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仮投下スレ
307
:
◆m8iVFhkTec
:2013/08/05(月) 10:52:53 ID:7kSsahpA0
エルメェスは大混乱していた。
普通の混乱ではなく大混乱。
記憶が正しければグリーン・ドルフィン・ストリート刑務所でシールの効果に気がついて……。
収容所を出たら廊下じゃなくてひろゆきの前で……。
あと殺された。黄色い化物に銃で闇討ちされて、脳天をバキューンとやられた。
そう、彼女の記憶はそこからだった。
(ゆ、夢なのか…? いや、確かに私は殺され…た……いったいどうなって…………)
腹部からとめどなく流れる赤黒い鮮血、向けられた銃口、化物の歪んだ笑み、そして……。
エルメェスは全身に汗をかいていた。殺された恐怖が鮮明に蘇る。
そして、己の手のひらを見て彼女は愕然とした。
「あの、化物の……」
毒々しい黄色い肌、それが指の先、腕、胴体、足、肉体がそっくりそのままやきうのお兄ちゃんになっていた。
「うわぁあああああああああああああ!!!」
誰か…誰かどうなっているのか説明してくれ……!!
エルメェスは闇雲に走る。誰でもいい、誰かにあって自分の身に何があったのか聞きたい。
目の前にたちそびえる巨大な建物、彼女はその中へ駆けていく。
【やきうのお兄ちゃん@なんでも実況J 転生】
【エルメェス@エルメェス菌 降臨】
◆
いわっちは2階降り、1階ロビーを見下ろして驚愕した。
何故なら異様に頭のでかいスパゲッティヘアーの女性が熊と戦っていたのだから。
「ふざけるな! ふざけるなぁあああああああ!! 意味不明な事ばかり起きやがってよォ〜〜〜〜!!
この熊ヤローがァ!! こんなとこでおまえに食われて終わってたまるかよクソッタレが―――ッ!!!!」
女は何故かわからないが、ものすごい勢いでキレているようだった。
キレているというより、自暴自棄になっているのかもしれない。
「これも! これも! これも! これも! これも! これも! これも! これも!
これも! これも! これも! これも! これも! これも! これも! これも!
全部理不尽への八つ当たりだァアアアアアアアアア!!!」
その凄惨な運命に対する悲しみが、苦痛が、怒りが、熊の腹にパンチを叩き込む。
熊が押しつぶそうと倒れこむのをかわして、オラァッ! と言う掛け声と共に蹴り上げた。
『キッス!!』
手のひらを広げ、クマーを叩くと同時にシールを貼り付けた。
∩__ _∩
| ノ | | ヽ
/ ● | | ● |
| ( _| |●_) ミ
彡、 | | || 、`\
/ __ ヽ| |ノ /´> )
(___) | | / (_/
|□ | | /
ペタッ | /\| | \
| / ) )
∪ ( \
\_)
!? !?
∩___∩三 ー_ ∩___∩
|ノ 三-二 ー二三 ノ ヽ
/ (゚) (゚)三二-  ̄ - 三 (゚) (゚) |
| ( _●_) ミ三二 - ー二三 ( _●_) ミ
彡、 |∪| 、` ̄ ̄三- 三 彡、 |∪| ミ
/ __ ヽノ Y ̄) 三 三 (/' ヽノ_ |
(___) ∩___∩_ノ ヽ/ (___)
クマーの肉体が二つに分裂ッ!!
さらに戸惑うクマーに飛び蹴りをぶつける。
なんなんだこの怒涛の攻撃は。
いわっちはその光景に唖然としていたが、やがて我に返った。
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