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男「え?俺一年後に死ぬの?」天使「うん」
153
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/21(火) 21:48:38 ID:JXgOgUew
男「どうしたんだよ」
天使「……ちょっと、暴走してみました」
男「かなりしてるぞ」
天使「そうですかね」
男「子作りってお前……」
天使「う……自分で言ってて恥ずかしくなってきました……」
男「なぁ天使さ」
天使「?」
154
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/21(火) 21:52:11 ID:JXgOgUew
男「俺は天使のこと好きだよ」
天使「ッ……」
男「愛してる」
天使「……」
男「だからこそ幸せになってほしい」
天使「……」
男「俺はもう半年後にはいないから」
天使「だから何なんですか」
155
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/21(火) 21:54:28 ID:JXgOgUew
男「え、いやだから俺のことは」
天使「忘れろっていうんですか?」
男「そうは言ってないけど」
天使「愛してるとかかっこつけた事言うなら」
男「??」
天使「……」プイッ
男「……(こんなん俺にもわかるってーの……)」
天使「フン……」
男「ほら、天使」クイッ
天使「っ……」
156
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/21(火) 21:58:17 ID:JXgOgUew
天使「ん……」
男「天使」ギュッ
天使「ひゃっ!?」
男「……」ギュッー
天使「男くん……??」ギュッ
157
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/21(火) 22:01:10 ID:JXgOgUew
男「まあ残り半年ちょい気ままに生きるよ」
天使「気ままになんですか?」
男「気負いせずにってこと」
天使「……」ギュッ
男「今はそんなこと言ってるけどさ、多分俺……」
天使「最期まで隣にいさせてください」
男「かなり取り乱すと思う」
天使「隣にいさせてください」
男「……うん」
158
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/21(火) 22:04:23 ID:JXgOgUew
・
・
・
・
二月
天使「なんでチョコレートなんですか?」
男「知らねーよ」
天使「私チョコレートなんて作っ」
男「いや天使は台所にたたなくていい!」
天使「何でですか?」
男「天使ちゃん?チョコレートにタバスコは必要ないんだよ?」
天使「タバスコ美味しいじゃないですか!」
159
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/21(火) 22:06:01 ID:JXgOgUew
男「もう俺が作るから」
天使「本当ですか!?楽しみですっ!」
男「ぎゃくじゃね?逆じゃねーのこれ?」
天使「バレンタインチョコ……」wktk
男「(まぁいいか……)」
天使「甘めでお願いします!」
男「はいはい」
160
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/21(火) 22:41:51 ID:JXgOgUew
そして
6月
男「雨か……」
テレビ「再来週には梅雨明けの模様」
男「……」
男「もうすぐか」
男「……」
天使「男くん」
男「ん?いたのか」
天使「えぇ」
男「雨、やまないな」
天使「そうですね」
男「……」グゥー
天使「ご飯食べないんですか?」
161
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/21(火) 22:43:49 ID:JXgOgUew
男「んー……んー、腹減ってない」
天使「お腹鳴ってるのに?」
男「食欲がないのかな?」
天使「昨日のお昼からほとんどなにも食べてないですよね?」
男「まあ」
天使「最近、痩せましたね」
男「……」
天使「ご飯作ります」
男「すまん」
162
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/21(火) 22:46:21 ID:JXgOgUew
天使「どうぞ、召し上がれ」
男「なんつーかほんと」
天使「フフフ」
男「ここまで料理上達するとはな」
天使「愛の力です」
男「えぇ……」
天使「男くんやお義母さんがたくさん料理教えてくれたから」
男「……美味い」
天使「そうでしょう」
男「変わるもんだな」
163
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/21(火) 22:48:12 ID:JXgOgUew
天使「昨晩もそんなに寝れていないんでしょう?」
男「うん……」
天使「食べたら少し横になってください」
男「いや」
天使「顔色も悪いし……ね?」
男「……ん」
天使「ねぇ男くん」
164
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/21(火) 22:54:47 ID:JXgOgUew
男「どうした?」
天使「男くんは生まれ変わったらまた人間になりたいですか?」
男「えぇ?……まあ、そうだなぁ」
天使「…」
男「人間じゃなくても……大切な存在と一緒にいれる一生なら」
男「それこそ幸せなんだろうなぁ」
天使「……」
男「天使?」
天使「私、用事思い出したので戻ります」
男「??!」
165
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/21(火) 22:57:38 ID:JXgOgUew
天使「では!」シュバッ
男「お、おいっ!」
男「……???」
神「本気なのかい」
天使「ん、本気」
神「それはあまりにも……」
天使「彼の命を授かるにはもう時間が無いの」
神「人の子を授かるとは……」
