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上条「ドキュメンタル?」前編
42
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/01(月) 17:06:40 ID:0s4jS6n6
フィアンマ「色々衝撃的過ぎるんだが」
アレイスター「まあそんなことはどっちでもいい。諸君、今からルールを説明しよう」
アレイスター、中央の席に座る。
上条「要するに、笑ったら負けってことなんだろ? ルールなんてそれ以外あるのか?」
アレイスター「大まかなルールはそれだけだ。だが、判定を設けようと思ってな」
アレイスター、胸ポケットから黄色、オレンジ、赤のカードを3枚取り出す。
美琴「何そのカード」
43
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/01(月) 17:10:10 ID:0s4jS6n6
アレイスター「普通に笑った時は、イエローカード。微妙な判定の時はオレンジカード、という具合の判定を設けた。イエローが2枚でレッドカード、退場になる」
海原「つまり、最短で2回笑ったらアウト、最長で3回までセーフということですか?」
アレイスター「そうだ。ただし、フェアプレーにかける行為。例えばくすぐりや精神操作で笑わせたりした場合は、やった方にレッドカード。1発退場だ」
浜面「純粋な面白さ勝負ってわけか……」
アレイスター「それとあと2つ。ゾンビタイムというものを設けている。この紫色のボタンを押せば、既に退場になったプレイヤーが再びこの部屋に戻り、皆を笑わせることができる。因みにゾンビは笑ってもOKだ」
土御門「なるほど。退場したからって安心はできないってことか」
44
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/01(月) 22:59:22 ID:XXEkPyVE
アレイスター「それと、これは事前に伝えているが、助っ人を外部から呼び出すことも可能だ。ただし部屋に居られるのは5分まで。助っ人はこの扉から登場してもらう」
アレイスター。右側の壁を指差す。壁には扉の形をした隙間が施されている。
アレイスター「そして、優勝者にはどんな願い事も叶えさせる権利をあげよう! 皆んな、それぞれの思いがあるはずだ。大いに励んでくれ! では私はこれで」
一方通行「ちょっと待て。一個だけ聞かせろ。何で笑わせ合いなンだ?」
アレイスター「面白いからに決まってるだろ! あ、部屋の照明が変わったらスタートだ。では」
バタンッ
一方通行「待てコラァッ! やっぱ皮裏返させろォッ!」ガタッ
45
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/01(月) 23:02:16 ID:XXEkPyVE
美琴「もう仕方ないでしょ。ここまできたら腹くくるしかないわよ」
青ピ「いやあ〜。楽しみやなあ。カミやん。いい勝負にしようで」
上条「呑気だなお前は。因みに何叶えてもらうつもりなんだ?」
青ピ「決まってるやろ。学園都市中の可愛い女の子達とセッ」
美琴「コイツの優勝だけは阻止しましょう。絶対に」
上条「任せろ。こんなふざけた幻想跡形もなくぶち殺してやるよ」
46
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/01(月) 23:05:19 ID:XXEkPyVE
〜モニター室〜
アレイスター「それでは行くぞ! ドキュメンタル、スタート!」
ビィィィィィィィィィィィッ
47
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/01(月) 23:06:17 ID:XXEkPyVE
ーDocumental Season:Index Startー
48
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/01(月) 23:09:22 ID:XXEkPyVE
ーーーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーー
[5:59:58]
上条「あ、照明が」
土御門「タイマーも進み出したにゃー。もう笑ってはいけないぞ」
49
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/01(月) 23:10:16 ID:XXEkPyVE
テスト
50
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/01(月) 23:10:53 ID:XXEkPyVE
テスト
51
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/01(月) 23:13:19 ID:XXEkPyVE
浜面「なあなあ、アンタ大将の知り合いなの?」
フィアンマ「ああ。まあそんな感じだ」
上条「そうだよな。フィアンマは初めましての人多いよな」
垣根「えっと、お前、入院してたんだよな?」
フィアンマ「そうだ」
垣根「何で入院してたんだ?」
フィアンマ「それはその……吹っ飛ばされて」
垣根「誰に?」
52
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/01(月) 23:15:05 ID:XXEkPyVE
フィアンマ「……ミイラの、おじいちゃん」
垣根「……ミイラのおじいちゃん?」
一方通行「オイ。いくら笑わせようったってそンなバレバレの嘘」
上条「いやホント」
一方通行「え?」
上条「いやホントなんだって。コイツ本当にミイラのおじいちゃんにやられたんだよ。なあ御坂」
美琴「うん」
53
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/01(月) 23:17:26 ID:XXEkPyVE
浜面「え? 何で御坂と大将は知ってんの?」
上条「俺と御坂が追いかけられてたんだよ」
土御門「誰に?」
上条「ミイラのおじいちゃん」
海原、青ピ。顔をしかめる。
一方通行「どういう状況だよそれ」
垣根「そのミイラのおじいちゃんって何? どういう存在なの?」
上条「神」
垣根「…………………」
垣根、口元を結わえる。
54
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/01(月) 23:21:28 ID:XXEkPyVE
