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武内P「担当Pの浮気に困っている?」

1以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/05(水) 00:19:12 ID:c9468FTE
まゆ「そうなんです……どうにかなりませんか?」

武内P「……あの、佐久間さん?」

まゆ「はい?」

武内P「そもそも、貴女と彼は付き合っていません……よね?」

まゆ「はい?」

武内P「あの、佐久間さん?」

まゆ「はい?」


まゆ「はい?」


武内P「……何でもありません」

483以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/19(水) 22:08:11 ID:Ml8WrZfE
  ・  ・  ・

武内P「――と、言うわけです」

加蓮「やめて」

武内P「えっ?」

加蓮「あの人に、協力しないで」

武内P「……申し訳、ありません」


武内P「協力しなければ、社長に言いつける、と」

武内P「……そう、言われてしまいまして」


加蓮「……」

484以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/19(水) 22:11:15 ID:Ml8WrZfE
武内P「北条さんは……専務が、苦手なのですか?」

加蓮「まあ……普段は、そこまでじゃないけど」

武内P「では、どうして……?」

加蓮「……」


加蓮「距離の詰め方が……アメリカンすぎて」


武内P「……」

武内P「えっ?」

485以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/19(水) 22:14:54 ID:Ml8WrZfE
武内P「すみません……意味が、よく」

加蓮「ほら、専務って……アメリカに研修に行ってたんでしょ?」

武内P「ええ、その通りです」

加蓮「そのせいか、グイグイきすぎって言うか……」


加蓮「とにかく、ホントにアメリカンなの」


武内P「それは……どの様な、感じなのでしょうか?」

加蓮「……それは――」

ほわほわ〜ん

486以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/19(水) 22:19:04 ID:Ml8WrZfE
専務『……』


加蓮『……あっ』

加蓮(専務だ……挨拶、しなきゃだよね)

加蓮『――おはようございます』


専務『……ん』

専務『……』


専務『ハーイ、加蓮! 調子はどう?』


加蓮『!?』

487以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/19(水) 22:22:01 ID:Ml8WrZfE
武内P「――待ってください!」

武内P「あの……それは、本当ですか!?」

加蓮「この目が、嘘を言ってる目に見える?」

武内P「……いえ、見えません」

加蓮「話、続けて良い?」


加蓮「……まだまだ、これからだから」


武内P「……」

加蓮「……それから――」

488以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/19(水) 22:22:45 ID:Ml8WrZfE
>>487
一番下に

ほわほわ〜ん

追加で

489以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/19(水) 22:27:35 ID:Ml8WrZfE
加蓮『は、はい……体調は、良いです』

専務『オーケー、それを聞いて安心したわ!』

加蓮『せ、専務は……凄く、元気そうですね』

専務『ふふっ! そう見える?』

加蓮『その……はい』


専務『なら、それはキミのおかげだ』

専務『だって、具合が良い話を聞かせてくれたからね!』

専務『HAHAHAHAHA!』


加蓮『……』

加蓮『……はい』

490以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/19(水) 22:30:42 ID:Ml8WrZfE
武内P「――待ってください!」

武内P「少し下品なアメリカンジョークも言うのですか!?」

加蓮「えっ? 下品って……どこが?」

武内P「何でもありません」

加蓮「まあ……最近は、こんな感じでさ」


加蓮「強火過ぎて……ホントしんどいの」


武内P「……」

武内P「状況は……理解しました」

491以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/19(水) 22:37:04 ID:Ml8WrZfE
加蓮「最近は、メンバー全員に対してこんな感じで」

武内P「他の方にも……!?」

加蓮「むしろ、私だけの方が嫌」

武内P「しかし……何人かは、対応が出来そうな方も」

加蓮「と、思うでしょ?」


加蓮「仕事の時は、普通に真面目モードなんだよね」

加蓮「その真面目モードと、アメリカンモードの緩急が凄すぎて……」


武内P「……」

武内P「それは……困りますね」

492以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/19(水) 22:41:18 ID:Ml8WrZfE
加蓮「今でさえ、こんな感じなんだよ?」

加蓮「それなのに……ねえ?」

武内P「ええ……そうですね」

武内P「今よりも、もっとアメリカン――フランクになる可能性が」

加蓮「それだけなら良いんだけどさ」


加蓮「奈緒に……アメリカンがうつったら、って」

加蓮「そう考えると、もう、ホント無理」


武内P「アメリカンが……うつる?」

加蓮「……うん、例えば――」

ほわほわ〜ん

493以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/19(水) 22:45:41 ID:Ml8WrZfE
奈緒『ソーリー! 待たせたな!』

加蓮『う、ううん、全然』

奈緒『今日も、帰りにどこか寄って帰るだろ?』

加蓮『あっ、うん……そのつもり』


奈緒『それじゃ、ちょっと道草食ってこうぜ!』

奈緒『食べるのはミートとパティ、バーガーだけどな!』

奈緒『おっと、ポテトはベジタブルだから、草も食べるか!』

奈緒『HAHAHAHA!』


加蓮『……』

加蓮『……うん、そうだね』

494以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/19(水) 22:51:26 ID:Ml8WrZfE
加蓮「――ワオ! ケチャップもトマトだ!」

加蓮「あたしってベジタリアン? フゥー、ヘルシー!」


武内P「北条さん! 戻ってきてください、北条さん!」


加蓮「HAHAHAHA…………あっ」


武内P「正気に……あ、いえ」

武内P「……ん、んん」

武内P「お、落ち着かれましたか?」


加蓮「……うん、ごめんね」


武内P「……」

495以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/19(水) 22:59:53 ID:Ml8WrZfE
加蓮「何ていうか……考えるだけで、しんどいの」

武内P「いえ、しかし……」

武内P「神谷さんは、そこまで影響を受けるでしょうか?」

加蓮「そりゃあ、ここまで受けないかも知れないよ?」

武内P「……」


加蓮「でもさ、ある日突然……ネイティブな発音で」

加蓮「Hamburger」

加蓮「……なんて、言い出すかもしれないんだよ?」


武内P「それは……」

武内P「……確かに、しんどいですね」

496以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/19(水) 23:08:04 ID:Ml8WrZfE
加蓮「だから……ねっ、お願い!」

…ぎゅうっ!

