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ロゼッタ「マリオカートに参戦…ですか?」
1
:
Mii
:2018/08/04(土) 23:26:40 ID:Mx6gHZLQ
マリオ「隠しキャラ、もとい隠しゲストとして任天堂から依頼が来てる。
ギャラクシーと連動して、ミステリアスな女性ドライバーとして
ブレイクしてほしいとのことだが…どうする?」テガミポイー
ロゼッタ「…ふむふむ。
レースごとに観客の皆さんの投票で参戦するか否かが決まって、
その時点で少なくない給料が発生。
上位に入ったり総合成績が良ければ更に追加給金。
至ってシンプルな給料体系ですね」
マリオ「…………」
2
:
Mii
:2018/08/04(土) 23:32:32 ID:Mx6gHZLQ
マリオ「…その。特にお金には困ってないだろ?
断って貰っても全然かまわないんだけd――」
ロゼッタ「いえ、ぜひ出たいです!
お金が欲しいというわけではないんですが、
非常に興味があるので!
マリオファミリーに認められた証でもあるんでしょう?
こんな光栄なことはありません!」
マリオ「そうきたかぁ…まあ本人がやる気なら、いいんだけど…
一度登録しちゃうと、取り消せないぞ?」
ロゼッタ「そのようなこと、いたしません!」
マリオ「……それじゃあ、キノコ王国に連れていくから
付いて来てくれ。
手続きがあるみたいだから…」
ロゼッタ「はい!」ルンルン
3
:
Mii
:2018/08/04(土) 23:40:28 ID:Mx6gHZLQ
〜キノコ王国〜
キノじい「…はい。これにて契約は成立ですじゃ。
早ければ1週間後には、観衆の前で正式に参戦することになりますぞ!
ロゼッタどの、頑張って下され!
その美貌と笑顔で王国中を虜にして下されば我々も鼻高々ですじゃ」
ロゼッタ「び、美貌だなんて、そんな…」
マリオ 「(…やっぱり強引にでも止めといた方がよかったかな…)
じゃあ、ピーチ、デイジーたちに会いに行くぞ。
女性同士、色々と教えてもらってくれ。
運転のノウハウとか、コース取りとか…」
ロゼッタ「ええ、何から何まで有難うございます」
マリオ「…あと、命の守り方とか」ボソッ
ロゼッタ「……はい?マリオ、何か言いましたか?」
4
:
Mii
:2018/08/04(土) 23:45:37 ID:Mx6gHZLQ
ピーチ「……マリオったら、本当にロゼッタ連れてきちゃったんだ」
マリオ「まあ、依頼があった以上、聞きに行かなきゃならない立場だし…」
デイジー「こーんな箱入りお嬢様につとまるの?」ハアー
ロゼッタ「こんにちは、ピーチ姫、ロゼッタ姫。
でも心配ご無用です、こう見えて割と動体視力はいい方なので。
みなさんに負けないよう頑張ります!」
ピーチ「…マリオ、ちゃんと危険性は説明したかしら?」
マリオ「…キラキラ目を光らせたロゼッタにたじろいで何もしてません」
ピーチ「えええ……」
デイジー「えええ………」
ロゼッタ「??」
5
:
Mii
:2018/08/04(土) 23:56:04 ID:Mx6gHZLQ
ピーチ「ところでロゼッタ、一応聞いておくけど。
マリオカートに対する知識ってどのくらいあるの?
できるだけ詳しく答えて」
ロゼッタ「マリオカートについての知識、ですか?
みなさんがカートに乗って、コースを何周かして、順位を競うんですよね?
実際に見たことはないですが、録画した物なら何度か観たことがあります。
最後の最後まで気が抜けない、白熱した試合展開に感動しました。
私も実は、いつか自分も走ってみたいな、と思っていたのです」
デイジー「今回から、カートに加えてバイクも選択できるらしいけどねー。
たしかに、こうして呼ばれて参加できるってのは嬉しいしワクワクするわ!
