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ハンジ「戯れも」リヴァイ「幾星霜」

1 ◆uSEt4QqJNo:2017/12/25(月) 21:52:44 ID:vrZuEj5M
1スレ目、リヴァイ「ひたすらに」ハンジ「戯れる」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1387721339/
2スレ目、ハンジ「戯れの」リヴァイ「ハズだった」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1393766145/
3スレ目、リヴァイ「気ままに」ハンジ「戯れた」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1399643095/
4スレ目、ハンジ「戯れに」リヴァイ「戯れた」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1406120445/
5スレ目、リヴァイ「延々と」ハンジ「戯れたい」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1415881553/
6スレ目、ハンジ「戯れて」リヴァイ「過ぎる日々」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1427978790/
7スレ目、リヴァイ「いつまでも」ハンジ「戯れよう」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1441112985/
8スレ目、ハンジ「戯れは」リヴァイ「終わらない」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1463146389/
9スレ目、リヴァイ「緩やかに」ハンジ「戯れようか」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1485956035/


の続き。10スレ目とか。短編の様なモノでリヴァイとハンジ(女)がただいちゃいちゃしてるだけという説明は果たして必要なのか

とにかく時系列やなんやらかんやら無視しながら思いつきで書いていく。その為サ○エさん時空化
まれにR18エロ有り。ないかもなので期待はしないでくれ。〆の後に∫や∬がついたら次の話がR18というお知らせ

月刊とかのネタバレとかあったりする。なるべく分からないように紛れ込ませるつもりだがどうなるか分からない
おまけの記憶喪失ネタが入る予定。予定は未定
スレのURLの所為で1レスが余計に長い。日付ネタでやってる。日にちは11月だった気もするが大体12月から。では

65 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/11(木) 22:33:23 ID:5v0JsDMs

【お互いに】


ハンジ「ほんっと、びっくりした!!」

リヴァイ「お前が以前したことだろうが」

ハンジ「は?」

リヴァイ「覚えてねぇのか」

ハンジ「………………………………ああ!」ポムッ=3

リヴァイ「思い出したか」

66 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/11(木) 22:33:53 ID:5v0JsDMs

ハンジ「確かに以前唇の荒れが治った時に私から確かめさせたけども!」

リヴァイ「今回もそうしただけだ」

ハンジ「…………毎回、そうやって確かめなくていいからね」

リヴァイ「睡眠も取るよう努力するなら考えてやる」

ハンジ「それはあなたに言われたくないなー」

リヴァイ「……俺はいい」

ハンジ「ズルイぞ!」




67 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/11(木) 22:34:31 ID:5v0JsDMs

【今更】


ハンジ「おや」


リヴァイ「……」


ハンジ「あんな人気の無さそうな所で何を……」

ハンジ「!」


リヴァイ「……、……」


ハンジ「……女性兵士、か」

ハンジ(また告白でも受けてるのかね)

ハンジ(憧れから恋愛感情へは移行しやすいからね……そうでなくても……)

68 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/11(木) 22:35:09 ID:5v0JsDMs

ハンジ(危機的状況で助けられたり、実は優しいとか知ったらね)

ハンジ(本当にモテる奴だな)

ハンジ「…………」

ハンジ「ねぇ…………私でいいの?」ポソッ

ハンジ「…………」

ハンジ「なんってね!」

ハンジ「今更今更」ハッハッハッ

ハンジ「………………」

ハンジ「本当、今更だよ」




69 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/11(木) 22:36:22 ID:5v0JsDMs

【出てねぇよ】


――リヴァイ自室――


ハンジ「……」ジッ

リヴァイ「……」

ハンジ「…………」ジー

リヴァイ「…………」

ハンジ「………………」ジーー

リヴァイ「……穴が開く」

ハンジ「大丈夫、埋め戻す」

リヴァイ「全く大丈夫じゃねぇ。なんだ」

70 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/11(木) 22:37:13 ID:5v0JsDMs

ハンジ「リヴァイをただ見てるだけのクソメガネです」

リヴァイ「何か言いたいことがあるなら口で言え」

ハンジ「特にないよ。見てるだけ」

リヴァイ「ハンジ」

ハンジ「……」

リヴァイ「何かあったのか?」

ハンジ「…………ううん、本当に特にないんだよ。ただ……」

リヴァイ「……」ジッ

ハンジ「なんとなくだよ。鼻毛でも出てないかなって」

リヴァイ「……クソメガネ」




71 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/11(木) 22:37:47 ID:5v0JsDMs
次は日曜あたりに。ではまたーノシ

72以下、名無しが深夜にお送りします:2018/01/13(土) 22:27:50 ID:hm948Yvg
リヴァイ班がかわいい
尊い

73 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/14(日) 22:08:43 ID:z2jtA0z.

【見つめ返す】


リヴァイ「……」ジッ

ハンジ「……」

リヴァイ「…………」ジー

ハンジ「…………」

リヴァイ「………………」ジーー

ハンジ「穴が開きそう」

74 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/14(日) 22:09:16 ID:z2jtA0z.

リヴァイ「埋め戻せばいいんだろう?」

ハンジ「何なんだよ、私の真似して」

リヴァイ「ただ見ているだけだ」

ハンジ「言いたいことがあるなら…………」グッ

リヴァイ「なんだ?」

ハンジ「なんでもない」

リヴァイ「そうか」ジー

ハンジ「うぬぅ……」




75 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/14(日) 22:09:48 ID:z2jtA0z.

【更に】


リヴァイ「……」ジー

ハンジ「…………」

リヴァイ「…………」ジーー

ハンジ「…………私でいいのかなって」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「ふっと思っただけだよ」

リヴァイ「おい……」

76 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/14(日) 22:10:26 ID:z2jtA0z.

ハンジ「大丈夫! 分かってる! くだらないことだよ」

リヴァイ「くだらねぇことだとは思わねぇが」

ハンジ「……そう?」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「…………え? もしかして? えっ?」

リヴァイ「…………」

ハンジ「えっ? リヴァイ?」

リヴァイ「…………察しが良すぎるのも考えものだな」チッ!




77 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/14(日) 22:11:06 ID:z2jtA0z.