武内P「っ!? ほ、北条さん!?」

加蓮「私を助けると思って!」

武内P「あ、あの、北条さん! 手を離し……っ!」


加蓮「約束してくれるまで、この手は離さない!」

加蓮「アメリカンだよ? 強火すぎるよ!」

加蓮「トライアドじゃなく、ペンタゴンプリムスになっちゃう!」

ぎゅうっ!


武内P「おっ、落ち着いてください! 北条さん!」

武内P「例えアメリカンになっても、人数までは増えませんから!」

497以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/19(水) 23:16:13 ID:Ml8WrZfE
武内P「とっ、とにかく! 手を離し――」

加蓮「っ……!」

ぎゅうっ!

武内P「……」


武内P「……北条さん、安心してください」

武内P「私から、専務にそれとなく伝えておきますので」


加蓮「えっ? ほっ、本当に!?」

ぎゅうっ!


武内P「はい。なので、手を離して頂けますか?」

武内P「その……手の中で、ですね……」

武内P「ナゲットが潰れているので……はい」

498以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/19(水) 23:20:36 ID:Ml8WrZfE
加蓮「……良かった」

ぎゅうっ!

武内P「あの、北条さん? 手を離し……」

加蓮「……ふふっ! 怖い人なのかな、なんて思ってたんだけど」

加蓮「結構、優しい所もあるんだね」

ぎゅうっ!

武内P「いえあの、ナゲッ……北条さん?」


加蓮「え、っと……また、何かあったら」

加蓮「話……聞いてもらっても、良い? 駄目?」

ぎゅっ!


武内P「北条さん? あの、私の話を聞いていますか!?」

499以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/19(水) 23:27:08 ID:Ml8WrZfE
加蓮「……あっ、もしかして照れてたりする?」

ぎゅっ!

武内P「いえ、あのですね!?」

加蓮「ね、どうなの? んっ? んっ?」ニコニコ!

ぎゅっ!

武内P「……良い、笑顔――」


「――ふーん」


武内P「――で……」


凛「楽しそうだね?」ニコッ!


武内P「……す」

武内P「……」


武内P「――待ってください! 誤解です!」

500以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/19(水) 23:34:28 ID:Ml8WrZfE
  ・  ・  ・

専務「――君は、北条加蓮とコミュニケーションを取っているそうだな?」

武内P「……」

武内P「もう……そういう事で、構いません……」

専務「しかし、そうか……君も考えたものだな」

武内P「専務?」


専務「神谷奈緒ではなく……まず、北条加蓮を……か」

専務「北条加蓮と君が仲良くなり、そこに、私と神谷奈緒を加える」

専務「君達をきっかけに、話が盛り上がり――」

専務「――ハッピーセット、という訳か」


武内P「……」

武内P「…………」


武内P「そうですね」

501以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/19(水) 23:46:33 ID:Ml8WrZfE
武内P「ですが、専務」

専務「何だ?」


武内P「急激な人間関係の変化は、軋轢を生みます」

武内P「そして、生まれた誤解を解く事は、とても困難です」

武内P「その……本当に……本当に、大変でした」


専務「だが、改革は必要だ」

専務「週末、庭でバーベキューをしようと思うが、どうだ?」


武内P「待ってください! それは、あまりに急すぎます!」


専務「それは理解している」

専務「だが、私は全てを乗り越えてみせよう」


専務「何事にも、障害はつきものだ」



おわり

502以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 07:54:25 ID:uyN22uX6

全然理解してないw

503以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 09:01:37 ID:9foF9R6s
及川牧場の廃牛を利用してバーベキューか

504以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 09:26:43 ID:uMOICo96
ある者は言った。雫はホルスタインで、かな子はジャージー牛であると

505以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 10:05:57 ID:tpSYEPDc
この専務仕事モードのままでも距離の詰め方アメリカンじゃねーか


506以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 11:48:59 ID:L7Wj0jj.
かな子はどちらかというとチャーミーポーク

507以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 12:36:31 ID:7OR7jSY2
田中さんの洋ドラの吹き替え声でありありと再生されるから笑う

508以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 14:04:24 ID:bMQmzfts
あれ、これアメリカンな関係に武内P巻き込まれるパティーン?

509以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 15:22:16 ID:OaXwqXKY
利根川式交流術を使おう

焼き土下座用の鉄板でバーベキューDA!

510以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 19:54:09 ID:Oj3dnHm.
なんたってアメリカンだからな
パーティーの罰ゲームもハグとかキスだったりするんだろう

511以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 20:28:40 ID:9foF9R6s
シカゴピザやカラフル(笑)なケーキもいいぞ

512以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 22:36:40 ID:ohqVcFYA
書きます


武内P「陰部を舐めさせて欲しい、ですか」

513以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 22:38:29 ID:ohqVcFYA
みく「そうにゃ! お願い、Pチャン!」

武内P「……」

みく「これは、どうしても必要なことなの!」

武内P「……前川さん」

みく「! 良いの!?」


武内P「病院に、行きましょうか」


みく「……」

みく「えっ?」

514以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 22:41:11 ID:ohqVcFYA
みく「どうして病院に行くの?」

武内P「保険証は、合宿の時のコピーがありますので」

みく「Pチャン?」

武内P「前川さん、大丈夫です」

みく「いやあの、何が?」


武内P「私は、貴女を見捨てたりはしません」


みく「……」

みく「はい?」

515以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 22:45:03 ID:ohqVcFYA
みく「えっと、陰部を舐めるのと病院に……何か関係が?」

武内P「今回の場合、密接な関係があります」

みく「う〜ん…………駄目、わかんないにゃ」

武内P「おわかりに、なりませんか?」

みく「全然」


武内P「病気かどうか、検査するためです」


みく「……」

みく「んっ?」

516以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 22:47:38 ID:ohqVcFYA
みく「……ねえ、Pチャン?」

武内P「はい、何でしょうか」

みく「Pチャンは、みくが病気か疑ってるの!?」

武内P「……そう、ですね」

みく「はあっ!?」


武内P「むしろ、病気であって欲しい、と」

武内P「……そう、思っています」


みく「んなっ!?」

みく「Pチャン! それってどういう意味!?」

517以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 22:51:57 ID:ohqVcFYA
みく「みくはアイドルだよ!? 変な病気なんて無いもん!」

武内P「ですが! そうとしか考えられません!」

みく「ふにゃあああっ!? ぴっ、ぴぴ、Pチャン!?」


武内P「私は……前川さんは、真面目な方だと!」

武内P「そう、考えていたのです! 先程までは!」

武内P「その姿も、キャラだったとしたら……!」

武内P「あまりに……あまりに、残酷すぎます!」


みく「だ〜か〜ら〜!」

みく「みくは、真面目に陰部を舐めさせてって頼んでるの!」


武内P「待ってください……!」

武内P「もう……もう、やめてください……!」

518以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 22:59:21 ID:ohqVcFYA
みく「ねえ、Pチャン! みくがこんなに頼んでるんだよ!?」

みく「プロデューサーなら、応えるべきでしょー!?」

武内P「無理です! 無理です、前川さん!」

みく「むうう〜っ!」プクー!


