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ハンジ「戯れも」リヴァイ「幾星霜」

1 ◆uSEt4QqJNo:2017/12/25(月) 21:52:44 ID:vrZuEj5M
1スレ目、リヴァイ「ひたすらに」ハンジ「戯れる」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1387721339/
2スレ目、ハンジ「戯れの」リヴァイ「ハズだった」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1393766145/
3スレ目、リヴァイ「気ままに」ハンジ「戯れた」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1399643095/
4スレ目、ハンジ「戯れに」リヴァイ「戯れた」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1406120445/
5スレ目、リヴァイ「延々と」ハンジ「戯れたい」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1415881553/
6スレ目、ハンジ「戯れて」リヴァイ「過ぎる日々」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1427978790/
7スレ目、リヴァイ「いつまでも」ハンジ「戯れよう」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1441112985/
8スレ目、ハンジ「戯れは」リヴァイ「終わらない」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1463146389/
9スレ目、リヴァイ「緩やかに」ハンジ「戯れようか」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1485956035/


の続き。10スレ目とか。短編の様なモノでリヴァイとハンジ(女)がただいちゃいちゃしてるだけという説明は果たして必要なのか

とにかく時系列やなんやらかんやら無視しながら思いつきで書いていく。その為サ○エさん時空化
まれにR18エロ有り。ないかもなので期待はしないでくれ。〆の後に∫や∬がついたら次の話がR18というお知らせ

月刊とかのネタバレとかあったりする。なるべく分からないように紛れ込ませるつもりだがどうなるか分からない
おまけの記憶喪失ネタが入る予定。予定は未定
スレのURLの所為で1レスが余計に長い。日付ネタでやってる。日にちは11月だった気もするが大体12月から。では

640 ◆uSEt4QqJNo:2018/09/30(日) 22:15:47 ID:K/9dguUM

【勇気がいります】


――リヴァイ自室――


リヴァイ「で、一体なんだってんだ?」フンゾリ

ハンジ「いやぁ、そのぅ」セイザッ

リヴァイ「あ゙」

ハンジ「メンチの切り方が素晴らしいですね」→

リヴァイ「あ゙あ゙?」

ハンジ「はい、すみません」→

641 ◆uSEt4QqJNo:2018/09/30(日) 22:16:17 ID:K/9dguUM

リヴァイ「遊びはいいから答えろ、クソメガネ」

ハンジ「あー、うーん……とてつもなく言いたくない」→

リヴァイ「あ゙!?」シワー

ハンジ「あ、うん、ごめん。逃げてたのはごめん。なんとかするから理由は聞かないで」→

リヴァイ「今すぐ何とかして見せろ。まともに目も合わせてねぇじゃねぇか」

ハンジ「あー……ちょっと、ちょっとだけ待って」スゥーハー、スゥーハー…

リヴァイ「…………」

ハンジ「よし!」ガバッ↑

リヴァイ「…………」

642 ◆uSEt4QqJNo:2018/09/30(日) 22:16:55 ID:K/9dguUM

ハンジ「……」ジッ

リヴァイ「…………」

ハンジ「…………ぅ」ジー

リヴァイ「……?」

ハンジ「うおぉぉぉ! ダメだぁぁぁ!!」ベターンッ!

リヴァイ「!?」ビクッ

ハンジ「うおぉぉぉぉぉぉ!」ゴロゴロゴロゴロ

リヴァイ「…………とりあえず、転がるのはよせ」




643 ◆uSEt4QqJNo:2018/09/30(日) 22:17:57 ID:K/9dguUM

【耐えられません】


ハンジ「うぅ……」

リヴァイ「なんだってんだ」ハァー

ハンジ「う」

ハンジ(そんな風に髪掻きあげないでくれよ……なんだってそんな……タメ息吐きながらとか)チラッ

リヴァイ「?」

ハンジ(……クラバットしてるけど首、結構太いんだよね……鎖骨とか綺麗だし)ジッ

リヴァイ「……」ジッ

ハンジ(……目、も綺麗)ジー

ハンジ(唇も……案外柔らかくて……)ジー

ハンジ(腕も胸板も固くて……)ハァ

644 ◆uSEt4QqJNo:2018/09/30(日) 22:18:31 ID:K/9dguUM

リヴァイ「おい」グイッ

ハンジ「は? え?」

リヴァイ「なんだ、そのツラ」シワー

ハンジ「え、な、なんかメンチ切ってた?」

リヴァイ「切ってねぇ。……ねぇが」ジッ

ハンジ「――っ」ビクッ

リヴァイ「……チッ」ヒョイッ

ハンジ「おわっ!? 抱えて……ちょっと、どこ行くつもり?」

リヴァイ「黙ってろ」ドサッ

ハンジ「わ! ベッド……ってリヴァイ!」

リヴァイ「クソが、物欲しそうなツラしやがって」チッ!




645 ◆uSEt4QqJNo:2018/09/30(日) 22:19:14 ID:K/9dguUM

【堪えます】


ハンジ「なんで、こうなった……?」グッタリ

リヴァイ「そりゃあ、てめぇの所為だろう」ナデ…

ハンジ「ちゃっかりケツ撫でんな」ペシッ

リヴァイ「チッ……」

ハンジ「あー、うーん、でもこれが正解だったかもね」

リヴァイ「正解?」

ハンジ「まぁ、ちょっとあなたを見るとこう……何て言うかそういう目で見てしまうと言うか」

リヴァイ「前にもなかったか?」

ハンジ「あったかもね。でもちょっと違うんだよ」

646 ◆uSEt4QqJNo:2018/09/30(日) 22:20:44 ID:K/9dguUM

リヴァイ「何がだ?」

ハンジ「より具体的と言うか……見たままあなたを裸に剥いてるみたいな……」

リヴァイ「……ほぅ?」

ハンジ「!」ハッ!

リヴァイ「つまり、近くに寄ると視姦――」

ハンジ「わー! わー! わー!! 言うな! 言うなぁぁ!!」ペシッ

リヴァイ「むがっ……」

ハンジ「ああもう! 恥ずかしい!」

リヴァイ「……っ」ガシッ、グイッ

リヴァイ「……恥ずかしいなんざ今更だ」

647 ◆uSEt4QqJNo:2018/09/30(日) 22:21:59 ID:K/9dguUM

ハンジ「そうだけどさ」

リヴァイ「……なぁ、ハンジよ」スッ

ハンジ「……なんだい?」

リヴァイ「何も言わず逃げるのはやめろ」サラッ…

ハンジ「……」

リヴァイ「……ハンジ」

ハンジ「うん……ごめん」

リヴァイ「分かりゃあいい」グイッ、ポスッ

ハンジ「うん」ギュッ




648 ◆uSEt4QqJNo:2018/09/30(日) 22:23:05 ID:K/9dguUM

【気持ちは分かります】


リヴァイ「で」

ハンジ「ん?」

リヴァイ「今、まっ裸なわけだが見なくていいのか?」

ハンジ「もう! 言うなって言っただろ!」ペシッ!