【ほーほー】


ハンジ「そうなの? リヴァイもそういうこと思うんだ?」

リヴァイ「……うるせぇ」

ハンジ「マジか。マジでか」

リヴァイ「うるせぇ」

ハンジ「ほー、ほほー」

リヴァイ「うるせぇ。フクロウか」

78 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/14(日) 22:11:47 ID:z2jtA0z.

ハンジ「……梟といえばあの鳥」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「口から骨や羽毛とか消化できなかったものを口から出すんだって。
ちょっと巨人に似てるよね。巨人は全部吐き出すけど」

リヴァイ「……」シワー

ハンジ「で、首が上下左右180度回転することができるんだけど限界までだと270度も回るらしいよ」

リヴァイ「ほぅ」

ハンジ「お? リヴァイフクロウ発見」




79 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/14(日) 22:12:24 ID:z2jtA0z.

【誰にでも起こりうる】


ハンジ「話を逸らすのは良くないよね」

リヴァイ「逸らしたのはお前だ」

ハンジ「でもリヴァイがそう思うなんて思ってもみなかったな」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「いや、なんとなく」

リヴァイ「お前こそそういうことを考えるとは思わなかったがな……いや、時折そういったことを言っていたか?」

ハンジ「言ってたかもね」

リヴァイ「かもしれねぇがそういう性質には見えねぇが」

80 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/14(日) 22:12:55 ID:z2jtA0z.

ハンジ「そうだねぇ。自分でも思わなかったよ。
恋愛事ってちょっとしたことでも不安になるとは聞いたことあるけどまさかねぇ」チラッ

リヴァイ「……なんだ」

ハンジ「口に出しても言ってもいいのかい?」

リヴァイ「黙れ」

ハンジ「聞いたくせにー」クスクス

リヴァイ「うるせぇ」

ハンジ「本日4回目のうるせぇだね」

リヴァイ「数えるな」




81 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/14(日) 22:13:30 ID:z2jtA0z.

【伝える】


ハンジ「ま、たまに不安になってもこうやって解消していけばいいことだよね」

リヴァイ「さっさと吐いていればもっと早く済む」

ハンジ「そんな尋問みたいな」

リヴァイ「…………」

ハンジ「なんだい?」

リヴァイ「……他の女は目に入らん」

ハンジ「は」

リヴァイ「お前だけだ」

ハンジ「――――っ!!///」

リヴァイ「…………」シワー

82 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/14(日) 22:14:03 ID:z2jtA0z.

ハンジ「くぅっ!/// そうやっていきなりぶっ込んでくるからあなたは性質が悪……って眉間のシワ凄いよ」

リヴァイ「うるせぇ」

ハンジ「5回目」

リヴァイ「黙れ」

ハンジ「2回目」

リヴァイ「クソメガネ」

ハンジ「私が言ったの含めて3回目」

リヴァイ「数えるのをやめろ」

ハンジ「言った後で恥ずかしくなったの?」

リヴァイ「……やめろ」

ハンジ「ふふふっ」クスクス




83 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/14(日) 22:16:42 ID:z2jtA0z.
レスありがとうございます


次は木曜辺りに来れたら。無理そうならその旨連絡するということで
ではまたーノシ

84以下、名無しが深夜にお送りします:2018/01/17(水) 21:51:13 ID:B8wYA12c


85 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/18(木) 22:42:05 ID:fxqLQYcA
乙ありがとうございます

ごめん……無理だったonz
土曜に。すまぬ

86 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/21(日) 00:01:11 ID:lZZG/OLI

【相談】


ハンジ「ふぅむ…… 」

ニファ「あれ? ハンジ分隊長、まだいらしたんですか?」

ハンジ「やぁ、ニファ。もう戻るよ。君はなんでまだここに?」

ニファ「今日は鍵当番なので。資料を片付けて戻ったところですよ」

ハンジ「あぁ、そうなのか」

ニファ「さぁさ! 出てってくださいな。鍵が閉められません」グイグイ

ハンジ「わわっ、押さないでくれよニファ」

87 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/21(日) 00:01:49 ID:lZZG/OLI

ニファ「無理にでも追い出さないといつまでも根を張ってしまうじゃないですか」グイグイ

ハンジ「はいはい。もう帰るよ」クスクス

ニファ「明日はお休みですから、来ちゃダメですよ?」

ハンジ「大丈夫だよ。リヴァイと出掛ける予定だから……」ハッ!

ニファ「あぁ、それなら安心……」

ハンジ「ニファ!!!」ガシッ

ニファ「ふぁっ!?」ビクッ!

ハンジ「頼みがある!」

ニファ「は、はい?」




88 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/21(日) 00:02:25 ID:lZZG/OLI

【お任せあれ!】


ニファ「な、なんでしょう?」

ハンジ「女らしい格好ってスカートだけでいいかな?」

ニファ「はい?」

ハンジ「いや、その、たまにはこう、女性らしく、綺麗なというかなんというか」モジモジ

ニファ「…………つまり」

ハンジ「ん?」

ニファ「リヴァイ兵長の為におしゃれをしたいってことですね!?」ズイッ

89 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/21(日) 00:03:01 ID:lZZG/OLI

ハンジ「えっ、あ、ああ、そう」

ニファ「キレイ系ですか!? かわいい系ですか!? カッコいい系ですか!? カッコかわいい系ですか!?」

ハンジ「えっ、ちょっ、意味が、ちょっと」

ニファ「キレイ系かカッコかわいい系ですよね!?
いや、大人っぽくするだけでハンジさんはとてもキレイになりますよ!!」キラキラ+

ハンジ「ニ、ニファが輝いている」

ニファ「とにかく服を見ましょう!! とっとと鍵かけて行きましょう!!」

ハンジ「お、おう」




90 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/21(日) 00:03:37 ID:lZZG/OLI

【熱くなる!】


ニファ「むぅー! スカートもあんまりないし、上も……」

ハンジ「あー、うん」

ニファ「この赤煉瓦色のスカートはいいですね。これにしましょう!」

ハンジ「う、うん」

ニファ「ハンジさんは赤とか、黄色とか暖色系が合うと思うんですよ」

ハンジ「そ、そうかな?」

ニファ「はい! あぁ、でもドレスは青とか深い緑とか落ち着いた色が似合いますよね」

91 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/21(日) 00:04:19 ID:lZZG/OLI

