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上条「ドキュメンタル?」後編
1
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/08(月) 20:38:09 ID:wlEdpbIs
・上条「ドキュメンタル?」前編
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1538279865/l30
の続編です!
・禁書3期公開記念&レールガン3期、一方通行公開決定記念です!
・前にも増してヒッドイ戦いです
・それでもよければどうぞ!
185
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 00:34:12 ID:v2jTXRXU
〜ドキュメンタルルーム〜
土御門「じゃあ、次は一方通行。お前だぜい」
一方通行「分かったよクソッタレ……」
上条(あれ? やけに素直だな。何か企んでるのか?)
土御門「行くぞージャンケンほい」
土御門:グー
一方通行:パー
一方通行「こっち向いてホイ」
一方通行、口を開く。舌の上、顔だけ切り取った小萌の写真。
186
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 00:36:00 ID:v2jTXRXU
土御門「ヅッ」
土御門、しゃくれる。
一方通行「………………………」
土御門「………………………」
両者膠着。
上条「…………………………」
上条、近くに置いてあったセロハンテープを取り、2つちぎり、まぶたの上に貼る。
上条「……………………………」←お目目パッチリ
一方通行「…………………………」←舌の上に小萌
土御門「…………………………」←しゃくれ
187
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 00:37:38 ID:v2jTXRXU
〜モニター室〜
アレイスター「おい! こっち向いてホイどこ行ったんだよ!」
スタッフA「人間って追い込まれるとこんなことになるんですねー」
ガチャ
浜面「ちょっといいか?」
アレイスター「浜面? どうしたんだ」
浜面「実はよ、俺とフィアンマで1つ大きなことを考えてるんだが……」ゴニョゴニョ
アレイスター「ふむふむ……え、マジか? 本気なのか?」
188
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 00:44:21 ID:v2jTXRXU
浜面「ああ。だが急な話だからよ、準備も何もないわけなんだわ。今からでも外部から小道具の取り寄せってできるかな?」
アレイスター「…………………………」
浜面「………………………………」
アレイスター「かまわーん! 私が許
ーす!」グッ
浜面「話が分かって良かったぜ。ほんじゃ、後はよろしく」グッ
バタンッ
スタッフA「え? 何? どうしたんですか?」
アレイスター「ふふふ。見ていろ。凄いことが起こるぞ」
189
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 00:45:33 ID:v2jTXRXU
〜ドキュメンタルルーム〜
上条「………………………」
上条、まぶたのセロハンテープを外す。
上条「ハイッ。もうやめやめ。お前らも早くそれ止めろって」
土御門「…………………………」
一方通行「…………………………」
土御門、冷蔵庫に向かい、中のペットボトルを取り出し水を飲む。
一方通行「なァ」
190
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 00:46:31 ID:v2jTXRXU
上条「ん?」
一方通行「お前、今までのネタで何が1番ヤバかった?」
上条「そうだな……やっぱり、ケツからねんどろいどはエグかったな」
土御門「あー…………」
上条「人の肛門って、あんな可能性も孕んでたんだなって」
一方通行「人類に不可能はねェな」
上条「本当にな。土御門は?」
土御門「うーん。びっくりしたという意味ではお前と第2位の即興弾き語りかな?」
一方通行「あれかよ……」
191
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 00:47:44 ID:v2jTXRXU
上条「なあ。本当にデュオやらないの?」
一方通行「やるわけねェだろうが。あんなカスと仲良く歌えるか」
土御門「お前はどうなんだよ。何が1番印象的だったんだ?」
一方通行「何だろうな……色ンな感情が過ったハズなンだけど、超電磁砲の親父のアレで全部吹っ飛ンだな」
上条「うん。だと思った」
一方通行「何かよォ……」
192
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 00:48:46 ID:v2jTXRXU
上条「?」
土御門「…………………」
一方通行「ちょっと泣きそうなンだよ」
土御門「…………ッ」プルプル
上条「ん、ンンッ。そういえば、土御門お前どんな願い事叶えてもらうつもりなの?」
土御門「へ? いやあアレだよ………」
上条「?」
土御門「死んだ舞夏を、生き帰らせて欲しくてさ…………」
193
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 00:50:19 ID:v2jTXRXU
上条「……ん? え?」
一方通行「何言ってンだよ」
土御門「へ?」
一方通行「舞夏なら、そこにいるじゃねェか」
一方通行、ビッグサイズの熊のぬいぐるみを指差す。
土御門「舞、夏ッ…………」
土御門、震えながらぬいぐるみに近づく。
土御門「舞夏アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」
土御門、人形に抱きつく。
194
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 00:51:46 ID:v2jTXRXU
土御門「舞夏ッ! 舞夏? 舞夏アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」
一方通行「………………………」
土御門「舞夏ッ! 舞夏ッ! 舞夏ッ! 舞夏アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」
土御門、人形を抱きしめながら床に押し倒し、そのままセッ○ス。
土御門「舞夏アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」ギシギシギシギシ
上条「………ッ…………ハァ」
一方通行「…………………………」
195
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 00:52:53 ID:v2jTXRXU
〜モニター室〜
アレイスター「よーし。ゾンビ室も準備万端だし、助っ人の方も……よし! それじゃあ行くか!」
196
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 00:54:35 ID:v2jTXRXU
〜ドキュメンタルルーム〜
『ゾンビタ〜イム!!!』
デェェェェェェェェェンッ!!!