美琴「あの、私もよく分かってなかったんだけどあの人って神なの?」
上条「うん。魔術の神」
垣根「いや、何の神でもいいけど、何でコイツはそっから入院することになったんだよ」
上条「だから、俺と御坂がそいつに追われてて、フィアンマが駆けつけてきてくれたんだよ。自分のいる所まで誘導しろって」
浜面「ふんふん」
上条「で、誘き寄せて、後は俺様に任せろって立ち向かっていって、吹っ飛ばされて、空中をとんでもねぇスピードで回転しながら地面に叩きつけられたんだ。それで、御坂が救急車呼んで病院に……」
一同沈黙。一方通行、眉間にシワ寄せ、垣根、後ろを振り向く。
浜面「あの、ちょっといいか?」
フィアンマ「何だ?」
55
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/01(月) 23:24:02 ID:XXEkPyVE
浜面「お前何しに行ったの?」
フィアンマ「……いや、その、俺様は」
浜面「俺様?」
フィアンマ「………………」
美琴「そこはもう、深くツッコまないで」プルプル
美琴、肩を震わす。
フィアンマ「俺様はただ、かつて俺様を救ってくれたコイツを救おうと」
垣根「救えてねぇよ。むしろお前が救急車呼ばれてんじゃねぇか」
56
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/01(月) 23:27:44 ID:XXEkPyVE
フィアンマ「相手が悪いだろ!」
垣根「…………………」
フィアンマ「神だぞ!」
上条「そ、そんな怒るなって……」
一方通行「で、そいつは結局どうなったンだ?」
上条「あ、もう死んだぞ」
一方通行「…………………ッ」
57
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/01(月) 23:28:57 ID:XXEkPyVE
〜モニター室〜
アレイスター「wwwwwwwwwwww」
スタッフA「本当の話ですもんねwwwwwww」
58
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/01(月) 23:31:17 ID:XXEkPyVE
〜ドキュメンタルルーム〜
青ピ「てことは、その時に腕も持ってかれたってことなん?」
フィアンマ「いや、これは、別件で」
浜面「別件?」
フィアンマ「また、全然関係ない所でだ」
美琴「……アンタ何してたの?」
フィアンマ「それは詳しくは言えん」
浜面「普通に生きててそんな風に腕持っていかれることないだろ」
59
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/01(月) 23:34:13 ID:XXEkPyVE
上条「俺3、4回くらい腕切られてるぞ」
浜面「……いやアンタはいいよ」
美琴「グイグイいくわねー」
一方通行「誰にやられたンだよその腕」
フィアンマ「……アレイスターに」
浜面「え? アレイスターに?」
軍覇「お前自分の腕切り落とした奴の企画に参加したのか?」
フィアンマ「……………………」
60
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/01(月) 23:36:23 ID:XXEkPyVE
軍覇「何考えてんだお前?」
美琴「ふふっ」
ブッー! ブッー! ブッー!
上条「うわっ! 部屋真っ赤になったぞ」
浜面「誰? 誰が笑ったの?」
ガチャ
アレイスター「あ、お前ら今は笑ってもいいぞ」
海原「誰ですか一体?」
61
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/01(月) 23:38:28 ID:XXEkPyVE
アレイスター「……………御坂!」
美琴「ハァ……やっぱ私か」
アレイスター「どうして笑ったんだ?」
美琴「いや、だってもう可哀想になってきて」
アレイスター「wwwwwwwwwwwwwwwww」
上条「おいアレイスター! コイツズルイだろ! ツッコミがいがありすぎるよ!」
アレイスター「是非どんどんツッコむことだ。御坂、イエローカード!」
美琴「ハァ……これしんどい」
一方通行「まあ最後まで笑わなければいいだけだ。メンドクセェからさっさと終わらせるぞ」
62
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/01(月) 23:40:25 ID:XXEkPyVE
アレイスター「あ、そうそう1つ言い忘れていたんだが」
上条「?」
アレイスター「もし6時間たっても優勝者が1人にならなかった場合、ポイント制で優勝者を決めようと思っている」
海原「ということはつまり……」
アレイスター「より多くを笑わせたものの勝利というわけだ。笑わないでいるだけでは優勝はできないぞ一方通行」
一方通行「グッ……」
63
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/01(月) 23:42:50 ID:XXEkPyVE
垣根「残念だったな。まあ女子の制服にでも着替えてたらいつか誰か笑うだろ」
一方通行「羽もぐぞゴミクズ」
アレイスター「それではまた。みんな気を引きしめろよ」
バタンッ
上条「はぁ。あと5時間以上もあんのかよ」
美琴「ヤバイヤバイ! 気を引きしめないと」パンパン
64
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 02:09:48 ID:EpwhNisI
〜モニター室〜
アレイスター「それでは、再開します!」
65
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 02:11:10 ID:EpwhNisI
ーRe STARTー
[5:54:28]
海原「また始まりましたね」
垣根「お、キッチンあるじゃねぇか。料理でも作るか」
土御門「お前料理とかできるのか?」
垣根「簡単なやつならできるぜ。お、ベーコンとほうれん草ある。ソテーにするか」
垣根。ほうれん草を水につけ、ベーコンを切り出す。
66
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 02:13:09 ID:EpwhNisI
上条「やっぱり、料理できる人ってモテるんだろうなー」
垣根「いや童貞だけど」
上条「え」
垣根「童貞」スッ
垣根、滑らかにベーコンを切る。
上条「…………………」
