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仮投下スレ
293
:
◆i7XcZU0oTM
:2013/07/09(火) 22:33:40 ID:Lxg7rqi60
「――――私に従うか、ここで斃れるか。話せる程の知能があるならば、"正しい"判断が下せるはずだな」
「……ッ!!」
やべーわ。
……手足が縛られてなけりゃ……いや、縛られてなくても、この状況じゃキツいわ。
先にこの銃をもった奴を仕留めるにしても、その隙にもう片方の奴にやられるかもしれねえし。逆も然り。
……流石に、まだまだ死ぬ気はないぜ。
易々と頭下げるのは、俺のプライドが許さねえが……。
手段を選んでちゃ、サバンナじゃ生き延びられねえからな!
「……滅茶苦茶気に食わねーけど、従ってやるよ」
「ならば良し。孔明、こやつの鞄の中身をそこの机の上に出せ」
「かしこまりました」
結局、こいつらに俺の荷物は取られるのか。
まあ、まだ信用しきっていない相手に、武器になりそうな物を持たせるはずもないよな。
「……それは銃か? ライオンには過ぎた物だ」
「この生肉はいかがいたしましょうか」
「おそらく、こやつの食糧か何かだろう。持っていけ。あと、その銃は私が使う……こまごました物は捨てて構わん」
〜〜〜〜
(思いもよらぬ収穫だったな。新しい武器も手に入ったしな)
先頭にサバンナを立たせ、校舎を出る一行。
……サバンナの背には、スターリンの持つUZIの銃口が向いている。
もしサバンナが妙な行動を起こそうとすれば、その瞬間に……。
それが分かっているからこそ、サバンナも下手な行動を取れずにいたのだ。
もっとも、未だに腕は縛られたままなので、普通の行動すら取りにくくなっているのだが。
(……そう言えば、孔明の力量を上手く図り損ねてしまったな。惜しい事をした)
だが、少なくともただの凡人では無い事だけは分かった。
……いつ目覚めるかも分からぬライオンに近づいた度胸は、確認できたのだから。
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