したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

鬼舞辻無惨「カネゴンとはなんだ?」

1以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/11(水) 20:10:57 ID:vb6RlmRM
無惨「近頃、カネゴンという言葉を耳にした」

無惨「黒死牟に聞いてみたが奴は知らないそうだ」

無惨「だから、お前達に問う、カネゴンとはなんだ?」

釜鵺「なんでも、人の落とした金を黙って拾うとなるモノだそうです」

零余子「頭はビグザムみたいで、体は胴長短足、目は金の方へ向いて飛び出し」

零余子「口は財布のジッパー、尻尾にはゴジラのようなギザがつき、全身が銅貨のごとく垢光りしているとか」

無惨「ほう…それが本当なら、世間はカネゴンだらけだな」

無惨「せっかく手に入れた金をわざわざ馬鹿正直に警察に届ける人間など何処にいよう」

無惨「金を落とす愚か者が悪いのだ」

2以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/11(水) 20:11:53 ID:vb6RlmRM
病葉「どうやら、カネゴンの繭を手に入れた者が対象となるようです」

轆轤「他にも、カネゴンと関わった者も対象になると聞いています」←このSSだけのオリジナル設定

無惨「………」

無惨「そのカネゴンというのは太陽は平気なのか?」

魘夢「おそらく、問題ないかと」

無惨「そうか」

無惨「もう、お前達に用はない、下がれ」

無惨(カネゴンになれば、私は太陽を克服出来る…)

無惨(数時間前に拾った、あの繭がもしかすると…)

3以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/11(水) 20:13:45 ID:vb6RlmRM
釜鵺(また、下弦の鬼のみ集められている…)

零余子(二日連続で呼び出しだなんて…)

病葉(今度は一体なんなんだよ…)

轆轤(まさか、下弦の鬼を解体するとか…)

魘夢(なんだか、面白い事が起こりそう…)

4以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/11(水) 20:14:35 ID:vb6RlmRM
カネゴン(無惨)「………」

釜鵺「な、なんだ?あの化け物は?」

零余子「私達も化け物だから、鬼の事言えないけどね」

病葉「おい、あれ、カネゴンじゃないか?」

轆轤「そう言えば、カネゴンの特徴に当てはまる」

魘夢(うわあ、本当に変な外見…)

カネゴン(無惨)「誰が化け物だ?」

釜鵺「こ、この声は無惨様!?」

轆轤「何故、そのようなお姿に!?」

5以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/11(水) 20:15:51 ID:vb6RlmRM
カネゴン(無惨)「静まれ」

カネゴン(無惨)「私が問いたいのは一つのみ」

カネゴン(無惨)「元に戻るにはどうすればよい?」

釜鵺&零余子&病葉&轆轤「さあ?」

魘夢(本当に、面白い事が起きた…)

カネゴン(無惨)(確かにカネゴンになった事により、私は太陽を克服出来た)

カネゴン(無惨)(だが、それにより、私の力は下弦にすら劣る程、弱体化してしまった)

カネゴン(無惨)(思考すら読めなくなるとは…)

カネゴン(無惨)(これでは全くもって意味がないではないか)

カネゴン(無惨)(太陽の克服は望んだが弱者になるのは望んでいない)

6以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/11(水) 20:16:55 ID:vb6RlmRM
カネゴン(無惨)「くううううっ…」

病葉「ど、どうされました!?」

カネゴン(無惨)「お、お前達、有り金を全て私に差し出せ…」

カネゴン(無惨)「私に金を喰わせろ」

零余子(カネゴンは金を喰べると聞いていたけど本当だったのね)

7以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/11(水) 20:17:44 ID:vb6RlmRM
カネゴン(無惨)「がぶぶっ、ごくっ、むじゃっ…」

カネゴン(無惨)「ごふっ、げふっ…」

カネゴン(無惨)「なんという美味…」

カネゴン(無惨)「私に喰い物が旨いという感覚を取り戻させるとは…」

カネゴン(無惨)「おい、もうないのか?」

轆轤「これで全部でございます」

8以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/11(水) 20:19:01 ID:vb6RlmRM
カネゴン(無惨)「ないのであれば、人間共から奪ってくるのだ」

魘夢「ですが、私達はカネゴンとなった貴方様と関わってしまい
   私達もカネゴンになる対象となってしまいました」

魘夢「人の落としたお金を黙って拾うとカネゴンになるというのであれば
   さらに悪質な『奪う』という行為はどうなるのでしょうか?」

魘夢「もし、私達もカネゴンになってしまったら、これからの活動に支障をきたしますが?」

9以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/11(水) 20:19:36 ID:vb6RlmRM
カネゴン(無惨)(それは困る、これ以上カネゴンを増やしてしまったら、私が喰う金が減る)

カネゴン(無惨)(このような姿では家にも帰れん…どうすれば…)

魘夢「私から提案がございます」

カネゴン(無惨)「なんだ?言ってみろ」

魘夢「貴方様が芸をやって、お金を稼ぐというのはどうでしょう?」

10以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/11(水) 20:20:42 ID:vb6RlmRM
釜鵺「下弦の参…」

病葉「下弦の陸…」

轆轤「それはゲイな」

零余子「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…男同士で…そんな…」

零余子「いいぞ!もっとやれ!!」

カネゴン(無惨)「私にどんな芸をやれというのだ?」

11以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/11(水) 20:21:27 ID:vb6RlmRM
零余子「こんにちわ〜零余子で〜す」