リヴァイ「なんだ、服の上から想像するのがいいのか」

ハンジ「リ〜ヴァ〜イ〜〜」シワッ

649 ◆uSEt4QqJNo:2018/09/30(日) 22:23:44 ID:K/9dguUM

リヴァイ「……悪かった」

ハンジ「もう」

リヴァイ「まぁ、気持ちは分からんでもない」

ハンジ「へ?」

リヴァイ「…………」ジッ

ハンジ「――っ」

リヴァイ「……服の上からというのは考えたことなかったな」

ハンジ「〜〜〜〜っ! ばか!!」




650 ◆uSEt4QqJNo:2018/09/30(日) 22:24:19 ID:K/9dguUM

【調子に乗りました】


エルヴィン「なんだ、まだ仲直りしていないのか?」

リヴァイ「……」

ミケ「とにかく捕まえて話せと言っただろう」

リヴァイ「話しはした。ついでに仲良くもした」

ミケ「そこまで聞きたくはなかったな」

エルヴィン「仲直りしたのか。なら何故またハンジは逃げ回っているんだ」

リヴァイ「……それは俺の所為だな」

651 ◆uSEt4QqJNo:2018/09/30(日) 22:25:58 ID:K/9dguUM

ミケ「何したんだ」

リヴァイ「まだ何もしてねぇ」

エルヴィン「する予定か」

リヴァイ「する予定もねぇが、あいつがされるんじゃねぇかと警戒してやがるだけだ」

ミケ「……なんの事かは分からんし分かりたくもないが早くなんとかしろ」

リヴァイ「…………また捕獲か」ハァー

エルヴィン「今回はお前が原因なんだろう? 身から出た錆だ」クッ

リヴァイ「…………チッ」シワー




652 ◆uSEt4QqJNo:2018/09/30(日) 22:29:17 ID:K/9dguUM
レスありがとうございます
ケニーがいいキャラだった。声優さんがぴったりだった


今日のアニメ中止なんだって……
次も日曜に。ではまたーノシ

653以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/01(月) 16:12:55 ID:xy6nAO8k

おのれチャーミー…

654 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/07(日) 22:12:28 ID:lu.pnQEA

【対処法を見つけた】


リヴァイ「おい、ハンジ」

ハンジ「やあ、リヴァイ」

リヴァイ「逃げるのはやめたのか?」

ハンジ「やめた。なんか疲れるし」

リヴァイ「そうか」

ハンジ「視姦されかかったら目ぇ潰せばいいしね」ウインクbグッ

リヴァイ「良い顔で物騒なこと言ってんじゃねぇ」




655 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/07(日) 22:13:10 ID:lu.pnQEA

【スイッチ】


リヴァイ「普段の生活の中で視姦なんざするか。お前じゃあるまいし」

ハンジ「ちょっと! 私もしてないから! 未遂だから!!」

リヴァイ「しかけたんだろうが」

ハンジ「見事な腹筋や大胸筋、背筋してるリヴァイが悪い!」

リヴァイ「……何言ってんだお前」

ハンジ「服着てると分かりづらいけどムッキムキだよね! 腕も以外に太いしあちこち固くてさ!」

リヴァイ「おい」

ハンジ「羨ましいくらいだよ! 一体どういう鍛え方をしたらそんなになるんだい?」

リヴァイ「おいおいおいおい、待て。待ちやがれ。てめぇ瞳孔開いてんぞ」

ハンジ「大殿筋や大腿筋も素晴らしい! 1回皮剥いで見てみたいくらいだよ」ハァー

656 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/07(日) 22:13:42 ID:lu.pnQEA

リヴァイ「……とんでもねぇこと言ってんじゃねぇ」

ハンジ「……ねぇ、リヴァイ」

リヴァイ「断る」

ハンジ「まだ何も言ってないよ」

リヴァイ「少し皮剥げとでも言うつもりだろう?」

ハンジ「まさか! 無闇矢鱈に傷つける事なんてしないよ!」

リヴァイ「…………」シワー

ハンジ「うわ、めっちゃくちゃ信用できないって顔してるね」

リヴァイ「今のてめぇは研究者のツラしてやがるからな」

ハンジ「なんだよ、ちょっと脱いでもらいたかっただけなのに」

リヴァイ「誰が脱ぐか」




657 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/07(日) 22:14:18 ID:lu.pnQEA

【問題無いだろう】


リヴァイ「とりあえず、てめぇに視姦は無理だって事は分かった」

ハンジ「?」

リヴァイ「いつのまにかただの観察になりやがる」ハァー

ハンジ「おや? そういえばそうだね」フム

リヴァイ「だからもうやめろ。ベッドの上でまでやられたらかなわん」

ハンジ「し、しないよ!」

リヴァイ「いいや、あり得る」

658 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/07(日) 22:14:56 ID:lu.pnQEA

ハンジ「無いよ、無い! そんなスイッチ入らないから」

リヴァイ「…………どんなスイッチが入るんだ?」

ハンジ「どんなってそれは」

リヴァイ「それは?」

ハンジ「………………分かってて聞いてるね?」

リヴァイ「そうだな」

ハンジ「意地悪でムッツリな奴だよ、リヴァイは」

リヴァイ「自分の女に対してムッツリで何が悪ぃんだ」

ハンジ「――っ!/// そういうとこ! ずるいよね、あなたは!!」




659 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/07(日) 22:15:31 ID:lu.pnQEA

【許容するとき】



ハンジ「はぁー、ちょっぴり寒くなってきたよね」ノッシリ ←背に乗ってる
リヴァイ「邪魔だ」スタスタ


ハンジ「つれないなぁ。リヴァイカイロの出番なのに」ピットリ
リヴァイ「やめろ、鬱陶しい」グイッ


ハンジ「あ、もう。せっかく暖かったのにー」ブー

リヴァイ「俺はカイロじゃねぇ。行くぞ」

ハンジ「はーい」

ガチャッ

660 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/07(日) 22:16:06 ID:lu.pnQEA


ハンジ「ふおっ!? 風冷たい」ノシッ
リヴァイ「……」


ハンジ「やばいなぁ、上着着てくればよかった」ノッシリ
リヴァイ「……」スタスタ


ハンジ「…………ねぇ、リヴァイ」ズルズル
リヴァイ「あ?」


ハンジ「乗っかってるのになんで何にも言わないの?」
リヴァイ「……」


ハンジ「リヴァイ?」
リヴァイ「…………」


ハンジ「そっか! リヴァイ寒かったんだね! 予想外に外が寒かったんだね!」
リヴァイ「うるせぇ。耳傍で叫ぶな」スタスタスタスタ





661 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/07(日) 22:16:38 ID:lu.pnQEA

