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善子「影廊」ルビィ「夕暮れの迷宮から脱出」
1
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 10:40:05 ID:9xbPbDTk
ラブライブ!SS
これはホラーゲーム「影廊 -Shadow Corridor-」のパロディSSです。
ゲームは有料版と無料版があります。
リンクは貼りません。興味のある方は各自で検索してください。
ゲームに関する過度なネタバレはなるべく避けるようにします。
それでもネタバレが気になる場合はお戻りください。
また、SS内では設定の一部改変があります。
この物語はフィクションです。
21
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 10:53:44 ID:9xbPbDTk
ドタドタドタドタ……
善子「ちょっと待って? 何か足音が聞こえない?」
ルビィ「うん……」
善子「人がいるのかしら……それにしては足音が多いような」
ルビィ「善子ちゃん……何か変だよ」
22
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 10:54:20 ID:9xbPbDTk
ドタドタドタドタドタドタ
善子「ちょっと待って!? この足音、近づいてきてない!?」
ルビィ「怖いよぉ!!」
善子「隠れるわよ!!」
ルビィ「どこに!?」
23
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 10:55:00 ID:9xbPbDTk
あたりを見ると行李(竹で編まれたカゴ、つづら箱)があった
善子「あの中よ!!」
ルビィ「二人も入るかな」
善子「あんた小さいから大丈夫よ!!」
ルビィ「善子ちゃんと2センチしか身長変わらないよ!」
24
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 10:55:43 ID:9xbPbDTk
ドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタ
ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ
善子「もう隠れるしかないわ!」
善子「ライターの火を消して中に入るわよ!」
ルビィ「うん」
二人は行李の中に隠れた
25
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 10:56:24 ID:9xbPbDTk
ドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタ
ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ
善子(すごく大きな足音ね)
ルビィ(何か呟きながら走ってるね)
善子(息をひそめて通り過ぎるのを待ちましょう)
ルビィ(竹でできたカゴだから外の様子が網目から見えるね)
26
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 10:57:06 ID:9xbPbDTk
ルビィ(ちょっと何が走ってるか見てみるね)
善子(嫌な予感がするわ)
網目から外を見てみると
能面をつけ、手や足がいくつも生えている化け物が猛スピードで走りまわっていた
27
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 10:57:43 ID:9xbPbDTk
ルビィ「ぴ、ぴぎゃぁあぁぁああ、んんんんっっ……」
善子(バカっ!! そんな大きな声出したら見つかるでしょ!!)
ドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタ
ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ
28
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 10:58:15 ID:9xbPbDTk
ドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタ
ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ
善子(はあ……はあ……)
ルビィ「はあ……はあ……」
ドタドタドタドタドタドタ…………
29
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 10:58:57 ID:9xbPbDTk
善子「通りすぎたわね……」
ルビィ「はあ……はあ……おぇぇぇぇぇぇぇ」
善子「ルビィ!! しっかりして!!」
ルビィ「怖いよ……なにあの化け物」
善子「分からないわ……」
30
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 10:59:35 ID:9xbPbDTk
善子「もしあの化け物に見つかったら……殺されるかもしれないわ」
善子「なんとなくだけど、そんな気がするわ」
ルビィ「うぇぇぇぇんん……怖いよぉぉ」
ルビィ「おねぇちゃぁ……」グスン
善子「泣かないでよルビィ……」
31
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:00:11 ID:9xbPbDTk
善子(そうは言っても私も恐怖と緊張で吐くところだったわ)
善子(でも、そんなことしたらルビィがもっとパニックになっちゃう……)
善子(我慢しなきゃ……ルビィを守らないと……)
ルビィ「ハア……ハア……」
32
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:00:51 ID:9xbPbDTk
善子「そうだ! 携帯で誰かに連絡を……」
善子「ダメね……圏外だわ……」
ルビィ「ルビィのもだよ……」
33
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:01:27 ID:9xbPbDTk
ルビィ「あ、気が付かなかったけど花丸ちゃんから連絡が来てる」
善子「私たちがここに入る前に送ってきたやつね」
ルビィ「そうみたいだね」
34
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:02:06 ID:9xbPbDTk
善子「それでなんて書いてあるの?」
ルビィ「うん、読んでみるね」
花丸:ルビィちゃん!善子ちゃん! そこに入っちゃダメだよ!!
