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女「日本語難シィナ テメーコラ」 男「ロシア語のが難しいよ」
1
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/15(月) 20:25:33 ID:HpPxq4D.
男「でも女さんは日本語上手だよ」
女「スパシーバ 知ッテル」
男「たまに長州っぽくなるけど」
女「チョーシュ?何だソレ」
男「え、えっとー」
女「チャーシューって言ったカ?テメー」
男「い、いやチャーシューじゃないよ」
女「ジャなかったラ、何タコラ」
男「ほら長州!」
女「チャーシュー?」
161
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/23(火) 23:46:10 ID:W95QAAnU
男「もしかして、寮友が何か言ってたとか?」
女「ダ……男悩ンデルッテ」
男「なんか言わせたみたいでごめん…」
女「ンーン、オレも伝えタカッタ」
男「女はそういうの口に出すの嫌なのかなーって思ってたからさ」
女「……チト恥ズカシー」
男「無理して口に出さなくてもいいからな」
女「……」
162
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/23(火) 23:54:39 ID:W95QAAnU
男「今の言葉ですごく安心したからさ」
女「オゥ…」
男「……」ドキドキ
女「……」ドキドキ
男「(な、なんだこの雰囲気)」
男「(これあれか?あれなのか?)」
男「(いっちゃえ的な空気じゃないか!?)」
男「(いやでもここで調子のってキスしようとして嫌われても嫌だし……)」
男「(どっちなんだぁー!)」
妹「失礼しまぁーす!」
男「がっ」
妹「オゥ」
163
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/23(火) 23:58:16 ID:W95QAAnU
妹「差し入れでぇーす!」
女「アリガトナ」
妹「どういたしましてです!」
男「(タイミングいいのか悪いのか……)」
妹「兄に変なことされてませんか!?」
男「あーほらしてねーから 出てけ」
女「ヘンなコト?」
男「女も相手しなくていいって」
164
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/24(水) 00:01:24 ID:nPyXoTms
妹「えへへー 二人隣り合ってるー」
男「出てけって」
妹「あぁん」
女「ヘンなコト?ナンダヨ?」
男「気にしないでいい」
女「気ニナル」
男「恋人同士がする事とかだろ……」
女「……アー」
男「まあアイツも悪気は無いんだ」
女「オメーもムッツリーニダナ」
男「何で俺がムッツリになる」
165
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/24(水) 00:04:24 ID:nPyXoTms
女「……」バッ
男「何だよその両手ガードは」
女「襲ウ気ダロ?」
男「襲わねーよ」
女「ア?コンジョーナシ?リンゴ?」
男「理性があると言え」
女「イクジナシ?」
男「……」グイッ
女「ヤンッ!」ドサッ
男「これでどーかな?」
166
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/24(水) 00:08:03 ID:nPyXoTms
女「……」ドキドキドキドキ
男「無抵抗じゃん」
女「テ,テメー降伏シテナイゾ……マダ……」
男「俺だって……キスくらいはしたいよ」
女「フーン……」
男「…………」
妹「あ、お兄コレッッワッフゥー!」
男「ッ!」
妹「ごごごごめんなさいいいい!!!!」ガチャン!
男「ハァ……あのバカ」
妹「オメー、運サエモ無イ奴ダナ」
男「やめて」
167
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/24(水) 00:08:38 ID:nPyXoTms
あ、女と妹、まちがえた
168
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/24(水) 23:52:56 ID:nPyXoTms
男「どーもビシッと決まらない……」
女「フフフ」
男「なんだよ」
女「男サ」
男「?」
女「オレ……何ヵ、コウ、男に優しくナイ時アル」
男「そうかな?」
女「男……優シィダロ?」
169
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/25(木) 00:25:57 ID:gYnPCP/6
女「思ッテル事、上手く言エナイ時アル」
男「難しいもんな」
女「ダカラ……」
男「俺だって女に対して上手く気持ちを伝えられない事はたくさんあるよ」
女「スァ?」
男「本当はいつだって側にいたい」
女「……ン」
男「たくさん出掛けてたくさん一緒に過ごしてたくさん触れ合いたい」
女「……オゥ」
男「伝えきれないくらい言葉があっーーんむッー!?」
170
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/26(金) 23:42:39 ID:eeUY4Yt6
女「……」
男「……」
女「Peredayetsya(伝わってるよ)」
男「……うん」
女「Не бросай меня, будь всегда со мной(だから離れないで)」
男「離れないって」
女「ダ……」
男「寂しくは……させないって努力するから」
女「ダ……」
171
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/26(金) 23:59:58 ID:eeUY4Yt6
男「さ、宿題の確認するぞ」
女「……ダ」
・
・
・
・
女「邪魔シタナ……」
男母「ごめんねお構いもできなくて」
妹「お、お疲れ様です!」
男「なんだお疲れ様ですって」
妹「えへぇ〜?だってぇ……」
172
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/27(土) 00:08:48 ID:I9zNOCw6
男「じゃぁ送っていくから」
女「……」ペコリ
妹「あの二人がさ」