天使「なに?勘当でもする?」
神「下界に降りるのかね……天使ちゃん」
天使「上も下も無いから、こんな世界」
166
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/21(火) 23:02:27 ID:JXgOgUew
神「リスクが大きすぎる……!」
天使「でも」
男「ここが天界か」
神「!?」
天使「!?」
男「わ、この人天使ちゃんのお父さん?」
天使「なっ」
神「願いを使ったか……」
男「使わせていただきました」
天使「男くん……」
男「天使と話したいって願ったら」
男「ここにいた」
男「天界だけにまさかの展開」
167
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/21(火) 23:04:59 ID:JXgOgUew
天使「私と話したい……ってだけ?」
男「うん」
天使「ッッ、そんなんで願い使うなんて……本当に馬鹿ですねあなた」
男「てっきり俺の部屋に天使ちゃんが戻ってくるもんだと思ってた」
天使「……」
神「ふむ……」
男「はじめまして……」
天使「あーもういいです話しかけないでくださいよこんなハゲに」
神「ぐっ」
男「ハゲいうな」
168
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/21(火) 23:07:04 ID:JXgOgUew
男「天使ちゃん、話は聞いたけどさ」
天使「……」
男「ありがとね、色々かなり考えててくれて」
天使「……これが最善です」
男「不確定すぎるっぽいし」
天使「……でも」
男「ありがとね」
169
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/21(火) 23:08:52 ID:JXgOgUew
天使「男くん」
俺「ん」
天使「私、必ず貴方を幸せにしてみせます」
神「……」
男「天使ちゃん」
天使「私のポイント、あなたの来世のために」
神「天使ちゃんそれは」
天使「あうっ」
男「(……、)」
170
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/22(水) 23:31:34 ID:89YDor7I
男「俺生まれ変わるんですか?」
神「何とも言えんの……」
天使「……」
男「天使」
天使「な、何ですか……?」
男「……、帰ろうよ」
天使「……」
男「いや帰ろうって言い方もおかしいな」
天使「でもまだ」
171
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/22(水) 23:38:07 ID:89YDor7I
男「天使……ちゃんさ、その、自分のポイント犠牲にして俺を助けようとそんな感じの事考えてるでしょ」
天使「それは……」
男「ありがとね。でもそういうのは望んでない」
天使「貴方が望んでいなくても私は」
男「そんな方法望んでないし願ってない」
天使「でも、でも……!」
男「俺の家に戻ろ?アイス食べるんでしょ?」
神「天使ちゃん……」
天使「わ、わだ、わだし……」
172
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/22(水) 23:40:51 ID:89YDor7I
男「今俺にとって幸せな時間は君との何気ない時間なんだよ」
天使「……はい」
男「戻ろ?」
天使「……はいっ」
神「……」
男「あの、それともう一度だけここに来てもいいですか?」
神「もう一度?」
男「はい」
神「……」
男「……」
神「構わんよ。一度だけ許可しよう」
天使「一度だけとかケチくさいこと言ってんじゃねーよハゲ」
神「ぐふっ」
男「(娘に弱すぎだろ)」
173
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/22(水) 23:42:42 ID:89YDor7I
・
・
・
男の家
男「あれ、そんな時間経ってない!?」
天使「まあ天界とは少しラグがありますから」
男「はぇー……」
天使「にしても天界に来るとは驚きました」
男「こっちが驚いた」
天使「そんなに私に会いたかったんですか?」
男「うん……なんとなく」
天使「何となくで願いを使うなんて……」
174
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/22(水) 23:47:02 ID:89YDor7I
男「何でかな?……なんか……うん、よくわかんないけど」
天使「ねぇ男くん」
男「?」
天使「あと一ヶ月足らずで死ぬんですよ?」
男「知ってる」
天使「怖くないんですか?」
男「いやまあ怖いよ」
天使「そんな風に見えませんが」
男「現実的な話ってわけでもないじゃん?」
175
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/22(水) 23:49:51 ID:89YDor7I
男「それにちょっとなんかミラクル期待してたりさ」
天使「そ、そのミラクルが例えば私がににににんにに、にんしん……とか……」
男「しても俺が死んだら?」
天使「うっ」
男「天使はどうするの?子供はどうなるの?」
天使「……」
男「もっと悲しい結果になるかもしれないじゃん……さすがにそこに賭けたくない」
天使「はい……」
男「君の事が好きだからね」
天使「はい」
176
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/22(水) 23:51:25 ID:89YDor7I
男「ぷっ、何キザなセリフ言ってんだ俺」
天使「自分で笑わないでください」
男「誰かに好きだなんて言える人生」
天使「……」
男「その言葉を受け止めてくれる人がいる幸せ、普通に生きてたら無かったと思う」
天使「それはわからないですよ」
男「いーや、ない」
177
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/22(水) 23:57:47 ID:89YDor7I
男「残り短いけれどよろしくね」
天使「本当に…いいんですか?」
男「うん」
天使「私のせいで死ぬんですよ」