【べしゃべしゃ】


ハンジ「今日は暑いなぁ」

リヴァイ「そうだな」

ハンジ「この時期は気温が上がったり下がったりするからね。着るものに困るよ」

リヴァイ「上着を持ち歩いておけ」

ハンジ「それしかないかぁ」

リヴァイ「風が冷たいのは救いだな」

ハンジ「そうだねぇ。水を被ると風邪引きそうだ」

662 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/07(日) 22:17:12 ID:lu.pnQEA

リヴァイ「訓練後は被る奴もいるな」

ハンジ「あー注意しといた方がいいかもね。すぐに拭いて乾かすように」

リヴァイ「ああ、風呂上がりもちゃんと乾かせよ」

ハンジ「私かい」

リヴァイ「いつもべしゃべしゃのまま俺の所に来るじゃねぇか」

ハンジ「リヴァイに拭いてもらうのが一番いいんだよ。乾くの早いし、気持ちいいし」

リヴァイ「俺を便利道具扱いするんじゃねぇ。第一俺の所に来るまでに冷えるだろうが」

ハンジ「お風呂出て直でリヴァイの所に来てるし……今度は冷えないように頭にタオルをぐるぐる巻きにして来るよ」

リヴァイ「……せめてある程度拭ってから来い」




663 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/07(日) 22:18:19 ID:lu.pnQEA
レスありがとうございます
また台風でダメかと思ったが今日はアニメがある!


次も日曜に。ではまたーノシ

664以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/10(水) 01:25:19 ID:xD6JQF4Q


665 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/14(日) 22:30:46 ID:PaltPUOU

【忙殺で忘却】


ハンジ「エルヴィン!」

エルヴィン「ん?」

ハンジ「今日は飲み会開くからね、忘れないでよ?」

エルヴィン「飲み会か……間に合えば行くよ」

ミケ「主役が間に合えば行くというのはダメだろう」

エルヴィン「主役?」

ハンジ「ダメだこりゃ。忘れちゃってるよ」ヤレヤレ

リヴァイ「お前も人の事言えねぇだろ」

エルヴィン「? 話が見えないが」

ミケ「お誕生日会と言えば分かるか?」

エルヴィン「………………あぁ」

ミケ「やっとか」クッ




666 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/14(日) 22:31:16 ID:PaltPUOU

【みんなでからかう】


ハンジ「いやぁ、でも忙しいと忘れちゃうよね」

リヴァイ「さっきは自分を棚に上げて呆れてやがったくせに」

ハンジ「う、うっさいな!」

ミケ「夫婦喧嘩はそこまでにしろ」

エルヴィン「困った夫婦だな」クックックッ

ハンジ「夫婦じゃないから!」

リヴァイ「夫婦じゃねぇな」

667 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/14(日) 22:31:54 ID:PaltPUOU

ミケ「まだ、な」

エルヴィン「まだだな」

ハンジ「ミケ! エルヴィン!!///」

リヴァイ「…………そうだな、まだだ」フム

ミケ「……ほう」ニヤニヤ

エルヴィン「ほほう」ニヤニヤ

ハンジ「リヴァイ!!!///」




668 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/14(日) 22:32:28 ID:PaltPUOU

【お祝いは楽しく】


「「「エルヴィン団長、おめでとうございまーす!!! かんぱーい!!」」」

エルヴィン「乾杯が早いな」

ミケ「まぁ、そんなもんだろ」グビッ

リヴァイ「何かに託(かこ)つけて飲みてぇだけだからな」グビッ

ハンジ「お祝いの気持ちもあるから!」グビッ

エルヴィン「気持ちはありがたいよ」グビッ

ゲルガー「だんちょー! おめでとーござーます!」

エルヴィン「ありがとう」

リーネ「ちょっと! もう酔っ払って! すみません、団長」

エルヴィン「いいさ」クッ

669 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/14(日) 22:33:01 ID:PaltPUOU

ネス「エルヴィン、おめでとさん!」

エルヴィン「ああ、ありがとう」

ハンジ「あはは! 忙しいねぇ」

エルヴィン「…………」

ハンジ「? エルヴィン?」

エルヴィン「……いや、ありがたいな」

ミケ「……」スンッ

リヴァイ「クソみてぇな事考えてんだろ」

エルヴィン「そうでもないさ」

リヴァイ「はっ、どうだか」

ハンジ「じゃ、そのクソみてぇな事を忘れて飲んだ飲んだ!」トポトポ

670 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/14(日) 22:33:37 ID:PaltPUOU

エルヴィン「おっと」

リヴァイ「てめぇ、注ぎすぎだ。クソメガネ」

ハンジ「これくらいイケるって」

リヴァイ「イケるイケねぇじゃねぇ。零れるだろうが」

ハンジ「少しくらい零れてもいいじゃないか。全く潔癖なんだから」

リヴァイ「勿体ねぇ」

ハンジ「そっちか!」

エルヴィン「ふっ、騒がしいな」

ミケ「いつもの事だ」

エルヴィン「そうだな」フッ




671 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/14(日) 22:34:09 ID:PaltPUOU

【だいすき】


「うう……もう飲めねぇ」

「くごー」

「」チーン

ナナバ「死屍累々って感じだね」

リヴァイ「その中にメガネが混じってやがるのが問題だ」

ハンジ「うーん、もう飲めない」ペッショリ

ミケ「途中で飲み合いやってたな」

エルヴィン「勝ってたな」

672 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/14(日) 22:35:39 ID:PaltPUOU

リヴァイ「クソメガネが」

ハンジ「あー、りばいだぁーりばいー」ウヘヘー

リヴァイ「…………」

ハンジ「ねぇねぇ、りばいー」

リヴァイ「……なんだ」

ハンジ「ええっとね、ふふふふー」

リヴァイ「酔っ払いは要領得ねぇな」

ハンジ「もちょっとこっちに来てよ」オイデオイデ

リヴァイ「はぁー、なんだ」ズイッ

673 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/14(日) 22:37:11 ID:PaltPUOU

ハンジ「あのね、…………」ヒソヒソ

リヴァイ「……………………」

ハンジ「……ふひひっ」

リヴァイ「…………チッ、クソメガネっ」

ナナバ「……いちゃついてるねぇ」

ミケ「いちゃついてるな」

エルヴィン「俺の誕生日だというのに見せつけてくれるな」

リヴァイ「……うるせぇ」

ハンジ「んっふふふふふー」




674 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/14(日) 22:38:09 ID:PaltPUOU

【堂々とあまあま】


リヴァイ「戻る」グイッ

ハンジ「ふにゃー」

ナナバ「んー、気をつけて」

ミケ「途中で落とすなよ」

エルヴィン「部屋まで届けろよ」

リヴァイ「当たり前だろうが」

エルヴィン「どうだかな」ニヤニヤ

リヴァイ「クソ気持ち悪ぃツラしやがって」チッ

エルヴィン「元々こういうツラだよ」

リヴァイ「言ってろ。おら、ハンジ、立ちやがれ」

675 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/14(日) 22:38:50 ID:PaltPUOU

