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仮投下スレ
23
:
◆m8iVFhkTec
:2012/10/26(金) 08:19:45 ID:3CceV7DI0
黄色い変なニート君はそう言ってきた
その言葉に僕は思わず心踊っていた
自分の軍事知識を披露できるとなれば、誰でもウキウキするだろう
「よく聞いてくれましたねぇ、それじゃあ説明しましょう! この拳銃はH&K USPって言って、ドイツ軍によって開発されたハンドガンでね…」
この拳銃にまつわる話や、使い方を説明する
ニート君はとても興味深そうな目をして僕の話を聞いてくれた
生きて帰れたら、ぜひとも僕の漫画も読んで欲しいものだ
きっと彼にも兵器のカッコよさや魅力を知って貰えるだろう
安全装置のかけ方、弾の込め方、そして拳銃の正しい構え方…一通りの説明が終わった
結構詳しく話したし、これでいざという時は彼にも扱えるだろう
「いやーホンマに勉強になるわー。拳銃ってやっぱり、男のロマンやな」
「おお、貴方にもこのカッコよさをわかって貰えましたか!」
「せやな、ワイもその方面にハマりそうやで。 …そんなわけで一度ワイにそれ貸してくれんか? やっぱり実際に手で持って練習してみたいわ」
「もちろんいいとも! モデルガンじゃなく、いきなり本物に触れられるとは、貴方は幸せもんですよ!」
「ホンマか、ほな試してみるわ」
拳銃を渡すと、彼は僕が教えた通りに弾倉に弾を込めていった
その手付きはなかなかのものだった
これは僕の教え方が良かったようだ
「ほんで、こうやって安全装置を外して、こう構えるんやな」
「そうそう、いやぁ覚えが良くて素晴らしいですね
他にも知りたいことがあれば何でもお話ししますよ!」
「いや、もうその必要はないわ」
「えっ、どういう意味で…」
呆気に取られた直後、彼はクルリと銃口をこちらに向けてきた
引き金が引かれ、強烈な破裂音と共に腹部に強い衝撃、そして激しい激痛が走る…
血反吐を吐き、一等自営業は膝をついてそのまま倒れ込んだ
「なっ…何を…?」
「いやーホンマ助かるで。正しい武器の使い方を学んだし、強力な武器も手に入ったしなー」
「そんな…最初からこのために僕の話を聞いていたのか?
僕は軍事系の素晴らしさを君に伝えようと思ったというのに…」
「正直使い方だけでよかったわ
ワイは野球以外にはそれほど興味ないんでね
まぁ、これで生き残れる可能性もぐんと上がったんやし、感謝しとるわ(ニッコリ」
「僕は…君を信用していたというのに…最低なやつだよ!お前は!」
僕の意識が遠ざかっていく
許せない…許せない野郎だ…ふざけるな…!
「ち…ちくしょう!!いつか殺してやる!!!」
「畜生やて? ハハ、よう言われますわ」
僕は黄色い化け物野郎のニヤニヤした憎らしい顔を睨み付けた
しかし、徐々にその腹立たしい顔もぼやけていった…
ふざけやがって…チクショウ……畜生…………
彡(^)(^)「やったぜ」
そう呟いて、手際よく拳銃に安全装置をかける
撃つときはだいぶ緊張と恐怖があったが、終わってしまえばスカッとしたものだ
そう、自分が生きるためには誰かが犠牲にならなくてはいけないのだ、だから仕方ないのだ
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