上条「ハァ……来たよ」
一方通行「オラ。もう止めろそれ」
土御門「…………………………」
土御門、人形を元の場所に戻す。一同着席する。
ガチャ
浜面「どうもー皆さんこんにちわ!」
浜面、テッラの衣装に身を包み、赤い口紅で唇を彩り、ラジオを担いで現れる
197
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 00:56:19 ID:v2jTXRXU
上条「………………何なのそれ?」
浜面「いや〜何やかんやあって復活しましたよー。左方のハマヅッラです! お久しぶりですーうふふー」
ハマヅッラ、ラジオを机の上に置く。
土御門「……………………………」
ハマヅッラ「何か私の葬式開いてたそうじゃないですかー。ほら! こんな所に遺影が!」
ハマヅッラ、棚の上に置かれた遺影を手に取り、匂う。
ハマヅッラ「んー? 何かよだれ臭いですねー。誰かこれ舐めました?」
一方通行「…………………………」ジー
上条「…………………………」
198
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 00:57:53 ID:v2jTXRXU
ハマヅッラ「まあいいや。えーっとですねー。今から私の復活を祝って、とある方々が祝福してくれるようなので、よかったら見てやってください。それでは、ミュージックスタート」
ハマヅッラ、ラジオのスイッチを押す。
デレデレデッデッデデッデッデデッデッレ〜♪
一方通行「これ……」
上条「ヒゲダンス?」
ガチャ
土御門「?」
199
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 01:00:13 ID:v2jTXRXU
フィアンマ、黒の燕尾服とつけ髭を装着し、ヒゲダンスを踊りながら入室。
フィアンマ「〜〜〜♪〜〜〜〜♪」
上条「………………………」
土御門「…………ハァ」
一方通行「…………………ッ」
フィアンマ「〜〜〜♪〜〜〜〜♪」
フィアンマ、懐から剣を取り出す。
ハマヅッラ「〜〜〜♪〜〜〜〜♪」
ハマヅッラ、ヒゲダンスを踊りながらフィアンマと距離を取り、懐からオレンジを1つ取り出してフィアンマに投げる。
200
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 01:01:40 ID:v2jTXRXU
フィアンマ「ホッ」サクッ
フィアンマ、オレンジを剣でキャッチする。
土御門「おー」パチパチ
上条「……………………」
ハマヅッラ「〜〜〜♪〜〜〜〜♪」
ハマヅッラ、今度はオレンジを3個取り出し、フィアンマに投げる。
フィアンマ「ほっ、ほっ、ほっ」サクッ、サクッ、サクッ
フィアンマ、3つとも剣でキャッチする。
201
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 01:03:13 ID:v2jTXRXU
ハマヅッラ&フィアンマ「「〜〜〜♪♪〜〜〜〜♪♪」」
両者、並んでヒゲダンスを踊る。
上条「…………………」パチパチ
一方通行「これ何してンの?」
両者が踊っている最中、壁の扉が回転し、向こう側の人影が姿を現わす。
上条「え? ここで助」
ヴェント「〜〜〜♪〜〜〜〜♪」
上条「ンゴッ」
土御門「ファッ?!」
202
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 01:04:38 ID:v2jTXRXU
ヴェント、黒の燕尾服と付け髭を装着して、ヒゲダンスを踊りながら入場。
フィアンマ「〜〜〜♪〜〜〜〜♪」
フィアンマ、踊りながら移動し、自分が入ってきた扉の向こうに置いてあった風船付きの板を1枚持ってきて、ハマヅッラに渡す。
ハマヅッラ「よいしょっと」グイッ
ハマヅッラ、板を頭上に上げる。ヴェント、懐から吹き矢を取り出し、口に構える。
ヴェント「フッ!」ピュッ、パァンッ!
風船、見事に割れる。
203
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 01:06:11 ID:v2jTXRXU
フィアンマ「〜〜〜♪ 〜〜〜〜♪」
フィアンマ、もう一度扉の方に向かい、今度は風船が3つ付いた板を持ってきて、ハマヅッラに渡す。
ハマヅッラ「さあ来い!」グイッ
ヴェント「フッ!」ピュッ、パパァンッ!
風船、3つとも割れる。
一同「「「〜〜〜♪ 〜〜〜〜♪」」」
一同、並んでヒゲダンスを踊る。
上条「ッ、ぶ、ふぐっ…………」プルプル
土御門「ッ…………」
一方通行「…………………」パチパチ
204
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 01:07:48 ID:v2jTXRXU
一同が踊っている最中、またしても壁の扉が回転し、向こう側の人影が姿を現わす。
アックア「〜〜〜♪ 〜〜〜〜♪」
上条「」
アックア、黒の燕尾服と付け髭を装着して、ヒゲダンスを踊りながら入場。
フィアンマ「〜〜〜♪ 〜〜〜〜♪」
フィアンマ、再び扉の方に向かい、水の入った小さなバケツとロープを持ってきて、バケツをアックアに渡す。
アックア「フンッ」グルングルングルン!
アックア、バケツを右手で持ち、大きく腕を振って回転させる。バケツの水は溢れない。
205
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 01:10:28 ID:v2jTXRXU
フィアンマ「〜〜〜♪ 〜〜〜〜♪」
フィアンマ、今度はバケツの持ち手にロープをくくりつけ、ロープの端をアックアに渡す。
土御門「え?」
一方通行「オイ、それ大丈夫か?」
上条「……ッ、ザケんなよ…………」プルプル
一同、アックアから距離を取る。
アックア「フンッ!」グルングルングルグルグルグルビュルゥゥゥゥゥゥゥゥッ!
アックア、ロープを握り締め、振り回しててバケツを高速回転させる。線を引くほどの勢いでバケツは回り、水は全く溢れない。
アックア「ふぅ」スッ
アックア、バケツを床に置く。
206
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 01:12:40 ID:v2jTXRXU
一同「「「「〜〜〜♪〜〜〜〜♪〜〜〜〜♪」」」」
神の右席、4人横一列に並んでヒゲダンス。
上条「……ッ、フグッ………ヅッ…………ガッ…………」
上条、机に顔を伏せて腕で囲う。背中がビクビク震えている。
ブッー! ブッー! ブッー!
