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武内P「担当Pの浮気に困っている?」

1以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/05(水) 00:19:12 ID:c9468FTE
まゆ「そうなんです……どうにかなりませんか?」

武内P「……あの、佐久間さん?」

まゆ「はい?」

武内P「そもそも、貴女と彼は付き合っていません……よね?」

まゆ「はい?」

武内P「あの、佐久間さん?」

まゆ「はい?」


まゆ「はい?」


武内P「……何でもありません」

221以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 07:54:13 ID:JZB8ooKk
凛「楓さんも、冷静になって!」

楓「? 私は、冷静なつもりだけど……」

凛「綺麗か可愛いかなんて、どっちでも良いから!」

楓「いいえ、それは違うわ」

凛「楓さん!?」


楓「アイドルとして、自分を正しく理解するのは大切よ」

楓「凛ちゃんは、可愛い系」

楓「自分でも気付いてないかも知れないけど、ね」


凛「……」

凛「もう……どうして……!?///」

222以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 08:00:04 ID:JZB8ooKk
武内P「渋谷さん、自信を持ってください」

凛「なっ、何の!?」

武内P「貴女は15歳と、まだ年若いです」

凛「う……うん」

武内P「ですが――」


武内P「――アイドルとして、貴女が放つ輝き」

武内P「それは、厚い雲に覆われた夜空でも輝き続ける、星の光です」

武内P「人々は、それを見た時に、どう思うでしょうか?」

武内P「……綺麗だ、と……そう、思いはずです」


凛「……」

凛「ふっ……ふーん!?///」

223以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 08:00:45 ID:JZB8ooKk
誤)>武内P「……綺麗だ、と……そう、思いはずです」

正)>武内P「……綺麗だ、と……そう、思うはずです」

224以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 08:06:59 ID:JZB8ooKk
楓「凛ちゃん、知っておくべきよ」

凛「なっ、何を!?」

楓「貴女は、気付いてないかも知れないけど……」

凛「う……うん」

楓「この前、控室で――」


楓「――飼ってるワンちゃん……確か、ハナコちゃんよね」

楓「その子の写真を見ていた時の、貴女の笑顔」

楓「とっても無邪気で……ふふっ、私も笑顔になっちゃった」

楓「……凛ちゃんは、そんな可愛い笑顔をする子なのよ」


凛「……」

凛「みっ……見てたの!?///」

225以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 08:13:59 ID:JZB8ooKk
武内P「渋谷さん……それは、事実ですか?」

凛「いや、確かにハナコの写真は見てたけど……」

楓「もしかして……ご存知ありませんでしたか?」

凛「まあ、プロデューサーの前では、見ないし……」

武内P「……」


武内P「渋谷さん、お願いがあります」

武内P「ハナコさんの写真をご覧になっている時の笑顔」

武内P「それを……私に、見せて頂けますか」


凛「今、こんな空気なのに!?」

226以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 08:23:25 ID:JZB8ooKk
楓「凛ちゃん……見せてあげたらどうかしら?」

凛「楓さん!? いや、でも……!」

武内P「渋谷さん、お願いします」ペコリ

凛「ちょっと!? 顔を上げてよ! ねえ!」

楓「……ふふっ!」


楓「もしかして……照れてる?」

楓「そういう無防備な顔を見せるのは、抵抗があるかもしれないけど……」

楓「……そういう所も、可愛い系だと思うわ♪」


凛「そっ……そういうんじゃなくて!///」

凛「もうっ……!/// 何なの……!?///」

227以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 08:29:37 ID:JZB8ooKk
武内P「渋谷さん……どうか、お願いします」ペコリ

凛「わっ、わかったから! 今度! 今度にして!」

楓「まあ! 心の準備が必要なんて……うふふっ!」ニコニコ!

凛「楓さん!/// あの、もう……本当に!///」ワタワタ!

武内P「っ……!?」


武内P「可愛い……!」


凛「やめてって言ってるでしょ!?///」

凛「真顔で言うの、本当にやめて!///」

228以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 08:39:24 ID:JZB8ooKk
武内P「高垣さん……貴女の仰っていた事が、理解出来ました」

楓「ふふっ! おっしゃ、って思います……うふふっ!」

武内P「渋谷さん……貴女は、可愛い系かも知れません」

凛「……もう! いい加減にして!」


凛「ねえ、アンタが私のプロデューサーでしょ!?」

凛「だったら、もっとちゃんとして!」

凛「綺麗だと考えてくれてたなら、揺らいだりしないで!」


武内P「っ!?」


楓「……」

楓「……綺麗」

229以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 08:49:15 ID:JZB8ooKk
楓「私の……勘違いでした」

武内P「……高垣さん?」

楓「凛ちゃんのアイドルとしての顔は、違ったんですね」

武内P「……」

楓「今の凛ちゃんの、私も初めて見た表情……」


楓「とっても、綺麗だったわ」ニコッ!


凛「……楓さん」

武内P「……」


武内P「待ってください」

230以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 08:57:03 ID:JZB8ooKk
武内P「結論を出すのは、早すぎます」

凛「……プロデューサー?」

楓「早すぎる……?」


武内P「確かに、高垣さんはご覧になったかも知れません」

武内P「今の渋谷さんの――アイドルとしての、美しい輝きを」

武内P「ですが、それは……直前に見たからでは?」

武内P「高垣さんが、渋谷さんを可愛い系だと思った時の、表情」

武内P「今、それと比較し……再度検討するべきだと、そう、思います」


楓「確かに……そうかも知れませんね」


凛「……」

凛「待って! 私、嫌だからね!?」

231以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 09:06:26 ID:JZB8ooKk
凛「この状況でなんて……絶対、嫌!」

武内P「でっ、ですが! 必要な事です!」

凛「そうかも知れないけど……晒し者みたいでしょ!」

武内P「っ!? そんなつもりは、決して!」

凛「そのつもりは無くても、そうなの!」

武内P「っ……!」


楓「はーい♪」

楓「私から、提案がありまーす♪」


武内P・凛「……」

凛「提案……」

武内P「……ですか?」

232以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 09:16:12 ID:JZB8ooKk
楓「今、ここでハナコちゃんの写真を見て……笑顔になれる?」

凛「……笑顔になんてなれない」フルフル!