男母「?」
妹「結婚したらさ、どっちに住むのかな」
男母「どうなのかしらねえ」
妹「さっきロシア語で話してた」
男母「ホント?」
妹「もう何言ってるかさっばり」
173
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/27(土) 00:11:47 ID:I9zNOCw6
男母「本気なのねぇ」
妹「絶対生まれる子供可愛いよ!ハーフダよ!?」
男母「気が早すぎるわよ…」
妹「あと女さんちょっとアジアっぽい!」
男母「そうねぇ」
妹「お兄、騙されてたりしないよね」
男母「えぇ?」
妹「あんな美人さん彼女とか……」
174
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/27(土) 00:16:15 ID:I9zNOCw6
男母「それは無いわよ」
妹「かなぁ」
男母「相手のお母さんに会ったことあるし」
妹「!!???!!」
男母「男が中学の時に会ってるはずだわ……思い出した」
妹「そ、そうなの!?」
175
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/27(土) 00:18:23 ID:I9zNOCw6
・
・
・
男「着いたな」
女「ダ,アリガト」
男「夏休みさ、楽しむのもいいけど」
女「?」
男「夏バテには気を付けないとな」
女「ナツパテ……暑クテ駄目ノヤツ?」
男「そうそう」
女「日本の夏ヤベーヵラナ」
176
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/27(土) 00:32:01 ID:I9zNOCw6
男「体調崩したら意味無いからな」
女「ダ,オメーもナ」
男「俺は平気だよ」
女「……」
男「?」
女「……タクサン」
男「沢山?」
女「タクサン、思い出ホシイ」
男「……そうだなっ!」
177
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/27(土) 16:02:40 ID:PuACQi9w
女「オメー、お楽しみでしたサセロヨ?」
男「ん?う、うん」
寮友「ヘェーイ!」
女「寮友ッ」
寮友「ラブラブダネ〜」
女「ンナコトネーヨ」
寮友「マタマタ〜!」
男「それじゃ」
寮友「マタネー!」
女「マタナ」
178
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/27(土) 16:07:11 ID:PuACQi9w
寮友「(チューした?)」
女「(な、何急に……)」
寮友「あれ?否定しないのー?」
女「(しっ……し、……ta)」
寮友「オゥ!」
女「(恋人同士なんだし……キスくらいするわよ……)」
寮友「(じゃあ男君に本気なんだ)」
女「(……うん)」
寮友「(羨ましいなあ)」
女「(寮友だって彼氏いるんでしょ?)」
179
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/27(土) 16:13:58 ID:t7h2eVGU
寮友「(オゥ 別れたよー)」
女「(そうなの!?)」
寮友「(色々と難しいネ……言語?人種の壁?)」
女「(人種…)」
寮友「(お互いのこと受け入れられる……相性みたいなのが合わなかったかな?)」
女「(そっか)」
寮友「(結局手も繋がないで別れたヨー)」
女「(日本人は臆病?奥手?って言うし)」
寮友「(でも胸はめっちゃ見てきたネ)」バイン
女「(ムッツリが多いもんね、日本人)」
180
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/27(土) 16:18:04 ID:t7h2eVGU
男「ヘックション!」
妹「ちょっとー風邪ー?」
男「いや、いきなりムズムズしてきた」
妹「ふーん」
男「なんだよ」
妹「チューしてたくせに」
男「なっ、してねーし!」
妹「はい嘘ー!めっちゃグロス唇についてるんですけどぉー!?」
男「ぬぉっ!?」
妹「まさか留学生に手を出すなんて……」
181
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/27(土) 16:21:15 ID:t7h2eVGU
男「て、手を出すってなんだ」
妹「ねーいつから付き合ってるの?」
男「……内緒だそんなもん」
妹「中学でしょ」
男「っ」
妹「この間は一年半経ってないって嘘ついてたけどー」
男「そんなんどーだっていいだろ」
妹「馴れ初めくらいは気になるもん」
男「気なるな」
妹「教えてよー」
182
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/27(土) 16:25:47 ID:t7h2eVGU
寮友「(でも二人って中学のころから付き合ってるんでしょ?)」
女「(えー、えー……まあ……)」
寮友「(いつから男のこと好きなの?)」
女「(えー?わかんないっ)」
寮友「(あぁん!誤魔化し禁止!)」コチョコチョ
女「(いやっちょ……あん)」
寮友「(女と初めて会った時から男ばっかり見てるの気になってたヨー)」
女「(うぅ)」
寮友「(出会った時からラブラブ?)」
女「(んーん 逆 )」
183
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/27(土) 18:11:15 ID:t7h2eVGU
・
・
・
・
数年前 男女 中学生のお年頃
男「え?俺だけ!?」
教師「んー、男子でロシア語選択したの男だけだったわ」
男「えっと、どうなるんですか?」
教師「先生は一人でも興味があるなら是非って言ってるから」
男「教室に俺一人です……か?」
教室「まあそういうこと」
男「マジか……」
184
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/27(土) 18:16:49 ID:t7h2eVGU
語学選択
先生「コンニチハ!」
男「あ、よ、よろしくお願いします!」
先生「お名前は?」
男「男と言います!」
先生「ワタシ、女母と言いマス!」
男「(おぉ、ロシアっぽい名前や……)」
先生「男君は何故ロシア語を習イタイのデスカ?」
男「えっと、憧れの競泳選手がロシア人で……」
先生「オゥ!ソーナノデスネ!」
185
