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ハンジ「戯れも」リヴァイ「幾星霜」

1 ◆uSEt4QqJNo:2017/12/25(月) 21:52:44 ID:vrZuEj5M
1スレ目、リヴァイ「ひたすらに」ハンジ「戯れる」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1387721339/
2スレ目、ハンジ「戯れの」リヴァイ「ハズだった」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1393766145/
3スレ目、リヴァイ「気ままに」ハンジ「戯れた」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1399643095/
4スレ目、ハンジ「戯れに」リヴァイ「戯れた」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1406120445/
5スレ目、リヴァイ「延々と」ハンジ「戯れたい」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1415881553/
6スレ目、ハンジ「戯れて」リヴァイ「過ぎる日々」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1427978790/
7スレ目、リヴァイ「いつまでも」ハンジ「戯れよう」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1441112985/
8スレ目、ハンジ「戯れは」リヴァイ「終わらない」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1463146389/
9スレ目、リヴァイ「緩やかに」ハンジ「戯れようか」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1485956035/


の続き。10スレ目とか。短編の様なモノでリヴァイとハンジ(女)がただいちゃいちゃしてるだけという説明は果たして必要なのか

とにかく時系列やなんやらかんやら無視しながら思いつきで書いていく。その為サ○エさん時空化
まれにR18エロ有り。ないかもなので期待はしないでくれ。〆の後に∫や∬がついたら次の話がR18というお知らせ

月刊とかのネタバレとかあったりする。なるべく分からないように紛れ込ませるつもりだがどうなるか分からない
おまけの記憶喪失ネタが入る予定。予定は未定
スレのURLの所為で1レスが余計に長い。日付ネタでやってる。日にちは11月だった気もするが大体12月から。では

855 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/10(木) 22:08:04 ID:dq9xoP.U
――――――――――――――――――――
↓ここから記憶喪失話

あらすじのようなナニカ
ひょんなことでリヴァイを意識してしまったハンジ
それに気づいたリヴァイがからかって遊んだ
ハンジがお怒り

856 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/10(木) 22:08:41 ID:dq9xoP.U

41【敗北】


リヴァイ「おい」

ハンジ「…………」ペラッ ←本読んでる

リヴァイ「おい、クソメガネ」

ハンジ「…………」

リヴァイ「ハンジ」

ハンジ「…………」ペラッ

857 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/10(木) 22:09:18 ID:dq9xoP.U

リヴァイ「…………」

ハンジ「…………」

リヴァイ「………………」ハァー

ハンジ「…………」ペラッ

リヴァイ「…………悪かった」ボソッ

ハンジ「分かればよろしい」パタンッ

リヴァイ「……チッ」




858 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/10(木) 22:09:50 ID:dq9xoP.U

42【あらぬ誤解が】


ハンジ「またあんなイタズラしたら本気で怒るからな」

リヴァイ「分かった」

ハンジ「私が本気で怒ったら兵舎中散らかりまくるからな!」

リヴァイ「分かったと言っている……いや、兵舎中はやめろ。他の奴らの迷惑だろうが」

ハンジ「リヴァイの所為だー! って叫びながら散らかすからな」

リヴァイ「お前な」

ハンジ「リヴァイが私を辱しめたからだーって」

リヴァイ「やめろ」




859 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/10(木) 22:10:29 ID:dq9xoP.U

43【近況報告】


エルヴィン「それで、記憶の方はどうだい?」

リヴァイハンジ「「さっぱりだ」」

エルヴィン「……仲が良いことだ。何か方法はないものかな?」

ハンジ「うーん、結構試してみたんだけどね。頭ぶつけてみたりとか」

エルヴィン「余計に記憶が無くなりそうだからやめておけ、ハンジ」

ハンジ「集めた文献や自分の書いた?物やらも読んでみたりしたけど全くだよ」

エルヴィン「リヴァイは?」

860 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/10(木) 22:11:56 ID:dq9xoP.U

リヴァイ「同じく、だ」

エルヴィン「……そうか」

ハンジ「他に方法あるかなー?」

エルヴィン「…………ある」

ハンジ「えっ! 何なに!?」

エルヴィン「リヴァイ、ハンジ、お前たちはしばらく恋人として過ごせ」

ハンジリヴァイ「「――――――」」

ハンジリヴァイ「「はぁ!?」」




861 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/10(木) 22:12:49 ID:dq9xoP.U

44【指示】


ハンジ「なんだってそんなことになるんだよ」

エルヴィン「試せるものは全て試しておかなければな。何、てきとうにいちゃついてみればいいだけだ」

ハンジ「いちゃ……いや、無理だから」

エルヴィン「他に手立てはもうないんだろう?」

ハンジ「う……」

エルヴィン「まぁ、とりあえず二人で行動してみろ。デートにでも行ってくるといい」

ハンジ「でーと…………似合わねぇ」

リヴァイ「……」

エルヴィン「そうでもないがな。休みが合えばよく一緒に出掛けていたぞ?」

862 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/10(木) 22:14:12 ID:dq9xoP.U

ハンジ「そんなこと言われても今の私たちは――――」

エルヴィン「今の記憶の頃から結構二人で出掛けていなかったか?」

ハンジ「――――ん?」

リヴァイ「…………」フム?

ハンジ「…………あれ?」

エルヴィン「行きつけがあるなら二人で行ってみるといい。何か発見があるかもしれんぞ」

ハンジ「…………んー、まぁ、一理あるね。行く? リヴァイ」

リヴァイ「……紅茶が切れそうではある」

ハンジ「んじゃ決まりだね。私は本屋ねー」

リヴァイ「本屋は最後に行くぞ」

863 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/10(木) 22:14:44 ID:dq9xoP.U

ハンジ「えぇぇ!!」

リヴァイ「最初に行ったら動かねぇだろうが」

ハンジ「むー」

エルヴィン「…………」フッ

ハンジ「そんじゃま、出掛けてみるよ」

エルヴィン「あぁ、明日は二人とも休みにしておくよ」

ハンジ「マジで!? ありがとう! エルヴィン!」

エルヴィン「いや、礼には及ばんよ。その代わり……」

ハンジ「え?」

リヴァイ「……」




864 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/10(木) 22:15:16 ID:dq9xoP.U

45【でーと】


――次の日――


リヴァイ「…………」

リヴァイ(同じ兵舎にいながらなんだって待ち合わせしなければならねぇんだ)

リヴァイ(しかも遅ぇ)キンッ ←懐中時計

リヴァイ(何してやがんだ)カチンッ

ハンジ「…………リ、リヴァイ、お待たせ」

リヴァイ「やっと来たか。てめぇ、遅…………」

ハンジ「…………」キラキラー+

865 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/10(木) 22:16:17 ID:dq9xoP.U

リヴァイ「――――」

ハンジ「いや、あの、なんか、ほら! エルヴィンが支度はナナバとか、ニファとかに頼めって言ってたでしょ?
そしたらその、寄ってたかって……」モジモジ

リヴァイ「……」ジー↓ジー↑

ハンジ「ス、スカートとか久しぶり過ぎてなんかスースーするし、髪もまとめられちゃって」ハハッ

リヴァイ「……」ジッ

ハンジ「軽く化粧まで……やりすぎだよね」アハハー

リヴァイ「…………」

ハンジ「あの……リヴァイ?」

リヴァイ「……まぁ…………悪くねぇ」フム

866 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/10(木) 22:16:47 ID:dq9xoP.U

ハンジ「えっ?」

リヴァイ「行くぞ」

ハンジ「あ、う、うん」

ハンジ(えっと、あれ? 今の誉められたのかな?)