海原「……ベーコン切りながら言わないでください」
垣根「え、この中で童貞って何人いるの? 手あげてよ」
上条、一方通行、垣根、海原、青ピ。手をあげる。
67
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 02:14:06 ID:EpwhNisI
〜モニター室〜
アレイスター「wwwwwwwwwあいつらほぼ童貞かよwwwwwww」
68
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 02:15:45 ID:EpwhNisI
〜ドキュメンタルルーム〜
垣根「何だよ。学園都市最強童貞かよ」
一方通行「その見た目で童貞の奴に言われたくねェ。ていうか超電磁砲手あげてなかったけど」
上条「え、おいまさかお前」
美琴「ち、違うわよ!だって女の子だし童貞じゃないでしょ!」
上条「あ、そういうことか」
土御門「初めては大切な人にあげないとな」
美琴「うるさい!」
上条(妙に突っかかるな土御門の奴)
69
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 02:17:31 ID:EpwhNisI
垣根「おい浜面。お前後で殺すわ」
浜面「待てよ! 何でだよ! 別にいいだろ童貞じゃなくても!」
垣根「ウルセェ口開くなカス」
土御門「まあまあ。落ち着くんだぜい第2位」
フィアンマ「全くだ。こんなもので優劣を争うこと自体愚かなことだ」
一方通行「お前童貞じゃねェんだな」
フィアンマ「当たり前だろ。同僚で捨てた」
上条「え? 誰と捨てたの?」
70
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 02:19:21 ID:EpwhNisI
フィアンマ「ヴェント」
上条「……………………」
美琴「何? アンタ知ってる人なの?」
青ピ「なあなあ、写真とかないん?」
フィアンマ「あるぞ」
フィアンマ。写真を出す。神の右席全員集合写真。
フィアンマ「こいつだ」
青ピ「この子? パンチ強いな〜」
71
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 02:21:09 ID:EpwhNisI
上条「…………………………」
上条。口元を結わえて周囲をウロウロする。
土御門「おいカミやん。写真ちゃんと見ろって」
青ピ「そうそう。こいつが童貞捨てた女ちゃんと見たって」
青ピ。上条の前に写真を持っていく。
上条「………………………」
72
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 02:22:12 ID:EpwhNisI
〜モニター室〜
アレイスター「上条! 上条ヤバイぞwwwwwwwww耐えろよ!」
73
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 02:23:57 ID:EpwhNisI
〜ドキュメンタルルーム〜
上条「もういい。もういいから」プルプル
青ピ「この子やで? めっちゃパンクやなあこの子」
フィアンマ「素顔は可愛いぞ」
上条「もういいからマジで。軍覇。軍覇の話聞いてあげて」
垣根「あ、そうそう。お前も童貞じゃないんだな。女でもいるのか?」
垣根。バラし終えたほうれん草を水につける。
軍覇「いや、彼女とかはまだ出来たことねぇな」
垣根「じゃあ誰とヤったんだよ」
74
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 02:25:30 ID:EpwhNisI
>>73
ほうれん草2回水に浸けてますが、気にしないでください。多分彼は綺麗好きなんです。
75
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 02:27:08 ID:EpwhNisI
軍覇「モツ鍋に教えてもらったんだけどよ。スキルアウトの中で有名な『3000円おばさん』ってのがいて」
垣根「……………………」
軍覇「モツ鍋がよ。3000円で気持ちいいことしてくれるおばさんがいるって言ったから、言われる通りに、指示されたきったねぇホテルの部屋に行ったんだよ」
土御門「ッ……………」
海原「フゥー……………」
軍覇「扉開けたら、ネグリジェ着たおばさんがいたんだよ。そしたら、俺にシャワー浴びろって言ってきて、浴びたらもうベットの上ですっぽんぽんになってて」
美琴「…………………ッ」プルプル
76
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 02:28:43 ID:EpwhNisI
〜モニター室〜
アレイスター「おい。これもうほぼ全員笑ってるぞ」
スタッフA「笑うでしょこんなの。生々しすぎる」
アレイスター「wwwwwwwwwwwwww」
77
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 02:30:33 ID:EpwhNisI
〜ドキュメンタルルーム〜
上条「その、おばさんって何歳ぐらいだったんだよ」
軍覇「多分、50手前くらいいってたんじゃねぇか?」
垣根「ッ……ッ………」プルプル
上条「で、気持ちよかったのか?」
軍覇「いや気持ち悪かったな。あのおばさん」
垣根「ブッふははwwwwwwwww」
ブッー! ブッー! ブッー!
78
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 02:32:17 ID:EpwhNisI
土御門「これはもう確実だな」
垣根「wwwwwwwwwwwwwクソッwwwwwwwwwwッ!」
青ピ「笑うやろこんなんwwwwwwwwwww」
海原「フゥ……危なかった」
ガチャ
アレイスター「まあ分かり切ってると思うが、垣根、イエローカード」
垣根「だって……ヤッたのが気持ちいいのかって聞いてんのに、ババア気持ち悪いって言われたらそりゃ……」
アレイスター「まあな。そりゃ笑うよ」
79
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 02:34:08 ID:EpwhNisI
上条「それもそうだけどさ。フィアンマの話が頭から離れなくて……」
アレイスター「あれ、お前危なかったな」
フィアンマ「心配するな。笑わせるための嘘だ。アイツをそんな目で見たことはない」
上条「あ、そ、そうなのか」ホッ
海原「過酷な時間ですねこれ……」