ハンジ「むーりー。おんぶー」グンニャリ

リヴァイ「クソが。乗れ」スッ

ハンジ「んー」ノシッ

リヴァイ「じゃあな」

ハンジ「じゃあねぇー」

ナナバミケエルヴィン「「「…………」」」

ナナバ「飲み会の度にあんな感じね」

ミケ「公然といちゃついてるな」

エルヴィン「まぁ、一応周りが飲み潰れてるのを確認しているようだがな」

ナナバ「妙なところで冷静だね」

ミケ「俺達には見せつけてるのか」

エルヴィン「本当に困った夫婦だ」




676 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/14(日) 22:40:48 ID:PaltPUOU
乙ありがとうございます


エルヴィン誕生日おめでとーう!
アニメ今日で一旦終わりやな、確か
次も日曜に。ではまたーノシ

677以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/15(月) 02:37:09 ID:LsHTOavE

アニメEDの演出鳥肌モノだった
そしてギャグもキレッキレだったなw

678 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/21(日) 22:48:10 ID:qofvs.Kw

【応援】


――壁外調査――


ドドドドドドド……


エルヴィン「くっ、全員着いてきているか?」

ミケ「少し隊列が伸びているな」

エルヴィン「……もう少しで壁に着く」

ミケ「見渡す限りでは巨人はいないが……」スンッ

679 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/21(日) 22:48:52 ID:qofvs.Kw

エルヴィン「どうだ?」

ミケ「殿(しんがり)付近がヤバそうだ」

エルヴィン「殿……リヴァイか」

ミケ「奴の事だから大丈夫だとは思うが……」チラッ

エルヴィン「…………行ってくれ。無理はするな」

ミケ「了解だ」ガッ!

馬「ヒヒーンッ!」

エルヴィン「………………頼んだ」




680 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/21(日) 22:49:39 ID:qofvs.Kw

【まさか】


――壁内:調査兵団駐屯地――


ガヤガヤ……イテェ、クソッ、オイ!ダレカコイツヲ!……


ハンジ「…………」キョロッ

ハンジ(今回、殿(しんがり)が巨人に襲われたと聞いた……)

ハンジ(リヴァイ……)

ハンジ「…………いや」フルフルッ

ハンジ「心配なんていらないさ。そうさ、彼なら大丈夫………………」

ハンジ「…………」

ハンジ(…………そんな保障、どこにあるって言うんだっ!)ギリッ

681 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/21(日) 22:50:38 ID:qofvs.Kw

ハンジ「……リヴァイ、どこにいるんだ」キョロキョロ

ネス「おい、ハンジ」

ハンジ「ネス! 無事だったんだね! 良かった。ねぇ、リヴァイを知らないかい?」

ネス「――っ、怪我をしたと聞いてるが……」

ハンジ「!!」

ネス「詳しい事は聞いてねぇ。向こうに運ばれたら――」

ハンジ「!」ダッ!

ネス「あ、おいっ!」

ハンジ「教えてくれてありがとう!!」

ネス「……おう」




682 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/21(日) 22:51:08 ID:qofvs.Kw

【無事?】


ハンジ「リヴァイ!!?」バタンッ!

ミケ「しっ!」

ハンジ「――っ」

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「リヴァイ……?」

ミケ「薬が効いて寝ている。ついさっき寝入ったばかりだ」

ハンジ「……怪我、したって」

683 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/21(日) 22:51:38 ID:qofvs.Kw

ミケ「ああ。巨人が……捕まえた兵士を投げた。それに別の兵士がぶつかってリヴァイの方へ飛んだ」

ハンジ「奇行種?」

ミケ「多分な」

ハンジ「……」

ミケ「…………飛んできた兵士はリヴァイが助けたがそいつのブレードがかすってな。傷はそう深くはないが縫った」

ハンジ「そう」ソッ

リヴァイ「」スゥスゥ

ミケ「念の為、薬も飲ませたんでな。それで寝ているだけで命に別状はない」

ハンジ「……うん」ナデ…




684 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/21(日) 22:52:14 ID:qofvs.Kw

【よかった】


ミケ「……ハンジ、ここを任せていいか?」

ハンジ「えっ? でも」

ミケ「ある程度処理を終えたからここに来たんだろう? 俺は処理がまだだ。ここを頼む」

ハンジ「……ん、分かった」

ミケ「じゃあな」

パタンッ

685 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/21(日) 22:52:53 ID:qofvs.Kw

ハンジ「…………」

リヴァイ「」スゥスゥ

ハンジ「リヴァイ……」スッつ

……トクントクントクン……

ハンジ「……心臓、動いてる」ホゥ…

ハンジ「……………………った……」ハァ

リヴァイ「」スゥスゥ




686 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/21(日) 22:53:33 ID:qofvs.Kw

【微笑む夢の中】


リヴァイ「――…………ん……」

リヴァイ「……」パチッ

リヴァイ(……天井)

リヴァイ(あぁ、確かブレードが……しくじったな)チッ

リヴァイ(傷を縫って、それから……ミケの野郎に無理矢理薬を飲まされたんだったか)

リヴァイ(せめて自室に移動するべきだったな)

リヴァイ「…………」

リヴァイ「片手が生温ぃな」

ハンジ「」スースー、ギュッ

687 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/21(日) 22:54:09 ID:qofvs.Kw

リヴァイ「…………」

リヴァイ(ずっといたのか? 手を握ったまま……)

ハンジ「」スースー

リヴァイ「…………」

ハンジ「」スースー

リヴァイ(ひでぇ顔してやがる)スッ

ハンジ「……ん」

リヴァイ「……」ナデ…

ハンジ「」スースー

リヴァイ「……心配かけた。悪かったな」ナデナデ

ハンジ「…………ん」スースー…




688 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/21(日) 22:55:12 ID:qofvs.Kw
レスありがとうございます
EDぼんやり聞いてたからマジでビビったわww
しかし来年4月かーまぁ、4月だとは思ってたけどさ。次はえらい所だし楽しみだ


次も日曜に。ではまたーノシ

689以下、名無しが深夜にお送りします:2018/10/24(水) 02:03:51 ID:6z9rYdnc

4月まで長いな…でもこのスレがあるから大丈夫

690 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/28(日) 22:36:49 ID:w1updnHY

【先程までの彼女はいない】


ハンジ「――はっ」パチッ

リヴァイ「起きたか」

ハンジ「リヴァイ!!」

リヴァイ「暴れるな、埃が立つ」シワー

ハンジ「あぁ、良かった。リヴァイだ」

リヴァイ「どういうことだ」

ハンジ「怪我、どうだい?」

リヴァイ「大したことはねぇ」

691 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/28(日) 22:37:20 ID:w1updnHY

