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仮投下スレ

229 ◆i7XcZU0oTM:2013/05/05(日) 21:03:37 ID:izeT9O/s0

 いくら身体的に勝ろうと、精神的に負けていてはどうしようも無い。
 口では強がっていても、やはりやきうのお兄ちゃんにとってマッマは恐ろしいのだ。
 マッマの畜生発言を見れば、恐れる気持ちも良く理解できるであろう。
 まあ、大抵の畜生発言が放たれる原因は、やきうのお兄ちゃんの方にあるのだが。

「…………全く、無駄な時間を使っちゃったよ。ほら、この禁止エリアを覚えておくんだよ」
「分かってるお。流石に、そんなので死にたくないお」
「この近くで禁止エリアになるんは……D-1か。まあ、あんま関係ないわ。ここは、D-1ちゃうしな」
「……」


 2人が反応を示す中、マッマは一人考えていた。


 ……人がいなさそうな場所から禁止エリアになっている。
 と言う事は、徐々に逃げ場をなくして、嫌が応でも戦わせようと言う意図だろう。
 だとしたら、ひろゆきは随分と酷い事をするものだ……。
 ここに連れてこられている者全てが、戦えるほど強い訳ではないのに。
 もしくは、深い理由なぞなく、適当に選んだだけなのか。


 それと同時に、これからの事もぼんやりと考えていた。


 殺し合いに乗っている奴の名前が出た。即ち、全員が警戒心を強める事に繋がる。
 ……出会う相手が、名前が出ていた殺人者ではないか。それとも、そうじゃないのか。
 これを見た誰もが、そう思うかもしれない。だが、この情報は……参加者全員が閲覧できる。
 つまり、名前の出ている殺人者自身も、これを見れるのだ。
 当然、自身がこれから警戒されることも、十分なほど分かるだろう。
 となると……やはり、そうそう姿を現さなくなるかもしれない。
 だとすると、危なくておちおち外も歩けない。だからって、別に諦めはしないけど。


「マッマ、どうしたんや。さっきからずっと黙っとるけど」
「アンタと違って、私はいろいろ考えてるのよ。とりあえず……アンタ達、ちょっとこの家調べてきなさい」




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