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ハンジ「戯れも」リヴァイ「幾星霜」
199
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/02/25(日) 22:36:54 ID:HGssd2DU
ハンジ「これください」
店員「ありがとうございます!」
ハンジ「ふふっ、夕食のあとリヴァイの所にお茶しに行くか」ニコニコ
ガラガラガラガラ…
ハンジ「ん?」
ハンジ「!」
リヴァイ「……」
ハンジ「リヴァイ?」
200
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/02/25(日) 22:37:30 ID:HGssd2DU
女性「リヴァイ兵長、この馬車です」
リヴァイ「あぁ」ギッ ←馬車に
女性「っ」ギッ
リヴァイ「……ほら」スッつ
女性「すみません」スッつ
リヴァイ「ああ」グッ、グイッ
ギッ、ガタンッ、ガラガラガラガラ…
ハンジ「――――」
ハンジ「あの時の……女性兵士?」
ハンジ「二人で、馬車で、どこに?」
〆
201
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/02/25(日) 22:39:28 ID:HGssd2DU
【不安と】
――リヴァイ自室――
ハンジ「……」←ベッドの上
ハンジ(どこに、行ったんだろう)
ハンジ(馬車で、ということは結構遠い場所だ)
ハンジ(予定を変更してまであの子と遠くまで出掛けなければいけない事があった……)
ハンジ(それだけの事だ)
ハンジ「…………」
ハンジ(それはどんな理由で?)
202
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/02/25(日) 22:40:00 ID:HGssd2DU
ハンジ(私に、直接言えない事?)
ハンジ(二人でなければならない事って?)
ハンジ「…………」
ハンジ「はぁー」ボスッ
ハンジ「やだなぁ……こういうの」
ハンジ「こんなの……」
ハンジ「…………」
ハンジ「こんな……」
ハンジ「……」
〆
203
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/02/25(日) 22:40:52 ID:HGssd2DU
【残り香】
――夜――
リヴァイ「……」ガチャッ
ハンジ「おかえり」
リヴァイ「……いたのか」
ハンジ「うん。遅かったね」
リヴァイ「ああ、少し遠くまで行っていた」フゥー
ハンジ「疲れてるね」
リヴァイ「いや……」カサッ
リヴァイ「! あぁ、そうだ。これを」スッ
204
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/02/25(日) 22:41:28 ID:HGssd2DU
ハンジ「? 何?」カサッ
リヴァイ「焼き菓子だ。貰った」
ハンジ「……貰った」
リヴァイ「美味いらしい。夕飯は食ったのか? 紅茶を淹れるが」
ハンジ「うん、食べた」
リヴァイ「そうか。淹れる」スタスタ
ハンジ「うん……」
フワッ……
ハンジ「!」
ハンジ(この匂いは……)
〆
205
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/02/25(日) 22:43:45 ID:HGssd2DU
レスありがとうございます。本当にマジで
次は木曜辺りに。ではまたーノシ
206
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/02/27(火) 21:41:04 ID:PJFeFR/.
乙
207
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/01(木) 23:23:29 ID:s9JUj8yc
【おかしな二人】
リヴァイ「ほら」コトッ
ハンジ「ありがとう……」
リヴァイ「? どうかしたか?」
ハンジ「えっ?」
リヴァイ「何か様子がおかしい」
ハンジ「そう? 特になんでもないけど」
リヴァイ「ならいいが」
ハンジ「……ねぇ、リヴァイ」
リヴァイ「?」
ハンジ「何か……私に言う事ってあるかい?」
リヴァイ「……いや、無いが」
208
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/01(木) 23:28:42 ID:s9JUj8yc
ハンジ「……そう」
リヴァイ「? お前、本当に何もないのか?」
ハンジ「あぁいや、なんか話題あるかなーって」ハハッ
リヴァイ「……」
ハンジ「無いならいいや。お菓子、美味しかったよ。もう行くね」
リヴァイ「泊まらねぇのか」
ハンジ「あー、今日はちょっと、ね」
リヴァイ「そうか」
ハンジ「それじゃまたね」
リヴァイ「ああ」
バタンッ
リヴァイ「…………」
〆
209
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/01(木) 23:29:25 ID:s9JUj8yc
【隠し事】
ハンジ「……」カツンッカツンッ
ハンジ(隠された)
ハンジ(リヴァイが、私に、隠し事をした)
ハンジ(全く隠し事が無いとは言わないが、これは何でもなければ隠すことじゃないはずだ)
ハンジ(“何か”があるから隠した)
ハンジ「…………」
ハンジ(まずは一番考えられる可能性を探る)
ハンジ(これはリヴァイならエルヴィンに伝えているはずだ)
ハンジ「あの匂い……消毒薬の匂いだった」
カツンッカツンッ……
〆
210
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/01(木) 23:30:43 ID:s9JUj8yc
【エルヴィンに相談だ】
ハンジ「エルヴィン、まだいるね?」ガチャッ
エルヴィン「やぁ、ハンジ。ノックくらいはしてくれ」
ハンジ「ごめんよ、つい。こんな時間まで仕事かい?」
エルヴィン「その台詞を君に言われると妙な気分だな」
ハンジ「耳が痛いね。ちょっと聞きたいことがあるんだけどいいかな?」
エルヴィン「いいさ。なんだ?」