ハンジ(誉め、られたんだよね?)ムズッ

ハンジ「〜〜〜〜」ニヘー

ハンジ(ふはっ、やばい顔がゆるむ)ヘヘッ

リヴァイ「…………」チラッ

ハンジ(戻さないと)ムニムニ

リヴァイ「…………何やってんだ」




867 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/10(木) 22:19:02 ID:dq9xoP.U
レスありがとうございます
Barって言うと表紙思い出すな、あれ普通の酒場だけど
幹部組めっちゃ似合いそうだな、Bar


長らくすみません……まぁ、何かとアレコレで……申し訳ない
多分日曜か火曜あたりで。ではまたーノシ

868 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/14(月) 23:10:37 ID:fnozP.eM

46【でーと開始】


リヴァイ「……遅くなったのはそれが原因か?」スタスタ

ハンジ「えっ? あぁ、うん、そう。ちょっと抵抗しまくったからね」

リヴァイ「しまくったんならちょっとじゃねぇだろ」

ハンジ「だってさー、スカートはともかく、化粧って必要?
いらないって言っても『いーや、必要だ!』って許してくれなくてさ」

リヴァイ「…………でーと、とやらだからだろう」

869 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/14(月) 23:11:36 ID:fnozP.eM

ハンジ「わーお、君からでーとなんて言葉が聞けるとは」

リヴァイ「うるせぇな」チッ

ハンジ「でーとで舌打ちはご法度じゃないかな?」

リヴァイ「クソメガネ、いいから行くぞ」

ハンジ「でーとの相手に向かってクソメガネとはね」ヤレヤレ

リヴァイ「本当にうるせぇクソメガネだな」チッ

ハンジ「うるせぇ、クソメガネ、舌打ちとフルコースで来たね」ケタケタ

リヴァイ「…………」




870 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/14(月) 23:12:24 ID:fnozP.eM

47【紅茶屋】


「いらっしゃいませー」

ハンジ「前に来たことあるね、ここ」

リヴァイ「あぁ、紅茶を売っている所はねぇかと聞いたらここを案内された。お前に」スッつ紅茶缶

ハンジ「そうそう、そうだった。“地図だけ書け、一人で行く”って不遜だったよねー」

リヴァイ「…………」

ハンジ「一人で行ったら怖がられるってのに」

リヴァイ「余計なお世話だ」

871 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/14(月) 23:13:05 ID:fnozP.eM

ハンジ「本当にあなたって目付きで損してるよね。優しい人なのに」

リヴァイ「…………」

ハンジ「お? 照れた?」ヒョイッ

リヴァイ「照れてねぇクソメガネ」ガッ

ハンジ「ぬおっ! 顔掴むなよ、化粧が剥げるだろ」

リヴァイ「あぁ、悪ぃ」スッ

ハンジ「ふっ、素直」クスクス

リヴァイ「…………」




872 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/14(月) 23:13:50 ID:fnozP.eM

48【思い出の店】


ハンジ「あ、ここ、ここ」

リヴァイ「あぁ……この飯屋か」

ハンジ「“生きて帰ったら奢る”を遂行した店だね」

リヴァイ「…………」

ハンジ「……入ろうか」

リヴァイ「あぁ」

「らっしゃーい!!」

ハンジ「いつ来ても活気があるねぇ、ここは」

873 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/14(月) 23:14:27 ID:fnozP.eM

リヴァイ「そうだな」

ハンジ「これとそれとあれお願いねー」

「はいよ!」

リヴァイ「おい、勝手に決めるな」

ハンジ「ここに来たら大抵これ頼んでたじゃん」

リヴァイ「? …………あぁ、そうだったな」

ハンジ「でしょ?」

リヴァイ「………………」シワー

ハンジ「どしたの? 眉間にシワ寄ってるけど」

874 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/14(月) 23:15:05 ID:fnozP.eM

リヴァイ「その記憶は今思い出した」

ハンジ「ん? その?」

リヴァイ「“いつも頼んでいるもの”だ」

ハンジ「あ、そう……だね。さっきまでここは奢った場所だったね……うん、あなたと何度も来てる」フム

リヴァイ「あぁ、お前と外に出ると大抵はここに食いに来る」

ハンジ「おお! 凄いよ、リヴァイ! ちょっと前進だよ!!」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「さすがエルヴィンだね! 言うことを聞くもんだ!」

リヴァイ「…………」シワー




875 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/14(月) 23:16:00 ID:fnozP.eM

49【指摘できなかった】


ハンジ「ほんでふぁ、つひにひふところが」モグモグ

リヴァイ「口の中のもん飲み込んで喋ろ。汚ぇ」

ハンジ「んぐっ、そんでさ、次に行く所が本屋でいいよね?」

リヴァイ「本屋、な」

ハンジ「なんだよ、行くって言ったろ?」

リヴァイ「行くには行くが…………。!」スッ

ハンジ「ん?」

リヴァイ「……」ナデ…

876 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/14(月) 23:16:54 ID:fnozP.eM

ハンジ「!」ドキッ

リヴァイ「ガキかてめぇは」ゴシッ

ハンジ「あ、ああ、口の端に付いてた?」

リヴァイ「バカが」ペロッ

ハンジ「!!?」

リヴァイ「?」

ハンジ「――――」ポカンッ

ハンジ(えっ? 今、指で拭ってそれ舐めた……よね?)

ハンジ(な、なんで? しかも口の端に付いてたのを……潔癖、のはずなのに……)

877 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/14(月) 23:17:43 ID:fnozP.eM

ハンジ(…………恋、人だから?)

ハンジ「――――っ!」ガタッ

リヴァイ「? なんだ、いきなり口許抑えやがって……吐くのか?」

ハンジ「ち、違っ、」///フイッ

リヴァイ「??」

ハンジ(無意識かよっ! くそっ、私だけ動揺するとか腹立つ!)

