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武内P「担当Pの浮気に困っている?」

1以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/05(水) 00:19:12 ID:c9468FTE
まゆ「そうなんです……どうにかなりませんか?」

武内P「……あの、佐久間さん?」

まゆ「はい?」

武内P「そもそも、貴女と彼は付き合っていません……よね?」

まゆ「はい?」

武内P「あの、佐久間さん?」

まゆ「はい?」


まゆ「はい?」


武内P「……何でもありません」

196以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/10(月) 23:13:45 ID:VI7e/Hds
凛「ふーん……行かなくて良いんだ」

武内P「笑顔です」

凛「はっ?」

武内P「皆さんの笑顔が、私に力を与えてくれます」

凛「……何それ?」


武内P「皆さんが、飲み会に行って欲しくないと言っている」


CPアイドル達「……」


武内P「……良い、口実です」


CPアイドル達「……」

197以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/10(月) 23:18:51 ID:VI7e/Hds
美波「あの……行きたく無かったんd」

武内P「はい、行きたくありませんでした」

美波「く、食い気味になんて……本当みたいですね」

武内P「信じて貰えますか?」

美波「どうして……行きたくないんですか?」


武内P「……申し訳、ありません」

武内P「皆さんにお伝えするのは、あまりにも……」


CPアイドル達「……あ、はい」

198以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/10(月) 23:23:49 ID:VI7e/Hds
アーニャ「プロデューサーは、お酒が好きではないのですか?」

武内P「いえ、そんな事はありません」

アーニャ「シトー? なら、飲み会は、楽しいですね?」

武内P「いえ、そんな事はありません」

アーニャ「ンー? よく……わかりません」


武内P「酒は飲んでも飲まれるな、という言葉があります」

武内P「ですが……」

武内P「……皆さん、思い切り飲まれてしまうので……はい」


CPアイドル達「……」

199以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/10(月) 23:30:28 ID:VI7e/Hds
蘭子「我が友よ! その胸に秘めたる想い、受け止めようぞ!」

武内P「いえ、ですが……!」

蘭子「解けよ、闇の封印!」

武内P「……」

蘭子「我らの祝福は、我が友の魂を救済する!」


武内P「……一発芸をやれ、と」

武内P「毎回……要求されるのです」


CPアイドル達「……!?」

ザワッ…!

200以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/10(月) 23:35:04 ID:VI7e/Hds
智絵里「プロデューサー……一発芸、するんですか……!?」

武内P「ええ……毎回、必ずやらされます」

智絵里「えっ、ど、どんな!? どんなのをするんですか!?」

武内P「……申し訳、ありません」

智絵里「……プロデューサー?」


武内P「アルコールの入っていない、シラフの状態では……」

武内P「……申し訳、ありません」


CPアイドル達「……!?」

ザワッ…!

201以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/10(月) 23:46:32 ID:VI7e/Hds
かな子「プロデューサーさん、ウィスキーボンボンは好きですか?」

武内P「……三村さん?」

かな子「あっ、ブランデーケーキも美味しいですよね〜♪」

武内P「え、ええ……そうですね」

かな子「今度、プロデューサーさんのために作ってきますね!」


武内P「……待ってください」

武内P「……」

武内P「申し訳ありませんが……遠慮しておきます」


CPアイドル達「……」

202以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/10(月) 23:52:13 ID:VI7e/Hds
杏「あのさ、プロデューサー」

武内P「……はい、何でしょうか?」

杏「今日さ、メンバー全員で晩ごはん食べに行かな〜い?」

武内P「晩ごはん……ですか?」

杏「そうそう、たまにはそういうのも良いと思うよ〜?」


武内P「……いえ、申し訳ありません」

武内P「今日は、残業しなければならないので……はい」


CPアイドル達「……」

203以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/10(月) 23:57:54 ID:VI7e/Hds
みりあ「ねえねえ、プロデューサー!」

武内P「……はい」

莉嘉「もーっ! トボけちゃって〜!」

武内P「……何でしょうか?」


莉嘉・みりあ「どんな一発芸やるのー!?」


武内P「っ……い、いえ……それは……!」


みりあ「お願いお願い! 見せてよ、プロデューサー!」

莉嘉「良いでしょPくん! ねーってばー!」


武内P「まっ、待ってください……!」

武内P「それは、その……申し訳ありません、出来ません……!」


莉嘉・みりあ「えーっ!?」


CPアイドル達「ナイス押し……!」グッ!

204以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 00:04:26 ID:JZB8ooKk
きらり「もっ、も〜っ! 困らせちゃメッ、だゆ!」

莉嘉「でもさ、きらりちゃんも見たいよね!? ねっ!?」

みりあ「プロデューサーの一発芸だよ!? きらりちゃん!」

きらり「そっ、それはぁ〜……」チラッ


武内P「……!」


きらり「……ごっ、ごめんにぃ」

きらり「きらりんも……ちょっぴり見たいにぃ」

莉嘉・みりあ「ねーっ!」ニコッ!


武内P「……!?」


CPアイドル達「……!」

205以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 00:12:33 ID:JZB8ooKk
みく「にゅふふ! 観念して、一発芸を見せるにゃ!」

武内P「いえ……それは……!」

みく「さあさあ! 恥ずかしがらずに!」

武内P「では……私が一発芸をした時、前川さんは?」

みく「えっ!? みくは……えっと……」


みく「――すっごく盛り上げるにゃ!」


武内P「成る程……それは、とても頼もしいですね」


みく「えへへ! でしょー?」

みく「……」

みく「なんでやねん!」


CPアイドル達「……」

206以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 00:18:30 ID:JZB8ooKk
李衣菜「プロデューサー! 逃げるのは、ロックじゃないですよ!」

武内P「……本当に、そうでしょうか?」

李衣菜「えっ!? そっ、そうですよ!」


武内P「皆さんの出す、一発芸をやらざるを得ない空気」

武内P「……それに、抗うと言うことは――」


李衣菜「――滅茶苦茶ロックですね!?」

李衣菜「……」

李衣菜「……あれっ?」


CPアイドル達「……」

207以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 00:27:18 ID:JZB8ooKk
CPアイドル達「……」ジィッ!