武内P「そんなっ……!?」


楓「なら……向こうの陰で、コッソリ見たらどうかしら?」

楓「私も一緒に着いて行って、ね?」

楓「それなら……笑顔に、なれるんじゃない?」


凛「……まあ……それなら」


武内P「! 高垣さん……お願い、出来ますか?」


楓「はい、任せてください」ニコリ!

233以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 09:27:13 ID:JZB8ooKk
  ・  ・  ・

楓「それじゃあ……今度、お家に行っても?」

凛「うん、一緒に散歩とか……どうかな」

楓「まあ! うふふっ、とっても素敵な提案ね!」

凛「休みの予定は、えっと……」

楓「ちょっと待ってね、手帳を……」


武内P「待ってください!」

武内P「あのっ、お二人とも……何の話をしているのですか!?」


凛・楓「えっ?」

凛・楓「……散歩?」


武内P「先程までの話は、どこへ行ったのですか!?」

234以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 09:39:44 ID:JZB8ooKk
凛「……ねえ、もうその話はよくない?」

武内P「重要な事だと、思うのですが……!?」

楓「……本当に、そうでしょうか?」

武内P「っ! それは……!」


武内P「……」

武内P「待ってください! とても重要です!」


凛・楓「……」

凛「……あっ、ここ。休み被ってる」

楓「……お家の最寄り駅は、どこなの?」


武内P「お願いします! 話を聞いてください!」

235以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 09:49:49 ID:JZB8ooKk
武内P「プロデューサーとして、ですね……!?」

武内P「可愛い系か綺麗系か、可能な限り把握しておくべきだ、と」

武内P「……そう、思っているのですが……!」


凛「……やっぱり、可愛いと思う」


武内P「えっ?」

武内P「その結論に……至ったのですか?」


楓「でも……ハナコちゃん、美人さんよね♪」


武内P「高垣さーん!」

236以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 09:59:43 ID:JZB8ooKk
凛「もう……そんなに気になるなら、プロデューサーも来れば?」

武内P「えっ?」

楓「そうね……それなら、笑顔も見られると思います」

武内P「いえ、ですが……!?」


凛「……ふーん」

凛「気にならないなら、来なければ良いんじゃない?」


楓「……うふふっ!」

楓「可能な限り把握しておくべき……ですよね?」


凛・楓「……ふふっ!」ニコッ!


武内P「……良い、笑顔です」

237以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 10:10:10 ID:JZB8ooKk
  ・  ・  ・

武内P「綺麗か……可愛いか」

武内P「どちらかと決めてしまうのは、間違いでした」

武内P「――どちらの魅力も、兼ね備えている」

武内P「それが……本当の、輝きです」


ハナコ「ワンッ!」


武内P「……」

ナデナデナデナデ…

ハナコ「クフゥ〜ン」

武内P「……」ホッコリ!


凛・楓「……」

238以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 10:21:54 ID:JZB8ooKk
凛「ちょっと……ねえ、プロデューサー」

武内P「? どうかされましたか?」

凛「私の笑顔を見に来たんじゃなかったの?」

武内P「いえ……もう、大丈夫です」


楓「……今日の私の服装、どうでしょうか?」

武内P「? どう……とは?」

楓「……」

武内P「あの……高垣さん……?」


凛・楓「……」ニコッ!


武内P「……?」

ナデナデナデナデ…

ハナコ「……クゥ〜ン」

239以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 10:40:07 ID:JZB8ooKk
武内P「あの……その笑顔は、一体……?」

凛「どう思う?」ニコッ!

武内P「いえ……それは……」

楓「ふふっ! とっても大事な事ですよ?」ニコッ!

武内P「そう、ですね……」

武内P「可愛いか、綺麗かは……また、別として……ですね」


凛・楓「……」ニコッ!


武内P「ファンの方に、見せられない笑顔だ、と」

武内P「……そう、思います」


凛・楓「……」


ハナコ「――ワンッ!」



おわり

240以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 12:12:09 ID:2XmWLIKg
よし、二人ともペンギンのコスプレしてリベンジだ!

241以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 16:21:18 ID:lCxr.aTA
乙。
静に呑める人は誰だろ?のあさんとか志乃さんとかかな?
とりあえずアルハラ、パワハラ、モラハラ、セクハラですね

242以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 18:46:21 ID:2XmWLIKg
のあさんが酔っぱらったらどうなるのかは見てみたい

243以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 18:51:48 ID:eFrj5Br6
この板エロ大丈夫なんだけど1にはTENGAが精一杯かな?

244以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 19:04:57 ID:WhCV2XTI
この板で、脱糞ネタはやるのかな

245以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 20:05:42 ID:OcVUeMow
脱糞はTENGAよりライトだったのか
たまげたなぁ

246以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 20:54:23 ID:JZB8ooKk
深夜VIPもスレが立てられるようになりましたし、おーぷん含め投下も増えてきたと思います
なので、


これ以降、このスレは載せないでください


色々考慮した結果、長期的に見ればそれがベストだと判断しました
理由に関しては、ぶっちゃけ書くのが面倒なので省略する事をご容赦ください


どうか、宜しくお願いします

247以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 21:30:11 ID:JZB8ooKk

 プロデューサーは、ゆっくり歩く。
 この人、身長が高いのもあって、歩幅もかなり広い。
 きっと、かなり意識してると思う。
 そうでなきゃ、こうやって並んで歩くのは、難しいんじゃないかな。


「……」


 反対に、私は少しだけ早足で歩く。
 歩くのが遅いとは思わないけど……でも、早足で。
 今日のステージ衣装のブーツが、カツカツと音を立てる。
 傍から見れば、颯爽と歩いてるように見えるのかな。


「――ねえ、プロデューサー」


 真横を歩くプロデューサーの顔を見上げながら、声をかけた。
 話しかけられると思ってなかったのか、少しだけ眉が上がったのが見えた。
 初めの頃は、無表情で、何を考えてるかわからなかった。
 でも、最近は、そういう些細な変化にも気づけるようになった……かな。


