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ことり「不器用な女の子の不思議な質屋さん」

1シティごりら:2019/01/18(金) 21:39:24 ID:aCH4t2KI
地の文ありです。それでも大丈夫な方は良かったらどうぞ

48シティごりら:2019/01/18(金) 22:23:04 ID:aCH4t2KI
ことり「ううん、大丈夫だよ。でもどうして?」

海未「それは‥」

穂乃果「ことりちゃん最近私たちと別々になることが多くてどうしたのかなって思ってたの。そしたらね‥」

海未「今日、さきほどの子に呼び出されていたところを目撃しまして、それで少し気になって後をつけてしまいました。そしたら‥」

ことり「さっきまでのやり取りを聞いちゃったってこと?」

ほのうみ「「うん・はい」」

ことり「そっか‥」

49シティごりら:2019/01/18(金) 22:23:56 ID:aCH4t2KI
2人と話していたらさっきまで張っていた気が抜けた気がした。それと同時になんだか心細さ、ちょっとした不安が出てきた。

2人もきっとこんな気持ちだったのかな?

ことり「ねえ穂乃果ちゃん、海未ちゃん、私の話を聞いてくれる?」

ほのうみ「!!」

穂乃果「うん!」

50シティごりら:2019/01/18(金) 22:25:02 ID:aCH4t2KI
ーー


私は真姫ちゃんとの小さな時の関係と放課後の音楽室で会った時からこれまでのことを話した。

2人ともとっても真剣に私の話を聞いてくれていた。それだけでも私は凄く嬉しい気持ちになっていた。

穂乃果「へ〜あの噂は本当だったんだね」

海未「記憶や感情を取り引きできる聴診器ですか‥。他にもそういう道具を持っている人がいるってのも気になりますね」

ことり「うん」

穂乃果「でもうらやましいなぁ〜。私にもそういう不思議な道具があったらいいのに」

海未「穂乃果にそういうものを持たせたら悪用しそうなのでダメです」

穂乃果「ええー、そんなことしないよ!」

海未「まあ、今はその話は置いておきましょう」

穂乃果ちゃんは納得いかない様子で後ろでちょっと不機嫌そうだった。

51シティごりら:2019/01/18(金) 22:25:32 ID:aCH4t2KI
海未「ことりとその西木野さんとの関係は大体わかりました。でも1つだけ、先ほど西木野さんがことりに対して言っていた「あの時何もしなかった」っていうのはどういう事なのですか?」

ことり「それは‥」

海未「あ、その、言いたくなければいいのです」

穂乃果「また海未ちゃんがそういう余計なことを聞こうとするから」

海未「なっ!穂乃果に言われたくないです!」

あの時のことを聞かれるとは思っていなかったからちょっとびっくりした。

正直話すのをためらった。私1人のことじゃなくて真姫ちゃんにとても関係することで決して軽々しく話していい内容じゃないから。

でも今のままじゃ私はどうしたらいいのかわからない気持ちがあったし2人の力を借りたかった。

52シティごりら:2019/01/18(金) 22:26:31 ID:aCH4t2KI
ことり「あのねこのことは他の人には言わないでね」

海未「そんな他言するはずがありません!」

穂乃果「絶対私もいわないよ!」

ことり「ありがとう、じゃあ話すね。真姫ちゃんは私達とは違って私立の小学校に行ったから一緒に遊ぶ機会は減っちゃったんだけどそれでも2、3ヶ月に1度くらいは会って遊んでたの」

ことり「小学校を卒業したらそのまま私立の中学校に進学したの。中学校に入ったら私も真姫ちゃんも色々忙しくて会わなくなったんだ」

ことり「それでもお母さんから色々真姫ちゃんのことは聞いていたの。少ないけど友達が出来たりピアノを練習して発表会に出たりしたって」

ことり「真姫ちゃんは真姫ちゃんでとても充実した生活をしてるんだなって思ってた」

ことり「‥‥でもあの事件が起きてしまった」

海未「何があったんですか?」

53シティごりら:2019/01/18(金) 22:27:12 ID:aCH4t2KI
ことり「真姫ちゃんが中学2年生の夏の時にね、事故で真姫ちゃんのお父さんとお母さんが亡くなったの」

