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神様「神様だっ!」 神使「神力ゼロですが・・・」 5社目

1 ◆8YCWQhLlF2:2019/12/06(金) 02:57:25 ID:f1i/L8eQ

巫女「ごめんなさい・・・ ごめんなさい・・・」グスッ

??「ありがとう」

巫女「なんで・・・ なんで謝ったりするの・・・?」

??「私はずっとこの村を・・・ そして・・・ これからもあなたを見守り続けます」ゴボッ

巫女「いや・・・ うそ・・・ いやだ・・・」

??「辛い思いをさせて・・・ ごめんね」ウッ

巫女「いやだ・・・ お願い・・・ 嫌だよ!」

??「笑って・・・ 笑顔を見せて・・・ そしたらまた私は・・・・・・」ニコッ

巫女「嫌ー!!!」

――――
―――
――

2 ◆8YCWQhLlF2:2019/12/06(金) 02:58:11 ID:f1i/L8eQ

〜あらすじ

神様「私は神様! ボン!キュッ!ボーン!の見事なボデーを誇るかわゆい女神!」

神使「ツルペタ幼女体型である神様へお使いする神使と申します」

3 ◆8YCWQhLlF2:2019/12/06(金) 02:59:27 ID:f1i/L8eQ

■ 〜 番外編 2019年冬『おにゅおにゅ神社』〜


神使「良いお天気ですね、神様」テクテク

神様「・・・・・・」トテトテ

神使「見て下さいよ、この大自然。 空気がとても美味しいです」ニコッ

神様「うがー!!」ゲシッ ゲシッ ゲシッ

神使「痛いっ! ちょ、痛いですよ神様」

神使「おい、クソ犬! また私を騙してこんな田舎に連れてきやがって!!」

神使「騙したなんてとんでもないですよ」

神様「昨日、『次は都会方面に行きます』って言っただろ!」

神使「私は東海方面って言ったんです。 都会じゃなく東海地方の東海です」

神様「・・・・・・」

神使「聞き違えたのは神様です」

神様「神使くんさぁ・・・ マジ腹立つんだけど」イラッ

4 ◆8YCWQhLlF2:2019/12/06(金) 03:00:39 ID:f1i/L8eQ

●田舎道

テクテク

神使「今回は神社の確認だけですから、すぐ終わると思いますよ」

神様「そんな誰でも出来るような仕事、私たちがやる必要ないんじゃない?」

神使「それが特別手当の額がとても良い案件なんです」

神様「お前・・・ それ、訳あり物件じゃねーの?」

神使「そんな事はないと思うのですが・・・」

神様「今回はサクッと終わらせてすぐ帰るぞ。 深追いはナシな」トテトテ

神使「あっ、見えてきました。 あの神社のようですね」

神様「期待通り、見事なボロ神社」

神使「そんな失礼な・・・ あれ? 境内裏の草地に誰かいますね」

神様「昼寝なんて良い身分だな」

神使「そうでなく、あの格好はもしかして・・・」

神様「うほっ!」タッタッタッ

神使「あっ! ちょっと神様ー!」

5 ◆8YCWQhLlF2:2019/12/06(金) 03:01:55 ID:f1i/L8eQ

●境内裏

チュンチュン

少女「・・・・・・」ボー

 ウヒャヒャヒャ

少女「!?」ビクッ

神様「巫女さんみーつけた〜 きゃ〜わ〜ゆ〜い〜!!」ピョーン

神使「初対面で飛びつきはダメです」グイッ

神様「グヘッ!」

少女「・・・・・・」

神使「驚かせてしまい申し訳ございません。 ほら神様、ちゃんと謝って下さい」

神様「だって、巫女服がかわゆいんだもん。 飛びつかない方が失礼だろうが」

神使「その格好、もしかしてこの神社の巫女さんでしょうか?」

少女「・・・・・・」ガクガク

6 ◆8YCWQhLlF2:2019/12/06(金) 03:02:59 ID:f1i/L8eQ

神使「あ、あの・・・ 大丈夫ですか?」

少女「こ、こちらこそ・・・ ごめんなさい」タッタッタッ

神使「あっ・・・」

少女「」タッタッタッ


神使「・・・行ってしまいましたね」

神様「どう思う?」

神使「あの怯え方は普通ではないですね」

神様「私的には、ツインのお団子結いがとってもポイント高かった訳よ」

神使「・・・・・・」

神様「あれだけ大きなお団子、解いたらとても長いロングだろうな。 かわゆい」

神使「謝りに行きますよ」

神様「望むところよ!」

神使「全く・・・ すぐ見境無く飛びつくんですから」ハァ

神様「・・・・・・」

7 ◆8YCWQhLlF2:2019/12/06(金) 03:04:00 ID:f1i/L8eQ

●鬼遊神社

神様「おにあそび神社?」

神使「鬼と遊ぶと書いて“おにゅおにゅ”と読むそうです」

神様「うん、百歩譲って“おにゅ”は良いとしよう。 何で2回言うの?」

神使「さあ? 私に聞かれましても・・・」

神様「主神にみっちり問い詰めてやる」ニヤッ

神使「このお社に主神様はいないとの事ですよ?」

神様「あ?」

神使「その状況も合わせ、神宮から確認するよう言われています」

神様「・・・・・・」

神使「何か気になる事でも?」

神様「いや、取りあえず本殿に行きますか」

神使「その前に神様はやることがありますよね?」

神様「・・・・・・。 はい、巫女さんにビックリさせてごめんなさいって謝ります」

8 ◆8YCWQhLlF2:2019/12/06(金) 03:05:26 ID:f1i/L8eQ

●社務所

トントン

神使「ごめん下さい」

ガラガラ

少女「は、はい」チラッ

神使「先程はどうも」

少女「あっ」ビクッ

神様「さっきは急に抱きつこうとしてごめんなさい」ペコリ