上条「ヅッ、ンンンッ、ブッ、ププッ…………」プルプル
土御門「いやカミやん。もう鳴ったって。それはアウトやって」
上条「…………ンブフフフッwwwwwwwwwwwwwwww」
207
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 01:14:51 ID:v2jTXRXU
ハマヅッラ「イェーイ! 悪かったな。久しぶりに会ったのにこんな茶番に付き合わせて」
アックア「いや、それはいいのであるが、それより……」
ヴェント「アンタ何してんの? こんな所で」
フィアンマ「………………………」
ガチャ
アレイスター「うわー凄い! これは凄い! 凄い映像が撮れたよ!」
土御門「これは反則技だろ……むしろカミやんよく耐えれてたよ」
上条「ふざけんなお前ら! 目を疑ったわ! 何してんの?! いや、ていうか何してんの?!」
一方通行「二回言ったぞお前」
208
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 01:16:52 ID:v2jTXRXU
ヴェント「何もクソも、コイツに呼び出されたと思ったらこんな仮装させられて、踊ってくれって言われたから踊っただけよ。それより、これ何の茶番なの?」
アレイスター「ドキュメンタルだよ。誰が1番面白いかを決める笑いのドキュメンタリーさ」
ヴェント「……よく分かんないけど、で、そんな低俗な企画に何でアンタはホイホイ出てるわけ?」
フィアンマ「いや、この腕を直して欲しかったし、何より丁度いい小ネタが出来たばっかりだったから勢いで」
アックア「おい」
フィアンマ「?」
アックア「貴様そんなにアホであったか?」
フィアンマ「……………………」
209
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 01:20:48 ID:v2jTXRXU
アレイスター「えーフィアンマのアホが露見したところで、上条。オレンジカードで」
上条「お前もアホだよ! こんな企画作りやがって! フィアンマもアホだし、そんなアホに連れられて踊るお前らもアホだよ! もうみんなアホだよクソッタレ!!!」
土御門「カミやん荒れるなって。落ち着け落ち着け」
アレイスター「笑いを堪えすぎて心身ともに限界がきてるな」
土御門「え? てかたまたまフィアンマと浜面の助っ人がこの2人だったの?」
フィアンマ「ああ。不思議な話もあるものだ」
ハマヅッラ「急遽衣装とラジオ用意してもらってよ。即興で打ち合わせて挑んだんだ。いやー本当助かったよ。お疲れ!」
アックア「うむ。まあ経緯はアレだが久々に会えて嬉しかったのである」
210
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 01:23:00 ID:v2jTXRXU
一方通行「即興でこのネタ作ったってことは、最初は別のネタ考えてたのか?」
ハマヅッラ「ああ。あのバニーのコスプレ着て、コイツにレ○プされようかなって」
上条「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwッ!!!」
土御門「笑うわそんなもんwwwwwwwwww」
フィアンマ「俺様は、至近距離で顔芸をさせまくった後に、化粧落として素顔になって貰おうかと思ってた」
アレイスター「それもそれで見たいなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
フィアンマ「本当に素顔は可愛いかな。コイツは」
ヴェント「アンタに言われても嬉しかねぇよ。それで? まだこれやるつもりなの?」
フィアンマ「ああ。ゾンビとして待機しなければならないからな」
211
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 01:25:48 ID:v2jTXRXU
ヴェント「……勝手にやってろ。今の毒気抜けたアンタに突っかかっる気もないわ」
アレイスター「それじゃあ退散するか。これで全員オレンジ。もう誰が脱落するか分からないぞー」
一方通行(出来ることなら早くこの地獄から解放されてェ。だが、ここまで来た意地がそれを拒みやがる……それに、願い事を叶えなきゃならねェ。何としても)
上条「もう何か疲れた」
アレイスター「残り後1時間を切った。さあ、誰が優勝するか見ものだなー」
バタンッ
土御門「おお。ホントだ。気づけばあともうちょいだぜい」
上条「今ポイントって、一方通行と俺が互角だっけ? ヤベェな」
一方通行(ここまで来たンだ。絶対勝利を掴ンでやる!)
212
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 01:26:20 ID:v2jTXRXU
〜モニター室〜
アレイスター「さあ! この戦いももうラストスパートだ! 頑張ってくれ!」
213
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 01:28:15 ID:v2jTXRXU
ーRe STARTー
[0:52:09]
上条「え? 舞夏って死んだの?」
一方通行「…………………………」
土御門「え? あ、ま、まあ……つい最近に……」
上条「何があったんだよ」
土御門「その、ッ、掃除ロボが、爆発して……ッ」
土御門、グラサンを外し、袖で目を抜く。
上条「泣くなって。辛かったな」ポンポン
土御門「ゥ……舞夏ァ……」
214
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 01:29:25 ID:v2jTXRXU
一方通行「……黙祷するか」
上条「……だな」
一同、目を瞑る。
上条「……………………」
一方通行「…………………」
土御門「…………………」
上条、一方通行、目を開く。
上条「ん? 土御門?」
215
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 01:30:32 ID:v2jTXRXU
土御門「………………………」
一方通行「いつまで目を瞑ってンだお前」
土御門、白目を剥く。
上条「おい! もういいよ! 舞夏にお前の思いは届いたよ!」
土御門「……………………」プルプル
上条「もういい! もういいんだ! 土御門ォッ!」
土御門「舞夏ァアアアアアアアッ! 舞夏ァアアアアアアアアアアッ!!!」←白目
一方通行「………………………」
216
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 01:32:16 ID:v2jTXRXU
一方通行、垣根が置き忘れたカスタネットを手に取る。
土御門「……一方通行?」
一方通行「………私の〜お墓の前で〜泣かないでください〜♪」タンッタンッ
上条「ンッ」
土御門「………………ッ」
一方通行「そこに〜私は〜いませんン〜眠ってなンか〜いませン〜♪」タンッタンッ
217
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 01:33:38 ID:v2jTXRXU
土御門「……千の風に〜千の風になって〜♪」
上条「……あの〜大きな〜空を〜吹き渡って〜います〜♪」
一方通行「あの〜大きな〜空を…………」
タタンッ
一同「「「吹き渡って〜います〜♪♪♪」」」
一方通行、カスタネットを置く。
上条「……きっと、舞夏も喜んでるな」
一方通行「……………………」
218
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 01:34:33 ID:v2jTXRXU
〜モニター室〜
アレイスター「狂ってるなーコイツらwwwwwwwwww」
スタッフ一同「wwwwwwwwwwwwwwwww」
アレイスター「さあて、ゾンビの出番です」
219
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 01:37:14 ID:v2jTXRXU
〜ドキュメンタルルーム〜
『ゾンビタ〜イム!!!』
デェェェェェェェェェンッ!!!
上条「……ハァ」
土御門「…………クソッ」
一方通行「もー何でもいいからさっさとしてくれ」
一同着席する。
ガチャ
垣根「よぉ。何だお前ら随分疲労困憊だな」
一方通行「帰れクソが。お前の面見たら余計に疲れる」
220
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 01:38:59 ID:v2jTXRXU
垣根「そう言うなよ。つか人のカスタネット勝手に使ってんじゃねぇ」
一方通行「…………………………」
垣根「あのよ、実は今度漫才の大会に出ようかって思ってるんだよ。今ネタ合わせ中でさ。よかったら見てくんねぇか?」
土御門「イヤだよ」
上条「笑ったらダメなのに漫才の審査なんかできるかよ」
垣根「じゃあ呼ぶぜー」
上条「ねぇ聞いてる? ちょっと」
壁の扉が回転し、向こう側の人影が姿を現わす。
221
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 01:41:26 ID:v2jTXRXU
白垣根「帝督? ここでネタ合わせするつもりなんですか?」
上条「あれ?」
一方通行「………………………」
垣根「おう。とりあえずさっさとやるぞ」
上条「ねえ。何やってんの? あの時の人だよね?」
白垣根「えーでは、私たちの漫才。よろしければ是非見てください」
上条「おい! どっちもお構いなしか!」
垣根&白垣根「「はいどーもー! 『カブトムシ05』でーす!」」
土御門「始まったよ」
一方通行「チッ、とりあえずさっさと終わらせろ」
222
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 01:42:06 ID:v2jTXRXU
白垣根「帝督? ここでネタ合わせするつもりなんですか?」
上条「あれ?」
一方通行「………………………」
垣根「おう。とりあえずさっさとやるぞ」
上条「ねえ。何やってんの? あの時の人だよね?」
白垣根「えーでは、私たちの漫才。よろしければ是非見てください」
上条「おい! どっちもお構いなしか!」
垣根&白垣根「「はいどーもー! 『カブトムシ05』でーす!」」
土御門「始まったよ」
一方通行「チッ、とりあえずさっさと終わらせろ」
223
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 01:44:13 ID:v2jTXRXU
垣根「えー、俺がボケの垣根帝督でーす」
白垣根「私がツッコミの垣根帝督でーす」
垣根「どっちも同じじゃねぇか!」ベシッ
垣根&白垣根「「はい!」」
垣根「えーそんなわけで……」
上条「………ハァ」
一方通行「………………チッ」
垣根「俺たちって凄く良く似てるからよ、こんなことも出来るわけなんだよ」
垣根、地べたに仰向けに寝転がり、その上に白垣根が同じように重なる。
224
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 01:45:17 ID:v2jTXRXU
垣根「せーの」
垣根&白垣根「「幽体離脱〜」」
白垣根、起き上がり3人を見る。
上条「……………………」
一方通行「……………………」
土御門「…………………」
垣根「……おい何だよ! 全然ウケてねぇじゃねぇか!」
垣根、立ち上がる。
225
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 01:46:42 ID:v2jTXRXU
白垣根「いや、私に当たらないでくださいよ」
垣根「何だよお前」ゲシッ
白垣根「ちょ、何なんですか」ゲシッ
垣根「何だよ!」ゲシッ
白垣根「何ですか!」ゲシッ
両者、そのまま取っ組み合いグルグル回る。
上条「お、おいお前ら! ケンカは」
垣根&白垣根「「はい! どっちが本物の帝督だ?!」」
両者、肩を組んで3人を見つめる。
226
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 01:49:01 ID:v2jTXRXU
上条「………ッ」
一方通行「フゥー………」
土御門「ンンッ」
一同、目をそらす。
垣根「おいお前ら。ちゃんと見ろって。どっちが本物の帝督だ?」
一方通行「……………………」
一同、再び前を向く。
垣根「よーし。それじゃあ、ちゃんと見てろよ。せーの!」
ズルッ!
