピークになり、思わず俺は空に向かって叫んだ

「誰か助けてくれ!!!!」




その時、突然すぐ後ろから声がした
「お、落ち着くのです!人間の青年よ」
「ヘアッ!?」

俺は驚いて飛び上がって、しかも変な悲鳴を上げてしまった…

10代くらいの女の子だろう。美しい金髪と派手な格好が、なんとなく神々しい印象を受けた。
俺はてっきり、厳つい男たちばかりが参加してるものだと思っていたんだけど…
まさかこんな幼気な少女にまで殺し合いを強要しているなんて、あまりにも残酷過ぎると思った。

トリアーエズ、その女の子を少しでも安心させてあげるのは、大人である俺の義務だろう。

まずは俺が危険な人物じゃないってことを伝えなければならないだろう。
先ほどの情けない悲鳴も取り繕わないとダメだろう。そんなわけで俺は
「だだ、大丈夫ディスカ?君も殺し合いに巻けこvんmqあsft…」
と盛大に噛んでしまった。もうこれ取り繕えませんよね…_| ̄|○

すると女の子の方はかなり落ち着いた感じで
「安心してください、私も殺し合いに乗っていませんよ」
と、微笑みながら言った。
おそらく、俺が悪い人物じゃないことを見透かしてくれたのかもしれない。

気を取り直してお互いの情報を交換することに

「俺は電車男と言います」
「私はイズン、若さを司る女神です」
「ポカーン」
女神? この子は何を言ってるんだろう?
詳しく話を聞くと、彼女はこれまでの顛末を話し出した

どうもイズン様はアスガルドという所の神々の一人で、
そこにある城が巨神の放った死霊達によって落とされたそうだ
イズン様も死霊に囲まれて、まさに殺されようとした直後に意識を失い、ひろゆきの前に飛ばされたらしい
そして、彼女は最後にこう付け足した
「おそらく、この殺し合いは巨神によって催された娯楽なのだと思います
私達が苦しむ様を見物し、鮭の肴にするつもりなのです!」

普通ならこんな突飛な話なんて、子供の妄想だと言って笑い飛ばすかもしれない
だが、彼女は年齢以上に大人びているというか、威厳のようなものが感じられたし、
なによりも彼女の話し方には、なにか強い説得力があった
なんとなく、彼女の言葉は信じるだけの価値があるように感じたんだ


俺も身の上を語った。
つい最近までただのアキバ系だったこと、エルメスさんとの出会い、
そして、その動向をひろゆきが管理する掲示板「2ちゃんねる」に書き込んでいたことを


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