[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
勇者「揺るがぬ誓いと」魔王「揺れ動くキモチ」2
315
:
さまさま
:2013/01/05(土) 11:18:20 ID:Ssv9g4YE
???「て、てめえ···」
レスト「さてと、秘密を教えてもらおうか」
アリサ「その前に仲間になってもらうんでしょこのバカ!!」ガン!
レスト「がはっ!?」
???「!?」
アリサ「なんで気づいたのかって顔してるわね、あたしと反対側の捜索をしてたアキラが来るのはおかしいと思ってね、」
???「あ···!(しまった!!)」
アリサ「レスト!今回はこのこがなめてかかってきてたから勝てたけど、もし本気出してたらあんたも危なかったんだからね!」
レスト「わかってるよ···だから本気出さないうちに倒したんじゃないか」
316
:
さまさま
:2013/01/05(土) 11:25:14 ID:Ssv9g4YE
レスト「···まーなんだ、もう秘密探ったりはしないからよ、」
レスト「俺の仲間になれ、???、」
???「···俺の名はブレアだ、(なんとなくだが、俺はこいつについていかなきゃいけない気がする)」
ブレア「よろしくな、レスト」
レスト「ああ、ブレア」
アリサ「よし、じゃあ早速家に帰って歓迎パーティーでも···」
レスト「ああ、先に行って待っててくれ、俺はまだこいつと用事があるから」
317
:
さまさま
:2013/01/05(土) 11:30:20 ID:Ssv9g4YE
レスト「折角仲間になったんだ、秘密教えてくれよ」
ブレア「もうさっきのセリフを忘れたのかてめーは」イラッ
レスト「いやいや、だって不公平だろ!!お前は俺の秘密知ってて俺はお前の秘密知らないとかよ!」
ブレア「知るか···」
レスト「···アリサがらみだろ?」
ブレア「···」ピクッ
レスト「ほらやっぱな!」レスト「くっ···!(さっきあのこが来たとき過剰反応し過ぎたか···!)」
レスト「で、なんだ?まさかお前もアリサが好きだとか···」
318
:
さまさま
:2013/01/05(土) 11:37:28 ID:Ssv9g4YE
ブレア「俺は···理想のずっと女の姿を追い求めていたんだ」
レスト「ほう」
ブレア「毎日毎日そのことだけを考えていた···知らず知らずの内に、どことも知れぬ壁にその『理想の女』の顔を彫っていたこともあった」
レスト「(これが『各地でこの世の者とは思えないほどの変態』の真相かよ!?)」
ブレア「そして・・・その女は実在した!!」
レスト「それがアリサってわけか・・・」
ブレア「正直、帰らせるのが凄く惜しかった・・・」
319
:
zx
:2013/01/05(土) 12:53:22 ID:nzlLNXUM
この話を聞いたゆうしゃくんはブレア暗殺計画を立てた
320
:
zx
:2013/01/05(土) 12:59:14 ID:nzlLNXUM
さまさまさん質問です
ゆうしゃくんとブレアが戦ったらどっちが勝つんですか?
321
:
さまさま
:2013/01/05(土) 16:31:01 ID:Ssv9g4YE
まずゆうしゃくんて誰ですか
322
:
さまさま
:2013/01/05(土) 16:37:55 ID:Ssv9g4YE
レスト「まああれだ、変態同士仲良くやろうぜ」
ブレア「一緒にするな」
レスト「アリサの写真分けてやるから」
ブレア「これからお前の事を親友と呼んでもいいか?」
レスト「心変わり早すぎだろ!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
323
:
さまさま
:2013/01/05(土) 17:10:22 ID:Ssv9g4YE
アーサー「まさかこの俺が騙されるとはな···」
アキラ「完全に騙されちまった···」
アリサ「落ち込みすぎでしょ、私だってアキラと正反対の場所にいなければ騙されてたわよ」
ブレア「天使だ···」ボソッ
レスト「しっ!バカ!バレたらどうすんだ!」ボソボソ
324
:
zx
:2013/01/05(土) 17:29:28 ID:nzlLNXUM
>>321
ゆうしゃくんは元軍人で弱点は英語。カロチンアレルギーで現在アリサとデート中。(ゆうしゃくん「こいつは誰だ? 」にて)剣術ではトップクラスだがお下劣なことを言う
325
:
さまさま
:2013/01/05(土) 18:14:00 ID:Ssv9g4YE
アリサ「なにボソボソ話してんのよ」
レスト「いえ、なんでも···」
アリサ「ブレアくん、これからよろしくね、」
ブレア「はい!」ビクッ
アーサー「そうそう、アップデートによる新しいダンジョンが判明したぞ」
レスト「!それで・・・どんな?」
326
:
さまさま
:2013/01/05(土) 18:25:01 ID:Ssv9g4YE
いやまあゆうしゃくんは知らん
アーサー「まず、天空のダンジョン、『天空要塞』」
アリサ「天空要塞って···あの『天空大陸』にあるってこと?」
アーサー「そうだ、昔、復讐者がクリアしたダンジョン『天空大陸』の秘境に生まれた新たなダンジョン、それが『天空要塞』だ」
アーサー「内部にも外部にも、魔物が大量に蔓延っているらしい、」
アーサー「そして、大木のダンジョン、『大樹の虫穴』」
アーサー「常に噴火しつづける、突如砂漠地帯の中心に現れた『極熱火山』」
アーサー「まずは天空要塞に行く、出発は明日、準備を怠るな」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
327
:
さまさま
:2013/01/05(土) 18:36:41 ID:Ssv9g4YE
レスト「よいしょっと、まあこんなもんかな」
レスト「(後はお守りにこの写真をっと···)」
レスト「うし!完了!ブレア!お前はもう準備済んだのか?」
ブレア「当然だ、俺と天使の魔力の性質も···明日の朝にはわかるとよ」
レスト「天使呼び定着かよ、」
ブレア「忘れられん···目が合った時のあの感覚···!」
レスト「もうあれだな、お前完全に虜になってるな、」
ブレア「お前もだろ」
ーーーーーーーーーーーーーーー
328
:
さまさま
:2013/01/05(土) 18:40:34 ID:Ssv9g4YE
ー翌日ー
アーサー「それじゃあな、」
レスト「ちょっと待て」
アリサ「アーサーさん行かないんですか!?」
アーサー「さすがに体に堪えるからな···」
レスト「え〜···まあいいか、仕方ないしな···」
レスト「それじゃあ、行ってきます!」
アーサー「(ブレア···やつとうまくやれればいいんだが)」
ーーーーーーーーーーーーーーー
329
:
さまさま
:2013/01/05(土) 18:50:04 ID:Ssv9g4YE
ー天空大陸ー
レスト「うおー!」アリサ「ここが天空大陸かあ···!」