ハンジ「えーっと」

ニファ「今回はこのスカートと……淡い黄色のニットがあるといいんですけど」

ハンジ「ない……かな」

ニファ「……ナナバさんの所にいきましょう!」

ハンジ「えっ!? いや、何もそこまで」

ニファ「せっかくハンジさんがおしゃれをしたいと相談してくださったんです! 全力を出さずしてどうしますか!?」

ハンジ「いや、程々でいいんだけど」

ニファ「さぁ! 行きますよ!」ガシッ、ズンズン

ハンジ「お、おう」ズルズル




92 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/21(日) 00:05:09 ID:lZZG/OLI

【大盛り上がり】


ナナバ「そうだねぇ、こっちの淡い青でもいいんじゃないか?」

ニファ「暖かみのある色がいいじゃないでしょうか?」

ナナバ「上で引き締めて下でふわりと暖かみを出すのもいいと思うんだけど」

ニファ「!? 確かに。それもいいですね。ならば上はぴったりしたハイネックのニットがいいかと」

ナナバ「あるよ。あるある」ガサゴソ

ハンジ「…………」

93 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/21(日) 00:05:47 ID:lZZG/OLI

ニファ「髪はどうしましょうか?」

ナナバ「うーん、下ろした方がいいだろうね」

ニファ「ゆるく巻くといいん感じですよね!」

ナナバ「そうだね。巻くやつある?」

ニファ「ありますよー! 毛先だけ巻いておきましょう!」

ナナバ「それがいいね」

ハンジ「……口をはさめない…………」




94 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/21(日) 00:06:24 ID:lZZG/OLI

【驚きすぎて】


――街――


リヴァイ(またわざわざ待ち合わせか)

リヴァイ(何を企んでいるんだか)

ハンジ「リ、リヴァイ、お待たせ」

リヴァイ「あぁ、ハン……」

ハンジ「ええっと、その」キラキラ

リヴァイ「…………」

ハンジ「どう、かな?」

リヴァイ「……何かあったのか?」

95 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/21(日) 00:07:23 ID:lZZG/OLI

ハンジ「何かって」

リヴァイ「何故わざわざそんな……」

ハンジ「いや、たまにはいいかなって」ヘヘッ

リヴァイ「…………」

ハンジ「……なんでそんな小難しい顔してんの?」

リヴァイ「今日は何かあったか? 覚えていないが……」

ハンジ「いや、何もないよ」

リヴァイ「だがその格好は……」

ハンジ「うん、たまにはいいかなって」

リヴァイ「…………」

ハンジ「だから! たまには着飾ってリヴァイと出掛けたいなって思っただけだよ!
もう! ダメなら着替えて――!!」

96 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/21(日) 00:08:19 ID:lZZG/OLI

リヴァイ「いや、行こう」

ハンジ「――くるよ!! って、えっ?」

リヴァイ「行くぞ」

ハンジ「う、うん」

リヴァイ「ハンジ」

ハンジ「うん?」

リヴァイ「…………悪くねぇ」

ハンジ「ーーっ!」

リヴァイ「行くぞ」スッ
§
ハンジ「うん」ギュッ




97 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/21(日) 00:09:12 ID:lZZG/OLI
うあー遅くなってすまぬ
映画をだね、見ててだね、色紙をだね、うん

次は明日と言いたいがきっと水曜か木曜に。ではまたーノシ

98以下、名無しが深夜にお送りします:2018/01/21(日) 16:04:02 ID:rL7MMTU.


99以下、名無しが深夜にお送りします:2018/01/25(木) 22:45:39 ID:nnl4l2/A
3日前くらいにこのスレ見つけて今1から読んでるよーイチャコラいいねー
乙応援してるよ

100 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/25(木) 23:45:14 ID:H6zMXN..

【きっとおかしなことになる】


リヴァイ「で、どういった心境の変化だ?」

ハンジ「なんとなくだよ、なんとなく」

リヴァイ「なんとなく、な」

ハンジ「なんだよ」

リヴァイ「まだ引きずってやがるのかと思ってな」

ハンジ「う」

リヴァイ「冗談のつもりだったんだが」

ハンジ「……時々はこういうのも必要かと思ってさ」

リヴァイ「……」

101 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/25(木) 23:45:53 ID:H6zMXN..

ハンジ「努力は必要なことだろ?」

リヴァイ「まぁな。だが」

ハンジ「ん?」

リヴァイ「程々にしておけ」

ハンジ「分かったよ」

リヴァイ「でねぇと恐らくとんでもねぇことになる」

ハンジ「どういうことだよ」

リヴァイ「お前だからな」

ハンジ「だからどういうことだ!」




102 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/25(木) 23:46:31 ID:H6zMXN..

【笑顔】


ハンジ「こういうの嫌なのかい?」

リヴァイ「悪くねぇと言ったはずだが」

ハンジ「なんだか止められてばっかりだからさ」

リヴァイ「あぁ……悪かった。たまにはいい」

ハンジ「そうかい?」パァッ

リヴァイ「……それも悪くねぇな」

ハンジ「? 何が?」

リヴァイ「何も」




103 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/25(木) 23:47:24 ID:H6zMXN..

【説明開始】


リヴァイ「そもそもお前はどう思ってそういう真似をしているんだ?」

ハンジ「ん? 女らしい方がよくないかい?」

リヴァイ「ハンジよ」

ハンジ「なんだい?」

リヴァイ「俺の女は誰だ?」

ハンジ「な、なんだよいきなり」

リヴァイ「答えろ」

ハンジ「わ、わた、し、だね」

リヴァイ「何故しどろもどろだ」

ハンジ「自ら言うのが照れ臭いからだよっ!///」

リヴァイ「そういうものか」

104 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/25(木) 23:48:02 ID:H6zMXN..

ハンジ「そういうものだよ。もう、一体なんなんだよ」

リヴァイ「俺の女になる前にお前は女らしくしたことがあったか?」

ハンジ「うーーん、夜会ぐらい? っていうか随分失礼な質問じゃないかい?」

リヴァイ「気にするな。それを俺は自分の女にしているんだが」

ハンジ「そうだけど……それが?」

リヴァイ「分からねぇか?」

ハンジ「??」

リヴァイ「…………」シワー

ハンジ「眉間のシワなんか挟めそうだね」

リヴァイ「少し考えてみろ」

ハンジ「えっ? 何を挟めるか?」

リヴァイ「……クソメガネが」




105 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/25(木) 23:48:41 ID:H6zMXN..