武内P「あの……本当に、無理です……!」

CPアイドル達「……」ジィィッ!

武内P「っ……!?」


ちひろ「――はーい、皆ストップ!」


武内P「っ、千川さん……!」

CPアイドル達「ちひろさん……」

208以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 00:37:50 ID:JZB8ooKk
ちひろ「どうして飲み会に行って欲しくない、って思ったんだっけ?」

CPアイドル達「……それは」

ちひろ「プロデューサーさんのため、でしょ?」

CPアイドル達「……」


武内P「えっ?」


ちひろ「プロデューサーさん、飲み会の次の日――」

ちひろ「――いつもよりも……疲れた顔をしてますから」

CPアイドル達「……」


武内P「……それは……まあ、はい」

武内P「多少……自覚はしていました」

209以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 00:45:49 ID:JZB8ooKk
ちひろ「それなのに、今困らせちゃ駄目じゃない」

CPアイドル達「……はい」

武内P「千川さん……ありがとう、ございます」

ちひろ「いいえ、これもアシスタントの務めですから!」


ちひろ「それに、今プロデューサーさんの一発芸を見たらですよ?」

ちひろ「皆の午後の仕事に影響が出ちゃいますし」


CPアイドル達「……えっ?」


ちひろ「だって、プロデューサーさんの……ぷっふふ!」

ちひろ「あっ、ごめんなさ……っくく、っふふ……ふふふっ!」


CPアイドル達「……!?」

210以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 00:58:48 ID:JZB8ooKk
ちひろ「……すぅ……ふぅ……!」

CPアイドル達「ち……ちひろs」


ちひろ「あっ、まだ駄目っふふっ! うっくくくっ……!」


CPアイドル達「そんなに面白いの!?」


ちひろ「……すぅ……はぁ……! ふ〜っ……!」

ちひろ「……ゴホンッ!」


ちひろ「それ程でもないわよ?」


CPアイドル達「いやいやいやいや!」

211以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 01:06:23 ID:JZB8ooKk
CPアイドル達「っ!?」バッ!

CPアイドル達「……居ない……!?」

ちひろ「さっき、コッソリ出ていってたわよ」

CPアイドル達「……」

ちひろ「きっと……よっぽど、一発芸をしたくなかったのね」

CPアイドル達「……」


ちひろ「……くふふっ!」


CPアイドル達「……」

212以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 01:15:58 ID:JZB8ooKk
  ・  ・  ・

武内P「……」


未央「プロデューサー! 飲み会、行ってきなよ!」

卯月「頑張るためには、リフレッシュも必要です!」

凛「飲み会とかさ、そういうのも大事なんじゃない?」

美波「皆の想いは一つです、プロデューサーさん!」

アーニャ「プロデューサー! 飲み会、行くべき、です!」

蘭子「今宵は宴! 存分に飲み、食らうが良い!」


武内P「……」

213以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 01:21:54 ID:JZB8ooKk
武内P「……」


智絵里「プロデューサー……動画、忘れないでくださいね……?」

かな子「美味しい所を予約してるみたいだから、大丈夫ですよ〜♪」

杏「楽しみすぎて、今日の仕事に集中出来ないよー」

きらり「もう、杏ちゃん! お仕事はちゃんとやろうにぃ!」

莉嘉「Pくん! 動画、お姉ちゃんに見せても良い!?」

みりあ「あっ! それ、きっと美嘉ちゃんも喜ぶよね!」


武内P「……」

214以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 01:30:41 ID:JZB8ooKk
武内P「……」


みく「Pチャン! もう、誤魔化されないからね!」

李衣菜「プロデューサー! ロックな一発芸、期待してますよ!」


武内P「……成る程」

武内P「道理で……飲み会の、私の参加が決定している訳です」


CPアイドル達「はいっ!」ニコッ!


武内P「……良い、笑顔です」

武内P「……」

武内P「……良い、笑顔ですね」

215以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 01:40:33 ID:JZB8ooKk
ちひろ「担当アイドルの頼みじゃ、断れないですね」

武内P「……千川さん」

ちひろ「開き直って、楽しみましょう! ねっ!」

ちひろ「今日も、一発芸……楽しみにしてますから♪」

武内P「……」

ちひろ「? プロデューサーさん、どうしました?」

武内P「……」


武内P「今日の飲み会の幹事は……誰ですか?」


ちひろ「私ですよ、プロデューサーさん♪」



おわり

216以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 02:45:41 ID:dvjI4liM
参加しなくていいなら、参加したくない…

217以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 07:12:20 ID:ZvOClApM
でも飲めるなら多少はいいさ
飲めずにシラフで芸要求されて運転手もするとかよくあるんだから

218以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 07:42:30 ID:JZB8ooKk
書きます


武内P「綺麗です」楓「可愛いです」

219以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 07:45:42 ID:JZB8ooKk
凛「……ねえ、二人共」

武内P「……綺麗です」

凛「ちょっと……やめてってば……!」

楓「……可愛いです」

凛「ほら……皆、見てるでしょ……!?」


武内P「渋谷さんは、綺麗系です」


楓「凛ちゃんは、可愛い系です」


凛「どうして私のことで二人が言い合うの!?///」

220以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 07:49:10 ID:JZB8ooKk
凛「ねえ、プロデューサー!」

武内P「はい、渋谷さん」

凛「あのさ、いい加減にしてくれない!?」

武内P「いえ……ですが、必要なことです」

凛「どこが!?」


武内P「担当するアイドルの事を……正しく理解する事です」

武内P「渋谷さん、貴女は綺麗系だ、と」

武内P「……そう、思います」


凛「……」

凛「もう……何なの……!?///」

221以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 07:54:13 ID:JZB8ooKk
凛「楓さんも、冷静になって!」