みく「じゃあ、ペロッってするだけなら!?」

みく「それ位なら、協力してくれるよね!?」


武内P「前川さん!?」

武内P「何故、それなら協力すると思ったのですか!?」

519以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 23:03:22 ID:ohqVcFYA
みく「一人じゃ無理だから頼んでるにゃ!」

武内P「それは……それは、その通りですよね!?」

みく「あともうちょっとの所で、舌が届かないの!」

武内P「えっ!?……えっ!?」

みく「お願いPチャン、協力して!」


みく「発情期の、ネコチャンになりきるために!」


武内P「……」

武内P「えっ?」

520以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 23:09:02 ID:ohqVcFYA
  ・  ・  ・

武内P「……成る程、そういう事でしたか」

みく「どう!? 協力する気になった!?」

みく「んぎぎぎ……! 思い出すだけで、ムカムカするにゃ!」


みく「みくちゃんは、発情期の猫のマネとかは無理だよね」

みく「――とか!」

みく「志希チャンの方が、フツーに猫っぽい」

みく「――とか!」

みく「本気の猫とフェイクの猫って発言は、滅茶苦茶気を遣われてる」

みく「――とか!」


武内P「前川さん、待ってください!」

武内P「後半の発言は、あまりに危険すぎます!」

521以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 23:14:12 ID:ohqVcFYA
みく「ここまで言われちゃ、女が……ネコチャンがすたるにゃ!」

武内P「は……はあ」

みく「そこで、みくは考えたの!」


みく「発情期のネコチャンさえ出来るようになれば――」


みく「みくは、ネコキャラとして一つ上のステージに行ける!」


みく「……って!」

みく「にゅっふふふ! どうにゃPチャン!」

みく「みくの考えは、どこか間違ってる!?」


武内P「いえ、あn」


みく「ストップ! 言わなくても、答えはわかってるにゃ!」


武内P「……は、はあ」

522以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 23:18:45 ID:6aGTCNGs
スタート地点からゴール地点まで間違えている

523以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 23:19:33 ID:ohqVcFYA
みく「それでね、色々調べたんだけど……あっ、ちょっと待ってね」

武内P「は……はい」

みく「……」

ゴソゴソ…スチャッ!


前川「発情期のメス猫は、普段とは違う行動を取るの」

前川「大きな声を出したり、活発になったり……まあ、色々と」

前川「それで、自分一人でも出来るのは実行してみたんだよね」


武内P「あ……あの、前川さん?」


前川「何?」


武内P「……」

武内P「本当に……真面目な話、なのですね……」

524以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 23:24:41 ID:ohqVcFYA
前川「口で説明するのも大変だから、このページを見て」

武内P「……わ、わかりました」

前川「この中でも、陰部を頻繁に舐める、っていうのが出来なくて」

武内P「……前川さん……あの」

前川「ん? どうしたの?」


武内P「トイレ以外の場所で粗相をする、と」

武内P「……そう、あるのですが……!?」


前川「楽勝でクリアしたよ」


武内P「楽勝で!?」

武内P「待ってください! せめて苦戦……苦心してください!」

525以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 23:31:40 ID:ohqVcFYA
前川「……」

…スッ

みく「――Pチャン、みくは本気にゃ」

みく「ここで投げ出したら、全てが水の泡になるにゃ!」


武内P「いえ、ですが!」

武内P「スタート地点から、ゴール地点までを間違えています!」


みく「もう、みくは走り出してるにゃ!」

みく「ここで止まったら……止まっちゃったら!」

みく「李衣菜ちゃんのロッカーをビッシャビシャにしたのが無駄になるにゃ!!」


武内P「っ……!?」

526以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 23:40:55 ID:ohqVcFYA
みく「だから――お願い、Pチャン!」

武内P「待ってください! 掃除は……掃除は、したのですか!?」

みく「してたら、協力してくれる!?」

武内P「えっ!?」


武内P「そ、それは……当たり前だと思うのですが!?」


みく「っ! わかったにゃ!」

みく「急いで掃除してくるから、此処で待ってて!」

ダダダダッ!


武内P「えっ!?」

武内P「あの、前川さん!? いつ、ビシャビシャに――」


ガチャッ! バタンッ!


武内P「……」

527以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 23:46:45 ID:ohqVcFYA
  ・  ・  ・

みく「さ〜って! 早速、始めるにゃ!」

武内P「……はい」

みく「服装も、ダンスレッスンの時のやつにしたし!」

みく「下は、スパッツだから……パンツも見えないにゃ!」

武内P「……そう、ですね」


みく「あっ、もしかしてPチャン……にゅふふ!」

みく「みくのパンツが見えないって、ガッカリしてるでしょー?」ニマニマ!


武内P「……」

武内P「いえ、断じて……断じて、その様な些細な事は気にしていません」

528以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 23:53:43 ID:ohqVcFYA
みく「頻繁に、ってあるからね!」

みく「コツを掴んで、一人でも出来るようになる必要があるにゃ!」

武内P「あの……協力とは、何をすれば良いのでしょうか?」


みく「簡単だよ、Pチャン」

…コロンッ

みく「この、地面に背をつけて、寝転がった状態から」

…グイッ

みく「こう……足を持ち上げっ、て!」

みく「体を曲げていっ、て……! 顔と、陰部をっ……!」

…パタンっ!