【説明終了】


リヴァイ「つまりだ」

ハンジ「うん」

リヴァイ「俺は元々のお前を自分の女にしている」

ハンジ「うん、ありがとう」

リヴァイ「だからお前の言う女らしさとやらにこだわってはいない」

ハンジ「こだわりがないのは知ってるけど……でもほら、らしくないよりらしい方がいいだろ?」

リヴァイ「……元々のお前は騒がしく、巨人に夢中の奇行種で何日も風呂に入らねぇクソメガネだ」

106 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/25(木) 23:51:14 ID:H6zMXN..

ハンジ「分かってるよ。だから少しは……」

リヴァイ「…………俺が惚れたのはそういう普段のお前だ」

ハンジ「――――」

リヴァイ「分かったか?」

ハンジ「…………///」

リヴァイ「おい、分かったのか?」

ハンジ「……わ、かった、よ///」

リヴァイ「ならいい」




107 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/25(木) 23:51:58 ID:H6zMXN..

【ちょっと嬉しかった】


ハンジ「……そうか、普段のままでいいのか」

リヴァイ「あぁ。だが勘違いはするなよ? 巨人に夢中過ぎるのや風呂に入らねぇのが良いわけじゃねぇからな?」

ハンジ「分かってるよ」

リヴァイ「特に部屋はダメだ。あんな埃まみれのくちゃぐちゃな部屋は」シワシワー

ハンジ「思い出し説教と思い出しシワはやめてくれよ」

リヴァイ「…………だが」

ハンジ「?」

リヴァイ「たまには悪くねぇとも言ったからな」

ハンジ「――――」

108 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/25(木) 23:52:32 ID:H6zMXN..

リヴァイ「……いつまでも話し込むのもよくねぇ。行くぞ」

ハンジ「…………ふっ」

リヴァイ「……なんだ」

ハンジ「いや……」クスクス

リヴァイ「…………」シワー

ハンジ「ほらほら、シワ寄せない。行こう」スッ ←腕をとった

リヴァイ「…………あぁ」

ハンジ「また気が向いたらめかし込んでみるよ」

リヴァイ「あぁ……」ジッ

ハンジ「うん」

ハンジ(楽しみにしてるって顔だな)クスクス




109 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/25(木) 23:54:56 ID:H6zMXN..
乙、レスありがとうございます
なんと3日前とな? すんごい長いのにありがとうございます
よろしくです

遅くなった
次は日曜あたりに。ではまたーノシ

110 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/28(日) 23:35:39 ID:1JXf7yww

【ごねごね】


モブリット「ハンジ分隊長! もう休んでください!」

ハンジ「もうちょっと! もうちょっとだけ!」

モブリット「ダメです!」

ハンジ「ダメじゃない!」

ニファ「ハンジ分隊長……」ウルウル

ハンジ「な、泣き落としもダメだからな!!」

ニファ「むぅー」

アーベル「んー……最終兵器をお呼びしようか?」

ケイジ「うーん、どうだろうな? もうちょい俺達でどうにかしようぜ」

アーベル「そうだな」

リヴァイ「…………」

111 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/28(日) 23:36:14 ID:1JXf7yww

アーベル「うおぁっ!? リ、リヴァイ兵長!!」ビクッ!

ケイジ「け、気配感じなかったですよ」ドキドキ

リヴァイ「びっくりさせて悪い。またクソメガネはごねてやがるのか」

ケイジ「い、いえ、大丈夫です。ハンジ分隊長は見ての通りいつもの状態です」

リヴァイ「そのようだな」

アーベル「まだ我々でどうにかできる状況だと思いますので」

リヴァイ「ついでだ」スッ

アーベル「あ……」

ケイジ「あーあ、ついてないな、ハンジさん」

アーベル「……」

ケイジ「どうした? アーベル」

アーベル「…………聞かれたと思うか? 最終兵器」

ケイジ「さぁな」




112 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/28(日) 23:37:49 ID:1JXf7yww

【みんな保護者】


リヴァイ「おい、クソメガネ」

ハンジ「げっ! リヴァイ!」

リヴァイ「随分なご挨拶だな」

ハンジ「あーいや、あははははは。なんの用だい? 書類? すぐに書くよ」

リヴァイ「目を通してサインすりゃ終わる。また休んでねぇのか」ペラッ

ハンジ「まだ2日なんだけどねぇ」スッつ

リヴァイ「1日でも徹夜する方がおかしいと気づけ」

ハンジ「そうかなぁ」カリカリ

113 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/28(日) 23:39:06 ID:1JXf7yww

モブリット「そうです。徹夜を当たり前にしないでください」

ハンジ「そんなにしてないだろ。ここに寝泊まりすることはよくあるけど」

モブリット「それもおかしいんです」

ケイジ「今日はもう定刻で終わりましょうや、ハンジ分隊長」

アーベル「しっかり夕飯も食べてくださいよ」

ニファ「お風呂で温まって寝てくださいね」

モブリット「夜更かししちゃダメですからね」

ハンジ「あんたらは私のお母さんかっ!!」




114 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/28(日) 23:40:02 ID:1JXf7yww

【ホッとしたような……】


リヴァイ「お前らはもう行っていいぞ」

モブリット「リヴァイ兵長、すみません」

リヴァイ「かまわん」

ニファ「片付けは済んでますので、施錠だけお願い致します」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「いつのまに」

115 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/28(日) 23:40:41 ID:1JXf7yww

ハンジ班「「「「それでは、失礼します」」」」

ハンジ「みんな、お疲れ様ー」フリフリ

リヴァイ「お疲れだな、お前の所為で」

ハンジ「悪かったよ」

リヴァイ「……心配せずとも元に戻ったな」

ハンジ「何が?」

リヴァイ「いや、お前らしいと思ってな」

ハンジ「??」




116 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/28(日) 23:41:27 ID:1JXf7yww

【一緒にいるために】


――ハンジ自室――


ハンジ「なんで部屋までリヴァイが付き添うんだよ」

リヴァイ「見張りだ」

ハンジ「見張らなくたってちゃんと休むよ」

リヴァイ「お前のこれまでの事を胸に手を当てて思い返してみろ」

ハンジ「………………」

リヴァイ「……」

ハンジ「ちゃんと大丈夫!」グッb

リヴァイ「腐れメガネが」

ハンジ「ここまで来たら大丈夫だって」

リヴァイ「どうだかな」ボスッ ←ソファに

117 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/28(日) 23:42:04 ID:1JXf7yww