善子「路地のこと? それともトンネルのことかしら?」
善子「ごめん、入っちゃったわ」
ルビィ「もっと早く気づいてれば……」
善子「ずら丸は一体何者なのよ……」
善子「……他には何かない?」
35
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:02:49 ID:9xbPbDTk
花丸:連絡が取れなくなる前に言っておくね
花丸:影廊に入っちゃったら脱出を目指して
花丸:脱出するには回廊のどこかにある勾玉が5つ必要ずら
花丸:それを台座に置く必要があるの
善子「つまりあの化け物が徘徊してるこの回廊を探索しろってこと?」
ルビィ「う、嘘だよね? 無理だよそんなの!」
36
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:03:30 ID:9xbPbDTk
花丸:台座に置くと出口の扉が開かれるからそこから戻って来れるよ
花丸:オラは今から二人を助けに行くから出口を目指して欲しいずら
善子「ごめん花丸、頼むわよ」
ルビィ「ごめんね花丸ちゃん」
37
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:04:09 ID:9xbPbDTk
花丸:でも気をつけて欲しいことがあるずら
花丸:それは徘徊者ずら
善子「徘徊者……? さっきの化け物のことかしら?」
38
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:04:47 ID:9xbPbDTk
花丸:徘徊者はオラたちを見つけると襲い掛かってくるずら
花丸:捕まれば命はないずら
善子「私たちさっきの化け物に◯されるところだったのね……」
ルビィ「うぅ……おぇぇぇぇぇ」
善子「ルビィ!!」
39
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:05:21 ID:9xbPbDTk
花丸:敵は視覚や聴覚でオラたちを探してくるずら
花丸:まわりをよく見て逃げまわってほしいずら
花丸:もう時間がない
花丸:いまから救出に向かうから出口を目指して!
40
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:05:51 ID:9xbPbDTk
善子「花丸……」
ルビィ「怖いよぉ……」
善子「……行くわよ」
ルビィ「うん……」
41
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:09:16 ID:9xbPbDTk
ギィィ……タッ……タッ……
善子「木の廊下だから音がするわね」
ルビィ「うぅ……」
善子「どこまでも廊下が続いてる……」
善子「部屋もたくさんあるわ」
42
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:09:52 ID:9xbPbDTk
善子「この部屋に入ってみましょう」
サァァァァ…………サッ……サッ……
善子「廊下から畳の部屋に入って足音が変わるのすら嫌ね」
善子「……ん?? 足音??」
ルビィ「どうしたの善子ちゃん?」
43
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:10:24 ID:9xbPbDTk
善子「ずら丸は、徘徊者は視覚や聴覚で探してるって言ってたわよね」
ルビィ「うん……」
善子「……足音も聞いてるのかしら?」
ルビィ「え……」
44
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:10:59 ID:9xbPbDTk
善子「私たちもさっきの化け物は足音で居場所が分かったわ」
善子「それは敵も同じってことかしら」
ルビィ「そんな……」
善子「とにかく分かってないことが多すぎるわ」
善子「情報を集めましょう」
ルビィ「うぅ……」
45
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:11:30 ID:9xbPbDTk
善子「棚やタンスがあるわ」
善子「中も見てみましょう……使えるものがあるかもしれないわ」
ルビィ「中からオバケしゃんとか出てこないよね……?」
善子「……あるかもしれないわね」
ルビィ「もうやだぁぁ…………」グス
46
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:12:06 ID:9xbPbDTk
善子「このタンス……開けてみるわよ……」
ルビィ「ハア……ハア……」
ザッ……
善子「……何もないわね」
ルビィ「はあ……はあ……」
47
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:12:43 ID:9xbPbDTk
善子「それにしても真っ暗ね」
善子「ライターの火だけじゃ心もとないわ」
ルビィ「あ、あそこに燭台があるよ」
ルビィ「あっちにも」
善子「なるほど、ろうそくの火ね」
善子「部屋や廊下のあちこちにあるわね」
善子「つけてまわりましょうか」
48
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:13:19 ID:9xbPbDTk
ルビィ「……火をつけて大丈夫かな?」
善子「え?」
ルビィ「敵しゃんはルビィたちを探してるんだよね?」
ルビィ「火をつけたら居場所が分かっちゃうんじゃ……」
善子「たしかに……」
49
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:13:51 ID:9xbPbDTk
善子「……これだけ広い回廊よ」
善子「少しつけても大丈夫だと思うわ」
善子「……たぶん」
ルビィ「うん……そう信じるよ」
ルビィ「暗くて怖いからつけてみるね」ボッ
50
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:14:54 ID:9xbPbDTk
善子「ろうそくに火がついたわね」
ルビィ「これで少し明るくなったね」
善子「それにしてもこの廊下、どこまで続いているのかしら」
ルビィ「この中から勾玉を5つ探すんだよね……」