ことり「お母さんから聞いたけど、家族3人で旅行に行った時に車に突っ込まれたらしいの。奇跡的に真姫ちゃんは助かったけどお父さんとお母さんはそのまま‥」

海未「そんな‥」

穂乃果「‥‥」

ことり「私も最初は信じられなかった。でも一番悲しんで、落ち込んでいる真姫ちゃんを私が出来る限りで元気づけなきゃって思ったの。そしてお葬式の時に真姫ちゃんと会ったんだ」

海未「‥その時に何もしなかったってことですか?」

ことり「‥そうだね。でも少し違うの。正確には何も出来なかったんだ」

海未「どういうことですか?」

54シティごりら:2019/01/18(金) 22:27:43 ID:aCH4t2KI
ことり「その時、私の中での真姫ちゃんは寂しがりやで私みたいにすぐに泣いちゃうような不器用な女の子で支えてあげなきゃいけないって思ってたの」

ことり「でもね、お葬式の時の真姫ちゃんは違った。私みたいにわんわん泣いているわけでもなくて塞ぎ込んでいるわけでもなかった」

ことり「何もなかったかのように周りに振舞っていたの、涙なんか一滴も流さなかった」

ことり「そんな真姫ちゃんを見たら何も出来なかった、何をすればいいのかわからなかった。私がやろうとしてることはただの偽善なんじゃないかって思っちゃった」

私は真姫ちゃんを昔のままだと思っていた。けどそんなはずはないそんな普通のことを私はその時、気づいてなかった。

ことり「私はそのまま真姫ちゃんには何か言うことも何かすることも出来ずに逃げたんだ」

ことり「これが私と真姫ちゃんの「あの時」の話だよ」

55シティごりら:2019/01/18(金) 22:28:28 ID:aCH4t2KI
私が話し終わると2人はそれぞれの反応を示していた。

海未「そんなことがあったのですか‥。難しいですね‥」

海未ちゃんは眉間にしわをよせながら言う。

穂乃果「ことりちゃんはその時どうすれば良かったって思うの?」

穂乃果ちゃんが真剣な顔で私を見つめながら聞く。

ことり「私は‥」

穂乃果「いいよことりちゃん。私たちは全部受け止めるよ」

56シティごりら:2019/01/18(金) 22:29:40 ID:aCH4t2KI
ことり「私は‥、正直どうすればいいかわからなかったの」

ことり「けど、けどね。ずっと、ずぅっと後悔してたの。あの時、ほんとは真姫ちゃんは凄く辛かったんじゃないのかなって!」

ことり「ただ‥、大切な頼れる人を失ってしまってどうすればいいかわからなかったのかなって!」

ことり「私が支えてあげるべきだったんじゃないのかって‥」

ことり「そう思うとね、自分が嫌になったの‥。あの時何も出来なかった真姫ちゃんとは違う弱虫な自分が‥、嫌になったの‥」

海未「ことり‥」

初めてかもしれなかった。ここまで自分の思いを他の人に吐き出したのは。どんなひどい顔をしてたのかな。

57シティごりら:2019/01/18(金) 22:30:36 ID:aCH4t2KI
穂乃果「ねえことりちゃん。私ね今すごい嬉しいの。ことりちゃんが本当の気持ちをここまで話してくれたの初めてだから」

ことり「穂乃果ちゃん‥」

穂乃果「今、ことりちゃんが話してくれた中にきっと答えはあるよ!」

ことり「でも‥」

穂乃果「もしみつからなかったら私も一緒に答えを探すよ!」

海未「そうですよ。それにことりは何度も私たちを支えてくれました。私はそんなことりを弱虫とは思いません。むしろとても強いと思っています」

ことり「海未ちゃん‥」

58シティごりら:2019/01/18(金) 22:31:10 ID:aCH4t2KI
穂乃果「それにさっきその西木野真姫ちゃん私達のこと見た時に気づいたけどあの子‥、泣いてたんだ」

