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陽春副管理人(=鄭徒均(チョンドギュン)) 統合スレッドpart16

1447聖剣の勇者 ヒロイックパラディン 陽春 (ワッチョイ):2019/06/16(日) 14:44:43 ID:z6ptX2QM00
 【テヘラン】日本の首相として41年ぶりにイランを訪問した安倍晋三首相。米国とイランの架け橋になること
を目指したが、両国の対立が一段と不安定さを増すなど、中東和平の調停役としてのデビューは厳しい結果に終
わった。

 安倍氏は12日、日本と良好な関係を築いてきたイランを訪問。だが14日に東京に戻る頃には、日本のタンカー
船がオマーン湾で攻撃を受けて炎上していた。マイク・ポンペオ米国務長官は「自由を愛する国への理不尽な敵
対行為」としてイランを糾弾する一方、イランの最高指導者アリ・ハメネイ師は米国との対話はあり得ないと言
明した。

 安倍氏はイラン指導部から平和を望むとの言葉が出たことは前進だとし、平静を装った。また米国とイランの
関係について「互いに複雑な国民感情がある」と述べた。

 安倍氏は日本の政界を支配しており、通算の首相在任期間が歴代最長となる見通しだ。ドナルド・トランプ米
大統領からの後押しに加え、7月の参議院選挙を前に、自身のイメージアップを図る狙いから、安倍氏は慎重に
緊張緩和に向けた中東外交に乗り出した。中東外交は歴代の日本の首相が避けて通ってきた道だ。

 だが安倍氏がハメネイ師に対し、米国はイランとの誠実な対話を望んでいると伝えると、ハメネイ師は「われ
われはそのような言葉を決して信じない。誠実な交渉はトランプのような人間からは生まれないからだ」と突き
放した。イランの国営テレビが報じた。

 イラン沖で日本のタンカー船が攻撃を受けたのは、安倍氏とハメネイ師が会談する直前のタイミングだった。
両氏が会談の際にタンカー攻撃について把握していたかは、双方ともに明らかにしていない。

 ポンペオ氏は、イランは「安倍首相の外交を拒否した」とし、「その上で日本の石油タンカー船を襲って日本
を侮辱した」と断じた。イランは関与を否定している。

 石油輸送が脅かされる事態は、日本の現職首相による1978年以来のイラン訪問で成し遂げたいと安倍氏が望ん
でいたものの対極にある。日本にとって中東情勢を巡る最大の関心は、中東産の石油を日本へと運ぶ貨物船の安
全を確保することにある。日本は石油・天然ガスのほぼすべてを輸入に頼る。

 安倍氏は独立した仲介役としての立場を強調したが、イランのメディアは安倍氏とトランプ氏の個人的な関係
の近さや日米同盟に焦点を当てた。こうしたイランの懐疑的な見方は、中東外交において「偏向のない人物」と
受け止められることはほぼないということを改めて想起させる。

 しかしながら、北海道大学の鈴木一人教授(国際政治経済学)は、すべての希望が消えた訳ではないと話す。
鈴木氏によれば、イランは安倍氏のシャトル外交を拒否していない。また安倍氏にはやりたい気持ちがあり、米
国が認めれば継続は可能との見方だ。

 月内には大阪で20カ国・地域(G20)首脳会議の開催が予定されており、安倍氏は再び国際舞台でチャンスを
得ることになる。

 だが外交の取り組みが容易になることはない。トランプ氏と中国の習近平国家主席(日本の貿易相手上位2カ
国の首脳)がG20に出席する見通しで、安倍氏は米中が貿易戦争に突入するのを食い止めたい考えだ。
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