ハンジ「リヴァイから……何か病気とか怪我してるとか聞いてないかい?」
エルヴィン「病気……? 怪我? いいや、何も聞いていないな」
ハンジ「そう……」
エルヴィン「そういったことなら必ず俺に報告しに来るとは思うが……何かあったのか?」
211
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/01(木) 23:31:49 ID:s9JUj8yc
ハンジ「……ちょっと、様子が変で」
エルヴィン「そうなのか? 重くなっては問題だ。早めに医者に掛かるように言っておいてくれ」
ハンジ「あぁ、いや、エルヴィンに報告が無いのなら何でもないんだろう。ごめん、邪魔したね」
エルヴィン「……ハンジ」
ハンジ「ん?」
エルヴィン「俺で良ければ相談に乗るが?」
ハンジ「ありがとう。もう少し一人でやってみるよ」
エルヴィン「そうか。長引くようなら早めにな」
ハンジ「ははっ、まるで風邪の予防みたいだね」
エルヴィン「拗らせて肺炎にでもなられては困るからな」
ハンジ「……大丈夫さ」
212
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/01(木) 23:34:59 ID:s9JUj8yc
エルヴィン「そうならいいんだがな」
ハンジ「じゃあ……あ、これ夜食にでもして」スッ
エルヴィン「お菓子、か」
ハンジ「ちょっと余っちゃってね。残り物で悪いけど」
エルヴィン「封も開いてないが」
ハンジ「2つ買って1つ余ったんだよ。じゃあね」
エルヴィン「ああ、おやすみ」
ハンジ「おやすみ」
バタンッ
エルヴィン「……」
エルヴィン(何が起きているのやら……拗れなければ良いが)
〆
213
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/01(木) 23:35:40 ID:s9JUj8yc
【目を逸らす】
――エルヴィン執務室前――
バタンッ
扉||ハンジ「…………」
ハンジ(エルヴィンも知らない……ということはきっと病気なんかじゃない)
ハンジ(そしてもう1つの可能性…………病気ではなかったとしたら)
ハンジ(それは、私との約束を反故してまで彼女と出掛ける必要があったということ)
ハンジ(それが病気でないなら……それは…………)
ハンジ(…………いや、例え病気であっても)
ハンジ(エルヴィンでも……私でもなく)
214
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/01(木) 23:36:14 ID:s9JUj8yc
ハンジ(彼女にだけ教えたってことだ)
ハンジ(彼女だけが知っている)
ハンジ「……」
ハンジ(一先ず、病気かそうでないかだけは確認しないと)
ハンジ(エルヴィンに教えていないならそうではないと思うけど念の為……)
ハンジ「……」
ハンジ(今日はもう遅い)
ハンジ(寝よう)フラッ
スタスタスタスタスタ…
壁||「…………」
〆
215
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/01(木) 23:37:04 ID:s9JUj8yc
【それは俺しか知らない……】
――朝:食堂――
リヴァイ「……アイツ、まだ寝てやがるのか?」キョロッ
調査兵士1「ハンジ分隊長が……」
リヴァイ「!」
調査兵士2「マジかよ」
調査兵士1「マジマジ。俺見たんだよ」
リヴァイ「……」
調査兵士1「深夜にエルヴィン団長の執務室から出てくるところ」
リヴァイ「……」
216
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/01(木) 23:37:56 ID:s9JUj8yc
調査兵士2「いや、あるだろ。あの人たちなら」
調査兵士1「俺もそう思うけどさ、そん時のハンジ分隊長の顔が違ったんだよ」
調査兵士2「顔?」
調査兵士1「悲しげな、寂しげな……あれだ! 切ないって感じだ」
調査兵士2「切ない、ねぇ」
調査兵士1「こう言うのもあれかもしんねぇけど“女”って顔してた」
リヴァイ「!」
調査兵士2「…………ハンジ分隊長って男じゃなかったっけ?」
調査兵士1「は? 女だろ?」
調査兵士2「ええ?」
調査兵士1「えー?」
リヴァイ「…………」
リヴァイ(女の……顔)
〆
217
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/01(木) 23:38:44 ID:s9JUj8yc
乙ありがとうございます
次は日曜に。ではまたーノシ
218
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/04(日) 23:31:36 ID:r1Erp1UQ
【訪問】
――リヴァイ自室前――
ハンジ「すぅー、はぁー」
ハンジ「よしっ」
コンコンッ
リヴァイ「ハンジか」ガチャッ
ハンジ「おう、ビックリした」
リヴァイ「足音がしたからな」
ハンジ「そっか。ちょっと話したいんだけどいいかな?」
リヴァイ「ああ」
219
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/04(日) 23:32:10 ID:r1Erp1UQ
ハンジ「ありがとう」
リヴァイ「何か飲むか?」
ハンジ「んー、いや、いいや」
リヴァイ「そうか」
ハンジ「……あのさ」
リヴァイ「なんだ」
ハンジ「その、どこか、調子の悪いところがあったりする?」
リヴァイ「あ? 別に無いが」
ハンジ「……そう」
ハンジ(本当になんともなさそうだ)
ハンジ(だとすると……)
〆
220
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/04(日) 23:32:49 ID:r1Erp1UQ
【黙っておけなかった】
ハンジ「……」
リヴァイ(黙りこくってやがる。どうしたんだ)
リヴァイ(脈絡なく人の体調聞いてきやがって。本題から逸らしたように感じたが……)
リヴァイ「……何かあったのか?」
ハンジ「…………」
リヴァイ「ハンジ?」
ハンジ「……」
リヴァイ(だんまりか)
リヴァイ(本当に何かあった、のか?)