男「違うよ」
天使「違くないです」
男「きっとこうなる運命?だったと思う」
天使「私がもっと……真面目であればこんなことにならかった……!」
178
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/23(木) 00:01:30 ID:8w.jVfu2
男「えーでもそれじゃ天使に会えないじゃん」
天使「でも貴方にはきっと残りの100年で素敵な出会いや体験があったはずです」
男「いいよそんなん 童貞なんだし」
天使「結婚や異性関係だけが幸せではありません」
男「まぁそうだろうけどさ」
天使「私が奪ったんです」
男「奪ったっていうほど人生じゃないと思うけど」
天使「貴方は優しいからそういうことが言えるだけです」
179
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/23(木) 00:03:57 ID:8w.jVfu2
男「それでも天使に会えなかったのを考えると俺はこっちの人生選ぶけどね」
天使「……」
男「まあ天使の方は乗り気じゃないだろうけどさ……」
天使「んーん」フルフル
天使「貴方のおかげで変わりましたもん私」
男「確かに」
天使「もっと別の形でお会いしたかったです」
男「んー……そうだよなぁ」
180
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/23(木) 06:49:50 ID:0fpzMV3U
おつ
181
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/23(木) 21:22:34 ID:I4rxbDqM
ふう
182
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/24(金) 06:29:22 ID:Wcsag89I
ジュワー
183
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/25(土) 09:32:45 ID:fkhfD3dk
天使「男くん、お腹空いてません?」
男「まあ少し」
天使「夜食作ります」
男「それじゃあ、お言葉に甘えて」
天使「〜♪」
男「(料理ドドド下手だったのに)」
天使「フンフンーン」
男「(ここまで手際よくなるんだもんなあ)」
男「(きっと天界でもいいお嫁さんになれるな)」
184
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/25(土) 09:37:40 ID:fkhfD3dk
・
・
・
男「美味しかった」
天使「フフフ、それほどでも」
男「もうこんな時間か……」
天使「そうですね」
男「戻らなくて平気なの?」
天使「む……帰したいんですね」
男「い、いやいやそうじゃなくて」
天使「フーン」プイッ
男「いつも戻ってる時間だからさ」
185
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/25(土) 09:40:35 ID:fkhfD3dk
天使「冗談ですよ。でも、帰りたくはないです」
男「う、うん……」
天使「ちょっと戻らなきゃいけないので、また明日」
男「うん、また明日な」
天使「……それじゃぁッーん……」
男「……また明日な」
天使「口にケチャップつけたままキスしないでくださいよ」
男「えッ!? ンムッー」
天使「…………、もうとれましたよ」
男「……」ドキドキドキドキ
186
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/25(土) 09:44:41 ID:fkhfD3dk
天使「フフフ、ではっ」ファサッ
男「うん」
男「……」
男「ありゃ小悪魔だろ」
男「なんかもうこの流れだと我慢できそうにもない……」
男「あれか?死に間際に子孫を残そうとするあれか??」
男「…………」
男「俺、死ぬんだよな……」
男「寝よ……」
187
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/26(日) 19:30:17 ID:9jFU2Aug
天界
悪魔「おっひさー」
天使「悪魔ちゃぁぁん!」ガバッ
悪魔「あんっ 節操無い子」ヨシヨシ
天使「グスン」
悪魔「んで、どったの?」
天使「実はね……」
かくかくしかじか
悪魔「うげっ!天使ちゃんも鬼だね」
天使「いや、まあ……うん……」
188
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/26(日) 19:33:11 ID:9jFU2Aug
悪魔「親子喧嘩で人間の余命一年にしちゃうとか、あーしでもやらないわ」
天使「これ内緒だからね皆には」
悪魔「んもー、そゆことあんまりペラペラ喋っちゃ駄目だっつーの」
天使「悪魔ちゃんは信用してるから……」
悪魔「やん」キュン
天使「どうにか方法無いかなって……」
悪魔「にゃるほどねぇ」
天使「その、一応賭けとして私が……彼のね……」
悪魔「エッチしたの?」
189
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/26(日) 19:35:54 ID:9jFU2Aug
天使「してないっ!」
悪魔「あん、怒んにゃいで」
天使「でも彼はそれを望んでいないし…」
悪魔「ふーん……天使ちゃん前にして欲情しないとかホモなんじゃない?」
天使「あ、でもキスは……した……」
悪魔「キスなんて挨拶でしょーそんなん」
天使「うぅ」
悪魔「やん顔真っ赤」
190
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/26(日) 19:38:19 ID:9jFU2Aug
悪魔「んで、あーしにも何か方法無いか調べて欲しいって事ね」
天使「うん……魔界にも何か策はないかと思って……」
悪魔「任しといてよっ!」
天使「ありがとぉー!!」
悪魔「……」キュン
天使「悪魔ちゃん?」
悪魔「ほんと天使だわ」
天使「???」
191