リヴァイ「吐くなら便所に行け」

ハンジ「…………いや、吐かないから。食事中に便所とか言わないでよ」

リヴァイ「食事中に巨人の実験話する奴に言われたくねぇな」モグモグ




878 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/14(月) 23:18:24 ID:fnozP.eM

50【優しさ】


ハンジ「わっひょーい!! 本だ本だーー!!」

リヴァイ「騒ぐな暴れるな奇行種クソメガネ」

ハンジ「だってなかなか来れなかったからさー」

リヴァイ「今持っている本は把握しているのか?」

ハンジ「んーまぁ、大体」

リヴァイ「同じもの買うなんて間抜けなことするなよ」

ハンジ「大丈夫大丈夫。引き取ってくれる所知ってるから」

リヴァイ「それは大丈夫とは言わねぇ」

ハンジ「あ! これ続刊出てたんだぁ」ペラペラ

リヴァイ「…………もう聞いちゃいねぇな」ハァ

ハンジ「お、これは……」

リヴァイ「……」

879 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/14(月) 23:18:59 ID:fnozP.eM

―――
――


「…………ジ」

「おい、ハンジ!」ガシッ

ハンジ「はっ!?」ビクッ

リヴァイ「いい加減、買うものを決めろ」

ハンジ「あ、ごめんごめん。夢中になってしまった。これとこれにするよ。待ってて」タタッ

リヴァイ「…………」

ハンジ「…………お待たせー」

リヴァイ「本当に待った」

880 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/14(月) 23:19:51 ID:fnozP.eM

ハンジ「そこはそんなに待ってないって言うところだよ」

リヴァイ「うるせぇ」グイッ

ハンジ「あ、自分で持てるよ?」

リヴァイ「てめぇはこっちを持ってろ」スッ

ハンジ「……紅茶」

リヴァイ「本を持たせたら読みながら歩きかねん」スタスタ

ハンジ「…………そんなことしないけど」

リヴァイ「……」スタスタ

ハンジ「…………なんかムズムズしちゃうよ」ポソッ

リヴァイ「おい、行くぞ」

881 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/14(月) 23:20:27 ID:fnozP.eM

ハンジ「あ、うん」スタスタ

リヴァイ「……」

ハンジ「……リヴァイ」

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「ありがとうね」フフッ

リヴァイ「…………何もしてねぇ」

ハンジ「私はありがたく思うところがあったんだよ」

リヴァイ「……そうか」

ハンジ「うん」ニコニコ

リヴァイ「………………そうかよ」スタスタ




882 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/14(月) 23:21:17 ID:fnozP.eM
次はまた日曜あたりかね
ではまたーノシ

883以下、名無しが深夜にお送りします:2019/01/15(火) 02:35:15 ID:Z.Ay1KTY


884 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/20(日) 23:00:44 ID:1FwH5k9w

51【おねだり】


ハンジ「もう帰らないとねー」

リヴァイ「そうだな」

ハンジ「帰ったらそれ飲むの?」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「ふぅん?」ジー

リヴァイ「…………なんだ」

ハンジ「いやぁ、私もその紅茶の味に興味があるなぁ」

リヴァイ「素直に飲みてぇと言えねぇのか」

ハンジ「飲みてぇ。飲ませろ」

リヴァイ「急に上からか」

885 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/20(日) 23:01:20 ID:1FwH5k9w

ハンジ「飲ませてください、お願いします、リヴァイ様」

リヴァイ「……次は卑屈か」

ハンジ「どう言えばいいんだよ」

リヴァイ「普通に言え」

ハンジ「私も飲みたい!」

リヴァイ「勝手にしろ」

ハンジ「それ返事?」クスクス

リヴァイ「嫌なら来るな」

ハンジ「行きますー飲みますー」

リヴァイ「……勝手にしろ」

ハンジ「うん、勝手にする」ニコッ

リヴァイ「…………」




886 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/20(日) 23:01:54 ID:1FwH5k9w

52【密着】


ハンジ「また一緒に出掛けようね」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「だって、ほんの少しだけど思い出せたじゃないか!」

リヴァイ「あぁ……確かにな」

ハンジ「さすがはエルヴィンだよねぇ」

リヴァイ「……」

ハンジ「言うことを聞いてればなんとかなる気がするよ」

リヴァイ「……言うこと聞くだけってのもどうなんだ」

ハンジ「そりゃ自分でだってちゃんと考えるさ。負担ばかり掛けたくないからね」

887 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/20(日) 23:02:24 ID:1FwH5k9w

リヴァイ「…………」シワー

ハンジ「ん? なんだか不機嫌かい? 眉間にシワ」プスッ

リヴァイ「指すな」ペシッ

ハンジ「ははっ、指したら伸びるかなと思ってさ」

リヴァイ「伸びるか」

ハンジ「まぁまぁ――わっ」ガクッ

リヴァイ「!」ガシッ

ハンジ「あぁ、ごめ――――」


リヴァイ「地面と仲良くしてぇのか」グイッ
 ハンジ「――――っ」

888 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/20(日) 23:03:03 ID:1FwH5k9w


リヴァイ「? おい、ハン――――」

バッ!

ハンジ「ご、ごめん。ありがとう」

リヴァイ「…………」

ハンジ「あはは、まさかなんにもない所で転びそうになるなんてね」

リヴァイ「……普段履かねぇような靴履いてるからじゃねぇか?」

ハンジ「あぁ、そうかも。服も慣れないしね」

リヴァイ「……」

ハンジ「さ、早く帰ろう。リヴァイの淹れた紅茶が飲みたいよ」

リヴァイ「……ああ」




889 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/20(日) 23:04:03 ID:1FwH5k9w

53【無意識の】


エルヴィン「やぁ、おかえり」

ハンジ「ただいま、エルヴィン!」

リヴァイ「…………」

エルヴィン「楽しかったか?」

ハンジ「うん。それに少しだけど思い出せたよ!」

エルヴィン「ほぅ?」

ハンジ「どうやら行きつけになっているらしい店で、いつも頼む料理を無意識に頼んでいたんだ」

エルヴィン「ふむ」

ハンジ「リヴァイとその店に行くと同じような料理を毎回頼んでたって思い出せたんだ!」

エルヴィン「…………」

890 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/20(日) 23:04:47 ID:1FwH5k9w