頑張り次第でマリオやクッパにも勝てるってのもいいわ」
マリオ「むむ、俺もそうは負けていないつもりだが。
…まあ、全勝なんてこともできないしな。そういった、下剋上や
大逆転もマリオカートの醍醐味だ」
ロゼッタ「それに、何回滑っても転んでも吹き飛んでも、
皆さんすぐに運転を再開するなんて……」
ピーチ「…やめて。慣れてしまった自分が悲しいけど、
あんまり思い出したくない光景だから…」
6
:
Mii
:2018/08/04(土) 23:59:41 ID:Mx6gHZLQ
ロゼッタ「勝手に衝撃を最小限に抑えるバリアまで貼ってくれるなんて、
すごく未来的で優秀なカートですよね!」
マリオ「えっ」
デイジー「えっ」
ロゼッタ「??」
ピーチ「あちゃあ…」
7
:
Mii
:2018/08/05(日) 00:09:36 ID:v/fL9lPs
ロゼッタ(ニコニコ)
ピーチ「…マリオ、悪いことは言わないわ。
今ならまだ間に合う。ロゼッタを連れてキノじいの所に向かって
契約を取り消しに行ってちょうだい」ズイッ
デイジー「…こんな知識しかない子をいきなり飛び込ませたら、
最悪、1レース目の1周目で死んじゃうわよ!?」ヒソヒソ
マリオ「あ、ああ。そうだな。今なら何とか間に合う…
いや、間に合わせてみせる!
ロゼッタ、やっぱりこの話はなかったこt」
ダダダダ…!
ルイージ「おーい、兄さーん!
キノじいが張り切っちゃって、大々的にロゼッタをPRしてるよー!
すっごいよね、憧れちゃう人気ぶりだよー!
もうファンクラブまでできたんだってー!」
ロゼッタ「あらあら、まあまあ!
これはますます、挑戦し甲斐があるというものですね!」
マリオ「」
ピーチ「」
デイジー「(これ、死んだんじゃないの?)」
8
:
Mii
:2018/08/05(日) 00:25:44 ID:v/fL9lPs
ルイージ「そして!しかと見よ!これが――僕が苦労に苦労を重ねてゲットした、
ロゼッタファンクラブ会員証、それもNo.0005のカードなのだ!
すごいだろ兄さん!」ドヤア
デイジー「何やっとんじゃあああ!」スパコーン
ルイージ「グエッ」
マリオ「…マンマミーヤ」
ピーチ「ああもう!こうなったら、正式参戦までに死に物狂いで
…いや、死んででも体に覚え込ませてロゼッタを鍛えるしかないじゃない!
一刻の猶予もないわ!さっそく連れていくけど、構わないわね!?」ダダダッ
ロゼッタ「え、ちょ、ちょっとピーチ姫!?私をどこへ連れて行こうというのです!?」
ピーチ「コースに決まってんでしょうが!死にたくなかったら走る!」
デイジー「わ、私を置いてかないでよピーチ!付いてくからね!!」ダダダ
マリオ「……南無、ロゼッタ。
そっちはまかせたぞ、ピーチにデイジー。
……さてと、念のため1UPキノコを乱獲しておくかあ」ダッ
9
:
Mii
:2018/08/05(日) 00:30:06 ID:v/fL9lPs
ルイージ「」チーン
ズシンズシン…
クッパ「ん?緑のヒゲの横にロゼッタファンクラブの会員証が落ちてやがる。
1桁とは緑のヒゲの癖に生意気な奴だ、ワシが貰っといてやろう」スッ
ルイージ「」
ルイージは放置された。
10
:
Mii
:2018/08/05(日) 00:38:03 ID:v/fL9lPs
ピーチ「…さあ、着いたわ」ピタッ
ロゼッタ「はあ、はあ…ここは?」
ピーチ「一番レース頻度の高いキノコカップ、
その中で『色々と』動きが大きいコースよ。
そう、ここは――」
デイジー「…キノコキャニオンね。
ピーチったら、いきなりとんでもないコースを選ぶわね…」
ロゼッタ「わあ、自然の地形を活かした爽やかなコースみたいですね」
ピーチ「…うん、過去作で慣れた私たちなら、そういった感想でも
間違っちゃあいないんだけどね…」
デイジー(ピーチ、今更だけどメタいよ)
11
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/08/05(日) 00:53:40 ID:v/fL9lPs
コンチワー ハネブロックキュウビンッスー
ゴチュウモンノ カートイッシキ トドケニマイリマシタッスー
ガシャン!!