零余子「今日は〜みんなに私のお友達を紹介しま〜す」

カネゴン(無惨)「こんにちは、僕、カネゴンです、よろしく〜」

カネゴン(無惨)「ねえねえ、お姉さん、聞いて聞いて〜」

カネゴン(無惨)「僕、トイレでちゃんとウ○○出来るようになったんだ〜」

零余子「凄〜い、カネゴン君はトイレでウ○○出来るんだ〜」

零余子「私の家の猫なんて、そこらじゅうにウ○○するのに〜」

零余子「よしよし、いい子いい子」

カネゴン(無惨)「へへへっ〜どんなもんだい〜」

12以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/11(水) 20:22:17 ID:vb6RlmRM
零余子「それじゃあさ、ここにいる、みんなにもカネゴン君がトイレでウ○○出来るところを見てもらおうよ」

零余子「ちゃんと、トイレでウ○○出来たら、きっとみんなが拍手してくれるわよ」

零余子「ちょうど、あそこにトイレがあるじゃない」

カネゴン(無惨)「うん、わかった〜」

カネゴン(無惨)「ようし、出すぞ〜」

カネゴン(無惨)「んんんんっ、んんんっ、んんんんんんっ」

カネゴン(無惨)「ぶりぶりぶりぶりぶり」

カネゴン(無惨)「最後にお尻を拭き吹き〜お手手を洗い〜」

カネゴン(無惨)「ざっと、こんなもんさ、えっへん」

13以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/11(水) 20:23:11 ID:vb6RlmRM
零余子「す、凄い、トイレでウ○○しただけでなく、ちゃんとお尻を拭いて、手も洗うなんて…」

零余子「私の家の猫はそんな事できないよ…」

零余子「凄い、凄すぎる、カネゴン君…」

カネゴン(無惨)「おだてても、出るのはウ○○だけだよ」

零余子「さあ、みんな、カネゴン君に拍手〜」

零余子「拍手の後はみんなの有り金を全部カネゴン君にプレゼントしよう〜」

カネゴン(無惨)「お前の金は私の金、私の金も私の金」

カネゴン(無惨)「全て、よこすのだ」

14以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/11(水) 20:23:45 ID:vb6RlmRM
轆轤「というのはいかがでしょうか?」

カネゴン(無惨)「それの何処が芸だ」

カネゴン(無惨)「お前達、私を愚弄しているのではあるまいな?」

零余子「鬼聞きの悪い事言わないで下さい」

釜鵺「最近は大道芸の質も上がってきております」

病葉「並大抵の芸で金を得るのは不可能です」

15以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/11(水) 20:24:39 ID:vb6RlmRM
轆轤「芸とは人々を感動させるモノでございます」

轆轤「今までトイレでウ○○出来なかった生物がついにトイレでウ○○出来るようになった」

轆轤「これに感動しなくて何に感動するというのです」

零余子「感動するのはフランダースの犬ですか?残念、私は猫派です」

魘夢「この芸なら、必ず人々を感動させる事でしょう」

カネゴン(無惨)カネゴン(無惨)(解体したい解体したい、今すぐこいつ等を解体したい)

16以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/11(水) 20:25:50 ID:vb6RlmRM
カネゴン(無惨)「金の件はひとまず置いておく」

轆轤「では、今後の鬼狩りへの対応はどうなされます?」

釜鵺「今の貴方様では柱と出会うのは危険かと」

カネゴン(無惨)「何故、私の弱体化を見抜いた?」

釜鵺「下弦とは言え、十二鬼月の一人ですから」

釜鵺(本当はいつものパワハラがないから気付いたんだけどな)

釜鵺(思考も読めなくなってるみたいだし)

カネゴン(無惨)(見抜かれた以上、こいつ等がいつ私に反旗を翻すか分からんな)

17以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/11(水) 20:26:31 ID:vb6RlmRM
カネゴン(無惨)「とにかく、カネゴンになったのは間違いだった」

カネゴン(無惨)「初めて認めよう、私の間違いを」

カネゴン(無惨)「このままでは鬼滅の刃のラスボスの座を降ろされてしまう」

カネゴン(無惨)「早急に元に戻る方法を見つけねばならない」

18以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/11(水) 20:27:20 ID:vb6RlmRM
魘夢「ああ、今思い出しました」

魘夢「確か、カネゴンになった者の宿敵が逆立ちすれば元に戻るそうです」

釜鵺「無惨様の宿敵、鬼狩りか」

轆轤「では、鬼狩りの当主が逆立ちすれば、元に戻られるという事か」

病葉「鬼狩りの当主か、俺達全ての鬼の宿敵と言ってもいいかもな」

カネゴン(無惨)「逆立ちだと…」

カネゴン(無惨)「当主はもう死にかけのはず、逆立ちなど出来るがワケない…」

零余子「無惨様、どちらに?」

カネゴン(無惨)「………」

魘夢「これは上弦に話した方がいいかも」

19以下、名無しが深夜にお送りします:2020/11/11(水) 20:28:08 ID:vb6RlmRM
カネゴン(無惨)「これから、私はどうすればいいのだ…」

カネゴン(無惨)「やっと太陽を克服出来たと思ったら、このザマとは…」

カネゴン(無惨)「血肉すら体が受け付けなくなってしまった…」

カネゴン(無惨)「金のみを喰らう存在、カネゴン…」

カネゴン(無惨)「今の私の力は下弦にすら劣る…」

カネゴン(無惨)「はあっ、また金が喰いたくなってきた…」


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板