善子「ええ、しかも危険な敵が徘徊しているわ」
ルビィ「うぅ……」
51
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:15:42 ID:9xbPbDTk
シャン……シャン……シャン……シャン……
善子「……何か聞こえない?」
ルビィ「……鈴の音かな?」
善子「誰かがスクフェスやってるわけじゃないのよね?」
ルビィ「うん、絶対違う」
52
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:16:22 ID:9xbPbDTk
シャン……シャン……シャン……シャン……
善子「こっちに来てるわね」
ルビィ「どうしよう、隠れるところなんてないよ」
善子「ライターの火を消して部屋の隅の暗がりに隠れましょう」
ルビィ「それなんだけどね、善子ちゃん」
善子「どうしたの?」
ルビィ「……ライターの火が消えそうなの」
53
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:17:00 ID:9xbPbDTk
善子「嘘でしょ?」
ルビィ「ううん、すごく火が弱くなってる」
善子「燃料がなくなってきたのかしら?」
善子「まずいわね……明かりなしでこの迷宮を探索するのは厳しいわ」
ルビィ「うぅぅ……」
54
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:17:42 ID:9xbPbDTk
善子「ちょっと待って……この火……」
善子「風も吹いてないのに揺らめいてるわよ」
ルビィ「ロマンチックなセリフだね」
善子「あんた実は余裕あるんじゃないの?」
55
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:18:14 ID:9xbPbDTk
善子「さっきの燭台のろうそくの火も揺らめいて点滅してるわよ」
善子「今にも消えそうだわ」
シャン……シャン……シャン……シャン……
善子「来てるわね」
56
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:18:55 ID:9xbPbDTk
善子「……もしかして、徘徊者が接近すると火が点滅して消えるんじゃないかしら」
ルビィ「えっ」
善子「とにかくライターの火だけ消して身をひそめましょう」
善子「ろうそくの火はそのままでいいわ」
ルビィ「うん」カチャ
57
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:19:56 ID:9xbPbDTk
シャン……シャン……シャン……シャン……
暗がりで身をひそめながら見ると
能面をつけ着物を着た徘徊者が神楽鈴を鳴らしながら歩いていた
善子(あれも徘徊者ね……さっきの化け物と同じように能面を顔につけているわ)
善子(着物に詳しいわけではないけど、あれは十二単かしら?)
善子(平安時代の貴族の女の人が着ているイメージがあるわね)
ルビィ(善子ちゃん、あれ見て)
58
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:20:48 ID:9xbPbDTk
ルビィが指差すほうを見ると、燭台の火が消えていた
善子(やっぱり徘徊者が近づくと火が消えるみたいね)
善子(とにかくやり過ごしましょう)
善子(見つかったら襲い掛かってくるわ)
ルビィ(うん……)
59
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:21:20 ID:9xbPbDTk
善子(はあ……はあ……)ドクン……ドクン……
ルビィ(はあ……はあ……)ドクン……ドクン……
シャン……シャン……シャン……シャン……
シャン……シャン……シャン……シャン……
…………
60
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:21:52 ID:9xbPbDTk
善子「どこかに行ったわね」
ルビィ「またろうそくの火がついたね」
善子「やっぱり近づいてくると火が消えるわね」
ルビィ「じゃあ、つけても大丈夫かな」
善子「ええ、むしろつけたほうがいいわ」
ルビィ「え?」
61
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:22:34 ID:9xbPbDTk
善子「あちこちにある燭台に火をつけてまわれば大丈夫ね」
善子「それどころか、私たちとしては火が揺らめいたら近くに何かいるって分かるから有利よ」
善子「廊下の先で火が揺らめいたり点滅してたりしたら徘徊者がその方向にいるということ」
善子「廊下や部屋に置いてある燭台に火をつけながら探索を進めていきましょう」
ルビィ「うん……」
62
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:23:08 ID:9xbPbDTk
サッ……サッ……
善子「勾玉ってどこにあるのかしら?」
善子「それに徘徊者はどの程度の視覚や聴覚を持っているのかしら?」
善子「犬のように耳がいいのか、暗闇でも普通にものが見えるのか」
善子「まだ分からないことが多いわ」
ルビィ「うぅぅ……明かりをつけてもまだ怖いよ……」
ルビィ「むしろ見えちゃう分、逆に怖いかも……」
63
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:23:40 ID:9xbPbDTk
ドタドタドタドタドタドタドタ……
善子「どこかにいるわね」
ルビィ「怖いぃぃ……」
善子「さっきの足音のする化け物ね」
64
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:24:10 ID:9xbPbDTk
ドタドタドタドタドタドタドタドタ
善子「足音がするだけね」
善子「壁の向こう側の廊下を走っているのかしら?」
ルビィ「でもこっちに来てるよね」
善子「隠れましょう」
ルビィ「うん」
65
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:24:45 ID:9xbPbDTk
ドタドタドタドタドタドタドタドタ
バァァァァンンン!!!!
