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仮投下スレ
349
:
◆i7XcZU0oTM
:2013/11/20(水) 23:16:36 ID:vgpbOQzo0
◆
「…………」
「ぽぽ……」
街の真ん中を目指して、ただ歩き続ける内藤ホライゾン一行。
時折八尺様が「ぽぽぽ」と呟いたり、3ゲットロボが良く分からない事を言ったり……。
会話らしい会話は、ほぼ無いに等しかった。
唯一の会話は、道中、爆発音らしき物が聞こえた時のものだけ。
それでさえ、非常にさっぱりしたものだったのだが。
それほど、内藤の気持ちは沈んでいるのかもしれない。
……同行者1人+1体とは、会話が成り立たないと言う理由も、あるかもしれないが。
(いつまでもこんな調子じゃ、Tさんに申し訳ないお……でも……)
「ぽぽ、ぽぽ……」
そんな様子の内藤の肩に、まるで励ますかのように、八尺様の手が触れる。
おおよそ恐ろしさとはかけ離れた、しなやかで美しい手が。
「……」
「ぽ、ぽぽっぽ」
何を伝えようとしているのか、相変わらず理解できなかった。
だけれど、何だか、少し元気が出たような気がした。
少なくとも、悲しみを一人で抱えて歩むよりは……。
「慰めてくれた……のかはわからないけど、ありがとうだお……」
「ぽ」
殺伐とした空気が、少しだけ緩んだ。
まるで一陣の風のように、内藤の心にかかった雲を、少し吹き払ってくれたような気さえした。
もちろん、Tさんの事を乗り越えることが出来た訳ではない。
だが、この八尺様の行動が、もしかしたらその手助けになる、かもしれない。
『がしゃーん、がしゃーん』
「ど、どこにいくんだお! ……って、あれは……!」
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