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/26(日) 19:44:04 ID:9jFU2Aug
男 残りの願いは2つ
男「……」
男「(天使が訪れたのは7月7日……)」
男「(俺はその日に死ぬ)」
男「(どうやって死ぬんだろ)」
男「(デスノートみたいに心臓麻痺かな?)」
男「(痛いのかなあ……死ぬって……)」
天使「男くん」
男「ウオッー」
天使「間抜けな顔して」
男「びっくりした」
192
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/26(日) 19:45:49 ID:9jFU2Aug
天使「何考えてたんですか?」
男「えー?んー、死ぬって痛いのかなって」
天使「どうなんでしょう……」
男「あとさ」
天使「?」
男「俺ってさ死んだらどうなるの??」
天使「それは……言えません……」
男「あ、そうなの?」
天使「ごめんなさい……それは極秘なので」
男「クソッ!めっちゃ知りたい!!」
193
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/26(日) 20:51:33 ID:ja1Phxlw
天使「私も詳しくは知らされていません」
男「神のみぞ知るってこと?」
天使「まあ、そんなのころです」
男「そっか」
天使「気になりますよね」
男「いや、んー、ていうかさ」
天使「?」
男「死んでも天使に会える可能性あるのかなーって」
天使「、」
男「いやまあほら天使なわけじゃん?俺は召される側じゃん?」
194
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/26(日) 22:25:20 ID:ja1Phxlw
天使「それは……」
男「それは……?」
天使「……グスッ、それは……わがり……ません……」
男「そっか」
天使「……」コクコク
男「会えないんだな」
天使「……グスッ」
男「そんな号泣されちゃ答え言ってるようなもんだよ」
天使「ずみまぜん‥ッ」
195
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/30(木) 14:11:33 ID:As3s611Q
乙
今北けどすごく好き
196
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/31(金) 18:20:38 ID:ydC8pMLM
ジュワー早く
197
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/01(土) 00:03:37 ID:f1CzZAJQ
男「会えないんだな」
天使「……グスッ……」
男「あぁもうそんな号泣すんなよ」
天使「ヒグッ……だっで……」
男「ほらもう可愛い顔が台無しだぞ」
天使「グシュッ」
198
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/01(土) 00:07:47 ID:f1CzZAJQ
天使「男くん……」
男「どした?」
天使「……」
男「(……キスしろってこと?)」
天使「……ん」
男「……」
天使「最後まで諦めないでください」
男「え?え、うん」
天使「まだ可能性が残っている以上そこに賭けるしかないんです」
男「可能性?」
199
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/01(土) 16:32:01 ID:16bw8OsY
男「なんかそれ危ない賭けだったりしない?」
天使「そ、それは……大丈夫な、はずです」
男「目泳がせながら言うなよ」
天使「あう」
男「危ない方法試そうとしてない?」
天使「……してません、ただ友人に相談したので」
男「そっか」
天使「その方は天界ではなく冥界や魔界の住人なので」
男「すげえの出てきたな」
200
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/01(土) 16:36:41 ID:16bw8OsY
天使「あちらの世界に何か手掛かりがないものかと」
男「魔界……」
天使「親友なんです」
男「なんかよくわからん世界だの」
天使「種族は違えど平和なので」
男「ふーん」
天使「……」
男「俺は大丈夫だって」
天使「大丈夫じゃないです」
201
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/01(土) 16:38:43 ID:16bw8OsY
男「まあ、大丈夫……じゃないかもだけど」
天使「……」
男「……」
天使「……私、帰りますね」
男「うん」
天使「む 引き留めないんですね」
男「一緒に寝るの?」
天使「い、い、一緒にですか!?」
男「冗談だよ」
天使「ッ、……」
202
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/01(土) 16:40:23 ID:16bw8OsY
男「なんやかんやウブというか」
天使「もう帰ります!!!」
男「あ、怒った」
天使「また明日!」
男「うん またね」
男「……」
男「また明日か……」
男「俺、死ぬんだよな…………」
男「そうだよな、俺死ぬんだった」
203
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/01(土) 16:45:12 ID:16bw8OsY
・
・
・
TV「今年の七夕はー」
男母「もうすぐ誕生日ねえ」
男「え?あぁ……(命日でもあるけど)」
男母「どこか食べにでも行く?天使ちゃんも一緒に」
男「いや、もうその日には俺海外に出発してるんだよ」
男母「あらそうなの?」
男「うん」
男母「残念ねぇ」
男「もしかしたら、もう日本には戻って来ないと思う」
204
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/01(土) 16:47:31 ID:16bw8OsY
男母「そうなのっ?」
男「うん」
男母「そう……」
男「母さんも新しい人と幸せになるんでしょ?」
男母「知ってたの?」
男「息子だよ?わかってたよ」