ドタドタドタドタドタドタドタドタ
善子(!? 何、いまの音!?)
ルビィ「おぇぇぇぇ……」
善子(ルビィ!!)
善子(バレないかしら……ッ)
66
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:25:21 ID:9xbPbDTk
ドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタ
バァァァァンンン!!!!
バァァァァンンン!!!!
ドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタ
善子(お願い……早くどこかに行って……)
ルビィ「ハアッ……ハアッ……」
67
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:25:54 ID:9xbPbDTk
ドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタ…………
…………
善子「……どこかに行ったわね」
ルビィ「おぇぇぇ……はあッ……はあッ……」
68
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:26:29 ID:9xbPbDTk
善子「さっきの音は何だったのかしら……?」
善子「……襖や扉が蹴破られてるわね」
ルビィ「……え?」
69
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:27:11 ID:9xbPbDTk
善子「つまり……あの化け物に見つかったら……」
善子「あの化け物は足が速いからおそらく走っても逃げ切れないわ」
善子「それに襖や扉は一発で破ってくるから」
善子「部屋に隠れていても突っ込んで来られたら捕まるわ」
ルビィ「そんな……無理だよ……」
善子「見つからないように祈るしかないわね」
ルビィ「うぇぇぇんんん……おねいちゃぁあ……」
70
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:27:46 ID:9xbPbDTk
善子「とにかく探索を進めるわよ」
ルビィ「はあッ……はあッ……」ドクン……ドクン……
善子「明かりをつけて、タンスや棚を探しながらね」
善子(本当は私だって怖いわ……)
善子(ここから脱出するには……私がしっかりしなきゃ……)
善子(私がルビィを守らなきゃ……)
71
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:43:47 ID:9xbPbDTk
善子「今度はこっちの部屋ね」
ルビィ「うゆ……」
善子「……手鏡があったわ」
ルビィ「何に使うの?」
善子「分からないわ……」
72
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:44:33 ID:9xbPbDTk
善子「とりあえず何かに使えるかもしれないから持っていきましょう」
ルビィ「うゆ……」
善子「ほかには何かないかしら?」
ルビィ「善子ちゃん、爆竹があったよ」
善子「爆竹?」
73
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:45:11 ID:9xbPbDTk
善子「誰が何のために置いたのかしら?」
ルビィ「これで敵しゃんをやっつけられるかな?」
善子「うーん……そんな破壊力があるようには思えないわ」
善子「せいぜい音が鳴る程度かしら」
ルビィ「うゆ……」
74
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:45:44 ID:9xbPbDTk
善子「でも一応、持っていきましょう」
ルビィ「ほかには何もないよ」
善子「別の部屋を探しに行きましょう」
ルビィ「うゆ、ろうそくにも火をつけておくね」
75
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:46:17 ID:9xbPbDTk
ルビィ「善子ちゃん……ルビィね、思うんだ」
善子「何……?」
ルビィ「悪夢って、理由なんてないんだよ」
善子「悪夢に理由はない……?」
76
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:47:04 ID:9xbPbDTk
ルビィ「うん、特に理由もなくオバケしゃんに追いかけられたり」
ルビィ「理由はないけど、どこかに向かわなきゃいけなかったり」
ルビィ「でも、理由もなく怖い」
ルビィ「怖いから悪夢なんだよ」
善子「ええ、そうね……でも何が言いたいの?」
77
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:47:54 ID:9xbPbDTk
ルビィ「いますごく怖いよ……これも悪夢なのかな」
ルビィ「ルビィ、いまの状況が全然信じられないよ」
ルビィ「悪夢なら早くさめて欲しいよ」