楓「? 私は、冷静なつもりだけど……」

凛「綺麗か可愛いかなんて、どっちでも良いから!」

楓「いいえ、それは違うわ」

凛「楓さん!?」


楓「アイドルとして、自分を正しく理解するのは大切よ」

楓「凛ちゃんは、可愛い系」

楓「自分でも気付いてないかも知れないけど、ね」


凛「……」

凛「もう……どうして……!?///」

222以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 08:00:04 ID:JZB8ooKk
武内P「渋谷さん、自信を持ってください」

凛「なっ、何の!?」

武内P「貴女は15歳と、まだ年若いです」

凛「う……うん」

武内P「ですが――」


武内P「――アイドルとして、貴女が放つ輝き」

武内P「それは、厚い雲に覆われた夜空でも輝き続ける、星の光です」

武内P「人々は、それを見た時に、どう思うでしょうか?」

武内P「……綺麗だ、と……そう、思いはずです」


凛「……」

凛「ふっ……ふーん!?///」

223以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 08:00:45 ID:JZB8ooKk
誤)>武内P「……綺麗だ、と……そう、思いはずです」

正)>武内P「……綺麗だ、と……そう、思うはずです」

224以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 08:06:59 ID:JZB8ooKk
楓「凛ちゃん、知っておくべきよ」

凛「なっ、何を!?」

楓「貴女は、気付いてないかも知れないけど……」

凛「う……うん」

楓「この前、控室で――」


楓「――飼ってるワンちゃん……確か、ハナコちゃんよね」

楓「その子の写真を見ていた時の、貴女の笑顔」

楓「とっても無邪気で……ふふっ、私も笑顔になっちゃった」

楓「……凛ちゃんは、そんな可愛い笑顔をする子なのよ」


凛「……」

凛「みっ……見てたの!?///」

225以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 08:13:59 ID:JZB8ooKk
武内P「渋谷さん……それは、事実ですか?」

凛「いや、確かにハナコの写真は見てたけど……」

楓「もしかして……ご存知ありませんでしたか?」

凛「まあ、プロデューサーの前では、見ないし……」

武内P「……」


武内P「渋谷さん、お願いがあります」

武内P「ハナコさんの写真をご覧になっている時の笑顔」

武内P「それを……私に、見せて頂けますか」


凛「今、こんな空気なのに!?」

226以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 08:23:25 ID:JZB8ooKk
楓「凛ちゃん……見せてあげたらどうかしら?」

凛「楓さん!? いや、でも……!」

武内P「渋谷さん、お願いします」ペコリ

凛「ちょっと!? 顔を上げてよ! ねえ!」

楓「……ふふっ!」


楓「もしかして……照れてる?」

楓「そういう無防備な顔を見せるのは、抵抗があるかもしれないけど……」

楓「……そういう所も、可愛い系だと思うわ♪」


凛「そっ……そういうんじゃなくて!///」

凛「もうっ……!/// 何なの……!?///」

227以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 08:29:37 ID:JZB8ooKk
武内P「渋谷さん……どうか、お願いします」ペコリ

凛「わっ、わかったから! 今度! 今度にして!」

楓「まあ! 心の準備が必要なんて……うふふっ!」ニコニコ!

凛「楓さん!/// あの、もう……本当に!///」ワタワタ!

武内P「っ……!?」


武内P「可愛い……!」


凛「やめてって言ってるでしょ!?///」

凛「真顔で言うの、本当にやめて!///」

228以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 08:39:24 ID:JZB8ooKk
武内P「高垣さん……貴女の仰っていた事が、理解出来ました」

楓「ふふっ! おっしゃ、って思います……うふふっ!」

武内P「渋谷さん……貴女は、可愛い系かも知れません」

凛「……もう! いい加減にして!」


凛「ねえ、アンタが私のプロデューサーでしょ!?」

凛「だったら、もっとちゃんとして!」

凛「綺麗だと考えてくれてたなら、揺らいだりしないで!」


武内P「っ!?」


楓「……」

楓「……綺麗」

229以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 08:49:15 ID:JZB8ooKk
楓「私の……勘違いでした」

武内P「……高垣さん?」

楓「凛ちゃんのアイドルとしての顔は、違ったんですね」

武内P「……」

楓「今の凛ちゃんの、私も初めて見た表情……」


楓「とっても、綺麗だったわ」ニコッ!


凛「……楓さん」

武内P「……」


武内P「待ってください」

230以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 08:57:03 ID:JZB8ooKk
武内P「結論を出すのは、早すぎます」

凛「……プロデューサー?」

楓「早すぎる……?」


武内P「確かに、高垣さんはご覧になったかも知れません」

武内P「今の渋谷さんの――アイドルとしての、美しい輝きを」

武内P「ですが、それは……直前に見たからでは?」

武内P「高垣さんが、渋谷さんを可愛い系だと思った時の、表情」

武内P「今、それと比較し……再度検討するべきだと、そう、思います」


楓「確かに……そうかも知れませんね」


凛「……」

凛「待って! 私、嫌だからね!?」

231以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 09:06:26 ID:JZB8ooKk
凛「この状況でなんて……絶対、嫌!」

武内P「でっ、ですが! 必要な事です!」

凛「そうかも知れないけど……晒し者みたいでしょ!」

武内P「っ!? そんなつもりは、決して!」

凛「そのつもりは無くても、そうなの!」

武内P「っ……!」


楓「はーい♪」

楓「私から、提案がありまーす♪」


武内P・凛「……」

凛「提案……」

武内P「……ですか?」

232以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 09:16:12 ID:JZB8ooKk
楓「今、ここでハナコちゃんの写真を見て……笑顔になれる?」

凛「……笑顔になんてなれない」フルフル!