ハンジ「本当に?」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「そっか、良かった」ハァー

リヴァイ「……」

ハンジ「で!」ズイッ

リヴァイ「……なんだ」

ハンジ「どんな子(奇行種)にあったの!?」キラキラ+

リヴァイ「…………あぁ……お前はやっぱりハンジだな、ハンジ・ゾエだ」ハァー

ハンジ「? 当たり前じゃないか。何を言っているんだい?」




692 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/28(日) 22:38:03 ID:w1updnHY

【あーん、する?】


ハンジ「ほうほう、そんな子かぁ」フンフンッ

リヴァイ「…………」ハァー

リヴァイ「……ハンジよ」

ハンジ「なんだい?」

リヴァイ「もう夜だ」

ハンジ「おわ!? 本当だ! いつの間に!」

リヴァイ「お前が目を覚ました時にはすでに暗かったな」

ハンジ「ご飯! リヴァイはちゃんと食べないと!!」

リヴァイ「俺は、じゃねぇ。てめぇもちゃんと食え」

ハンジ「待ってて! 食堂行ってくる! 持ってくるから!」

693 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/28(日) 22:38:43 ID:w1updnHY

リヴァイ「いい。動ける。行くぞ」

ハンジ「縫ったばかりだろ?」

リヴァイ「激しく動かさなければどうということもない」

ハンジ「でも」

リヴァイ「大丈夫だ」

ハンジ「……分かった。違和感でも感じたら言ってくれよ?」

リヴァイ「ああ」

ハンジ「…………」ウーン

リヴァイ「なんだ」

ハンジ「ご飯、私が食べさせた方がいい?」

リヴァイ「…………いらん。手は動く」




694 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/28(日) 22:39:22 ID:w1updnHY

【隠せない】


ミケ「…………」スンッ

ミケ「……」

ハンジ「あ、ミケ!」

ミケ「ハンジ」

ハンジ「警戒しなくても風呂には入ってるよ」

ミケ「そうだな」スンッ

ハンジ「もう分かってるとは思うけど食堂に集合ね」

ミケ「ああ」

ハンジ「じゃね」

ミケ「…………」スンッ

ミケ「毎年、有り難いことだな」フッ




695 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/28(日) 22:40:15 ID:w1updnHY

【スンスンッ】


「「「ミケ分隊長(さん)、おめでとうございまーす!!!」」」

ミケ「……」スンッ

ハンジ「おいおい、鼻で返事しないで口で返事しなよ」クスッ

リヴァイ「そんなもんだろ、こいつは」

エルヴィン「これでも凄く喜んでるぞ、ミケは」

ミケ「……」スンッスンッ

ハンジ「おや? ミケの翻訳者かな?」

エルヴィン「ははっ、そんなものになった覚えはないが長い付き合いだからな」

696 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/28(日) 22:40:57 ID:w1updnHY

リヴァイ「長い付き合いじゃなくても今のは分かるだろ」

ハンジ「男同士の繋がりってやつかい?」

リヴァイ「お前には分かんねぇってのか?」

ハンジ「いや? 分かるけど」

リヴァイ「お前男か」

ハンジ「それ自分に返ってくるからね」

リヴァイ「……」

ミケ「……」ススンッ

リヴァイ「普通に笑え、ミケ」シワー

ミケ「……」スススンッ




697 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/28(日) 22:41:30 ID:w1updnHY

【飲み比べ】


ダンッ!

リヴァイ「はっ、やるじゃねぇか」

ダンッ!

ミケ「まぁ、な」

ハンジ「おー、やれやれー」

エルヴィン「あまり焚き付けるなよ、ハンジ。後始末が大変だ」

ナナバ「っていうかリヴァイと酒飲み対決とか不利じゃないの」

エルヴィン「リヴァイはザルだからな」

ハンジ「ザル通り越して枠しか残ってなさそうだよね」

698 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/28(日) 22:42:53 ID:w1updnHY

ナナバ「ミケも相当強いけど……」

エルヴィン「リヴァイ相手では分が悪いな」クスッ

ナナバ「笑ってる場合じゃないでしょ」

ミケ「――っ、くそっ……ここまで、か」ガクッ

リヴァイ「落ちたか」

「「「リヴァイ兵長の勝ちだ!!」」」ウオォォ!

ナナバ「あれは賭けてたね」

ハンジ「賭けないわけがないよね。はい、リヴァイに賭けてた奴はどいつだー!」

エルヴィン「胴元はハンジか」

ナナバ「あの子は……」ハァー




699 ◆uSEt4QqJNo:2018/10/28(日) 22:45:36 ID:w1updnHY
レスありがとうございます
なにやら照れますな


11月1日、ミケ誕生日


早めにミケさん誕生日おめでとう! まだちょっと続くけど
次も日曜に。ではまたーノシ

700以下、名無しが深夜にお送りします:2018/11/01(木) 02:37:02 ID:qRaKkMMc
ミケさんおめー

701 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/04(日) 22:36:54 ID:mTrJuVFo

【軽率】


エルヴィン「しかし……」

ミケ「」グガー

エルヴィン「リヴァイ、責任持ってくれよ?」

リヴァイ「…………俺一人でか?」シワー

エルヴィン「お前が潰したんだ」

リヴァイ「どうせ雑魚寝する奴等で溢れるだろ。転がしておけばいい」フンッ

エルヴィン「誕生日だぞ?」

リヴァイ「…………飾り付けでもすりゃいいのか?」

702 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/04(日) 22:37:30 ID:mTrJuVFo

ハンジ「それいいね!!」

リヴァイ「!」ビクッ

ハンジ「ミケ飾り付けちゃえ! よし、そこの賭けに負けた君たち!」ビシッ!

「「「は、はい!!」」」

ハンジ「ミケをそっちに運んでくれ!」

「「「はい!」」」

リヴァイ「…………」

ナナバ「あーあ」

エルヴィン「明日、謝っておけよ」

リヴァイ「………………チッ」




703 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/04(日) 22:38:21 ID:mTrJuVFo

【犯人は】


ミケ「……ん」パチッ

ミケ「ここは……食堂、か」

ミケ「あぁ……昨日は……リヴァイに負けたんだったか」ガシガシ

リヴァイ「ミケ」

ミケ「うおっ、いたのか」

リヴァイ「片付けていたところだ」

ミケ「あぁ」

リヴァイ「……それから」

704 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/04(日) 22:38:57 ID:mTrJuVFo

ミケ「?」

リヴァイ「すまん」

ミケ「……何がだ?」

リヴァイ「……とにかく、謝ったからな」

ミケ「あ? おい」

スタスタスタスタ…

ミケ「いっちまいやがった……一体何の謝罪………………」

ミケ「…………………………」

ミケ「なんだこれは」

ハンジ「やぁ、おはよう、ミ……ケ……ぶふぉ!!」

705 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/04(日) 22:39:30 ID:mTrJuVFo