227
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 01:50:34 ID:v2jTXRXU
※白垣根のズボンが脱がされる。股間にチ○コが存在せずツルッツルの状態。
土御門「ブハハッ!!!wwwwwwwwwwwwwww」
ブッー!ブッー! ブッー!
垣根「あーお前かよ! 違うんだよ! お前じゃねぇんだよ!」
上条「お前wwwwwwwwwwwwふざけんなよwwwwwwwwwwww」
一方通行「…………………………」
白垣根「ハァ……」
白垣根、ズボンを上げる。
228
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 01:51:58 ID:v2jTXRXU
ガチャ
アレイスター「えーよく頑張りましたが、土御門! 退場!」
土御門「いやムリだろ! あんなもん見せられたらそりゃ笑うだろ! ほぼマネキンだろうが! 気ッ色悪い!」
垣根「どうよ。これが俺たちの漫才の実力さ」
土御門「チ○コ見せようとした時点で漫才でも何でもないだろ!いやチ○コではないけど!」
アレイスター「いや、てゆうかよくやったなお前」
白垣根「もう……こういうのは貴方の役目でしょ?」
229
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 01:54:41 ID:v2jTXRXU
垣根「ウッセェ。垣根帝督の名を冠するってことは、ここまで汚れる覚悟が必要なんだよ」
白垣根「絶対に言わないでくださいよ? フレメアには絶対に言わないでくださいよ?」
アレイスター「いやーこれをゾンビ前にやってたら戦況は変わってただろうなー」
垣根「ホントだよ! 1位の野郎を蹴落とすチャンスだったのに!」
アレイスター「一方通行。感想は?」
一方通行「…………お前は本当に」
垣根「?」
230
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 01:56:26 ID:v2jTXRXU
一方通行「どこまで行ってもヨゴレだな」ハァ
垣根「何憐れみの目で見つめてんだコラ! ああそうさ! お前を超える為ならどんなに泥にまみれてもいいさ!」
上条「超えられるかよ。こんな事してる間は」
アレイスター「さあ土御門。荷物をまとめて。いよいよ決勝だ。ゾンビ室で観戦してこい」
土御門「クソッ……まあこの2人の泥仕合が観れるなら悪くはないかにゃー」
231
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 01:57:34 ID:v2jTXRXU
上条「なあ。これやっぱり勝ち上がれば勝ち上がるほどシンドいよね? 明らかに勝者に優しくないよね?」
アレイスター「強者は常に哀しみを背負っているものさ」
一方通行「どンな世紀末だ!!」
アレイスター「それでは! フィナーレを飾ってくれ!」
バタンッ
上条「…………………………」
一方通行「…………………………」
232
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 01:59:30 ID:v2jTXRXU
〜interview〜
土御門「いや笑うだろ。だってツルッツルだぜ?」
土御門「まあ、残った2人よりポイントは稼げてなかったけど、最後まで粘りに粘って勝つつもりだったんだにゃー」
土御門「技もそうだけど、ドキュメンタルというだけあってメンタルの重要さが思い知らされたぜい」
ー因みに願い事って何だったんですか?ー
土御門「へ? いや舞夏と一か月くらい学園都市を離れて旅行しようかと」
ー舞夏さん生きてるんですか?ー
土御門「生きてるわ! ネタに決まってるだろネタに!」
233
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 02:00:22 ID:v2jTXRXU
〜モニター室〜
アレイスター「…………遂に、この時が来たな」
スタッフA「結局、生き残るのはこの2人なんですね」
アレイスター「最強と最弱。4度目の激闘の行方、見せてくれ!」
234
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 02:03:32 ID:v2jTXRXU
ーRe STARTー
[0:43:05]
上条「…………………………」
一方通行「………………………」
一方通行「……どうするよ」
上条「………………………」
上条、冷蔵庫に行き水の入ったペットボトルを手に取る。
上条「おい」
一方通行「アァ?」
上条「ぶっかけ合おうぜ」
235
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 02:05:28 ID:v2jTXRXU
一方通行「…………ハァ?」
上条「だってもうやることねぇだろ! このままだと同点同士でこの戦いはお流れだぞ?! ここまで頑張って来たってのに、そんなのいいのかよ!」
一方通行「…………………………」
上条「さあ来いよ最強! 決着つけようぜ! このイカれたパーティに終止符を打とうじゃねぇか!」
一方通行「……上等だこの野郎! やってやろうじゃねぇか! ここまで来てオメオメと引き下がれるか!」
一方通行、冷蔵庫に行きペットボトルを取る。
上条「いいねいいねェッ! 最ッ高だねェッ! よっしゃ行くぞオラアアアアアアアアアアアアアッ!!!」ブッー!
上条、ペットボトルの水を口に含み、毒霧にして一方通行に吹きかける
236
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 02:06:44 ID:v2jTXRXU
一方通行「ンブッ、このっ、響かねェぞコラァッ!」ブッー!
一方通行、同じように上条に毒霧を吹きかける。
上条「ブハッ、そんなもんかよ最強。もっと本気だせよコラァッ!」ブッー!