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/27(土) 18:22:14 ID:t7h2eVGU
男「頑張ります!」
先生「Давайте сделаем все возможное!」
男「??」ポカーン
先生「頑張ってーイキマッショイ!と言イマシタ!」
男「おぉ……」
半年後
先生「男、トテモトテモ覚えるの早いデスネ」
男「スパシーバであります」
先生「ソロソロ、文通をしてミマショウ!」
男「文通?」
先生「ソデース!文を書イテ、オ話!」
男「誰と……ですか……?」ポカーン
先生「フフフ ソレは秘密デス」
186
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/27(土) 18:26:13 ID:t7h2eVGU
男「一通りプロフィール的な?事書きました!」
先生「フムフム ……デハ、預りマス!」
男「え、お相手は誰なんですか?」
先生「モチロン、ロシア人デスヨ」
男「先生じゃなくて?」
先生「フフフ 違いマース」
男「(うーん、じゃあ先生の知り合いってとこか……ちゃんと書けてたかな……)」
数日後
先生「デハ、コレを渡してオキマース」
男「あ、文通ですね」
先生「オ返事デスヨ」
男「2通……?」
先生「コッチの中身は私ニハ、見ルナと言う事デス」
男「は、はぁ」
187
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/27(土) 18:29:59 ID:t7h2eVGU
先生「ジャ、私1度職員室戻リマスネ」
男「あ、はい」
先生「マタ、オ返事を書いておいてクダサイネ」ガララッ
男「はーい」
男「うぉっ、ロシア語の返事か」
男「まずこれを解読せな……」
男「んでこっちの紙は何だろう」ガサガサ
男「……?」
便箋の中心に一言 「クタバレ シバクゾ」
男「……え?」
男「いや、……うん …… 」
188
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/27(土) 21:01:39 ID:t7h2eVGU
男「……いや、えぇ……??」
男「カタカナで……」
男「女の子の字……っぽいよな……」
男「いやいや……クタバレって」
男「こっちの便箋には普通に書かれてるのに」
男「なぜこっちはこんなに物騒なんだ」
先生「戻リマシター」
男「おぁっ」
先生「捗ッテマスカ?」
男「は、はいまあ」
189
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/27(土) 21:03:46 ID:t7h2eVGU
・
・
・
男「書けた」
先生「オゥ!それではコノ封筒に入レマス」
男「あの、先生?」
先生「?」
男「このお相手は女性ですか?」
先生「オゥ!メイタンテイ!」
男「女性?」
先生「ソーデス!」
男「な、なるほど」
190
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/27(土) 21:09:14 ID:t7h2eVGU
数日後
先生「オ返事きてマース」
男「あ、ども……」
先生「また2通アリマスヨ!」
男「(嫌な予感)」
男「じゃあこっちは帰ってから見ます」
先生「オゥ!秘密のヤリトーリ」
男「いやいやいや……(やっぱ先生が書いてるわけじゃないよな……)」
先生「フフフ」
ーーー その日の夜 家
「シバクゾ クタバレ」
男「いや同じィィー!」
男「この前より字大きくなってるゥー!」
191
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/27(土) 21:13:49 ID:t7h2eVGU
学校
友「あー今日は午後全部語学だから楽だわー」
男「まあなあ」
友「ロシア語お前だけなのは笑うけど」
男「ホントに孤独だからな」
友「まあみんな英語いくよなー 女子は韓国語多いしフランス語もかなり人気だし」
男「友たちサッカー部はみんなポルトガル語だろ?」
友「そそ、先生サッカーめっちゃ上手いんだぜ」
男「ふーん」
192
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/27(土) 23:13:24 ID:l7XxKvLY
乙
もしかしてだけど未完作品とかありませんよね???
193
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/28(日) 08:01:20 ID:oKmaiLgU
>>192
え、怖い
194
:
じゅんじゅわー&
◆r4BoiQ1bWs
:2020/06/28(日) 08:03:05 ID:oKmaiLgU
お嬢様「......」ジーッ
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1396111226/
これかなあ
幼馴染「ボクは君みたいな貧乏人には興味無いからね」
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1412678842/
これと
幽霊女「一生のお願い!ちょっとでいいから憑かせて!」
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1399114730/
これはそのうち書き直す
195
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/28(日) 13:00:09 ID:qTyGkfzk
やっぱり...
応援してるよー、他の奴の続きもまってます( ・∀・)
196
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/28(日) 15:18:21 ID:qmgLpM0w
>>192
なんで分かるんだそういうの
すごいな
197
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/28(日) 16:39:20 ID:SPqjsC2.
ありがとう
198
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/28(日) 16:47:12 ID:SPqjsC2.