「はい」


 プロデューサーの、落ち着いた低い声。
 声は届くけど……私達の距離は、とても遠い。

248以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 21:42:27 ID:JZB8ooKk

「今日のLIVE、成功すると思う?」


 いつもだったら、こんな質問はしない。
 ステージに上がったら、全力で、自分の出来る最高のパフォーマンスをするだけ。
 成功するか、失敗するかなんて、気にしてなんかられない。
 なのに、今日、この場所でだけは……それを気にせずにはいられない。


「……」


 私の質問が意外だったのか、プロデューサーは足を止めた。
 早足で歩いてたから、合わせて止まるのが遅れて、少し前に出た。
 ブーツの踵を軸にして、ステップを踏むように、振り返る。
 そうすれば、ほら、あんまり深刻そうには見えないでしょ?



「……前回同様、成功すると……そう、確信しています」



 確信。
 ふーん……思ったり、考えたりしてるんじゃなく……確信、ね。
 そんなにハッキリ言われると、逆に緊張するとは思わないの?


 だって、此処は――私達ニュージェネが、初めて三人で立ったステージなのに。

249以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 21:56:57 ID:JZB8ooKk

「……ふーん」


 私達が、前にこのステージでLIVEをした時。
 あの時の事は、正直……良い思い出とは言えない。


 最初に立ったステージが、美嘉のバックダンサーだった。
 その時は、アイドルって最高だ、って思ったんだよね。
 最後まで何度も振り付けを確認して……そうそう、掛け声も、あの時から。
 うん……客席を埋め尽くすお客さんは、本当に喜んでくれてたと思う。


 でも……あれは――美嘉のステージだった。
 それを勘違いしていた私達は、自分達のステージで、失敗をした。


 プロデューサーは、お客さんを笑顔に出来たから成功だと言った。
 そういう意味では、確かに成功したのかも知れない。
 だけど……私達は、ちゃんと笑顔が出来ていなかった。


 だから――


「前回同様で良いの?」


 ――プロデューサーに、問いかけた。

250以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 22:12:15 ID:JZB8ooKk

「っ……いえ……」


 プロデューサーは、少し言葉に詰まった。
 それはきっと、私の言っている意味をちゃんとわかってくれたから。
 動揺する姿が、年上の男の人なのに、ちょっと可愛く見える。
 どうなの、と、自分でも意地悪な顔をしてるなって自覚しながら、答えを促す。


「……」


 右手を首筋にやって、困った顔をしてる。
 何て言おうか、考えてるのかな。


 ほら、どうするの?


 アンタ、私のプロデューサーでしょ。


「……前回以上の、素晴らしいLIVEになるでしょう」


 真っ直ぐにこちらを見ながら、プロデューサーは言った。
 それに私は、うん、と言いながら、笑顔で返した。
 どう? ちゃんと笑顔、出来てるでしょ。

251以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 22:27:15 ID:JZB8ooKk

「……ふふっ」


 また、踵を軸に振り返り、前を向いた。
 ほんの少しだけ足を止めて、プロデューサーが歩き出すのを待つ。
 横目で確認しながら……うん、オッケー。


「……」


 プロデューサーと、初めて会った時。
 男の子が、玩具の部品を無くして、それで、泣いてて。
 勘違いをした警察の人に問い詰められて、それから……。


「……」


 本当に、何がきっかけになるかわからないよね。
 だって、そうでしょ?
 探しても見つからない小さな物がきっかけで、
プロデューサーは、私を見つけたんだから。


「……」


 アイドルじゃない――輝く星じゃなかった、私を。

252以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 22:41:06 ID:JZB8ooKk

「……」


 考えてみれば、さ。
 もしかしたら、あの時が一番、私達の距離は近かったんじゃないかな。
 プロデューサーも、私のこと「君」なんて言ったりしてて。
 ……普通の女子高生を相手にするには、丁寧な口調すぎたけど。


「……」


 それから、何度も何度もスカウトに来て。
 知ってる? プロデューサー、私の学校では未だに不審者扱いされてるんだよ?
 ……まあ、さすがに可哀想だから、言わないけど。


「……」


 ……それから、卯月に出会って……キラキラした笑顔を見て。
 私は、アイドルへの一歩を踏み出した。


 だけど、その一歩は……思ってた以上の距離だった。


 アイドルと、プロデューサー。
 輝く星と、それを見守る人との距離くらい、私達は遠くなった。

253以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 23:00:03 ID:JZB8ooKk

「……」


 気付かれないように、ほんの少しだけ、歩調を遅めた。
 そして、プロデューサーの、大きな右手を見つめる。
 この手が、私達を導いて、アイドルの階段を登らせてくれてるんだよね。
 ……なんて言ったら、自分自身の力です、って言うだろうけど。


「……」


 でも……それでも、プロデューサーが、私のプロデューサーで良かった。
 面と向かっては、言わないけどね。
 言ったとしても、右手を首筋にやるだけだろうし。
 照れくさいとか、そんなんじゃないから。


「……」


 この手に、私の手を重ねるのは――絶対に、駄目。
 星を掴もうと、手を伸ばすのは……大丈夫、問題ない。
 でも、星が手を伸ばすのはルール違反だし、
きっと、この大きな手は伸ばされた手を取ることは、無いだろうから。


 ……って、何考えてるんだろ。
 やっぱり、少し緊張してるのかな。

254以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 23:14:44 ID:JZB8ooKk

「……よし」


 集中、集中。
 今は、余計な事は考えない。
 これから始まるLIVEに、ありったけを……全てを。
 最高の笑顔で、瞬く星空のような、光り輝くステージを。


 そう……目が、離せないくらい!