アレイスター「さて、また再開するまでは笑ってもいいぞ。それでは」
バタンッ
80
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 02:35:51 ID:EpwhNisI
上条「それでさ、おばさんって誰かに似てた?」
軍覇「うーん、女になった駒場利得みたいな感じだぞ」
垣根「 wwwwwwwwwwwwwwwwwッ!」
土御門「wwwwwwwwwwwwwwwww」
浜面「おまっwwwwwwそれはダメだろwwwwwwww」
81
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 09:36:55 ID:EpwhNisI
〜モニター室〜
アレイスター「よし。じゃあ行くぞ」
82
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 09:39:41 ID:EpwhNisI
ーRe STARTー
[5:46:32]
上条「それで、そのおばさんって誰に似てたっけ?」
軍覇「駒場利得だな」
垣根「その話もうやめろ殺すぞ」
垣根。ベーコンとほうれん草をフライパンに入れて炒める。
美琴「あーいい匂いね」
土御門「垣根が料理作ってる間に見てほしいんだが、心霊写真持ってきたんだにゃー」
一方通行「アァ? 心霊写真?」
83
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 09:42:14 ID:EpwhNisI
浜面「何か嫌な予感しかしないな」
一同机の中央に集まる。
土御門「まずはこれだにゃー」
※教室の写真。上条、土御門、青ピの3人の後ろ。吹寄と、その隣にほぼ透けている姫神。目に黒ラインが引かれている。
青ピ「……………………」
土御門「ここ見てくれ。透けてるんだにゃー」
上条「………怒られるぞお前」
土御門「ほらカミやん。これどうしたんだろうな? 透けてるんだよ」
84
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 09:47:29 ID:EpwhNisI
土御門、姫神に指差す。上条、眉間に皺を寄せる。
海原「この目の黒ラインは何なんですか?」
土御門「それは元々だにゃー」
一方通行「……嘘つけよボケ」
土御門、黒ラインを指差す。
土御門「なあ青髪。元々こんな感じだよな? 姫神って」
青ピ「……まあ、間違いではないけど」
上条「いや間違いだろ」
青ピ「…………………」
青ピ。深呼吸をする。
85
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 09:49:53 ID:EpwhNisI
土御門「もう一枚あるんだにゃー」すっ
上条「ッ」
青ピ「グッ」
※黄泉川と小萌のツーショット。小萌の頭が体の2倍くらいに巨大化している。
土御門「あれ? カミやん、青髪? どこ行くんだにゃー」
上条、青ピ。席を立ち、周りをウロウロする。
土御門「もっとちゃんと見てくれ。小萌先生が大変なことになってるから」
美琴「これ……エグい写真ね」
海原「ちょっと怖いですよ」
86
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 09:52:13 ID:EpwhNisI
上条「ちょ、ちょっと待て。一回心の準備させろ」フゥー
青ピ「ああぁー。んっ、ゴホンッ!」
土御門「もういいか?」
上条「よっしゃ。来い」
土御門「ほれ」すっ
上条「……………………」
青ピ「……………………」
美琴「その写真はちょっとずるいわよ」
一方通行「マスキッパみたいになってんじゃねェか」
上条「……そんなこと言わないで。お願いだから」プルプル
87
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 09:54:12 ID:EpwhNisI
フィアンマ「おい。先生とか言っていたが、この女成人してるのか? ということは体の方も加工してるのか?」
土御門「いや、それは本当に元々そのサイズだぜい」
フィアンマ「…………………」
土御門、フィアンマに写真を見せる。
フィアンマ「やめろ、いらないから」
垣根「よーし。できましたよっと」
垣根、皿に盛りつけたべーコンとほうれん草の炒め物を机の中央に運ぶ。
88
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 09:55:51 ID:EpwhNisI
上条「結構多いな」
垣根「いる奴に分けようと思ってな。誰か欲しい奴いるか?」
美琴「え、じゃあ私食べてもいい?」
海原「自分もお願いします」
浜面「あ、じゃあ俺も」
青ピ「気が利いてるなあこの兄ちゃん。あ、僕も1つちょーだい」
上条「俺も貰おうか。一方通行、お前は?」
一方通行「いらねェ。こんな奴の作った飯なンざ信用できるか」
89
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 09:57:33 ID:EpwhNisI
垣根「俺もお前に作った気はさらさらねえよ。皆んなで仲良く食べている様を遠くから眺めてるこった」
美琴「何で常にこんな険悪なの? この2人」
垣根「えっと、他はいる奴はいないのか? じゃあ6人前だな」
垣根、取り皿とスプーンを6つ用意し、炒め物を取り分けていく。
垣根「それ。誰か適当に取っていけよー」
出来た順から1人ずつ取っていき、6人に皿が行き渡る。
垣根「よし、皆んな揃ったな。じゃあ、いただきまーす」
6人ともスプーンに手をつけ炒め物を口に運ぶ。
90
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 10:01:04 ID:EpwhNisI
上条「おお、美味しいな」
美琴「ホント。味付けも丁度いい」
青ピ「兄ちゃん、ホンマに童貞なんか? これだけのスキルとその見た目やったら女の子捕まえるん余裕やろ」
垣根「さあな。そこは想像にお任せするぜ」
浜面「………………………」
海原「あれ? どうしたんですか浜面さん」
浜面「……………うぇっ」
浜面、口から何かを皿の上に吐き出す。
91
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 10:03:02 ID:EpwhNisI
美琴「え? 何それ?」
※皿の上。よだれまみれの一方通行のねんどろいどぷちフィギュア
フィアンマ「………ふっ」
ブッー!ブッー!ブッー!