ハンジ「ん? すぐに戻らないんだ?」

リヴァイ「追い返したいのか?」

ハンジ「そういうわけではないけれど」

リヴァイ「やはり研究室に戻る気か」

ハンジ「戻らない戻らない。ここに居てくれる時間があるんだなと思って」フフフ

リヴァイ「……ああ、ある」

ハンジ「朝まで居れるの?」

リヴァイ「…………」

ハンジ「あ、無理な感じ?」

リヴァイ「……いや、なんとかなる」

ハンジ「無理はしないでいいよ」

リヴァイ「…………多少の無理はする」

ハンジ「――っ。そ、そう、へへっ」




118 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/28(日) 23:43:10 ID:1JXf7yww

【ねだる】


ハンジ「でも、本当に無理はしないでよ?」

リヴァイ「そんなに追い返したいか」

ハンジ「違う違う! 無理されて支障が出たら嫌だからさ」

リヴァイ「弁(わきま)えてはいる」

ハンジ「そうだね、リヴァイだもんね」

リヴァイ「……」

ハンジ「?」

リヴァイ「…………」ジッ

ハンジ「……!」

リヴァイ「……」ジッ

ハンジ「――っ」ソワッ

119 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/28(日) 23:43:46 ID:1JXf7yww

リヴァイ「……」ジッ

ハンジ「…………」モジモジソワソワ

リヴァイ「…………ハンジ」

ハンジ「…………ん」スッ


ハンジ「――――」
リヴァイ「……」


ハンジ「っ……これでいい?」

リヴァイ「……」ジッ

ハンジ「〜〜〜〜/// 分かったよ」スッ

リヴァイ「……」


ハンジ「ん……」
リヴァイ「……」


ハンジ「ふ、ん…………」
リヴァイ「……っ」

120 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/28(日) 23:44:19 ID:1JXf7yww


ハンジ「は、」スッ

リヴァイ「……」ナデ…

ハンジ「……ふふっ」

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「いや、なんでもないよ」クスクス

リヴァイ「笑ってんじゃねぇか」

ハンジ「言ったら怒るし」

リヴァイ「言え」

ハンジ「言わない」

リヴァイ「クソメガネ」

ハンジ「ふふふっ」




121 ◆uSEt4QqJNo:2018/01/28(日) 23:45:20 ID:1JXf7yww
突然のアーベル呼びだがヒゲゴーグルさんの名前です。やっと判明したよ
ソースは劇場版公式サイトのパンフレットの誤植訂正のお知らせから


ねだるって強請ると書くんだがいつもゆすると読んでしまいそうなる
次は木曜あたりに。ではまたーノシ

122以下、名無しが深夜にお送りします:2018/01/29(月) 01:43:35 ID:4S8EP0sI

最早ヒゲゴーグルで浸透してたよな

123 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/01(木) 23:10:06 ID:YbERNRzg
レスありがとうございます
ヒゲゴーグルを愛称にしてほしいくらいだなww

すまんonzどうにもならんかった
明日か明後日にはっではまたーノシ

124 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/04(日) 00:00:44 ID:MZUYiDWY

【起こそうと思ったのに】


――朝――


ハンジ「ん……」

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ(うおっ)

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ(あぁ、そっか。一緒に寝たんだっけ)

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ(……あどけないなぁ)クスッ

ハンジ(リヴァイより先に目を覚ますって中々ないんだよね)

125 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/04(日) 00:01:30 ID:MZUYiDWY

ハンジ(たまには起こす側になるのもいおよねぇ)スッ

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ(……でも待てよ)ピタッ

ハンジ(まだ早い時間だ。せっかく寝てるのを起こすのもなぁ)

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「……」

ハンジ(もうちょっとだけ)モソモソ

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ(あー……リヴァイってば温かいなぁ)ヌクヌク

ハンジ(気持ちいい……)ウトウト

ハンジ「」…スースー

126 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/04(日) 00:02:05 ID:MZUYiDWY

―――
――


リヴァイ「おい、起きろ」

ハンジ「んぁ?」

リヴァイ「朝だ」

ハンジ「……リヴァイ」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「くっそ! せっかく!!」

リヴァイ「寝起きにうるせぇ」




127 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/04(日) 00:03:07 ID:MZUYiDWY

【不在のあいつ】


ハンジ「こーんにちはー」

ペトラ「あ、ハンジ分隊長」

オルオ「書類ッスか?」

ハンジ「うん。リヴァイいる?」

グンタ「先ほどエルヴィン団長に呼ばれまして……預かっておきますよ?」

ハンジ「助かるよと言いたいところなんだけどこれ機密だからさ」ペラッ

グンタ「あぁ、そうでしたか。多分すぐに戻られるとは思いますが」

ハンジ「じゃあ、待たせてもらおうかな? あれ?」

128 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/04(日) 00:03:40 ID:MZUYiDWY

ペトラ「どうしました?」

ハンジ「一人足りないね」

オルオ「エルドの奴は……ふっ、アレですよ」フワサッ ←前髪を

ペトラ「方向性が違いすぎ。それ誰の真似よ」

グンタ「誕生日休暇……みたいなもんです」

ハンジ「あぁ、そういやそうだったね」

グンタ「あいつ自分からは取らないから俺達とリヴァイ兵長とで無理矢理取らせたんですよ」

オルオ「頑固なんだよな」

ペトラ「よくリヴァイ兵長の補佐をするから余計使命感に溢れてるんだよね」

129 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/04(日) 00:04:22 ID:MZUYiDWY

グンタ「俺達もいるのにな」

ペトラ「それ! 信用してくれてもいいのに」

オルオ「“頼んだぞ?”って念押しもしていきやがったよな」

ペトラ「そうそう!」

グンタ「それ、お前達に喧嘩するなっていう忠告の後じゃなかったか?」

ペトラ「……信用してくれてもいいのに!!」

オルオ「いいのにな!」

ハンジ「信用、ねぇ」

グンタ「喧嘩しないわけがないですよね」




130 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/04(日) 00:05:40 ID:MZUYiDWY