「プロデューサー、ちゃんと見ててよね」


 振り返らず、前を向いて。
 行くよ、蒼い風が――


「目を離したら、承知しないから」


 ――駆け抜けるように。



おわり

255以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 23:27:27 ID:JZB8ooKk
色々諸々は、30行制限に慣れたら書きます
キン肉マンは多分厳しいです、無念
おやすみなさい

256以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 03:25:10 ID:57tL2Vy2
ああこっちでも終わらせにかかるのか。
そう言えば最初は君呼びだったんだよなあ

257以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 04:48:34 ID:cyYF82aA
武凛やっぱいいなぁ

258以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 20:03:51 ID:Ibygg7BQ
書きます


武内P「正確にわかる……と」

259以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 20:06:08 ID:Ibygg7BQ
卯月「はいっ! 最近、気付いたんです!」

武内P「そう……ですか」

卯月「私、笑顔だけしか取り柄が無いと思ってました……!」

武内P「いえ、島村さんの笑顔は、それだけで――」


卯月「まさか! 乳首の位置が正確にわかるなんて!」ニコッ!


武内P「……良い、笑顔です」

武内P「ですが、あの……大声を出すのはやめましょう……!」

260以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 20:10:01 ID:Ibygg7BQ
卯月「本当に、百発百中なんです!」

武内P「島村さん……島村さん!?」

卯月「あっ、すみません……えへへ」

武内P「……いえ、落ち着いてくださったようで――」


卯月「実際は、五十発五十中くらいです♪」ニコッ!


武内P「あのっ! 数の問題ではなく!」

武内P「……」

武内P「そんなにも試したのですか!?」

261以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 20:13:38 ID:Ibygg7BQ
卯月「はいっ! 島村卯月、頑張りました!」

武内P「その……頑張ったのは、相手の方では!?」

卯月「……あっ、確かにそうですね!」

武内P「あの……一体、誰に……!?」


卯月「でも、大丈夫です!」

卯月「美穂ちゃんと響子ちゃんも、喜んでましたよ♪」


武内P「島村さ――んっ!?」

262以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 20:18:14 ID:Ibygg7BQ
ガチャッ


凛「……どうしたの? 大声なんて出して」

美嘉「ヤッホー★ なんか、盛り上がってたカンジ?」


卯月「あっ、凛ちゃんに、美嘉ちゃん!」

卯月「聞いてください! 私、凄い特技があったんです!」

武内P「待ってください、島村さん!」


卯月「私、乳首の位置が正確にわかっちゃうんです!」ニコッ!


凛・美嘉「……」

凛・美香「はい?」

263以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 20:18:56 ID:Ibygg7BQ
誤)>凛・美香「はい?」

正)>凛・美嘉「はい?」

264以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 20:22:11 ID:Ibygg7BQ
  ・  ・  ・

凛「……ねえ、ちょっと」

美嘉「……どうするつもり?」

武内P「……」


卯月「プロフィール欄に、どう書こうかなぁ……」

卯月「乳首の位置が正確にわかるだと、そのまますぎるし……」

卯月「……う〜ん、迷っちゃうなぁ……!」ニコニコ!


凛「……卯月、あんな事言ってるけど」

美嘉「……ヤバくない?」

武内P「……はい……とても、まずい状況です」

265以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 20:27:44 ID:Ibygg7BQ
武内P「ですが……島村さんは、喜んでらっしゃるので……」

凛・美嘉「……」


卯月「――そうだ! 握手会じゃなく、乳首会!」

卯月「ファンの人の乳首をついていくのはどうだろう!」

卯月「……わあぁ……この特技があれば、色々出来る……!」ニコニコ!


武内P「……とても、言い出しにくk」

凛「なんて言ってる場合じゃないでしょ!?」

美嘉「……実現したら、凛も練習しなきゃじゃん」

凛「絶対に嫌!」

266以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 20:33:59 ID:Ibygg7BQ
凛「私、卯月を止めてくる」

武内P「いえ……ですが……」


美嘉「――はぁ、しょうがないか」


武内P・凛「……?」

美嘉「アンタ達ニュージェネは、、アタシの妹分みたいなもんだしね★」


卯月「えいっ! えいっ!」

ヒュッ、ヒュッ

卯月「島村卯月、笑顔で乳首を突くの、頑張ります♪」ニコッ!

ヒュッ、ヒュッ


美嘉「……」

美嘉「妹分が、ああいう頑張りをするのは……ちょっと」

武内P・凛「……」

267以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 20:38:44 ID:Ibygg7BQ
美嘉「う〜づきっ★」

卯月「? 美嘉ちゃん?」

美嘉「あのさ、本当に乳首の位置が正確にわかるの?」

卯月「えっ? どういう意味……ですか?」


美嘉「服の上からでも、正確にわかっ――」

卯月「はいっ♪」

つんっ!

美嘉「――とぅん!?///」ビクンッ!


武内P・凛「……」

凛「ねえ! 皆で、私を騙そうとしてるんじゃないよね!?」

武内P「そうだったら! そうだったら良かったと……そう、思います!」

268以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 20:44:48 ID:Ibygg7BQ
美嘉「ま……待って! ストップ!」

卯月「はい?」

美嘉「今のは、油断! ちょっと油断してただけ!」

卯月「はあ……」

美嘉「相手が動いてたら、さすがに無理っしょ★ ほら――」


美嘉「――TOKIMEKIどこまでも♪ エスカレート♪」

卯月「はいっ♪ はいっ♪」

つんっ! つんっ!

美嘉「んっ!?/// ふっ!?///」ビクンッ、ビクンッ!


凛「嘘でしょ!? 何なの!? ねえ!」

武内P「待ってください! 私に……私に言われても!」

269以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 20:50:52 ID:Ibygg7BQ
凛「コールみたいに! リズムに合わせてたんだけど!?」

武内P「そ、そう……ですね」

凛「……!?」


卯月「TO・KI・ME・KI♪」ニコニコ!

つん、つん、つん、つんっ!

美嘉「んっ!?/// やめっ!?/// 待っ!?/// ちょっ!?///」ビク、ビク、ビク、ビクッ!


凛「私……あんな、卯月見たくない!」

凛「ねえ! アンタ、あれで良いと思ってるの!?」

武内P「待ってください! あの……城ヶ崎さんの心配も!」

270以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 20:56:05 ID:pvPdO6K2
完璧奥義、天元地獄極楽車で仕留めてうやむやにすべきでは!?

