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津田タカトシ「起きたら隣に裸の森さんが寝ていた」
1
:
◆WO7BVrJPw2
:2018/09/16(日) 21:05:38 ID:75FC/JVA
――タカトシルーム
津田 (ん、うーん……あたたかい……)
津田 「ふああ……」
もぞもぞ
津田 (朝か。昨日は疲れて早めに寝ちゃったけど)
津田 (今日はウオミー姉さんや客人もいるし、そろそろ起きるか)
ぐに
津田 (……ぐに?)
津田 (なんかベッドが温かいと思ったけど……コトミでも潜り込んできたか?)
津田 (いまでも怖い夢見て、眠れなーいって来ることあるしな)
津田 「まったく、おきろよー」ユサユサ スベスベ
津田 「あれ? パジャマ着てない?」
2
:
◆WO7BVrJPw2
:2018/09/16(日) 21:07:13 ID:75FC/JVA
生徒会役員共SSです
いつもはSS速報VIPで書いているけど落ちているのでこっちで
スズちゃんかわいいけど今回は森さんを書くよ
3
:
◆WO7BVrJPw2
:2018/09/16(日) 21:07:50 ID:75FC/JVA
津田 「っていうか……」
津田 (この髪、コトミじゃない?)
津田 (ウオミー姉さんでもないんだけど!?)
津田 「ってまさか!」
バサッ
津田 「!!!!?」
森ノゾミ「くー」
津田 (何で!? 森さんナンデ!?)
津田 (っていうか裸ナンデ!!??)
4
:
◆WO7BVrJPw2
:2018/09/16(日) 21:08:33 ID:75FC/JVA
津田 (ど、どこまで裸……? 少なくとも上は何も着てないみたいで……)
津田 (いやいやいやいや、なんでそれを確認する必要がある!)
津田 (まずは、布団掛け直して)
パサ
津田 (えーと、何でこうなってるんだ……?)
津田 (落ち着け……昨日あったことをしっかり思い出せ……)
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
――昨晩 津田宅玄関
ザーーー
津田 「急に降ってきて、すごい雨だなー」
コトミ「ひえー、こんなところまで濡れちゃったよー」
5
:
◆WO7BVrJPw2
:2018/09/16(日) 21:09:25 ID:75FC/JVA
津田 「スカートのすそ?」
コトミ「スカートの中……のパンツの中」
津田 「器用に濡らしたな」
コトミ「やだなあタカ兄、これは別の理由で濡れて……」
津田 「雨の話しかしてねえんだよ!」
ピロン
津田 「ん、メール? あ、ウオミー姉さんからだ」
コトミ「なんて?」
津田 「えーと」
ウオミ『雨が強くなってきたので、森ちんと避難させて下さいな、っていうかしに行くぜべいべー』
津田 「だって」
6
:
◆WO7BVrJPw2
:2018/09/16(日) 21:10:02 ID:75FC/JVA
コトミ「森さんってこの前のあの?」
津田 「あの」
コトミ「断る理由ないし、いいよね」
津田 「まあ。っていうか、もうこっちに向かってるだろうし」
コトミ「お風呂沸かしとこうよ」
津田 「ああそれいいな。気が利くじゃないか」
コトミ「あとタカ兄、お姉ちゃんや森さんが入っているときにお風呂に入るなら、何食わぬ顔しながらあくまでも偶然を装って……」
津田 「気が利きすぎてお前の将来心配だよ」
7
:
◆WO7BVrJPw2
:2018/09/16(日) 21:10:35 ID:75FC/JVA
ザー
津田 「まだ強くなってるなぁ」
ピンポーン
コトミ「あ、お姉ちゃん達ついたんじゃない?」
津田 「はーい」
――玄関
ガチャ
ウオミ「ひどい雨でした」
ノゾミ「傘あったのに、結構濡れちゃいましたね」
8
:
◆WO7BVrJPw2
:2018/09/16(日) 21:11:07 ID:75FC/JVA
ウオミ「おやおやのぞみん、タカくんのうちに来たからって、今からそんなに濡らさなくても」
ノゾミ「あとから濡れる予定はないんですけど」
パタン
津田 「何の話してるんですか……いらっしゃい」
ウオミ「どうにか逃げ込めたぜ」
コトミ「ここは人目につく。はやく上がんなお嬢さんたち」
津田 「なにごっこだよ」
ノゾミ「あはは……お邪魔します」
9
:
◆WO7BVrJPw2
:2018/09/16(日) 21:11:49 ID:75FC/JVA
津田 「どうぞ、遠慮なく。お風呂にお湯はってるんで、体冷えてたらどうぞ」
ウオミ「さすがタカくん。気が利くね」
津田 「いや、コトミの提案ですんで」
ウオミ「じゃあのぞみん、遠慮なく入らせてもらいましょう」
ノゾミ「そう、ですね」
ウオミ「ほらほら行きましょう」グイグイ
ノゾミ「え、あれっ、い、一緒なんですか?」
ウオミ「一人ずつだと、待ってる方が体冷えるでしょう」
10
:
◆WO7BVrJPw2
:2018/09/16(日) 21:12:22 ID:75FC/JVA
ノゾミ「それはそうかもしれませんが、でも」
ウオミ「へっへっへ、おぼこじゃあるめいし」
ノゾミ「まだ経験ありません!」
津田 「……あの……」
ノゾミ「あっ」
津田 「…………」
ノゾミ「…………」
ウオミ「のぞみんの処女宣言で赤くなる二人の顔」
津田森「「誰のせいだと思ってるんですか!」」
11
:
◆WO7BVrJPw2
:2018/09/16(日) 21:13:17 ID:75FC/JVA
――お風呂場
ウオミ「そんな過剰反応するとは思わなかったよ」スルスル パサッ
ノゾミ「まったく会長は……」プチ プチ シュルシュル
ウオミ「タカくんに処女宣言したのそんなに嫌だった?」
ノゾミ「嫌というか……いやまぁ、好ましくないとは思いますよ」
ウオミ「そっか。……でもタカくん、処女の方が好きだと思うよ?
