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【レヴュースタァライトSS】まひる「私が耳かきしてあげる」

1以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/03(水) 21:08:59 ID:0vVkBrkM
キャラ崩壊注意



華恋「何か耳がむず痒い〜……」

華恋「まひるちゃーん。耳かきって部屋のどこだっけー?」ゴソゴソ

まひる「私がもってるよ」サッ

華恋「ちょっと貸し」

まひる「おいで♪」ポンポン


ベッドの上で正座し、にこやかな顔で膝を叩くまひる。


まひる「私が耳かきしてあげる」

華恋「本当?じゃあお言葉に甘えて……」

ひかり「待って、華恋。耳かきなら私も持っているわ」シュバババ

華恋「あ、ひかりちゃん。いつからそこに?」

ひかり「……おいで」ポンポン

2以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/03(水) 21:09:47 ID:0vVkBrkM
華恋「うーん。でも……」

まひる「先に約束したのは私だもんねー?華恋ちゃん」

華恋「うん。だから……」

ひかり「……嫌なの?」

華恋「いや、別に嫌なわけじゃなくて。っていうか、別にどっちでも」チラッ

まひる「華恋ちゃん?」ジッ

ひかり「……華恋?」ジッ

華恋「!?」ビクッ

華恋「えっと、じゃあ左耳はまひるちゃんに!右耳はひかりちゃんにお願いしよっかな!」

まひる「……」

ひかり「……」

3以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/03(水) 21:10:22 ID:0vVkBrkM
まひる「じゃあ始めよっか?華恋ちゃん♪」ニコニコ

華恋「う、うん……」

まひる「行くよー……」スッ

華恋「んっ」ピクッ

まひる「どう?ここ、気持ちいい?」スッスッ

華恋「んっ、ちょっと、くすぐったい……っ」ピクピクッ

ひかり「……」ジーッ

華恋「どうしたの?ひかりちゃん?」

ひかり「……別に。気持ちよさそうだな。って」

華恋「そ、そっか。それならひかりちゃんも後でまひるちゃんに耳かきしてもらうといいよ!」

ひかり「別にいいわ」

華恋「……そっか」

4以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/03(水) 21:11:00 ID:0vVkBrkM
ひかり「次は私の番ね」スチャッ

華恋「う、うん。よろしくね?」

ひかり「行くわよ」スッ

華恋「ん……」

ひかり「どう?華恋。どこか痒い所ない?」スッスッ

華恋「んん……そこぉ……」トローン

まひる「……」ジーッ

華恋「どうしたの?まひるちゃん?」

まひる「……別に。気持ちよさそうだな。って」

華恋「そ、そっか。それならまひるちゃんも後でひかりちゃんに耳かきしてもらうといいよ!」

まひる「別にいい」

華恋「……そっか」

華恋(何か今日の二人怖いよぉ!)

5以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/03(水) 21:11:45 ID:0vVkBrkM
ひかり「……」スッスッ

華恋「あのー……ひかりちゃん?」

ひかり「何?華恋」

華恋「大分お耳の方もスッキリしてきたので……そろそろ終わりにしてもらっても……」

ひかり「駄目よ。まだ耳垢が残っているわ。ちゃんと全部綺麗にしてあげるから、華恋は黙って私の膝の上で寝ていればいいの」

華恋「いや……」

まひる「……」ジーッ

華恋「でも……その、ね?」

ひかり「何よ。百歩譲って……よしんば耳かきが既に終わっているとしてもよ?どうしてこの体勢をやめる必要があるの?あなたがここから立たなきゃならない緊急性なんて何もないじゃない」

華恋「いや、うん。緊急性ね。ないといえば、ないんだけどね……?」

ひかり「じゃあ、ここでこうしてなさい」

華恋「う〜ん……」

まひる「あーっ!」

華恋「!?」ビクッ

6以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/03(水) 21:14:40 ID:0vVkBrkM
華恋「な、何!まひるちゃん何!?」