271以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 20:57:18 ID:Ibygg7BQ
  ・  ・  ・

卯月「どうですか!? 凄くないですか!?」


武内P「た……確かに、凄い、と」

武内P「……そう、思いますが……!」

凛「待って、卯月。その前に――」


美嘉「マジヤバいって! ホントに凄いんだって!」

美嘉「アタシがダンスしてても、正確に突いてくるんだよ!?」


凛「美嘉は、どうしてそっちサイドに居るの!」

武内P「……」

272以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 21:03:40 ID:Ibygg7BQ
美嘉「アンタ達わからないの!? この凄さが!」

凛「わかるわけないでしょ!?」

卯月「りっ、凛ちゃん……!?」

凛「ねえ、卯月……冷静になろう? ねっ?」

卯月「で……でも……!」


凛「偶然が重なっただけ……とかさ」

凛「ほら、何事も、調子がいい時ってあるでしょ?」


卯月「……そんなことないっ!」

卯月「私……どんな時でも、笑顔で乳首を正確に突けるもんっ!」


凛「う……卯月……!?」


武内P「あ、あの……!」

武内P「せめて、小声で……! 小声で、お願いします……!」

273以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 21:10:05 ID:Ibygg7BQ
  ・  ・  ・

美嘉「……二人共、準備オッケー?」


卯月「はいっ!」

凛「良いよ」


美嘉「卯月が、グルグルバットを十回やって――」

美嘉「――5メートル離れた、凛の乳首を突く!」

美嘉「成功すれば、卯月の新しい特技として認める!」

美嘉「失敗すれば、無かったことにする!」

美嘉「……お互い、文句言いっこナシだからね?」


卯月・凛「……!」コクリ!


武内P「待ってください! 皆さん、待ってください!」

武内P「あの! 私は、ずっと反対しているのですが!」

274以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 21:16:07 ID:Ibygg7BQ
凛「……プロデューサー、安心して」ボソッ!

武内P「……渋谷さん?」

凛「……要は、反応しなければ良いんでしょ」ボソボソ!

武内P「! 成る程、そういう事ですか……!」ボソボソ!

凛「……まあ、我慢するけど……見ないでいいから」ボソボソ!

武内P「……はい、わかりました」ボソボソ!


凛「……――卯月、いつでも良いよ」


卯月「……!」


美嘉「それじゃあ!」

美嘉「レディィィ……ゴー!」

275以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 21:20:59 ID:Ibygg7BQ
卯月「……!……!……!」


美嘉「い〜ち! はい、に〜い! さ〜……ん!」


凛「……」

武内P「……」


卯月「うぅ……! う……えぅ! あぅあ……!」


美嘉「し〜い! ご〜お〜お〜……お! ろっ、ろぉ〜〜……ろく!」


凛「……頑張れ」

武内P「えっ?」


凛「卯月、頑張れっ!」


武内P「……」

武内P「えっ!?」

276以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 21:27:16 ID:Ibygg7BQ
卯月「! 凛ちゃん……! 頑張り……ますっ! ますっ!」


美嘉「! な〜な! はぁ〜っ……っち! きゅう! 凄い!」


凛「良いよ、卯月! その調子! 後一回!」

武内P「待ってください! 渋谷さん、趣旨が!」


卯月「私の……新しい、特技……!」


美嘉「じゅ〜うっ! はい、乳首!」


卯月「……!」

フラフラッ…


凛「こっち! こっちだよ、卯月!」

武内P「良い、友情ですが! あのっ、待ってください!」

277以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 21:33:23 ID:Ibygg7BQ
卯月「島村……卯月……!」

ヨロヨロッ…


卯月「頑張りま――」

フラッ…


凛「っ!? 卯月、危ないっ!」

ダッ!


卯月「――すっ!」

…ズブリッ!

凛「……」


武内P・美嘉「……あっ」


凛「……」ニコリ!

凛「――っふぅぅぅううううううううううんんん!!?」

…ゴロゴロゴロゴロゴロゴッ!

278以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 21:41:19 ID:Ibygg7BQ
  ・  ・  ・

武内P「では……この特技は、無しという事で」

卯月「……はい……危ないって、わかりました」

美嘉「そうだね……凛の乳首、片方陥没しちゃったもんね」

卯月「凛ちゃん、ごめんね……!」


凛「待って、別に陥没乳首にはなってないから」


卯月・美嘉「……」ションボリ


凛「なってないからね!? 良い!? 陥没してないから!」

武内P「……は、はあ」

279以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 21:47:51 ID:Ibygg7BQ
卯月「私……新しい、得意なものを見つけたって、浮かれてました」

美嘉「でも……あの正確さなら、しょうがないって★」

卯月「……美嘉ちゃん」

凛「まあ……私も、卯月の立場だったら試したくなるかも」

卯月「……凛ちゃん」


卯月「ふふっ! 二人共、ありがとうございます♪」ニコッ!


武内P「……良い、笑顔です」

280以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 21:55:52 ID:Ibygg7BQ
武内P「そもそも……島村さんに、奇抜な特技は必要ありません」

武内P「その笑顔と……朗らかな、人柄」

武内P「それだけで十分魅力的だ、と」

武内P「……そう、思います」


卯月「へっ!?……あ……あうぅ……///」


美嘉「普通が一番、ってやつだね★」

凛「そうだね。卯月は、そのままで可愛いよ」

卯月「……///」

281以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 22:06:08 ID:Ibygg7BQ
美嘉「それにしても……アンタも、良いコト言うじゃん★」

つんつんっ!

武内P「んっ、ふぅっ!?」ビク、ビクッ!


美嘉「……えっ?」


武内P「……じょっ、城ヶ崎さん!?」

美嘉「えっ!? あれっ!?」


美嘉「今の、別に乳首の位置じゃなかったよね!?」


武内P「そ、そうですが……その……」

美嘉「なっ……なら……どうして……?」

武内P「…………言えません」


卯月・凛「……!?」

282以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 22:10:06 ID:Ibygg7BQ
卯月「ぷっ、プロデューサーさん!」

つんつんっ!

