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仮投下スレ

179 ◆m8iVFhkTec:2013/02/07(木) 21:21:35 ID:diTZsHK20
                  ∧_∧:::
                 ( ´Д`):::::
                / 丶'  ヽ::::: 「これだけ語ったのに1さんの魅力が理解できないとか、
               / ヽ    / /::::   ダメだなアンタ。ダメ。考えられないね。うん」
              / /へ ヘ/ /:::::
              / \ ヾミ  /|:::
             (__/| \___ノ/::::::
                /    /::::::::
                / y   ):::
               / /  /:::
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            /  /:::::
          (  く::::::::
           |\  ヽ:::::
            |  .|\ \ :::::
      \    .|  .i::: \ ⌒i::
       \   | /::::   ヽ 〈::
          \ | i::::::   (__ノ:
         __ノ  ):::::
         (_,,/\



           ∧_∧
          ( ´・ω・)
         /´,mn Y ` ヽ  制裁入りますね
         〈 (_n ̄)ィ ヽ 〉
         ヽ_(y';、,!,/ノ ノ
     メキメキメキ   |ヽ、__/〈
          /|  !,  ヽヽ
         〈 |   |`ヽ、ヽ`i,
          ヽ/   ノ   i  ,〉
          ノ  ,./ヽ   |/  |
     /^ヽ_/  ヽ、 )   i  ,!
     し/´ ∧_∧/⌒'i (  ヽ、
      ゝ (.;´Д`),ノi ノ ←八頭身
      /  ノ  ,r-っ (ノヽ,,>
     〈_ ̄ ̄ メ  ))
        ̄ ̄`ヽ`つ て バンバン
          )/V Vヽ(


流石に口が過ぎた。

 ◇ ◆ ◇ ◆

一通り謝罪をした八頭身は、太ももをさすりながら言う。

「痛たたた……もういいです。僕はさっさと1さんを探さなくてはいけないので、この辺で……」
「これからどこか向かう先はあるんですか?」
「……そうだった、まだ正確な目的地を決めていなかった!
 とりあえず、人が集まる場所へ行きたいんだけど、どのあたりかなぁ」

目的地も決めずにひたすら走るとは……
呆れつつも、ZUNは地図を広げて考察をした。

「そうですね……会場の真ん中であり、怪我人なども集まる『病院』ですかね。
 ただ、その分危険人物も集まりそうですが……大丈夫なんでしょうか」
「危険でも構わない! 少しでも1さんがいる可能性が高いなら僕は行くつもりだ!」
「ふむ……でしたら気を付けてください。どれだけの人が殺し合いに乗っているかわかりませんので」
「わかりました……。あ、お礼と言ってはなんですが、僕の支給品をお分けします。…ハズレのですけれども…」

八頭身はそう言うとデイバックから二枚の紙、そして時計を取り出した。
二枚の紙…それは野球観戦のチケットだった。時計は趣味の悪そうな金ピカのもの。
少なくとも殺し合いの場においては不要だと思われる品である。

「いえ、それでは不公平です。それでしたら、私たちが使わない支給品を……
 壁殴りさん、あれを差しあげても大丈夫でしょうか?」
「ええ、僕は構いませんよ」

ZUNに促され、壁殴り代行はトンファーを取り出すと八頭身に差し出した。

「そんなっ、こちらは使えない品を渡しただけなのに悪いですよ」
「とはいえ、我々にはトンファーは使えませんからね。1さんを見つけるために、少しでも足しになれば」
「どうもありがとう。君たちも無事でいられることを祈ってるよ!
 …あ、ついでに、もしも1さん見つけたら保護してあげてください。お願いします。……それじゃあまた!」

そう言うや否や、八頭身はトンファー片手に疾風のごとく駆け出した。
湧き上がってくる使命感と母性本能、そして不安……。
それらのエネルギーが脳内からあふれるパワーとなり、その足を更に速めた。
(だいぶ時間を取っちゃったなぁ……あぁ、1さん、今君はどこに……?
 早く見つけないと……あぁ、早く護ってあげないと……)

不安が焦りに変わっていく。どれだけ速く走っても足りないほどに……

(あぁ、1さん、早く見つけなくちゃ、早く1さんを、早く1さんを、早く、はやくはやくはやくはやく……)

明け方の空の下、彼の足音が騒がしく街の中をこだましていた。


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