上条、机の上のイソジンを口に含んで毒霧にする。
一方通行「グッ、テメェ! これイソジンじゃねェか!」ボタボタ
上条「何か文句あるのかよ! サッパリしただろうが!」
一方通行「ふざけやがって! オイ見ろォッ!」
237
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 02:08:16 ID:v2jTXRXU
一方通行、懐から生卵を取り出し、頭にぶつけて割る。垂れ落ちる黄身と白身を手で撫で回しながら舐める。
一方通行「ウメェなァッ! あーウメェッ!」ベチャベチャ
上条「ングッ、ふ、ふざけやがって! 食べ物を粗末にするんじゃねぇ!」
上条、冷蔵庫に向かい生卵を手にして、頭で割る。
上条「卵が可愛そうだろうがあああああああああああああああああああッ!!!」ボタボタ
一方通行「汚ェなァオイ!」ブッー!
一方通行、水を口に含み毒霧を吐く。
上条「ブッハ! そうだその調子だ。もっと来い! 早くしろ!」
238
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 02:09:47 ID:v2jTXRXU
一方通行「ふざけンじゃねェぞコラアアアアアアアアアッ!」ブッー!
一方通行、ズボンを引っ張り、自分の股間に直に毒霧を吐く。
上条「……………………………」
一方通行「………………………」ビチャビチャ
上条「……お漏らししたみたいになってんじゃねぇかこの野郎!」
一方通行「ウルセェンだよォッ! どうすンだ後30分もあるぞクソッタレ!」
239
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 02:11:59 ID:v2jTXRXU
上条「チクショオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!! 何でこんなことになったんだよ! クソッ! 舞夏アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」
上条、クマの人形に向かい叫ぶ。
上条「舞夏アアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!! 目を開けろ! 開けるんだ舞夏アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」
上条、人形を床に倒し、口に向かい人工呼吸を始める。
上条「舞夏ッ! 舞夏? 舞夏アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」
一方通行「どけコラァッ! そンなンで舞夏が目を覚ますかよ!」
240
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 02:13:29 ID:v2jTXRXU
一方通行、上条を押しのけ人形の口に手を突っ込む。
一方通行「舞夏アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」ボンッ!
人形、破裂する。あたりを羽毛が旋回する。
上条「ま、舞夏アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?」
上条、床に散らばった羽毛をかき集める。
上条「オイ! お前も早く舞夏を」
一方通行、カスタネットを拾い歌い出す。
一方通行「私の〜お墓の〜前で〜♪」タンッタンッ
上条「何やってんだコラァッ! オイテメェ! こっち見ろォッ!」
241
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 02:14:51 ID:v2jTXRXU
上条、冷蔵庫に向かい、魚肉ソーセージを二本取り出して口に加える。
上条「アフラック」
一方通行「…………………………」
上条「……………………………」
一方通行「……全然面白くねェじゃねェか!」
上条「ウルセェッ! カスタネットなんてチャラチャラしてんじゃねぇクソがアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」ブンッ
上条、一方通行からカスタネットを取り上げて、床にぶん投げる。
242
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 02:15:54 ID:v2jTXRXU
〜ゾンビルーム〜
垣根「オイ! 人のカスタネットに何してんだあの野郎!」
土御門「痛い痛いッwwwwwwwwwwwwしんどいッwwwwwwwww」
青ピ「地獄やなコレwwwwwwwwwwwwwwww」
軍覇「第1位の野郎覚醒したな。とんでもねえ根性だぜ……」
美琴「うわー……何かゾンビでよかったわ」
243
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 02:18:38 ID:v2jTXRXU
〜ドキュメンタルルーム〜
上条「後何分だコラァッ!」
一方通行「27分54秒だ!」
上条「冗談じゃねぇぞ! どうしたんだよ来いよゾンビ!頼むよ! 頼むから来てくれよォッ! オイアレイスター! 見てるんだろ? 早く呼べよこの性転換ジジイが!」
一方通行「どれもこれも全部テメェのせいだババアッ!」ブッー!
一方通行、切り抜かれた小萌の顔に毒霧をぶっかける。
一方通行「テメェなんかな、こうしてこうして、こうだァッ!」
一方通行、小萌の写真をビリビリに破き、口に詰め込んでペットボトルの水を流す。
244
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 02:21:04 ID:v2jTXRXU
一方通行「…………ブ、ブハッ! オエッ!ゲホッゲホッ! オェッホオェッホッ!」
一方通行、口の中のものを全部吐き出す。
上条「大丈夫かオイ? 人工呼吸するか? やんのかオイ?!」
一方通行「いらねェよそンなモン! アアアアアアアアアア〆○☆€$¥%○*+〆ァッ!!!」
上条「アァッ?! 何だ? 何言ってんだオイ!? どうしたんだ! 一体何がどうなってんだよ!」
上条、魚肉ソーセージを二本、鼻の穴にブッ刺す。
上条「一体どうしちまったんだよオイ!?」←鼻から魚肉ソーセージ
一方通行「だから面白くねェンだよクソがァッ!」ブーッ!
一方通行、何かを口に入れて上条に吐き出す。
245
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 02:21:59 ID:v2jTXRXU
上条「痛っ。オイ。何だよコレ!」
※床の上、よだれまみれのインデックスのねんどろいどプチフィギュア。
246
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 02:22:40 ID:v2jTXRXU
>>245
ミスです!
247
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 02:24:39 ID:v2jTXRXU
上条「痛っ。オイ。何だよコレ!」
※床の上、よだれまみれのインデックスのねんどろいどプチフィギュア。
上条「………………………」
一方通行「ハァ……ハァ……」
上条「………………………」スッ
上条、 鼻の魚肉ソーセージを抜き、ねんどろいどを左手で拾い、口の中に放り込む。
上条「レロレロ」
一方通行「………………………」
上条「レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ!」
248
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 02:26:23 ID:v2jTXRXU
一方通行「何なンだよお前は……何がお前をそこまでさせるンだ! 何なンだよ一体何が目的なンだ!」
上条、ねんどろいどを一旦左手に戻す。
上条「ギャーギャーウルセェな! 言っただろうが家の冷蔵庫がブッ壊れたんだよ! 中の食料ごと買い換えなきゃいけねぇんだよッ!」
一方通行「……ハァッ?! テメェそンなしょうもない理由でここまで来たのかよボケ! ふざけンじゃねェぞゾンビルームの奴らに謝れ!」
上条「何で謝まらなきゃいけねねぇんだよ! 貧乏人ナメてんじゃねぇぞ! 生活かかってんだよ! 御託を言われる筋合いはレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ!!!」
上条、ねんどろいどを再び口の中に放り込み、舐め回す。
一方通行「クソッタレ! 勝たせねェ。テメェには絶対に勝たせねェぞォッ!」ブッー!