ノゾミ『そ、そう、ですか……? それなら……』
ノゾミ『やだ私、なに意識しちゃってるんだろう』
ノゾミ『あ、だめ、なんか体の芯が熱くっ……』」
ノゾミ「先お風呂はいってますね」ガラッ
ウオミ「あんまってのぞみん〜」
バタン
12
:
◆WO7BVrJPw2
:2018/09/16(日) 21:13:50 ID:75FC/JVA
――脱衣所前
津田 「さて、それじゃぁコトミ、あとよろしく」
コトミ「何を?」
津田 「いや、ふたりの着替えとか、服乾かすとか」
コトミ「えっ、タカ兄やんないの?」
津田 「なんでオレがやるんだよ」
コトミ「ふたりの脱ぎたてなアレやコレやが嗅ぎ放題なのに?」
津田 「その返しは分かっていたけどお前、そういうとこだぞ」
13
:
◆WO7BVrJPw2
:2018/09/16(日) 21:14:30 ID:75FC/JVA
?―リビング
ノゾミ「お風呂ありがとうございました」ホカホカ
ウオミ「しっぽり温まってきたよ」ホカホカ
津田 「しっかり温まってもらえたようで何よりです」
ノゾミ「あの、着替えも用意してもらって、すみません」
津田 「ああ、全部コトミにお願いしたんで」
コトミ「シャツも制服も乾燥機入れておきましたー」
ウオミ「ありがとうね」
コトミ「ふふふ、何を隠そうこの私、柔道部マネージャーやってますんで!」
津田 「本当に隠すことでもない」
14
:
◆WO7BVrJPw2
:2018/09/16(日) 21:15:12 ID:75FC/JVA
ウオミ「それにしても」
ビュオオオオォォォォォ
コトミ「あ、また風強くなったー」
ウオミ「もうこれ、泊まっていった方がいいね」
ノゾミ「あ、えっと……泊まっていってしまって大丈夫なんでしょうか」
津田 「ええ。うちはよく人がきますし」
ウオミ「そうだね。タカくんが良く女の子連れ込んでるから」
津田 「人聞き悪いこと言うなっ」
15
:
◆WO7BVrJPw2
:2018/09/16(日) 21:15:49 ID:75FC/JVA
コトミ「でも確かに女の子ばかりだよね?」
ウオミ「ね?」
津田 「そ、れは……否定できないですが……」
ノゾミ「へぇー……津田君って、プレイボーイだったり?」
津田 「いやいやいやまさか」
ノゾミ「ふふっ、だよね」
コトミ(でもそれ)チラ
ウオミ(否定できないよね)チラ
津田 「何だよそのアイコンタクト! やましいことないよ!」
ウオミ「わかってるよ」
コトミ「やましいことはしてないよ」
ノゾミ「じゃあ、家族に泊まることになったって連絡しておきます」
ウオミ「のぞみん、口裏なら合わせておくからね?」
ノゾミ「何故やましい方向に持っていこうとするんです」
16
:
◆WO7BVrJPw2
:2018/09/16(日) 21:16:20 ID:75FC/JVA
ノゾミ「夕ご飯どうしましょう」
ウオミ「さっとうどんとか蕎麦とか、買い置きあった? あるなら作っちゃうけど」
津田 「どうだったかなぁ」ゴソゴソ
コトミ「んー。あ、カップ麺人数分あったよ」
ウオミ「できれば栄養バランスを考えたいところだけど」
津田 「今日一食くらいいいんじゃないですか。こんな日ですし」
ウオミ「姉さんは心配です」
ノゾミ「会長、本当にお姉さんしてるんですね」
津田 「ありがたいことですね」
ウオミ「カップ麺だと、ぬるくなるまで放置した後、お楽しみにしちゃいそうでシ・ン・パ・イ」
津田 「いまの感謝の言葉、キャンセルできません?」
17
:
◆WO7BVrJPw2
:2018/09/16(日) 21:16:57 ID:75FC/JVA
津田 「じゃあ夕食はカップ麺ということで」
ウオミ「仕方ないですね」
コトミ「何にしよーかな」
津田 「並べてみると」ポンポンポンポン
ウオミ「これは……」
コトミ「わぁ……」
津田 「どれも見た目から辛そうな」
ノゾミ「包装が赤いのばっかりですね」
津田 「うち、そんなに辛い物好き多かったっけ」
コトミ「あ、私がリクエストしたの」
津田 「なんでまた」
コトミ「七条先輩が激辛にハマってるって言ってたから、気になって」
ウオミ「トイレの時すごいんだって言ってましたね」
津田 「あの人か……」
18
:
◆WO7BVrJPw2
:2018/09/16(日) 21:17:31 ID:75FC/JVA
津田 「普通の辛いのが二つ、激辛って書いてるの二つか」
津田 「辛いのダメな人います?」
ウオミ「激辛まで行くとちょっと苦手かな」
コトミ「私も辛すぎると」
津田 「お前はリクエストしたんだから激辛でいけよ」
コトミ「えへへ」
津田 「はぁ、仕方ない。一個はオレが食べるよ」
ウオミ「よっ、タカくん男らしい」
津田 「大したことしてませんよ」
ウオミ「それでも一個は激辛を消費しないといけませんね」
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