上条「おい垣根ええええええっ!」
垣根「うひゃひゃひゃひゃwwwwwwwww引っかかった引っかかった!」
一方通行「だから言っただろ。信用できねェって」
美琴「危な! これ私が食べてたら多分笑ってたわ」
ガチャ
92
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 10:04:47 ID:EpwhNisI
アレイスター「まあ、フィアンマだな。イエローカード」
フィアンマ「仕方ないな。歯型付いていたのがもろに視界に入ってきて」
浜面「何か、口の中でグニュってなったからさ。もー。飯くらい普通に食わせろよ!」
海原「ますます油断できなくなってきましたね」
アレイスター「皆んな、こんな調子でどんどんオフェンスに回っていってくれ。それでは」
バタンッ
93
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 10:06:09 ID:EpwhNisI
上条「ていうか、これちょっとサイズ小ちゃくない?」
美琴「言われてみれば。元のサイズをこんな所に隠せられないし」
垣根「元のフィギュアを見ながら未元物質で作ったんだよ。お前の右手で触ったら消えるぞ」
上条「嫌だよこんなよだれまみれのフィギュア! てか自作かよ!」
海原「家でこれ作ってるところ見たら笑いそうですね」
一方通行「いや気持ち悪ィよ。ただただキモい」
94
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 10:07:21 ID:EpwhNisI
〜モニター室〜
アレイスター「はい、再開」
95
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 10:08:53 ID:EpwhNisI
ーRe STARTー
[5:32:18]
上条「おいおい、まだ1時間も経ってないぞ」
美琴「皆んな、食べながらでいいだけど、聴いて欲しいの」
海原「どうしました? 御坂さん」
美琴「私、今日生理なの」
上条「え?」
一同沈黙。
美琴「ちょっと、不安定になる時があるかもしれないから気をつけてね」
上条「あの、御坂さん?」
96
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 10:10:25 ID:EpwhNisI
美琴「ん?」
上条「いくら笑わせたくてもそれはちょっと違うと思います。今、複雑な気分です」
美琴「い、いや。嘘じゃないのよ?」
浜面「マジなの? 何でそんな日に来たんだよ」
美琴「仕方ないじゃないのよ! たまたまその日に開催されたんだから!」
海原「御坂さん無理しないでください。笑えばいいんですか? 望みとあれば笑いますよ?」
美琴「ち、違うって! そんな深刻にならないでよ!」
一方通行「……仕方ねェ」
97
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 10:41:53 ID:EpwhNisI
一方通行、立ち上がる。
美琴「何? どうしたの?」
一方通行「パンツ脱げ」
土御門、海原。顔を背ける。
美琴「………………え?」
一方通行「こんな最中に血漏らされても困るだろ? 俺がベクトル操作で治してやるよ」
土御門「ッ、ちょ…………ッ……」
美琴「アンタマジで何言ってんのよ!? やだ! こっち来ないで!」
98
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 10:43:45 ID:EpwhNisI
美琴、立ち上がりキッチンの方に逃げる。
一方通行「逃げんなって。痛くしねェよ」
美琴「そういう問題じゃないでしょうが! アンタ何言ってんのよ! 打ち止め泣くわよ!」
一方通行「すぐ終わらせるよ。いいから早く脱げって」
垣根、目を思いっきり瞑る。
美琴「ふざけないでよ! それで笑いなんか起きるわけ」
一方通行「いいから脱げよォッ!」
青ピ「ッ……………」
一方通行「排卵のベクトル操作させろよォッ!」
土御門「ッ………ちょっと…………」
99
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 10:44:48 ID:EpwhNisI
〜モニター室〜
アレイスター「wwwwwwwwwwwwww」
スタッフ一同「wwwwwwwwwwwwwww」
アレイスター「アホだwwwwwwwアイツアホだwwwwwwwwwww」
100
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 11:19:08 ID:oLtq0l06
〜ドキュメンタルルーム〜
美琴「何よ……排卵のベクトル操作って何よ!」
美琴、目に涙を浮かべる。
垣根「あーあ、泣ーかした」
海原「ちょっと、カメラ止めてください」
海原、立ち上がる。
上条「まて海原」
上条、海原に制止をかけ、一方通行の側に寄る。
上条「……………………」
一方通行「………………………」
101
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 12:06:47 ID:wQlk2VQc
上条、無言で一方通行をビンタ。
一方通行「ゴフッ」
土御門、青ピ、垣根、フィアンマ。顔を背ける。
上条「何やってんだお前は」
一方通行「いや、俺はただ親切心で……」
上条「何をしようとした?」
一方通行「排卵のベクトル操作」
垣根「ふ、フゥー……ッ……………」
土御門「んっ、んんっ」
102
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 12:09:12 ID:wQlk2VQc
上条「いいか一方通行」
一方通行「…………………」
上条「御坂の排卵はな、御坂が決めるんだ」
一方通行「…………………」
上条「お前が決めることなんかじゃねえ! 自分の排卵くらい、自分で責任持って後始末するんだよ! それが女の子ってもんだろうが!お前の都合で、ベクトル操作で操っていいもんじゃねぇんだよ!」
美琴「……ッ……」
浜面「今ちょっと御坂笑ってなかった?」
美琴「笑ってない。笑ってないわよ」
上条「なあ御坂。お前の排卵はお前だけのものだ! 誰にも邪魔させはしない! 邪魔させちゃいけないんだよ!」
美琴「う、うん。そうね…………」プルプル
103
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 12:10:20 ID:wQlk2VQc
〜モニター室〜
アレイスター「何の話をしてるんだアイツはwwwwwwwww」
104
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 12:12:04 ID:wQlk2VQc
〜ドキュメンタルルーム〜
一方通行「すまねェ。俺は早とちりし過ぎてみたいだな」
上条「分かりゃいいんだよ。ほら、御坂も席に戻るぞ」
3人とも元いた席に戻る。美琴と一方通行は着席するが、座る直前に何か気づいた上条は1度場を離れる。
土御門「カミやん。早くしないとご飯冷えるぜい」
上条「うん。ちょっとまって。その写真どけといてくれよ」
※上条の皿の手前。顔が巨大化した小萌先生の写真。
土御門「チッ。ほら退けたぜ」
上条「ふぅー、よし」
上条。着席し、残りの炒め物を平らげる。
105
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 12:21:11 ID:wQlk2VQc
浜面「へぇ、ここ漫画も置いてんのか」
浜面、壁に設置された棚に目をやる。
一方通行「結構あるじゃねェか。あ、はじめの一歩」
一方通行、はじめの一歩の単行本を手に取る。
軍覇「おー。ハハハッ、それ面白いよな!」
ブッー! ブッー! ブッー!