ピーチ「ありがとねー」
イエイエー ソレデハマタ ゴヒイキニー
ピーチ「とりあえず、スタンダードカートを3台用意しといたわ」ポン
デイジー「ピーチったら気が利くぅ!ありがとね!
うわあ、スタンダートカートだ!
初心者向けで最近乗ってないから超新鮮だったり!」
ロゼッタ(初心者向け?上級者向けのカートもあるということでしょうか?
スピードが出やすい代わりに曲がりにくい、とか?)
ピーチ「悪いけど時間がないの。
運転操作を説明するから、さっそく乗り込んでもらうわよ。
覚悟はいい?しっかり付いて来てね」
ロゼッタ「はい!」グッ
12
:
Mii
:2018/08/05(日) 00:55:33 ID:v/fL9lPs
ピーチ「これがアクセルペダル。踏むとカートが加速していくわ。
どのみち一定速度で加速は止まるから、
基本的に走行中は目いっぱい押し続けてね」
ロゼッタ「はい」
ピーチ「これがブレーキペダル。踏むと急停止やバックができるわ。
大抵の減速はアクセルペダルを踏まなくすることで行うから、
あまり使わないといえば使わないけど…
障害物に突っ込んだときとかは覚えておいて」
ロゼッタ「はい(へえ、ブレーキペダルってバックにも使えるんだ。
知らなかったです、勉強になりました)」
13
:
Mii
:2018/08/05(日) 00:59:30 ID:v/fL9lPs
ピーチ「そしてハンドルに付いてるこれがジャンプボタン。
押すとカートが少し 跳ねる わ。
その瞬間はハンドル片手持ちになっちゃうけど頑張ってね」
ロゼッタ「は……」
ロゼッタ「はい!?」
デイジー(ブフォ)
14
:
Mii
:2018/08/05(日) 01:06:16 ID:v/fL9lPs
ピーチ「…何か?」
ロゼッタ「…あのー、どうしてカートが跳ねるんですか?」
ピーチ「高低差のあるところで飛距離が少し増えるわ。
テクニックがあれば障害物を躱せたりするし便利よ」
ロゼッタ「え?え?カートに…飛距離?」
デイジー「というかロゼッタ、あんた録画でレース内容見たは見たんでしょ?
ならなんとなくわかるんじゃないの?」
ロゼッタ「え、あの、単に走行運動の結果跳ねていると思っていたのですが」
デイジー「だーかーらー、それを補助するのがジャンプなんだってば」
ロゼッタ「!?!?」
デイジー(目を白黒させてる、可愛い)
ロゼッタ「というより、カートの設置部分のタイヤにジャンプ機能を持たせられるとは
思えないんですが…」
ピーチ「…キノコ王国の技術は凄いのよ」メソラシ
15
:
Mii
:2018/08/05(日) 01:12:33 ID:v/fL9lPs
ロゼッタ「…はい、わかりました。少し混乱していますが」
ピーチ「とりあえず、今の3つをしっかり使いこなせればひとまず走行はできるわ。
じゃあ、カートに乗って。最初のセクションだけやってみましょう」
デイジー「んー?ピーチ、このコースってセクション制じゃないよー?」
ピーチ「そのうちわかるわ」
デイジー「それに、アイテムは?ロケットスタートの技術は?」
ピーチ「今は黙ってなさい」クワッ
デイジー「…うん、了解」ビクビク
16
:
Mii
:2018/08/05(日) 01:30:47 ID:v/fL9lPs
ロゼッタ「お二方は、どうされるのですか?」
ピーチ「万が一のことを考えて、左右を並走させてもらうわ。
そのくらいの技術はあるから大丈夫よ、とりあえずコース取りは気にせず走って。
じゃあ…いつでもどうぞ」
ロゼッタ「わかりました、お願いしますね」ブロロロロ…
ロゼッタ(よし、アクセル踏んで順調に加速。
何気に運転免許くらい持っていますからね、フフン。
お二人をびっくりさせてしまいましょー―)
ジャンプ台―奈落―キノコ―奈落―コース「やあ」
ロゼッタ(うっ、早速、レースに非現実な障害が現れました…!