ことり「真姫ちゃんが‥」

穂乃果「だからことりちゃんあの子の力になってあげて。ファイトだよ!」

海未「ことり!ファイトです!」

私の中にあった答え、それが2人の大切な友達のおかげで見えた気がした。

ことり「うん!」

私は涙を拭いて笑顔を2人に向けた。

穂乃果ちゃん、海未ちゃん、私決めたよ。あの不器用な女の子に私の答えを‥

59シティごりら:2019/01/18(金) 22:31:50 ID:aCH4t2KI
ーー


数日後の放課後の音楽室




真姫(運命の「分岐点」か‥。それがこれから来るものなのかそれとも‥)

真姫「やっぱりあの人の占いなんて聞くべきじゃなかったわね」

そんな時、音楽室のドアが開いた。



真姫「この前言ったこと忘れたのかしら?それとも嫌がらせ?南さん」

ことり「今日はお客さんとして来たんだよ」

真姫「お客さん?」

私の予想外の行動に真姫ちゃんは目を丸くして驚いた。そのまま私は言葉を続ける。

60シティごりら:2019/01/18(金) 22:33:04 ID:aCH4t2KI
ことり「買い取ってほしい思い出があるの。もう必要なくなっちゃったから。お客さんとして来る分にはいいでしょ」

真姫「‥いいわよ。こっちに来て」

少し腑に落ちない雰囲気を出しながらあの部屋に入って行き私もその後に続いて入って行く。

音楽準備室は前とはあまり変わっていなくて少し寂しい雰囲気も同じだった。私と真姫ちゃんはイスに座って向かい合った。

真姫「その必要ない買い取ってほしい思い出の内容を話して。どういう風にやればいいのかは前に来た人のを見ていたから分かるわよね」

ことり「うん、じゃあ話すね。これは私が小さい時の思い出だよ」

61シティごりら:2019/01/18(金) 22:33:44 ID:aCH4t2KI
私はゆっくりとその大切な思い出を思い出しながら小さい子に読み聞かせるように話し始めた。

ことり「私が7歳、小学1年生の時の冬の出来ごと。私は昔から知り合いだった1人の女の子のお家にお母さんとクリスマスパーティーをしに一緒に行ったの」

ことり「その子のお家に着いたらその女の子は眩しいくらいの笑顔で迎えてくれた。そして一緒に手を繋ぎながらたくさんの美味しそうな料理が待ってる部屋に入ってみんなでご飯を食べた。」

ことり「クリスマスに相応しいとても美味しいご飯を。私とその女の子は食べるのに夢中でちょっとこぼしたりして叱られたりもしちゃったな」

真姫「‥‥。それで?」

ことり「うん、続けるね。それでご飯が終わったらお母さん達がケーキがあるっ言ってそれの準備があるから出てくるまで2人で遊んだんだ」

62シティごりら:2019/01/18(金) 22:34:40 ID:aCH4t2KI
ことり「2人でサンタさんの絵を描いてプレゼント何が良いかなって話したりしたんだよ」