ハンジ「リヴァイとはちょくちょく一緒に出掛けてたみたいだね!
エルヴィンが言ったとおり試してみて良かったよ!」

リヴァイ「…………」

エルヴィン「……そうか、役に立てたようで良かったよ」

ハンジ「今から今日買った紅茶をご馳走してもらうんだ! ね? リヴァイ」クルッ

リヴァイ「…………ああ」

ハンジ「それじゃね、エルヴィン」スタスタ

エルヴィン「ああ」

リヴァイ「…………」スタスタ

エルヴィン「…………」

エルヴィン「あれは惚気られたのかな?」




891 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/20(日) 23:05:24 ID:1FwH5k9w

54【紅茶の淹れ方】


ハンジ「はー、これだよこれ! 美味しいねぇ」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「リヴァイは紅茶を淹れる天才だね」

リヴァイ「手順を守れば誰でもできる」

ハンジ「えー? そうかなぁ?」

リヴァイ「…………お前は」

ハンジ「ん?」

リヴァイ「…………」

ハンジ「何なに? どうしたの?」

リヴァイ「いや、お前は自分で淹れないのか?」

ハンジ「淹れることはあるけどこんなに美味しくはならないかな?」

892 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/20(日) 23:06:00 ID:1FwH5k9w

リヴァイ「どうせ蒸らす間に何かに囚われて蒸らし過ぎてんだろ」

ハンジ「あー、それもあるけどリヴァイみたいに時計で計ったりしないせいかもね」

リヴァイ「ちゃんと見ていれば美味くなる」

ハンジ「今度頑張ってみるよ」

リヴァイ「絶対やらねぇな」

ハンジ「やるってば、やだなぁ。じゃあ今度お茶する時は私が淹れるよ」

リヴァイ「ほぅ?」

ハンジ「女に二言はないよ!」

リヴァイ「せいぜい美味く淹れろよ」

ハンジ「ふふふ、任せろ! やるときはやるんだからな!」

リヴァイ「そりゃ期待できそうだな」

ハンジ「おう、期待しとけ!」




893 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/20(日) 23:06:35 ID:1FwH5k9w

55【そのモヤモヤは】


――夜――

リヴァイ「…………」


ハンジ『さすがエルヴィンだね! 言うことを聞くもんだ!』

ハンジ『さすがはエルヴィンだよねぇ』

ハンジ『エルヴィンが言ったとおり試してみて良かったよ!』


リヴァイ「…………チッ」

894 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/20(日) 23:07:14 ID:1FwH5k9w

リヴァイ(バカの一つ覚えみてぇにエルヴィン、エルヴィンと)

リヴァイ(人と出掛けておいて…………)

リヴァイ「…………馬鹿か」シワー

リヴァイ(何を考えてんだ、俺は)ハァ

リヴァイ「…………」

リヴァイ「…………本当に馬鹿だな、俺は」




895 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/20(日) 23:07:50 ID:1FwH5k9w
乙ありがとうございます


次も日曜あたりに。ではまたーノシ

896以下、名無しが深夜にお送りします:2019/01/23(水) 16:16:46 ID:cdZ0F5Vo
記憶喪失やばいな
恋愛初期再びな感じでドキドキする

897 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/27(日) 22:05:29 ID:6FH33WsU

56【目的は】


ハンジ「お」

モブリット「どうしました?」

ハンジ「いや、これリヴァイのサインが無くてさ」

モブリット「本当ですね。もらってきますよ」

ハンジ「そうだね……いや、私が行くよ」ガタッ

モブリット「ですが」

ハンジ「気分転換しようと思ってたところだからさ」

モブリット「そうですか」

ハンジ「ついでに紅茶飲んでくる」スタスタ

モブリット「それが目的ですか……」




898 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/27(日) 22:06:03 ID:6FH33WsU

57【美味しい】


ハンジ「ふんふふーん♪」

ハンジ(あ、そういや今度お茶淹れるって約束してたっけ)

ハンジ(まぁ、今日は飲ませてもらおう)ウン

ハンジ(お休みの日にでも淹れてあげようかな)

ハンジ「お? 扉が開けっぱなしだ。空気の入れ換えかな?」

ハンジ「リー……」ヒョコッ


ペトラ「はい、兵長」コトッ

リヴァイ「ああ」…ズズ

899 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/27(日) 22:06:40 ID:6FH33WsU

ペトラ「ど、どうでしょうか?」

リヴァイ「? あぁ、悪くない」

ペトラ「良かったです」ニッコリ

エルド「ペトラの淹れる紅茶は美味いよな」

グンタ「ああ。きっちり時間も見てて頑張ってるよな」

オルオ「確かに。だが、俺の方がまだ」

ペトラ「じゃ、飲まなくていい」スッ

オルオ「待て。悪くない」

ペトラ「今すぐそのしゃべり方やめて」ゴゴゴゴ


ハンジ「…………」




900 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/27(日) 22:07:47 ID:6FH33WsU

58【飲みに来た】


リヴァイ「! ハンジ」

ハンジ「あ、やぁ」

リヴァイ「何の用だ?」

ハンジ「これ、サインがもれてたから」ペラッ

リヴァイ「あぁ……悪い」

ペトラ「ハンジ分隊長、今ちょうどお茶を淹れたところなんです。飲んでいかれませんか?」

ハンジ「うん! 戴くよ!」

リヴァイ「……わざわざお前が持ってきたのはその為か」

ハンジ「いやいやー、みんな忙しくてね」

リヴァイ「その中のトップのお前が暇とはどういうことだ」

ハンジ「暇じゃないよ。息抜き息抜き」

901 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/27(日) 22:08:28 ID:6FH33WsU

ペトラ「はい、どうぞ。ハンジ分隊長」コトッ

ハンジ「わぁ、ありがとう、ペトラ」

ペトラ「いえ」ニッコリ

ハンジ「ん〜、可愛い子が淹れたお茶は格別だねぇ。美味しいよ」

ペトラ「い、いえ、そんな///」

ハンジ「本当に美味しいよ」ニコッ

ペトラ「ありがとうございます」エヘッ

リヴァイ「書いたぞ。帰れ」ペラッ

ハンジ「まだ飲んでますー」

リヴァイ「忙しいんじゃねぇのか」

ハンジ「少しは大丈夫」

リヴァイ「……好きにしろ」

ハンジ「好きにしますよー」




902 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/27(日) 22:09:30 ID:6FH33WsU

59【信用できない】


モブリット「おかえりなさい、ハンジ分隊長」

ハンジ「うん、ただいま」

ニファ「どうかしましたか?」

ハンジ「え?」

ニファ「なんだか少しお疲れのように見えますが」

ハンジ「……そうかい?」

ニファ「ええ」

モブリット「今日は定時で上がりましょうかね」

ハンジ「えええええ!」

モブリット「えええ、じゃないですよ」

ハンジ「まだまだ目を通さないといけないものがっ!」

903 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/27(日) 22:10:20 ID:6FH33WsU