善子「ええ、大丈夫よ……悪夢なら必ずさめるから」
78
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:48:24 ID:9xbPbDTk
善子「ほらカギも見つけたわよ」
善子「どこかの扉で使うかもしれないわ」
善子「いまは前に進みましょう」
ルビィ「うん……善子ちゃんと一緒でよかった」
79
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:49:05 ID:9xbPbDTk
善子「さっそくカギのかかった部屋があるわね」
善子「カギを使って開けるわよ」ガチャッ
ギィィ……
善子「中には……何か光ってる」
ルビィ「なんだろう……??」
80
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:49:41 ID:9xbPbDTk
善子「棚の上にあるけど……」
善子「!?!?」
善子「これ……勾玉じゃない?」
ルビィ「本当!?」
善子「ええ、これを5つ集めればいいのよね」
善子「1つ目をゲットしたわ!」
ルビィ「やったね!!」
81
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:50:21 ID:9xbPbDTk
善子「あっ、あまり大きな声出しちゃダメよね」
ルビィ「あ、うん、そうだね」
善子「この調子で残り4つも見つけるわよ」
ルビィ「うん」
82
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:50:58 ID:9xbPbDTk
善子「ほかには…………ん?」
ルビィ「どうしたの?」
善子「向こうの廊下の火が揺らめいてる」
善子「あっちに徘徊者がいるわね」
ルビィ「え?」
83
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:51:38 ID:9xbPbDTk
ルビィ「こっち来ないかな?」
善子「分からないわ……とにかく向こうには行くのはやめて他の道を探しましょう」
善子「こっちはまだろうそくに火がついてないから行ってない道よ」
ルビィ「うん、そうだね」
84
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:52:09 ID:9xbPbDTk
ルビィ「ルビィたちあっちから来たもんね」
善子「え?」
ルビィ「いまはじめの場所から西に来てるよ」
善子「あんた方角分かるの?」
ルビィ「うん」
85
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:52:56 ID:9xbPbDTk
善子「これだけ広くて入り組んでるのに?」
ルビィ「うん、正しい方角じゃないけど、あらかじめ決めておいたの」
善子「頼もしいわね……道も覚えてる?」
ルビィ「うん、たしかにそっちはまだ行ってないよ」
善子「すごいわね……これは案外なんとかなるかもしれないわ」
86
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:53:28 ID:9xbPbDTk
善子「あっちの道を避けて、別の道に来たけど」
善子「ほかに何かあるかしら……」
善子「懐中電灯があるわね」
ルビィ「やったね、他の明かりだよ」
善子「ええ、ライターと違って奥まで照らせるわ」
87
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:54:01 ID:9xbPbDTk
善子「こっちは……広間かしら?」
善子「襖の部屋がたくさんあるわ」
グスン……グス……
ルビィ「あれ?……女の子の泣き声……??」
善子「暗くてよく見えないわね」
88
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:54:42 ID:9xbPbDTk
ルビィ「ルビィたちと同じように迷い込んだのかな?」
善子「いえ、だとしたらおかしいわ」
善子「命の危険があるのに真っ暗な部屋の中でおとなしくしてるなんて」
善子「普通なら無理だわ」
ルビィ「ということは……徘徊者しゃん?」
善子「ええ、徘徊してないけどおそらく徘徊者ね」
89
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:55:18 ID:9xbPbDTk
ルビィ(善子ちゃん、あそこ)
善子(え?)
ルビィ(勾玉があるよ)
善子(本当ね……でも泣き声はあのあたりから聞こえてくるわよ)
善子(真っ暗で見えないけど、そこにいるんじゃないかしら?)
90
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:55:51 ID:9xbPbDTk
ルビィ(どうしよう……近づかなきゃ勾玉が取れないよ……)
善子(……)
善子(なんであの子は暗いところにいるのかしら?)