【不在のあの人】


リヴァイ「戻った……ぞ」

ハンジ「でさ、そんときリヴァイが音も無く現れてほんっとびっくりしたよ!」

ペトラ「確かに気配を消すのが上手いですよね」

オルオ「常に気配を消すのは当たり前だ」フフンッ

ハンジ「いやいや、そうでもないよ。いつもはそれなりに気配出してるよ」

グンタ「それはわざとなんですかねぇ?」

ハンジ「どうだろうね? 消すのはクセかもしれないね」

ペトラ「クセ、ですか?」

131 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/04(日) 00:06:24 ID:MZUYiDWY

ハンジ「そうそう、昔のゴロ……」

リヴァイ「おい」

ペトラグンタ「「リ、リヴァイ兵長!?」」ビクッ

オルオ「リ、リヴァイ兵ひょお!?」

リヴァイ「何サボってやがる」

ペトラグンタオルオ「「「す、すみません!!!」」」ガタタッ

ハンジ「彼等は私に付きあってただけだよ」

リヴァイ「分かっている。今のはお前に言った」

ハンジ「あ、私か」

ペトラグンタオルオ「「「な、なんだ」」」ホッ




132 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/04(日) 00:06:58 ID:MZUYiDWY

【冷静】


リヴァイ「他の奴等を巻き込むんじゃねぇ」

ハンジ「わざわざ巻き込まれてくれたんだよ。優しいよね」

リヴァイ「お前は……」

ペトラ「あぁ、でも! 自ら手を止めていたのは事実なのですみません!」

グンタ「すみません」

オルオ「すいませんでしたーー!!」ブシュッ

グンタ「オルオが舌を噛んだぞ!?」

ペトラ「あぁあ! もう、バカ! とりあえずタオル突っ込んで止血!!」ズボッ

オルオ「ふぐっ!? ふぐぐぐぐ!!!」

ペトラ「おとなしくしなさい!」グッ

グンタ「おい、さすがに死ぬぞ!?」

133 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/04(日) 00:08:02 ID:MZUYiDWY

ペトラ「だよね!? 出血多いし、血止めないと!」

グンタ「いやいや! 窒息する!!」

オルオ「」ピクピクッ

ペトラ「きゃああぁぁ!! ごめん! オルオーー!!」スポンッ

オルオ「」グッタリ

ペトラ「オルオーー!! あ、血は止まってる」

グンタ「おい、起きろ! オルオ!!」ペチペチ

オルオ「――――っはっ!?」

グンタ「良かった、生きてたか」

ペトラ「あ、危うくとんでもないことに……」

リヴァイ「騒がしい」

ハンジ「あの騒ぎを見てその感想ってことはよくあるんだね、ああいうの」

リヴァイ「…………たまにな」




134 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/04(日) 00:08:35 ID:MZUYiDWY

【復活】


ハンジ「機密の書類だから置いておく訳にもいかなくてね。すぐ戻るかもって話だったし」

リヴァイ「あぁ、わざわざ悪いな」

ハンジ「いーえー。でさ、さっきの続きなんだけどね?」クルッ

ペトラ「えっ!?」

グンタ「ハンジ分隊長……」

オルオ「ハ、ハンジさん!?」

リヴァイ「おい、クソメガネ」ガシッ

ハンジ「お?」

135 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/04(日) 00:09:23 ID:MZUYiDWY

リヴァイ「サ・ボ・る・なと言った」ギリギリ

ハンジ「あだだだだだ!!! 言ってない! サボるなとは言ってないよ!!」ジタバタ

リヴァイ「……何サボってやがると言っただろうが。サボるなと同義だ」ギリギリ

ハンジ「分かってるけど穴を見つけたらとりあえず突っ込む主義だから!」

リヴァイ「嘘を吐け。案外慎重だろうが」

ハンジ「そりゃ危険がありそうなら気をつけないと」

リヴァイ「危険だと思わなかったのか」

ハンジ「ペトラ達がいるならいけるかなって」

リヴァイ「いかねぇ。巻き込んだ分躾が重くなるだけだ」

136 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/04(日) 00:10:15 ID:MZUYiDWY

ハンジ「うっは、そりゃヤバイね! 逃げるが勝ちだね! じゃね、みんな!!」スルッ、ダッ!!

リヴァイ「! おい、てめぇ!」

バタバタバタバタバタ……

リヴァイ「……チッ」

グンタ「……後で捕まるんじゃないか?」

ペトラ「多分……」

オルオ「今追いかけないのは後で捕まえる自信があるからだな。お前らには分からなかったかもしれんが」フフンッ

ペトラ「分かってるから。分かっての会話だから」

グンタ「まぁ窒息死寸前から生き返って何よりだな」




137 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/04(日) 00:10:52 ID:MZUYiDWY
間に合わなかった……すまない

明日は無理かな……次は木曜辺りに
ではまたーノシ

138以下、名無しが深夜にお送りします:2018/02/04(日) 01:45:22 ID:GiFsSVZM

オルペトかわいいよオルペト

139 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/08(木) 23:24:52 ID:6xQxJk2E

【信用ならないので】


ハンジ「ぶぇっくしょい!!」

リヴァイ「風邪か?」

ハンジ「うんや、ちょっとクシャミ出ただけだと……へっくしょい!」

リヴァイ「用心しておけよ」

ハンジ「うーん、用心って言ってもねぇ。これから少し籠るんだけど」

リヴァイ「延期しろ」

ハンジ「延期はー」

140 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/08(木) 23:26:03 ID:6xQxJk2E

リヴァイ「出来るだろうが」

ハンジ「いやぁ、今どんどこやる気が溢れてるのにさー」

リヴァイ「それで倒れたら無駄に時間が掛かるだけだ」

ハンジ「うっ」

リヴァイ「今日は定時だ。いいな?」

ハンジ「うー」

リヴァイ「班員には伝えておいてやる」

ハンジ「くっ、根回しか」




141 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/08(木) 23:27:10 ID:6xQxJk2E

【日常過ぎる光景】


ニファ「あ、ハンジ分隊長ー、時間ですよ!」

ハンジ「あー、うん。もうちょっと……」カリカリ

モブリット「ここで一区切り付きますよね? はい、おしまい」ヒョイッ

ハンジ「ぬあっ!? ペン返せ」つ

モブリット「ダメです」ヒョイッ

ハンジ「ぬぐぐ、このぉ、リヴァイの回し者め!」

アーベル「リヴァイ兵長の指示が無くても止めてます。クシャミ結構してるじゃないですか」

ケイジ「早く戻って温かくして寝てください」

142 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/08(木) 23:27:45 ID:6xQxJk2E

