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仮投下スレ
189
:
◆1WOpAbkgRc
:2013/03/03(日) 01:58:34 ID:QUuUB0ls0
「はあ…やたら説教してくるところとか、暴力的なところとか、なんだかやらない夫にそっくりだお…あ、そっち右だお」
「あんたの友達かい?そんな友達がいるなんてむしろ運がいいじゃない。その子もあんたのためを思ってやってるんでしょうよ」
「そんなはずないお。ここでもやる夫のこの綺麗な顔を思い切り蹴ってきたんだお。親にも蹴られたことないのに…」
呟きながらやる夫は自分の頬をさする。
傷に隠れているが、よく見ると確かに軽い痣ができていた。
「"ここ"って…その友達も参加させられてるのかい?」
「お、おお…たぶんそうだお。最初に集められた会場でやる夫のすぐ近くにいたんだお」
「じゃああんたその友達が心配じゃないの!?」
「だ、だって…生き残った一人しか帰れないんだお?やらない夫の心配なんてしても無意味じゃ…」
やる夫の返答を聞いたマッマは、顔を抑え大きく溜息をついた。
「うちの息子にも引けをとらないぐらいのろくでなしだね、あんたは…
こんな状況下で友達ほっぽっといて、やってることは女漁り?
そのやらない夫って子に同情すら湧いてくるよ」
「う、うるさいお!やる夫だって大変だったんだお…攻撃されたり疑われたり…
おばさんにどうこう言われる筋合いはないお…!」
「用が済んだら私達の弾除けにでもなってもらおうかね…」
度重なるマッマの言葉責めがやる夫の心を刺したが、それが次第にやる夫の心に現実感を与えていた。
(でもよくよく考えてみると、この状況って結構チャンスなんじゃないかお?
ちょっと狭いけどこの戦車の中にいれば安全だし、あいつの持っていた拳銃なんてちっとも怖くないお。
ただ問題はこのおばさんと一緒にいると、おにゃのこを見つけてもセクロスできそうにないという点だお。
というかこのおばさんと一緒にいるだけで性欲なんてちっとも湧かないお…)
先程までの衝動が嘘であるかのように、やる夫の心は冷静さを取り戻していた。
どんなに逃げ回ったところで、首輪を嵌められ殺し合いの最中にいる限り安全地帯など存在しない。
同行者に不満はあるものの、戦車と行動を共にしている現在のやる夫の状況はまさに不幸中の幸いなのだ。
戦車から降りて彼らと離別しようとした自分のなんと間抜けなことか。自身の行動を反省し、やる夫は考えを続ける。
(そもそもやる夫は本当におにゃのことセクロスできればそれでよかったのかお?
やらない夫が誰かに殺されても?やらない夫はたぶん殺し合いには乗ってないお。
殺し合いから脱出する方法や、もしかしたらやる夫を必死に探してるのかもしれないお。
それなのに…やる夫はこれでいいのかお?)
性欲喪失による無気力感のためか、とりあえず身の安全が確保できたためか。
やる夫は、共に巻き込まれている親友や殺し合いについて思考を巡らせることができていた。
やる夫の暴走は本当に彼の性欲のみに起因するものだったのか。
ひょっとすると今の苦境から彼の心を守るために働いた、一種の防衛本能だったのではないだろうか。
ともかくこの一連の出会いや出来事はやる夫に幾ばくかの変化をもたらしていた。
その変化がただ一時のものであるかどうかはまだわからない。
「そこずっと真っ直ぐ・・・あ、何か飲み物ないかお?」
「コーラならあるよ(ニッコリ」
,-‐-、
| 醤 | ング
ング | 油 |
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/ ̄⌒) (⌒ ̄\ング
/ ,. ^‐'_ヽ /__ー^ 、 \
/ // ̄ ` ⌒ ´ ̄\\ \
( </ \ノ )
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ング \ \ / /
ング
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/(  ̄) (_)\ ┃ ━━━━━━━━
/::::::⌒(__人__)⌒:::: \ ┃ ┃┃┃
| ゝ'゚ ≦ 三 ゚。 ゚ ┛
\ 。≧ 三 ==-
-ァ, ≧=- 。
イレ,、 >三 。゚ ・ ゚
≦`Vヾ ヾ ≧
。゚ /。・イハ 、、 `ミ 。 ゚ 。
(うわっ、汚っ!)
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