ことり「その子は今でもクリスマスにはサンタさんを楽しみに待っているのかな?」

真姫「‥さあどうかしら?」

ことり「あとその子のお家は広かったからかくれんぼもしたけど暴れすぎてまた怒られちゃったんだよね」

私は少し恥ずかしそうに笑う。

ことり「それで遊んでたらお母さん達にケーキが準備できたからって呼ばれて一緒にケーキを食べたんだ」

ことり「ケーキを食べてたら急に女の子に見せたいものがあるって言って私の手をとってベランダに向かったの」

ことり「流石に外は寒かったから上着をお母さんに着させてもらったけどね」

63シティごりら:2019/01/18(金) 22:35:15 ID:aCH4t2KI
真姫「‥‥」

ことり「ベランダに座るとその女の子は夜空にある綺麗な星を指差して私に星を教えてくれた。私と一緒に見たくて一生懸命星のこと勉強したって言われてすごい嬉しかったの」

ことり「あんなに綺麗な星は今でも見たことはないんだ♪」

ことり「なぜか冬だから寒いはずなのにあの時は不思議と寒さを感じなかったの。そうやって2人で星を見ていたらその女の子は私にあるお話しをしてきたんだ」

ことり「その子はその次の年に小学校に入学するんだけどその子は私と違う私立の小学校に入学するって決まってたの」

ことり「それで知らない子の中に入ることと私と会えなくなるのが嫌だって」

真姫「っ‥‥」

ことり「私はこう答えたの。「大丈夫、あなたは優しくて素直な女の子だからきっと新しい友達はすぐ出来るし、私は会えなくなってもあなたのことが大好きだよ」って」

64シティごりら:2019/01/18(金) 22:36:08 ID:aCH4t2KI
真姫「もういい‥」

ことり「それでもねその子は心配そうだったからお星様の下で1つの約束をした」

真姫「やめて‥」

ことり「その約束は‥‥、「その子に何があっても私は味方だよ‥、ことりお姉ちゃんが、真姫ちゃんを守る」それが約束」

ことり「絶対に、絶対に忘れてはいけなかった大切な約束」

真姫「!!」

真姫ちゃんは私のことをハッとした顔で見る。

65シティごりら:2019/01/18(金) 22:36:40 ID:aCH4t2KI
ことり「真姫ちゃん、これが私の売りたい思い出。もう必要なくなってしまった私の大切な思い出だよ」

私は思い出を全て話し終わった。

真姫ちゃんは下を向いたままでほっぺに涙がこぼれてるようにも見える。

ことり「じゃあ買取を‥」

真姫「嫌よ‥、失いたくない‥」

真姫「なんで」

真姫ちゃんがそのままの状態で口を開く。

真姫「なんでよ‥。なんで今更なのよ」

ことり「真姫ちゃん‥」

66シティごりら:2019/01/18(金) 22:37:32 ID:aCH4t2KI
真姫「その時、約束したのに‥、約束を破ったじゃない!あの時、私は苦しかったの!」

真姫「でもあなたとの約束があったから、ことりがいてくれると信じて頑張ったの!けどあの時‥、ことりは私のこと‥」

ことり「ごめんねずっと謝りたかったの。私は真姫ちゃんから逃げたから」

真姫ちゃんは涙を流しながら私に気持ちを正面からぶつけてくる。

真姫「それならどうして!もう私のことは放っておけばよかったじゃない!」

ことり「お姉ちゃんだから!」

真姫「!」

ことり「私は真姫ちゃんのお姉ちゃんのことりお姉ちゃんだから。真姫ちゃんを私が守るの!」

私は少し荒れた呼吸を整える。

67シティごりら:2019/01/18(金) 22:38:23 ID:aCH4t2KI
ことり「ねえ真姫ちゃん。真姫ちゃんは誰よりも思い出や想いを大切にしているんじゃない?」

真姫「‥どうして?」

ことり「ここへあの1年生が思い出を売りに来た時、買い取った後に悲しそうな、怒っているような顔してた。それは大切な思い出を簡単に手放してしまうことに怒ったからじゃないの?」

ことり「そんな人のことを大切に思うことができるのが私の守る真姫ちゃんなの」

真姫「‥そんなの当たり前じゃない。思い出は人と人をつないでいた証拠。大切な宝物なのよ」

真姫「生きていれば思い出は増えていくけど、同じ思い出は二度と作れないの」

真姫「でも私のパパとママのはもういないのよ!もうパパとママの思い出は増えないの!消えてしまうだけなのよ、今あるものが突然消えてしまう怖さがわかるの? 」

真姫「怖いのよ‥」

68シティごりら:2019/01/18(金) 22:39:59 ID:aCH4t2KI
真姫ちゃんボロボロと涙を流す。まるで今まで溜まっていた分を全て排出しているかのように。