午後
先生「コンニチハー」ガララ
男「宜しくお願……」
女「……」スタスタ
先生「今日ハネ、女チャンも一緒に勉強シマース」
男「(すっっっっっげぇ可愛い……)」
女「……」
男「えっと、もしかして先生の……」
先生「ソデース!Моя дочьデス!」
男「(娘さんか……顔似てるなあ)」
先生「ホラ、挨拶」
女「…………」プイ
先生「ンー、ゴ機嫌ナナメ?」
199
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/28(日) 16:49:30 ID:SPqjsC2.
先生「ホラ、男君ノ隣に座ッテ!」
女「……」ッチ
男「(あ、今心で舌打ちした気がする)」
先生「ソレジャ、1度職員室戻リマスネ」
男「あ、はい」
女「……」
先生「チョト時間カカルカラ、自己紹介シテテ!」
男「えぇ……」
女「……」
男「いっちゃった……」
200
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/28(日) 16:52:51 ID:SPqjsC2.
女「……」腕を組んで仁王立ち
男「あ、あの……」
女「…………」ゴゴゴゴゴゴ
男「(やべーよーゴゴゴ言ってるよぉ……)」
男「(擬音でゴゴゴ出してるよ……)」
女「オイ」
男「え、何」
女「クタバレ」
男「あーなるほど」
女「ア?」
男「手紙の……相手……?」
女「シバクゾ」
男「ですよね」
201
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/28(日) 16:55:05 ID:SPqjsC2.
女「男……」ゴゴゴゴゴゴ
男「な、何でしょう」
女「ペラペーラペーラペラ」
男「え、えっ?えっ?」
女「ペラペーラペーラペラ ペラペーラペーラペラ」
男「あ、ご、ごめん 何言ってるかよく……」
女「ハァ……」
男「まだちょっとリスニングが」
女「クタバレ」
男「あはい怒ってるんですね」
202
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/28(日) 18:33:00 ID:SPqjsC2.
男「(えなんで?何で?何でこんなお怒りなんだ!?)」
女「……」ギロッ
男「えっと……」
女「スァ?」
男「お、俺何かしました……っけ?」
女「……ハァ……」
男「???」
先生「お待タセー」ガララ
女「ッチ」
先生「ホラホラ女チャン座っテ!」
203
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/28(日) 19:26:51 ID:SPqjsC2.
男「……(えー気まずい)」
先生「ソレジャ、お互いの印象!」
男「印象……」
先生「女チャンは日本語デ!男君はロシア語デ!」
男「えっと」
女「обычный(平凡)」
男「うぐっ……」
女「スァ?Я скажу тебе, что надо делать(意味わかるんだ )」
先生「女チャン、日本語デ!」
女「……ンー、隣にネー」
先生「ンモゥ……男君ハ?」
男「えっと」
204
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/28(日) 20:01:40 ID:SPqjsC2.
女「ンー、特にネー」
先生「ンモゥ、男君ハ?」
男「えっと……」
女「……」ジロッ
男「страшный человек……?(怖い人)」
女「ッァン?」
先生「フフフ」
男「いやだってめっちゃ睨んでくるし!」
女「ッチ」
先生「女チャン怖いデスカ?」
205
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/28(日) 20:16:23 ID:SPqjsC2.
男「……」チラッ
女「ナンダヨ」
男「いや、まあ可愛いです……」
先生「オゥ!女チャン、ミーラヤ!」
女「テメェ」
先生「フフフ 仲良くシテクダサイネ?」
男「はい……」
女「ッチ」
206
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/28(日) 20:27:00 ID:SPqjsC2.
ーー休み時間
女「……」
男「……(こっち見てる)」
女「……」
男「(いや睨んでる)」
女「……オイ」
男「な、何」チラッ
女「何、ジャネーヨ」
男「えてか怒ってるの?」
女「……怒ル?」
男「ты злишься? (怒ってるの?)」
女「ン」コクン
207
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/28(日) 21:29:38 ID:SPqjsC2.
男「Зачем(どうして?)」
女「это твоя вина(あなたのせい)」
男「えっと……俺の、せい?」
女「……」
男「俺、何かした?」
女「テメェ ロシア語何デ選ンダ?」
男「いや、まあ……憧れの水泳選手がロシア人だったから……ってだけで」
女「ソレダケ?」
男「……まぁ」
208
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/28(日) 22:18:59 ID:SPqjsC2.
女「ハァ……」ギロッ
男「(ギロッて……)」
女「オメーのセイ」
男「だから何が?」
女「オメーが、ロシア語、選ンダカラ」
男「うん」
女「オメーが、選バナケレバ……」
209
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/28(日) 22:23:00 ID:SPqjsC2.
・
・
・
女「(ねぇママ?)」
先生「(なーに?)」
女「(その語学のやつって誰もロシア語選ばないとどーなるの?)」
先生「(んー悲しいこと言うわね)」
女「(もし0人だったら!)」
先生「(そしたらロシアに戻るかもしれないなあ)」
女「(ホント!?)」
先生「(そしたらパパにもお婆ちゃんにも会えるねえ)」
女「 (誰も選ばないといいかも……!)」
210
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/28(日) 22:26:19 ID:SPqjsC2.