武内P「そんなっ……!?」


楓「なら……向こうの陰で、コッソリ見たらどうかしら?」

楓「私も一緒に着いて行って、ね?」

楓「それなら……笑顔に、なれるんじゃない?」


凛「……まあ……それなら」


武内P「! 高垣さん……お願い、出来ますか?」


楓「はい、任せてください」ニコリ!

233以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 09:27:13 ID:JZB8ooKk
  ・  ・  ・

楓「それじゃあ……今度、お家に行っても?」

凛「うん、一緒に散歩とか……どうかな」

楓「まあ! うふふっ、とっても素敵な提案ね!」

凛「休みの予定は、えっと……」

楓「ちょっと待ってね、手帳を……」


武内P「待ってください!」

武内P「あのっ、お二人とも……何の話をしているのですか!?」


凛・楓「えっ?」

凛・楓「……散歩?」


武内P「先程までの話は、どこへ行ったのですか!?」

234以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 09:39:44 ID:JZB8ooKk
凛「……ねえ、もうその話はよくない?」

武内P「重要な事だと、思うのですが……!?」

楓「……本当に、そうでしょうか?」

武内P「っ! それは……!」


武内P「……」

武内P「待ってください! とても重要です!」


凛・楓「……」

凛「……あっ、ここ。休み被ってる」

楓「……お家の最寄り駅は、どこなの?」


武内P「お願いします! 話を聞いてください!」

235以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 09:49:49 ID:JZB8ooKk
武内P「プロデューサーとして、ですね……!?」

武内P「可愛い系か綺麗系か、可能な限り把握しておくべきだ、と」

武内P「……そう、思っているのですが……!」


凛「……やっぱり、可愛いと思う」


武内P「えっ?」

武内P「その結論に……至ったのですか?」


楓「でも……ハナコちゃん、美人さんよね♪」


武内P「高垣さーん!」

236以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 09:59:43 ID:JZB8ooKk
凛「もう……そんなに気になるなら、プロデューサーも来れば?」

武内P「えっ?」

楓「そうね……それなら、笑顔も見られると思います」

武内P「いえ、ですが……!?」


凛「……ふーん」

凛「気にならないなら、来なければ良いんじゃない?」


楓「……うふふっ!」

楓「可能な限り把握しておくべき……ですよね?」


凛・楓「……ふふっ!」ニコッ!


武内P「……良い、笑顔です」

237以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 10:10:10 ID:JZB8ooKk
  ・  ・  ・

武内P「綺麗か……可愛いか」

武内P「どちらかと決めてしまうのは、間違いでした」

武内P「――どちらの魅力も、兼ね備えている」

武内P「それが……本当の、輝きです」


ハナコ「ワンッ!」


武内P「……」

ナデナデナデナデ…

ハナコ「クフゥ〜ン」

武内P「……」ホッコリ!


凛・楓「……」

238以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 10:21:54 ID:JZB8ooKk
凛「ちょっと……ねえ、プロデューサー」

武内P「? どうかされましたか?」

凛「私の笑顔を見に来たんじゃなかったの?」

武内P「いえ……もう、大丈夫です」


楓「……今日の私の服装、どうでしょうか?」

武内P「? どう……とは?」

楓「……」

武内P「あの……高垣さん……?」


凛・楓「……」ニコッ!


武内P「……?」

ナデナデナデナデ…

ハナコ「……クゥ〜ン」

239以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 10:40:07 ID:JZB8ooKk
武内P「あの……その笑顔は、一体……?」

凛「どう思う?」ニコッ!

武内P「いえ……それは……」

楓「ふふっ! とっても大事な事ですよ?」ニコッ!

武内P「そう、ですね……」

武内P「可愛いか、綺麗かは……また、別として……ですね」


凛・楓「……」ニコッ!


武内P「ファンの方に、見せられない笑顔だ、と」

武内P「……そう、思います」


凛・楓「……」


ハナコ「――ワンッ!」



おわり

240以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 12:12:09 ID:2XmWLIKg
よし、二人ともペンギンのコスプレしてリベンジだ!

241以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 16:21:18 ID:lCxr.aTA
乙。
静に呑める人は誰だろ?のあさんとか志乃さんとかかな?
とりあえずアルハラ、パワハラ、モラハラ、セクハラですね

242以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 18:46:21 ID:2XmWLIKg
のあさんが酔っぱらったらどうなるのかは見てみたい

243以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 18:51:48 ID:eFrj5Br6
この板エロ大丈夫なんだけど1にはTENGAが精一杯かな?

244以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 19:04:57 ID:WhCV2XTI
この板で、脱糞ネタはやるのかな

245以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 20:05:42 ID:OcVUeMow
脱糞はTENGAよりライトだったのか
たまげたなぁ

246以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 20:54:23 ID:JZB8ooKk
深夜VIPもスレが立てられるようになりましたし、おーぷん含め投下も増えてきたと思います
なので、


これ以降、このスレは載せないでください


色々考慮した結果、長期的に見ればそれがベストだと判断しました
理由に関しては、ぶっちゃけ書くのが面倒なので省略する事をご容赦ください


どうか、宜しくお願いします

247以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 21:30:11 ID:JZB8ooKk

 プロデューサーは、ゆっくり歩く。
 この人、身長が高いのもあって、歩幅もかなり広い。
 きっと、かなり意識してると思う。
 そうでなきゃ、こうやって並んで歩くのは、難しいんじゃないかな。


「……」


 反対に、私は少しだけ早足で歩く。
 歩くのが遅いとは思わないけど……でも、早足で。
 今日のステージ衣装のブーツが、カツカツと音を立てる。
 傍から見れば、颯爽と歩いてるように見えるのかな。


「――ねえ、プロデューサー」


 真横を歩くプロデューサーの顔を見上げながら、声をかけた。
 話しかけられると思ってなかったのか、少しだけ眉が上がったのが見えた。
 初めの頃は、無表情で、何を考えてるかわからなかった。
 でも、最近は、そういう些細な変化にも気づけるようになった……かな。


「はい」


 プロデューサーの、落ち着いた低い声。
 声は届くけど……私達の距離は、とても遠い。

248以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 21:42:27 ID:JZB8ooKk

「今日のLIVE、成功すると思う?」


 いつもだったら、こんな質問はしない。
 ステージに上がったら、全力で、自分の出来る最高のパフォーマンスをするだけ。
 成功するか、失敗するかなんて、気にしてなんかられない。
 なのに、今日、この場所でだけは……それを気にせずにはいられない。


「……」


 私の質問が意外だったのか、プロデューサーは足を止めた。
 早足で歩いてたから、合わせて止まるのが遅れて、少し前に出た。
 ブーツの踵を軸にして、ステップを踏むように、振り返る。
 そうすれば、ほら、あんまり深刻そうには見えないでしょ?



