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仮投下スレ
208
:
◆m8iVFhkTec
:2013/04/19(金) 18:28:55 ID:5fphdqVU0
「……PDAか。ひろゆきは2ちゃんねるが閲覧出来ると言っていたが……」
キバヤシはジサクジエンからPDAを取り上げて、じっくりと観察をする。
「な、なんだこの凄まじい性能は……! 大型のコンピュータ並の機能性! さらに高画質!
そしてこんなにもコンパクト……携帯電話のように折り畳む必要すら無いだなんて……!」
何を驚いているのかと思うかもしれないが、彼が活躍していたMMRは1990年代後半の話である。
その頃の携帯電話は、ここ最近画面がカラーになり、折り畳み携帯が普及してきた時代。
一方、PDAはモノクロ画面が主であり、パソコンというより電子手帳としての役割が大きかった。
インターネットはダイヤルアップ接続で出来たが、性能はデスクトップPCに大きく劣る。
携帯の方はiモードが実装されていたが、サイトが少なく、何よりコストがかかるため利用者はそれほど多くなかった。
だが、それが最新式だと言われていた当時の世界から、この世界に来てPDAを見たら驚くのも無理はない。
……90年代の人がどうして2ちゃんねるを知ってるかって? ほら、多分本編終了直後の2000年代から来たんじゃないだろうか。
「ミセテミセテ!」
「あぁ、いいだろう。……こんなことなら、真っ先にコレの機能を把握しておくべきだったな」
前述した通り彼は若干ステレオタイプの時代の人であるため、情報収集と言えばコンピュータよりも図書館を優先してしまう。
というか、彼にとって携帯はただの通信機器と言う見解が根付いているため、主催者から配信を受け取る
だから、支給されたPDAについては盲点だった。主催者からの配信を受け取るためだけの機器だと考えていた。
彼にとっては未来の世界の道具であるPDA、それをタッチペンを巧みに使いこなして操作する。
キバヤシのIQは170とも言われ、ほぼ初見である道具をものの数分で把握していくだけの知力はあった。
カメラにボイスレコーダー、現在位置がわかる地図に手書きメモ帳と、彼の想像を超えた万能さにまたしても驚いた。
「現在の地球の技術ではここまで画期的な物は無いだろう……主催者は相当な技術力を持っているに違いない……!」
「ソウカナー?」
「おそらく、裏社会のスパイなどがこう言った機器を使っているのかもしれない。
それを一般市民であるこの俺が手にする日が来るとはな……あぁ、実に興味深い機械だ……」
まさかこのレベルの機械を一般人が、それも学生に至るまでほぼ全員が所持するような世の中になるとは、彼は想像もしなかっただろう。
「キバヤシー、コノ『ニンポーチョー』ッテナニ?」
「忍法帖……何のことかと思っていたが、どうもこのPDAに搭載されたシステムのことらしい」
そういえばひろゆきが最初に言っていた。
『一人殺す毎に忍法帖のレベルが1つ上がります。現時点での皆さんの忍法帖レベルは0ですね。
レベルが上がると様々な恩恵が得られますが、レベルが1以上の方はバトルロワイアル板にて殺害した人物の名前と実名が公表されます。』
……殺害を行なうことのメリットを生み出すシステム、それが忍法帖。
キバヤシは規定の操作でヘルプメニューを開き、その内容に目を通していく。
「……なるほど、上手く出来たシステムだな、これは……」
「キバヤシー、ニンポウチョウニツイテオシエテー!」
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