真姫「もう嫌なの‥。また人と仲良くなって失った時にあんな気持ちになるくらいなら思い出も約束も何もいらないわよ‥」

真姫「期待もしたくない‥、もう傷つきたくない‥」

こんなに傷ついてしまった女の子との約束を私は破ってしまい守れなかった。

だからこそ、今度こそ‥。

私は真姫ちゃんに近づいて手を握った。私と違って少し冷たい壊れそうな手を。

真姫「ねえ、ことり‥‥。助けて‥」

69シティごりら:2019/01/18(金) 22:40:40 ID:aCH4t2KI
私はそのまま正面から真姫ちゃんをギュッと抱きしめる。

ことり「もう大丈夫だよ真姫ちゃん。私がいるから、もういなくならないよ」

ことり「約束を守るよ」

真姫「‥ほんとうに?」

ことり「うん、私は真姫ちゃんから消えないし私から消させない。約束するよ」

涙をこぼす真姫ちゃんともう忘れないように、破ってしまわないように指切りげんまんをする。






真姫「ことり、お姉ちゃん‥」

70シティごりら:2019/01/18(金) 22:41:22 ID:aCH4t2KI
約束を結ぶと不器用で意地っ張りだけど優しくて綺麗な女の子は小さな頃に戻ったかのように私の胸の中で声をあげて泣いた。

ことり「おかえり、真姫ちゃん」

私のほほを涙が伝う

やっと答えを出せた。

71シティごりら:2019/01/18(金) 22:42:04 ID:aCH4t2KI
ーー


翌日 音楽室

真姫「で、なんでことりがまたいるのよ!」

ことり「もう真姫ちゃんことりお姉ちゃんでしょ♪」

真姫ちゃんは顔をトマトみたいに赤くする。

真姫「なっ!昨日のは‥、その‥」

ことり「昨日の真姫ちゃん可愛かったな〜」

真姫「カラカワナイデ!!」

真姫「そんなことよりどうしているのかってことよ!」

ことり「実は‥、私が真姫ちゃんのお手伝いをするように正式に学校から命令されました!」

真姫「はぁ?」

72シティごりら:2019/01/18(金) 22:42:50 ID:aCH4t2KI
ことり「だからこれから南ことりは真姫ちゃんのお手伝いをします!」

私はビシッと敬礼の真似をする。

真姫「そ、そんなの拒否するに決まってるでしょ」

ことり「残念ながら真姫ちゃんには拒否権はないよ。だって‥」

???「私がそのように決めたんですもの」

音楽室の扉が開いてこのことを決めた人がニコニコしながら入ってきた。

73シティごりら:2019/01/18(金) 22:43:30 ID:aCH4t2KI
理事長「私の命令じゃただの学生は断れないわよね♪それに‥、この活動の活動費もまだ欲しいでしょ♪」

真姫「理事長‥、そういうことね」

真姫ちゃんは諦めたようにため息をつく。

理事長「うふふ、良かったわ。‥真姫ちゃんことりをよろしくね♪」

真姫「イミワカンナイ」

お母さんは真姫ちゃんの頭を優しく撫でる。真姫ちゃんは恥ずかしそうにほっぺを赤く膨らませながらプイとそっぽを向いた。

ことり「真姫ちゃんよろしくね!」

恥ずかしがってる真姫ちゃんに勢いで私も抱きついた。

74シティごりら:2019/01/18(金) 22:44:25 ID:aCH4t2KI
真姫「こ、ことり!」

理事長「あらあら嫉妬しちゃうわね♪」

真姫「理事長も何言ってるんですか!」

ことり「真姫ちゃんの助手としてがんばります♪」

真姫「う、う、もうわかったわよ!その代わりちゃんと助手として働いてもらうわよ!」

ことり「わかってるよ〜、ま〜きちゃん♪」

真姫「わかってないでしょ!」

ことり「わかってるよ〜♪」

真姫「分かってなーい!」

理事長(真姫ちゃんがまたこんな風に笑えるようになるなんて。ことり、ありがとうね)

これが私と真姫ちゃんの小さな約束から始まった物語。


おわり

75シティごりら:2019/01/18(金) 22:46:54 ID:aCH4t2KI
これで一応終わりです。最後まで読んでいただきありがとうございます。
余裕があったらまた続きを書くかもしれません。

前作

ことり「今日から音の木坂保育園で勤務です!」

海未「便意がかなりきてます!」バタン

よかったらこちらもどうぞ。

76以下、名無しが深夜にお送りします:2019/01/19(土) 11:40:35 ID:iK2cJkqM


不思議道具の存在にあまり驚きがない世界観なのか

77以下、名無しが深夜にお送りします:2019/01/22(火) 21:49:41 ID:n3h.wVhM

面白かった


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