飾り付けられミケ「ハンジ……」

ハンジ「あ、頭に、リボン付いてるよ! あははは!」

ミケ「…………」ムシリッつリボン

ハンジ「めっちゃくちゃ飾り付けられてる! あははは!」

ミケ「…………犯人は誰だ」

ハンジ「あははは……はー、さぁ? 私あんまり記憶にないからなぁ」ヒィー

ミケ「…………」

ミケ(……おそらくだが、こいつだな)

ハンジ「?」




706 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/04(日) 22:40:11 ID:mTrJuVFo

【詫び請求】


ミケ「で、俺は誕生日にも拘わらず飾り付けられた上に床に転がされていたわけか」

リヴァイ「……」

ミケ「飾り付けはハンジがやったんだろう?」

ハンジ「覚えてないです」

ナナバ「ハンジだよ」

ハンジ「ナナバ!」

ナナバ「事実だからねぇ。ま、リヴァイが発端だけどね」

リヴァイ「……軽口を叩いただけだ」

ミケ「まぁいい。大通りの角にある酒店の一品で手を打ってやる」

リヴァイ「!」

ハンジ「げっ、あれ高いじゃん」

707 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/04(日) 22:40:57 ID:mTrJuVFo

リヴァイ「チッ、足下見やがって。止めなかった奴も同罪だろ」

ミケ「そうだなぁ……」

ナナバ「ミケ、私ミケの溜まった書類片付けてくるよ。じゃ!」ガタガタッ

ハンジ「あ、逃げた! ズルい!!」

リヴァイ「エルヴィンさえ捕まえられればそれでいい。ナナバはミケがどうにかするだろ」

ハンジ「エルヴィン捕まるかなぁ?」

ミケ「あいつなぁ。無理じゃないか?」

リヴァイ「金出さねぇならハンジが執務室を飾り付けると脅す」

ハンジ「え!? 私!?」

ミケ「脅すのか」




708 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/04(日) 22:41:31 ID:mTrJuVFo

【一癖も二癖も】


ミケ「…………」

エルヴィン「……」カリカリ

ミケ「…………脅しに屈しなかったのか」


*飾り付けられた執務室*


エルヴィン「さっきまで頭にリボンが着いてたぞ」カリカリ

ミケ「…………そこまでされて黙っていたのか」

709 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/04(日) 22:43:13 ID:mTrJuVFo

エルヴィン「面白いかと思ってな」

ミケ「エルヴィン……お前」ハァー

エルヴィン「実際面白かったぞ? ビビりながら様子を窺いつつリボンを着けるハンジは」

ミケ「…………ここ、どうするんだ?」

エルヴィン「リヴァイが片付けに来るだろ」カリカリ

ミケ「……」

ミケ(結局遊ばれたのか、あいつら)スンッ




710 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/04(日) 22:44:11 ID:mTrJuVFo

【回収】


ハンジ「酷い目にあった」グッタリ

リヴァイ「とんだとばっちりだ」

ハンジ「いやいや、リヴァイは当事者でしょ」

リヴァイ「飾り付けしろとは言ってねぇ」

ハンジ「言っただろ、エルヴィン飾り付けろって」

リヴァイ「……そっちか」

ハンジ「ミケの事言ってたの? 酒はまぁ祝いのひとつって事でさ」

リヴァイ「贅沢な奴だ」

ハンジ「あはは! 二回も祝いの贈り物貰ってるからね」

リヴァイ「……お前の酷い目ってのはエルヴィンの方か」

711 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/04(日) 22:45:09 ID:mTrJuVFo

ハンジ「エルヴィンにリボン着けるだなんて狂気の沙汰だよ」ハァー

リヴァイ「あぁ……あれは無い」

ハンジ「リヴァイがやれっつったんだろうが!」

リヴァイ「にしてもあれは無い」

ハンジ「……うん、確かにあれは無い」

リヴァイ「……」ガタッ

ハンジ「? どっか行くの?」

リヴァイ「エルヴィンの執務室を片付ける」

ハンジ「え」

リヴァイ「あのままにしておけるか。汚れる」スタスタ

ハンジ「……そだね」

ハンジ(自ら仕掛けて自ら片付けるのか……いやまぁ、偉いよね)




712 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/04(日) 22:47:09 ID:mTrJuVFo
レスありがとうございます
しかもミケさんの誕生日に!


次も日曜に。ではまたーノシ

713 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/11(日) 22:13:05 ID:TVSI8syw

1【前方不注意】


ハンジ「でさ! 巨人を固定したあと、」クルッ

リヴァイ「ちゃんと前を見て歩け」

ハンジ「リヴァイが先に行けば問題無しだよ」スタスタ ←後ろ向き

リヴァイ「お前がさっさと行くからだろうが」

ハンジ「……リーチの差か」フム

リヴァイ「てめぇ、足削ぐぞ」

ハンジ「うっは! 怖――――」ガクンッ

リヴァイ「ハンジ!!」ガシッ…

714 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/11(日) 22:13:41 ID:TVSI8syw

ハンジ「! 階段……っ」グラッ

リヴァイ「――っ!」グラッ

リヴァイ(しまった! 体勢を崩した。このままでは……)


リヴァイ「チッ!」グイッ、ギュッ
ハンジ「リヴァイ!?」


ドタタタタタタ!!


「リヴァイ兵長!?」

「ハンジ分隊長!?」


 ハンジ「」
リヴァイ「」




715 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/11(日) 22:15:01 ID:TVSI8syw

【ここは?】


リヴァイ「…………っ」

エルヴィン「リヴァイ、目が覚めたか」ホッ

リヴァイ「……エルヴィン? ここは……?」

エルヴィン「病院だ。階段から落ちたんだ」

リヴァイ「階段……? ――っ!」ズキッ

エルヴィン「さすがと言うべきか打撲だけで骨に異常はない。……ハンジもな」

リヴァイ「ハンジ? 誰だ、そいつは」

エルヴィン「!! まさか……お前もなのか?」

リヴァイ「俺“も”?」

716 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/11(日) 22:15:32 ID:TVSI8syw

…ダダダダダ! バターンッ!!