まひる「華恋ちゃんの左耳に、大っきな取り残しがあるの忘れてたぁ♪華恋ちゃん。もっかい耳かきしてあげるから、こっち来て?」ポンポン

華恋「え……!?」

ひかり「動いちゃ駄目よ、華恋。まだこっちが終わってないんだから」

まひる「でも、本当に大きいんだよ?このままにしてたら病気になっちゃうかも」

ひかり「私が今手掛けている物だって相当大きい物よ」

華恋「耳かきに手掛けているって言い方ある?」

まひる「あっ、見えてる!華恋ちゃんのが大きすぎて耳から見えてるよ!すぐに取らなくちゃ!」

華恋「見えてる!?見えてるって何!?」

ひかり「それならこっちはもう耳から生えてるわよ」

華恋「生えてるって何!?」

7以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/03(水) 21:15:18 ID:0vVkBrkM
華恋「うわあああっ!」ダッ

まひる「あっ、逃げた!」ダッ

ひかり「逃がすものですか!」ダッ

華恋「うわあああん!誰か助けてー!」ドタバタ



純那「……何かしら。廊下が騒がしいわね。この声は……華恋達?」

なな「何か耳かきがどうとか聞こえたね」

純那「何があったのかしら……」

なな「どっちが華恋ちゃんの耳かきをするか、取り合いっこになったとか?」

純那「確証はないけど、それと同じくらい下らない理由なのは間違いなさそうね……」

なな「うふふっ、ねぇ。私達もやってみない?」

純那「やってみない?って、耳かきを?」

8以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/03(水) 21:17:25 ID:0vVkBrkM
なな「うん。いいでしょ?」

純那「……まぁ、いいけど」スッ

なな「やったっ♪じゃあ……」スッ

純那「おいで」ポンポン

なな「おいで♪」ポンポン

純那「……いや、私が耳かきしてあげる方じゃないの?言い出したのあなたでしょ?」

なな「だって私、別に耳痒くないし」

純那「私だって痒くないわよ」

なな「あと、私は頭のバナナのせいで横向きに寝れないし」

純那「髪下ろせばいいじゃない!……とにかく、私が耳かきされる方なら、この話は却下よ」

9以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/03(水) 21:18:20 ID:0vVkBrkM
なな「え〜。何で?」

純那「だって、そんなの、恥ずかしいじゃない……」

なな「……ふふっ」

純那「な、何笑ってるのよ!」

なな「何か、ますます耳かきしてあげたくなっちゃったなぁ」

純那「されてあげないからね。絶対」

なな「えいっ」グイッ

純那「力ずくは駄目でしょ力ずくは!」ポスッ

10以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/03(水) 21:19:26 ID:0vVkBrkM
なな「どう?私の膝枕」

純那「うぅ……高校生にもなって膝枕されるなんて……しかも同級生に……」カァァ

なな「まぁまぁ、私くらいにはいいじゃない」

純那「……まぁ、あんたが一番マシだけど……」

なな「よしよし♪」ナデナデ

純那「撫でるなぁ……」

なな「さぁ。耳かき始めるよー……」

純那「もうさっさと終わらせて……」

11以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/03(水) 21:20:07 ID:0vVkBrkM
なな「……全然耳垢ないんだけど。どこを掃除すればいいの?これ」

純那「だから言ったじゃない!……もう終わりでいいでしょ?起き上がるから抜いて」

なな「んー。耳かきとか関係なく、もう少し、こうしてよう?」

純那「むー……何それ……」

なな「あれ?純那ちゃん眠い?」

純那「バカ……そんな……こと……」

なな「いいよ。このまま寝ても」ナデナデ

純那「ん……」

なな「……えへへ。いつも委員長お疲れ様。純那ちゃん」

12以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/03(水) 21:20:58 ID:0vVkBrkM
双葉「……何だったんだぁ?今の」