ブレア「なかなかすばらしい眺めだな、」アキラ「すげー···!」
レスト「んじゃ、早速行くか?」
アキラ「ああそうだ、魔力の性質の話だけど、」
アリサ「!わかったの!?」
アキラ「うん、アリサは『心眼』、ブレアは『追加』だとさ、」
レスト「ん?『追加』···俺のと似てるな」アリサ「案外レストと似た者同士なのかもね、」
レスト&ブレア(その通りだったんだけどな)
330
:
さまさま
:2013/01/05(土) 18:53:16 ID:Ssv9g4YE
アキラ「まあ、あとは実戦でいろいろ試してみるしかないね、」
ブレア「追加か···一体何を付け足せというんだか、何の役にも立たない解放スキルが出来そうだな、」
レスト「いやいや、そーいうのに限って滅茶苦茶強い解放スキルになったりするんですよ、ソースは俺」
331
:
さまさま
:2013/01/05(土) 22:04:57 ID:Ssv9g4YE
ー天空要塞、正門ー
アリサ「『天空要塞』···」
レスト「でかいな・・・これダンジョンじゃなくて世界遺産とか、そういうオチじゃねえだろうな?」
アキラ「マップを見る限りそれはないな、」
???「君たちは···もしかして、」
レスト「?」
???「このダンジョンを攻略に来たのかい?」
レスト「まあ、はい」
332
:
さまさま
:2013/01/05(土) 22:56:34 ID:Ssv9g4YE
ゴロー「そうか、僕はゴローと言うんだ」
アキラ「えっ!?」アキラ「ゴロー!?」
レスト「誰?」ブレア「知り合いか?」
アキラ「ばっかお前···!天空大陸でゴローっつったら、あの伝説の鍛冶屋ゴローさんだろ!」
ゴロー「ん?君は武器を持っていないの?」
ブレア「ああ、···まあな、」
ゴロー「ちょっと家に寄っていきなよ、」
ブレア「いや···」アリサ「ええ!?いいんですか!?」
ブレア「是非寄っていこう」
333
:
さまさま
:2013/01/05(土) 23:09:00 ID:Ssv9g4YE
ーゴローの家ー
アリサ「へー、意外と狭いんですねー!」
ゴロー「あんまり広いと、片付けとか大変だからね、」
ゴロー「ところで···君もしかして、勇者さんの息子さん?」
レスト「えっ、なんでわかったんですか?」
ゴロー「やっぱりね、似てるし、その剣に見覚えがあったからさ」
ゴロー「僕も昔、勇者代行をしていた復讐者さんの旅に同行させてもらっててね、勇者さんにも、何度も会った事がある」
レスト「へえ···」ゴロー「ブレア君、君の武器を、僕に作らせてくれないか」
アリサ&アキラ「!?」
ブレア「まあいいけど···」ゴロー「よかった、それじゃあ喜んで、作らせてもらうよ」
アリサ&アキラ「いいなあ···」ブレア「な、なんだよ···」
334
:
さまさま
:2013/01/05(土) 23:24:30 ID:Ssv9g4YE
アリサ「ゴローさんは、レストの『誓いの剣』に匹敵する物を作れるような人なのよ···うらやましくない訳がないじゃない···」
アキラ「昔作った代表的な刀では、空気抵抗のみが異常にかかる刀とか、一振りで百の切り傷を相手に負わせる刀とか!」
レスト「それは確かにすごいな···!」
ゴロー「明日には武器が完成するけど、その間どうする?ここに泊まってくかい?」
アリサ&アキラ「早っ!?」
ブレア「いや···『天空要塞』だけは、自分の力でクリアしたい、」
ゴロー「そうかい・・・頑張ってきな、」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
335
:
さまさま
:2013/01/06(日) 01:06:02 ID:Ssv9g4YE
ー天空要塞、正門前ー
レスト「さて、ここをどう通るか···」
アキラ「見つからないように潜入とか?」
アリサ「はい、どいてどいてー、」
アキラ「ああ···結局それで、」
アリサ「魔神武装!爆発系魔弾『デビルズバースト!』発射ああ!!」ズドォン!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
336
:
zx
:2013/01/06(日) 11:41:01 ID:nzlLNXUM
さまさまさんボクの作ったスレみてください
337
:
さまさま
:2013/01/06(日) 14:06:21 ID:Ssv9g4YE
>>336
なんかよくわかんなかった
俺もあんま人のことは言えないとは思うけども
338
:
さまさま
:2013/01/06(日) 14:15:38 ID:Ssv9g4YE
ゴロー「そうだ、刀の名前も決めてやらなくちゃね···」
ゴロー「ふふ、腕がなるなあ、」
ゴロー「ブレア君か・・・彼なら、これから出来る刀もきっと使いこなせるはずだ・・・」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ワイバーン「な、何者・・・!」
ブレア「お邪魔しまーす!」ドガッ!
ワイバーン「ぶらっ!?」
ブレア「おっと、悪いな、煙で見えなかった」
ワイバーン「き、貴様!」
レスト「よっと」ガスッ!
ワイバーン「がっ!」
レスト「あ、悪い、煙で見えなかったけどなんとなく峰打ちしちまったわ」
ワイバーン「(絶対嘘だ···!)」ドサッ!
アキラ「やれやれ、いきなりかましやがって···!」
アリサ「ふふっ、こうじゃなきゃ面白くないわよ!」
339
:
さまさま
:2013/01/06(日) 14:24:37 ID:Ssv9g4YE
ワイバーンジェネラル「ええい!こいつらを討ち取るのだ!!」
ワイバーンナイトs「イエッサー!」
アリサ「ごめん、聞こえない」ドガァン!!
ワイバーンナイトs「ぎゃああああ!?」
アキラ「鬼や、鬼がおる···!」
ワイバーンジェネラル「情けない!貴様らそれでも騎士か!」
アキラ「将軍さん、後ろ、危ないよ」
ワイバーンジェネラル「何!?ぐあっ!?(か、体が···石のように···!)」
アキラ「射出した魔力が、相手に憑依し、体の自由を奪う、『背後霊の呪縛』」
アキラ「お前は、魔力が自然消滅するまで動けない」
ワイバーンジェネラル「こ、こんなバカなことが···!」
340
:
さまさま
:2013/01/06(日) 14:29:44 ID:Ssv9g4YE
アキラ「俺の攻撃には、気づいた時にはもう遅いんだよ、覚えとけ!」
ワイバーンジェネラル「い、意識が···!」ドサッ
レスト「さあ!内部に進むぞ!」
ー天空要塞、『処刑部屋』ー
レスト「うわっ···!んだよここ···!壁も床も血塗れだ···!」
ブレア「どうやらここは処刑部屋のようだな、そして、ここにいる魔物は全て、知能を持った者らしい」
341
:
さまさま
:2013/01/06(日) 14:49:29 ID:Ssv9g4YE
ブレア「ん···?」
ブレア「(牢屋の中に宝箱が···)」
レスト「?おい、どこに行くんだ?」
ガシャン!!