ハンジ「だからお母さんかよ」

モブリット「母親になりたくないので言うこと聞いてください」

リヴァイ「あまりによく見る光景だな」

ニファ「リヴァイ兵長」

リヴァイ「お前は何度目だ」ガシッ

ハンジ「あたた、頭掴まないでよ。まぁ、数えきれないよね」

リヴァイ「……」シワー

ハンジ「分かった。分かったよ。今日は終わる。というか最近結構早く終わらせてたけどなぁ」

リヴァイ「体調の問題だ」

143 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/08(木) 23:28:18 ID:6xQxJk2E

ニファ「今、凄く風邪流行ってるんですよ? 掛かると長引くみたいです」

ハンジ「そうなんだ」

モブリット「お知らせ回ってきましたけどね」

ハンジ「あー、なんか見た気がする」

リヴァイ「この時期はよく流行る。気をつけろ」

ハンジ「はーい。じゃ、みんな片付けて終わろうか」

ニファ「あとは仕舞うだけですし戻られて大丈夫ですよ」

ハンジ「そうか、じゃあ、頼めるかい?」

ニファ「はい!」




144 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/08(木) 23:28:55 ID:6xQxJk2E

【お互い様】


――ハンジ自室――


ハンジ「そんなに見なくても寝るってば」

リヴァイ「……」ジッ

ハンジ「リヴァイ」

リヴァイ「少し熱があるだろう?」

ハンジ「えっ?」

リヴァイ「飯は食ったから温かくして寝れば大丈夫だと思うが」

ハンジ「あぁ、頭掴んだ時か」

145 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/08(木) 23:29:28 ID:6xQxJk2E

リヴァイ「自覚あったのか?」シワー

ハンジ「いやいや、ないよ。感覚的には普通だしね。そうか、熱あるのか」

リヴァイ「寝ろ」

ハンジ「寝るよ。リヴァイは部屋に戻りなよ? 移るといけない」

リヴァイ「大丈夫だ」

ハンジ「いやいや、ダメでしょう」

リヴァイ「いいから寝ろ」

ハンジ「熱、大したことないよ?」

リヴァイ「用心するに越したことはない」

ハンジ「それならリヴァイは部屋に戻らないと」

146 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/08(木) 23:30:42 ID:6xQxJk2E

リヴァイ「お前は何故俺を追い返したがる」

ハンジ「心配してるんだよ」

リヴァイ「それは俺も同じだ」

ハンジ「うっ……逆の立場だったら追い返すだろ?」

リヴァイ「逆の立場なら無理矢理看病するだろ」

ハンジ「……」

リヴァイ「……」

ハンジ「……マスクしといて。私もする」

リヴァイ「あぁ、できるだけ移らないよう気をつける」




147 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/08(木) 23:31:31 ID:6xQxJk2E

【寝るまで】


リヴァイ「……38.6℃か」

ハンジ「熱上がっちゃったね……」ハァハァ

リヴァイ「寝不足が祟っているんだろう。休めば大分違うと思うが」ナデ…

ハンジ「リヴァイの手、気持ちいい」ホゥ

リヴァイ「濡れタオルを持ってくる。少し待ってろ」

ハンジ「うん……」

リヴァイ「眠いなら寝ていろ」

ハンジ「うん……戻ってくる?」

148 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/08(木) 23:32:29 ID:6xQxJk2E

リヴァイ「あぁ、当たり前だ」ナデナデ

ハンジ「ん、まってる」

リヴァイ「寝て待て」ポンポン

ハンジ「うん……」トロンッ

リヴァイ「……」ナデナデ…

ハンジ「……」…スゥ

リヴァイ「…………」

ハンジ「」スースー

リヴァイ「…………少し、待っていろ」ナデナデ




149 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/08(木) 23:33:29 ID:6xQxJk2E

【心配故に】


ハンジ「…………ん」

ハンジ「……くらい」パチッ

ハンジ「まだ夜……リヴァイ?」

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「椅子で……前にも見たような光景だね」

リヴァイ「……」パチッ

ハンジ「あ、起こした? せめてソファで寝ないかい?」

リヴァイ「いや、いい。それより具合はどうだ?」

150 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/08(木) 23:34:01 ID:6xQxJk2E

ハンジ「大分いいよ。熱も……下がってるんじゃないかな?」


リヴァイ「どれ」ピトッ ←おでこを
ハンジ「ん」


リヴァイ「……さっきよりはいいな」

ハンジ「今何時?」

リヴァイ「深夜だな。もう少し寝ていろ」

ハンジ「うん」

リヴァイ「寒くねぇか?」

ハンジ「大丈夫」

151 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/08(木) 23:34:36 ID:6xQxJk2E

リヴァイ「そうか」ナデナデ

ハンジ「…………」

リヴァイ「なに笑ってやがる」

ハンジ「ううん、別に」クスクス

リヴァイ「笑ってんじゃねぇか」

ハンジ「うん、リヴァイが優しいからさ」ニッコリ

リヴァイ「……」シワー

ハンジ「照れても眉間にシワ寄せるよね」

リヴァイ「黙って寝ろ」




152 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/08(木) 23:36:04 ID:6xQxJk2E
レスありがとうございます


前に書き忘れた
1月30日、エルド誕生日(本人居なかったけど)


インフル流行ってるから気をつけてな
次は日曜に。ではまたーノシ

153以下、名無しが深夜にお送りします:2018/02/10(土) 00:12:35 ID:feLpaM3U


154 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/11(日) 23:55:24 ID:BRIfzwA6
あかんね、間に合わんわ。んー、出来次第更新しやす
最近こんなんばっかやなぁあかんなぁ

乙ありがとうね

155 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/12(月) 21:36:18 ID:iRS0bo7k

【身から出た錆】


モブリット「ハンジ分隊長、出てこられて大丈夫なんですか?」

ハンジ「大丈夫、大丈夫。熱も下がってるし」

モブリット「もしかして、リヴァイ兵長の許可もなしに抜け出してきたんじゃ……」シワッ

ハンジ「いやだなぁ、リヴァイみたいに眉間にシワ寄せないでくれよ」

モブリット「ハンジ分隊長?」ジロッ

ハンジ「ちゃんと許可は貰ったよ。っていうかなんでリヴァイの許可が必要なんだよ」

モブリット「上官だからです」

ハンジ「私とリヴァイに上下はないよ」

モブリット「そうですが、表向きは上官です」

ハンジ「実質が違うだろ」

モブリット「では、恋人だからです」

156 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/12(月) 21:36:54 ID:iRS0bo7k