モブリット「焦らずゆっくりいきましょう。休むのも大事ですよ」

ハンジ「……資料の幾つかは持っていくよ」

モブリット「ハンジ分隊長…………」ハァー

ハンジ「本の代わりに読むんだよ」

モブリット「せめて本を読んでくださいよ」

ハンジ「徹夜はしないと約束しよう」

モブリット「絶対ですよ?」

ハンジ「絶対!」

モブリット「…………」ジトー

ハンジ「……絶対」

モブリット「……わかりました」

ハンジ「よし!」

モブリット(……後でリヴァイ兵長に頼んでおこう)




904 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/27(日) 22:11:04 ID:6FH33WsU

60【お互い様?】


コンコンコンッ

ハンジ「はーい」

リヴァイ『俺だ』

ガチャッ

ハンジ「リヴァイ、こんな時間にどうしたの?」

リヴァイ「モブリットの言うとおりか」

ハンジ「モブリット??」

905 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/27(日) 22:11:36 ID:6FH33WsU

リヴァイ「こんな時間まで資料読んでやがるな?」

ハンジ「う」ギクッ

リヴァイ「早く寝ろ」

ハンジ「まだ眠くないんだよ」

リヴァイ「横になってりゃ眠くなる」

ハンジ「……なんかリヴァイには言われたくないなー」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「リヴァイ椅子で寝るじゃん」

リヴァイ「…………」




906 ◆uSEt4QqJNo:2019/01/27(日) 22:13:02 ID:6FH33WsU
レスありがとうございますですよ


日曜に。ではまたーノシ

907 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/03(日) 23:23:28 ID:iCkyCx8Q

61【強行手段】


リヴァイ「確かに椅子だが休まない訳じゃねぇ」

ハンジ「えー? リヴァイもベッドで寝ろよー」ニヤニヤ

リヴァイ「うるせぇな、いいから寝ろ」

ハンジ「やーだねー」

リヴァイ「…………チッ」ガッ

ハンジ「ん?」

グイッ

 ハンジ「ぬわっ!? ちょ、降ろせ!」
リヴァイ「…………」スタスタ


 ハンジ「この、力に飽かせやがって――――待って!!」
リヴァイ「暴れるな、クソメガネ」

908 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/03(日) 23:24:11 ID:iCkyCx8Q

 ハンジ「待ってってば!」
リヴァイ「待たねぇよ」


 ハンジ「えーっと、えーっと、そうだ! ねぇ、紅茶淹れてよ!」
リヴァイ「いきなりなんだ」


 ハンジ「いいいからいいから! 飲んだら眠れそうだし」
リヴァイ「むしろ目が覚めるだろ」


 ハンジ「飲んだらベッドに行くからさー」
リヴァイ「……チッ、分かった」スッ


ハンジ「やった!」

リヴァイ「待ってろよ」

ハンジ「りょーかーい!」




909 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/03(日) 23:24:42 ID:iCkyCx8Q

62【美味しく淹れられる人】


ハンジ「はぁー、やっぱりあなたの淹れた紅茶は美味しいね」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「あなたの淹れる紅茶が一番美味しいよ」ズズッ

リヴァイ「…………今度はお前が淹れるんだろうが」

ハンジ「……ああ、そんなこと言ったっけね」

リヴァイ「淹れろよ」

ハンジ「うーん……私が淹れなくてもいいんじゃないかなぁ?」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「美味く淹れられる人は沢山いるだろうしさ」ズズッ

910 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/03(日) 23:25:22 ID:iCkyCx8Q

リヴァイ「…………何を拗ねてんだ?」

ハンジ「ぶほっ!!」

リヴァイ「汚ぇな」シワー

ハンジ「ごほっ! ごほっ! 変なこと言うからだろ!」カチャッ

リヴァイ「拗ねてただろ」スッつハンカチ

ハンジ「拗ねてないよ」スッ、ゴシゴシ

リヴァイ「なら何故渋る」

ハンジ「…………別に」

リヴァイ「拗ねてんじゃねぇか」

ハンジ「拗ねてないっての」




911 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/03(日) 23:25:57 ID:iCkyCx8Q

63【びっくり】


リヴァイ「訳の分からねぇ野郎だな。とにかく俺に紅茶淹れろよ」

ハンジ「…………ハンカチ」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「洗って返す」

リヴァイ「いい。自分で洗う」スッ…

ハンジ「洗って返して……お茶淹れるから」

リヴァイ「……」ピタッ

ハンジ「……もう寝るよ」

リヴァイ「…………」フッ

912 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/03(日) 23:26:30 ID:iCkyCx8Q

ハンジ「!!?」

リヴァイ「分かった」ポンッワシャワシャ

ハンジ「――――」

リヴァイ「これは片付けておく」カチャッ

ハンジ「……あ、うん」

リヴァイ「じゃあな」ガチャッ

ハンジ「……うん」

パタンッ

ハンジ「……………………」

ハンジ「いま…………笑った?」




913 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/03(日) 23:27:05 ID:iCkyCx8Q

64【どきどき】


――数日後の夜:食堂――


ハンジ「淹れるよ!」

リヴァイ「そんなに気合いがいるか?」

ハンジ「黙ってて」

リヴァイ「……」

ハンジ「茶器は温めておいて、茶葉入れて、沸騰させたお湯を注いですぐ砂時計をセット!」カタンッ

リヴァイ「…………」

ハンジ「よし……」ジー→砂時計

リヴァイ「…………」

914 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/03(日) 23:27:39 ID:iCkyCx8Q

ハンジ「…………」ジー

リヴァイ「……」

ハンジ「よし!!」

リヴァイ「…………」

ハンジ「できたよ! リヴァイ!」カチャッ

リヴァイ「ああ」スッ

ハンジ「どう? どうかな?」

リヴァイ「…………ああ、悪くねぇ」

ハンジ「! やった! 良かったぁー」ホッ

リヴァイ「…………」




915 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/03(日) 23:28:17 ID:iCkyCx8Q

65【バレてた】


ハンジ「あー本当だ。ちゃんと淹れられてる」ズズッ

リヴァイ「嘘は吐かねぇよ」

ハンジ「うん、良かった」ニコー

リヴァイ「……練習の甲斐があったか」

ハンジ「うん! …………な、なんで」ガタッ

リヴァイ「ここ最近紅茶がよく出てくるとお前の班員が溢していた」

ハンジ「ぐっ」

リヴァイ「ペトラにも聞いたらしいな?」

ハンジ「うぐっ///」

916 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/03(日) 23:28:50 ID:iCkyCx8Q