ブレア「!?」
ブレア「閉じ込められた···!?」
アリサ「なにやってんのよ、今出してあげるから···(魔神武装!)」
アリサ「あれ・・・開かない・・・!」
ブレア「やれやれ、これが噂の中ボスとかいう奴かな」
フレイムドラグーン「ギャース!」
ブレア「・・・にしてはかなりデカイ気もするがな」
レスト「一人で勝てるか?」
ブレア「・・・任せろ!」
342
:
さまさま
:2013/01/06(日) 21:09:11 ID:Ssv9g4YE
フレイムドラグーン「人間ごときがこの俺に敵うと思っているのか···!」
ブレア「人間?」
ブレア「誰に口を聞いている、」
ブレア「ただデカイだけのトカゲ風情が···この俺を見下してんじゃねえ、伏せろ」
フレイムドラグーン「!?」ズズゥウン!!
フレイムドラグーン「か···体が···持ち上がらない···!」グググ···!
フレイムドラグーン「なんだこれは···!貴様一体何をした!!がぐっ!?(さ、さらに体が重く···!)」ズジャァ!!
343
:
さまさま
:2013/01/06(日) 21:12:15 ID:Ssv9g4YE
ブレア「そのまま潰れろ···あばよ、トカゲ野郎」
フレイムドラグーン「ま、待てっ!!ぎゃあっ!?」グチャッ!!
ブレア「お、開いた開いた」ガララ···
アリサ、アキラ、レスト「···!」
ブレア「ん?どうした」
344
:
さまさま
:2013/01/06(日) 22:54:48 ID:Ssv9g4YE
レスト「いや···まあ、今のは何をしたんだ?」
ブレア「奴の重さを25倍分追加した、」
レスト「ってことは、それが解放スキルなのか?」
ブレア「の、一部だ、物理的なものならほとんど付け足すことができるようだ」
アキラ「本当、味方でよかったよ···」
ブレア「?」
345
:
さまさま
:2013/01/06(日) 23:50:28 ID:Ssv9g4YE
ブレア「ボスはどこにいる?」
レスト「このさらに上の階みたいだな···」
ブレア「よし、飛んでいくぞ、捕まれ」
レスト「え?」アリサ「わかった···でもどうやって飛ぶのよ」
ブレア「さっきのドラゴンを見て思い付いたんだ、俺に翼を追加する!」バサッ!
ブレア「行くぞ!」バサァッ!!
アキラ「(本当に味方でよかった···)」
346
:
さまさま
:2013/01/06(日) 23:54:29 ID:Ssv9g4YE
レスト「うおー、すげえ!マジで飛んでる!」
アリサ「ブレア君すごい!」ブレア「!!」
レスト「あっ!?ちょっおまっ···!高度落ちてる落ちてる!!」
347
:
さまさま
:2013/01/07(月) 15:11:34 ID:Ssv9g4YE
レスト「しかしまあ···普通の魔力じゃ、翼を作ったところで動かせないからな、それはブレアの特権か」
ブレア「ところで、ボスとは誰が戦う?」
レスト「全員でフルボッコが理想だが···なーんか嫌な予感がする···」
???「・・・」
アリサ「?」
レスト「ん?どうしたアリサ」
アリサ「今何か上の階にいたような・・・」
レスト「先客がいるってことか?」
アリサ「そうかも・・・」
348
:
さまさま
:2013/01/07(月) 17:43:50 ID:Ssv9g4YE
???「では、やってくれ···」
???「今度こそ奴等に死を与えるため!犠牲になってくれ!我が部下達よ!」
「···はい」
???「(部下60人分の命をかけた誓い···奴等を殺せるなら安いものだ)」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
レスト「もうちょいだブレア!頑張れ!!」
ブレア「はっ、まだまだ余裕だっての、」
アキラ「···?おい、なんか聞こえないか?」
349
:
さまさま
:2013/01/07(月) 23:54:53 ID:Ssv9g4YE
アキラ「なんか···断末魔みたいな感じの···」
アリサ「···ブレア君、急いで」
ブレア「ああそうだ、アリサさん、」
アリサ「何?」
ブレア「俺の事は呼び捨てで、ブレアってよんでくださいよ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
350
:
さまさま
:2013/01/08(火) 00:01:18 ID:Ssv9g4YE
アーサー「···良く来たな、二枚貝」
アサリさん「呼んでおいていきなり二枚貝呼ばわりかよ、まあ間違っちゃいねえけどな···」
アサリさん「それで、どういうご用件で?アサリいる?」
アーサー「いや···アサリはいらん、ちょいと気になる事があってな、調査に協力してほしい」
アサリさん「なに?ああ、アサリの貝殻の表面の溝は縦だったか横だったかみたいな?」
アーサー「いや···やっぱお前もう帰っていいぞ」
アサリさん「ごめんごめんごめん!!冗談だって!!」
351
:
さまさま
:2013/01/08(火) 00:07:13 ID:Ssv9g4YE
アーサー「勇者が『誓いの剣』と一緒にレストに渡した本、それの出所を調べたい」
アサリさん「んじゃそりゃ?」
アーサー「その本には歴代勇者の事が事細かに記されていて、だがレストしか読むことができなかった」
アーサー「しかも、どういうわけかレストの···九代目勇者の項目まであった、」
アサリさん「確かにそりゃ妙だな、調べた方がよさそうだ」
アーサー「ああ、といっても、大体の予想はついているのだが···」
352
:
さまさま
:2013/01/08(火) 17:25:23 ID:Ssv9g4YE
アサリ「なんだよ、わかってんのかよ」
アーサー「まあな、こんなことができる奴は、一人しかおらんだろう」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アキラ「この扉の向こうにボスが···」
ブレア「ふん、とっととぶっ潰すぞ」ガチャッ
アキラ「あっ!おい!!」
353
:
さまさま
:2013/01/08(火) 18:14:41 ID:Ssv9g4YE
ぐちゃ···ぐちゃ···
レスト、ブレア、アリサ、アキラ「!?」
「···見られてしまったか···」
アキラ「なんだこれ···!どういうことだよ!」
レスト「てめえまさか···そいつらを餌にしたってのか?」
「とんでもない、こいつらは『死んだ』から食われているだけさ」
「僕は無関係だ···だからここは帰らせてもらうよ」
レスト「待ちやがれ!!」
354
:
さまさま
:2013/01/08(火) 18:23:06 ID:Ssv9g4YE
「ではさらばだ、」フワッ
レスト「!?壁の穴から飛び降りた!?てめーなに考えて···!」
アキラ「いや···!浮いてる···!あいつ、宙に浮いてるぞ!?」
麒麟「プロロ···」
アリサ「···こいつはあたし達が引き受ける!レストとブレアはアイツを追って!!」
レスト「ああ、任せた!!行くぞブレア!!」ブレア「ああ···!俺の背中に乗れ!!」
355
:
さまさま
:2013/01/08(火) 20:12:10 ID:Ssv9g4YE
「追ってくるか···撃ち落ととしてやる、」バシュン!