ハンジ「――っ! こ、恋人は関係ないだろ」

モブリット「ありますよ。人一倍心配するじゃないですか」

ハンジ「で、でも許可は」

モブリット「必要ないですが、心配させたままにするんですか?」

ハンジ「ぐっ」

モブリット「まぁ、許可は得られているようなのでこの話は終わりにしましょうか」

ハンジ「ぐぬぬ」

モブリット「でも無理は禁物ですからね!」ビシッ

ハンジ「分かったから指はささないでくれ。リヴァイにも言われてる」

モブリット「さすが兵長」

ハンジ「保護者が多すぎないか……?」

モブリット「足りないくらいですが?」

ハンジ「えぇー……」




157 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/12(月) 21:37:37 ID:iRS0bo7k

【大事な言葉選び】


ハンジ「……」ジッ

リヴァイ「……」

ハンジ「…………」ジー

リヴァイ「……なんだ」

ハンジ「次はリヴァイが風邪引く番かなと思ってたんだけど」

リヴァイ「生憎だな」フンッ

ハンジ「無理矢理キスでもしておいてやればよかった」

リヴァイ「菌を撒き散らすな」

ハンジ「撒くのはあなたにだけだよ」

リヴァイ「……誰に、という問題じゃねぇ。移したくなかったんじゃねぇのか」

ハンジ「まぁね。でも弱ってるリヴァイの面倒を見るのは嫌いじゃないんだ」

158 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/12(月) 21:38:37 ID:iRS0bo7k

リヴァイ「そうそう弱らねぇよ」

ハンジ「だから嫌いじゃないんだよ。滅多に面倒見れないからね」

リヴァイ「弱ってほしいのか」

ハンジ「いいや。私が弱ってるあなたの面倒見たいと思っているだけなのが理想だね」

リヴァイ「……俺もそうしたいがな」

ハンジ「そりゃごめん。これからも」

リヴァイ「お前……」

ハンジ「なるべく気をつける。病気にはかからないようにする」

リヴァイ「徹夜の過労も無くせ」

ハンジ「あー、うーん……うーーん」

リヴァイ「ウンコメガネが」

ハンジ「まだクソの方がマシに聞こえるのはなんでだろうね?」




159 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/12(月) 21:39:09 ID:iRS0bo7k

【穴】


ハンジ「うーん……」トントン…

ナナバ「書類を指で叩いて何を悩んでいるんだい?」

ハンジ「新しい捕獲作戦についてちょっとね」

ミケ「あぁ、この間言っていたな」

ハンジ「うまく纏まらなくてねぇ」トントン

エルヴィン「まだ時間はある」

ハンジ「そうだけど、そう思ってたらいつの間にか時間って無くなってるからねぇ」トントン

リヴァイ「トントンうるせぇ。指で机に穴でも空ける気か」

ハンジ「穴空ける間に巨人が来ちゃうから落とし穴は無理かなぁ」トントン

リヴァイ「誰が捕獲作戦の話をした」

ハンジ「落とし穴っての有効だけど時間かかるしねぇ」トントン

リヴァイ「まともに話を聞いちゃいねぇな」




160 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/12(月) 21:39:42 ID:iRS0bo7k

【ツボにはまる】


ハンジ「やっぱり捕獲機のここはこうするしかないのかなぁ」ウーン

リヴァイ「ああ? これはこうすりゃいいだろ」カリカリ

ハンジ「!?」

リヴァイ「いや、これは……」

ハンジ「リヴァイ!」ガタッ

リヴァイ「あぁ、ダメだな、これは」

ハンジ「いやいや、お陰で閃いたよ!」

リヴァイ「あ?」

161 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/12(月) 21:40:24 ID:iRS0bo7k

ハンジ「さっすがリヴァイ!」ガシッ ←顔を両手で

リヴァイ「おい?」

ハンジ「ありがとう!! んーまっ!」チュッ

リヴァイ「!?」

エルヴィンミケナナバ「「「!?」」」

ハンジ「じゃあ纏めてくるよ!!」スタスタ

リヴァイ「……」

ナナバ「……」

ミケ「……」

エルヴィン「……」フルフル

162 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/12(月) 21:41:05 ID:iRS0bo7k

ナナバ「……」チラリッ

リヴァイ「…………」…ガタッ

ミケ「……」

リヴァイ「…………」スタスタスタスタ

ナナバ「……リヴァイ、何も言えずに去っていっちゃったね」

エルヴィン「余程……ぶふっ、驚い、ぐふっ、たんだろう、ぶふふっ」フルフル

ミケ「……ツボにハマったか」

ナナバ「こんなに大笑いしてるエルヴィンも珍しいね」

エルヴィン「――っ、――っ」ブルブル




163 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/12(月) 21:41:39 ID:iRS0bo7k

【やらかしたのはそっちじゃない】


――ハンジ研究室――


バターンッ!

リヴァイ「……」

ハンジ「それで、これが……」ガリガリ

リヴァイ「……おい、クソメガネ」

ハンジ「で、」ガリガリ

リヴァイ「……」チッ

ハンジ「うーん……」ガリガリ

リヴァイ「…………」

ハンジ「……」ガリガリ

リヴァイ「……………………」フゥ

ハンジ「……」ガリガリ

ハンジ「……」ガリガリガリ

164 ◆uSEt4QqJNo:2018/02/12(月) 21:42:18 ID:iRS0bo7k

ハンジ「……」ガリガリガリガリ

……コトッ

ハンジ「!」

リヴァイ「飲め」

ハンジ「紅茶……リヴァイ、いつの間に来たの?」

リヴァイ「……さっきだ」ズズズズ

ハンジ「さっき……あれ? ランプが点いてる」

リヴァイ「あぁ、点けた」

ハンジ「もしかして暗くなってるの私気づかなかった?」

リヴァイ「放っておけば真っ暗になって気づいただろうな」

ハンジ「ははっ、またやっちゃったか」

リヴァイ「……チッ」





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