男母「男君にはすごく悲しい思いさせちゃったからね……」
男「気にしないでよ」
男母「ごめんね、母親失格なのに……」
男「俺の母さんは母さんだけだよ」
男母「男くん……」
205
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/01(土) 16:53:03 ID:16bw8OsY
その後男は手当たり次第に
男「今までありがとう」
男「お世話になりました」
男「またいつか会いにくるよ」
数少ない友人やバイト時代の仲間、親族へ挨拶にまわる
男「えっと」
男父「男母から聞いた、海外行くんだってな」
男「うん……」
男父「お前には辛い思いしかさせてない……すまなかった!!」
男「わっー!?土下座とかやめろって!!」
男父「……」
男「ほらもう頭あげてよ!」
206
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/01(土) 21:25:00 ID:Vsya3AEU
男「もう過去のことなんていいから」
男父「……」
男「その、母さんに何かあったらよろしくね」
男父「わかってる」
男「父さんも新しい生活あるんだし」
男父「こっちに帰ってきたら顔出してくれ」
男「……うん、でも」
男父「?」
男「もう帰ってこない……かな……」
男父「そうか……達者でな」
男「うん」
207
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/01(土) 21:33:11 ID:Vsya3AEU
・
・
・
天使「挨拶まわりですか」
男「うん……疲れた……」
天使「お疲れさまです」
男「もう梅雨あけるなあ」
天使「7月入るころには明けるそうですね」
男「じめじめしてる中死ぬのは嫌だからな」
天使「……」
男「ねえ」
天使「はい?」
男「俺、死ぬんだよね」
天使「……はい」
208
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/01(土) 21:36:22 ID:Vsya3AEU
男「これと言って身体に変化無いなあ」
天使「まだ1週間以上あるじゃないですか」
男「いやさ、死ぬ週は病院のベッドで過ごしたりされたら勿体ないじゃん」
天使「まあ確かにそうですよね」
男「だから早めにみんなに挨拶しといたけど」
天使「なるほど」
男「この歳で終活するとは……」
天使「それは何ですか?」
男「手紙、母さんに」
天使「……そうですか」
209
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/01(土) 21:43:16 ID:Vsya3AEU
男「預金も全部おろしてきたし」
男「やることやっとかねえとな」
男「突然死が理想なんだけどなあ」
天使「うぅ」
男「何しろそれがわからないからさ」
天使「すいません……」
男「いや謝るなって 教えられないんだろ?」
天使「そうじゃ無くて……そもそも私のせいでモゴッ」
男「はいもうそれ以上は禁句な」
210
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/01(土) 21:49:34 ID:Vsya3AEU
今さらだけど
>>55
は「同級生の父親」だわな
211
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/01(土) 21:55:32 ID:Vsya3AEU
天使「でも、でも私が壊したんですッッ!あなたの人生……」
男「天使」グイッ
天使「きゃっ」
男「壊れてなんかないよ」ギュッ
天使「……」ギュッ
男「この一年、きっと100年生きててもやり遂げられなかった事全部出来た」
男「100年よりも重い1年なんだよ」
天使「貴方、優しいですよね」
男「そうかな?」
天使「私も随分感化されたと思います」
男「まあ天使ちゃん変わったよね」
天使「はい……」
212
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/01(土) 22:04:11 ID:Vsya3AEU
男「最近泣いてばっかだねぇ」
天使「だって……」
男「当の本人は元気なんだし泣くなって」
天使「あぃ…」
・
・
・
・
夜
天使「では、戻りますね」
男「うん また明日」
天使「また明日」
213
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/01(土) 22:06:00 ID:Vsya3AEU
男「寝よ……」
男「……」
男「…………」
男「ッ」ガバッ
男「ハァハァ……寝れない……」
男「(あと1週間……?もう……?)」
男「(天使の前ではかっこつけたけど……)」
214
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/01(土) 22:13:17 ID:Vsya3AEU
男「(……)」
男「(何で?)」
男「(そもそもなんで俺は死ぬんだ……?)」
男「……ハァハァ 」
男「何で……」
男「…………たくない……」
男「死にたくない…………ッ、……」ブルブル
天使「男君」
男「!?」
天使「戻ってきちゃいました」
男「ッ、……んな時間に……」
215
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/01(土) 22:15:58 ID:Vsya3AEU
天使「……一緒に寝ていいですか?」
男「ええっ?」
天使「隣、いいですか?」
男「……うん」
天使「眠れませんか?」
男「ごめん、なんかやっぱ寝付けない」
天使「私の天使の力で脳波を和らげます」
男「ほぁ?」
天使「それくらいはさせてください」
男「んーなんかリラックスしてきた……」
216
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/01(土) 22:19:48 ID:Vsya3AEU
天使「死ぬの、怖いですよね」
男「まぁな……色々気になるじゃん」
天使「?」
男「来週からの出来事、全部わからないわけだし」
天使「これから起こる未来ですか」