しかし!カートのバリアに守られている今の私に、恐れることなど――)
17
:
Mii
:2018/08/05(日) 01:32:01 ID:v/fL9lPs
ピーチ「あ、言うの忘れたけど」ブロロロロ
デイジー「衝撃の際に体を硬直させちゃダメよ!」ブロロロロ
ロゼッタ「えっ?」ビュン!
ドゴオオッ!!!
ピーチ「……」
デイジー「……」
ロゼッタ「……………………」
ロゼッタ「……………………カハッ」ゴフッ
デイジー「きゃあああ!なんか吐血したんだけどぉ!」
ロゼッタ「――――――――――」
デイジー「そしてそのまま失速して奈落に落ちたんですけどぉ!!
ジュゲムぅ、はやくきてくれー!!」
ピーチ「あー、私もあんなことあったっけ…」ハイライトオフ
18
:
Mii
:2018/08/05(日) 01:47:23 ID:v/fL9lPs
ジュゲム「困りますねー、こんな初歩の初歩のジャンプで瀕死になるような人を
コースに連れて来てもらっちゃ…」
ピーチ「あと1週間でなんとかまともなレーサーにするから!
それまで大目に見て!お願いジュゲム!」
ジュゲム「…まあ、ピーチ姫がそこまでおっしゃるなら。
あ、もう少しスタンバイしておいた方がいいですかね?
なんだかまだまだ落ちそうな感じがありますし」フヨフヨ
ピーチ「あ、お願いするわ。ポケットマネーから特別手当出しておくわね」
ジュゲム「ありがとうございます」
オーイ 1UPキノコモッテキタゾー
アリガトー デモサスガニ スーパーキノコデモヨカッタワヨ
ドノミチ ヒツヨウニナルダロー?
…ソウネ
ロゼッタ「……ハッ!?今のは…夢!?」
デイジー「そんな訳ないでしょうが」スパコーン
ロゼッタ「痛い!?痛いです!」
19
:
Mii
:2018/08/05(日) 01:52:35 ID:v/fL9lPs
ロゼッタ「うっ、思い出すだけで吐き気が…
どうして回復しているのか知りませんが、ありがとうございます。
しかし、なぜあのようなダメージを受けたのでしょうか」
ピーチ「ハア…言いそびれていたけど、いい加減言っておくわ。
このカート…いえ、用意されている全てのカートね。
激しいレースに耐えるための耐久性は確かにあるけれど…
搭乗者のバリア機能なんて…一切ないわよ?」
ロゼッタ「……」
ロゼッタ「What?」
マリオ(言っちゃったよ)
デイジー(というか、あんたが真っ先に言っておきなさいよ!)
20
:
Mii
:2018/08/05(日) 02:00:29 ID:v/fL9lPs
ロゼッタ「…いえいえ、ちょっと待ってください」オロオロ
ピーチ「……」
ロゼッタ「常識的に考えて、マリオやクッパはともかくとして
ピーチ姫やデイジー姫があんな衝撃に耐えられるわけがないじゃないですか。
おまけに甲羅や雷だってぶつけられるのでしょう!?
私に冗談を言おうとしても、そうはいきませんよ!」
ピーチ「さらわれ慣れているうちに体力付いただけよ?