リヴァイ「……」
221
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/04(日) 23:33:24 ID:r1Erp1UQ
リヴァイ「…………深夜に……」
ハンジ「?」
リヴァイ(クソ、言うつもりはなかったんだが……)
リヴァイ「……エルヴィンの所に行ったらしいな? 何かあったのか?」
ハンジ「えっ?」
リヴァイ「噂が立っている」
ハンジ「ええ? 深夜にエルヴィンの所に行くなんてたまにあることじゃないか」
リヴァイ「そうだが……出てきたお前が…………」
ハンジ「私が?」
リヴァイ「……女の顔をしていた、と」
ハンジ「はぁ!?」
〆
222
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/04(日) 23:35:37 ID:r1Erp1UQ
【隠し事】
ハンジ「なんだよ、女の顔って」
リヴァイ「覚えはないのか?」
ハンジ「覚えって言ったって……あ」
リヴァイ「なんだ」
ハンジ「あ、ああ、いや」
リヴァイ「……チッ、なんだと言っている。言えないことなのか?」イラッ
ハンジ「な」ムカッ
リヴァイ「何か隠したいことでもあるんじゃねぇのか?」
ハンジ「はぁ?」カチンッ
リヴァイ「俺の体調を気にしたそぶりだったが本題はそこじゃねぇんだろ?」
223
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/04(日) 23:36:18 ID:r1Erp1UQ
ハンジ「!」ギクッ
リヴァイ「チッ、当たりか」
ハンジ「そ、それは」
リヴァイ「隠し立てするんじゃねぇ」
ハンジ「! 隠し事してるのはリヴァイだろ!」
リヴァイ「あ?」
ハンジ「この間の休日! 私との約束を反故して何してた?」
リヴァイ「! それは……」
ハンジ「なんで、言い淀(よど)むのさ」
リヴァイ「……」
ハンジ「隠し立てしてるのはリヴァイじゃないか……」
〆
224
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/04(日) 23:37:27 ID:r1Erp1UQ
【聞きたいけど】
リヴァイ「ハンジ」
ハンジ「吐けよ! あの日、何してたんだ!」
リヴァイ「……」
ハンジ「消毒薬の匂いがした。でも身体を悪くしてるわけじゃない。じゃあ、何?」
リヴァイ「!」
ハンジ「あの子と……二人でどこに行ってたんだ?」
リヴァイ「!! お前、何故」
ハンジ「見たんだよ。二人で馬車に乗るところを」
リヴァイ「――チッ!」
ハンジ「なんの舌打ちだよ」
リヴァイ「……できれば言いたくはなかったが」
ハンジ「……は?」ドキッ
225
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/04(日) 23:37:57 ID:r1Erp1UQ
リヴァイ「ハンジ……」
ハンジ「――っ! き、聞きたくない!!」
リヴァイ「……あ?」
ハンジ「やだ!」ペチーンッ ←耳を塞いだ
リヴァイ「おい」
ハンジ「なんか嫌な話な気がする!」
リヴァイ「……」フゥー
リヴァイ「…………聞け」ガシッ
ハンジ「いーーやーー」
リヴァイ「恐らくお前は勘違いをしている」
ハンジ「……へ?」
リヴァイ「聞こえてんじゃねぇか」
〆
226
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/04(日) 23:38:48 ID:r1Erp1UQ
【いやなこと】
ハンジ「聞こえてない聞こえてない」
リヴァイ「いいから聞け」ガシッ
ハンジ「待って待って! 覚悟するから!」
リヴァイ「なんの覚悟だ。いらねぇよ」ベリッ ←耳から手を剥がした
ハンジ「ああ! この馬鹿力!」
リヴァイ「聞け」グッ ←耳そば
ハンジ「や!?」ゾクッ
227
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/04(日) 23:39:21 ID:r1Erp1UQ
リヴァイ「あれは見舞いに行っただけだ」
ハンジ「いやだ! 待ってリヴァ――へっ?」
リヴァイ「見舞いだ」スッ
ハンジ「みまい……誰の?」
リヴァイ「あの兵士の祖父だ」
ハンジ「……ん? 何故に??」
リヴァイ「……それを、説明したくなかった」シワー
ハンジ「??」
〆
228
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/04(日) 23:44:33 ID:r1Erp1UQ
次は木曜に。ではまたーノシ
229
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/06(火) 21:53:21 ID:4nwrwrmc
乙
ドキドキする展開だ
230
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/08(木) 22:37:52 ID:wzDs4poQ
うおぉぉぉごめんーー_O⌒Ι_(土下寝)
平日あかんなぁ
明日か明後日にノシ
231
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/11(日) 21:52:45 ID:PSLjkyxI
【呼び出し】
女兵士『リヴァイ兵長。あのこんなことお願いしては、とは思うのですが……』
リヴァイ『なんだ』
女兵士『――祖父の』
リヴァイ『あ?』
女兵士『私の祖父のお見舞いに来てくれませんか?』
リヴァイ『…………あ?』
女兵士『妙なお願いだとは重々承知しています。ですが、その』
リヴァイ『……なんだ』
女兵士『祖父は、リヴァイ兵長のファンで…………』
リヴァイ『……………………あ?』
〆
232
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/11(日) 21:53:20 ID:PSLjkyxI
【断りにくい話】
女兵士『その! 元々調査兵士を目指していたんです! でも身体を悪くして……』
女兵士『壁外調査では犠牲も出ますから手放しでというわけにはいきませんが……』
女兵士『リヴァイ兵長の活躍をいつも楽しみにしていました』
女兵士『この間帰省したときにお見舞いに行ったのですが……お医者様が言うにはもう……長くはない、と』
女兵士『ですから、一度だけでも会わせてあげたくて』
リヴァイ『…………』
女兵士『こんなお願いを聞いていたら切りがないとは思いますがどうかお願いします!!』
リヴァイ『…………分かった』
女兵士『えっ?』
233
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/11(日) 21:53:57 ID:PSLjkyxI
リヴァイ『見舞いに行く。いつだ?』
女兵士『あ、ありがとうございます!! 急で申し訳ないですが5日後です』
リヴァイ『!』
女兵士『その日しか休みが取れなかったもので』
リヴァイ『……分かった。5日後だな』
女性兵士『はい! では、よろしくお願いいたします!』ペコッ
リヴァイ『あぁ……おい』
女性兵士『はい』
リヴァイ『この事は誰にも話すな』
女性兵士『はい! 分かりました! それでは失礼します!』タタッ
リヴァイ『……』
〆
234
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/11(日) 21:55:10 ID:PSLjkyxI
【もうひとつ】
リヴァイ「――――というわけだ」
ハンジ「それがあの日……」
リヴァイ「ああ」
ハンジ「なんで言ってくれなかったのさ」
リヴァイ「言いたくなかったと言っただろうが」
ハンジ「なんで――あぁ、自分のファンがとか言いたくないよね」
リヴァイ「……」シワー
ハンジ「でも見舞いに行くくらい説明してくれても良かっただろ。変な勘繰りしちゃったじゃないか」
リヴァイ「変に勘繰りするようなことでもねぇと思った」
ハンジ「約束を反故して他の女の子と一緒なの見たらおかしいと思うでしょうが」
リヴァイ「…………知られることはねぇかと思った」
235
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/11(日) 21:55:59 ID:PSLjkyxI
ハンジ「口止めはその為?」
リヴァイ「それもあるが他に来られても、な」
ハンジ「あぁ、なんやかや来そうだもんね」
リヴァイ「……」
ハンジ「はぁーもう、なんだ……そうだったの」ガシガシ
リヴァイ「ハンジ」
ハンジ「ああ、うん、ごめん。疑ってごめん。本当にごめんなさい」
リヴァイ「そうじゃねぇ。言わなかった俺も悪ぃ。それよりだ」
ハンジ「いやいや、すぐに聞いていれば良かったことなんだ。情けない私が悪いよ」
リヴァイ「……ハンジ、聞け」
ハンジ「ん?」
リヴァイ「今度はこっちの番だ」