249
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 02:28:08 ID:v2jTXRXU
一方通行、机の上の黒子のねんどろいどを口に入れ、再び上条に向け吐き出す。
上条「アァンッ?! それがどうしたんだよクソが! おい見ろォッ!」
上条、口の中のねんどろいどを机の上に置き、しゃがんで一方通行を凝視しながら舌を伸ばして舐める。
上条「レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ!!!」
一方通行「何だコラァッ! どうってことねェンだよそンなもン!」
一方通行、打ち止めのねんどろいどを口の中に放り込む。
一方通行「レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ!!!」
上条「おまっ……クソッ! ふざけやがってロリコン野郎!」
上条、近くの棚の上に置かれていた猿の人形を手に取り、ねんどろいどを再び口に中に放り込む。
250
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 02:29:43 ID:v2jTXRXU
上条「レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ!!!」
猿『レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ!!!』
一方通行「グッ、このっ、だから何だァッ! レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ!!!」
上条「レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ!!!」
一方通行「レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ!!!」
猿『レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ!!!』
251
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 02:31:31 ID:v2jTXRXU
上条&一方通行「「プッ!!!」」
両者、同じタイミングでねんどろいどを床に吐き出す。
上条「ハァ…………ハァ…………」
一方通行「クソッ……チクショウが………」
猿『プッ!!!』
上条「…………………ッ」
一方通行「……………………」
上条、猿の電源を切る。
252
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 02:33:06 ID:v2jTXRXU
〜モニター室〜
アレイスター「wwwwwwwwwwwwwwwwwwッ!!!気持ち悪いwwwwwwwwwww気持ち悪いwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwッ!!!」
スタッフ一同「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
アレイスター「ふぅ。しかし、一方通行の奴があそこまでやるなんてな。一体アイツ何が目的なんだ?」
253
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 02:35:08 ID:v2jTXRXU
〜ドキュメンタルルーム〜
上条「……てか、そもそもお前の願い事って何?」
一方通行「アン?」
上条「お前がそこまでする理由ってのが、よく分からないんだけど」
一方通行「決まってンだろ……」
上条「何だよ」
一方通行「……殺した妹達、全員に謝りたいンだよ」
上条「え?」
254
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 02:36:08 ID:v2jTXRXU
一方通行「生き返らせるなンて虫のいいことは言わねェ。許されるワケがねェのは分かってる。それでも、やっぱり俺は謝りたいンだよ! アイツらに!自分のしたことを!」
上条「……………………………」
一方通行「笑いたきゃ笑えよ。だが、殺した妹達に俺にできるのはそれくらいしかねェだろうが! 地面に頭に擦り付けて、すまなかったって、悪かったって! それくらいも出来ないようじゃ、俺はここから一歩も先に進む資格はねェンだよ!」
上条「…………………………」
255
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 02:37:29 ID:v2jTXRXU
〜ゾンビルーム〜
美琴「………………………」
土御門「アイツ……」
海原「どうやら彼なりに真剣に考えてたようですね」
美琴「……癪だけど、ほんのちょっとだけ嬉しいかも」ボソッ
256
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 02:39:43 ID:v2jTXRXU
〜ドキュメンタルルーム〜
一方通行「だから、お願いだヒーロー。ここは俺に譲ってくれ! お前にも事情があるのは分かる。だが俺も譲れねェ。このチャンスを譲りたくねェんだよ!頼む!」
上条「……………………………」
上条、無言で机の上に立ち、しゃがむ。
一方通行「……何してンだお前」
上条「決まってんだろ」
一方通行「アァ?」
上条「ウ○コ漏らすんだよ!!!」
一方通行「何でだアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!? 何で今の流れでそうなる!? ふざけンなクソッタレ!!!」
257
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 02:40:59 ID:v2jTXRXU
〜ゾンビルーム〜
垣根「wwwwwwwwwwwwwッ!!! wwwwwwwwwwwwwwwwwwwッ!!!」
土御門「wwwwwwwwwwwwwコイツバカだwwwwwwwwwwwwwwww」
美琴「wwwwwwwwwwwwwッ、ちょっと! 返しなさいよあの空気wwwwwwwwwwwww」
浜面「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
フィアンマ「完全にぶっ壊れてやがるwwwwwwwwwwww」
258
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 02:42:46 ID:v2jTXRXU
〜ドキュメンタルルーム〜
一方通行「マジか!? マジなのかお前!? ふざけるのも大概にしろよオイ!?」
上条「うるせえええええええええええええええええッ!!! ふざけんなはこっちの台詞だよ! 何だその真面目すぎる理由! まるで俺がバカみたいじゃねぇか! お前がそこまでの覚悟でこの大会に出てたなんて知らなかった。だから俺も覚悟を決めて、ウ○コ漏らすんだよ!!!」
一方通行「笑わねェぞ?! 例え漏らしたとて絶対に笑わねェからな?!」
上条「いーや笑うね。お前の真面目すぎる願い事でできたシリアスな空気。それをぶち殺すウ○コ。笑わないわけがない! 完璧だよ。勝利の方程式は全て揃っている!」
一方通行「お前は俺を笑わす為にどこまで失う気なンだ! もういいだろ! 冷蔵庫と飯くらい俺が買ってやるから! 頼むから勝ち譲れや!」
259
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 02:44:30 ID:v2jTXRXU
上条「それでいいのか?」
一方通行「ハァッ?!」
上条「覚悟を決めた今の俺を止める方法は1つしかねぇだろ? いいのか? このまま俺に好き勝手やらせてよ」
一方通行「……漏らせってのか、この俺に! 正気かテメェ、いくらギャグ時空とはいえ過去に前例がないほどの悪行だぞ……ッ!」
上条「考えてもみろ。ウ○コ漏らすだけであの子達に会えるんだぞ? お前が会いたくて、謝りたくて仕方なかった妹達にウ○コ漏らしただけで会えるんだぞ?!」
一方通行「グッ……」
上条「それとも何か?! ウ○コ漏らす覚悟もなくあの子達に会おうとしてたのか? 甘ったれたこと考えてんじゃねぇぞ! ここまで来たら道は2つだ。俺が漏らすかお前が漏らすか! さあ! 選べよ最強!」
260
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 02:46:35 ID:v2jTXRXU
一方通行「………………………」
上条「ハァ……ハァ……」
一方通行「……ふざけやがってエエエエエエエエエエッ!!! そこまで言われて引き下がれる訳ねェだろうがアアアアアアアアアアアッ!!! 上等だ俺もやってやるよォッ!!!」
一方通行、机の上に登り、上条と背中合わせになるようにしゃがむ。
上条「お前ならそう来ると思ってたぜ! あ、能力使うのはナシな」
261
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 02:52:31 ID:v2jTXRXU
一方通行「当たり前だろうが! 今更お前相手にそンな小細工するかよ!」