みく「……ふぅ……くっつけるよう、押して欲しいにゃ!」


武内P「……!?」

529以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 23:53:48 ID:HrbHSawg
>>522が採用されててワロタ

530以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/20(木) 23:56:43 ID:6aGTCNGs
ちょっとうれしい

531以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 00:01:29 ID:qoRJTt5w
武内P「ま、前川さん!? あっ、あの!」

みく「? どうしたの、Pチャン?」

武内P「その体勢は……前川さん! 前川さん!?」

みく「……うん、危ないことはわかってるにゃ」

武内P「でしたら!」


みく「だけど! みくは、自分を曲げないよ!」


武内P「っ!?」


みく「思いっきり……全力でやって!」


武内P「……前川さん」

武内P「……」


武内P「わかりました。それが……貴女の、笑顔のためでしたら」

532以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 00:09:59 ID:qoRJTt5w
みく「……行くにゃ!」

…グイッ!

武内P「――はい」

ガシッ!

みく「そう……そのまま、ゆっくり……!」

武内P「わかりました……」

ググググッ…!

みく「ぅっ……ふぅぅっ……!」

武内P「! 凄い……前川さんは、体がとても柔らかいですね……!」

ググググッ…!

みく「ふぅ……うぅ……くふぅぅ……!」

533以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 00:18:55 ID:JX4rLzWM
体柔らかいなら普通に行けるような……
胸が邪魔なのかな

534以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 00:19:32 ID:qoRJTt5w
みく「……ぇっ……ぇぁっ……!」

武内P「前川さん、頑張ってください!」

ググッ…!

みく「……ぇ〜っ……ぅぇ〜っ……!」

武内P「後少し……! もう少しで……!」


みく「……んっ!」

つんっ

みく「にっ♡」ビクンッ!


武内P「! おめでとうございます、前川さん!」


みく「……ふぎっいいいいっ!?」ジタバタ!

武内P「前川さん!? どうされたのですか!?」

ガァキィッ!

みく「……つぅっ、つった! つったにゃ! 全身つったにゃ――っ!」

535以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 00:27:48 ID:qoRJTt5w
みく「ふぎゃああああっ!?」ジタバタ!

ガシッ!

武内P「まっ、前川さん!? 手を離してください!」

みく「はんぎいいいっ!?」ジタバタ!

武内P「あっ、暴れられると……前川さん!」


https://i.imgur.com/Yqr8elr.jpg


武内P「落ち着いてください、前川さ――んっ!」


みく「んに゙ゃああああっ!?」ジタバタ!

536以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 00:36:11 ID:2UtnKvvU
ここでその画像は卑怯wwww

537以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 00:40:23 ID:qoRJTt5w
  ・  ・  ・

みく「……しっ、死ぬかと思ったにゃ……!」

武内P「……本当に、申し訳ありません」

みく「全然立ち上がれないけど……でもっ!」


みく「これで、発情期のネコチャンも完璧にゃ!」


武内P「……ええ、そうですね」

武内P「……発情期の猫の対処法も、現状の解決策も」


武内P「やはり、一番確実なのは――」


武内P「病院に、行く事ですね」



おわり

538以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 14:42:36 ID:Q15p8sEY
贔屓球団の異なるアイドルにはさまれて困惑するPがみたい

539以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 15:28:33 ID:1dMmYPNU
仕事に疲れてるPを甘やかしたい、みりあちゃんをください!

540以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 18:00:17 ID:vaFWAxhA
電車でありすに痴漢ごっこしたい

541以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 18:10:27 ID:1Vgv/JGw
>>540
どう見ても逮捕案件ですね

542以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 18:35:11 ID:9NgzERJA
喧嘩に巻き込まれてさらに顔が怖くなった武内P見たい

543以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 19:58:59 ID:iW3hl/UE
知人が飼ってる猫に引っ掻かれて顔に切り傷が付いた所為で
どう見ても前科ありのヒットマンにしか見えない武内Pか

544以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 20:31:52 ID:ZmYU2cYE
我慢出来ないので書きます


市原仁奈「動物パワーでごぜーます!」

545以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 20:36:23 ID:ZmYU2cYE
ちひろ「えっ?」

仁奈「ムササビの気持ちになるですよ!」

バッサバッサ!

ちひろ「ちょっ、ちょっと仁奈ちゃん!?」

仁奈「? どうしたでごぜーますか?」


ちひろ「スカートめくっちゃ駄目!」


仁奈「でも、キグルミが無い時はこうするのが一番でごぜーますよ!」

仁奈「この間、こうやってお空を飛んでる人がテレビに出てやがりました!」


ちひろ「……ねえ、それって……まさか……」

仁奈「はい♪」


仁奈「その人の名前は――」


https://www.youtube.com/watch?v=ZJf1mq9U6PQ

546以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 20:40:55 ID:ZmYU2cYE
  ・  ・  ・

ターちゃん「すやすや〜……すやすや〜……」

プクゥ〜ッ、ヒュルルルッ、プクゥ〜ッ、ヒュルルルッ…


ヂェーン「そろそろ起きなさい、ターちゃん」

つんっ!


パチィンッ!

ターちゃん「わああっ!?」

ターちゃん「なっ、何だ!? ハンター達の襲撃か!?」


ヂェーン「何寝ぼけてんのよ」

ターちゃん「……ヂェーン?」

ターちゃん「もうちょっと優しく起こしてくれても良いのに」ボソボソ


ヂェーン「何か言った?」ギロッ


ターちゃん「何でもありません」

547以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 20:47:08 ID:O3s3UeCU
懐かしすぎる……

548以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 20:47:36 ID:ZmYU2cYE
ペドロ「ですが先生、もうすぐ飛行機が着陸しますよ」

アナベベ「そうだぜ、ターちゃん」

アナベベ「いくら俺の自家用ジェットの寝心地が良いからったってな」

アナベベ「ず〜っと寝てっと、そのまんま置いてっちまうぞ! ハハハ!」


ターちゃん「そっ、そんなぁ〜!」


梁師範「おいおい、そのへんにしといてやんな」

梁師範「空の旅が終わったら、その後は一週間の船旅なんだ」

梁師範「今からそんな調子じゃ先が思いやられるぜ」


ヂェーン「だからこそよ!」

ヂェーン「超豪華客船で、一週間の海の旅!」

ヂェーン「各界の著名人も多く来るんだから、シャキッとして貰わないと!」


ターちゃん「本音は?」


ヂェーン「もち、船内のカジノでガッポリ稼ぐのが目的よ!」

549以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 20:57:33 ID:ZmYU2cYE
ヂェーン「良い、ターちゃん!」