ハンジ「リヴァイ!!」

リヴァイ「!」

エルヴィン「ハンジ?」

ナナバ「ごめん! 止められなかった!」

ハンジ「君も階段から落ちたそうだね! 大丈夫だったかい!?」ズカズカ

リヴァイ「…………あぁ……思い出した」

エルヴィン「!」

リヴァイ「このところ犬っころみてぇに俺を追いかけ回してる変態メガネか」

エルヴィン「…………そこからか」ガックリ




717 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/11(日) 22:16:28 ID:TVSI8syw

3【約3、4年】


エルヴィン「どうやらお前達は記憶を失っているようだ」フゥー

ハンジ「マジか」

リヴァイ「……」

エルヴィン「ああ。困ったな」

ハンジ「記憶喪失だなんて一生に一度も無いかもしれないことだよ!! 貴重な体験だ!!」

リヴァイ「うるせぇ。喜ぶことじゃねぇだろ」

エルヴィン「二人とも身体は大したことは無いようだが、どこまで覚えている?」

ハンジ「ねぇ、リヴァイ。私が隅々まで診てあげるよ!」

リヴァイ「医者が診た。てめぇは必要ねぇ。近づくな、変態メガネ」

ハンジ「いいじゃないか。ちょっとだけだから! ねぇ、いいよね!?」ハァハァ

リヴァイ「いいわけあるか。気持ち悪ぃ、近づくんじゃねぇ」

エルヴィン「……なるほど、その辺りか」




718 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/11(日) 22:17:09 ID:TVSI8syw

4【ふりだし?】


ナナバ「エルヴィン、すまないね。リヴァイもいると言ったらすっ飛んで行っちゃって」

エルヴィン「いや、いずれは会わせなければならないしな。それに止められんだろう。気にするな」

ミケ「エルヴィン、様子はどうだ?」ヒョコッ

リヴァイ「!!」

エルヴィン「ああ、ミケ。それがだな…………」カクカクシカジカ

ミケ「……そうか、それで俺は睨まれているのか」

リヴァイ「……」ジロリッ

ハンジ「リヴァイ、ダメだよ。仲間なんだから。泥水にぶち込まれたからっていつまでも根に持つのは良くないよ?」

719 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/11(日) 22:17:39 ID:TVSI8syw

リヴァイ「うるせぇな、クソメガネ」

ハンジ「子供じゃないんだから」ジリッ

リヴァイ「微妙に近づいてくるんじゃねぇ! おい、そこのデカヒゲ男」

ミケ「……俺のことか」

リヴァイ「この変態女捕まえておけ。そうしたら許す」

ミケ「許すも何もなぁ」ガシッ

ハンジ「そう言いながら首根っこ掴まないでよ!!」ジタバタ

エルヴィン「ハンジ、リヴァイは君を庇って下敷きになった。
彼は丈夫だが君よりは怪我をしている。大人しくしてくれ」

ハンジ「ぐっ……分かったよ」




720 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/11(日) 22:18:59 ID:TVSI8syw

5【今ある目の前の問題】


ミケ「おっと、そうだ。これを持ってきたんだ。ほら」スッ

リヴァイ「?」ガサガサ

ミケ「見舞品だ」

リヴァイ「……紅茶か」ホウ

ミケ「お前が気に入っていると言っていたやつだ」

リヴァイ「……」

ミケ「それで手打ちにして睨むのはやめてくれ」

リヴァイ「もう睨んでねぇ。それにお前に対してどうこうもない」

ミケ「睨んでおいてか」

リヴァイ「……記憶が混乱していた。今はそうじゃないことは思い出した」

ミケ「そうか」フッ

721 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/11(日) 22:20:10 ID:TVSI8syw

リヴァイ「……これは、ありがたくいただいておく」

ミケ「どういたしまして」

リヴァイ「しかし、記憶もそうだが目下の問題は……あいつだ」チラッ


ハンジ「ああー、リヴァイを調べたいよー! 弱っている今なら」

エルヴィン「弱っているところを漬け込むんじゃない」

ハンジ「あ、そうだ! 私もこの部屋に一緒に――」

エルヴィン「駄目だ」

ハンジ「えぇー?」

ナナバ「いや、えぇー?じゃないから」


ミケ「…………確かにな」スンッ

リヴァイ「クソメガネが」チッ




722 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/11(日) 22:25:44 ID:TVSI8syw
記憶喪失はじめました(超絶遅い)二話目に2て入れ忘れた
あれやな、もう見たいって言ってた人はほとんどいなくなってるよな。すまないことをした……
あれから何年経ってんだ……年単位かよ。ふざけすぎてんだろ…………すんませんでしたーー!!!

これから多分不定期で更新する予定。二、三日に一回くらい? 
週一だと誕生日に間に合わない。誕生日までに終わ……れるかな? 終わらす、うん
まぁ、日曜に来てくれれば更新されているかと。それではまたーノシ

723以下、名無しが深夜にお送りします:2018/11/12(月) 00:45:45 ID:BXp1y8/w

二人同時になったら面白そうだとリクエストした者だが、書いてくれて嬉しい。ありがとう

724 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/15(木) 22:47:40 ID:w5Tr/eq6

6【戯れとは】


ハンジ「君の方が怪我は重かったはずなのに退院は一緒なんだね」

リヴァイ「鍛え方が違う」

ハンジ「鍛え方でなんとかなるものなの? やっぱり調べ……」ハァハァ

リヴァイ「気持ち悪ぃ……」ゲンナリ

ミケ「リヴァイの方が重いとはいえ元々打ち身の度合いだけだったからな」

ナナバ「入院も検査の為だしね」

ハンジ「ダメかい? ねぇ、ねぇねぇねぇ」ハァハァ

リヴァイ「うざってぇ」ゲンナリ

725 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/15(木) 22:48:28 ID:w5Tr/eq6

エルヴィン「お前達、戯れ合うのはそこまでにしろ。本部に戻るぞ」

リヴァイ「お前の目は節穴か。どこが戯れて見える」

ハンジ「よし、戯れてみようか」ガシッ

リヴァイ「触るな、クソメガネ」ベシッ

ハンジ「いってぇ、女性は優しく扱うものだよ?」

リヴァイ「お前のどこが女だ」

ハンジ「エルヴィン、リヴァイが物凄く失礼だ」

エルヴィン「兵士として優れていて凄いと言っているんだろう」

ハンジ「なるほど」ポムッ

リヴァイ「言ってねぇ。耳にクソが詰まってんじゃねぇのか」




726 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/15(木) 22:49:27 ID:w5Tr/eq6

【話どころじゃない】


ハンジ「へぇ! エルヴィンが団長、リヴァイが兵士長で私が分隊長か」

リヴァイ「……」

エルヴィン「ああ。だから思い出せないのであれば覚え直してもらわねばならないことが――――」

ハンジ「リヴァイすんごいね!! やっぱり強いもんね! ねぇねぇ、その筋肉さ!」

リヴァイ「うるせぇ、クソメガネ! よだれ垂らして近づくんじゃねぇ!!!」

エルヴィン「…………」

ハンジ「いいじゃないかぁー減るもんじゃなし」

リヴァイ「減る。何かが減る」

エルヴィン「ふぅー…………」

727 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/15(木) 22:50:10 ID:w5Tr/eq6

リヴァイ「エルヴィン、こいつを止めろ」

ハンジ「エルヴィン、リヴァイの研究に許可を!」

リヴァイ「ふざけんな! 変態メガネ!!」

ハンジ「ねぇ、エルヴィン!!」

リヴァイ「エルヴィン!」

エルヴィン「……今、君達は恋人同士なのだからあとで思う存分互いに研究し合うといい」ニッコリ

ハンジ「――――」

リヴァイ「――――」

エルヴィン「さて、今後の話なんだが……」

ハンジリヴァイ「「はぁ!!?」」




728 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/15(木) 22:50:42 ID:w5Tr/eq6

8【小さな暗雲】


――リヴァイ自室――


リヴァイ「ここが俺の部屋か」キョロッ

リヴァイ「ようやく一人になれた」フゥー

リヴァイ「……」

リヴァイ(幾人か紹介されたが見覚えのねぇ奴等がごろごろいた)

リヴァイ(なのに親しげな目を向けてきやがる)

リヴァイ(落ち着かねぇ)

729 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/15(木) 22:51:20 ID:w5Tr/eq6

リヴァイ「……」

リヴァイ(兵士長……そんなよく分からねぇもんになってんのか)

リヴァイ「…………」

リヴァイ(とりあえず俺は巨人を削げばいい。それが仕事だ)

リヴァイ(覚えなければ……覚え直さなければいけねぇもんが多いのは難点だが……それより)

リヴァイ「………………」シワー

リヴァイ(あのクソメガネが俺の女だと?)