上条「最後の相手がお前でよかったよ。それじゃあ、いくぞ一方通行アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」
一方通行「来やがれヒーローオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!」
両者、力み出す。
上条「フンッ! グッ、ヅッ、おおおおおおおおおおッ!」
一方通行「ジッ、ンッ、ハァ……ハァ……やるぞ、やるぞォッ!」
上条「来いよォッ! アァィッ! うううううッ……………」
262
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 02:53:55 ID:v2jTXRXU
〜モニター室〜
アレイスター「wwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwッ!!! オイッ!絵面が変わらないぞ! 何やってんだアイツら!」
スタッフA「ちょっとwwwwwwwwwwwwwwいいんですかコレwwwwwwwwwww」
アレイスター「いい訳ないだろ! ウ○コ漏らしたら流石に退場だよ!」
スタッフ一同「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
アレイスター「オイ! ゾンビルーム準備はまだか! あのアホどもを止めろ!」
263
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 02:55:32 ID:v2jTXRXU
〜ゾンビルーム〜
美琴「絶ッ対イヤ! 何考えてんの?! こんなもん着けれるわけないでしょ!」
垣根「今更何言ってんだ。カマトトぶってんじゃねぇよ」
青ピ「これは凄いなあ。確かにラストには相応しいわ」
海原「御坂さん無理しないでください。別に、御坂さんだけここに残ってても構わないんですから」
美琴「ええ……それはそれで、何かハブられた感が嫌だし……」
フィアンマ「どうするんだ。結局着けるのか、着けないのか?」
美琴「…………あーもう! 分かったわよ! やればいいんでしょやれば!」
浜面「よっしゃ! 最後の仕上げと行きますか!」
264
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 02:56:35 ID:v2jTXRXU
〜モニター室〜
アレイスター「何だ? 準備できたのか? よし! じゃあ宜しく頼む!」
265
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 02:58:09 ID:v2jTXRXU
〜ドキュメンタルルーム〜
『ゾンビタ〜イム!!!』
デェェェェェェェェェンッ!!!
上条「ッ! た、助かった」
一方通行「よし! さっさと座るぞ!」
両者、急いで着席する。
ガチャ
266
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 02:59:40 ID:v2jTXRXU
浜面「………………………」フゥーフゥー
土御門「……………………」フゥーフゥー
青ピ「………………………」フゥーフゥー
上条「ンンッ」
一方通行「……ウソだろ」
美琴「………………………」フゥーフゥー
海原「………………………」フゥーフゥー
一同、頭にTE○GAを被って現れる。
267
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 03:01:25 ID:v2jTXRXU
上条「…………………ッ」
上条(何これ!? コイツら正気じゃねぇよ! いや人のこと言えねぇけどコイツらも相当だぞ!)
一方通行(最後の最後にとンでもねェ大技決めて来やがった……ッ! クソッ! 三下! 頼むからもう笑ってくれ! 俺をお前と2人きりにしないでくれ! 頭がどうにかなりそうなンだよ!)
海原「……………………」フゥーフゥー
海原、服を脱ぎ出し、海パン一丁になる。
上条「え、ちょ」
海原「フゥ! フゥ! フゥ!フゥ!」プクゥ、プクゥ、プクゥ、プクゥゥ
海原、TE○GAを膨張させながら腰を振る。
268
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 03:03:33 ID:v2jTXRXU
上条「……ッ、おほんッ!」
土御門「フゥー! フゥー!」グイッ
土御門、すかさず上条の顔面ギリギリまで近づき、TE○GAを膨張させる。
土御門「……フウウウウウウウッ!」プクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
上条「ッ……グッ……」プルプル
青ピ、浜面、上条の周囲を囲むように立ち塞がる。
青ピ「フウウウウウウウウウウウウ! フウウウウウウウウウウ!」プクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
浜面「フー……フー……フー……」プクゥ、プクゥ、プクゥ
上条「ッ、ハンッ!」
269
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 03:05:45 ID:v2jTXRXU
ガチャ
垣根「フー……フー……」プクゥ、プクゥ
垣根、ギターを背負いながら入場。TE○GAを収縮させながらコード弾きを始める。
垣根「〜〜〜♪〜〜〜♪」プクゥ、プクゥ、ジャカジャカジャーン!
一方通行「……………ハァ………」
浜面「……プハッ!」
浜面、TE○GAを外し、懐からタバコを取り出して火をつける。
浜面「……スゥゥゥゥゥゥゥゥゥ」
浜面、勢いよくタバコの煙を吸い、再びTE○GAを装着する。
浜面「フウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!!」プクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
270
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 03:08:23 ID:v2jTXRXU
※TE○GAの内部、タバコの煙で真っ白。
上条「ッ…………」プルプル
浜面「……ブハッ! ゲホッ! オエッ! ゲホッゲホッエッホッ!」
浜面、TE○GAを外してむせる。
一方通行「………………………」
ガチャ
上条「?」
フィアンマ「〜〜〜♪〜〜〜〜♪」プクゥ、プクゥ、プクゥ、プクゥ
フィアンマ、TE○GAを被った状態でヒゲダンスをしながら入場。
上条「ングッ」
271
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 03:10:29 ID:v2jTXRXU
上条、すかさず顔をそらす。
フィアンマ「〜〜〜♪〜〜〜〜♪」プクゥ、プクゥ、プクゥ、プクゥ
フィアンマ、上条の周りをグルグル回りながらヒゲダンスを踊る。
上条「ッ……アァッ! ヅッ!」
一方通行「………………………」
土御門「一方通行」
一方通行「アン?」
土御門、グルグルメガネと付け前歯を装着。
土御門「スゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ」
272
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 03:12:43 ID:v2jTXRXU
土御門、その状態でTE○GAを被り、一気に膨らます。
土御門「フウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!」プクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
※TE○GAの内部、グルグルメガネが少しずれている。
一方通行「………………ッ」
ガチャ
軍覇「ブフウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!!」プクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥパアァッンッ!
一方通行「ヅッ、アアァッ!」
273
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 03:17:11 ID:v2jTXRXU
軍覇、TE○GAを破裂させながら入場。破れたTE○GAを床に捨て、懐から新しいTE○GAを取り出し、大きく息を吸い込んでから装着する。
軍覇「ブフウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!!」プクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥパアァッンッ!
上条「ウゥッ、フゥー……」
軍覇、またも新しいTE○GAを取り出す。
軍覇「ブフウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!!」プクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥパアァッンッ!
