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仮投下スレ

129 ◆i7XcZU0oTM:2012/11/24(土) 21:30:01 ID:gVHJHdVs0




「ふうん、こんな所に人がいたんだ」

 壁に寄り掛かりながら喋る。

「さっきはいなかったはずなのに……」

 スッ、と刃を呼びだす。
 2人との間合いは、まだまだ離れている。
 この距離では駄目だ。

「何よ、あの剣……一体、どこから……!」

 片方の女……結構歳食ってるみたいだ。どうでもいいけどね。
 とにかく、そいつは俺のを見て驚いている。
 そりゃそうだ、何も無い所から突然現れれば、誰だって驚くだろうよ。
 ……でも、もう片方の奴……和服の女か。
 そいつは、特に驚いた様子はない。

「鬼女さんは、安全な場所に隠れていて下さい」
「え、でも……」
「大丈夫です、私も後で行きますから」

 ふうん、俺を倒す自信があるのかな。
 あんな剣を軽々と持っているくらいだ、結構な使い手かもね。

「……へえ、一人で戦うつもり?」
「貴方なんて1人で十分です。それに、鬼女さんを危ない目に遭わせる訳にもいかない……っ!」
「その自信……すぐに、へし折ってやるからな!!」

 地面を蹴り、一気に間合いを詰める!
 その勢いのまま、脳天目掛けて刃を振り下ろす!
 …………が、相手も黙って受ける様なバカじゃなかった。
 手に持つ剣で、しっかりと俺の攻撃を受け止めている。

「……一撃で死ななかった事を後悔させてやるからな」
「そちらこそ、こんな殺し合いに乗ってしまったことを後悔させてあげます!」


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