男「些細な事までも気になってくるんだよ、来週のジャンプの内容すらも」
天使「……そうですか」
男「関係無い事だって割りきっても」
天使「そう簡単には割り切れないでしょう」
男「んー、わかっててもねぇ」ウトウト
天使「眠いですか?」
男「ん……」
217
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/01(土) 22:23:59 ID:Vsya3AEU
天使「これからは毎晩私と寝ましょうね」
男「フフフ……なんないやらしいな……そのワード」
天使「いやらしい意味でも大丈夫ですよ」
男「またそういう事を……」ウトウト
天使「おやすみなさい」ギュッ
男「(やわらけ……)」
男「(本当に天使に抱かれてるって感じだな…………)」
男「……zzz……zzz……」
天使「男君……好き……」
男「……」
218
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/01(土) 22:28:39 ID:Vsya3AEU
翌日
男「おはよう」
天使「おはようございます」
男「よく眠れた……久々に……」
天使「なら良かったです」
男「すごいんだな天使って」
天使「すごくないです」
男「一応聞くけどこの安眠のためにポイント使ってたりしないよね?」
天使「してないですよ」
男「そか」
219
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/01(土) 22:32:20 ID:Vsya3AEU
男「そんでな、俺天界に行きたいんだが」
天使「へ?」
男「一度だけ許可しようって言われてるし」
天使「なるほど……」
男「神様と話がしたい」
天使「ちょっと待ってくださいね」
男「うん」
天使「OKだそうです」
男「うん」
天使「手を」サッ
男「……」サッ
220
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/01(土) 22:36:54 ID:Vsya3AEU
ーーー天界
神「ふむ」
男「どうも」
天使「何が ふむ だ」
男「ねぇ天使ちゃん」
天使「何ですか?」
男「俺、この方と二人で話したい」
天使「二人で?」
男「いいかな?」
天使「ハゲと何話すんですか?」
男「ちょっとね」
天使「気を付けてくださいね」
神「何をじゃ」
221
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/01(土) 22:39:01 ID:Vsya3AEU
天使「外にいますね」バタン
男「うん」
神「話とは……」
男「この会話、天使には聞かれてませんよね?」
神「安心してくれたまえ」
男「そうですか」
神「私の権限をもって、出来る限りの質問に応えよう」
男「ありがとうございます」
222
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/01(土) 22:43:28 ID:Vsya3AEU
男「まず、死因は極秘と聞いたんですが」
神「いかにも」
男「その、死亡時刻までは五体満足?というかピンピンしている状況なのかは教えてもらえますか?」
神「そう思ってくれて構わない」
男「死亡時刻は……」
神「私が捺印してしまった時刻は日本時間7/7の夜22時17分43秒となる」
男「なるほど……ありがとうございます」
神「して、願いがあるんじゃろう」
男「見透かされてましたか」
神「……申してみてくれ」
223
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/01(土) 22:46:26 ID:Vsya3AEU
男「はい、願いは二つ」
男「まず一つは……」
・
・
・
・
男「ありがとうございました」
神「しかと聞き入れた」
男「宜しくお願いします」
神「男君」
男「?」
神「これから先も天使を宜しく頼む」
男「いや、支えられてるのはこっちですよ」
224
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/01(土) 22:50:44 ID:Vsya3AEU
神「悲しくも運命として受け入れてくれた事、心から感謝している」
男「まあこの一年楽しかったですから」
天使「まだ話してるのっ?」バン!
男「あ」
神「こらっ」
天使「またこのハゲが話長かったんでしょ?」
男「いや、俺が色々文句言っちゃってさ」
天使「もっと言っていいですよこんな奴」
男「いや当たり強いな」
神「昔は可愛かったのに……」
225
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/01(土) 22:57:27 ID:Vsya3AEU
男「それじゃ戻ります」
天使「戻りましょ」
神「……」
男「……」ペコ
天使「頭下げなくていいですよ、ハゲますよ?」
神「ぐふっ」
男「(娘に弱い)」
226
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/02(日) 03:49:26 ID:gKBQZFHY
夜
天使「何話したんですか?」
男「んーちょっとね」
天使「む」
男「そんな大した話じゃないよ」
天使「ふーん」
男「何だよ」
天使「隠し事するんですね」
男「い、いや別に隠し事ってわけでも……」
227
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/02(日) 03:52:36 ID:gKBQZFHY
男「まあ天使のマイナス減算とかについてさ」
天使「……」
男「俺は何も怒っても咎めてもないからそこらへん宜しく頼むって感じの事話した」
天使「そう……ですか……」
男「うん」
天使「やっぱりまだ隠し事してますね」
男「おぇっ?」
天使「フフフ ほら」
男「ってないし!」
天使「男君、浮気とかすぐバレるタイプですね」
男「いやしないし」
228
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/02(日) 03:56:59 ID:gKBQZFHY
男「ったく、もう寝る!」
天使「そうですね」