ヂェーン「船内のカジノで稼いで、ハンター対策の資金に回すの!」

ヂェーン「それが出来なきゃ、どうなるかわかってんでしょうね?」

ターちゃん「ど、どうなるの……?」

ヂェーン「今の三倍働いて貰うことになるわよ!」

ターちゃん「え〜っ!?」


梁師範「おいおい、どれだけ稼ぐつもりなんだよ」

ペドロ「ハハハハッ! ヂェーンさんらしいや!」

アナベベ「今の三倍ったら、地獄の重労働だぞ。こりゃ死ぬな」

梁師範・ペドロ・アナベベ「ハハハハッ!」


ヂェーン「全く……あっ、この商品なんか良さそうね♪」

『超強力クーラー』


ターちゃん「ホントにハンター対策の資金なの!?」

梁師範・ペドロ・アナベベ「……!」だああーっ!

550以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 21:09:23 ID:ZmYU2cYE
アナベベ「だが、各界の著名人が来るってのは本当だぜ」


アナベベ「まっ、俺もその内の一人だがよ! ダッハッハ!」

ペドロ「確かに、アナベベさんの事業は相当上手くいってるみたいですもんね!」

アナベベ「よせやい、照れるじゃねえか! もっと言って///」

ヂェーン「そう言うペドロちゃんだって、色んな格闘大会で優勝してるじゃない」

ヂェーン「格闘技界では、結構有名だって聞いてるわよ!」

ペドロ「いえ、自分はまだまだ未熟ですから! もっと言ってください///」


ターちゃん「梁師範も、西派白華拳の最高師範だもんね!」

梁師範「それを言うなら、ターちゃんは俺の知る限り最高の格闘家だぞ!」


ヂェーン「でもま、二人共そこまで有名じゃないのよね」

ヂェーン「片や、大会じゃそこまでいい成績を残してない」

ヂェーン「片や、チンチンとタマタマを出して大体テレビ放送されないんだもの」


ターちゃん・梁師範「……」

551以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 21:18:36 ID:ZmYU2cYE
ターちゃん「でっ、でも! 私はこの間テレビに出たのだ!」

ヂェーン「ビックリ人間としてでしょ」

梁師範「そう言うヂェーンさんはどうなんだよ!」


ヂェーン「あたしは、ニューヨークの元トップモデルよ?」

ヂェーン「そ〜んじょそこらのバカとヒゲとは違うんだから!」ウッフン!

どたぷ〜んっ!


ターちゃん・梁師範「悔しいが、何も言い返せない……!」

エテ吉「キー、キキッ!」

ターちゃん「エテ吉……私達を慰めてくれるのか?」

エテ吉「キキッ!」コレミテコレミテ!

梁師範「ん? なんだよ、そのページにエッチな写真でも載ってるのか?」


『サルでもわかる英会話 撮影モデル:エテ吉くん』


ターちゃん・梁師範「ただの自慢かい!!」

552以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 21:25:37 ID:ZmYU2cYE
アナベベ「――ほら、バカやってねえで窓の外を見てみろ!」

アナベベ「日本が見えてきたぜ!」


ターちゃん・ヂェーン・ペドロ・エテ吉「お〜っ!」

梁師範「俺は元々中国に居たから、そこまでの感動はないな」

梁師範「……まあ、アフリカからだから物凄い遠い道のりだったが」


ヂェーン「良い、ターちゃん! さっきも言ったけど!」

ヂェーン「あんまりお下品なことしたら、駄目だからね!」


ターちゃん「えっ? 何?」

バッサバッサ!

ぱお〜ん!


ヂェーン「そう言うのをやめろ言うとんのじゃい!!」


ターちゃん「す、座りっぱなしだから蒸れちゃって」

ターちゃん(……はぁ……窮屈な船旅になりそうなのだ)

553以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 21:37:33 ID:ZmYU2cYE
  ・  ・  ・



ペドロ「うわ〜っ! 物凄く大きい船ですね!」

アナベベ「よせよペドロ。お上りさん丸出しじゃ――」


早苗「仕事とは言え、一週間の船旅なんてついてるわね!」

瑞樹「本当よね。船内には、最高級のエステもあるみたいよ」

楓「クルージングで、クレンジング……うふふっ!」


アナベベ「うっひょ〜〜っ!! こいつはたまりませんな〜〜っ!!」

ペドロ「アナベベさん、声が大きいですよ!」

アナベベ「日本のアイドルも来るって聞いて、参加した甲斐があったぜ〜っ!!」

アナベベ「お近づきになるチャンスは、いくらでも……ぐふふふふっ!!」


楓「――あの……」


アナベベ・ペドロ「え〜っ!? 向こうから近づいてきた!?」

554以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 21:53:11 ID:ZmYU2cYE
ヂェーン「良い? わかってるわね?」

ターちゃん「はい! チンチンもタマタマも出しません!」

ヂェーン「大声で言っちゃ意味ないでしょーが!」


楓「もしかして、ヂェーンさん……ですか?」


ヂェーン「何か御用? って言うか、どうしてあたしの名前を?」


楓「やっぱり!」

楓「ニューヨークでモデルをしてた、ヂェーンさんですよね」


ターちゃん・ヂェーン「えっ!?」

ターちゃん「ヂェーン、アメリカ産の豚肉のモデルもやってたの!?」

ヂェーン「――ふんっ!!」

バチーン!

ヂェーン「そうよ! よくわかったじゃな〜い!」

ターちゃん「うんうん! 凄いのだー!」ボロッ…

555以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 22:01:45 ID:ZmYU2cYE
  ・  ・  ・

ヂェーン・楓・早苗・瑞樹「――!」キャッキャッ!


アナベベ「くっそ〜っ! アイドルとお近づきになるチャンスだと思ったのによ〜!」

ペドロ「あはは……それにしても、盛り上がってますねぇ」

ターちゃん「うん。ヂェーンも昔の話が出来て楽しそうなのだ」


「ふおおーっ! 本物のおサルさんでごぜーます!」

「キー、キキッ!」


ターちゃん・ペドロ・アナベベ「ん?」


仁奈「すっげー! おサルさんも、ちょめーじんでやがりますか!?」

エテ吉「キー! ウキキキッ!」ソウダヨ!


