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仮投下スレ
360
:
◆i7XcZU0oTM
:2013/12/02(月) 23:27:36 ID:cKg5QjWc0
「ねぇ、照英さん……この人、何か変じゃない……?」
小声で、お姐さんが僕に訊いてくる。
お姐さんも、僕と同じような事を感じていたようだ。
……今の川越さんは、どこかおかしいような気がする。
コクリと小さく頷いて、お姐さんの意見に同調する。
「ところで、今は何を?」
「あぁ……今は、料理に使う食材を探していたんですよ」
「食材?」
「えぇ……とびきり美味しいものを、ね」
……僕は、ここであることに気がついた。
さっきから、川越さんが僕の体をじろじろと観察している。
一体、何のためにそんなことを?
「……なら、百貨店に向かえばいいんじゃないですか?」
「いえいえ、僕の求める味は、そんな所じゃあ手に入りませんよ」
「じゃあ、どこで……」
僕がその言葉を言い終わるか終わらないか、その瞬間。
――――川越さんの目の色が、変わった。
「はあッ!」
「うわっ!?」
シュッ、と風を切る音と共に……僕の着ていた服の胸元が、一文字に切り裂かれた。
「照英さんッ!」
『照英ッ!』
T-72神とお姐さんの声が、ほぼ同時に聞こえてきた。
その声など意にも介さない様子で、川越さんは僕に刃物を向ける。
……川越さんの握っていたものは、包丁だったようだ。
こんな、料理人の命を武器に使うなんて!
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