ルビィ(え……?)
善子(……)
91
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:56:40 ID:9xbPbDTk
善子(少し近づいてみるわよ……)ザッ……
<ドコ?……ドコニイルノ?……ドコニイルノ?
善子・ルビィ(!?!?)
ルビィ(はあッ……はあッ……)
善子(……)
92
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:57:27 ID:9xbPbDTk
ルビィ(善子ちゃん……反応したよ)
善子(ええ、思ったとおり耳がいいみたいね)
善子(不用意に近づけば襲われるわね)
ルビィ(ふえぇぇぇ…………)
93
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:58:01 ID:9xbPbDTk
善子(逆に視覚での探知はそんなに得意ではなさそうね)
ルビィ(どうしよう……足音を立てずに移動しても、さすがに近づいたら危ないよ)
善子(明かりを当てるのもやめておきましょう)
善子(うーん……何か気をそらすものは……)
善子(……)
94
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:58:45 ID:9xbPbDTk
善子(……爆竹を使いましょう)
ルビィ(ええ……ほかの徘徊者しゃんにバレないかな)
善子(分からないけど、やってみるしかないわ)
95
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 11:59:29 ID:9xbPbDTk
善子(おそらく音のするほうに確認に行くはず……)
善子(ルビィ、いつでも逃げられるように警戒して)
善子(あの子が移動したら爆竹が鳴っている間に勾玉を取るわよ)
ルビィ(怖いよぉ……)
96
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 12:00:56 ID:9xbPbDTk
善子(爆竹に火をつけて離れたところに投げるわよ)
ルビィ(うん……)
善子(……)ヒョイッ
……
パチパチパチパチパチ……
グスン……グス……
<グスン……グスン……
善子(移動してるわね……いまのうちに勾玉を取るわよ)
ルビィ(うん……)
97
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 12:01:29 ID:9xbPbDTk
パチパチパチパチパチ……
<グス……グス……
善子(足音を立てないように……慎重に……)
ルビィ(はあッ……はあッ……)
善子(あの子は耳がいいから気をつけなきゃ)
善子(おそらくこっちの足音は爆竹の音にかき消されてるはずだけど)
善子(念のため警戒しないと危険だわ)
98
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 12:02:00 ID:9xbPbDTk
<グスン……グスン……
善子(よし! 勾玉ゲット!)
ルビィ(はあッ……うぅぅ……)
善子(ここから立ち去るわよ)
ルビィ(うん……)
────
──
99
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 12:02:30 ID:9xbPbDTk
善子「はあ、なんとかなったわね」
ルビィ「怖かったよぉ……」
善子「これで2個目の勾玉ね」
ルビィ「うん」
善子「この調子でいくわよ」
100
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 12:03:04 ID:9xbPbDTk
善子「この棚には……ポラロイドカメラっていうのかしら??」
善子「古いタイプのカメラね」
ルビィ「なんであるんだろう」
善子「一応持っていきましょう」
ルビィ「うゆ」
101
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 12:03:46 ID:9xbPbDTk
善子「ほかにもカギとかいろいろあるわね」
善子「使えそうなものはなるべく持っていきましょう」
ルビィ「あんまりたくさんは持てないから選ばないとね」
────
──
102
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 12:04:36 ID:9xbPbDTk
☆徘徊者について『現状』2人が分かっていること☆
・神楽鈴の徘徊者
鈴の音を鳴らしながら歩き回る着物を着た徘徊者
探知方法は現状不明
・走り廻る徘徊者
手や足のたくさん生えた異形の姿をした徘徊者
大きな足音を立てながら走りまわっている
足が速いため、もし追いかけられれば逃げ切るのは困難だろう
探知方法は現状不明
・泣き声の主
すすり泣きながら暗闇にひそんでいる少女の姿の徘徊者
主な探知方法は聴覚
────
──
103
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 12:14:43 ID:9xbPbDTk
シャン……シャン……シャン……
善子「相変わらず神楽鈴の徘徊者がいるわね」
ルビィ「どこにいるのかな?」
善子「分からないわ……私たちも音で判断するしかないから」
善子「壁の向こうの廊下なのか、それともすぐそこなのか」
善子「廊下がこっちまでつながっているのか」
善子「予想しなければならないわ」
104
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 12:15:56 ID:9xbPbDTk
シャン……シャン……シャンシャン……シャン……シャン……
善子「……いま鈴を二回鳴らしたわね」
ルビィ「なんだろうね……」
善子「音がまた向こうに行くわね……」
善子「折り返したのね」
善子「行き止まりだったのかしら?」
105
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 12:16:28 ID:9xbPbDTk
シャン……シャン……シャン……シャン……
……シャン……シャン……シャン……
善子「待って? 鈴の音が二つ……違う方向から聞こえるわ?」
ルビィ「え、それって……」
善子「……2体いるわね」
106
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 12:16:59 ID:9xbPbDTk
善子「まずいかもしれないわね」
ルビィ「もしかして……」
善子「ルビィ、つづらのある場所わかる?」
ルビィ「あっちだよ」
善子「そっちに逃げるわよ」
107
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 12:17:34 ID:9xbPbDTk
シャン……シャン……
善子「部屋が真っ暗になった!」
善子「すぐそこにいる!!」