アナベベ「……おいおい、俺たちだけ女っ気無しか?」

ペドロ「女っ気って……あの子はまだ子供じゃないですか……」

556以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 22:11:45 ID:ZmYU2cYE
仁奈「仁奈は、市原仁奈でごぜーます!」

エテ吉「キーッ!」イイナマエダネ!

仁奈「おサルさんの名前は、なんでやがりますか?」


ターちゃん「――ソイツの名前は、エテ吉って言うんだ」ニコッ!


仁奈「えっ?」


ターちゃん「ほら、エテ吉。ちゃんと挨拶しないと駄目じゃないか」

エテ吉「キキッ!」


エテ吉『――はじめまして、可愛らしい人間のお嬢さん』

エテ吉『オイラの名前は、エテ吉……ただの、流れのエテ公さ』


エテ吉「――キーキキッ、キッウキキッキッキャキッ」

エテ吉「ウキキーキャッキャキッ、キキーッキ……キキッ、ウキキキッ」


ターちゃん「お辞儀とかで良いんだってば!」

557以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 22:22:49 ID:ZmYU2cYE
仁奈「……たっ……たっ……!」


ターちゃん「ほら、エテ吉! 戸惑っちゃったじゃないか!」

エテ吉「キキー……」ハンセイ


仁奈「ターちゃん!!」


ターちゃん「えっ!?」

ターちゃん「君は、私のことを知ってるのかい?」

仁奈「はい! すっげー、動物の人でやがります!」ニコニコ!

ターちゃん「……///」

仁奈「お願いです! 動物パワー、見せてくだせー!」ニコニコ!

ターちゃん「そ、それじゃあ……わかりやすくゾウさ――」


ヂェーン「小さい子供に何見せる気じゃい!」

ガンッ!


ターちゃん「……と、ゾウさんの鼻は物を投げる力も凄いのだ〜」ボロッ…

558以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 22:30:36 ID:ZmYU2cYE
仁奈「……あっ、忘れてました!」

仁奈「はじめまして! 市原仁奈でごぜーます!」ペコリ!


ターちゃん「はじめまして! 私は――」ニコッ!

ターちゃん「ジャングルの王者、ターちゃん♡」

ターちゃん「……なのだ〜!」


仁奈「もしかして、ターちゃんもお船でりょこーするでごぜーますか!?」


ターちゃん「うん、そうだよ」

ターちゃん「ターちゃんも、っていう事は、仁奈ちゃんもなのかい?」


仁奈「はい! 仁奈は、お仕事でごぜーます!――アイドルの!」


ターちゃん・エテ吉「え〜っ!?」

ターちゃん「仁奈ちゃん、アイドルだったの〜っ!?」


仁奈「はいっ♪」ニコッ!

559以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 22:41:49 ID:ZmYU2cYE
仁奈「動物のキグルミを着て、い〜っぱいLIVEするです♪」

ターちゃん「へええ! そいつは楽しみだ!」

仁奈「……えへへ! 楽しみにしててくだせー!」ニコッ!

ターちゃん「もちろん!」ニコッ!

エテ吉「ウキーッ! キキッ、ウキキキッ!」オイラモ、タノシミ! 


アナベベ「――おい、ペドロ!!」

ペドロ「おっ、押忍! な、何ですか?」

アナベベ「別に、うらやましくなんかないんだかんね!?」

ペドロ「あの、自分は何も言って――」


有香「あ、あのっ! ペドロ・カズマイヤーさんですよね!?」

有香「フランス出身の、空手チャンピオンの!」


ペドロ「えっ!?」


アナベベ「……チクショ〜〜〜ッ!! なんで俺だけ!!」

560以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 22:51:41 ID:ZmYU2cYE
アナベベ「梁師範! 俺の気持ちがわかるだろう!?」

梁師範「……おい、アナベベ」

アナベベ「まさか――」

アナベベ「俺には蓮苞ちゃんが居るもんね〜!」

アナベベ「――なんて抜かすんじゃねえだろうな!?」

梁師範「そうじゃねえ」


梁師範「――この船旅ってのは、本当に安全なんだろうな」


アナベベ「あん? どうしたんだよ、急に真面目な顔して」

梁師範「どうにも、妙な気配を感じやがる」

アナベベ「妙な気配ってのは――」


小梅「う、うん……船の、旅楽しみ……だね」


アナベベ「……あの子が話しかけてる、何もない場所からか?」

梁師範「うん、そうだけど、そうじゃないかな」

561以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 23:05:46 ID:ZmYU2cYE
アナベベ「心配すんなって! 船内の警備は万全って聞いてるぜ!」

梁師範「……だと、良いんだがな」

アナベベ「警備には、腕利きを選りすぐってるらしい」

アナベベ「――おっ、アイツなんかそうじゃないか?」


武内P「……」


梁師範「……まあまあ、って所だな」

梁師範「鍛え方は足りないが、自然体を装うのが上手い」


みく「――Pチャン!」


アナベベ「はっは! SPが、護衛対象にPちゃ〜んなんて呼ばれてるのか!」

梁師範「……あれじゃ、自然体も何もあったもんじゃないな」


卯月「プロデューサーさん!」


梁師範・アナベベ「紛らわしい顔してないでよね!!」

562以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 23:19:34 ID:ZmYU2cYE
武内P「前川さん、島村さん?」

みく「ちょっと来て!」

卯月「莉嘉ちゃんが、足を怪我しちゃったんです!」

武内P「えっ!?」

みく「LIVEの振り付け確認ー、って……」

卯月「止めたんですけど、それで転んじゃって……」


梁師範「――怪我人だったら、俺に見せてみな」

アナベベ「――失礼な事を言っちまった詫びさ、気にするこたぁないぜ」


武内P「貴方達は……?」


梁師範「西派白華拳、最高師範――梁。大した怪我じゃなけりゃ、すぐ治してやるさ」

アナベベ「俺の名は、アナベベ。この船の、招待客さ」


武内P「失礼な事……?」


梁師範・アナベベ「あれー!? そんな事言ったっけかなー!?」アセアセ!

