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仮投下スレ
239
:
◆i7XcZU0oTM
:2013/05/05(日) 21:06:33 ID:izeT9O/s0
……壊れた窓と、ぐちゃぐちゃに乱れた部屋の中を交互に見ながら、マッマは
「一体何があったのか、教えてもらおうじゃない」
「……教える事なんかあらへんわ。これ見れば十分やろ」
明らかに苛立った口調で、やきうのお兄ちゃんが返す。
「アンタねぇ……!」
「ちょうどええタイミングやし……ワイはワイのやりたいようにやらせて貰うわ」
そう言って、自分の鞄を拾い上げ、家を出ようとするやきうのお兄ちゃん。
だが、その肩を掴み止めるのは……マッマだ。
「どこ行くのよ!」
その答えの代わりに……やきうのお兄ちゃんはマッマの額に拳銃を突き付けた。
「……ッ」
「ワイはアンタの持ち物やない。……これからはワイの好きにやらせてもらうで」
そう言って、やきうのお兄ちゃんも出ていった。
〜〜〜〜
「大丈夫かお?」
「私は大丈夫よ。そういうあんたはどうなのよ。気絶してたじゃない」
「……少々記憶が飛んでるけど、まあ大丈夫だお……」
あの後。
気絶していたやる夫を叩き起こし、全員で何とかチハに乗り込んでいた。
「……あいつの事は、もういいのかお」
「ええ。本人も言ってる通り、もうアイツとは"赤の他人"よ。でも、人殺しを放っておく訳にはいかないから、
チハに乗ってあいつを追いかける。……向かった方向は確かに見たのよね?」
(うん……北東に向かってたみたいだよ)
どれだけ畜生な発言をしていても、親は親。やはり、子供は大事なのだ。
……とは言え、さっきの事でその気持ちは80%程無くなってしまったのだが。
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