リヴァイ「……」

ハンジ「うー……」ワシャワシャ

リヴァイ「髪を捏ねるな。ぐちゃぐちゃじゃねぇか」スッ

ハンジ「……だってさ、どうせなら美味しい紅茶飲んでもらいたいじゃないか」ポツリ

リヴァイ「それが悪いと言ってる訳じゃねぇよ」ナデナデ

ハンジ「そ、そう」

リヴァイ「美味かった」ポンッ

ハンジ「! 本当に?」

リヴァイ「ああ、よくやった」

ハンジ「ふ、へへ、良かった」ニヘー

リヴァイ「…………」




917 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/03(日) 23:29:57 ID:iCkyCx8Q
日曜に。ではまたーノシ

918以下、名無しが深夜にお送りします:2019/02/07(木) 16:52:59 ID:tEqf5IiI
おつー

919 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/11(月) 20:55:32 ID:Abp5qQho

66【これは提案だが】


ハンジ「うん、美味しい」ズズー

リヴァイ「……なぁ、ハンジよ」

ハンジ「なんだい?」カチャンッ

リヴァイ「エルヴィンの言う方法をちゃんと試してみねぇか?」

ハンジ「エルヴィンの言う方法?」

リヴァイ「恋人として過ごす」

ハンジ「え、いや、この前デートしたじゃん?」

920 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/11(月) 20:56:06 ID:Abp5qQho

リヴァイ「ああ。それで思い出せたことがあったな」

ハンジ「……あったね」

リヴァイ「ってことは、だ」

ハンジ「まだ試してみる価値があるってことかい?」

リヴァイ「そういうことだ」

ハンジ「……そうは言うけどどうするんだい?」

リヴァイ「そうだな……とりあえず……」スッ

ハンジ「え?」




921 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/11(月) 20:56:39 ID:Abp5qQho

67【問題無し】


ハンジ(こ、これは一体どういう状況なのだろう?)
リヴァイ「…………」ギュッ


ハンジ(リ、リヴァイに抱き締められてかれこれ1、2分? ……どうしたらいいんだ)
リヴァイ「…………」


ハンジ(リヴァイの体温暖かいなぁ)ホゥ
リヴァイ「……何か思い出せたか?」


ハンジ「は? あ、いや、これといって……」
リヴァイ「そうか、俺もだ」スッ

922 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/11(月) 20:57:09 ID:Abp5qQho


ハンジ「あ」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「いや、なんでも」

リヴァイ「まぁ、この程度は前にもやったな」

ハンジ「ああ、そう、だね」

リヴァイ「…………」ジッ

ハンジ「な、なんだい?」

リヴァイ「……試してみるか」

ハンジ「何を?」

リヴァイ「“恋人らしいこと”を、だ」スッ

923 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/11(月) 20:57:46 ID:Abp5qQho

ハンジ「は? って、ちょっと近いよ!」

リヴァイ「近づけてんだ、当たり前だろ」

ハンジ「え、ちょっと、リヴァイどうしちゃったのさ!」

リヴァイ「……色々と考えてみたんだがな」

ハンジ「え? う、うん」

リヴァイ「問題は無いらしい」

ハンジ「……ごめん、リヴァイ。話が見えない」

リヴァイ「お前が俺の女だということに俺自身は問題が無いらしい」

ハンジ「……………………………………なんで他人事なんだ」




924 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/11(月) 20:58:18 ID:Abp5qQho

68【無いだろ?】


ハンジ「なんでそういう結論に至ったかはわからないけどちょっと早急過ぎないかな?」

リヴァイ「早く記憶を取り戻せるならそれに越したことはねぇだろ」

ハンジ「あーうん、まぁそうだけど。私の意思は無視なのかな?」

リヴァイ「問題あるのか?」

ハンジ「あるよ! あるある大有り!」

リヴァイ「どういう問題だ」

ハンジ「え、えーっと、それは……」

リヴァイ「早く言え」

ハンジ「急かすなよ! ええーっと!」

ハンジ(…………あれ? 問題ってどこにある?)

リヴァイ「ハンジ」

ハンジ「はい?」

925 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/11(月) 20:59:05 ID:Abp5qQho

リヴァイ「俺と話すのは嫌か?」

ハンジ「そんなわけないじゃないか。面倒そうにしながらもちゃんと聞いてくれているし」

リヴァイ「俺と出掛けてつまらなかったか?」

ハンジ「凄く楽しかったよ」

リヴァイ「俺に触られるのは嫌か?」

ハンジ「…………安心する」

リヴァイ「……俺が嫌いか?」

ハンジ「そんなわけないだろ……」

リヴァイ「ハンジ」スッ

ハンジ「――――っ」

リヴァイ「何か問題はあるか?」

ハンジ「………………無い、ね」

リヴァイ「そうか」フッ




926 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/11(月) 21:00:22 ID:Abp5qQho

69【耐えられない】


ハンジ「あーもう! 何なんだよ、いきなり。なんかすげぇ悔しい」

リヴァイ「言っただろ、考えてみたと」

ハンジ「……有り得ないと思ってただろうになんでそうなったんだよ」

リヴァイ「色々だな。エルヴィンに言われ、お前と出掛けて、
お前と一緒にいて、部屋にそれらしき痕跡を見つけて」

ハンジ「それらしき痕跡?」

リヴァイ「お前の着替えが置いてあった」

ハンジ「は!?」

リヴァイ「まぁ、恋人だったというのなら当然と言えば当然なんだろうが。始めは然程気にしなかった」

ハンジ「いや、気にしろよ」

927 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/11(月) 21:00:56 ID:Abp5qQho

リヴァイ「仕込みかと思ったしな」

ハンジ「どういう仕込みだよ」

リヴァイ「お前の代わりに洗濯したやつかとも思った」

ハンジ「あー」

リヴァイ「それにそういう気持ちも無かったしな」

ハンジ「…………」

リヴァイ「……そんなツラをするな」ナデ…

ハンジ「どんなツラもしてない」フイッ

リヴァイ「そうか。この間出掛けただろう?」

ハンジ「話があちこちに飛ぶね」

リヴァイ「その時お前があまりにエルヴィンエルヴィンと言うものだから苛ついた」

928 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/11(月) 21:01:35 ID:Abp5qQho

ハンジ「は?」

リヴァイ「馬鹿みてぇだなと切り捨てようとしたんだが……」

ハンジ「……」

リヴァイ「お前は無駄に俺といて楽しそうにしやがるし、やたらと俺のために紅茶の練習をしやがる」

ハンジ「うぐ///」

リヴァイ「だから諦めた」

ハンジ「諦めたって」

リヴァイ「お前を無しだと思うことを諦めた。もともと、無しではなかっただけだが」

ハンジ「――――っ///」バンッ

リヴァイ「……机に突っ伏すのはいいが今痛くなかったか?」

ハンジ「……痛かった」




929 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/11(月) 21:02:33 ID:Abp5qQho

70【観念しろ】


ハンジ「あーもう! リヴァイが変だっ!」

リヴァイ「そうでもない」ポンッ、ナデナデ

ハンジ「そうでもあるよ。なんなんだよ、この状況」

リヴァイ「分からねぇか?」

ハンジ「?」

リヴァイ「本当に、分からねぇか?」

ハンジ「リ、リヴァイ?」

リヴァイ「今の状況はな、」スッ

ハンジ「ちょっ」

リヴァイ「俺が、お前を、口説いている最中だ」ボソッ

ハンジ「ーーっ!?///」ビクッ、ガターンッ!