「……前回同様、成功すると……そう、確信しています」



 確信。
 ふーん……思ったり、考えたりしてるんじゃなく……確信、ね。
 そんなにハッキリ言われると、逆に緊張するとは思わないの?


 だって、此処は――私達ニュージェネが、初めて三人で立ったステージなのに。

249以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 21:56:57 ID:JZB8ooKk

「……ふーん」


 私達が、前にこのステージでLIVEをした時。
 あの時の事は、正直……良い思い出とは言えない。


 最初に立ったステージが、美嘉のバックダンサーだった。
 その時は、アイドルって最高だ、って思ったんだよね。
 最後まで何度も振り付けを確認して……そうそう、掛け声も、あの時から。
 うん……客席を埋め尽くすお客さんは、本当に喜んでくれてたと思う。


 でも……あれは――美嘉のステージだった。
 それを勘違いしていた私達は、自分達のステージで、失敗をした。


 プロデューサーは、お客さんを笑顔に出来たから成功だと言った。
 そういう意味では、確かに成功したのかも知れない。
 だけど……私達は、ちゃんと笑顔が出来ていなかった。


 だから――


「前回同様で良いの?」


 ――プロデューサーに、問いかけた。

250以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 22:12:15 ID:JZB8ooKk

「っ……いえ……」


 プロデューサーは、少し言葉に詰まった。
 それはきっと、私の言っている意味をちゃんとわかってくれたから。
 動揺する姿が、年上の男の人なのに、ちょっと可愛く見える。
 どうなの、と、自分でも意地悪な顔をしてるなって自覚しながら、答えを促す。


「……」


 右手を首筋にやって、困った顔をしてる。
 何て言おうか、考えてるのかな。


 ほら、どうするの?


 アンタ、私のプロデューサーでしょ。


「……前回以上の、素晴らしいLIVEになるでしょう」


 真っ直ぐにこちらを見ながら、プロデューサーは言った。
 それに私は、うん、と言いながら、笑顔で返した。
 どう? ちゃんと笑顔、出来てるでしょ。

251以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 22:27:15 ID:JZB8ooKk

「……ふふっ」


 また、踵を軸に振り返り、前を向いた。
 ほんの少しだけ足を止めて、プロデューサーが歩き出すのを待つ。
 横目で確認しながら……うん、オッケー。


「……」


 プロデューサーと、初めて会った時。
 男の子が、玩具の部品を無くして、それで、泣いてて。
 勘違いをした警察の人に問い詰められて、それから……。


「……」


 本当に、何がきっかけになるかわからないよね。
 だって、そうでしょ?
 探しても見つからない小さな物がきっかけで、
プロデューサーは、私を見つけたんだから。


「……」


 アイドルじゃない――輝く星じゃなかった、私を。

252以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 22:41:06 ID:JZB8ooKk

「……」


 考えてみれば、さ。
 もしかしたら、あの時が一番、私達の距離は近かったんじゃないかな。
 プロデューサーも、私のこと「君」なんて言ったりしてて。
 ……普通の女子高生を相手にするには、丁寧な口調すぎたけど。


「……」


 それから、何度も何度もスカウトに来て。
 知ってる? プロデューサー、私の学校では未だに不審者扱いされてるんだよ?
 ……まあ、さすがに可哀想だから、言わないけど。


「……」


 ……それから、卯月に出会って……キラキラした笑顔を見て。
 私は、アイドルへの一歩を踏み出した。


 だけど、その一歩は……思ってた以上の距離だった。


 アイドルと、プロデューサー。
 輝く星と、それを見守る人との距離くらい、私達は遠くなった。

253以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 23:00:03 ID:JZB8ooKk

「……」


 気付かれないように、ほんの少しだけ、歩調を遅めた。
 そして、プロデューサーの、大きな右手を見つめる。
 この手が、私達を導いて、アイドルの階段を登らせてくれてるんだよね。
 ……なんて言ったら、自分自身の力です、って言うだろうけど。


「……」


 でも……それでも、プロデューサーが、私のプロデューサーで良かった。
 面と向かっては、言わないけどね。
 言ったとしても、右手を首筋にやるだけだろうし。
 照れくさいとか、そんなんじゃないから。


「……」


 この手に、私の手を重ねるのは――絶対に、駄目。
 星を掴もうと、手を伸ばすのは……大丈夫、問題ない。
 でも、星が手を伸ばすのはルール違反だし、
きっと、この大きな手は伸ばされた手を取ることは、無いだろうから。


 ……って、何考えてるんだろ。
 やっぱり、少し緊張してるのかな。

254以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 23:14:44 ID:JZB8ooKk

「……よし」


 集中、集中。
 今は、余計な事は考えない。
 これから始まるLIVEに、ありったけを……全てを。
 最高の笑顔で、瞬く星空のような、光り輝くステージを。


 そう……目が、離せないくらい!