武内P「? し、島村さん……?」

凛「プロデューサー! ここは!?」

つんつんっ!

武内P「い、いえ……別に……」


美嘉「……このへん?」

つんつんっ!

武内P「うぁっ、くっ!?」ビク、ビクッ!


卯月・凛・美嘉「……」


武内P「まっ、待ってください!」

武内P「皆さん……無表情で、私を見ないでください!」

283以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 22:20:39 ID:Ibygg7BQ
美嘉「……ヤバくない?」

卯月・凛「……!」コクコクコクコク!

美嘉「やっぱ……ヤバいよね?」

卯月・凛「……!」コクコクコクコク!


美嘉「ねえ、ちょっと良い?★」ニコッ!


武内P「駄目です! 待ってください!」


美嘉「アタシは、カリスマJKアイドル、城ヶ崎美嘉!」

美嘉「そう言われて、アタシが止まるワケないっしょ★」ニコッ!


武内P「……いえ……止まらない、と」


武内P「性格だと、わかっていますが!」



おわり

284以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 22:24:29 ID:qyNWVXrI
北斗百烈拳だ!

285以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 00:23:32 ID:2.PYwjfE
処女のくせに北斗有情拳を使えるのか…

286以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 02:58:46 ID:Hb5ruiSQ
(あ、これ縛るまでいくな)

287以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 08:56:34 ID:HEaYrxn.
アイドルにセクハラについての注意喚起で実践させられるPをください!

288以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 10:58:08 ID:8.5YG8bI
武内Pと乙倉くんの中の人ネタで1つお願いします!

289以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 21:04:39 ID:nMSu4mKQ
>>287
書きます


武内P「セクハラ対策、ですか」

290以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 21:09:21 ID:nMSu4mKQ
美波「プロデューサーさん、お願いできますか?」

武内P「何か……あったのでしょうか?」

奏「いいえ。何かあったから、じゃないの」

美波「ほら、私達のお仕事って、ちょっと特殊じゃないですか」

奏「だから、メンバー達のために……リーダーとして学んでおこうと、ね」


武内P「新田さん、速水さん……!」…ジーン!

武内P「……申し訳、ありません」

武内P「お二人の責任感の強さに……感動して……はい」…ジーン!


美波・奏「……」

美波・奏「ふふっ!」ニコッ!

291以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 21:11:41 ID:nMSu4mKQ
美波「それじゃあ、プロデューサーさん――」

奏「――協力、してもらえるのかな?」

武内P「はい、勿論です」


武内P「私に出来ることでしたら、可能な限り協力したい、と」

武内P「……そう、思います」


美波・奏「……」

美波・奏「ふふふっ!」ニコッ!

292以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 21:17:49 ID:nMSu4mKQ
武内P「確かに……良い機会かも知れません」

武内P「ハラスメント防止の研修を開く等を――」

美波「う〜ん……それは、ちょっと難しいと思います」

奏「ほら、まだ小学生や、中学生の子も居るでしょう?」


美波「だから、まず先に――」

奏「――私達に研修をする、っていうのはどうかしら」


武内P「……なるほど、確かにその通りかも知れません」

武内P「お二人の言う通りだ、と」

武内P「……そう、思います」


美波・奏「……」

美波・奏「ふふふふっ!」ニコッ!

293以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 21:25:56 ID:nMSu4mKQ
武内P「では、資料を作成して、後日――」

美波「あっ、それに関しては大丈夫ですよ!」

武内P「えっ?」

奏「私達の方でも、ある程度は勉強してきたから」

武内P「そう……なのですか?」


美波「はい、だって何も知らない状態だと――」

奏「――協力して貰うのに……手間をかけさせちゃうもの」


武内P「……!」…ジーン!

武内P「申し訳……ありません」

武内P「少し……疲れ目が……すみません、すぐに……はい」


美波・奏「……」

美波・奏「ふふふふふっ!」ニコッ!

294以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 21:31:56 ID:nMSu4mKQ
武内P「……お待たせしました」

武内P「もう……はい、大丈夫です」

美波「それじゃあ、セクハラ――セクシャル・ハラスメントについて」

奏「少し、私達の考えを聞いてもらっても良いかしら」

武内P「はい」


美波「セクハラは、性的な言動による嫌がらせ、ですよね」

奏「でも……どうしても、スリーサイズの話とかは出てくるわ」

美波「だから、一般的にセクハラと呼ばれる行為」

奏「それも……ある程度は、許容しなきゃいけないと思うの」


武内P「……ええ、その通りです」

武内P「ですが……そう言っていただけると、ありがたいです」


美波・奏「……」

美波・奏「……」ニコッ!

295以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 21:38:58 ID:nMSu4mKQ
武内P「私も、気をつけているのですが……」

武内P「……お二人は、私の言動をセクハラだと感じたことは、ありませんか?」

美波「いいえ、そんな事ありませんよ!」

奏「ふふっ! むしろ何もなさすぎて、自信なくしちゃうかも」

武内P「それは……申し訳、ありません」


美波「だからこそ、適任だと思うんです。だって――」

奏「――そんな貴方にされて、嫌だと思ったら」


美波・奏「――セクハラ」


美波「……っていう事に」

奏「……なると思わない?」


武内P「……そう、でしょうか?」


美波・奏「そうそうそうそう!」コクコクコクコク!

296以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 21:46:22 ID:nMSu4mKQ
武内P「に、新田さん……速水さん……?」

美波「プロデューサーさん! 私達を信じてください!」

奏「ねえ、セクハラっていうのは、相手がどう思うかでしょう?」

武内P「そ、そうですが……」


美波「嫌だと思ったら、すぐ言いますから!」

奏「限界を知っておくって、とても重要じゃない?」


武内P「あ、あの……?」


美波「プロジェクトの、皆のためなんです!」

奏「協力するって言ったじゃない。あれは嘘だったのかしら」


武内P「……で、では」

武内P「問題に、ならない程度まででしたら……」


美波・奏「……」

美波・奏「……っし!」グッ!