先生「(こらこら)」
女「(ママ、パパと会いたいでしょ?)」
先生「(そりゃもちろん)」
女「(きっと0人だよ、うん!)」
先生「(でも一人でもいたら教えるからね)」
女「(えーー)」
先生「(ロシア語勉強したいって子が一人でもいるならねぇ)」
女「(きっと0!)」
211
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/28(日) 22:31:03 ID:SPqjsC2.
ーーー
先生「(タダイマー)」
女「(お帰りなさい、どうだった?)」
先生「(A中とB中はまさかの0人……ちょっと悲しいわねぇ)」
女「(本当!?嬉しい!!)」
先生「(あなたねぇ……)」
ーーーーー
先生「(ただいまっ)」
女「(お帰り!どうだった!?)」
先生「(1人、男子の子が勉強したいって言ってくれたのよ)」
女「(えっ……?)」
先生「(1人でもいてくれるなら、教えてあげないとね?)」
女「(えっ)」
212
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/28(日) 22:33:29 ID:SPqjsC2.
先生「(んもぅ、そんなガッカリしないで)」
女「(だって……ソイツいなければ帰れたんでしょ?)」
先生「(かもしれないって話よ)」
女「(パパにだって……会えたのに……)」
先生「(オゥ、そんな怒らないで)」
213
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/28(日) 22:35:45 ID:SPqjsC2.
先生「(女ちゃんだって高校はこっちの予定でしょ?)」
女「……」
先生「(それにパパは来年か再来年にはこつまちに……)」
女「(ソイツ、ロシア語辞めさせよーよ)」
先生「(んもう、そんなこと言わないの)」
女「(絶対辞めさせる……)」
214
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/28(日) 22:40:54 ID:SPqjsC2.
。。。。。。
。。。。
。。
男「あ、なるほど」
女「テメー」
男「いやそうは言われましても」
女「……」
男「その、ごめんなさい」
女「……」
男「ロシア語選んでしまって……」
215
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/28(日) 22:50:02 ID:SPqjsC2.
先生「仲良クシテマスカー?」ガララ
男「……」ズゥーン
女「……」
先生「オゥ!」
男「なんか、すいませんでした」
先生「??」
男「俺がロシア語選んだせいで……」
女「……」
先生「ンーん、トテモ嬉シイデスヨ」
男「いやでも」
216
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/29(月) 23:10:33 ID:zIL5bsvY
先生「フフフ」
女「……ッチ」
先生「男君ニハ、トテモとても感謝してマス」
男「えぇ」
217
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/29(月) 23:14:07 ID:zIL5bsvY
・
・
・
その日の夜
母国語での会話で () つけんのやめます
女「ねぇ!」
女母「どうしたの?」
女「なんで感謝なんかしてんの!?」
女母「フフフ」
女「ママ、お父さんに会いに行けたかもしれないのに!」
女母「逆よ、逆」
218
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/29(月) 23:18:04 ID:zIL5bsvY
女「はぁ?」
女母「彼がね、授業選択したじゃない?」
女「う、うん」
女母「たった1人とはいえ、学びたいっていうんだから残って教えようと思ったの」
女「ん」
女母「それで吹っ切れて幅広く講師として登録してたら」
女母「来月から大手露語学校の先生になってくれって!」
女母「そしたらパパも来月からこっち来れるのよ!」
女「え?」
女母「だからパパに会いに行くどころかこっちで暮らせるの!」
219
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/29(月) 23:20:32 ID:zIL5bsvY
女「……え?」
女母「男君はラッキーボーイね」
女「……あ、そう」
女母「彼のおかけで吹っ切れたらたくさん仕事も舞い込んできたし」
女「うん」
女母「パパもこっち来るし」
女「え、」
女「(気まずいっっ!)」
220
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/29(月) 23:22:34 ID:zIL5bsvY
翌週
男友「な、なあ」
男「ん?」
男友「語学のときにさ、お前の隣にいた子なんなん?」
男「あー、先生の娘さん」
男友「マジで?純ロシア?」
男「そそ、タメだって」
男友「めっっちゃ可愛くね?」
男「まあ……可愛い、けど」
221
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/29(月) 23:24:40 ID:zIL5bsvY
男友「はぁぁーー!!俺もロシア語にしておけばよかった」
男「やめとけシバかれるぞ」
男友「あんな可愛い子にならシバかれてもいいわ!」
男「でも怖いよ」
男友「なんで?」
男「なんか、うん……怒ると怖い」
男友「え?お前何したんだよ」
男「いやあ……かくかくしかじか」
男友「……それめっちゃ恨まれてるな」
男「だろ?」
222
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/29(月) 23:26:56 ID:zIL5bsvY
男「今日も午後から来るって言ってた」
男友「でも可愛いしよくね?」
男「隣に座るんだぞ?めっちゃ怒ってんだぞ?」
男友「今のうちに拝んでおけよ」
男「無理見れない」
男友「顔無理なら胸だけでも見とけ!」
男「いやそれが結構大きくてだな」
男友「見てるじゃねーか」