563以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 23:27:49 ID:ZmYU2cYE
  ・  ・  ・

梁師範「――通明賢気、骨禎拘根、黄考建中……!」

ボォォォ…

莉嘉「っつっ……あれ……痛みが、ひいてく……」

梁師範「通明賢気、骨禎拘根、黄考建中……!」

ボォォォ…

莉嘉「……痛くない……凄い! 治った!」パアッ!


梁師範「……さて……それじゃあ次だ」

梁師範「通明賢気、骨禎拘根、黄考建中……!」

ボォォォ…


アナベベ「梁ちゃん、ほっぺの痛いの取れたら、こっちもお願い」ボロッ…

梁師範「待って、おもいっきりビンタされたから時間かかるかも」ボロッ…


武内P「すみません! すみません!」

564以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 23:37:01 ID:ZmYU2cYE
美嘉「ごっ、ゴメンなさい! 急に足を見せろっていうから……」

きらり「エッチな人だと思っちゃったにぃ……」


アナベベ「まあ、間違っちゃいないんだけどな!」

アナベベ「なっ、梁師範!」

梁師範「バッカ野郎! お前と一緒にすんじゃねえ!」

梁師範「この目を見てみろ! 邪念の欠片もありゃしねえだろうが!」

ビシッ!


美嘉「……ふ〜ん?」

チラッ


梁師範「あっ、今日は暑いよねぇ〜!」デレデレ!

梁師範「おじさん、邪念が無いからもっと薄着になっても良いよ〜!」デレデレ!


CPアイドル達「邪念だらけやないかい!!」

565以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/21(金) 23:49:39 ID:ZmYU2cYE
武内P「申し訳ありません、大変失礼を……!」


梁師範「良いってことよ。困った時はお互い様さ」

アナベベ「それにこの子ら、船上LIVEをするアイドルなんだろう?」

アナベベ「だったら、怪我なんかしてる暇なんてないしな!」

梁師範「あのー……治したの、俺なんだけど」

アナベベ「また何かあったらいつでも言ってくれ! すぐ飛んでくから!」

梁師範「ねえ、聞いてる!?」


CPアイドル達「……ふふふっ!」

CPアイドル達「――はいっ!」ニコッ!


梁師範「……チッ、良い笑顔じゃねえか」

梁師範「まっ、俺も船上LIVEを楽しみにさせて貰うとするか」


アナベベ「それじゃあ、お礼にセクシーなお姉さんアイドルを紹介して貰おうか」


梁師範「良い感じで終わらさせてよね!!」

566以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/22(土) 00:14:17 ID:WGTAIlMk
  ・  ・  ・


ガリ眼鏡「……どいつもこいつも、浮かれて間抜け面をしてやがる」


ガリ眼鏡(世界中の著名人が集まる、この船旅)

ガリ眼鏡(これは……またとないチャンスだ!)


ガリ眼鏡「くっくっくっく……!」


ガリ眼鏡(MAXもケルベロスも壊滅し、研究員はほとんど捕まった)

ガリ眼鏡(――だが! 私は逃げ延び、ここに立っている!)


ガリ眼鏡「ふっふっふっふ……!」


ガリ眼鏡(改造人間手術を施した、最強の拳士達を連れてなぁ!)


ガリ眼鏡「はっはっはっは! はーっはっはっは!」


招待客「あの人、よっぽどこの船旅が楽しみなんだなぁ」

567以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/22(土) 00:20:38 ID:WGTAIlMk
(ターちゃんアイキャッチ)


CMタイミングなので寝ます
おやすみなさい

568以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/22(土) 01:14:54 ID:nNTATMIo
わかるわー我慢できなくてターちゃんSS書きたくなる気持ち……ってわかるわけないわ!

569以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/22(土) 01:25:18 ID:EcNG.ROw
普通にスレ立てたほうが知ってる人いると思う

570以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/22(土) 07:12:10 ID:rX3BrAZ.
右手の人差し指を突き上げながらの「気を付け」の姿勢でツッコミ入れるの懐かしいですな

571以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/22(土) 11:41:52 ID:gCGhEGls
ターちゃん読んだことある人ってもう40超えてるよな…

572以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/22(土) 12:07:43 ID:WGTAIlMk
  ・  ・  ・
船室

ターちゃん「ふんふ〜ん♪」

ゴシゴシ!


ヂェーン「何よターちゃん、ご機嫌じゃないの〜!」

ペドロ「そうですね、ヂェーンさんのパンツを洗ってるっていうのに」


ターちゃん「いやー、今日も仁奈ちゃんと遊ぶ約束をしててさ!」

ターちゃん「船旅はそんなに楽しみじゃなかったんだけど……」

ターちゃん「あの子と遊んでるから、ち〜っとも退屈しなくて済むんだ!」


梁師範「確かに、ターちゃんの動物パワーをあそこまで喜ぶ子は初めてだな」


ターちゃん「うん! だから、ヂェーンのパンツも楽しく洗えるのだ〜♪」


ヂェーン「ターちゃん?」


ターちゃん「……なんでもありません」

573以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/22(土) 12:15:07 ID:WGTAIlMk
ペドロ「でも、先生は本当に子供に好かれますよね」

ヂェーン「ターちゃんは、図体のでかい子供みたいなものだもの」

ヂェーン「子供同士だから、仲良くなりやすいのよ」

ペドロ「はー、なるほど! そういう事だったんですね!」


ターちゃん「むっ、何を言ってるんだ!」

ターちゃん「私だって、立派に大人として接してるさ!」


梁師範「ほー、例えば?」


ターちゃん「昨日はお馬さんごっこで、背中に乗せてあげただろー」


ヂェーン・梁師範「うんうん」ニコニコ!


ターちゃん「今日は、カンガルーごっこをして遊ぶつもりさ」

ターちゃん「こう、タマタマの皮を伸ばして袋にして……」びろ〜んっ!


ヂェーン・梁師範「やめんかい!!」

574以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/22(土) 12:25:01 ID:WGTAIlMk
ターちゃん「むう……じゃあ、違う動物かー」

ターちゃん「仁奈ちゃんは、どんな動物が好きなのかなー」

ペドロ「アハハッ! きっと、どんな動物でも喜んでくれますよ!」

ターちゃん「……うん、そうだな! ペドロの言う通りだ!」ニコッ!


