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女騎士「くっ 転ぶ!」店主「転ばぬ先の杖はいかがでしょう」
10
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/24(水) 21:19:11 ID:3bWff6Ak
女騎士Lv95「何か用でもあるのか魔物よ。貴様らに売るアイテムなどないぞ」ギロリ
オークE「た、た、隊長……なんかめちゃくちゃ強そうな女がいるんすけど……」ガタガタ
オーク隊長「ば、ば、馬鹿野郎!びびってんじゃねえ!あんな筋肉見せ掛けに決まってるだろ!」
大店長「どうかしましたか?」
女騎士Lv95「ああ、店長。いや、魔物が店に入り込んだだけだ。気にしないでゆっくり休憩しててくれ」ムキムキッ
大店長「そうですか。何かあったらすぐに呼んでください。私が制裁を加えますので」
女騎士Lv95「そう言ってくれると頼もしい」ムキムキッ
オーク隊長「オ、オイ!俺達を無視してんじゃねーぞ!コラッ!そこの女ァ!」
女騎士Lv95「何だ、まだ何かあるのか?」ギロリ
オーク隊長「俺達の仲間を殺したのはテメーだなぁ!?」
女騎士Lv95「ああ、そういえばお前達の仲間に追われてた事もあったな。それがどうした?」ムキムキッ
オーク隊長「やっぱりテメーが殺したのかぁ!」
女騎士Lv95「正確には私ではないが……まあ、否定はしない。だが仕掛けてきたのは奴らの方だぞ?」ムキムキッ
オークF「う、う、うるせー!今こそ仲間達の仇をとってやるぜ!」
11
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/24(水) 21:21:40 ID:3bWff6Ak
オーク隊長「野郎共、やっちまえー!」ドガッ
オークD「そらそらー!」ドガッ
オークE「こんちくしょうがぁ!!」ドゴッ
オークF「オラオラ、どうした女ァ!」ドゴッ
女騎士Lv95「ほう、貴様ら……私を攻撃したな?」ギロリ
オークD「……へ、へへ!こいつ一方的に俺達に攻撃されてますぜ!やっぱり見かけ倒しだ!」
オーク隊長「へっへっへ!やっぱりなぁ!所詮、人間の女なぞこんなもだ……」
ブォンッ ドグシャア!
オーク隊長「ぜぶらっ」ボンッ ビチャッ
ヨー ドドドンドン ハッ
【女騎士Lv95はレベルが上がって女騎士Lv96になった】
オークD「ファッ!?」
オークE「あら……?」
オークF「ふぇぇ……?」
オーク隊長「」ブシュー ドクドクドク
死 〜 ん
12
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/24(水) 21:27:01 ID:3bWff6Ak
女騎士Lv96「さて。営業妨害の罪は、死をもって償ってもらおうか?」ゴキッ ゴキッ パキポキ……
オークE「あ……あ……ああ……!た、た、たた、隊長が、い、いい、いち、一撃で、た、たた、ただの肉塊に……!」ガタガタ
オークD「ひ、ひ、ひぃぃ……!!」ガタガタ
オークF「お、お、おい!お、お前、魔法使え!催眠魔法使え!!」ガタガタ
オークE「そそそそ、そうだ!こいつを操ってやればいいんだ!」バッ
オークD「は、ははっ!操ればこいつはただの雌奴隷だ!は、は、早くやれ!やれぇっ!!」
オークE「へ、へへ……!くらいやがれ!!」
みょんみょんみょん……。
女騎士Lv96「……」
キィンッ
オークE「……え?」キョトン
オークD「は、弾かれた……?」
女騎士Lv96「ああ、残念だが魔法の類は私や店長には効かんぞ?店長クラスからは魔法を弾くことが義務となっているからな」
13
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/24(水) 21:33:13 ID:3bWff6Ak
オークE「ば、ばか……な……」
女騎士Lv96「悪質な風来人は、かなしばりの杖などを使って我々の動きを止めようとしてくるからな。その類の対策はもはや必需なのだ」ムキムキッ
オークE「あ、あ、あ、ああああああ……!」
女騎士Lv96「では反撃してもいいか?」ボキッボキッ
オークE「ひぃぃいいいいいっ!ま、ま、まままま、待っ……」
女騎士Lv96「賊 に 対 す る 慈 悲 の 心 は な い」
ブォンッ ドグシャア!
オークE「あべしっ!」ボンッ ビチャッ
ヨー ドドドンドン ハッ
【女騎士Lv96はレベルが上がって女騎士Lv97になった】
オークF「きゃあああああ〜〜〜〜!!トワッタ!ワヒィッ!!」ダダダダダ
オークD「ま、ま、ま、待って!お、お、お、おいてかないでぇええええ〜〜〜〜!!」ダダダダダ
ビュンッ ガシィ
女騎士Lv97「逃がすと思ったか?」
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ・ ・ ・ ・
14
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/24(水) 21:38:11 ID:3bWff6Ak
オークE「あ、あわわわわわ……」ジョロジョロジョロジョロブリブリブリブリ
オークD「こ、こ、殺され……た、た、た助け……ゆ、ゆるし……」ガタガタガタガタ
女騎士Lv97「悪いな。先ほども言ったが……賊に対する慈悲の心は我々には無いのだ」ニコォ
ドグシャッ!ブチブチブチィッ!バリッバリッ!ボキグシャッ!
オークE「わわわ……わらびぃー!!」ブチッ ビチャ
オークD「しししし、しし……しおいやーん!!」グチャッ
ヨー ドドドンドン ハッ
【女騎士Lv97はレベルが上がって女騎士Lv98になった ▽】
【女騎士Lv98はレベルが上がって女騎士Lv99になった】
オーク隊長「」
オークD「」
オークE「」
オークF「」
死 〜 ん
15
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/24(水) 21:41:04 ID:3bWff6Ak
大店長「ゴミ掃除は終わったようですね」
女騎士Lv99「ああ。これでまた少し店長としての格があがっただろうか」ムキムキンッ
大店長「ええ、経営のノウハウも充分ですし、貴方はもう一人前の店長ですよ」パチパチ
女騎士Lv99「そうか、そういわれると何か照れるな……」ムキムキンッ
大店長「どうです?そろそろ独立してみては。貴方ならきっと成功しますよ!」
女騎士Lv99「ほ、本当か!?」ムキムキンッ
大店長「ええ。異国にも不思議なダンジョンがあります。そこを紹介しますよ」
女騎士Lv99「ありがたい!ふふふ……腕がなるな」ボキバキ ゴキッ ゴキッ
大店長「ふふふ、首も鳴ってますよ」
こうして女騎士は独立して立派な店を構えることになった。
異国ではイタチを肩に乗せた風来人との死闘が待ち構えているのであったが、それはまた別の話……。
―完―
16
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/24(水) 21:41:48 ID:3bWff6Ak
元ネタは風来のシレンです。
御粗末さまでした。
17
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/05/01(水) 17:03:27 ID:ab6AfSEU
番犬ならぬ番騎士といったところか
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