ブレア「なんだあれは···魔法か?」レスト「いいから避けろ!!」
ブレア「言われなくても!」ギュン!
レスト「···!?おい、ブレア···!お前こんなに小さかったか···!?」
ブレア「何を言って···」
「初弾に気をとられ過ぎたな、ゲームオーバーだよ、」
レスト「まさか···!いつの間に攻撃を!?(しかもこれはアキラと同じ、『気がついた時にはもう攻撃されている』魔法!)」
ブレア「同じ性質は存在しない···ということは、魔法そのものがこれだけの性能を持っていると言うこと!」
「少しは冴えているな、これはSSSランク級の魔法だ、僕は全ての魔法をSSSランクまで扱う事ができる···」
「そしてもう一発···これで終わりだ、」
356
:
さまさま
:2013/01/08(火) 22:53:43 ID:Ssv9g4YE
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
神「やあ、良く来たな、19年ぶりぐらいか?」
アーサー「今日はそんな話をするために来たわけではない、あの『本』は、お前が作ったのか?」
神「当然だろう?」
アサリさん「どういう心変わりだよ、20年前は勇者と魔王を殺そうと躍起になっていたくせに」
神「···勇者が···八代目勇者と八代目魔王が死んだ時点で、俺の戦いはもう終わったんだよ」
神「世界は八代目勇者によって、シナリオこそあれど、そのシナリオを『だれもがクリアできる』世界になった、」
神「俺は、それでもあいつらを殺したかっただけ、一種の意地みたいなものだ···」
神「そしてそれが達成された今、九代目勇者も魔王も、俺にとってはどうでもいい存在になった···」
神「だが今、九代目勇者と魔王を殺そうとする奴が一人いる···そいつはかつて勇者と魔王を殺すために協力してくれた人物でな···」
357
:
さまさま
:2013/01/08(火) 23:02:08 ID:Ssv9g4YE
神「やつは人間を洗脳し、そいつらを犠牲にすることで、今度は自分自身の強化をした」
神「超高ランクの魔法を扱える上、底なしの魔力を手に入れるつもりでいるんだ」
神「だからそいつに対抗させるために、俺はあの本を作ったんだ」
358
:
おっとっと
◆kh7ef5DSfY
:2013/01/09(水) 18:32:10 ID:???
SS一覧スレに書き込み協力お願いします
359
:
さまさま
:2013/01/09(水) 23:29:50 ID:???
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「バカな···なぜ魔法が効かない···!?」
レスト「あんたの魔法を、俺達に届く前にゴミ同然にしたんだよ」
レスト「良いものだろうと悪いものだろうと、等しく最低まで落とす、それが『不良』の魔力···、」
「これは予想外だ···やはり退かせてもらおう、だが必ずお前達を殺す、この体が完全になるまで、首を洗って待っていろ···!」
ブレア「···転移魔法か、逃げられたな」
レスト「とりあえずはなんとかなったが···あいつは一体···」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
アーサー「その、『そいつ』とは···?」
神「八代目勇者の実の父親、レストの祖父、賢者だよ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
360
:
さまさま
:2013/01/12(土) 01:45:54 ID:???
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
アリサ「げほっ···!」
アキラ「な···んなんだよ···こいつ···!」
アリサ「貫通系弾丸も、拡散系弾丸も、爆発系もすべて、通じない···いや、当たらない···!」
麒麟「プロロロ···」
361
:
おっとっと
◆kh7ef5DSfY
:2013/01/12(土) 05:31:27 ID:L8lnPqpA
下がりすぎたからあげ
362
:
おっとっと
◆kh7ef5DSfY
:2013/01/12(土) 06:14:14 ID:L8lnPqpA
なんかいもすまない
あげ
363
:
さまさま
:2013/01/12(土) 22:59:52 ID:???
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
レスト「あいつ、そうとうヤバい奴みたいだな···」
レスト「『不良』の魔力は、消費魔力が通常通り敵の魔法を迎え撃つ時のおよそ25分の1で魔法を使い物にならなくできるはずなんだが···」
レスト「···俺の魔力が、一気に空になった···全身が痛むぜ、」
ブレア「···なんだと?さっきは普通に喋ってただろう?」
レスト「意地でハッタリかまして余裕ぶってただけだよ、」
レスト「ま···このまま戻っても戦力にはなれなさそうだ」
ブレア「···俺も、このサイズでは、お前を連れてあそこに戻るので精一杯だ」
レスト「アリサ達は大丈夫だろうか···」
364
:
さまさま
:2013/01/13(日) 00:46:55 ID:???
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
アキラ「駄目だ!やはりこいつは!攻撃が当たる瞬間に『空気になる』んだ!」
アキラ「まさに無敵!勝てるのか!?俺たちだけで!」
アリサ「うるさいわね!!今作戦考えてるんだからアイツを引き付けておいて!!」
アキラ「作戦っつったって···!」
アリサ「(普段は実態を保ってる···でも、少しでも攻撃が当たると空気になる···、これじゃああのブリザードゴーレムなんかよりよっぽど厄介だわ···!)」
アリサ「(どうしたら···!)」
365
:
さまさま
:2013/01/13(日) 00:55:21 ID:???
「やれやれ、一仕事終えて来てみれば···」
アリサ「!?ご···ゴローさん!?ってもう終わったんですか!?」
ゴロー「あとはブレア君の魔力をもう一度打ち込むだけだよ、それより、まずはこいつだ···」
麒麟「···?」
ゴロー「···『風切羽』」チャキッ!
ゴロー「ふんっ!」ブンッ!
麒麟「!?」グニャア!
366
:
さまさま
:2013/01/13(日) 01:02:37 ID:???
アリサ「!?麒麟がなにかに巻き込まれて···!?」
アキラ「『風切羽』···!半端な力じゃ動かす事もできないほどの、異常な空気抵抗をもつ刀!!」
ゴロー「そう、それを思い切り振り抜くことで、空気をほぼ物質化して打ち出せるのさ···」
ゴロー「目には目を、空気には空気を、ダメージを与えることは出来ずとも、倒すことは出来るのさ」
アリサ「でも···!あいつはすぐに再生してしまいます!!」
ゴロー「心配ないよ、僕はちゃんと、『ある場所』を狙って風の刃を放ったからね、」
367
:
さまさま
:2013/01/13(日) 01:09:51 ID:???