男「……あそっか」
天使「何がです」
男「天使も一緒に寝てくれるのか」
天使「はい」
男「昨日のあれすげえ眠れた」
天使「そんなに抱き締められたいんですか」
男「……まあ、うん」
天使「フフフ」
229
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/02(日) 04:03:05 ID:gKBQZFHY
男「(今週死ぬのか……)」
天使「男さんは生まれ変わったら何になりたいですか?」
男「んー?んー……やっぱ日本人かなあ」
天使「そうですか……」
男「次は……」ウトウト
天使「?」
男「誰かを幸せにできる人生……がいい……」ウトウト
天使「……そうですね」ギュッ
男「……zzz」
天使「(その人生、必ず私が……)」
天使「(それがせめてもの償いだから……)」
天使「おやすみなさい、男君」
230
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/02(日) 21:37:42 ID:wNAZRm7A
翌日
男「雨か……」
天使「午後からは晴れるみたいですよ」
TV「来週から公開される」
男「あーあの続編やるんだ」
男「そっか」
天使「……」
男「ま、どーでもいいことか……」
TV「本日未明に発生した事故で男女3人が亡くなりました」
231
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/02(日) 21:43:04 ID:wNAZRm7A
男「この人たちは」
天使「?」
男「今日自分達が死ぬって知らなかったよな 」
天使「えぇ、まあ……」
男「こういう事故死でも天界で決まってるの?」
天使「まあ、ほとんどはその運命が決まっています」
天使「天使含めて神もその事象には逆らえません」
男「へぇ……」
天使「神は認可を捺すだけでそれに抗う事も基本的には認められていません」
男「なんか神より上がいるみたいな」
天使「まあ似たような存在はいますよ」
232
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/02(日) 21:47:10 ID:wNAZRm7A
男「明日死ぬってわかってるのと」
男「何も知らないまま死ぬのって」
天使「…」
男「どっちがいいのかな」
天使「そんなの、どっちも不幸ですよ」
男「まぁねぇ」
天使「……」
男「なぁ」
天使「?」
男「天使は俺が死んだらまた天界に戻るんだろ?」
天使「はい」
233
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/02(日) 21:52:09 ID:wNAZRm7A
男「ポイント、貯まってるといいな」
天使「はい……」
バチチチ
男「!?」
天使「!?」
バチチチッッッ!!!
男「な、なに!?何だぁ!?」
天使「これは……!!」
悪魔「やほっー」
天使「悪魔ちゃん……!!」
男「誰っ!?」
234
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/02(日) 21:54:45 ID:wNAZRm7A
悪魔「悪魔ちゃん登場だよっ」
男「……誰?」
天使「私の親友です」
悪魔「冥界美少女の悪魔ちゃんです」
男「は、はぁ」
悪魔「びっくりさせて許せぽねっ!」
男「??? そ、そんで何しに??」
悪魔「ンッフッフッ、天使ちゃんの彼ピかあ」
235
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/02(日) 21:57:22 ID:wNAZRm7A
悪魔「君がねえ……死なない方法」
男「((近い))」
悪魔「へぇ……童貞なんだ」クンクン
天使「ちょ、近いよ悪魔ちゃんっ」
悪魔「あんっ 怒んないで」
男「て、てか死なない方法??」
天使「……! な、何かあったの!?」
悪魔「あることにはねぇ……ンッフッフッ」
236
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/02(日) 21:59:54 ID:wNAZRm7A
天使「ど、どんな!?どんな!?」
悪魔「ニャハハ、天使ちゃんがっつかないでぇ」
男「……」
悪魔「君さぁ、冥界においでよ」
男「?」
天使「!?」
悪魔「人間やめてさ、冥界にくればいいんだよ」
男「???」
天使「そ、それは……」
237
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/02(日) 22:02:56 ID:wNAZRm7A
男「冥界?ってのは……天界みたいなところ?」
悪魔「似たよーなもん!可愛い子も多いよ!」
男「いや、まあ、まだちょっと話についていけなくて」
悪魔「悪魔に魂を売るってこと」
男「えぇ……」
悪魔「誤解されてるけど悪い意味でもないんだよぉ?」
男「いゃ……うーん……」
238
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/02(日) 22:05:38 ID:wNAZRm7A
悪魔「ただね」
男「?」
悪魔「冥界と天界の異性は接触禁止なの」
天使「……」
男「と、いうことは……」
悪魔「まあ天使ちゃんには会えないねえ」
男「……そっか、いやそもそも冥界に行く気とないけど」
天使「……」
悪魔「死なない方法はそれくらいしかなかつまたからねぇ」
239
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/02(日) 22:37:00 ID:wNAZRm7A
天使「で、でも男君」
男「?」
天使「死なない事は死なないんですよ?」
男「二人ともありがとう」
悪魔「そだ!君の願いっての使えば何かと融通聞くんじゃにゃいの?」
天使「!」
男「いや」
悪魔「いや?」
天使「?」
240
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/02(日) 22:39:01 ID:wNAZRm7A
悪魔「んーー??」ジーっ
男「いや近いっす」
天使「むぅ」
悪魔「……君、願い使い切ってるじゃん」
天使「ぇ?」
