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仮投下スレ

361 ◆i7XcZU0oTM:2013/12/02(月) 23:27:55 ID:cKg5QjWc0

「……お姐さんは下がって! T-72神、お姐さんを中に入れてあげて下さい!」

 お姐さんは拳銃を持っているけれど、使い慣れないものを無理に使ったら、どうなるか分からない。
 それに……もし、戦うようなことになれば、僕が戦うと決めたんだ。
 だからこそ、とりあえずは安全だと思うT-72神の中に入るように言ったんだ。
 そうすれば、もし僕に何かあっても、お姐さん達は助かる。

(……分かりました)
「でも、照英さんはどうするの!?」
「……とにかく、川越さんをどうにかしないと! さあ、早く!!」

 横目でお姐さんが中に入るのを確認してから、僕は再び川越さんと相対する。
 ……川越さんが、どうしてこんな事をするのかは分からない。
 でも、このまま川越さんを放っておくのは、あまりにも危険すぎる!

「どうして、こんな事を!?」
「……ついさっき言ったばかりじゃないですか。僕は今、"食材"を探してるって」

 食材?それと、襲い掛かってきた事になんの関係があるのだろう。

「それとこれと、何の関係があるんです!」
「何度言わせるんですか? ――――食材探しです。調理するには、まず〆なきゃ駄目ですからね」
「……!! ま、さか」

 この川越さんの一言で、一体何を使用としているのかが、分かってしまった。
 ……まさか、まさか。




 川越さんは、人を、調理しようとしているのか?





「あの素晴らしい味、食感、舌触り……一度味わえば、やみつきですよ。あれ以上に美味しい物、存在しませんよ。
 僕の料理で殺し合いを止めるには、あの味が不可欠なんですよ。ですから……」


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