アリサ「ある場所···?」
ゴロー「ああ···そこには、奴を倒せるモノがある」
ゴロー「最も、風切羽が作った風の刃は、魔力で起こした風とは違い、周囲の空気を巻き込んで飛んで行く···
ゴロー「この刀だから···復讐者さんがいてくれたからこそできた、この刀のおかげで、あいつをその場所へと送り込めた···」
368
:
さまさま
:2013/01/13(日) 01:14:24 ID:???
ゴロー「そして、君たちのおかげで入手できた、とある『素材』が、あいつを倒すのさ、」
アリサ「それってまさか···」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
369
:
さまさま
:2013/01/13(日) 01:22:23 ID:Ssv9g4YE
レスト「···?なあ、あんなところに氷の柱なんてあったっけ?」
ブレア「いや···っつーかあそこって確か···、」バサッバサッ
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ゴロー「僕の家に、ブリザードゴーレムの破片があるのさ、」
ゴロー「風の刃は家を破壊し、破片の入った特殊な入れ物を破壊し···」
ゴロー「破片にぶつかり、凍らされるってわけ」
アキラ「なるほど・・・って!?家破壊しちゃっていいんですか!?」
ゴロー「いや、そろそろ引っ越そうと思ってたしね、1ヶ月ごとに引っ越さないとサインねだられたりこれ作ってくださいってうるさいから···」
アキラ&アリサ「(ああ・・・そういうことか)」
370
:
さまさま
:2013/01/13(日) 01:23:47 ID:???
うっわ、あげのまんまだったすまん
371
:
名無しのうさぎさん
:2013/01/13(日) 11:00:21 ID:nzlLNXUM
アニメ化おめでとう
372
:
さまさま
:2013/01/13(日) 11:51:58 ID:???
アリサ「それにしても助かりました、ありがとうございました!」
ゴロー「いやいや、僕が勝手に助けただけだから···」
レスト「アリサーっ!大丈夫か!ってゴローさん!?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーゴローの家ー
ブレア「やはりこの氷の柱はここからででいたのか···ちょっと待て、おれの刀は?」
ゴロー「はっはっは、心配ないよ、大事な物は全部安全な場所に移してある」
ゴロー「器は完成した、あとは君が、あの刀に魔力を注ぎ込めば出来上がりだ。」
373
:
さまさま
:2013/01/13(日) 12:49:16 ID:???
アーサー「ふむ、なんとかクリアしたようだな、」
アリサ「アーサーさん!···とアサリ仮面!」
アサリさん「誰がアサリ仮面だ!!」
アーサー「いやお前は間違いなくアサリ仮面だから安心しろ、」
アーサー「ゴローくん、こいつらを助けてくれて感謝する」
ゴロー「いえいえ、」
374
:
さまさま
:2013/01/13(日) 12:57:14 ID:???
レスト「ああ、そういえば変な奴がいたんだよ、」
アーサー「何?」
ブレア「ボスを大量の人を犠牲にして強化したり、やたら強い魔法を使ってきたりな···」
アーサー「・・・(既に動き出していたか・・・賢者)」
アーサー「・・・そいつには、今のお前達では到底勝ち目はない、」
レスト「・・・」
375
:
さまさま
:2013/01/13(日) 15:57:45 ID:???
アーサー「···あいつは、誰よりも才能があり、そして誰よりも努力した男だ・・・」
アーサー「そして、だからこそあそこまで堕ちてしまったんだ、」
アーサー「あいつを救うには、もう殺してやるくらいしか手段がないほどまでにな・・・」
レスト「知っているのか!?あいつのことを!」
アーサー「知っているさ・・・あいつはかつて、勇者になるはずだった男だ」
376
:
zx
:2013/01/13(日) 17:08:29 ID:nzlLNXUM
ゆうしゃくん登場フラグ
377
:
さまさま
:2013/01/13(日) 17:58:50 ID:???
アーサー「だが、あいつがお前たちを狙っている以上、戦いは避けられないだろう」
アーサー「やつは、何百という人を犠牲にして、完全なる人間になろうとしている、」
アーサー「なんとしても、それを阻止しなければならない、」
レスト「あれよりまだ強くなるのか···!」
アーサー「ああ、そうなれば、もうだれも手をつけられなくなってしまうだろうな、」
アーサー「お前らには、奴を倒す力を得るために、ある人物に会ってもらう、」
アーサー「八代目勇者の仲間、騎士と盗賊の一人息子、その名はキースという」
378
:
さまさま
:2013/01/13(日) 18:25:41 ID:???
アーサー「キースの元へいってもらうのは、アリサとアキラだ」
アリサ「えっ!?」アキラ「俺たちだけですか!?」
アーサー「この中で戦闘スタイルが決まっていないのはお前達だけだからな···キースは並外れた観察眼を持っている、アドバイスを聞いて戦闘スタイルを探ってみるといい、」
アキラ「それじゃ、ブレアもじゃ・・・」
ブレア「俺はもう決まった、いや・・・今決めた」
レスト「おいおい、そんな思いつきで・・・」
ブレア「ふっ、じゃあ俺は刀を受け取りに行くとするか・・・」
379
:
さまさま
:2013/01/13(日) 19:38:42 ID:???
レスト「大丈夫かあいつ···」
アーサー「心配ない、あいつはお前とは違い、母親によく似ている···」
アーサー「負ける姿が一番想像出来ない奴が、一番頼りになるんだ···」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ゴロー「さあ、この刀を持ってみて・・・」
ブレア「・・・これでいいのか?」
ゴロー「そうだ、そうしたら今度は・・・」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
380
:
さまさま
:2013/01/15(火) 19:54:28 ID:???
ブレア「····(俺はもっと強くならなければいけない)」
ブレア「(あの兄貴よりもちゃんとアリサさんを守れるように、強くならなきゃならない)」
ブレア「···刀の名前は···」
ゴロー「うん、考えてみたんだがね、その刀の能力は、『斬撃をその場に残す』能力だ」
ゴロー「三日月状の弧を描く、全く視認不可能の斬撃を、闇に浮かぶ新月に例えて···」
ゴロー「残撃刀『闇浮月』ってのはどうかなと思うんだ」
ブレア「···その闇っていうのはなんとかならないか、ちょっと恥ずかしいんだがな」
ゴロー「その名に恥じない性能は持っているよ、これでも、僕の中では今までで三本の指に入る刀だからね、」
381
:
さまさま
:2013/01/17(木) 21:25:17 ID:???
ゴロー「行ってきな、ブレアくん」
ゴロー「君が成長すれば、誰よりも強くなれるよ···」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
キース「やーやーようこそ!!君達がアリサちゃんとアキラくんだね!」
アリサ「て、テンション高いわね···なんか思ってたのと違うわ」
アキラ「てっきりもっとクールなやつかと···」
キース「ささ、上がって上がって!さっそく君達の力を見せてくれよ!」グイグイ
アリサ「ちょっ···わかったから引っ張らないでください!!」
382
:
さまさま
:2013/01/18(金) 21:15:26 ID:???