223
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/29(月) 23:31:06 ID:zIL5bsvY
授業
男「……」
女「……」
先生「フフフ」
女「……ッチ」
男「あ、あの」
女「アン?」
男「俺ロシア語辞めます」
先生「オゥ」
男「結構覚えてきたし、教材も買い込んだんで……あとは自力で頑張ります」
女「……」
男「うちも単身赴任なんで、女さんの気持ちすごくわかります」
女「(タンシンフニン?)」
224
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/29(月) 23:38:00 ID:zIL5bsvY
男「担任にも相談してみて」
先生「オゥ!ソノ必要はアリマセン」
男「えっでも」
女「ネーッテンダロ」
男「……でも」
女「必要ネーンダヨ」
先生「大丈夫デスヨ」
男「……はい」
225
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/30(火) 20:40:51 ID:U/lnFMOs
男「……」
女「……」
男「(気まずい……!)」
女「オイ」
男「えっ?……っと、何?」
女「ソコ、綴り違ウ」
男「あっ、これ? 」
女「ン」
男「そっか……」ゴシゴシ
226
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/30(火) 21:14:06 ID:U/lnFMOs
男「えっと……」カキカキ
女「……ココ、コウ」
男「あそっか」
女「チゲー、ココ」
男「!?」
女「ココ、コレのがィィ」
男「ぁぁー」
先生「フフフ」
227
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/30(火) 21:17:45 ID:U/lnFMOs
男「ふぅ」
女「オメー全然駄目ダナ」
男「ご、ごめん……なさい」
女「マァ、チト上達したミテーダケドヨ」
男「女さんの教え方が上手いんだよ」
女「ハァ?」
先生「フフフ、女チャンも日本語教えて貰いマショ?」
女「ヒ、必要ナイ」
228
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/30(火) 21:25:29 ID:U/lnFMOs
・
・
・
中三
男友「男!」
男「ん?何だよ」
男友「今日の語学で女さん来るのか!?」
男「あー、来るとは思う」
男友「おっしゃー!」
周りの男子「いぇぇぇーーい!!」
男「……」
男友「いやぁー早く拝みてぇわ」
男「お前らなあ」
男友「お前はいいよな……」
229
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/30(火) 21:28:09 ID:U/lnFMOs
男友「いつも女さんに罵られてて」
男「罵られて……はいるけど」
男友「あんな可愛い子と授業できるとか聞いてねーよ」
周り「そーだそーだ!」
男「お前らなぁ、ロシア語少しでも間違えるとめっちゃ怒られるんだぞ」
男友「俺だって怒られてーよ!!!!」
男「えぇ?」
周り「俺らだって罵られたいんだよ!」
230
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/30(火) 21:33:01 ID:U/lnFMOs
男「ペラペーラペーラペラ」
女「違ウ!」
男「うっ」
女「ペラペーロペーラペリ」
男「なるほど」
女「オメーヤル気アンのか?」
男「あるよ」
女「……フン」
男「先生は?」
女「職員室イル」
男「そっか」
231
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/06/30(火) 21:40:27 ID:U/lnFMOs
男「えっと……」カキカキカキ
女「……」
男「……女さんさ」
女「……ン?」
男「ゴメンね、ロシア語選択したりして」
女「……Я не против(……気にしてない)」
男「Прости(ごめんね) 」
女「謝ルナ」
男「でもさ」
232
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/01(水) 20:35:14 ID:c9RI6MS6
男「俺もすげえ悪いタイミングだったと思う」
女「……イヤ」
男「?」
女「ソノ……アレダ……」
男「あれ?」
女「ペラペーラペーラペラ」
男「ん??え???」
先生「オマタセー!」ガララッ
男「っ、こんにちは……」
女「……」
233
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/01(水) 20:43:55 ID:c9RI6MS6
先生「オゥ?お話中デシタカ?」
男「あの……俺がロシア語選んだせいで」
先生「フフフ、男君、ソレは違いマス」
男「えっ?」
先生「アナタのお陰デ、来月カラ家族デ暮ラセマス!」
男「???????」
先生「カクカクシカジカ」
234
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/01(水) 21:47:43 ID:c9RI6MS6
カクカクシカジカってほんと便利
235
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/01(水) 21:53:42 ID:c9RI6MS6
男「お父さん、こっちにくるんですね」
先生「ソデス!」
男「良かったね、女さん!」
女「アァ?……マァナ……」
男「でも本当はロシアで暮らしたいんじゃないんですか?」
先生「フフフ 私、日本大好きデスヨ」
男「そう……ですか」
先生「先生ノお婆ちゃん、日本人デス」
男「!?」
236
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/02(木) 18:02:36 ID:HYdvG2Mw
乙
やはりジュワーだったか
237
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/02(木) 23:32:26 ID:4AlMXOwE