リヴァイ(たった数年で頭がイカれたのか? 俺は)

リヴァイ(あの金髪野郎の出任せかとも思ったがミケも、あのナナバとかいう女もそうだと言いやがった)

730 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/15(木) 22:51:51 ID:w5Tr/eq6

リヴァイ「……」ハァ

リヴァイ(今日は驚いたからか奴は何もしてこなかったが落ち着いたら何をしでかすか分かったもんじゃねぇ)

リヴァイ(ただでさえ面倒臭ぇ状況だってのに)チッ

リヴァイ(とにかく、金髪野郎を盾にするか)

リヴァイ(奴の言うことなら聞くようだからな)モヤッ

リヴァイ「……?」

リヴァイ(なんだ? 今の感覚は……?)

リヴァイ「……」

リヴァイ(まぁ、どうでもいいか)




731 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/15(木) 22:53:32 ID:w5Tr/eq6

9【混乱】


――ハンジ自室――


ハンジ「ふぅ……」

ハンジ(ここが今の私の部屋か)

ハンジ「わりかし片付いてるじゃん」(※リヴァイのお蔭)

ハンジ「……」

ハンジ(紹介された部下に知らない子もいた)

ハンジ(なのに……親しげに話をされる。妙な感覚だ)

ハンジ(…………それに)

732 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/15(木) 22:54:28 ID:w5Tr/eq6

ハンジ「…………」

ハンジ「……」ブンブンッ

ハンジ「……今日はもう寝よう」スタスタ

ハンジ(そういや、エルヴィンの爆弾発言は驚いたな)

ハンジ(まぁ、恐らく私を大人しくさせる為の嘘だと思うけど)

ハンジ(…………いや、ミケやナナバ達も肯定してたけど……)

ハンジ(でも有り得ないだろ。だって私とリヴァイだぞ?)

ハンジ(あんなに調べられるのを嫌がってけんもほろろな彼と――――)ハッ

ハンジ「え……………………」

733 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/15(木) 22:55:23 ID:w5Tr/eq6

ハンジ「ナンダコレ」

*ベッドにリヴァイくま*どーんっ

ハンジ「う」

エルヴィン『……今、君達は恋人同士なのだから――――』

ハンジ「うああああぁぁぁ!!!///」ガシガシ!!

ハンジ「なにこれぇぇぇ!!!」

ハンジ「え? 何? あれマジだったの!? そんで私どんだけリヴァイ好きなの!?」

ハンジ「なんなの!? なんでくまのぬいぐるみ!?」

ハンジ「意っ味分かんねぇ!!」




734 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/15(木) 22:56:34 ID:w5Tr/eq6

10【さらっと進入】


――――バンッ!!

ハンジ「とりあえず水でも飲んで落ち着こう」ハァハァ

リヴァイ「うるせぇぞ、クソメガネ」

ハンジ「うっひょおぉぉう!?」ビクッ!

リヴァイ「だからうるせぇ」シワー

ハンジ「リリリリリリリヴァイ」

リヴァイ「……鳴くな。お前は虫か何かか」

ハンジ「あ、生憎と人間だけども。どうしたの?」

リヴァイ「ドタバタ騒がしい上に奇声がうるせぇ」

735 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/15(木) 22:57:09 ID:w5Tr/eq6

ハンジ「え? そんな音や声してた? 何も聞こえなかったけど」

リヴァイ「発生源はてめぇだ。しらばっくれてんじゃねぇ」

ハンジ「あ、私か」

リヴァイ「……何を騒いでやがったんだ」

ハンジ「いや、それが……………………なんでもない」

リヴァイ「今の間はどう考えてもなんでもなくねぇだろ」

ハンジ「いやいや、何かあったとしても君には関係のないことだよ。気にしないでくれ」

リヴァイ「あ?」イラッ

ハンジ「今から水でも飲みに行こうかと思ってね」

リヴァイ「……部屋で何かあったのか?」チラッ

ハンジ「! なん、でもないさ。さ、部屋に戻りなよ。今日は疲れただろう? 早く休みなよ」ササッ ←扉の前に

736 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/15(木) 22:58:20 ID:w5Tr/eq6

リヴァイ「休もうとした矢先にてめぇの所為で起こされた。俺には騒がしい原因を知る権利があるだろ」

ハンジ「騒がしい原因は私。そしてその私は水を飲んだら寝るつもりだ。ほら、問題解決だよ」

リヴァイ「………………」ジトッ

ハンジ「な、何かな?」

リヴァイ「部屋に何がある?」

ハンジ「だ、だからなんでもないって言ってるだろ! 何かあっても君には関係ないよ!!」

リヴァイ「……それは見てみねぇと分からねぇな」スッ、クイッ

ハンジ「えっ?」ヨロッ…クルンッ

リヴァイ「……」ガチャッ

ハンジ「ええっ!? ちょっ、嘘、なんで!? 今目の前にいたのに!?
なんで入れ替わってんの!? あ、ちょっと待てリヴァイ!!!!」




737 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/15(木) 22:59:41 ID:w5Tr/eq6
二、三日に一回といいながら四日が経ちました。なんということでしょう
しかもまた一個番号書き漏らした

レスありがとうございます
ああぁいてくれたのか。年単位で待たせてすまん……ありがとう


次は多分日曜かなー? そのあたりで。ではまたーノシ

738以下、名無しが深夜にお送りします:2018/11/17(土) 01:38:15 ID:dsKMiQcw


739 ◆uSEt4QqJNo:2018/11/18(日) 22:27:51 ID:IgC9U9aw

【心の内は?】


リヴァイ「ほう、意外と片付いているな」キョロキョロ

ハンジ「リヴァイ! 勝手に入るなよ!」

リヴァイ「で? 原因はなんだ?」

ハンジ「何がだよ」

リヴァイ「てめぇが騒いでいた原因だ。それを排除するなりなんなりすりゃ大人しくなるんだろ?」

ハンジ「…………あれ?」

リヴァイ「あ?」

ハンジ「もしかして、心配してくれたの?」

リヴァイ「ああ?」


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