軍覇「え?」
美琴「いや……え、じゃないでしょ」
一方通行「普通に笑ってたぞお前」
軍覇「あっ」
106
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 12:26:17 ID:wQlk2VQc
ガチャ
アレイスター「おい。普通に笑ってたよなお前?」
軍覇「やっちまった……油断してたぜ」
上条「でもこれ、俺らも気をつけないと危ないよな。気ぃ抜いたらやべえぞ」
アレイスター「しっかりしてくれよ。取り敢えず削板はイエローだ。こんなことで私を呼ばないでくれ」
バタンッ
軍覇「よっしゃ! 根性入れ直しますか!」パンパンッ
上条「軍覇はじめの一歩好きなんだな」
軍覇「おう! ああいう熱い物語は大好きだ。スラムダンクとかもよく読むな」
107
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 12:26:51 ID:wQlk2VQc
〜モニター室〜
アレイスター「よし。再開」
108
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 12:28:14 ID:wQlk2VQc
ーRe STARTー
[5:10:32]
上条「さあて、またスタートだ」
上条、右肩を軽く回す。
一方通行「スゲェな。ナルト全巻置いてんじゃねェか」
海原「ああ、それ面白いですよね」
浜面「アンタ読んだことあるんだ」
海原「ええ。もちろん。少年漫画の王道ですか
ら」
浜面「全部読んだのか?」
109
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 12:30:00 ID:wQlk2VQc
海原「再不斬が出てきたところまでですね」
浜面「……………………」
垣根「全然読んだ内に入らないだろそれ」
一方通行「お前がナルトを語るんじゃねェ」
海原「……あ、ワンピースも置いてるじゃないですか」
浜面「それはどこまで読んだんだ?」
海原「斧手のモーガンのとこまでですね」
※原作4話の敵。
浜面「………………………」
浜面、口を半開きで表情を固定する。
110
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 12:32:03 ID:wQlk2VQc
上条「何なんだよお前。ほとんど読んでないじゃん」
土御門「逆に何なら全巻読んでるんだ?」
海原「えっと、皆さん知ってるかどうか分からないんですけど、『とある科学の超電磁砲』って知ってます?」
美琴「…………………………」
美琴、顔を背ける。
上条「『とある科学の超電磁砲』?」
一方通行「知らねェな。どンな話なンだ? それ」
美琴、苦々しい表情で海原を見る。
111
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 12:33:49 ID:wQlk2VQc
海原「能力者の集う町の物語なんですけど、主人公の少女が、10億ボルトの電流を操ることができるんですよ」
上条「はー10億。すげぇな」
一方通行「エネルの5倍じゃねェか」
海原「……………………エネル?」
浜面「…………ブフッ」
ブッー! ブッー! ブッー!
上条「あ、浜面」
浜面「もおおおおおおおおおおおっ!」
112
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 13:55:02 ID:wQlk2VQc
海原「あの、エネルって誰ですか? 」
一方通行「ワンピースの敵だよ。最大2億ボルトまで操れるンだ」
海原「はぁー」
ガチャ
アレイスター「浜面、イエローカードだ。今のは何で笑ったんだ?」
浜面「だって、コイツ素で知らない顔だったから、『ああ本当に斧手のモーガンのとこまでしか読んでないんだ』って思ってそれで……」
アレイスター「なるほどwwwwwwwwwww」
浜面「斧手のモーガンとか久しぶりすぎて笑うわ。とりあえず、アラバスタまでは読めよ。止まらなくなるから」
113
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 14:10:40 ID:wQlk2VQc
海原「そういうのであれば」
垣根「あの、一個いいか?」
海原「?」
垣根「お前が『とある科学の超電磁砲』って言った時の御坂の顔が、気まずそうなのも結構面白かったぞ」
浜面「wwwwwwwwwwwww」
上条「確かに御坂やり辛そうだったなwwwwwwww」
御坂「笑うってより気まずいわよあれは」
アレイスター「今のは一応海原のポイントだ。それでは引き続きよろしく」
バタンッ
114
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 14:17:26 ID:oLtq0l06
上条「今皆んな、カードとかポイントとかどんな感じなんだ?」
美琴「私はイエロー1枚ね。他にイエロー貰ってるのって第2位と浜面って人だっけ?」
垣根「俺はイエローだけどポイントも稼いでるぜ。あと、第7位も自爆してイエローだな」
軍覇「でも俺も1ポイント稼いでるからな! 今のとこは互角だぜ第2位!」
垣根「あんなもん総合すればマイナスみたいなもんだろ。お前の株が」
海原「自分は無傷の上1ポイントです。このままだと優勝は自分になりますね」フフフ
115
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 14:18:28 ID:oLtq0l06
〜モニター室〜
アレイスター「それじゃあ、再開しまーす」
116
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 14:29:25 ID:oLtq0l06
ーRe STARTー
[5:10:36]
垣根「おい浜面。お前能力追跡とはまだ続いてんだよな?」
浜面「ん? そりゃもちろん」
垣根「もう互いのこと名前で呼んでんのか?」
浜面「いや、それは……まだ『はまづら』と『滝壺』だな」
上条「え? マジで?」
一方通行「ヤることヤっといてまだ苗字で呼ンでるのかよ」
浜面「その言い方はやめろ。だって定着してるし、そもそも俺、人を名前で呼ぶことかあんまりないからな……」
117
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 14:35:01 ID:oLtq0l06
土御門「じゃあ練習してみろよ」
浜面「練習?」
