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【ドキプリ】イーラ「ロス:タイム:ライフ・・・?」

1以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 21:56:42 ID:h9AzUE9.
※深夜ドラマ『ロス:タイム:ライフ』と『ドキドキ!プリキュア』のパロディ。
※設定違いがあるかもしれないため注意。それでも大丈夫な方はどうぞ。

32以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 22:14:43 ID:h9AzUE9.
六花「ねえ、イーラ…私の家に行かない…?」

イーラ「えっ…」

六花「あの時のオムライス、もう一度作ってあげようと思うの…あと1時間ならギリギリ間に合うはずだから…」

イーラ「オムライスを…?」

主審B「…。」ピピッ

六花「?」

主審B「…。」ユビサシ

第4審判B「…。」 [1:11]

六花「分かってる…何とか時間は間に合わせるから…」

主審B「……。」

33以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 22:15:20 ID:h9AzUE9.
―――六花宅。

第4審判A「…。」 [0:22]

第4審判B「…。」 [0:34]

六花「やっと出来た…急いで作ったからちょっと雑かもしれないけど…」

六花「あなたが記憶喪失になった時、敵同士でも困った人を助けたいと思って…私がオムライスを作って食べさせてたの…」

イーラ「これが…あの時と同じオムライス…」

―――パクッ…

34以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 22:16:00 ID:h9AzUE9.
イーラ「美味しい…!」

六花「良かった…そう言ってくれて…」

イーラ「そうだった…俺はあの時、雷に打たれたのをお前が助け出してくれたんだよな…」

イーラ「そして、その時に食べたオムライス…!」

六花「……ちゃんと思い出してくれたんだ…!」

イーラ「なあ……いつか俺がくだらないって言ってた『愛』って……こういう事だったのかな…」

六花「…ええ、きっとそうだと思うわ…!」

イーラ「そうかな……」

35以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 22:16:31 ID:h9AzUE9.
六花「…。」ダキッ

イーラ「…!?」

六花「折角、分かり合えたのに…やっと友達でいられると思ったのに…!」ボロボロ…

イーラ「…いいんだよ、俺はこれで十分だよ…!」

審判団A「「・・・・・・。」」

審判団B「「・・・・・・。」」

36以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 22:17:07 ID:h9AzUE9.
主審A「…。」ピピッ

イーラ「……!」

第4審判A「…。」 [0:15]

六花「待って、審判さん…まだ時間あるんだよね…?」

主審B「!!」ピピピピピピ!

六花「!?」

主審B「」イエローカードビシッ

六花「ロスタイムなんでしょ!?何で最後ぐらい自由にさせてくれないの!?」

37以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 22:17:39 ID:h9AzUE9.
主審B「……!?」

イーラ「いいんだ、キュアダイヤモンド…俺はもうこれで満足したから…」

六花「ねえ…貴方の最後、私も付き添って大丈夫かな…?」

イーラ「えっ…!?」

六花「貴方も寂しいかもしれないし…出来ることなら、1秒でも長く一緒に居たいの…」

イーラ「でもお前も時間無いし…キュアハート達のこともあるはずだろ?」

六花「うん…でも私はイーラと会う前に、ママやありす達とは目一杯話せたから…もうこれ以上やり残したことはないわ。」

六花「本当は時間止められてなかったら、マナとも一緒に居たかったけど…」

イーラ「キュアハート、時間止められてるのか…!?」

六花「うん、マナもラケルも、無事だったけど私の事故現場に居合わせちゃって…」

六花「でも、マナみたいに貴方に愛を分け与えることが、ロスタイムでやり残した、プリキュアとしての最後の使命だから…!」

イーラ「……。」

38以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 22:18:10 ID:h9AzUE9.
―――――――――
――――――
―――

実況「ロスタイムを戦い抜いたイーラ選手が、最後の時を迎えようとしています…!」


イーラ「俺が消滅した場所…ここで大丈夫だよな…?」

主審A「…。」コクッ

第4審判A「…。」 [0:01]

審判団B「「…。」」

イーラ「じゃあ…俺は先に行くから…」

六花「こんなに切ないことってあるんだね…」

39以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 22:18:47 ID:h9AzUE9.
イーラ「なあ、キュアダイヤモンド…」

六花「イーラ…?」

イーラ「他からは嫌われる存在かもしれないけど…俺はジコチューとして生まれてきた事は、結果的に良かったと思ってる…」

イーラ「そうじゃないと…プリキュアだったお前に会うことも、無かったかもしれないから…これも、一つの運命なのかな…!」

六花「…私も、あなたに会えて本当によかったわ。また生まれ変わったときは…ずっと友達でいようね…!」

イーラ「…ああ……!」

40以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 22:19:22 ID:h9AzUE9.
六花「…。」チュッ…

イーラ「……!」

六花「ありがとう、イーラ…」

………。

イーラ「ありがとな、六花……!」




主審A「…。」

[0:00]

ピッ,ピッ,ピィ--------ッ…

41以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 22:19:57 ID:h9AzUE9.
六花「うぐっ……イーラ……」ボロボロ…

審判団B「「……。」」

審判団A「「……。」」


主審B「…。」ポンポンッ

六花「……。」チラッ

第4審判B「……。」[0:12]

六花「そうね…私もそろそろ元の場所に行かないと……!」


実況「さあ菱川選手、敵同士という壁を乗り越えてパスを繋ぎ、再び走り出しました!」

解説「残り僅かな時間、とにかく前へ進んでほしいですね…!」

42以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 22:20:28 ID:h9AzUE9.
―――――――――
――――――
―――

六花「はぁ…はぁ…ようやく間に合ったわね…」

主審B「…。」ゼエゼエ

副審1B「…。」ハアハア

副審2B「…。」クタクタ

第4審判B「…。」ハアハア [0:02]


六花「一つだけ…済ませてないことがあるわ…。」

主審B「…。」

43以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 22:21:02 ID:h9AzUE9.
マナ「――――――」

六花「マナ…」

マナ「――――――」

六花「……!」ダキッ

六花(マナ…時間止められて最後に話せなかったのは残念だけど、あなたとずっと一緒に過ごした日々は、ずっと忘れないわ…!)

六花(ずっとこれからも、みんなに愛を振りまいていってね…!)

第4審判B「……。」 [0:01]

44以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 22:21:43 ID:h9AzUE9.
六花「最初に轢かれた時と、同じ大勢になればいいのね…」

主審B「…。」コクッ

六花「ねえ、審判さん…」

主審B「…?」

六花「さっきはきつい事を言ってしまったけど、私にこれだけの時間をくれて、本当にありがとう…!」

主審B「…。」イエイエ


六花(医者の夢は志半ばだったけど…私の人生、家族やマナ達と、たくさんの人に会えて、本当に幸せだった…)

六花(それに、ロスタイムで最後にイーラともようやく解り合えた…本当に悔いのない人生だった…!)

六花(―――ありがとう、さようなら…!)

45以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 22:22:22 ID:h9AzUE9.
主審B「…。」

[0:00]

ピッ,ピッ,ピィ--------ッ…

46以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 22:23:23 ID:h9AzUE9.
少々雑な部分もありましたがこれにて完結です。
それでは完結報告書きに行ってきます。

47以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 21:25:47 ID:epPr.TtM
またロスタイム書いてくれたんだありがとう!
ドラマにも二人ともロスタイムだった回があったね


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