香子「さぁ……。何か、追いかけてる二人が耳かき持ってはったけど」

双葉「耳かきぃ?ますます意味分かんねーな……」

双葉(……何か、耳かきって単語を聞いたら、耳がムズムズしてきたな)

香子「!」ピコーンッ

香子「なぁなぁ、双葉はん。うちが耳かきしたろか?」スッ

双葉「は?何でだよ」

香子「なんや、たまにはうちが双葉はんのお世話したろーかなーって」

双葉「何だよ、珍しいな。明日は雪でも降るんじゃねぇか?」

香子「むっ。せっかくうちが双葉はんのこと労ってあげてんのにぃ。ほら、早よ寝っ転がりぃな」ポンポン

双葉「へーへー。分かったよ」ゴロン

香子「……うちの貴重な膝枕なんやから、もっとありがたそうにしてや」

双葉「ったく、注文が多いなぁ。本当に私を労うつもりあんのかぁ?」

13以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/03(水) 21:21:40 ID:0vVkBrkM
香子「なんやの。さっきから文句ばっかり言うて」

双葉「だからそれはお前だろうが」

香子「もうええ、もう本気出す。うちの耳かきが気持ちよすぎて腰抜かしたらあかんでぇ?」

双葉「はっ、やれるもんならやってみろよ」

香子「行くで〜……。おっ、ぎょーさん耳垢が溜まってはるなぁ」

双葉「いちいち言うなよ。失礼な奴だな」

香子「えいっ」ゴリュッ

双葉「いだぁっ!?」

香子「あれ?」

双葉「ス、ストップ!一旦耳かき抜けお前!」

香子「いやぁ〜ごめんなぁ。実は人様の耳を掃除するの初めてやねん。何となくで行けるやろって思ったんやけど……」

双葉「このっ……お前ちょっとここに頭乗せろ!あたしが手本を見せてやる!」スッ

14以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/03(水) 21:22:28 ID:0vVkBrkM
香子「ほなよろしゅう」ゴロンッ

双葉「いいか?まず、浅い所から徐々にだな……」スッスッ

香子「あぁ〜ええわぁ〜。そこ、そこそこそこ……」

双葉「……結局、私がお前の世話してるじゃねーか」

香子「いつも通りが一番ってことどすなぁ」

双葉「お前なぁ……」

双葉「……喰らえっ」フゥゥッ

香子「あひゃんっ!?」ビクッ

双葉「はははっ!何て声出してんだよ」

香子「きゅ、急に何しはるの!」ドキドキ

双葉「さっきのお返しだよ!ほら、耳塞ぐなって!」

香子「あっ、ちょっ、やめっ、双葉はんの意地悪〜!」

15以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/03(水) 21:23:28 ID:0vVkBrkM
晩御飯



なな「ねぇねぇ。さっき何か廊下から華恋ちゃん達の声が聞こえたんだけど、あれって何だったの?」

ひかり「私とまひる。どっちが華恋の耳かきをするか、追いかけっこをしていたの」

純那「良かったね、なな。推理通りじゃない」

香子「それで、どうやって決着がついたん?」

まひる「二人とも、華恋ちゃんに耳かきしてもらうことになりました!ねーっ♪」

ひかり「ねー……♪」

華恋「皆仲良し!ノープロブレムだよ!」

純那「はいはい。もう廊下は走らないようにね」

16以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/03(水) 21:24:08 ID:0vVkBrkM
なな「あっ、純那ちゃん、もう委員長モードだ。さっきまでは私の膝の上でよだ……」

純那「ちょっ、なな!?言わないでよ!」

華恋「何々?じゅんじゅんとばななも耳かきしたの?気になる気になる!」

双葉「おっ、それならあたしが香子の話してやるよ。まず香子が……」

香子「ふ、双葉はん!」


ワイワイガヤガヤ


真矢「ふふっ、皆さん仲がよろしいのですね」

クロディーヌ「……」


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