「プロデューサー、ちゃんと見ててよね」


 振り返らず、前を向いて。
 行くよ、蒼い風が――


「目を離したら、承知しないから」


 ――駆け抜けるように。



おわり

255以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/11(火) 23:27:27 ID:JZB8ooKk
色々諸々は、30行制限に慣れたら書きます
キン肉マンは多分厳しいです、無念
おやすみなさい

256以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 03:25:10 ID:57tL2Vy2
ああこっちでも終わらせにかかるのか。
そう言えば最初は君呼びだったんだよなあ

257以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 04:48:34 ID:cyYF82aA
武凛やっぱいいなぁ

258以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 20:03:51 ID:Ibygg7BQ
書きます


武内P「正確にわかる……と」

259以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 20:06:08 ID:Ibygg7BQ
卯月「はいっ! 最近、気付いたんです!」

武内P「そう……ですか」

卯月「私、笑顔だけしか取り柄が無いと思ってました……!」

武内P「いえ、島村さんの笑顔は、それだけで――」


卯月「まさか! 乳首の位置が正確にわかるなんて!」ニコッ!


武内P「……良い、笑顔です」

武内P「ですが、あの……大声を出すのはやめましょう……!」

260以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 20:10:01 ID:Ibygg7BQ
卯月「本当に、百発百中なんです!」

武内P「島村さん……島村さん!?」

卯月「あっ、すみません……えへへ」

武内P「……いえ、落ち着いてくださったようで――」


卯月「実際は、五十発五十中くらいです♪」ニコッ!


武内P「あのっ! 数の問題ではなく!」

武内P「……」

武内P「そんなにも試したのですか!?」

261以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 20:13:38 ID:Ibygg7BQ
卯月「はいっ! 島村卯月、頑張りました!」

武内P「その……頑張ったのは、相手の方では!?」

卯月「……あっ、確かにそうですね!」

武内P「あの……一体、誰に……!?」


卯月「でも、大丈夫です!」

卯月「美穂ちゃんと響子ちゃんも、喜んでましたよ♪」


武内P「島村さ――んっ!?」

262以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 20:18:14 ID:Ibygg7BQ
ガチャッ


凛「……どうしたの? 大声なんて出して」

美嘉「ヤッホー★ なんか、盛り上がってたカンジ?」


卯月「あっ、凛ちゃんに、美嘉ちゃん!」

卯月「聞いてください! 私、凄い特技があったんです!」

武内P「待ってください、島村さん!」


卯月「私、乳首の位置が正確にわかっちゃうんです!」ニコッ!


凛・美嘉「……」

凛・美香「はい?」

263以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 20:18:56 ID:Ibygg7BQ
誤)>凛・美香「はい?」

正)>凛・美嘉「はい?」

264以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 20:22:11 ID:Ibygg7BQ
  ・  ・  ・

凛「……ねえ、ちょっと」

美嘉「……どうするつもり?」

武内P「……」


卯月「プロフィール欄に、どう書こうかなぁ……」

卯月「乳首の位置が正確にわかるだと、そのまますぎるし……」

卯月「……う〜ん、迷っちゃうなぁ……!」ニコニコ!


凛「……卯月、あんな事言ってるけど」

美嘉「……ヤバくない?」

武内P「……はい……とても、まずい状況です」

265以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 20:27:44 ID:Ibygg7BQ
武内P「ですが……島村さんは、喜んでらっしゃるので……」

凛・美嘉「……」


卯月「――そうだ! 握手会じゃなく、乳首会!」

卯月「ファンの人の乳首をついていくのはどうだろう!」

卯月「……わあぁ……この特技があれば、色々出来る……!」ニコニコ!


武内P「……とても、言い出しにくk」

凛「なんて言ってる場合じゃないでしょ!?」

美嘉「……実現したら、凛も練習しなきゃじゃん」

凛「絶対に嫌!」

266以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 20:33:59 ID:Ibygg7BQ
凛「私、卯月を止めてくる」

武内P「いえ……ですが……」


美嘉「――はぁ、しょうがないか」


武内P・凛「……?」

美嘉「アンタ達ニュージェネは、、アタシの妹分みたいなもんだしね★」


卯月「えいっ! えいっ!」

ヒュッ、ヒュッ

卯月「島村卯月、笑顔で乳首を突くの、頑張ります♪」ニコッ!

ヒュッ、ヒュッ


美嘉「……」

美嘉「妹分が、ああいう頑張りをするのは……ちょっと」

武内P・凛「……」

267以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 20:38:44 ID:Ibygg7BQ
美嘉「う〜づきっ★」

卯月「? 美嘉ちゃん?」

美嘉「あのさ、本当に乳首の位置が正確にわかるの?」

卯月「えっ? どういう意味……ですか?」


美嘉「服の上からでも、正確にわかっ――」

卯月「はいっ♪」

つんっ!

美嘉「――とぅん!?///」ビクンッ!


武内P・凛「……」

凛「ねえ! 皆で、私を騙そうとしてるんじゃないよね!?」

武内P「そうだったら! そうだったら良かったと……そう、思います!」

268以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 20:44:48 ID:Ibygg7BQ
美嘉「ま……待って! ストップ!」

卯月「はい?」

美嘉「今のは、油断! ちょっと油断してただけ!」

卯月「はあ……」

美嘉「相手が動いてたら、さすがに無理っしょ★ ほら――」


美嘉「――TOKIMEKIどこまでも♪ エスカレート♪」

卯月「はいっ♪ はいっ♪」

つんっ! つんっ!

美嘉「んっ!?/// ふっ!?///」ビクンッ、ビクンッ!


凛「嘘でしょ!? 何なの!? ねえ!」

武内P「待ってください! 私に……私に言われても!」

269以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 20:50:52 ID:Ibygg7BQ
凛「コールみたいに! リズムに合わせてたんだけど!?」

武内P「そ、そう……ですね」

凛「……!?」


卯月「TO・KI・ME・KI♪」ニコニコ!

つん、つん、つん、つんっ!

美嘉「んっ!?/// やめっ!?/// 待っ!?/// ちょっ!?///」ビク、ビク、ビク、ビクッ!