〆
236
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/11(日) 21:56:36 ID:PSLjkyxI
【誤解解消後】
リヴァイ「エルヴィンの所で深夜に何をしていた」
ハンジ「……リヴァイのこと相談してた…………」
リヴァイ「あ?」
ハンジ「私に隠し事したし、消毒薬の匂いはするし、病気を疑ったんだ」
リヴァイ「……何故それでエルヴィンだ」
ハンジ「あなたのことだから身体に異変があったら真っ先にエルヴィンに報告するだろ?」
リヴァイ「……」
ハンジ「私に黙っていたとしてもエルヴィンになら言っているだろうと思ってさ」
237
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/11(日) 21:57:13 ID:PSLjkyxI
ハンジ「エルヴィンが知らないなら重い病気ではないと……でも、そうなると……」
リヴァイ「それで“女の顔”か」
ハンジ「……なんか疑ってた?」
リヴァイ「深夜に男の部屋から出てきた女がそういう顔をしていたと聞いたら妙に思うだろ」
ハンジ「それは、確かに」
リヴァイ「まぁ、それは今解消されたからいい。だが……」
ハンジ「なんだい?」
リヴァイ「噂はどこまで広がるか、だな」
ハンジ「あ」
〆
238
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/11(日) 21:57:48 ID:PSLjkyxI
【確認】
ハンジ「リヴァイも疑うくらいだから色んな臆測が飛び交いそうだねぇ」
リヴァイ「どうするんだ」
ハンジ「放っておくしかないだろ。下手な言い訳は信憑性を高めてしまうこともある」
リヴァイ「だが」
ハンジ「人の噂も七十五日というだろ? そのうち収まるさ。聞かれれば尤もらしいことを言えばいい」
リヴァイ「……」
ハンジ「いやぁ、しかし肝が冷えたなぁ」アハハ
リヴァイ「浮気と思ってか?」
ハンジ「あはは……はは……………………うん」
239
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/11(日) 21:58:29 ID:PSLjkyxI
リヴァイ「しねぇよ」
ハンジ「うん」
リヴァイ「……」ガシッ、ワシャワシャ
ハンジ「…………リヴァイも?」ボサボサ
リヴァイ「……」ピタッ
ハンジ「リヴァイも肝が冷えた?」
リヴァイ「…………少し、な」
ハンジ「そっか。しないよ?」
リヴァイ「ああ」
ハンジ「ふふっ」ギュッ
リヴァイ「……」ポンポンッ
〆
240
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/11(日) 21:59:25 ID:PSLjkyxI
>>229
レスありがとうございます
お待たせしております
昨日は来れなくて申し訳ない
なんか急用がわっさり
次は一応木曜に。ではまたーノシ
241
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/12(月) 16:10:31 ID:UClsVUFs
乙
年度末は何かと忙しいな
242
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/15(木) 22:25:59 ID:72xKyMHY
【気分】
ハンジ「さ! これで解決解決!」
リヴァイ「…………」
ハンジ「? どうかした?」
リヴァイ「……何も」
ハンジ「嘘だろ?」
リヴァイ「……」シワー
ハンジ「言いたくない事かな?」
リヴァイ「……俺の気分の問題だ。気にするな」
243
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/15(木) 22:27:04 ID:72xKyMHY
ハンジ「うーん……エルヴィン」
リヴァイ「……」ピクッ
ハンジ「ほう」
リヴァイ「なんだ」
ハンジ「うーん……噂になるのが嫌かい?」
リヴァイ「…………気分はよくねぇな」
ハンジ「まぁ、そりゃそうか。でも消えるまで待つしかないよ」
リヴァイ「ああ、分かっている」
ハンジ「彼らも調査兵だ。分かっているだろうからそう大きくならないと思うよ」
リヴァイ「……だといいが」
〆
244
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/15(木) 22:27:40 ID:72xKyMHY
【イラッ】
ハンジ「うーん…………」
調査兵士A「……」チラッ
調査兵士B「……」チラッ
ハンジ「いやぁ、視線が痛いね」アハハハ
リヴァイ「……チッ」
ハンジ「ざわざわではなくさわさわって感じだね」
リヴァイ「なんだそりゃ」
ハンジ「大きく広がってはいないんだろう。幾人かが気にしてるようだ」
リヴァイ「あの時、口止めしておけばよかったか」
ハンジ「信憑性が高まってたかもしれないから言わなくて正解だったんじゃないの?」
リヴァイ「どうだか」
〆
245
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/15(木) 22:28:40 ID:72xKyMHY
【ほぼ嘘じゃない】
ハンジ「しかしこれ以上妙な噂が流れ続けるのは困るね」
ナナバ「どうかしたの?」
ハンジ「お、ナナバ。丁度いいところに。力貸してよ」
ナナバ「内容によるけどなんだい?」
ハンジ「実はさー」
ナナバ「あぁ、それね。聞いた聞いた。聞いた瞬間噴き出して大笑いした」
ハンジ「そこまで?」
ナナバ「だってありえなさすぎてさ。リヴァイが許すわけないじゃないか」
246
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/15(木) 22:29:42 ID:72xKyMHY
リヴァイ「どういう意味だ」
ナナバ「そんなことが本当にあったら、今ハンジここにいないんじゃないの?」
ハンジ「えっ、何それ? どういう意味だよ」
ナナバ「浮気して無事でいられると思ってるの? しかもリヴァイだし」
リヴァイ「……」
ハンジ「ナニソレコワイ」
ナナバ「まーそれについては私がてきとーに嘘ついておいたよ。納得してくれてたからそのうち消えるでしょ」
ハンジ「ありがとう!」
ナナバ「いいえ、どういたしまして」
247
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/15(木) 22:30:46 ID:72xKyMHY
ハンジ「ちなみにどんな嘘?」
ナナバ「巨人捕獲作戦を却下されて巨人を弄れない悲しさからそんな顔をしてたんだろうって」
ハンジ「…………」
リヴァイ「……」
ハンジ「ハッ!? もしやこのさわさわとした視線は!?」
リヴァイ「巨人相手にあんな表情をってことか」
ハンジ「うおあぁぁ! なんたる誤解! でもインパクトあるからそれで消えるかもしれない! でもでも!」
リヴァイ「誤解……か?」
ナナバ「いつものハンジの事じゃんね」
〆
248
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/15(木) 22:31:51 ID:72xKyMHY
【色んな意味で】
ハンジ「いくらなんでも巨人相手にそんな顔するかよ!」
ナナバ「いやいや、してるって」
リヴァイ「……」
ヒソヒソ
リヴァイ「!」
「エルヴィン団長の……」
「ハンジ分隊長が……」
リヴァイ「…………」
249
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/15(木) 22:32:42 ID:72xKyMHY
ハンジ「うーん、納得いかないけどそれで広めるしかないか。ね、リヴァイ」
リヴァイ「あ? あぁ」
ハンジ「どうかした?」
リヴァイ「いや。いつものことだったとすぐに収まるだろ」
ハンジ「リヴァイまでそんな風に見てたのか!!」
リヴァイ「お前はもう少し客観的に自分を見たほうがいいんじゃねぇか?」
ナナバ「ねぇ?」
ハンジ「ひっでぇ!!」
〆
250
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/15(木) 22:33:50 ID:72xKyMHY
【もやっ】
――数日後――
リヴァイ「……」スタスタ
「ハンジ分隊長……」
リヴァイ「!」
「――がまた巨人捕獲却下されて落ち込んでたらしいぞ」
「しかも深夜に団長の所に押し掛けたらしいな」
「あの人らしいっちゃらしいがなぁ」
リヴァイ「……」フゥー
リヴァイ「…………」
251
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/15(木) 22:34:28 ID:72xKyMHY
リヴァイ「……チッ」
リヴァイ(馬鹿か俺は)
ハンジ「リーヴァーイ!!」ガシッ!