男「……うん」
天使「あれ?男君、あと2つあったはずですよね?」
男「うん、使った」
天使「何に使ったんですか?」
男「んー?んー……秘密」
241
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/02(日) 22:41:27 ID:wNAZRm7A
天使「むぅ」ムスッ
男「いや別に大したことじゃないよ」
天使「じゃあ教えてくれていいじゃないですか」
男「それは、……できない」
悪魔「ふーーーん……」ジー
男「ガン見やめて」
悪魔「君、優しいんだね」
男「ッ……」
天使「???」
242
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/02(日) 22:44:12 ID:wNAZRm7A
悪魔「ごめんね、天使ちゃん」
天使「謝らないで」
悪魔「死なせないにせよこんな方法しか見つからなかった」
天使「調べてくれてありがとう……」ギュッ
悪魔「ひゃっ」
男「あ、あの悪魔さん」
悪魔「にゃーに?」
男「ちょっといい?」
悪魔「んー?」
243
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/02(日) 22:46:44 ID:wNAZRm7A
天使「む、二人でなにコソコソ話すんです?」
男「いやちょっとさ」
天使「むー」
悪魔「大丈夫大丈夫 親友のかれぴには手出さないからっ」
男「その、俺の願いとかわかったの?」
悪魔「うん、あーしには特別な目があるの」
男「そっか」
悪魔「天使ちゃんには秘密にしておくから安心して」
男「……うん」
悪魔「君、冥界来ればいいのに」
244
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/02(日) 22:49:49 ID:wNAZRm7A
男「遠慮しておく」
悪魔「あーしの目はね色んなコトが視えるの」
男「?」
悪魔「君は運命って信じる?」
男「勿論……いや、まあ信じてるのは宿命に近いけど」
悪魔「運命ってのはねぇ、ある意味掴みとるものなんだよ」
男「?」
悪魔「二人の運命……視ててあげる」
男「……」
245
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/02(日) 22:51:56 ID:wNAZRm7A
天使「何話してたんですか!?」
男「ん、いやちょっと冥界に誘われた」
天使「っ、……行くんですか?」
男「行かないよ」
天使「そうですか……あ、あの別に私のことは気にせずに」
男「それは無理」ギュッ
天使「ッ……」ギュッ
246
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/02(日) 22:58:15 ID:2/o5M3TU
男「もう俺の人生、天使でしか廻ってないから」
天使「それはこっちも同じです……」
男「天使、俺が死んだらどうすんのさ」
天使「それは……それは……」
男「絶対に自分の幸せのために生きてほしい」
天使「……」
男「俺に対しての贖罪とかそういうの背負ってほしくない」
天使「それは無理ですよ」
男「無理じゃないよ」
247
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/02(日) 23:01:10 ID:2/o5M3TU
悪魔「あーコホン」
天使「っ」
男「っ」
悪魔「んー、今晩は眠れない夜になりそうですな」
男「な、何が言いたいのさ」
天使「……///」
悪魔「それじゃ、あーしは邪魔になっちゃうし帰るね」
男「ありがとう悪魔さん」
天使「ありがとうね悪魔ちゃん」
悪魔「ンッフッフッ!ばいび!」
248
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/02(日) 23:02:40 ID:2/o5M3TU
男「雨、止んだな」
天使「ですね」
男「散歩がてら少し出ようと思う」
天使「いいですね」
男「……手繋いでいくか」
天使「はいっ」
249
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/02(日) 23:06:26 ID:2/o5M3TU
散歩中
天使「あっ」
男「あっ」
カキーン
天使「イヤリングが……」
男「壊れた?」
天使「んー、少し……壊れてますね……」
男「アンモライトのとこ割れてるな」
天使「ごめんなさい、いきなり落ちたので」
天使「不吉やの……いやまあもう死ぬわけだが」
250
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/02(日) 23:08:51 ID:2/o5M3TU
男「これだけ割れてるとなあ」
天使「悪魔ちゃんに修理依頼するので」
男「悪魔さんに?」
天使「冥界に凄腕の修復士がいるんです」
男「ほぉ」
天使「せっかくの男君からの贈り物ですから……きちんと直したいです」
男「……うん(なんか恥ずかし)」
251
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/02(日) 23:11:59 ID:2/o5M3TU
夜
悪魔「おっけー、もしかしたら時間かかるかもだけど」
天使「うん、お願いします」
悪魔「アンモライト……」
天使「悪魔ちゃん?」
悪魔「へ?あ、ご、ごめん預かっておくねっ!」
天使「はいっ」
悪魔「……」
悪魔「(都合よく壊れるのも……運命ってやつなのかな?)」
悪魔「……」
252
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/08/02(日) 23:17:47 ID:2/o5M3TU
男の部屋
天使「ねえ男君」
男「ん?」
天使「その……抱かないんですか?」
男「えっ」
天使「意味わかりますよね?」
男「う、うん……合体ってこと?」
天使「……」
男「え?え!?言わせてそれ!?」
天使「うぅ……」
男「顔真っ赤やん」
天使「私にそんな魅力ないですか?」
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