ルビィ「ふぇぇ」
善子「真っ暗で見えないけど走るわよ!!」
108
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 12:18:07 ID:9xbPbDTk
シャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャン
シャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャン
シャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャン
善子「見つかった!!」
ルビィ「すごいスピードでこっちに走ってくるよぉぉ!!」
109
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 12:18:42 ID:9xbPbDTk
シャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャン
シャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャン
シャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャン
善子「さっきあったつづらに飛び込むわよ!!」
ルビィ「はあッ……はあッ……」
110
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 12:19:15 ID:9xbPbDTk
善子「あった!!」
ルビィ「うゆ!!」
善子「入るわよ!!」サッ
ルビィ「ぴぎぃ!!」サッ
シャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャン
シャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャン
111
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 12:19:48 ID:9xbPbDTk
シャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャン
シャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャン…………
シャン……シャン……シャン……シャン……
<シャン……シャン……
善子(はあッ……はあッ……)
ルビィ「はあッ……はあッ……」
112
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 12:20:25 ID:9xbPbDTk
善子「見失ったみたいね……どこかに行ったわ」
善子「見つけると今みたいに追いかけてくるのね」
ルビィ「うぅ……怖かったよぉ……」
善子「よく頑張ったわねルビィ」
ルビィ「うぅ……」
────
──
113
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 12:21:07 ID:9xbPbDTk
善子「次の部屋ね」
ルビィ「うん……」
グス……グスン……
善子「いるわね、泣き声の主」
ルビィ「じゃあ近くに勾玉も?」
善子「ええ、あるかもしれないわ」
114
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 12:23:01 ID:9xbPbDTk
善子「どこまで近づいても大丈夫なのかしら?」ザッ
<ドコ?……ドコニイルノ?……ドコニイルノ?
善子(すごく耳がいいわね……足音を立てないように近づかなきゃ)
115
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 12:23:33 ID:9xbPbDTk
善子(勾玉はどこかしら?)
ルビィ(あそこの暗闇の中に光ってるアレじゃない?)
善子(あったわね)
善子(とにかく爆竹でおびき出してその間にゲットするわよ)
ルビィ(うゆ……)
116
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 12:24:12 ID:9xbPbDTk
善子(あのあたりに投げればいいかしら……?)ヒョイ
……
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ
グス……グスン……
善子(いまのうちに取りに行くわよ)
ルビィ(うん)
117
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 12:24:55 ID:9xbPbDTk
善子(そっと……そっと……)
善子(よし! 3個目ゲット!!)
ルビィ(やったね!)
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ
<ドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタ
善子「え……?」
118
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 12:25:25 ID:9xbPbDTk
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ
ドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタ
善子(走り廻る徘徊者!?)
ルビィ(えっ!?)
善子(タイミング悪く近くに来ちゃったの!?)
119
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 12:26:01 ID:9xbPbDTk
善子(まずいわね……早く鳴りやんで……爆竹)
善子(それか、こっち来ないで……)
ドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタ
ドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタ
善子(来てる……ッ)
ルビィ(あわわわ……ッ)
120
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/04/05(金) 12:26:31 ID:9xbPbDTk
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ
バァァァァァンンンン!!!!
ドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタ
善子「部屋の中に入ってきた!!!」
ルビィ「ぴぎゃぁぁぁぁあああああああ!!!!!」
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