凛「私……あんな、卯月見たくない!」

凛「ねえ! アンタ、あれで良いと思ってるの!?」

武内P「待ってください! あの……城ヶ崎さんの心配も!」

270以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 20:56:05 ID:pvPdO6K2
完璧奥義、天元地獄極楽車で仕留めてうやむやにすべきでは!?

271以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 20:57:18 ID:Ibygg7BQ
  ・  ・  ・

卯月「どうですか!? 凄くないですか!?」


武内P「た……確かに、凄い、と」

武内P「……そう、思いますが……!」

凛「待って、卯月。その前に――」


美嘉「マジヤバいって! ホントに凄いんだって!」

美嘉「アタシがダンスしてても、正確に突いてくるんだよ!?」


凛「美嘉は、どうしてそっちサイドに居るの!」

武内P「……」

272以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 21:03:40 ID:Ibygg7BQ
美嘉「アンタ達わからないの!? この凄さが!」

凛「わかるわけないでしょ!?」

卯月「りっ、凛ちゃん……!?」

凛「ねえ、卯月……冷静になろう? ねっ?」

卯月「で……でも……!」


凛「偶然が重なっただけ……とかさ」

凛「ほら、何事も、調子がいい時ってあるでしょ?」


卯月「……そんなことないっ!」

卯月「私……どんな時でも、笑顔で乳首を正確に突けるもんっ!」


凛「う……卯月……!?」


武内P「あ、あの……!」

武内P「せめて、小声で……! 小声で、お願いします……!」

273以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 21:10:05 ID:Ibygg7BQ
  ・  ・  ・

美嘉「……二人共、準備オッケー?」


卯月「はいっ!」

凛「良いよ」


美嘉「卯月が、グルグルバットを十回やって――」

美嘉「――5メートル離れた、凛の乳首を突く!」

美嘉「成功すれば、卯月の新しい特技として認める!」

美嘉「失敗すれば、無かったことにする!」

美嘉「……お互い、文句言いっこナシだからね?」


卯月・凛「……!」コクリ!


武内P「待ってください! 皆さん、待ってください!」

武内P「あの! 私は、ずっと反対しているのですが!」

274以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 21:16:07 ID:Ibygg7BQ
凛「……プロデューサー、安心して」ボソッ!

武内P「……渋谷さん?」

凛「……要は、反応しなければ良いんでしょ」ボソボソ!

武内P「! 成る程、そういう事ですか……!」ボソボソ!

凛「……まあ、我慢するけど……見ないでいいから」ボソボソ!

武内P「……はい、わかりました」ボソボソ!


凛「……――卯月、いつでも良いよ」


卯月「……!」


美嘉「それじゃあ!」

美嘉「レディィィ……ゴー!」

275以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 21:20:59 ID:Ibygg7BQ
卯月「……!……!……!」


美嘉「い〜ち! はい、に〜い! さ〜……ん!」


凛「……」

武内P「……」


卯月「うぅ……! う……えぅ! あぅあ……!」


美嘉「し〜い! ご〜お〜お〜……お! ろっ、ろぉ〜〜……ろく!」


凛「……頑張れ」

武内P「えっ?」


凛「卯月、頑張れっ!」


武内P「……」

武内P「えっ!?」

276以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 21:27:16 ID:Ibygg7BQ
卯月「! 凛ちゃん……! 頑張り……ますっ! ますっ!」


美嘉「! な〜な! はぁ〜っ……っち! きゅう! 凄い!」


凛「良いよ、卯月! その調子! 後一回!」

武内P「待ってください! 渋谷さん、趣旨が!」


卯月「私の……新しい、特技……!」


美嘉「じゅ〜うっ! はい、乳首!」


卯月「……!」

フラフラッ…


凛「こっち! こっちだよ、卯月!」

武内P「良い、友情ですが! あのっ、待ってください!」

277以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 21:33:23 ID:Ibygg7BQ
卯月「島村……卯月……!」

ヨロヨロッ…


卯月「頑張りま――」

フラッ…


凛「っ!? 卯月、危ないっ!」

ダッ!


卯月「――すっ!」

…ズブリッ!

凛「……」


武内P・美嘉「……あっ」


凛「……」ニコリ!

凛「――っふぅぅぅううううううううううんんん!!?」

…ゴロゴロゴロゴロゴロゴッ!

278以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 21:41:19 ID:Ibygg7BQ
  ・  ・  ・

武内P「では……この特技は、無しという事で」

卯月「……はい……危ないって、わかりました」

美嘉「そうだね……凛の乳首、片方陥没しちゃったもんね」

卯月「凛ちゃん、ごめんね……!」


凛「待って、別に陥没乳首にはなってないから」


卯月・美嘉「……」ションボリ


凛「なってないからね!? 良い!? 陥没してないから!」

武内P「……は、はあ」

279以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 21:47:51 ID:Ibygg7BQ
卯月「私……新しい、得意なものを見つけたって、浮かれてました」

美嘉「でも……あの正確さなら、しょうがないって★」

卯月「……美嘉ちゃん」

凛「まあ……私も、卯月の立場だったら試したくなるかも」

卯月「……凛ちゃん」


卯月「ふふっ! 二人共、ありがとうございます♪」ニコッ!


武内P「……良い、笑顔です」

280以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 21:55:52 ID:Ibygg7BQ
武内P「そもそも……島村さんに、奇抜な特技は必要ありません」

武内P「その笑顔と……朗らかな、人柄」

武内P「それだけで十分魅力的だ、と」

武内P「……そう、思います」


卯月「へっ!?……あ……あうぅ……///」


美嘉「普通が一番、ってやつだね★」

凛「そうだね。卯月は、そのままで可愛いよ」

卯月「……///」

281以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 22:06:08 ID:Ibygg7BQ
美嘉「それにしても……アンタも、良いコト言うじゃん★」

つんつんっ!