930 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/11(月) 21:03:11 ID:Abp5qQho

リヴァイ「ーーと、危ねぇな。いきなり起き上がるんじゃねぇよ」

ハンジ「み、耳しょばっ、そばでっっ!!///」

リヴァイ「なんだ、耳弱ぇのか?」

ハンジ「し、知らないよっ!!」

リヴァイ「まぁ、追い追い知るなり思い出せばいいことだ。なぁ、ハンジ」

ハンジ「な、なんだよ?」

リヴァイ「問題はねぇんだろ?」スッ

ハンジ「そ、れは」

リヴァイ「ハンジ」スルッ

ハンジ「――っ」ビクッ


リヴァイ「お前も諦めろ」グッ
ハンジ「リヴァ――――んぅっ!?」





931 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/11(月) 21:05:46 ID:Abp5qQho
乙ありがとうございます


今日って日曜だったっけかな……すまんです。休み多いとなんかいろいろ狂う
アニメのPV上がってたな!いろいろかっこよかったわ
えーっと一応日曜に。ではまたーノシ

932以下、名無しが深夜にお送りします:2019/02/13(水) 01:40:48 ID:HxBgMPsI
こういう初々しいやり取りをもう一回見れるの最高だな

933 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/17(日) 22:24:19 ID:g1T6OG3o

71【それはそれは】



リヴァイ「――――」
ハンジ「ん、んん……」


リヴァイ「…………ハンジ」

ハンジ「は、」

リヴァイ「目は全力で瞑らなくていい」

ハンジ「!? う、うるさいっ」

リヴァイ「こういうことに免疫ねぇのか」

ハンジ「だからうるさい! だ、大体、ここ食堂だよ!」

リヴァイ「うるせぇのはお前だ。それに俺達は付き合ってんだろ? なら問題ねぇはずだ」

ハンジ「問題あるだろ……誰か来るかもしれないし、一部の人しか知らないって話だし」

934 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/17(日) 22:24:51 ID:g1T6OG3o

リヴァイ「…………もう深夜だ。誰も来ねぇ」

ハンジ「いや、万が一ってことがだね」

リヴァイ「なら俺の部屋に来るか?」

ハンジ「そ、れはちょっと……」

リヴァイ「なんだ? しょっちゅう来てただろうが」

ハンジ「確かにそうだけど…………あれ?」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「今のって」

リヴァイ「あ? …………あぁ、今思い出した記憶だな」

ハンジ「…………………………」

リヴァイ「…………なるほど」

ハンジ「待った!! ちょっとたんま!!」




935 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/17(日) 22:25:37 ID:g1T6OG3o

72【黙れ】


ハンジ「い、いい、言いたいことは何となく分かる! だけど待って!!」

リヴァイ「うるせぇな。誰かが来たらどうするんだ」

ハンジ「あ」

リヴァイ「それにさっき問題はねぇと言っただろうが」グッ

ハンジ「う、うわぁぁ!! 近いから!!」ガッ

リヴァイ「近くて当たり前だろうが」ガシッ

ハンジ「だ、だって、くっついちゃう!」

リヴァイ「もうくっつけただろ」

ハンジ「え…………」

ハンジ「――――!?」

936 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/17(日) 22:26:09 ID:g1T6OG3o

リヴァイ「おい?」

ハンジ「…………あ、あ……あぅ///」パクパク

リヴァイ「…………」

ハンジ「な、なん、で、あん、な///」

リヴァイ「……もう一回聞きてぇのか」

ハンジ「ふぁ!? いい! 言わなくていい!!!」

リヴァイ「…………だからうるせぇ」グイッ

ハンジ「! リ――」


リヴァイ「――――」
ハンジ「ん、んぅ!?」




937 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/17(日) 22:26:41 ID:g1T6OG3o

73【思い出した、○○】


リヴァイ「――――」
ハンジ「ん…………」

ハンジ(な、なにこれなにこれ)


リヴァイ「……は、」
ハンジ「ふ、は」


リヴァイ「――――」クチュッ
ハンジ「――っ!?」

ハンジ(し、舌、が!?)

938 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/17(日) 22:27:14 ID:g1T6OG3o

リヴァイ「――――」チュクッ
ハンジ「! んくっ」ビクッ

ハンジ(な、に、これ……頭がふわふわする)


リヴァイ「はぁ……――――」ヌルッ
ハンジ「あ、はぁ……んんっ」

ハンジ(あ……ダメだ……やっぱりクラクラする。リヴァイに、されると…………)


リヴァイ「――――」
ハンジ(…………される……と!?)クワッ!


グイッ!

939 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/17(日) 22:28:02 ID:g1T6OG3o

リヴァイ「――っ、おい」

ハンジ「はっ! はぁはぁ、長い!」

リヴァイ「そうか?」

ハンジ「そうか?って……! いや、それは後でいい」

リヴァイ「…………なんだ」シワー

ハンジ「また思い出したんだよ!」キラキラ+

リヴァイ「ほぅ……何をだ?」

ハンジ「あなたの舌の感しょ………………く…………」

リヴァイ「ほう?」




940 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/17(日) 22:28:39 ID:g1T6OG3o

74【天然か、そうか】


リヴァイ「舌の感触、な」

ハンジ「――っ! ちがっ、違う! そうじゃなくて!!///」

リヴァイ「何が違ぇんだ。良かったじゃねぇか。思い出せて」

ハンジ「うぐっ///」

ハンジ(くそっ! すっげぇ、意地悪そうな顔してやがる)

ハンジ「そ、そうじゃなくて、その、そういうことされるとふわふわって言うか
クラクラっていうかそんな感じになるって知ってるみたいで、
ってことは“それ”を知ってるってことだなって……ああもう!!///」ガシガシ!

リヴァイ「――――」

ハンジ「ん?」

ハンジ(あれ? なんか目ぇ見開いてる。驚いてんの? 何に?)