リヴァイ「!?」
ハンジ「隙だらけだな。どうしたんだい?」
リヴァイ「何もねぇ。どけ」
ハンジ「リヴァイに協力してほしいことがさー」
リヴァイ「断る」
ハンジ「聞いてから断りやがれ!」
「うわぁ……次はリヴァイ兵長が」
「あの人本当にすげぇよな」
〆
252
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/15(木) 22:35:02 ID:72xKyMHY
レスありがとうございます
なー、残業とかしたくないわー
次は日曜に。ではまたーノシ
253
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/18(日) 03:18:33 ID:aNRdD7f2
おつー
254
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/19(月) 00:05:44 ID:uqs8uaJk
【消えない噂】
リヴァイ「……」スタスタ
「……ただの噂だったろ?」
「でもよ、結構お似合いだよな」
リヴァイ「!」
調査兵士A「まぁ、確かにな」
調査兵士B「たまに夜会行くだろ?
その時のエルヴィン団長とハンジ分隊長が絵に描いたようにしっくりくるんだよなぁ」
調査兵士A「あぁ、着飾ったハンジ分隊長は綺麗だよな」
調査兵士B「あながちあの噂も……」
リヴァイ「おい」
調査兵士AB「「リ、リヴァイ兵長!?」」ビクッ
リヴァイ「くだらねぇことを話してやがったな?」
255
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/19(月) 00:06:52 ID:uqs8uaJk
調査兵士A「す、すすすみません!!」
調査兵士B「すみませんでした!!」
リヴァイ「……余計な噂話は格好の豚のエサになる。気をつけろ」
調査兵士AB「「!!」」
調査兵士A「大変申し訳ありませんでした」
調査兵士B「考えるべきでした。申し訳ありません」
リヴァイ「ああ……」スタスタ…
調査兵士A「……」
調査兵士B「あーやっべぇ。なんにも考えなかったわ。せめて場所くらい考えるべきだったな」
調査兵士A「……案外リヴァイ兵長とも…………」
調査兵士B「ん?」
調査兵士A「いや。ただでさえあちこちから睨まれてるんだ。余計な噂流すのはよくないよな」
調査兵士B「だな」
〆
256
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/19(月) 00:07:37 ID:uqs8uaJk
【考え事】
リヴァイ「……」スタスタ
ハンジ「リヴァイ」
リヴァイ「……」スタスタ
ハンジ「おーい。おいおい、ちょっと待ってよ」
リヴァイ「……ハンジか」
ハンジ「何? 考え事? 珍しいね」
リヴァイ「……」シワー
ハンジ「またシワ寄せて。何かあった?」グリグリ
257
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/19(月) 00:08:18 ID:uqs8uaJk
リヴァイ「…………」
ハンジ「……指を払わないとか本当に珍しいね。どうしたのさ」グリグリ
リヴァイ「……なんでもない」ペシッ
ハンジ「なんでもないわけないだろうに。まぁいいさ、言いたくないのなら」
リヴァイ「悪い」
ハンジ「その代わり、機嫌は直してもらわないと困るよ。紅茶でも飲むかい?」
リヴァイ「……ああ」
ハンジ「じゃあ、とりあえず食堂にでも行こうか」グイッ
§
リヴァイ「ああ」
〆
258
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/19(月) 00:08:59 ID:uqs8uaJk
【穏やかな時】
ハンジ「でさ、その本屋良い物ばっか揃えてあってさ!」
リヴァイ「そりゃさぞかし人の出入りが少ねぇんだろうな」ズズズズ
ハンジ「どういう意味だよ」
リヴァイ「お前好みの本だらけだったんだろう?」
ハンジ「人の趣味が悪いみたいな言い方はやめろ」
リヴァイ「違うのか?」
ハンジ「人より少しばかり横ちょに逸れてるだけだろ」
259
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/19(月) 00:09:50 ID:uqs8uaJk
リヴァイ「やはりもう少し自分を客観的に見たほうがいいと思うぞ」ズズズズ
ハンジ「失礼なこと言ってるよね?」
リヴァイ「さぁな」
調査兵士B「!」
調査兵士A「あ、リヴァイ兵長とハンジ分隊長」
調査兵士B「……やっぱりお似合いだよなぁ」
調査兵士A「は?」
調査兵士B「いや、なんでもない」
〆
260
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/19(月) 00:10:23 ID:uqs8uaJk
【相談未満】
――酒場――
ザワザワザワ…
ハンジ「最近リヴァイがなんか変なんだよねぇ」
ナナバ「どんな風に?」グビッ
ハンジ「うーん……なんとなく」グビッ
ナナバ「なんとなくじゃわからないよ」コトッ
ハンジ「どことなく」
ナナバ「ハ、ン、ジ」
ハンジ「いやごめん。どう言えばいいのか分からなくてさ」コトッ
ナナバ「雰囲気ってこと?」
261
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/19(月) 00:11:08 ID:uqs8uaJk
ハンジ「うん。なんとも言えない空気がたまに漂うんだよね」
ナナバ「なんとも言えないねぇ。それじゃこっちもなんとも言えないよ」
ハンジ「そりゃそうだね。どうしたものかなぁ」
ナナバ「原因に心当たりは?」
ハンジ「無いね」スパッ
ナナバ「じゃそれが始まった頃に何かなかった?」