武内P「んっ、ふぅっ!?」ビク、ビクッ!


美嘉「……えっ?」


武内P「……じょっ、城ヶ崎さん!?」

美嘉「えっ!? あれっ!?」


美嘉「今の、別に乳首の位置じゃなかったよね!?」


武内P「そ、そうですが……その……」

美嘉「なっ……なら……どうして……?」

武内P「…………言えません」


卯月・凛「……!?」

282以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 22:10:06 ID:Ibygg7BQ
卯月「ぷっ、プロデューサーさん!」

つんつんっ!

武内P「? し、島村さん……?」

凛「プロデューサー! ここは!?」

つんつんっ!

武内P「い、いえ……別に……」


美嘉「……このへん?」

つんつんっ!

武内P「うぁっ、くっ!?」ビク、ビクッ!


卯月・凛・美嘉「……」


武内P「まっ、待ってください!」

武内P「皆さん……無表情で、私を見ないでください!」

283以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 22:20:39 ID:Ibygg7BQ
美嘉「……ヤバくない?」

卯月・凛「……!」コクコクコクコク!

美嘉「やっぱ……ヤバいよね?」

卯月・凛「……!」コクコクコクコク!


美嘉「ねえ、ちょっと良い?★」ニコッ!


武内P「駄目です! 待ってください!」


美嘉「アタシは、カリスマJKアイドル、城ヶ崎美嘉!」

美嘉「そう言われて、アタシが止まるワケないっしょ★」ニコッ!


武内P「……いえ……止まらない、と」


武内P「性格だと、わかっていますが!」



おわり

284以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/12(水) 22:24:29 ID:qyNWVXrI
北斗百烈拳だ!

285以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 00:23:32 ID:2.PYwjfE
処女のくせに北斗有情拳を使えるのか…

286以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 02:58:46 ID:Hb5ruiSQ
(あ、これ縛るまでいくな)

287以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 08:56:34 ID:HEaYrxn.
アイドルにセクハラについての注意喚起で実践させられるPをください!

288以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 10:58:08 ID:8.5YG8bI
武内Pと乙倉くんの中の人ネタで1つお願いします!

289以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 21:04:39 ID:nMSu4mKQ
>>287
書きます


武内P「セクハラ対策、ですか」

290以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 21:09:21 ID:nMSu4mKQ
美波「プロデューサーさん、お願いできますか?」

武内P「何か……あったのでしょうか?」

奏「いいえ。何かあったから、じゃないの」

美波「ほら、私達のお仕事って、ちょっと特殊じゃないですか」

奏「だから、メンバー達のために……リーダーとして学んでおこうと、ね」


武内P「新田さん、速水さん……!」…ジーン!

武内P「……申し訳、ありません」

武内P「お二人の責任感の強さに……感動して……はい」…ジーン!


美波・奏「……」

美波・奏「ふふっ!」ニコッ!

291以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 21:11:41 ID:nMSu4mKQ
美波「それじゃあ、プロデューサーさん――」

奏「――協力、してもらえるのかな?」

武内P「はい、勿論です」


武内P「私に出来ることでしたら、可能な限り協力したい、と」

武内P「……そう、思います」


美波・奏「……」

美波・奏「ふふふっ!」ニコッ!

292以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 21:17:49 ID:nMSu4mKQ
武内P「確かに……良い機会かも知れません」

武内P「ハラスメント防止の研修を開く等を――」

美波「う〜ん……それは、ちょっと難しいと思います」

奏「ほら、まだ小学生や、中学生の子も居るでしょう?」


美波「だから、まず先に――」

奏「――私達に研修をする、っていうのはどうかしら」


武内P「……なるほど、確かにその通りかも知れません」

武内P「お二人の言う通りだ、と」

武内P「……そう、思います」


美波・奏「……」

美波・奏「ふふふふっ!」ニコッ!

293以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 21:25:56 ID:nMSu4mKQ
武内P「では、資料を作成して、後日――」

美波「あっ、それに関しては大丈夫ですよ!」

武内P「えっ?」

奏「私達の方でも、ある程度は勉強してきたから」

武内P「そう……なのですか?」


美波「はい、だって何も知らない状態だと――」

奏「――協力して貰うのに……手間をかけさせちゃうもの」


武内P「……!」…ジーン!

武内P「申し訳……ありません」

武内P「少し……疲れ目が……すみません、すぐに……はい」


美波・奏「……」

美波・奏「ふふふふふっ!」ニコッ!

294以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 21:31:56 ID:nMSu4mKQ
武内P「……お待たせしました」

武内P「もう……はい、大丈夫です」

美波「それじゃあ、セクハラ――セクシャル・ハラスメントについて」

奏「少し、私達の考えを聞いてもらっても良いかしら」

武内P「はい」


美波「セクハラは、性的な言動による嫌がらせ、ですよね」

奏「でも……どうしても、スリーサイズの話とかは出てくるわ」

美波「だから、一般的にセクハラと呼ばれる行為」

奏「それも……ある程度は、許容しなきゃいけないと思うの」


武内P「……ええ、その通りです」

武内P「ですが……そう言っていただけると、ありがたいです」


美波・奏「……」

美波・奏「……」ニコッ!

295以下、名無しが深夜にお送りします:2018/09/13(木) 21:38:58 ID:nMSu4mKQ
武内P「私も、気をつけているのですが……」

武内P「……お二人は、私の言動をセクハラだと感じたことは、ありませんか?」

美波「いいえ、そんな事ありませんよ!」

奏「ふふっ! むしろ何もなさすぎて、自信なくしちゃうかも」

武内P「それは……申し訳、ありません」


美波「だからこそ、適任だと思うんです。だって――」

奏「――そんな貴方にされて、嫌だと思ったら」


美波・奏「――セクハラ」


美波「……っていう事に」

奏「……なると思わない?」


武内P「……そう、でしょうか?」


美波・奏「そうそうそうそう!」コクコクコクコク!




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