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【fate】士郎「ヘヴンズフィール 大ヒットを祝して乾杯!」

1以下、名無しが深夜にお送りします:2019/01/23(水) 21:49:53 ID:B4ActGMM
ホロウ世界線をイメージしました

2以下、名無しが深夜にお送りします:2019/01/23(水) 21:50:35 ID:B4ActGMM
士郎「ヘヴンズフィール 大ヒットを祝して乾杯!」

全員 「乾杯!」

ここは、我が家の居間。俺たちが出演した映画が随分とヒットしたようで、セイバー、桜、ライダーに加え、遠坂を呼びささやかなパーティーをすることになったのだった。

士郎「今晩は俺と桜が腕によりをかけて、作ったからな。たんと食べてくれ」

桜 「昨日から準備してたんですよ」

3以下、名無しが深夜にお送りします:2019/01/23(水) 21:51:24 ID:B4ActGMM
セイバー「これは、なかなか豪勢ですね。流石、士郎と桜だ」

凛「本当ね。もうちょっとした料理屋開けるぐらいじゃないの。中華なら私も得意なんだけど、和食に関しては完敗ね」

ライダー「私は本来食事をとる必要がないのですが、こんな手の込んだ食事を用意してもらっては食べないわけにはいきませんね。食べてばかりいるセイバーの気持ちも分かります」

セイバー「それは聞き捨てならない、ライダー。私はサーヴァントとしての使命を果たしている。それをまるで怠惰な牛のように言われるのは看過できない」

ライダー「……牛の方がまだ牛乳を出すだけ役に立つかもしれませんね」

セイバー 「……そこまで言うのなら私のサーヴァントとしての力を見せるしかないですね」

士郎「まあまあ。二人とも落ち着いて。ほら。料理が冷めちゃうだろ。さあ、食べて食べて」

桜「先輩の言う通りです。ライダー、ご飯中に喧嘩はしないで」

そう注意された二人は不承不承といったように矛を収めたが、料理に手をつけるうちに機嫌を直してくれた。

ふうとため息。セイバーとライダーは仲が良くない。顔を合わせるとなんかしら小競り合いをする。本来は敵同士だから一つ屋根の下で暮らしてることの方がおかしいのかもしれないが。

遠坂は我関せずといったように黙々と食べている。まあ、いつものことだからな。

どうやらみんな料理はお気に召したようで、瞬く間に皿から料理が減っていく。

4以下、名無しが深夜にお送りします:2019/01/23(水) 21:52:14 ID:B4ActGMM
凛「これで、上等なお酒でもあればよかったんだけどねー」

士郎「おいおい、遠坂。俺たちはまだ未成年だろ。それにそんなことしたら藤ねぇにぶん殴られる」

凛「もちろん、冗談よ。料理が美味しいから、ちょっと欲しくなっちゃっただけ。それに藤村先生はそういうのに厳しそうだものね」

紅蓮の炎を背負った虎が眼に浮かぶ。今日の宴には仕事があるらしく参加していないが、変なことしちゃダメよと幾度となく釘を刺されている。俺がそんなことするわけないって言っても、切嗣さんの息子だからねと返された。親父、何してたんだよ……。

セイバー「確かに、宴には酒はつきものです。ですが、酔っ払って料理の味も分からなくなってしまうことになれば、本末転倒です」

実にセイバーらしい。でも、セイバーはうわばみだからなあ。酔っ払う姿なんて想像できない。遠坂も酒は強いっぽいし……。

士郎「桜とライダーは酒飲めるのか?」

桜 「私はあんまり……。でも、ライダーはたくさん飲めるみたいです」

ライダー「私は酔っ払ったことはありませんね。ですから酩酊の心地よさは知らないのです。日本では蛇に飲ませることがあるようですが」

5以下、名無しが深夜にお送りします:2019/01/23(水) 21:53:02 ID:B4ActGMM
士郎「蛇に飲ませる?そんなのあったか?」

桜 「どうでしょう?」

凛 「ああ」

一人納得した声を上げる遠坂。

凛 「なるほど。八岐大蛇ね」

士郎 「……あは、は」

そういうことか。笑っていいのか微妙だ。

セイバー 「凛。八岐大蛇とはなんですか?」

凛 「日本の神話でね。それはそれは悪い蛇がいたのよ。それを退治するために酒をたくさん飲ませて酔っ払わせたっていう話があるのよ。酔っ払った蛇は頭を切り落とされちゃったんだけどね」

セイバー 「なるほど、面白い」

ライダー「私の故郷でも同じやり方をした者もいましたが私に効果はありませんでした。日本の神話はその点、運がいい」

味噌汁を啜りながら言う。なんでもない顔をしてるが、ライダーに酒を飲ませるのはやめといた方がいいのかもしれないな。あはは……。

6以下、名無しが深夜にお送りします:2019/01/23(水) 21:53:45 ID:B4ActGMM
食事が終わり、食後の茶を入れて一息つく頃になると話題は自然と映画についてとなった。

士郎「それにしてもあのセイバーとバーサーカーの殺陣のシーンはすごかったな」

凛「ほんとよね。大迫力だったわ」

セイバー「ええ。もう思いっきりやっていいと言われましたので、少々本気を出しました。ですが、なんといっても素晴らしいのはバーサーカーです。あのバーサーカークラスであれほどの技量を誇っているのですから」

ライダー「あの戦いの中に身を投じるのは嫌ですね。まるで、神話の中でした」

桜「お城、ボロボロになっちゃいましたけどね」

士郎「イリヤは、老朽化してるから丁度壊すところだったっていってたぞ。普段過ごしてるところは大丈夫だそうだ。バーサーカーにも、壊す場所を言い聞かせてたとかなんとか」

凛 「ちゃっかりしてるわね」


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