ハンジ「始まった頃…………うーん、あるとしたら……」
ナナバ「何?」
ハンジ「あの噂。エルヴィンとの」
ナナバ「あぁ。でもスピード解決したじゃない」
ハンジ「うん、異様なほどスピード解決だったね。即行で巨人に乙女な顔する女ってことで収まったね」
ナナバ「本当の事だからね」
262
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/19(月) 00:12:01 ID:uqs8uaJk
ハンジ「くそが」
ナナバ「ほらほら旦那の良くない口癖が移ってるよ」
ハンジ「一緒にいたら友人でも口癖くらい移るさ」
ナナバ「話が逸れちゃうね。それ以外には無いの?」
ハンジ「うーん……いや、思いつかないな」
ナナバ「直接聞くしかないんじゃないの?」
ハンジ「話したくなさそうなんだよねぇ。あっちもこっちも困ってるわけでもないし。気になるだけで」
ナナバ「気になってるならそのままってわけにもいかないでしょ」
ハンジ「まぁねぇ」
ナナバ「憂さ晴らししたいだけなら付き合うよ」パチッ☆←ウインク
ハンジ「ありがとう。そいじゃ、呑むか」
ナナバ「了解」
〆
263
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/19(月) 00:12:49 ID:uqs8uaJk
【酔っ払い】
「リヴァイリヴァイこのやろう開けろ」ドンドンッ
リヴァイ「……夜中になんだ、ナナバ」ガチャッ
ナナバ「はい、これあげる」トンッ
リヴァイ「!」ガシッ
ナナバ「なんかよくわかんないけど話せるなら話してあげなよ。ちょっとしたすれ違いは別れの元だよ」
ハンジ「うーん」
リヴァイ「……泥酔してんじゃねぇか」
264
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/19(月) 00:13:24 ID:uqs8uaJk
ナナバ「明日にでも話してあげなよ」
ハンジ「あ、りばいだぁー。りばいー」ギュー
リヴァイ「……」
ナナバ「そんじゃあねぇー」フラフラ
ハンジ「ななばまたねぇ」
リヴァイ「おい、お前は大丈夫なのか?」
ナナバ「大丈夫大丈夫。ミケの部屋近くでしょ? ミケに送ってもらうーじゃあねぇ」フラフラ
ハンジ「みけによろしくー」
リヴァイ「……夜中だぞ」
〆
265
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/19(月) 00:14:27 ID:uqs8uaJk
レスありがとうございます
次は木曜に。ではまたーノシ
266
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/19(月) 00:28:17 ID:VmT3SUbU
乙
ウインクするナナバさんとかイケメン
267
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/22(木) 21:26:57 ID:UOVDdj3E
すまん、あかん、耐えられんくらい眠気が半端ない。ので、素直に倒れることにする
明日……は厳しいので明後日、土曜に
ではまたーノシ
268
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/24(土) 21:50:35 ID:F1T/Wul6
【感情の起伏】
リヴァイ「ほら、水だ」スッ
ハンジ「ありがと」ゴクゴク
リヴァイ「全く、飲みすぎだ」
ハンジ「なんかどんどん進んじゃってぇ」ヘヘヘー
リヴァイ「酒臭ぇが仕方ねぇ。ベッドは譲ってやる。寝ろ」
ハンジ「ベッド普段使わないくせにー」
リヴァイ「いいからとっとと寝ろ」
ハンジ「うーん」ジー
リヴァイ「なんだ」
ハンジ「どうかしたの?」コテンッ ←首かしげ
リヴァイ「あ?」
269
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/24(土) 21:51:09 ID:F1T/Wul6
ハンジ「なにかおかしい」
リヴァイ「おかしいのはお前だろうが。寝ろ」
ハンジ「エルヴィンとのことなの?」
リヴァイ「……」
ハンジ「解決してないの? リヴァイの中で」
リヴァイ「…………」
ハンジ「ごめんね、ものわかりのいいふりしたけど気になってしまって……」
リヴァイ「……いや」
ハンジ「……ぐすっ」
リヴァイ「あ?」
ハンジ「うおあぁぁん! ごめーーん!!」ウェェン
リヴァイ「……この、酔っ払いが」ハァー
〆
270
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/24(土) 21:51:39 ID:F1T/Wul6
【誘導尋問?】
ハンジ「ぐすっ」
リヴァイ「落ち着いたか?」
ハンジ「うん、ごめん」スズッ
リヴァイ「一度寝ろ。でねぇとまともな話もできねぇだろうが」
ハンジ「だいじょぶ」
リヴァイ「全く大丈夫じゃねぇ」
271
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/24(土) 21:52:10 ID:F1T/Wul6
ハンジ「なにが気になったままなの?」
リヴァイ「続けるのか」
ハンジ「リヴァイが嫌な思いしたままなんて嫌だよ」
リヴァイ「……」
ハンジ「嫌な思いなんだね?」
リヴァイ「チッ」
ハンジ「嵌めたわけじゃないよ?」
リヴァイ「……分かってる」シワー
〆
272
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/24(土) 21:52:57 ID:F1T/Wul6
【慰めてない】
リヴァイ「…………」
ハンジ「……」
ハンジ(これこれどれだけ時間過ぎたかな?)
ハンジ(余程言いたくないことなのかな……?)