キース「さて、まずはアリサちゃん、君の能力から見せてもらおうかな」
アリサ「い、いきなり?」
キース「ここは大きな湖の湖畔だ、遠慮なくぶっぱなしてくれてかまわないよ、」
アリサ「そ、そうじゃなくて···」
383
:
さまさま
:2013/01/18(金) 22:43:02 ID:???
キース「とにかく、全力でたのむよ、そうじゃないと、君達の実力を見極められないからね、」
アリサ「ああもう!!わかったわよ!!」ガチャッ!
アキラ「き、キースさん!もっと離れたほうがいいですよ!」
キース「心配ないよ、『守ってる』から」
アキラ「は!?」
アリサ「通常系魔弾···『ドラゴンブロウ』!!」ズドォン!!
アキラ「うおっ!?(相変わらず···どころか、前より威力が上がってないか···!?)」ズザァ
384
:
さまさま
:2013/01/19(土) 11:39:56 ID:???
キース「うん、駄目駄目だね、」
アリサ&アキラ「!?」
キース「アリサちゃん、これなに?」
アリサ「え···拳銃だけど···」
キース「君さあ、大砲しか使ってないんだからこんなのいらないでしょ?」
アリサ「なっ···!な···なんで大砲しか使ってないってわかるのよ」
キース「この拳銃が新品同様だからに決まっているだろ?」
キース「拳銃なんて、使わないならいらないんじゃないか?」
アリサ「も、もしも魔力がきれたらと思って···」シュン
385
:
さまさま
:2013/01/19(土) 20:20:20 ID:???
キース「駄目駄目駄目駄目!!なんっっって能力の無駄遣いをしてるんだ君は!!」
アリサ「ひっ、ひいいい!!あ、アキラ助けて!!」アキラ「うわっ!?俺に助けを求めるなあ!!」
キース「アキラ君!!次は君の能力を見せてもらおう!!」
アキラ「(な、なんだよこの人···!)」
キース「俺は不完全なものが大嫌いなんだ!!少しでも無駄があると我慢ならないんだよ!!」
キース「得意なものがあるのに、それ以外にステータスを振って万能ぶろうなど言語道断だ!!」
キース「僕の元へきたからには、君達の戦闘スタイルを極限まで極めさせてやるからな!!覚悟しろ!!」
アリサ&アキラ「ひいいいいいいい!?」ガクブル
386
:
さまさま
:2013/01/19(土) 20:52:25 ID:???
キース「それじゃあ、アキラ君の能力を見たいから、アリサちゃんはちょっと室内で待っててくれるかな?」
アリサ「は、はい···」
アキラ「···」
キース「それじゃあ···見せてもらおうか」
アキラ「(なんでアリサを家の中に移動させたのか···わかっている)」
キース「わかっているだろうけど、君は勇者と魔王の血を引く者ではないんだ···」
キース「圧倒的実力不足な君が、これから先も彼らについていきたいのなら・・・」
387
:
さまさま
:2013/01/19(土) 21:12:06 ID:???
キース「この僕を驚かせるような結果を出すこと···それが条件だ」
アキラ「···行きます、」
アキラ「凍結魔法、射出!!」ピシピシッ!
アキラ「···や、やった···(湖の半分ちかく凍らせることができた!!これなら···!)」
キース「···残念···非常に残念だ···」アキラ「え···!?」
キース「君は今のままでは、永遠に彼らに追い付くことはできないよ···」
アキラ「そ···そんな···!俺だって···!」
388
:
さまさま
:2013/01/19(土) 21:25:24 ID:???
アキラ「俺だって···!戦う力はちゃんとある!!」
キース「···そうか、だったら···」
キース「今、影に隠れてこっちを見てる奴を倒してみせてみなよ、」
アキラ「!?なっ···!?」
「!?(バカな!気づかれていたのか!?)」
キース「奴を倒せば君は合格だ・・・でも、今の君では間違いなく負けるだろう、どうする?」
アキラ「やる!!やってやる!!俺は···まだあいつらと同じ景色を見ていたいんだ!」
389
:
さまさま
:2013/01/20(日) 10:04:27 ID:???
キース「それじゃあ頑張ってくれよ···俺は見物してるからさ♪」
ーーーーーーーーーーーーーー
アリサ「出てきなさい、そこに隠れてる奴」
「···これがウワサの超感覚か···まさか気付かれるとはな、」
ーーーーーーーーーーーーーー
アーサー「恐らく、やつらはアリサとアキラを狙うだろう」
アサリさん「はあ?じゃあほっといていいのかよ?」
アーサー「いいんだよ···これは、試練と考えてもらおう」
アーサー「特に、アキラにとっての···な、」
ーーーーーーーーーーーーーー
部下A「俺は賢者様に仕える部下A!幹部からの命令で、貴様を殺しに来た!」
アキラ「そーかい!!だがその命令は未達成のまま終わるぜ!(音の特性を持った魔法を···)」
390
:
さまさま
:2013/01/20(日) 10:09:47 ID:???
部下A「ぬん!」
アキラ「!?(こいつ···!おれが魔法を放つ前に攻撃を!!)」
部下A「貴様の能力は、天空要塞で見させて貰った、発動させなければなんの問題もないことも知っているのだよ!!」
部下A「そして···こうして近づいてしまえば、最早その魔法は意味を成さん、不意討ちや暗殺にしか使えん貧弱な魔法よ···」
391
:
さまさま
:2013/01/20(日) 10:13:57 ID:???
部下A「そしてこのまま、貴様を倒させてもらうぞ!!」
アキラ「(インファイトタイプかよ···!俺の最も嫌いなやつじゃねーか!!)」
部下A「食らうがいい···賢者様から授かった、この奥義を!!」
392
:
さまさま
:2013/01/20(日) 20:53:47 ID:???
部下A「奥義!寄生髪呪!!」シュルシュル!!
アキラ「がっ!?(髪の毛が···伸び···!こいつ!賢者に体を改造されてやがるのか!!)」
部下A「ふふ、その髪はお前の養分を吸いとり、どんどん伸びて行く、そして貴様を縛りつけ、サンドバッグにしてしまうのだ!!」
アキラ「(ま···まずい···このままじゃ···!だが!打開策がない!!)」
アキラ「(手足は拘束されてて動けない・・・どうすれば・・・!)ぐっ!!」ジタバタ
部下A「無駄だ、一本や二本ならともかく、魔力を込めることでワイヤー以上の強度を持った、数千に及ぶ髪の毛だ、決して破れはしない!!」
393
:
さまさま
:2013/01/21(月) 00:00:33 ID:???
