ところが、一部の人は対象が何であれ必ずケチをつける、生来の「ヘイター(hater)」であることが、最近の研究によって明らかになった。この種の人々は、その気質的に何でも嫌い、物事の欠点にばかり目を向けるのだという。
米イリノイ大学心理学科のジャスティン・ヘプラー博士らは、さまざまなトピックに関する人々の反応を調査し、機関誌「Journal of Personality and Social Psychology」に発表した。
さらに、米フロリダ州立大学心理学科のロイ・バウマイスター教授は、論文「Bad is Stronger Than Good」のなかで、一般的に、悪い印象やフィードバックのほうが、良い印象よりも「すぐに形成され、反証されづらい」。と指摘している。つまり、辛辣なコメントのほうが賛辞よりも人の記憶に残りやすいということだ。