ハンジ(だったら、聞くのは良くないことだよな……でも……)
ハンジ(私はダメな奴だな……放っておくという優しさを持っていない……)フゥー
ハンジ(理想は放っておいても大丈夫な人だったはずなのに)フッ
リヴァイ「? どうした」
ハンジ「ううん、私はダメな奴だなぁって思って」
リヴァイ「お前の風呂を忘れ、寝食をおろそかにし、奇行を繰り返す以外のどこがダメなところなんだ?」
ハンジ「それ人としてかなりダメだよね?」
〆
273
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/24(土) 21:53:59 ID:F1T/Wul6
【自信】
リヴァイ「様子をおかしく感じたのなら気にするのは当たり前だろう。俺がうまく隠せなかっただけだ」
ハンジ「でも……言いたくないって分かってるのに私は聞きだそうとしてる」
リヴァイ「お前は好奇心の塊だからな」ポンッ、ワシャッ
ハンジ「……ごめん。でも聞くことをやめられない」
リヴァイ「分かっている。……そうだな、簡単に言えば少し自信を無くしたのかもしれねぇな」ナデナデ
ハンジ「リヴァイが? 自信を?」ビックリ
274
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/24(土) 21:54:31 ID:F1T/Wul6
リヴァイ「人を自信の塊みてぇな目で見るな」
ハンジ「いやまぁ、リヴァイも人の子だしねぇ」
リヴァイ「くだらねぇ噂で、しかも根も葉もねぇことなんだがな」
ハンジ「リヴァイ……」
リヴァイ「女々しいとは思っている。情けねぇ」チッ
ハンジ「いやいや。あー、でもそれ少しでも味わってくれて私としては感無量というか」
リヴァイ「あ?」
〆
275
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/24(土) 21:55:18 ID:F1T/Wul6
【再び誘導?】
リヴァイ「どういうことだ」
ハンジ「私、結構しょっちゅうだからね? そういうの」
リヴァイ「あ?」
ハンジ「ああ、もちろん兵士として誇りはあるし別に自分を下げすぎてるってわけでもないんだけど
事、恋愛に於いてはねぇ。あなたのモテっぷりを見るとさ」
リヴァイ「別に……」
ハンジ「モテてねぇとか言ったらしばらくあなたの二つ名は嘘吐きリヴァイだからね」
リヴァイ「……」
276
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/24(土) 21:55:57 ID:F1T/Wul6
ハンジ「そんなわけで私もその事で自信無くすことはあるよ。
でもあなたが選んだのは私だし。そして誰よりも好きだと胸張って言えるからあなたの傍は私のものだ」
リヴァイ「………………」シワー
ハンジ「照れない照れない」
リヴァイ「……照れてねぇ」
ハンジ「嘘吐きリヴァイって二つ名でいいのかな?」
リヴァイ「……」
ハンジ「そこで黙っちゃったら肯定したも同然だよ?」
リヴァイ「! チッ!」
ハンジ「あはははは!」
〆
277
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/24(土) 21:58:01 ID:F1T/Wul6
>>266
レスありがとうございます
宣言通りに来れない日々が続くのう
忙しいってやーね
次は木曜辺りに。ではまたーノシ
278
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/03/25(日) 02:11:59 ID:40Dv.jq.
乙
無理せず休むのも大事だよ
279
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/31(土) 23:44:30 ID:qzboW8ls
【これは】
ハンジ「いやぁ、だけど本当恋愛って面倒臭いよねぇ」
リヴァイ「おい」
ハンジ「いやいや、面倒な事があっても離れるなんてこれっぽっちも考えられないところが面倒臭いなぁって」
リヴァイ「……」
ハンジ「まぁ、考える人もいるだろうし一時的に迷うこともあるだろうけど、
やっぱりみんな基本は一緒にいたいと思っているだろう」
280
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/31(土) 23:45:08 ID:qzboW8ls
ハンジ「そういう気持ちがあるから付き合っているわけだし…………ふむ、」
リヴァイ「? ハンジ?」
ハンジ「面倒だけれど、迷うけれど、基本は一緒にいたくて、
可愛く思うこともあり、それから離れるなんてこれっぽっちも考えられない……これってなんだか」
リヴァイ「おい」
ハンジ「巨人の研究に似てるよね!?」キランッ*
リヴァイ「……酔っ払いクソメガネが」
〆
281
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/31(土) 23:45:59 ID:qzboW8ls
【甘えっ子】
ハンジ「おーい、リヴァイー」
リヴァイ「……」
ハンジ「リヴァイってばー拗ねないでよー」
リヴァイ「誰がだ。酔っ払いを相手にすることがどれだけバカバカしいか気づいただけだ」
ハンジ「おー、またひとつ知識が増えたねぇ」
リヴァイ「馬鹿にしてんじゃねぇ、クソメガネ」
ハンジ「うははははー」ノッシー
リヴァイ「重ぇ」ズッシリ
282
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/31(土) 23:46:34 ID:qzboW8ls
ハンジ「んっふふふふーリヴァイの匂いー」スリスリ
リヴァイ「嗅ぐな。ミケか」
ハンジ「リヴァイあったかいなー」ギュー
リヴァイ「お前もな」フゥー
ハンジ「んふふふふふふ」
リヴァイ「何が面白ぇんだ」
ハンジ「嬉しいんだよ」クスクス
リヴァイ「わけが分からねぇな」ハァー
ハンジ「ふふふ」
〆
283
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/31(土) 23:47:19 ID:qzboW8ls
【ぐるぐる】
ハンジ「自信無くすリヴァイとか照れるリヴァイとか貴重なリヴァイが見られて満足だ」ウンウン
リヴァイ「照れてねぇ」
ハンジ「うんうん」
リヴァイ「聞いちゃいねぇな」
ハンジ「ところでなんで自信無くしたの? エルヴィンとの関係を噂されただけなのに」
リヴァイ「分かって話してたんじゃねぇのか」
ハンジ「ん?」
リヴァイ「そういや酔っ払いだったな。しっかり話してやがるからちょくちょく抜け落ちるな」
ハンジ「何が? 髪?」
リヴァイ「唐突にハゲ疑惑を持ち出すな」
ハンジ「いやぁ、リヴァイは大丈夫じゃないかなー? 根拠はないけど」