アキラ「俺は···負けられないんだよ···!」
アキラ「あいつらともっと冒険をするために!見たことの無いものを見るために!!」
部下A「···!?(なんだ···!?この···)」
アキラ「あいつらと肩を並べて歩くために!!俺は俺だけの武器でお前に勝たなきゃならない!!」ズズズ···
部下A「ば···バカな···!こいつ、この一瞬でこんな···!」
394
:
さまさま
:2013/01/21(月) 00:05:14 ID:???
アキラ「行くぜ···!オートマチック·ゴーレム···!」ズズズ···
ゴーレム「?、?、」
部下A「で、でかい・・・!六メートルといったところか・・・!いや、驚くべきはそこではない!!」
部下A「このガキ・・・こんな一瞬で···!こんな化け物を造り出したというのか!?」
395
:
さまさま
:2013/01/21(月) 00:13:04 ID:???
アキラ「自分がこの化け物を造り出した···それを自分が一番認められないのが悔しいぜ、」
アキラ「無数の右目が照準機···左目がセンサー!」
アキラ「右肩に28個の機関銃!!左肩に3つの大砲!」
アキラ「そして両手の甲にそれぞれ3つの対装甲ライフル!」
アキラ「終わりだぜAさんよ!!あんたはもう!俺に触れることすらできない!!」
396
:
zx
:2013/01/21(月) 18:58:15 ID:nzlLNXUM
まぁゆうしゃくんならそんなゴーレム簡単に倒せるよwwww
397
:
さまさま
:2013/01/21(月) 21:57:30 ID:???
アキラ「遠慮はいらない···!フルスロットルだ!!」
オートマチックゴーレム「ヴオオオオオオオオオオ!!」
部下A「ふん!!さては弾丸での攻撃ならば、この俺を破れるなどと思っていないだろうな!!」
部下A「こうして髪を網のようにすれば···強固な盾にもなるのだよ!!」シュルシュル!
オートマチックゴーレム「ヴォアアアアアア!!」ドドドドドドドドド!!
部下A「ぬっ!?(こいつ・・・!かまわず機関銃での射撃を・・・だが・・・)」
部下A「ふはははは!!見たところ、そいつは弾丸を撃つ度に、エネルギーを消費して小さくなっていくみたいじゃないか!!」
部下A「このままお前のエネルギー切れを待てば、なんの問題もない!!」
アキラ「···どうかな?」
398
:
さまさま
:2013/01/21(月) 22:06:26 ID:???
部下A「···?(なんだ?この感触は···)」
部下A「!?受け止めた弾丸が···!?バカな!これは···弾ではないのか!?種!なにかの種のようだ!!」
アキラ「正解だ···そいつはミニゴーレムの種、着弾地点で、ミニゴーレムへと変形する···!」
アキラ「自分で操縦せず、魔法自体が自律行動するからこそ可能な技!(つっても俺自身咄嗟に出した技だけどね!!)」
ミニゴーレムs「ワーッ!!」わらわら
部下A「くっ···!こんなもの···俺の髪で···!(いや···!このガードを解いてコイツらの動きを封じれば、ゴーレム本体からの砲撃が来る!!)」
部下A「(しかし!!このままではコイツらにやられてしまう!!)」
399
:
さまさま
:2013/01/21(月) 22:10:41 ID:???
部下A「だが!それでも俺はお前ごときに敗けはしない!!」ダッ!!
アキラ「っ!」部下A「オートマトンタイプや、召喚獣を扱う相手への最善策をしっているか!!」
部下A「それは···直接本体を潰すことだあああ!!」
アキラ「···へへ···、入ったな?」
部下A「何···?」
400
:
さまさま
:2013/01/21(月) 22:16:12 ID:???
部下A「まあいい!これで俺の勝ちd」ズドォン!!
部下A「だ···は···はあああ···!?」ブシャアッ!
オートマチックゴーレム「ピピ···ギギギ···射程圏内ヘノ侵入ヲ確認、排除シマシタ、テッケンセイサイ、トイウヤツデス」
部下A「(ゆ···油断していた···!こいつ···銃撃だけじゃ···なくて···!)」ゴプッ
部下A「拳の攻撃力も···ごばぁっ!?」ドサァッ!
アキラ「はー···!はー···!」
アキラ「し···死ぬかと思ったぁ···」
401
:
さまさま
:2013/01/21(月) 22:23:06 ID:???
ミニゴーレムs「ヤッター!ヤッター!!」ワラワラ
アキラ「はは···なんとか、やってやったぜ···本当に、やったー、だな。」
オートマチックゴーレム「ヤッター、」ズシンズシン!!
アキラ「おわっ!?やめろ!!お前はヤッター禁止!!」
オートマチックゴーレム「ヌウ、コレハサベツデス、ナゼチッコイノハヨクテオッキイノハ駄目ナンデスカネ」
アキラ「お前今自分で答え言ったろ!!でかいからだよ!!お前が!!」
ミニゴーレム「ヤッターダメ?」ミニゴーレム2「ダメ?」ミニゴーレムs「ヤッターダメナンダッテ、ヤダーヤッターシタイ」
アキラ「いやお前らはいいよ!っつかなんだよお前ら!!いくらそれぞれが自律してるとはいえ自我ありすぎだろ!!」
402
:
さまさま
:2013/01/21(月) 22:28:07 ID:???
アキラ「それにしても···アリサの方は大丈夫かな?」
ミニゴーレム「アッチモ敵ニ襲ワレテタリシテネー、」
アキラ「おまっ···まあ確かにな、急いで戻りたいところだが、さっき髪で首を絞められたせいか、まだ目眩がするぜ···!」
ミニゴーレム「ジャアハコボウゼ?」ミニゴーレムs「ハコボウゼー!!」
オートマチックゴーレム「ハコブ、ゴシュジン、ドコマデハコブ?」
アキラ「···意外と便利かもな、お前ら、じゃああそこの家まで頼むぜ···」
403
:
さまさま
:2013/01/21(月) 22:36:12 ID:???
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アリサ「(こいつ···私が大砲を撃とうとすると、素早く近づいて攻撃してくる···!攻撃ができないわね···)」
部下B「んー?これが、『最強』の血を継ぐ者の力なのか?意外と大したことないな、」
アリサ「···あんた、目を改造してるわね、」
部下B「いかにも、俺が賢者様から頂いた奥義は、敵の動きを先読みする能力、」
部下B「敵がこれからする動作を、まるで未来を覗くように見る事ができる」
アリサ「説明ありがと···あんたにこれは、必要ないみたいね」スッ
部下B「?おいおい、大砲を棄てるなんて···」
404
:
さまさま
:2013/01/21(月) 22:56:50 ID:???