土御門「ふふっ」
垣根「何回やるんだよ。お前それタダじゃねぇからな?」
軍覇「………………………」
274
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 03:19:14 ID:v2jTXRXU
垣根、再びTE○GAを装着する。
垣根「………フウウウウウウウ」プクゥゥゥゥゥゥゥゥゥパァアアアアア
垣根、TE○GAを膨らますと同時に、背中に6枚の翼を生やす。
青ピ「フハハッwwwwwww」
海原「ンフッ」
一方通行「……フゥー、ハァ……」
垣根「フー……フー……フー……」バッサバッサバッサバッサ
垣根、翼をはためかせ浮遊。TE○GAは一定のリズムで収縮を繰り返す。
275
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 03:21:05 ID:v2jTXRXU
上条「グググッ、ギッ、アァッ!」プルプル
浜面(大将もう限界だな)
土御門(勝負あった、かにゃー)
上条(グッ、ち、チクショウ……笑いを堪えすぎてもう何がなんだか分からねぇ……もう、ダメだッ! フッ、無限地獄を巡ったはずの俺が、こんな所で折れちまうなんてな。見事だよ一方通行。お前の勝ちだ。さあ、願い事を叶えて、あの子達に……)
上条(………………ん?)
部屋の奥のソファー。美琴が1人でTE○GAを脱ぎ、顔を赤らめて着席している。
美琴(ふざけんじゃないわよ! 何でコイツらノリノリでこんなモン被ってんのよ! だってこれってアレでしょ? その、男の人の……ムリムリ! やっぱムリ!)カアァッ
上条(御、坂………?)
276
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 03:24:01 ID:v2jTXRXU
ーーーその時、上条の脳内に眩い閃光が走った。
幾百の笑いを乗り越え、狂気に飲まれ、遂には絶望すらよぎったその脳内に垂らされた、希望の糸。
彼はそれを手繰るように、一歩、また一歩と足を進める。
そして、彼の元に舞い降りた『最後の希望』を、彼はその手に奪いとった。
「……え? 何? どうしたの?」
彼の耳に、最早彼女の声は届いていない。その感覚は冴え渡り、眼光はただ一つの獲物を捕らえ、そこへ向かう。
「……何だよ」
「オイ、一方通行……」
「アン?」
彼は、口を開く。
277
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 03:25:43 ID:v2jTXRXU
「ーーー熱膨張って知ってるか?」
上条、息を吸い、美琴から奪いとったTE○GAを頭に装着する。
上条「ブフウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!!」プクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
一方通行「ブフッ」
ブッー! ブッー! ブッー!
278
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 03:29:14 ID:v2jTXRXU
浜面「おおおおおおおおおおッ!」パチパチ
土御門「スゲェwwwwww最後の最後にwwwwwwww」パチパチ
垣根「これは鮮やかだな。いやーお見事!」パチパチ
軍覇「流石上条だな。根性あるぜ」パチパチ
一方通行「オマッ……クソッ! この…………」ワナワナ
上条「ハァ、ハァ……」
ガチャ
279
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 03:31:02 ID:v2jTXRXU
アレイスター「……凄かった! いやーお疲れ様! まずは讃えよう。最後の最後に、もの凄い戦いを見せてくれた上条、そして一方通行。素晴らしかったよ!」パチパチ
一方通行「……………………」
上条「ああ……ありがとう」
アレイスター「そして上条! 見事優勝だ! みんな、盛大な拍手で迎えてくれ!」パチパチ
一同、拍手。
土御門「ちょっと待て」
アレイスター「?」
280
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 03:32:46 ID:v2jTXRXU
土御門「青髪。お前さっきカミやんが決める直前、ズボン下ろそうとしてなかったか?」
上条「え? そうなの?」
青ピ「いや、本来の用途として使おうとしてたんやけど……」
垣根「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
フィアンマ「何なんだコイツは本当にwwwwwwwwwwww」
土御門「お前な、この状況で勃つの?」
青ピ「僕の妄想力を持ってすれば、不可能はないで」ニヤリ
海原「ちょっと。この人本当にどうにかしてください」
281
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 03:34:22 ID:v2jTXRXU
アレイスター「あー……ちょっと、ノータッチでいかせてもらう。それと一方通行。惜しかったな」
一方通行「…………クソッ。あとちょっとだったのに……何なンだよあそこで熱膨張ってよ」
アレイスター「いや、十分頑張ったよ。どっちが優勝でも本当におかしくなかった。だが、あそこで熱膨張が出てきたのは凄かったな」
上条「いやあ本当にもう、天啓としか言いようが……アレ? 御坂?」
美琴「あ、アンタ……ッ、それ…………」プルプル
上条「どした? 顔赤くして。あ、このTE○GA? ありがとな。そういやこれ、さっきお前が被ってたからよだれの匂いが」
282
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 03:36:04 ID:v2jTXRXU
美琴「フンッ!」ブンッ
上条「オゴアァッ?!」
美琴、強烈な爪先蹴りを上条の股間に浴びせる。
上条「ンアアアアアアアッ! ガ、オオッ……か、上条さんの上条さんが……」ピクッピクッ
上条、床に倒れてのたうち回る。
美琴「死ねッ! バカッ! 最ッ底! 一回死んでデリカシーってのを身につけてからもっかい生まれてこい!」カアァッ
上条「おおおおおッ……ね、ねえ? 俺優勝したんだよね? これ、優勝者の絵面じゃないよね?」ピクッピクッ
283
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 03:38:48 ID:v2jTXRXU
アレイスター「ああそうさ。お前はまぎれもない優勝者だよ。冷蔵庫と食料、たっぷり家に送っとくからな」
上条「あ、あの、願い事もう一つ追加してもらっていい? 上条さんのドラゴンがストライクしちゃったからさ」プルプル
上条、震えながら起き上がる。
アレイスター「考えとくよ。そして優勝はできなかったけど、ここにいる10人、皆んながそれぞれの戦い方を見せてくれた。本当によく頑張ったよ。改めて、お疲れ様でした!」パチパチ
土御門「因みに、アレイスターは何が1番面白かった?」
アレイスター「ん? そうだな……『アフラック』かな?」
上条「止めて! 掘り返さないで! 優勝したんだからもういいじゃん!」
284
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/25(木) 03:40:58 ID:v2jTXRXU
垣根「チッ、まあ願い事は叶なかったが、コイツの無様な姿が何度も見れたからよしとするか」
一方通行「心配すンな。すぐにそれ以上に無様な絵面が見れるからよォ」カチッ
土御門「オイ。喧嘩なら他所でやれよ? まあ、何やかんやで楽しかったぜい」
浜面「何か、いいなこのやりきった感」
海原「ですね。ある種の清々しさも感じます」
軍覇「いい修行になったぜ! ありがとうよアレイスター!」
青ピ「いやー皆んなお疲れさん! 初めて会った人とも、またどっかで会いたいなあ」
フィアンマ「そうだな。世界とは、本当に広くて可能性があるんだと分かったよ」
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