オチンチンカーニバル
238
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/02(木) 23:53:54 ID:4AlMXOwE
先生「タクサン、タクサン、日本ノ事教えてくれマシタ」
先生「戦争の事カラ、平和の事マデ」
先生「ダカラ今度は私ガ日本の人に恩返しスル番」
男「は……はぁ……」
先生「フフフ」
男「(よくわからないけど……)」
女「オィ」
男「っ、何?」
239
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/02(木) 23:59:14 ID:4AlMXOwE
女「……Прости(ごめん)」
男「良かったね、お父さんこっち来れるの」
女「……ン 発音オカシー」
男「えっ」
女「Прости ダ」
男「Прости!」
女「違ゥ! Прости! 」
男「Прости!」
女「ン、マァマァダナ」
男「先生より厳しいやん」
240
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/03(金) 00:02:40 ID:Yq9rO0j2
・
・
・
数ヶ月後
語学
女「オィ!」
男「えっ!?な、何!?」
女「テメー、ブースンナ」
男「ブ、ブー?」
先生「ボーッとスルナと言いたカッタのデショウ」
男「す……すいません」
女「……テメー」
男「いや、ちょっと……うん」
先生「ドーカしたのデスカ?」
男「……はぁ、まあ」
241
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/03(金) 00:05:42 ID:Yq9rO0j2
男「ーーーーーなわけで」
女「フーン」
先生「オーゥ、男君は水泳得意ナンデスネ!」
男「まぁ……」
先生「大会でトップ獲れレバー、オリンピック?」
男「いやいやそんな大きい話じゃないです」
先生「デモ、ソンナ大きな大会に出らレルノ、スゴイスゴイ事デス!」
女「フーーーーーン 」
男「いやぁ…」
242
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/03(金) 22:48:02 ID:Yq9rO0j2
休み時間
男「(えっと文法は……)」
女「オィ」
男「んぇっ?」
女「アイツラ、ドーニカシロ」
「うおっ!本当に美人!」「えっ?えっ?見せて見せて!」「足長くね?」
「可愛いぃ〜」「ロシア語の先生の子なんだって!」
男「ギャラリーっすね」
女「外出ラレネーダロ」
男「女さん人気だもん」
女「ハァ? 後、さんヤメロ」
男「え?ご、ごめん」
女「女deイイ」
男「うん」
243
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/03(金) 22:59:43 ID:Yq9rO0j2
女「アイツラ駆逐シロ」
男「えぇ……」
女「コノ前もウルサカッタ」
男「授業始まってから廊下出よ?」
女「……ン」
244
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/03(金) 23:03:58 ID:Yq9rO0j2
・
・
・
・
中3
先生「男君、スゴく上達シマシタ!」
男「ありがとうござ、あっ、スパシーバ!」
女「発音オカシイ」ッチ
男「ぐぬ」
先生「コンナニ本気で学ンデくれると、思ってなカッタデス!」
男「ほぼマンツーマンなんで……でもすごく楽しいです」
先生「本当デスカ?」
男「女も色々教えてくれるし」
先生「オゥ!」
女「……ッチ」
245
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/03(金) 23:08:33 ID:Yq9rO0j2
先生「モットモット、ロシア語上手くなる方法知ってマス!」
男「?なんですかそれ?」
先生「ロシア人の恋人作る事デス!」
男「っ」
先生「日本語上手くナリタイなら、日本人の恋人作ル!」
男「は、はぁ……?」
先生「真面目ナ話デス!」
男「へぇ〜」
先生「モウスグ、男君トモ、お別れデス」
男「はい」
先生「ココマデ真面目ニ、ロシア語勉強シテクレタ事、スゴく嬉シー」
男「まぁ……」チラッ
女「アン?」
246
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/03(金) 23:10:45 ID:Yq9rO0j2
男「熱心に教えてくれる先生がいるもので」
女「シバクゾ」
男「え、しばくぞの意味わかってるん?」
女「屈服サセル」
男「あ、わかってましたねスイマセン」
女「……ッチ」
247
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/03(金) 23:13:18 ID:Yq9rO0j2
男「もうそろそろ授業も少なくなるから」
女「?」
男「はい、これ」
女「アン?」
男「イヤカフ」
先生「オゥ!プレゼント!」
女「ナ……ンダヨ」
男「イヤリングだよ」
女「……チューリップ」
男「好きって言ってたから」
女「アン?言っテネーシ」
男「言ってたやん!」
女「テメー、盗み聞キシタナ?」
男「いやいやいや!」
248
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/03(金) 23:15:27 ID:Yq9rO0j2
先生「女チャン、良かっタネ」
女「……ン」
男「いやまあ気に入るかわからないけど」
先生「女チャン男君ニ」
女「オィ男!」
男「うおっ、な、なに?」
先生「オゥ」
女「テメー競泳、アルヨナ?」
男「え、あ、うん……」
女「マー、ガンバレ」
249
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/03(金) 23:18:36 ID:Yq9rO0j2
先生「ソーソー男君?」
男「なんでしょ?」
先生「私達、男君の応援ニ、行っテモイイデスカ?」
男「え、えぇ?」