クッパ城を彷徨うなか、間違ってマグマに落ちることもあったくらいだし。
マリオと一緒にフライパン片手に冒険だってしたし」
デイジー「私も、ギャグ補正ありきとはいえビンタ1発でクッパ倒したこともあるし」
ロゼッタ「」
21
:
Mii
:2018/08/05(日) 02:11:58 ID:v/fL9lPs
ピーチ「まあ心配しないで、素質はあるはずだから」ガシッ
デイジー「死ぬのは仕方のないことって開き直れば、なんとでもなるよねー!」ガシッ
ロゼッタ「」
ロゼッタ「」
ロゼッタ「マ、マリオ、私ですね、ちょっと考え直しm」
ピーチ「マリオなら1UPキノコを本格的に収穫しに行ったわよ?」
ロゼッタ「」
ピーチ「はい、続き続き。とりあえず今の箇所を繰り返すわ。
経験値ためていきましょー」
デイジー「怖がると余計に舌を噛むからねー。女は度胸よ度胸!」
ロゼッタ「嫌です、死にたくないですー!……」ズルズルズルズル
〜マリオ談〜
重症10回、瀕死重体を64回経験したところで目の光を失ったため
チコに補助してもらうことにした。
スターの力をすこし貰って、なんとか耐えることができるようになりました。
チコの重さの分、重量級扱いになっちゃうよ?とからかったが
そんなこと気にしない、と涙を流して喜んでいました。めでたしめでたし。
22
:
Mii
:2018/08/05(日) 02:25:50 ID:v/fL9lPs
2日後・・・
ロゼッタ「……」ブロロロロ
ロゼッタ(車体重心を崩さず…この!角度で!連続で!飛ぶ!)ギン!
ダン!ダン!ダン!ダーン!!
ピーチ「よし!そのままゴールへ!」
ロゼッタ「はい!」
デイジー「グオオオオオオオオオルゥ!!
とうとう、キノコキャニオンを3周走破したじゃない!
なかなかの成長っぷりよ、ロゼッタ!」
ロゼッタ「は、はい!長く苦しい戦いでした。…本当に、本当に!」ウルッ
ピーチ(…………そう、長く苦しい戦い、だった。ロゼッタも相当頑張ったけど、
あと5日しかないのに、1コースを完走しただけじゃ遅すぎる!
アイテムの使い方、避け方すら全く教えていないのに!
感動しているところ悪いけど、更にレベルの高いコースで特訓していかないと…!)
23
:
Mii
:2018/08/05(日) 02:32:13 ID:v/fL9lPs
ロゼッタ「ふふ、わかっていますよ、ピーチ姫」
ピーチ「え!?」
ロゼッタ「これでも、全然時間が足らないのでしょう?
自分の実力不足は嫌というほどわかりました。
すぐにでも、次のステップへ…!」
ピーチ「…駄目よ、今日はここまで。一回体を休ませた方がいいわ。
回復アイテムでも気力までは回復できないんだから」
ロゼッタ「…はい。確かに、ボロボロですねえ」
ピーチ「あ、そうそう。当然だけど、HPを全回復させておきなさいよ。
絶対に」
ロゼッタ「……はい?わかりました。それでは」スタスタ
デイジー「さあ、かえろー」
ピーチ「私たちはダメ」ガシッ
デイジー「ふみゅ!?」
24
:
Mii
:2018/08/05(日) 02:37:48 ID:v/fL9lPs
次の日・・・
ロゼッタ「…あの。本当にここでいいんですか?」
デイジー「う、うん。問題ないわ」
ロゼッタ「しかし、ここ…
また、キノコキャニオンではないですか」
ピーチ「私、最初はより難しいコースを…って考えたわ。
でも、間違ってることに気付いたの。
先に、アイテムの使い方について教えておいた方が、万倍役に立つってことに」
ロゼッタ「はあ。そういえば、これまではアイテムボックスというものがコースにありませんでした」
デイジー「昨日のうちに、私たちで設置しておいたよー」
ロゼッタ「そこまでやってくれたのですか!助かります!」
デイジー「…すっごく良心が痛むけどねー」
ロゼッタ「??」
25
:
Mii
:2018/08/05(日) 02:46:11 ID:v/fL9lPs
ピーチ「まずは基本のおさらいから。
アイテムを持っていない状態でコース上のアイテムボックスに触れると
アイテムが1個手に入るの。どのアイテムかはランダムだけど、
下位を走っているほど強力なアイテムが出やすいわ」
ロゼッタ「はい」