297以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 21:53:53 ID:nMSu4mKQ
美波「それじゃあ……まずは、私から」

奏「美波、頑張って」

美波「ありがとう、奏さん」

武内P「あの……私は、何をすれば良いのでしょうか?」

美波「そうですね、まずは――」


美波「肩に手をおいて、挨拶をお願いします」


武内P「……わかりました」

武内P「嫌だと思いましたら、すぐ仰ってください」


美波「っ……!」

美波「かっ……か、かか、奏さ――んっ!」ワクワク!

奏「落ち着いて美波! まだ、始まったばかりよ!」ワクワク!


武内P「……?」

298以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 21:58:19 ID:nMSu4mKQ
武内P「……では……失礼します」

美波「はいっ!」ワクワク!


武内P「新田さん、おはようございます」

ぽんっ

美波「んっ♡」ビクンッ!

武内P「っ!? に、新田さん!?」

美波「だっ、大丈夫です! ちょっとイっただけです!」

武内P「えっ!?」

美波「まだイケます! 続けてください!」

武内P「わ……わかりました」


奏「……!」

299以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 22:03:27 ID:nMSu4mKQ
武内P「つ、次は……どう、しましょうか」

美波「はいっ、次は――」


美波「いつも頑張っていますね、って!」

美波「肩を揉んでみてください!」


武内P「い……いえ、それは……!」


美波「皆のっ! メンバーの皆の、笑顔のためです!」


武内P「っ!? 新田さん……!」…ジーンッ!

武内P「……はい、わかりました」

武内P「嫌だと思ったら、すぐ仰ってください」


美波「はいっ!」ワクワクワクワクッ!


奏「……!」

300以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 22:10:32 ID:nMSu4mKQ
武内P「……では……失礼します」

美波「はいっ!」ワクワクワクワク!


武内P「新田さんは、いつも頑張っていますね」

もみもみっ

美波「あっ♡ んっ♡ んふっ♡」ビクビクビクッ!

美波「そっ♡ そのままっ♡ そのままっ♡」ビクビクビクッ!

武内P「そのまま……何ですか!? 新田さん!」


美波「手を前に回してっ♡ 胸を揉みしだいてくださいっ♡」ビクビクッ!


武内P「はい、わかり――……待ってください!」

武内P「新田さん!? 今、何とおっしゃいましたか!?」


美波「……はぁ……はぁっ……♡」

美波「……」

美波「いえ、何も?」

301以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 22:15:40 ID:nMSu4mKQ
武内P「いえ、ですが……!」

美波「今程度のスキンシップなら、問題無いと思います」

奏「そうね、相手にもよるけど……皆なら、大丈夫だと思うわ」

武内P「待ってください! 先程の発言は、一体!?」


美波「……えっ? 何の話ですか?」

奏「私は、何も聞こえなかったけど?」


武内P「えっ?」


美波・奏「……?」


武内P「そ……そう、ですか」

武内P「申し訳ありません……何かの、勘違いだったようです」


美波・奏「……」

美波・奏「ふふふふふふっ!」ニコッ!

302以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 22:22:10 ID:nMSu4mKQ
武内P「……?」


奏「……ねえ、どうだった?」ヒソヒソ

美波「プロデューサーさんに、セクハラされてる……」ヒソヒソ

美波「……そう思いながらだと、本当に良かったわ」ヒソヒソ

奏「……美波は、本当に凄いわね」ヒソヒソ

美波「ええ、すっごくイっちゃった♪」ヒソヒソ

奏「ふふっ、褒めてる訳じゃないんだけどね」ヒソヒソ


武内P「あの……どうか、されましたか?」


美波・奏「何も?」フルフルフルフル!


武内P「は……はあ」

303以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 22:27:36 ID:nMSu4mKQ
奏「それじゃ……次は、私ね」

美波「奏さん、イってらっしゃい!」

奏「それはちょっと難しいかな」

武内P「あの……私は、何をすれば良いのでしょうか?」

奏「それじゃあ、メンバーのために頑張る私に――」


奏「ご褒美のキス、貰えるかしら」


武内P「……あの」

武内P「それはさすがに……無理です」


奏「……んっ」…スッ


武内P「あ、あのっ、速水さん!?」

武内P「目を閉じらても、無理なものは無理ですよ!?」

304以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 22:28:35 ID:nMSu4mKQ
誤)>武内P「目を閉じらても、無理なものは無理ですよ!?」

正)>武内P「目を閉じられても、無理なものは無理ですよ!?」

305以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 22:33:50 ID:nMSu4mKQ
奏「……あら、どうして?」…パチッ

武内P「どうしても何も、ですね……!?」

奏「もう……ちょっと良い?」


奏「私は、メンバーのために頑張ってる。オーケー?」


武内P「は……はい、そうですね」


奏「そんな私に、ご褒美があっても良い。オーケー?」


武内P「そ、それは……まあ、はい」


奏「キスをする時は目を閉じる。オーケー?」


武内P「待ってください!」

武内P「確認事項が! 確認事項が、何段階か飛んでいます!」

306以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 22:43:57 ID:nMSu4mKQ
奏「はぁ……貴方って、意外と強情なのね」

武内P「……そういう問題では無い、と」

武内P「そう……思います……!」


奏「ねえ、今の貴方がしてるのって、セクハラよ?」


武内P「えっ!?」


奏「だって、そうじゃない」

奏「私とのキスをそんなに嫌がって……女のプライドを傷つけてるんだもの」

奏「精神的に相手に攻撃……それも、性的に」

奏「これはもう、セクハラじゃなく――レイプみたいなものね」


武内P「……」

武内P「えっ!?」

307以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 22:51:20 ID:nMSu4mKQ
美波「ぷっ……プロデューサーさん……!?」

武内P「にっ、新田さん! 違います!」

美波「イヤッ、イキますっ♡」ビクンッ!