リヴァイ「……そう、か」

ハンジ「??」




941 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/17(日) 22:30:01 ID:g1T6OG3o

75【抜けるし逃すし】


ハンジ「と、とにかく! こんな所でやるようなことじゃないし!」ガタッ

リヴァイ「おい……」

カクンッ、ポスンッ

ハンジ「――! あれ?」

リヴァイ「? どうした」

ハンジ「………………」

リヴァイ「ハンジ?」

ハンジ「…………た」

942 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/17(日) 22:30:35 ID:g1T6OG3o

リヴァイ「?」

ハンジ「たてない」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「う…………こし、ぬけた、みたい…………///」プイッ←

リヴァイ「…………」

ハンジ「…………///」ムゥ←

リヴァイ「……………………クッ」

ハンジ「!!?/// ちょっと! 今笑ったね!? 笑いやがったな!?」

リヴァイ「いや…………っ」

943 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/17(日) 22:31:05 ID:g1T6OG3o

ハンジ「う、く、ぬぅぅぅ///」

ハンジ「――――ってあれ? 笑う? リヴァイが?」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「え、ちょっ、もう一回! もう一回笑ってよ!! 見逃した!!!」ガシッグイッ

リヴァイ「おい、やめほ」ムニィー

ハンジ「あはははは! 変な顔!」ムニムニ

リヴァイ「やめろ」ガシッ

ハンジ「あ、じゃなくて、リヴァイが笑えよ! 私じゃないだろ!」

リヴァイ「テメェ、恐ろしく自分本意だな」




944 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/17(日) 22:34:12 ID:g1T6OG3o
レスありがとうございますですよ


次も日曜に。ではまたーノシ

945以下、名無しが深夜にお送りします:2019/02/18(月) 20:15:53 ID:zpgblzmY


そろそろレス数1000だけど
次スレ期待してもいいのかな?笑

1がキツくなければだけど

946 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/24(日) 21:18:44 ID:mJTTt8To
すまん明日

947 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/25(月) 23:03:08 ID:j0oOZd6o

76【その行く先】


ハンジ「……なんでこうなった」
リヴァイ「テメェが腰抜かすからだろうが」スタスタ


ハンジ「だ、だからって肩に担ぐことないだろ! これ苦しい」グェ
リヴァイ「脱力しすぎだろうが」


ハンジ「どうしろってんだよ」
リヴァイ「腹に力入れろ、腹に」


ハンジ「えぇー、腹が筋肉痛になるよ」
リヴァイ「鍛え方が足りねぇんだよ」チッ


ハンジ「リヴァイじゃないんだから」
リヴァイ「なんだそれは」

948 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/25(月) 23:03:49 ID:j0oOZd6o


ハンジ「一回腹筋したら一個割れるんでしょ?」
リヴァイ「……百回もやったら気持ち悪ぃことになりそうだな」


ハンジ「もはや細胞分裂だね」
リヴァイ「着いたぞ」ガチャッ


ハンジ「あぁ、ありが――って、リヴァイの部屋じゃないか!!」
リヴァイ「なにか問題でもあったか?」スッ


ドサッ

ハンジ「うわっと!」

リヴァイ「お前の部屋はまた汚れてんだろ」

ハンジ「いやぁー」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「…………ハイ」




949 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/25(月) 23:04:20 ID:j0oOZd6o

77【急く】


リヴァイ「まぁ、お前の部屋は後日掃除するとして」

ハンジ「するのか」

リヴァイ「放置できるか」

ハンジ「うへぇ」

リヴァイ「俺の部屋でだけでやるつもりか」

ハンジ「えぇー…………な、何を?」

リヴァイ「ナ」

ハンジ「ストップ!!! おっさんか!!」

リヴァイ「な、しか言ってねぇ」

950 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/25(月) 23:04:50 ID:j0oOZd6o

ハンジ「言いたいことは分かったから言わなくていい」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「ところでねぇ、リヴァイ」

リヴァイ「なんだ?」

ハンジ「断る余地はあるのかな?」

リヴァイ「無いな」

ハンジ「ねぇのかよっ! なんでだよっ!!」

グイッ

ハンジ「!?」

リヴァイ「お前、嫌がらなかっただろう?」ナデ…

ハンジ「――っ」

951 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/25(月) 23:05:22 ID:j0oOZd6o

リヴァイ「…………どこまで思い出した」

ハンジ「…………付き合ってる記憶はないよ」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「…………あなた、は?」

リヴァイ「……さてな」

ハンジ「ずるいだろ」

リヴァイ「…………付き合ってはいねぇな」

ハンジ「そう……なのに、こんなことするの?」

リヴァイ「結果が分かっているなら飛ばしても構わねぇだろ」

ハンジ「構えよっ!」




952 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/25(月) 23:05:56 ID:j0oOZd6o

78【言いたくない】


ハンジ「あのね、リヴァイ、ちょっと落ち着いてもらえるかな?」カチャッ ←眼鏡を

リヴァイ「俺は落ち着いているが」

ハンジ「手順は必要だと思うんだよ」

リヴァイ「そうか?」

ハンジ「そうだよ。なんでこんないきなり」

リヴァイ「…………」

ハンジ「……何か理由があるんだね?」

リヴァイ「別に」フイッ

ガシッ、グイッ

リヴァイ「!」

ハンジ「な・ん・な・の?」

リヴァイ「……………………」




953 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/25(月) 23:06:32 ID:j0oOZd6o

79【話を逸らす】


リヴァイ「……そんなことはいいだろ」スッ

ハンジ「ダメ」ベシッ ←唇押さえた

リヴァイ「…………」

ハンジ「だんまりなら私このまま帰るからね」

リヴァイ「…………」

ハンジ「……あ、そう。じゃあね」グッ…

リヴァイ「待て」ガシッ

ハンジ「言う気になった?」

リヴァイ「……それは、言えばこのままここにいるということか?」

ハンジ「ぐっ」

リヴァイ「ハンジ」

954 ◆uSEt4QqJNo:2019/02/25(月) 23:07:26 ID:j0oOZd6o

ハンジ「あー…………それは……ちょっと、ハードルが高いかな……?」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「あの、いや、その、さっきの、もよく知らないくらいだから……///」

リヴァイ「?」

ハンジ「うー///」

リヴァイ「…………」

ハンジ「…………」モジモジ

リヴァイ「!」

ハンジ「分かったね! 分かったなら黙」

リヴァイ「お前処」

ハンジ「わあぁぁぁ!!! 今私黙れって言ったよねぇ!? ねぇ!? 言ったよねぇぇえぇぇ!?」

リヴァイ「あ、ああ」





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