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ハンジ「おや? 私の班の様子が……」

1 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/05(木) 20:22:30 ID:M86pI4SI


ハンジ「最近視線を感じる」

ナナバ「巨人から?」

ハンジ「壁内なんだけど」

ミケ「壁内からでも視線を感じると言い出しそうだからな」

ハンジ「感じるわけないだろ」

リヴァイ「珍しくまともなことを言っているな」

ハンジ「あんたら私をなんだと……」

ナナバミケリヴァイ「「「巨人狂い」」」

ハンジ「分かった。もういい。仲間にまでそんな風に思われてるなんてがっかりだ」

ナナバ「ごめん、ごめんって。で? 視線の心当たりは?」

ハンジ「…………部下たち」

ミケ「ほう?」

2 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/05(木) 20:23:07 ID:M86pI4SI

ハンジ「なんかチラチラ見られるから、何?って聞くんだけどなんでもないって言われるし」

ハンジ「視線感じて振り向くと目を逸らされるし……何かしたかなぁ?」

リヴァイ「しょっちゅう何かしでかしておいて何を言ってやがる」

ハンジ「いやまぁ、そうだけど」

ナナバミケ((それは認めるのか))

ハンジ「最近は何もしてないよ? 巨人は捕獲できてないし、壁外調査はまだまだ先だし」

ナナバ「お風呂にはちゃんと入ってる?」

ハンジ「そこそこ」

リヴァイ「……」シワー

ミケ「…………」

ナナバ「そこそこね。まぁいいよ。研究室は片付いてる?」

ハンジ「いつも通りだよ」

3 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/05(木) 20:23:46 ID:M86pI4SI

リヴァイ「…………後で掃除するぞ」

ハンジ「は!? しまった! リヴァイの前で言ってしまった! くそっ! 嵌めたな、ナナバ!」

ナナバ「嵌めてない、嵌めてない。っていうか片付けなさいな」

ミケ「風呂にはしっかり入れ」

ハンジ「……はーい」

リヴァイ「…………風呂や片付けの事で観察されてんじゃねぇのか」

ナナバ「そうなんじゃない?」

ミケ「……明らかにそうだろうな」

ハンジ「そうかなぁ?」

ナナバ「そうだって。気にしなくて大丈夫だよ」

リヴァイ「たまには観察される側に回ってもいいだろ。回れ」

ハンジ「命令かよ」

4 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/05(木) 20:24:24 ID:M86pI4SI

ナナバ「そろそろ休憩も終るね」

ミケ「戻るか」ガタッ

リヴァイ「ああ」ガタッ

ハンジ「んじゃ、またね」

タタタタタタタ……

リヴァイミケナナバ「「「…………」」」

ナナバ「あれは忘れてるね」

ミケ「近くになったら思い出すんじゃないか?」

リヴァイ「毎度面倒臭ぇな」

―――
――


5 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/05(木) 20:25:01 ID:M86pI4SI

ハンジ「…………」カリカリ

ニファ「……」チラッ

ハンジ「……」カリカリ

ケイジ「……」チラッ

ハンジ「…………」カリカリ

アーベル「…………」ソー

ハンジ「………………」カリカリ

モブリット「…………」ハァー

ハンジ「……モブリット」

モブリット「なんですか?」

ハンジ「今のため息は何?」

6 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/05(木) 20:25:36 ID:M86pI4SI

モブリット「ため息吐きました? 疲れてるんですかね?」

ケイジ「無意識にため息吐くなんざ、相当だな」ハハッ

ニファ「ハンジ分隊長はお疲れではありませんか? 肩こりとかありませんか?」

ハンジ「ん? いや、大丈夫だよ」

ニファ「そうですか……」

ハンジ「?」

アーベル「お疲れでないなら何よりですよ」

ニファ「そ、そうだね!」

ハンジ「??」

ケイジ「そろそろペンも古くなってきてますかね?」

ハンジ「ああ、ボロいけどまだ大丈夫だよ」

ケイジ「そうですか……」

7 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/05(木) 20:26:08 ID:M86pI4SI

ハンジ「???」

モブリット「ペン先は定期的に交換はしてるけど……」

ケイジ「あ、そうだったな」

ハンジ「…………君たち……」

ハンジ班「「「「!」」」」ギクッ

ハンジ「何か私に隠してないかい?」

ハンジ班「「「「い、いいえ! 何も!!」」」」

ハンジ「…………そう? ならいいけど」カリカリ

ハンジ班「「「「…………」」」」ドキドキ

―――
――


8 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/05(木) 20:26:44 ID:M86pI4SI

ニファ「ば、バレるかと思った」ドキドキ

ケイジ「まぁ、追求されてもしらばっくれれば……」

モブリット「ハンジ分隊長相手にそれできるか?」

ケイジ「…………無理だな」

アーベル「すげぇ目で追求されそうだ」ハハ…

モブリット「結局、どうする? 日にちも近づいてきてるけど」

ニファ「これ! っていうものが無いね」

9 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/05(木) 20:27:15 ID:M86pI4SI

ケイジ「ハンジ分隊長=巨人って考えから脱け出せねぇ」

アーベル「それはあるな」

ニファ「うーん……じゃあ、もうこれしかないかなぁ」

モブリット「? 何か案があるのかい?」

ニファ「ええーっとね……」

―――
――


10 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/05(木) 20:27:58 ID:M86pI4SI

ハンジ「うわぁ、何これどうしたの?」

モブリット「あ、ハンジ分隊長」

ニファ「積んでいた本が雪崩を起こしました」

ハンジ「あちゃぁ」

ケイジ「あ、気を付けてください。滑りますよ」

モブリット「そうだ、ハンジ分隊長」

ハンジ「なんだい?」

モブリット「この間頼んでおいた資料が本屋に入荷されたそうなんですが」

ハンジ「ああ」

モブリット「こういう事態なので、大変申し訳ないのですが取りに行ってもらえませんか? 量は少ないので」

11 ◆uSEt4QqJNo:2019/09/05(木) 20:28:33 ID:M86pI4SI

ハンジ「いいけども……」

モブリット「私が取りに行ってもいいですが……替わりにここを」

ハンジ「本を取りに行ってくるよ! ここは頼んだよ!」

モブリット「…………」

ケイジ「まぁ、予想通りだな」

アーベル「今回はこれでいいんだ」

モブリット「今回は、ね」ハァー

ニファ「さて、始めますよ!」

―――
――



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