武内P「何処にですか?」


奏「……セクハラについての研修で、レイプ」ボソッ


武内P「っ!?」

武内P「待ってください! 速水さん、待ってください!」

武内P「その言い方は、あまりにも!」


奏「……どうすれば待つか――」

奏「――わかるわよね」…スッ


武内P「……!?」

308以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 22:59:44 ID:nMSu4mKQ
奏「ほら……皆の笑顔のためよ」

奏「……ん〜っ」


武内P「だ、駄目です! いけません!」


奏「……安心して」

奏「目を閉じてるから、し……舌を入れても大丈夫///」


武内P「何も安心出来ません!」

武内P「っ……だ……誰か……!」

武内P「お願いします、誰か! お願いします!」


武内P「誰か、助けてくださ――いっ!!」


ガチャ!!


武内P「っ!? 本当に、助けが!?」


ガチャガチャガチャガチャ!!

309以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 23:05:48 ID:nMSu4mKQ
奏「っ……! 早く! ほら!」

奏「キス! キス!」チュパチュパ!


美波「プロデューサーさん! 急いで!」


武内P「いえ、あの……えっ!?」


「「……せーのっ――」」


バガァァンッ!!


武内P「っ!? どっ……ドアが!」


美波・奏「……はぁ」

美波・奏「時間切れ……か」


凛「――ごめん、セクハラ対策をするって聞いてたんだけど」


アーニャ「――イズヴィニーチェ、すみません。まだ、やっていますか?」

310以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 23:12:19 ID:nMSu4mKQ
  ・  ・  ・

専務「……――なるほど、そんな事が」


武内P「はい」

武内P「なので……ドアの破壊に関しては、私の責任です」


専務「気にする事はない」

専務「優秀な人材と、ドア一枚」

専務「その重さは……比べるまでもないでしょう」


武内P「専務……!」

武内P「……ありがとう、ございます……!」

311以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 23:23:37 ID:nMSu4mKQ
専務「しかし……対策を考える必要があるな」

専務「今回のような事が、そう何度もあっては困ります」


武内P「……はい」

武内P「私も、必要だと……そう、思います」


専務「己の限界以上に……」

武内P「……ええ、頑張りすぎてしまう――」


武内P「彼女たちへの」

専務「君への」


武内P・専務「セクハラ対策が」


武内P・専務「……」

武内P・専務「えっ?」



おわり

312以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 23:33:07 ID:nMSu4mKQ
次はエロ書きます
寝ます
おやすみなさい

313以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/14(金) 00:27:01 ID:MJHrlzBs
エロに年少組を出してくれないかな

314以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/14(金) 02:31:55 ID:1EJ4GJRU
おつかれしたー。Pが警戒してないところを見ると過去のはなしなんだろうか

315以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/14(金) 08:13:17 ID:Z.xzHHxg
セクハラというかパワハラというか。

316以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/14(金) 08:41:05 ID:GHFOdPxc
「こんな感じでセクハラされました」とPの目の前で実践してみせるアイドル共

317以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/14(金) 19:56:44 ID:vMD35zM2

「ぶっちゃけ、夜の方はどうなのよ?」


 口元を手で隠しながら、早苗さんが聞いてきた。
 大きくパッチリとした目は細められていて、


「オッサンだわ。オッサンが居るわ」


 なんて、瑞樹さんが茶化しながら、そう表現した。


「何よー! 瑞樹ちゃんは気にならないの?」


 そんな、抗議の声をあげる早苗さん。
 ふふっ! ほっぺたを膨らませちゃって、本当に可愛い。


「それは勿論、気になるわ」


 早苗さんの膨らんだほっぺたを人指し指で突きながら、
瑞樹さんはしれっとそう言った。
 ふと気づくと、二人だけじゃなく、他の人もこっちを見てる。


 それじゃあ……ちょっとだけ、お話しようかしら。

318以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/14(金) 20:06:18 ID:vMD35zM2

 ええと、何から話したら良いのかしらね。
 あの、何から話したら良いと思います?


「ちょっ!? いきなりはぁとに振るって、オイ! やめて!?」


 心さんなら、こういう時は何から話し始めますか?


「ええっと、はぁとなら〜……パイセン、パース☆」
「ひょえっ!? パスって言われても!?」


 菜々さんは、例えば……どんな事が気になりますか?


「え、ええっと、その……ひ、頻度とか……ですかね?」
「ガーサス☆ ガーサスっす、ウサミンパイセン!」


 頻度は……今は、週に一回ですね。
 私達――


 ――夜の方は、相性があまり良くないものですから。


 ……あら? どうして、皆気まずそうな顔をしてるのかしら。

319以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/14(金) 20:16:44 ID:vMD35zM2

「そ……そうなのね!」
「ちょっと早苗ちゃん! もっとフォロー頑張って!」
「そんな事言われたって!? お、応援を要請するわ!」


 早苗さんと瑞樹さんが……気を遣ってる?
 私、何か不味いことを言っちゃった?


「あっ……相性は、しょうがないよね!」


 友紀ちゃんが、妙に大きな声で言った。


「どんなに良いピッチャーでも、相性が悪いバッターって居るし!」


 えっと、ごめんなさいね……私、野球はあまり詳しくないの。


「そっ、そうであります! ですが、愛さえあれば!」


 亜季ちゃんの、とっても大きな声に、皆が頷く。


 ……そうね、確かに……私達も、最初の内はそう思ってたわ。
 でも、愛があっても、どうしようもない事ってあるんだなって……わかっちゃったの。

320以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/14(金) 20:29:29 ID:vMD35zM2

「……」


 不思議と静まり返ってしまった、居酒屋の奥の個室。


「でも……週に一回は、あるのよね?」


 そんな場の空気を早苗さんのその一言が変えた。


「そうよ! あるだけ、全然良いわ!」


 瑞樹さんも、続けて言った。
 皆、隣の人と頷きあって、最後に私に視線を向けた。


 週に、一回。月に、四回。
 それが……私達の、セックスの頻度です。
 ふふっ! 頻度が少なくて、ひーん、どうしよ――


「やり方! やり方を変えてみたり!」
「そうだぞ☆ まだまだ諦めるのは早いっつーの☆」


 ――う?




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