ピーチ「アイテムには、キノコやスターの加速系、甲羅やサンダーの攻撃系、
バナナなどの設置系があるわ。使い方によって、あるいは効果範囲によって
2つ以上の役割を果たせる場合もあるけれど。
ちなみにアイテム使用はこのボタンで行うわよ」
ロゼッタ(変なボタンが左にあると思ったら…)
デイジー「でも、結局のところアイテム使用の意義はただ1つよ。
自分を加速させたり他者を遅らせたりして自分の順位を上げるため。
おのずと、どのような局面でどのアイテムが使えるか、使われやすいかは
決まってくるんだよね」
ロゼッタ「なるほど…」
26
:
Mii
:2018/08/05(日) 02:53:44 ID:v/fL9lPs
ピーチ「たとえば、体験済みかとおもうけど、ジャンプ中にアイテム攻撃を食らうと
単純にスピードロスするうえにジャンプ失敗でジュゲムの厄介になるから、
ジャンプ成功時と比較して相当なビハインド状態になるわね」
デイジー「逆に言えば、効果的なアイテムの使い方ができるから
ジャンプ中は攻撃を狙われやすいんだよね」
ロゼッタ「……ん?」
ピーチ「というわけで、前を走るロゼッタめがけて後続の私たちが甲羅を投げまくるから
ダメージの受け流し方を学んでほしいの」
デイジー「打ち所が悪くなければ、きっと、いや多分、maybe死なないから。
緑甲羅を躱す特訓にもなるし、ね!?」アセアセ
ロゼッタ「」
27
:
Mii
:2018/08/05(日) 03:07:32 ID:v/fL9lPs
〜ロゼッタの日記〜
今日は、ピーチ姫とデイジー姫にアイテムの使い方を教えてもらいました。
私が10〜20mくらい先を走っていると、後ろから緑甲羅や赤甲羅が飛んできます。
最初は平地でぶつけられてみましたが、5メートルくらい激しく吹き飛ばされた後
地面に叩きつけられました。どこにそんなエネルギーが詰まっているのでしょうか。
ちなみにこの段階で、チコに守られていたにもかかわらず気絶してしまいました。
ジャンプ中に甲羅を当てられたときは、もっと大変なことになりました。
せっかく培ってきた重心安定の心得も、吹き飛ばされては滅茶苦茶です。
酷い時には、意識のないまま頭から足場に叩きつけられたりしたそうです
ちなみに、そのあとどうなったのかは全く記憶がありません。
ただ、私は割と賢いので、ピーチ姫が持ってきた1UPキノコが
順調に減っていることをコッソリ確認して察しちゃいました。えへへ。
私が笑い出すようになってからピーチ姫とデイジー姫がブルブル震え出しましたが
その理由はよくわかりませんでした。えへへ。
とりあえず、わたくし、ろぜったは、まだしっかりいきています。
あしたもきっといきていることでしょう。 おわり
28
:
Mii
:2018/08/05(日) 03:14:10 ID:v/fL9lPs
ロゼッタ「…ハッ!危うく取り返しの付かない落ち方…いえ堕ち方をするところでした」
ピーチ「そそそそうね」
デイジー「ロゼッタさん、あなた天才よ」
ロゼッタ「ふふふふふふ」
ピーチ「あは、ははははは」
デイジー「ホホホホホホ」
ロゼッタ「とりあえず、ですね」
ピーチ「な、なに?」
ロゼッタ「緑甲羅の避け方を教えてください」
ピーチ「あ」
29
:
Mii
:2018/08/05(日) 03:21:56 ID:v/fL9lPs
〜ロゼッタの日記(続)〜
なるほど。後ろを一瞬振り返りながら軌道を確認すれば、
緑甲羅なら躱せなくもない、ということですか。凄いですね。
……聞いて5秒で諦めました。
ちなみに、「こんな感じよ?」とピーチ姫に実演してもらいました。
甲羅の軌道を読みながら巧みにかわす、
あるいは軌道が外れていることを見て取ってそのまま走る、
ということをあっさりやってのけるピーチ姫は尊敬してしまいます。
赤甲羅をぶつけた時も、経験の賜物か意識をしっかり保ったまま
凄いでしょ、と言わんばかりに手を小さく優雅に振りつつ
ジュゲムに引き上げられてきました。
デイジー姫は、「さすがに私はあそこまで余裕はないかなあ」と
羨ましそうに見つめていました。
もはや2人とも人間ではないと思います。
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