ヂェーン「……やれやれ、一時はどうなる事かと思ったけど」

ヂェーン「仁奈ちゃんって子が居て、ターちゃんも楽しそうで良かったわ」

梁師範「なんだ、ヂェーンさん」

梁師範「ターちゃんの様子がおかしいのに気付いてたのか」

ヂェーン「当たり前じゃないの」

ヂェーン「でも、これでリフレッシュが出来そうで安心したわ」

ヂェーン「最近戦ってばっかりだったから、こういう時も必要よ」

梁師範「ヂェーンさん……」ジーン!


ヂェーン「ターちゃん、パンツ洗う手が止まってるわよ」


梁師範「そこはちょっと位許したげてよね!!」

575以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/22(土) 12:37:03 ID:WGTAIlMk
  ・  ・  ・
エステルーム

ヂェーン「――そんな訳で、毎日大変なのよ〜」

ヂェーン「だから、こうやってエステして……あー、生き返る」


楓「ふふっ! ヂェーンさんったら!」

楓「ターちゃんの事、とっても大切に思ってるんですね♪」


ヂェーン「や〜っだもう、そんなんじゃないってば!」

ヂェーン「そんな事より、三人は誰か良い相手とかいないわけ?」


早苗「居たら良いんだけどねぇ。でもほら、あたし達アイドルだし」

瑞樹「お仕事優先だわ。でも、今はエステで生き返るのに夢中」

楓「……ふふっ! LIVEも控えてますし――」


楓「エステで、ええステップに備えないとね♪……うふふっ!」


ヂェーン・早苗・瑞樹「あ……あはははは」

576以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/22(土) 12:50:25 ID:WGTAIlMk
ヂェーン「それにしても、この船結構な数のアイドルが乗ってるのね〜」

ヂェーン「カジノの、ディーラーのあの子もそうなんでしょ?」


楓「カジノの……ああ、レナさんですね」

瑞樹「彼女、ラスベガスで腕を磨いてたのよ?」


ヂェーン「なるほど! ど〜っかで見たことある顔だと思ったのよ!」

ヂェーン「今の話を聞いて、ようやく思い出したわ!」


早苗「えっ!? ヂェーンさん、レナちゃんと顔見知りだったの!?」


ヂェーン「ええ、昔ベガスでちょっとね」


楓・瑞樹・早苗「へええ!」


ヂェーン「ボッコボコのボロ勝ちで儲けさせて貰ったのよー」

ヂェーン「あの時は半ベソかいてたから、思い出せなかったわー!」


楓・瑞樹・早苗「……!」だああーっ!

577以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/22(土) 12:57:29 ID:WGTAIlMk
ヂェーン「だけど、アイドルになって度胸もついたみたいだし」

ヂェーン「おかげで予定よりも稼ぎが少なくて困るわ〜」


早苗「あはは、それでも稼いでるのね……」

瑞樹「それじゃあ、今晩もカジノに行く予定なの?」


ヂェーン「行かないわよ」

ヂェーン「だって、今晩はアンタ達がLIVEすんでしょ?」

ヂェーン「カジノに行ってたら、見られないじゃないの」


楓「まあ! ヂェーンさん、見に来てくれるんですか?」


ヂェーン「あったりまえでしょ! 何言ってんのよ!」

ヂェーン「友達の晴れ舞台、見に行かなくてどうすんの」


楓・瑞樹・早苗「……」


ヂェーン「な、何よ? 何か文句あんの!?///」

578以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/22(土) 13:03:50 ID:WGTAIlMk
早苗「……そんな事言われちゃ、気合入っちゃうわよねー」

瑞樹「わかるわ。今日は、最高のステージにしましょうね」

楓「はい。だって……ふふっ、お友達が見に来るんですもの♪」


ヂェーン「……ふふっ!」

ヂェーン「良い? あたしが、カジノに行くのを一日休むのよ」

ヂェーン「目一杯楽しませて貰わなきゃ、割に合わなくなっちゃう!」

ヂェーン「だから、今日は頑張んなさいよ!」


楓・瑞樹・早苗「はーい♪」


早苗「だ、か、ら〜……今は、夜に備えて……」

瑞樹「ええ、ちゃんとメリハリをつけないと、ね」

ヂェーン「そうそう、リラックスリラックス……って」


楓「……すぅ……すぅ……」


ヂェーン・瑞樹・早苗「……もう寝てる」

579以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/22(土) 13:12:07 ID:WGTAIlMk
  ・  ・  ・
船室、前

…コンコンッ

凛「プロデューサー」

…コンコンッ

凛「今晩のLIVEの事で、確認したい事があるんだけど」


『爆!!』

『うわああっ!?』


凛「っ!?」

凛「今の声、プロデューサー!?」

凛「それに、その前の声は……梁師範って言う人の声だった!」


凛「中で……何が起こってるの……!?」

580以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/22(土) 13:23:51 ID:WGTAIlMk
凛「っ……!」

ガチャッ

凛「! 鍵が開いてる……プロデューサー!」


梁師範「ツモ! 大三元、四暗刻のダブル役満だぜ!」

梁師範「いやー、運が爆発しちゃってるなー! っははは!」

武内P・まゆP・今西部長「参りました!」


凛「遊んでないでよね!!」


武内P「っ!? 渋谷さん!?」

梁師範「お嬢ちゃん、こいつは遊びなんかじゃねえぜ」


凛「えっ?」


梁師範「高レートだかんね! さっ、もう半荘いこー!」


凛「賭け金の問題じゃないから!!」

581以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/22(土) 13:29:10 ID:WGTAIlMk
凛「呆れた……皆で麻雀してるなんて」


まゆP・今西部長「しっ、失礼しましたー……」コソコソッ!

ガチャッ、バタンッ!


凛「……」ギロッ!


武内P「っ……!?」

梁師範「おい、ピーちゃんよ……」ボソボソ

武内P「な、何でしょうか?」ボソボソ

梁師範「この子、怒った顔めっちゃ怖くなーい!?」ボソボソ


凛「聞こえてるんだけど」


梁師範「駄目じゃないか、ピーちゃん」

梁師範「女の子に向かって、怖いなんて言っちゃ」

武内P「!? 待ってください! 私は、そのような事は一言も!」

582以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/22(土) 13:31:13 ID:DAbAZlgc
しぶりんのツッコミがターちゃん式で脳内再生されたよ…。




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