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ラフィエル「サターニャさんを本気で怒らせてしまいました...」
11
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/05(土) 10:20:21 ID:NqVqIy8Q
〜〜〜〜〜〜〜
サターニャ『お父様のお電話聞いちゃった...お父様と遊びに、じゃなかったゆくゆくは私が支配する地の下見に行けなさそうね』
サターニャ『将来の大悪魔になるからには、こんなことで悲しくなっちゃダメよね...』グスン
サターニャ父『? どうしたサタニキアよ。準備はまだか?』
サターニャ『え!?準備って!?いいのお父様!?用事が出来たんじゃ』
サターニャ父『なんだ聞かれたのか。抜かりないな、さすがはサタニキアだ』
サターニャ父『それと、その用事なら別の日に埋め合わせしておくから安心しなさい』
サターニャ『私なんかのためにいいの?』
12
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/05(土) 10:23:06 ID:NqVqIy8Q
サターニャ父『大悪魔になるサタニキアが私なんかって言葉を使っちゃいけないだろ』
サターニャ『だって嬉しくて...行けると思わなくて...』ポロポロ
サターニャ父『私が約束を破るなんてするわけないだろ?』フフッ
サターニャ父『いいかいサタニキア。約束を破るというのはな、その人の信頼を裏切る許されない行為だ』
サターニャ『シンライ?』
サターニャ父『うーんと...サタニキア、私が今からサタニキアにひどいことするって言ったら信じるか?』
サターニャ『ううん!お父様はそんなことしない!』
13
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/05(土) 10:32:39 ID:NqVqIy8Q
サターニャ父『そうやって信じてる気持ち、それが信頼だ。でも私がひどいことをしたらどう思う?』
サターニャ『そんなのいや!』
サターニャ父『嫌だろう?とても辛くなるしとても悲しくなる。それが信頼を裏切るということだ』
サターニャ『ふーん』
サターニャ父『約束は約束を守ることを信頼してできるものだ』
サターニャ父『だから...破っちゃいけない。ただの悪魔だろうと天使だろうと人間だろうと交わした約束はな。だから出来る約束しかしちゃダメだし、約束したからには守らなきゃいけないんだ』
サターニャ父『そして約束を破られたら許してはいけない。サタニキアは優しいからつい許すだろうが...信頼が大事だと思うなら許しちゃダメだ』
〜〜〜〜〜〜〜〜
14
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/05(土) 10:34:23 ID:NqVqIy8Q
サターニャ「そのお父様の言葉が今も胸に残ってるわ。信頼を裏切るのはダメって。なのに...」
サターニャ「ラフィエルは私を裏切ったのよ!簡単に許せるはずないじゃない!」
ヴィーネ「...ラフィはね、まだ子供なのよ」
サターニャ「え?」
15
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/05(土) 10:35:36 ID:NqVqIy8Q
ヴィーネ「私達の子供の頃は遊んだりするわよね。そこで人にやって喜ぶこととかやっちゃダメなこととかが分かったり、なんとなく相手がどう思ってるかが分かる力がついたり、色々と成長するのよ」
ヴィーネ「だけどお嬢様として産まれたラフィは、遊んだことがほとんどないから、友達の関係とかに関してはまだまだ子供なの」
ヴィーネ「でも...下界に来てからはちょっとずつ成長してるのよ?おそらく、いや絶対サターニャがいてくれたおかげね」
ヴィーネ「だから暖かく見守ってあげてほしいわ。ラフィにはサターニャが必要だから」
サターニャ「ふーん...随分とラフィエルに詳しいじゃないの。まるで同郷の同じ学校出身だったみたいに」フフッ
ヴィーネ(バレてるわね)
16
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/05(土) 10:36:10 ID:NqVqIy8Q
サターニャ「でもありがとうヴィネット!私はそろそろ帰るわね」
ヴィーネ「またね〜」
バタン
押し入れの中のガヴリール「ふいーあぶねえバレなかった」
ヴィーネ「バレてるわよ!」
17
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/05(土) 10:37:27 ID:NqVqIy8Q
サターニャ(家に帰ってきたのはいいものの...なんでラフィエルが家の前で寝てるのよ!!!)
サターニャ(目の周りが赤いわね。ここで泣いてて泣き疲れて寝たようね。大悪魔の城なのに警戒しないのかしら?)
サターニャ(...あっ。ずっと思い出せなかったけど思い出したわ、あのお父様の話の続き)
〜〜〜〜〜〜〜〜
サターニャ父『だから...破っちゃいけない。ただの悪魔だろうと天使だろうと人間だろうと、交わした約束はな。だから出来る約束しかしちゃダメだし、約束したからには守らなきゃいけないんだ』
サターニャ父『そして約束を破られたら許してはいけない。サタニキアは優しいからつい許すだろうが...信頼が大事だと思うなら許しちゃダメだ』
サターニャ『わかったわ!お父様!』
18
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/05(土) 10:38:28 ID:NqVqIy8Q
サターニャ父『だけどな、誰だって間違うことはある。間違って約束を破ることもあるし、結果的にサタニキアを裏切ることになるかもしれない』
サターニャ父『もしそうなった時、相手が心の底から謝ってきたら...笑って許してやれ!大悪魔たるもの、それくらいの器がないとな!』
〜〜〜〜〜〜〜〜
サターニャ「...ラフィエルには悪いことしたわね。精一杯謝ってたのにあんなに辛く当たって。って寝てる時に言ってもしょうがないわね、ちゃんと起きてから...」
サターニャ「とりあえず私の城に入れてあげないとね」
19
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/05(土) 10:38:59 ID:NqVqIy8Q
サターニャ「今日は笑ってないからちゃんと声出るかしら」
サターニャ「んなあーはっ...違うわね。んなーっはっ...んなァーっはっ ...んなぁーっはっ...これよ!」
サターニャ「!起きたわね、ラフィエル」
20
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/05(土) 10:40:34 ID:NqVqIy8Q
ラフィエル「サターニャさーん!今日は昨日の分までサターニャさんを補給します!」ギュ-
サターニャ「ちょっとやめなさいよ!!周りの目が痛いじゃないの!!」
ラフィエル「嫌です!!!」ギュ-
サターニャ「もー!!!」
イチャイチャイチャイチャ
ガヴリール「なんだよアレめちゃくちゃうぜえんだけど。さっさとやめてくんねーかな」
ヴィーネ「本音は?」
ガヴリール「は?言うかよ」
ヴィーネ「つまりさっきガヴが言ってたことは本音じゃないって事ね!」
ガヴリール「うっせ」///
21
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/05(土) 10:41:17 ID:NqVqIy8Q
おわり
22
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2019/01/05(土) 21:27:01 ID:0lmZVxBU
おつおつ
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