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咲「R・須賀京太郎?」
1
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/05/03(日) 10:14:46 ID:tlAlziA.
まこ「のう久。なんじゃあれは?」
久「もうまこったら。須賀君を忘れたの?」
まこ「ワシの知っとる京太郎は首を180度回せたりせんぞ。」
久「あれは…そう!きっと麻雀で大切な表情を隠す技を会得したのね。」
まこ「あれじゃ牌も見えんぞ。京太郎は盲牌はできたかの?盲牌できても河の牌は見えんけど。」
2
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/05/03(日) 10:20:48 ID:eJCd5be2
久「まこ、須賀君もそろそろ初心者を卒業しないといけないの。初心者はよく鳴きたがるというから多分もう鳴かないと決めたのよ。」
まこ「鳴きたがるから鳴かないようにするのは初心者がやる打ち方じゃけどのう。てかそんなもんはどうでもいいんじゃ。姿こそ京太郎じゃがあれは京太郎じゃなかろうが。」
久「須賀君だけど須賀君じゃない…深いわね。」
まこ「難しい話をしようとしとるわけじゃない。いい加減、現実を受け止めんか。」
3
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/05/03(日) 10:31:25 ID:eJCd5be2
R・京太郎「やあ、おはやう。」
まこ「のう、あんたはなんなんじゃ?」
R・京太郎「僕は須賀京太郎だよ。」
まこ「あのな…久も黙っとらんとなんか言ってやりんさい。」
久「本当に須賀君なの?」
R・京太郎「そうだよ。」
久「須賀君ならまず私たちにお茶を入れてその後に部屋を隅々まで掃除してくれるはずだけど?」
R・京太郎「そうだったのか!」テキパキ テキパキ
久「ほら、いつもの須賀君じゃない。」
まこ「久、あんたぁ…」
4
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/05/03(日) 10:39:13 ID:eJCd5be2
和「失礼します、って須賀君。掃除ならみんなでやらないと。竹井先輩もまこ部長もなんで須賀君1人にやらせて何見てるんですか!」
優希「元部長はあいかわらずだけど、まこ部長までどうしたんだじょ?」
まこ「わしまで共犯にされた?あれは久が!ってそんな問題じゃないんじゃ!」
和「確かにインターハイでは裏方に回ってもらいましたがいつまでもそういうわけにはいきませんよ!」
優希「京太郎も一応部員だからなー」
久「あら、すっかりまこも悪者扱いね。」
まこ「だからそういう問題じゃないんじゃ!」
5
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/05/03(日) 10:47:31 ID:eJCd5be2
京太郎「失礼します!」
咲「すいません、遅くなりました。」
和、優希「えっ?」
R・京太郎「やあ、おはやう。」
咲、京太郎「えっ?」
和「須賀君が2人…そんなオカルトありえませ…」パタ
優希、咲、京太郎「和(ちゃん)!」
6
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/05/03(日) 11:54:18 ID:eJCd5be2
優希「お前は誰なんだじぇ!」
京太郎「だー止めろよ!」
咲「京ちゃん?」
まこ「優希、止めんさい!おそらくそっちは本物じゃ。」
優希「本物?」
久「そうね、こっちが本物の須賀君で間違いないわ。なぜなら真っ先に和の胸を見たから。いつもの須賀君なら和と向き合えばまず胸を見るもの!」
京太郎「そうですよって竹井先輩!」
咲、優希「京ちゃん(太郎)…」ジトー
京太郎「そんな目で見ないでくれ…」
R・京太郎「僕も京太郎だよ。」
7
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/05/03(日) 11:58:01 ID:eJCd5be2
京太郎「お前は一体なんなんだ!」
R・京太郎「須賀京太郎だよ。」
京太郎「京太郎は俺だよ!」
R・京太郎「僕も京太郎だよ。」
まこ「らちがあかんわい…」
久「まあいいじゃない、雑用要員ができたと思えば。」
優希「タコスは作れるのかー?」
咲「優希ちゃん、そんな問題じゃ…」
8
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/05/03(日) 12:06:59 ID:eJCd5be2
まこ「久よ、あんたもそろそろ真面目に考えんかい!」
久「あら、私は引退したのよ?部活に来ることはあっても部の問題に口出しはできないわ。それに今のところ掃除しかしてないからいいじゃない。じゃ、続きお願いね、須賀京太郎君。」
R・京太郎「おお、そうだった。」
咲、京太郎「竹井先輩…」
優希「やるな、竹井先輩!」
まこ「お願いじゃからこういうところは真似せんでくれよ。」
9
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/05/03(日) 12:13:00 ID:eJCd5be2
京太郎「で、一体あいつはなんなんでしょう?」
まこ「わからん、ロボットみたいじゃが。いまだに自分の目が信じられんわい。」
咲「ロボットってことは未来から来たのかな?京ちゃんを消しに。」
優希「じぇ?」
咲「京ちゃんがとある人たちに都合が悪くてまだ何もしてない京ちゃんを消しにロボットを送りこんで来たとか。」
まこ「さすがに本の読みすぎじゃ。」
京太郎「ですよね。」
久「ターミネーターね!」
10
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/05/03(日) 12:17:23 ID:eJCd5be2
優希「おお、視たことあるじぇ!シュワちゃんが出てたじょ。」
まこ「ロボットだけでもいっぱいいっぱいなのに未来から来たとかもう処理しきれんぞ。」
咲「ね、ね?京ちゃんは何しに来たと思う?」
京太郎「お前、楽しそうだな?」
久「そうねー、私は…」
まこ「いや、その話はもういいわ。」
11
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/05/03(日) 15:19:08 ID:eJCd5be2
R・京太郎「終わったよ。あと僕はロボットじゃないよ。」
まこ「あんた、それはさすがに無理があるぞ。」
久「ご苦労様。あと須賀京太郎君なら買い出しもしてくれる筈なんだけど?」
R・京太郎「そうだったのか?」
まこ「まあ待ちんさい、久も悪のりしすぎない。」
久「あら、残念。」
優希「インハイ前の京太郎だじぇ。」
咲「私、京ちゃんにあんな酷いことしてたのかな…ごめんなさい…」
京太郎「安心しろ、少なくとも竹井先輩以外は大丈夫だ。」
12
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/05/03(日) 16:25:13 ID:eJCd5be2
久「こっちの須賀君のほうがよく働くし本物はいらないかしら?」
京太郎「じょ、冗談ですよ竹井先輩!」
久「じゃ、買い出しよろしくね!」
京太郎「はい!」
咲、優希「京ちゃん(太郎)…」
まこ「安心せい、そんなことさせんわ。」
R「僕はロボットじゃなくてアンドロイドだよ。」
13
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2020/05/03(日) 16:34:51 ID:eJCd5be2
久「アンドロイド…スマホやタブレットなどの小型指紋認証系機器のOSのことかしら?」
まこ「スマホ片手に何言ってるんじゃ。」
咲「人間型のロボットのことだと思います。特に最近だとAIを搭載してることが多いです。」
京太郎「さすが文学少女だな。」
咲「えへへ。」
優希「私にはよくわからないじぇ…」
まこ「ロボットの中でもまあ人間の形をした物だと思えばいいわ。」
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