先生「未来のオリンピック選手!」
男「あ、あの本当にそういうわけでは」
先生「イヨッ!」
女「イョ」
男「乗るなよ!」
女「フフフ」
男「ッ、」ドキッ
女「アッ?ナンダヨ」
男「(やべ、笑った顔可愛い)」
250
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/03(金) 23:29:42 ID:Yq9rO0j2
男「あのですね、全国からすごい選手が集まってくるわけで」
女「平気ダロ、ジッポ狭イ」
男「いやまあ狭いけど」
女「勝ツンダロ?」
男「えっと……」
女「ナヨナヨヤメロ!」
男「ッ、うん 勝ちたい」
女「オゥ、ヤルなら勝テヨ」
男「うん……!うん!」
先生「フフフ」
男「ありがとう」
女「……ッチ」
251
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/05(日) 09:20:17 ID:kujov7jg
女「日本人ナョナョ多イ」
男「Много работать!(一生懸命頑張るよ!)」
女「発音違ゥ」
男「ぐぬ…」
女「へコタれンナ」
男「うす」
女「シバクゾ」
男「発音おかしい」
女「テメー」
先生「フフフ」
252
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/05(日) 09:26:46 ID:kujov7jg
休み時間
男友「なあなあなあ女さん教室から出てこないじゃんかよお!」
男「皆が注目するからだよ」
男友「そんなん注目するなってのが無理な話だろ」
男「だからって……」
女子「キャー!眼青ォォーい!」パシャ
「スタイルやばっ!」パシャ 「色白……」
「ねえねえこっち向いてぇ」 「ロシア語でなんか喋ってー」
男子「彼氏いるんですか!?」ドピュ 「俺にもロシア語教えてください!」 「ボンジュール?ハロー!」
「好きな日本人俳優とかいる??」「か、可愛いですね……」
女「スァ……」アワアワ
男友「動物園だなもう」
男「ああぃうの嫌がるんだってね、外国人の人は」
253
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/05(日) 09:30:53 ID:kujov7jg
男友「そりゃ俺ら島国ですから……」
女「……」チラッ
男「ッ、……わり、行くわ」
男友「おっ?」
「「「キャッキャッ」」」
男「女」
女「スァ……」
男「先生が呼んでるから職員室行こ?」
女「ア……ウン」
男「Это была катастрофа(災難だったね)」
女「ン」コクン
「あ!ロシア語で会話してる!」「クソッ……俺もロシア語にしておけば……!」
「いやー俺らなんて相手にされないって」
254
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/05(日) 09:35:43 ID:kujov7jg
廊下
女「オメー」
男「?」
女「オメー、変わっテルヨナ」
男「えぇ??どこら辺が???」
女「思春期ネーノカ?」
男「????」
女「アイツらみたいナノ……ヨソの学校にも沢山イタヨ」
男「あー先生の付き添いで何度か行ったんだっけ?」
255
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/05(日) 09:41:02 ID:kujov7jg
女「アレダナ」
男「?」
女「ガッチュキ? ガッチュク?」
男「がっつく?」
女「ソレ」
男「まあ仕方のない事だとは思うけど……」
女「オメーはモグモグと勉強シヤガル」
男「(モグモグ……?黙々??)」
女「ママも喜ンデル」
男「それならよかった」
256
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/05(日) 17:30:52 ID:BmSkyyXw
男「女は日本語最初から上手だったもんね」
女「マーナ」
男「たまにおかしいけど」
女「アン?」
男「女は来年ロシアに帰るの?」
女「ンー……ワカンネ」
男「わかんないんかい」
女「オメーは?」
男「そりゃ俺は…………」
女「?」
男「うーん……って感じかな!」
女「アン?ハッキリ言エ」
257
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/05(日) 17:34:04 ID:BmSkyyXw
男「水泳の結果次第」
女「フーン」
男「いい結果出れば●●って高校」
女「悪ケリャ?」
男「○○って高校かなあ」
女「○○!?」
男「おぁっ?う、うん(ビックリした……)」
女「ソコ知っテル」
男「そーなん??妹が中等部通っててさ」
258
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/05(日) 17:35:52 ID:BmSkyyXw
男「あ、結構留学生受け入れてるからね」
女「オゥ、有名」
男「まさかそこに通うの?」
女「ハァ?マダワカンネーダロッ」
男「えっ、なんで怒る??」
女「怒ッテネー」
259
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/05(日) 17:38:59 ID:BmSkyyXw
・
・
・
授業
先生「二人トモ夢、アリマスカ?」
男「夢…」
女「ネーナ」
先生「オゥ、将来シタイ事」
男「夢っていうか……ロシアには行ってみたいです!」
女「フッ」
男「な、何だよ」
女「オメー、ロシア、ナメンナヨ」
男「なめてないよ」
女「寒イゾ」
260
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/07/05(日) 17:42:33 ID:BmSkyyXw
男「知ってる」
女「ナョナョは生きてイケナイゾ」
男「何故!?」
先生「フフフ 男君がロシアに来ル時には、私達ノ家デ、オモテナシ、シマース!」
女「シマセーン」
男「楽しみにしておきます!」
女「シネーってイッテんだロ」
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