少女「い、いえ・・・ 私の方こそ申し訳ございませんでした・・・」ペコ

神様「抱きついた後に、ペロペロしようと考えていてごめんなさい」ペコリ

少女「・・・・・・」

神使「あ、あの・・・ こちらの神社の巫女さんでしょうか?」

少女「」コクリ

9 ◆8YCWQhLlF2:2019/12/06(金) 03:06:19 ID:f1i/L8eQ

神使「少しお話しをさせて頂いてもよろしいですか?」

少女「・・・・・・。 村の方ではないみたいですが・・・」

神使「私たちは神宮の者です」

少女「神宮?」

神様「神ちゃんです!」ズイッ

少女「!」ビクッ

神使「神様、またそうやって前のめりにならないで下さい」

神様「あっ、ごめんね」ハハハ

少女「わ、私こそごめんなさい・・・」

神様「外寒いし、中に入っても良い?」

少女「」コクリ

10 ◆8YCWQhLlF2:2019/12/06(金) 03:07:33 ID:f1i/L8eQ

●社務所内

少女「お茶くらいしかお出しできる物がなくて」コトッ

神様「あんがと」ニコッ

少女「はぅ・・・///」

神様「?・・・」ズズズ

神使「改めまして、私たち神宮から参りました。 こちらは・・・」

神様「私は、かわゆい神ちゃん。 巫女を少々」

神使「私は神使と申します」

少女「おにゅおにゅ神社の巫女で少女です」ペコリ

神使「このお社には少女さん以外は?」

少女「私一人・・・ です」

神使「それは大変ですね」

少女「いえ。 それでご用件の方は」

神使「大した用事ではなく、この神社に関する簡単な確認だけですので」

11 ◆8YCWQhLlF2:2019/12/06(金) 03:08:23 ID:f1i/L8eQ

神様「ちょっと数日泊まって調査させてもらおうかなぁ〜って」

神使「え? 泊まる!?」

少女「この村に旅館とかはない思いますが、お知り合いでも?」

神様「水くさいなぁ〜 ここに泊めてよ」

少女「ここに・・・ ですか?」

神様「何か問題でも?」

少女「いえ・・・ でも、何もおもてなしが出来ないですが・・・」

神様「適当に過ごすから気にせず、いつも通りで良いよ」

神使「滞在費や食事などは自分達で何とかしますので」

少女「・・・分かりました。 少し小さいですが空き部屋がありますので」

神使「お手数をおかけします」ペコリ

神様「さて、それじゃまずはメシだな。 近くに食堂は?」

少女「小料理屋が1軒ありますが、営業は夜だけなので・・・」

12 ◆8YCWQhLlF2:2019/12/06(金) 03:09:18 ID:f1i/L8eQ

神様「スーパーとかは?」

少女「10分くらい歩けば小さな商店がいくつか」

神様「しゃーないな、自炊か」

神使「買い出しに行きますか? 簡単なものでしたら私が作りますが」

神様「豚キムチ食べたい」

神使「キムチ?」

神様「神使君が高級キムチを隠しもっていることを、私は知っている」

神使「・・・・・・」

神様「さて。 んじゃ少女ちゃん、お店まで案内してくれる?」

少女「・・・・・・。 私は一緒にいかない方が良いと思いますが・・・」

神使「何かお仕事でも?」

少女「いえ、そういう訳では・・・」

神様「案内して?」ニコッ

少女「・・・・・・」

13以下、名無しが深夜にお送りします:2019/12/06(金) 07:39:20 ID:hbb2u/ec
神ちゃんおかえりー

14 ◆8YCWQhLlF2:2019/12/07(土) 00:15:30 ID:Eej.TR4g

●田舎道

テクテク

少女「」キョロキョロ


神使「少女さんは何故あんなに辺りを警戒しているんでしょう」

神様「ん〜・・・」

神使「あまり外を出歩いたり、人と接するのが得意ではないようですね」

神様「そんな単純な理由かなぁ?」

神使「それより神様、どういう風の吹き回しですか? 急に泊まるだなんて」

神様「何となく?」

神使「やっぱり何か隠してるんですね」

神様「いや、ちょっと引っかかるんだわ」

神使「少女さんのことですか?」

神様「それもあるけど〜 う〜ん・・・」

15 ◆8YCWQhLlF2:2019/12/07(土) 00:16:36 ID:Eej.TR4g

テクテク

神使「ようやく家や建物が見えてきましたね」

少女「あっ、はい。 この辺りからが村の集落なので」

神様「おっ、畑に村人発見」

神使「こんにちは」


 村人A・B「」チラッ


少女「・・・・・・」ペコリ


 村人A「」コソコソ

 村人B「」コソコソ


神使「神様」ボソッ

神様「あぁ」ボソッ


少女「・・・・・・」

16 ◆8YCWQhLlF2:2019/12/07(土) 00:17:49 ID:Eej.TR4g

●小さな商店街

神様「うお〜 ガチャガチャだ! 懐かしい〜」タッタッタッ

神使「無駄遣いはダメですよ?」

神様「となり肉屋じゃん。 丁度良いや、少女ちゃん豚コマ500g買ってきて」

少女「え・・・?」

神様「コレ財布。 ダサいけど」スッ

神使「あ! それ私の財布。 いつの間に」ゴソゴソ

少女「・・・・・・」

神使「大丈夫です。 私が買ってきますから」

神様「ダーメ! 犬ころは、このガチャガチャで電気ショックのオモチャ取って」

神使「そんな物は後でも―――」

神様「合わせろ」ボソッ

神使「?」

神様「お願い、少女ちゃん」ニコッ

少女「・・・・・・。 はい」


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