土御門「今から、ここにいる人たち全員、下の名前で呼ぶっていう練習だよ。俺たちもやるからさ」
上条「え? 俺たちもやんの?」
青ピ「ええやんええやん。これを機に新たな風が吹きそうやわ」
土御門「じゃあ、今からだぜ。仕上」
浜面「……元春は名前呼びとか結構するの?」
118
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 14:38:48 ID:nr1tCYKw
土御門「俺は舞夏以外あんまりないかなー。当麻は?」
上条「名前で呼ぶ人? んー、軍覇とかいるにはいるけど、数はそういないな」チラッ
青ピ「?」
上条「…………………………」
青ピ「………………………」
上条「ピアスは?」
土御門、口を震わせながら天井を見つめる。
青ピ「ピアスって何やねん」
上条「……………………」
上条、口を固く結わえる。
119
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 14:43:54 ID:oLtq0l06
海原「帝督は結構名前呼びの人とか居そうなイメージですけどね」
垣根「いや、俺も思ってるほどじゃねぇぞ。えーっと、その。そもそも俺お前の下の名前知らねぇけど」
海原「…………………」
土御門「この場合どっちで呼べばいいんだ? エツァリの方か光貴の方か」
美琴「光貴でいいんじゃない?」
海原「ッ! み、美琴さん……始めて自分の名前を……」
美琴「う、うん。アンタのじゃないけどね」
120
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 14:49:32 ID:oLtq0l06
土御門「あれ? 当麻って美琴のことは美琴って呼んでなかったっけ?」
上条「あー。御坂だったり美琴だったり、その時の気分で呼んだりしてるから一定じゃないぞ?」
土御門「これを機に美琴に統一したらどうだ?」
美琴「ええっ?! ちょ、何言ってんの?!」
青ピ「なあなあ。美琴は当麻のことちゃんと名前で呼んだことあるん?」
美琴「い、いや、あの、その、ないけど……」カァッ
浜面「何だよ。いつも仲良さげなのに。ちゃんと呼んでやったら?」
美琴「誰が仲良さげだ! え、えっと、その……」
上条「…………………………」
121
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 15:10:27 ID:oLtq0l06
美琴「と、当麻……///」
上条「……美琴?」
美琴「…………///」
海原「満更でもねぇ顔だな!」
海原、悲しそうな顔で怒号を上げる。
浜面「お、オイ。落ち着けって」
海原「だって満更でもないんですもん! 何見せられてるんですか! 胸糞悪い!」
青ピ「おい当麻。随分といいご身分やなあ」ピキピキ
垣根「完ッ全に同意するぜ。ああムカついた。久々に心の底からムカついた」
上条「何なんだよ! 何でこれだけでこんな反感買わなきゃいけねぇんだ!」
122
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 15:12:23 ID:oLtq0l06
〜モニター室〜
スタッフA「いやあ〜青春してますね〜」
アレイスター「オイ。ここはいつから昼休みの教室になったんだ。何だこのカップルのイチャイチャを見せられる負け組の感じ。マジでレッドカード出すぞクソが」
123
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 15:13:39 ID:oLtq0l06
〜ドキュメンタルルーム〜
軍覇「思ったんだけどよ、フィアンマはフィアンマとしか呼べねぇよな?」
土御門「あ、そうか」
上条「でもフィアンマっていうのは神の右席としての名前だろ?」
青ピ「神の右席?」
フィアンマ「その通りだ。本名はまた別だな」
上条「本名は何なの?」
124
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 15:20:04 ID:mFH47F0g
フィアンマ「玉袋筋太郎」
上条「………………………」
海原「ッ………」プルプル
土御門「ンンッ、ゴホッ」
青ピ「……日本人かいお前」プルプル
垣根「じゃあ筋太郎って呼べばいいんだな?」
フィアンマ「そうだな」
垣根「筋太郎は友達いるの?」
上条「……やめてほしいなー筋太郎は」ボソッ
125
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 15:52:41 ID:yo1OFMOs
フィアンマ「いるぞ。水道橋博士って奴が」
垣根「へー。水道橋」
フィアンマ「あだ名はアックアて言うんだけど」
上条「あああー……ハァ……」プルプル
浜面(……アックア?)
フィアンマ「水道橋の『水』から取ってアックアっていうんだ」
垣根「あ、そこから来てるの?」
土御門「ンンッ」プルプル
軍覇「じゃあ水道橋博士が本名なのか」
126
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 16:07:21 ID:oLtq0l06
上条「あの、あんまりツッコまないでくれ」プルプル
垣根「へー……」チラッ
一方通行「………………………」
垣根「……通行はさ」
一方通行「どこ区切ってンだお前」
美琴「…………ッ」プルプル
一方通行「『一方』と『通行』で区切ってンじゃねェよ。それよりちょっといいか?」
美琴「どうしたの?」
127
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 16:28:08 ID:oLtq0l06
一方通行「いや、今日弁当持ってくるの忘れちまってよ。助っ人システム使って今から持ってきてもらうわ」
浜面「おいおい。そんなんに助っ人使う気なのか?」
一方通行「準備できたか? じゃあ宜しく頼む」
壁の扉が回転し、向こう側の助っ人が姿を現わす。
128
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 16:29:53 ID:oLtq0l06
美鈴「もーうあーくん! 弁当忘れてたわよ〜」
美琴「ッ?!」
上条「えっ?」
浜面「グッ」
一方通行「すまねェ。お前今日仕事なのか?」
一方通行、弁当を受け取る。
美鈴「この後ね。いーっぱい愛情込めたから、この後も頑張ってね!んーチュッ!」
美鈴、一方通行の頬に口づけする。
美琴「ブフフフッwwwwwwwwッwwwwwwwwww」
ブッー! ブッー! ブッー!
