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仮投下スレ
359
:
◆i7XcZU0oTM
:2013/12/02(月) 23:27:20 ID:cKg5QjWc0
――――最初に遭遇した2人組。
――――建物で不意打ちしてきた奴。
――――自身をとっ捕まえた集団。
……どれもこれも、本気でいけば、倒せたかもしれない相手たち。
だが、そのチャンスを、ことごとく逃してしまった。
「モウチットマジメニヤレヨ、オレ……(もう少し、真剣にならないと……)」
こんなことでは、とても村を守る戦士にはなれない。
むしろ、このままでは守られる側になってもおかしくはない。
「……ヤッテヤル、ヤッテヤルゾォ!」
◆
「あなたは……川越さん。まさか、あなたもここに連れてこられていたなんて……」
「ええ、散々ですよ」
そう言って、川越さんはいつも浮かべている笑顔のまま、肩を竦める。
……目が、全く笑っていないように見えるのは僕の気のせいだろうか?
恐る恐る、僕は川越さんに尋ねた。
「……お一人ですか?」
「ええ……何度か、人に出会ったのですが、同行はしてませんね。……僕の料理の素晴らしさを、
理解してくれませんでしたから、する必要もないでしょう」
心底残念そうに語る川越さん。
……どこかで、料理をしていたらしい。
この状況では、確かに分かって貰えないかもしれない。
……嫌が応でも人を疑ってしまうような、ここでは……。
「その人達は、今どこに?」
「知りませんよ」
……言葉の後に、興味なんかない、と続いてもおかしくない口ぶり。
僕の知る川越さんは、こんな人だっただろうか?
それとも、この状況に長く置かれていたせいで、変わってしまったのだろうか……。
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