部下B「負けを認めるようなもんだぜ!!嬢ちゃんよお!」
アリサ「あんたのおかげで思い出したわ···そして、『心眼』の魔力の力で、私自身の現在の限界を知った···」
アリサ「魔神武装、いえ、戦神武装の力を···知ることができた···」
アリサ「待たせたわね、超感覚を、お母さんからもらったものだとするならば、これは···お父さんの遺産、」
アリサ「勇者と魔王の力、そして自分の力のバランスを、3:3:3にすることで、それぞれ力が反響しあい、さらに強力な力を生む···!」
部下B「···あー、これは、あれだわ」
部下B「相手が悪かっ」アリサ「はあっ!!」ズドン!! 部下「げぶるぁっ!?」
アリサ「あら···何か言おうとしてたのかしら?」
部下B「······た···!」ドサァッ!
アキラ「アリサ!無事か!?」ガチャッ!
アキラ「あー···なんでもない、やっぱいいや」
アリサ「何よ急に」
405
:
さまさま
:2013/01/22(火) 01:37:46 ID:???
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
キース「まったく···」
部下C「···!」ボロッ
キース「どうやらあの二人も、勝てたみたいだな」
キース「俺もお前らも、アリサちゃん達を甘く見すぎてたってわけだ···」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
406
:
zx
:2013/01/22(火) 06:46:24 ID:nzlLNXUM
ゆうしゃくんとアキラが戦った場合
アキラ「いくぜ!!!オートマチックゴーレム!!!!」
ゆうしゃくん 「ならばゆうしゃくん神話チェンジ・・・・ペルセウス!!!」
ゆうしゃくん「必殺のえんがちょうブレード!!!!!!」
アキラ「ギャー!!!!!」
407
:
さまさま
:2013/01/22(火) 09:29:58 ID:???
キース「いやー、驚いたよ、まさか君が土壇場であんな力を発揮するなんてね···」
キース「自律行動式のオートマチックゴーレム・・・そして、その弾丸から産み出されるミニゴーレム」
キース「どれも、君以外には不可能な技だ、」
ミニゴーレム「ホメラレテル?」アキラ「ああ、褒められて・・・たらいいなあ・・・」
キース「いやいや、本気で褒めているんだよ、君もさすがは、最強の力を持つ者ってとこかな」
アキラ「はい?今なんて・・・」
キース「あれ?知らなかったのかい?君は、勇者と魔王を見守り続けた、最強の魔法使い、側近の生まれ変わりなんだよ」
アキラ&アリサ「・・・は?」
408
:
さまさま
:2013/01/22(火) 09:42:58 ID:???
アキラ&アリサ「ええええええええええええええっ!?」
キース「なんだ知らなかったのか、」
アキラ「ちょっ!ちょちょちょ!ちょっと待ってください!!生まれ変わりって···なにいってんですか!」
アリサ「ひょっとして実はかなりアホなんですか!?」
キース「いや、うん、ね?ちょっととりあえず君ら落ち着いて」
キース「···魔法の中には、禁じられてる物があるのは知っているかい?」
アキラ&アリサ「・・・はい」
キース「禁じられている理由は、危険すぎるから、使用者に命の危険があるから、消費魔力が多すぎて誰も使えないから、おもにこの3つが挙げられる」
キース「かの七代目勇者も禁魔法を使って、七代目魔王と共に、その身を鏡の中に封じ込めたのさ」
キース「そして側近も、勇者と魔王が殺され、絶望し、自らも望んで殺されかけたその時···」
キース「レスト君にブレア君、そしてアリサちゃんの事を想い、禁魔法、転生の種を使ったのさ」
キース「アキラ君、君はいつから極寒監獄の近くに住んでいたんだい?」
アキラ「あ···」
キース「わかったかい?君は偶然彼らに会ったのではないんだよ、」
アキラ「···にわかには信じられない話ですけど、妙に納得しました···俺の魔力の消費量が少ないのは、そのせいだったのか···」
409
:
さまさま
:2013/01/22(火) 14:09:16 ID:???
アリサ「お母さんの話だと、側近さんの魔力の消費量は、何者よりも少なかったって話だしね···」
キース「まあ、君はもう、最強の血に恥じない実力を手に入れた···」
キース「これからは、皆と並んで、胸を張って行きなよ。」ポン
アキラ「はい···!」ミニゴーレム「ヤッタナ!!」
キース「そしてアリサちゃん、」
アリサ「はい?」
キース「君は本当にバケモノだね、いやはや、アキラ君ほどではないにしろ、予想以上というか···」
キース「うん、何て言うか···鬼神武装すっとばして戦神武装を習得するとはね···」
410
:
さまさま
:2013/01/22(火) 14:25:58 ID:???
アリサ「お父さんから受け継いだ力といっても、飽くまで私が覗いたのは、『今の自分の限界』だったから···」
キース「鬼神武装は心眼に映らなかったんだねー、」
キース「じゃあ今から鬼神武装の習得を」アリサ「あ、ありがとうございました!!私急用を思いだしちゃってーーー!!」ピュー!
アキラ「に···逃げた···」キース「···」
キース「アキラ君、もう俺から君に言うことは何もない」
キース「これから何か困難にぶち当たったら、いつでも呼んでくれよ?」
アキラ「はい!心強いです!」
キース「それじゃあサヨナラだ、またね、アキラ君」
アキラ「はい···!ありがとうございました!!」
411
:
さまさま
:2013/01/22(火) 14:33:42 ID:???
キース「···さてと」
キース「そんじゃ、俺も仕度するかな···」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アキラ「で、なんで着いてきてんですか···」
キース「いやあ、君たちを見てたら羨ましくなっちゃってね、これから仲間として、よろしく頼むよ」
アキラ「そ···そんなあああああああああああ!!!」
騎士と盗賊の一人息子、キース
母親の観察眼と、父親のセンスを受け継いだ、最強の血を引く者
こうして、勇者パーティーは、世代を変え、再び終結したのであった···。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
412
:
さまさま
:2013/01/22(火) 19:48:22 ID:???
レスト「どおおおらあああああっ!!!」
ジャイアントキャタピラー「ピギェエエエエエ!!」ブシャアッ!!
レスト「ぎゃー!?な、なんか変な体液が!?」
ブレア「ともかくこれで、『大樹の虫穴』攻略だな、」
レスト「お前···結局今回、その刀使わなかったよな」
ブレア「ふん、こんな奴らの為にこの刀を抜いてやるまでもないだろ」
レスト「そりゃそうだけどよ···うわあ気持ち悪いなこの緑色のドロドロとした液体···!」ブレア「やめろ言うな」
レスト「・・・ははーん、さてはお前、この液体を浴びるのが嫌だったから、今回切断系の攻撃しなかったんだな?」
ブレア「け、結局クリアしたんだからいいだろうが!!」
413
:
さまさま
:2013/01/23(水) 07:56:54 ID:???
レスト「だな、よしっ!んじゃ帰るとするか!」
ブレア「アリサさん達は大丈夫だろうか・・・」
414
:
名無しのうさぎさん
:2013/01/23(水) 23:38:37 ID:/PxupZ2E
人いんの?
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板