129
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 16:31:56 ID:oLtq0l06
美琴「ちょっと待ちなさいよォッ!!! これは卑怯でしょアンタァッ!!!」
上条「美鈴さん何してんすかこんなとこで!」
美鈴「いやあなんかあーくんから助っ人頼まれたし、面白そうだったから来ちゃった」テヘッ
美琴「娘の目の前で何をイチャついてんのよ! 笑うしかないでしょこんなの!」
垣根「え? この人超電磁砲の母さんなの?」
ガチャ
アレイスター「えっげつない手を使うなお前」
一方通行「ウルセェ。勝てばいいンだよ勝てば」
130
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 16:33:45 ID:oLtq0l06
アレイスター「御坂、オレンジだ。正直もうアウトでもいいくらい笑ってたけど、流石にこれは可愛そうだ」
美琴「こんなの明らかに私ピンポイントで潰しに来てるじゃない! ズルイわよアンタ!」
一方通行「カリカリすンじゃねェよ。ひょっとしたらコイツを知ってる三下とか浜面も笑ったかもしれねェだろうが」
アレイスター「いやあ。悪いな。通行は」
一方通行「何定着させようとしてンだテメェ。何だ通行って。どこの国の人だ」
上条「あとフィアンマ。玉袋筋太郎はダメだろ」
垣根「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
土御門「あれヤバかったわwwwwwwwwwwwwwwwww」
131
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 16:36:19 ID:oLtq0l06
フィアンマ「すまん。流石にちょっとふざけすぎた」
上条「色々想像しちゃうからさ。『あ、コイツ日本のバラエティとか見るんだ』って」
アレイスター「そうだなwwwwwwww言われてみればwwwwwwwwwwwww」
美鈴「美琴ちゃん! ママはもう帰るねど、応援してるからね!」
美琴「ママのせいで優勝から遠ざかっていってるのよ! もういいから早く帰って!」
アレイスター「ご協力感謝する。それでは私たちはここで」
美鈴「じゃあね〜」
バタンッ
132
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 16:39:20 ID:oLtq0l06
上条「あーびっくりした! ていうかお前美鈴さんの連絡先知ってるんだな」
一方通行「まあな…………っておい」
土御門「どうしたにゃー?」
一方通行「これ……」
※弁当の中身。オカズは鶏肉ともやしのみ。ご飯部分にハート型にあしらわれたそぼろと、海苔で書かれた『がんばれあーくん!』
上条「wwwwwwwwwwwwwwww」
美琴「wwwwwwwwwwwwwッ、ッ!wwwwwwwww」
浜面「そんなもんwwwwwwwダメだろwwwwwwww」
一方通行「つーか、茶色面積多すぎだろコレ」
海原「御坂さんのお母さんの弁当受け取っておきながら、贅沢が過ぎますよ貴方」
133
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 16:40:29 ID:oLtq0l06
〜モニター室〜
アレイスター「再開するぞー」
134
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 16:41:56 ID:oLtq0l06
ーRe STARTー
[4:53:28]
上条「もう1時間経ったか。そろそろ誰か脱落してもおかしくないな」
青ピ「なあなあ。そう言えばフィアンマどこいったん?」
軍覇「ありゃ? そういえばアイツ見えねぇな」
浜面「なんか更衣室の方行って……あ」
フィアンマ、更衣室から現れる。服装が黒いスーツに変わっており、手にはテッラの遺影を抱えている。
上条「…………………………」
上条、口を半開きにして固まる。
135
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 19:49:46 ID:wQlk2VQc
土御門「……殉職、ですか?」
フィアンマ「最後まで職務をまっとうした。同僚として誇りに思う」
フィアンマ、テッラの遺影を机の上に置く。
土御門「何が好きだったんですか?」
フィアンマ「ワインだな。あと、小麦粉もよく使っていた」
土御門「海原、冷蔵庫にワインあるかにゃー?」
海原、冷蔵庫の中を確認する。
海原「あ、ありました。小麦粉もありますよ」
136
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 20:38:42 ID:wQlk2VQc
土御門「だったらワイングラスにワインを注いで、遺影に上から小麦粉塗そう」
上条「ッ…………」
上条、肩が震える。
一方通行「抹香みたいにするってことか?」
フィアンマ「ありがとう。きっとアイツも喜ぶはずだ」
青ピ「じゃあ僕からいくわー」
青ピ、海原からワインボトルと小麦粉の袋をもらい、遺影の前に向かう。
青ピ「グラスもちょーだい」
海原「はいどうぞ」
海原、グラスを渡す。
137
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 20:41:15 ID:wQlk2VQc
フィアンマ「名はテッラだ。もし、生前に世話になっていたなら、最後のメッセージも伝えてやってくれ」
青ピ「……テッラさん」
上条「知らないだろお前」
青ピ「生前は、ホンマにお世話になりした。たくさん女紹介してくれて、ありがとうございます」
フィアンマ「…………………」
青ピ「テッラさん、言うてましたね。僕が女の子に困ってた時、テッラさん僕の肩叩きながら『タレをカケ』って」
上条「…………ッ」プルプル
土御門「ハァー…………」
138
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 20:45:12 ID:wQlk2VQc
青ピ「あの時の言葉、絶対忘れませんから。ありがとうございました!」
青ピ、グラスにワインを注ぐ。
スッ
青ピ「え?」
フィアンマ、グラスを手に取り、ワインを飲み出す。
フィアンマ「……………」グビッグビッ
青ピ「…………………」
フィアンマ「ご馳走さま」
青ピ「……お前が飲むんかい」
139
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 20:53:02 ID:wQlk2VQc
フィアンマ「小麦粉も塗してやってくれ」
青ピ「ああ、はい……」
青ピ、小麦粉を摘み遺影の上に落とす。テッラの顔が小麦粉にまみれていく。
青ピ「………………ッ」プルプル
フィアンマ「ンッ…………」プルプル
青ピ「……終わったで」フゥ
フィアンマ「ありがとう。他に挨拶する奴はいないか?」
垣根「…………はい」スッ
垣根、席から立ち上がり遺影の前に行く。
140
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 20:54:54 ID:wQlk2VQc
垣根「テッラさん。色々お世話になりました。俺が、脳みそ3分割にされて、内臓の横に冷蔵庫みたいな機械つけられてた時に、よく見舞いに来てくれましたよね」
一方通行「…………………」
垣根「テッラさんずっとなんか言ってた気がするんですけど、正直、人の声とか聞ける状態じゃなかったんで、一個も覚えてません。ありがとうございました!」
垣根、グラスにワインを注ぐが、またしてもフィアンマがグラスを手に取る。
フィアンマ「……………」グビッグビッ
垣根「…………………」
フィアンマ「…………げぇぇぇぇっぷ」
垣根「…………ッ………」
141
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/10/02(火) 20:56:22 ID:wQlk2VQc
〜モニター室〜
アレイスター「もうwwwww汚ったねぇなアイツwwwwwww」
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