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仮投下スレ

228 ◆i7XcZU0oTM:2013/05/05(日) 21:03:22 ID:izeT9O/s0


 やる夫とやきうのお兄ちゃんの2人で、気絶したままのグンマーを、民家の中に運ぶ。
 それを尻目に、ダイニングの机に腰掛け、PDAをチェックするマッマ。
 何故このような事をしているのか?答えは、案外単純である。
 そろそろ定時更新の時間だと言う事で、安全な場所でPDAをチェックしようと、マッマが提案したのだ。
 その為に、手頃な民家に入り、万が一のために、見張りとしてチハを外に置いておくと言う算段だ。
 最初は渋っていたチハだったが、マッマの説得で、渋々見張り役を引き受けたのだ。

「……」

 神妙な面持ちのまま、ジッとPDAを見つめる。
 ……やがて、その表情が悲しげな物へと変化して行く。

(6時間の間に、15人も殺されてるなんて……信じられない)

 だが……これは、紛れも無い事実。
 先程見かけた、3体の遺体同様に、どこかで、誰かが殺されている……。
 その事実が、マッマの胸を締め付ける。

「ちょ、ちょっと見せてほしいお……」
「しょうがないね…………ほら、アンタの名前、ここに載ってるわ」
「ホンマや」

 まさか本当に載るとは、と言った感じで、やきうのお兄ちゃんが驚く。

「ホンマや、じゃないわよ。これがどういうことか、アンタ分かってんの? 他に名前が出てる奴と共に、
 "危険人物"と、まあ十中八九思われるでしょうね」
「ふーん」
「もしかしたら、アンタが殺した人の知り合いが……アンタに復讐しに来るかもね」
「……ま、まあ誰が来ても返り討ちに……ぐえっ!?」

 その言葉を言い終わる前に……。
 マッマの鉄拳が、やきうのお兄ちゃんの腹に叩き込まれた。

「アンタはつくづく救いようのない馬鹿だね。これ以上罪を重ねるつもりかい?」
「そんなん言うても……ワイに復讐しようとする奴が相手でも、殺したらアカンとでも言うんか?
 そんなんワイは絶対に御免や。そもそも、れっきとした正当防衛になるやろ!」
「さっきも言ったけど、アンタに選択権なんて無いの。無駄口すら叩けなくしてあげようか?」
「くっ……」


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