リヴァイ「ねぇのか」
284
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/31(土) 23:48:05 ID:qzboW8ls
ハンジ「でもあなた何かにつけて眉間にシワよせてるからねぇ。ストレスでヤバそうだよね」
リヴァイ「そっちだけ根拠を持ち出すな。それにストレスっつったらエルヴィンの方がやべぇだろ」
ハンジ「あーそこに回帰しちゃうかぁ」
リヴァイ「主にお前の所為だがな」
ハンジ「なんで私だよ」
リヴァイ「自覚がねぇとは言わせねぇぞ? 奇行種が」
ハンジ「奇行種かわいいじゃん」
リヴァイ「そう思うのはてめぇだけだ」
ハンジ「えー? そうかなぁ。動きとか予測できなくてかわいらしいじゃないか」
リヴァイ「かわいくねぇ。ああ、クソがっ。酔っ払いだった」ガシガシ
ハンジ「頭掻き毟ったら禿げるよ」
リヴァイ「……そこに戻るか」ハァー
〆
285
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/31(土) 23:49:03 ID:qzboW8ls
【甘やかし】
リヴァイ「もういいから寝ちまえ」ガシッ、ボスッ
ハンジ「わっ!! ぶっ!!」
リヴァイ「明日はシーツ洗わねぇと」
ハンジ「リヴァイ、死ぬ、死ぬ!」ジタバタ
リヴァイ「死なねぇよ」パッ
ハンジ「はぁー、ふふっ」
リヴァイ「……なんだ」
ハンジ「いいの? ここで寝て」
286
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/31(土) 23:50:47 ID:qzboW8ls
リヴァイ「そう言った」
ハンジ「ふふ、くくく、あははは!」
リヴァイ「何がおかしい……嬉しいのか?」
ハンジ「うん、嬉しい」クスクス
リヴァイ「よく分からねぇな」ガシッ、ナデナデ
ハンジ「リヴァイは結構、私に甘いよねぇ」クスクス
リヴァイ「ああ?」
ハンジ「だって」
リヴァイ「てめぇの女甘やかして何が悪ぃんだ」
ハンジ「リヴァイが…………へ?」
287
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/31(土) 23:51:38 ID:qzboW8ls
リヴァイ「おしゃべりはもういいだろ、寝ろ」
ハンジ「――――」
リヴァイ「……おい? 寝たのか?」
ハンジ「はっ!? 息するの忘れた!!」
リヴァイ「馬鹿か」
ハンジ「誰の所為だよ!」
リヴァイ「なんで俺の所為だ」
ハンジ「あーもう! 無自覚たらしかっ!!」ガシガシ
リヴァイ「禿げるぞ」
〆
288
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/31(土) 23:52:12 ID:qzboW8ls
【酔っ払いの戯れ言】
リヴァイ「これはどういう状況だ」
ハンジ「リヴァイを甘やかそうとしている状況だ」ガシッ
リヴァイ「抱き枕にされているだけだろ」
ハンジ「違う。甘やかしてるの」ナデナデ
リヴァイ「そうか」ハァー
ハンジ「今、酔っ払いの言うことはよく分からないと思っただろう?」
リヴァイ「……」
ハンジ「酔ってないから」
リヴァイ「それは大嘘だな」
ハンジ「意識ははっきりしてるから!」ギュー!
リヴァイ「ぐっ、はっきりしてねぇし力加減もできてねぇ。腕を緩めやがれ」
ハンジ「私にはねぇ、リヴァイだけだから」ソッ
289
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/31(土) 23:53:04 ID:qzboW8ls
リヴァイ「……話が飛んだな」
ハンジ「男としてはリヴァイしか欲しくないから」
リヴァイ「……」
ハンジ「それ以外だと巨人かな」
リヴァイ「巨人と同列にするなと言っているだろうが」
ハンジ「気持ちの差があるんだってば」
リヴァイ「そうか。寝ろ」
ハンジ「もう! 信じてないだろ!」
リヴァイ「信じた。寝ろ」
ハンジ「リヴァイが優しくなーいー」
リヴァイ「そろそろ絞めるか」
ハンジ「寝ます。意識を落とすのはやめてください」
リヴァイ「分かればいい」
〆
290
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/03/31(土) 23:55:42 ID:qzboW8ls
……_○⌒|_(土下寝)
黙って更新しなくてすまんです
>>278
レス感謝です
ありがとうありがとう。言われたそばからこれとは……
次は木曜に……来れるはず。ではまたーノシ
291
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/04/01(日) 13:47:23 ID:g/wtObpM
あ
292
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/04/02(月) 01:51:09 ID:zpD.8.aw
どんまいどんまい
全然へーき
293
:
以下、名無しが深夜にお送りします
:2018/04/04(水) 05:19:00 ID:/1DSNdJQ
あったかくなってきたからそろそろ全裸で待機しようかな
294
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/04/05(木) 22:31:57 ID:7ut7zYCo
【実は限界だった】
ハンジ「……ねぇ、リヴァイ」
リヴァイ「寝ろと言っているだろうが」
ハンジ「明日また言うからね」
リヴァイ「あ?」
ハンジ「明日また告白する」
リヴァイ「……」
ハンジ「楽しみにしてて」ニヒッ
リヴァイ「…………しねぇよ」
295
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/04/05(木) 22:32:30 ID:7ut7zYCo
ハンジ「しーろーよー」
リヴァイ「分かった」
ハンジ「よし! 寝る!」
リヴァイ「ああ、寝ろ」ハァァー
ハンジ「んふふふー」モゾモゾ
リヴァイ「……」
ハンジ「うん、ここ」ピタッ
リヴァイ「落ち着いたか」
ハンジ「」スー
リヴァイ「…………一瞬か」
〆
296
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/04/05(木) 22:33:06 ID:7ut7zYCo
【記憶の彼方】
――朝――
ハンジ「…………」
リヴァイ「」スゥスゥ
ハンジ「……リヴァイがいる」
ハンジ「違う。私がリヴァイの部屋にいるのか」
リヴァイ「……すぐ横で一人言を言うな」
ハンジ「蚊の鳴くような声で囁いたのに」
リヴァイ「こんだけ密着していれば聞こえるだろうが」
ハンジ「リヴァイを抱き枕にしてたのか」
リヴァイ「やっぱり抱き枕じゃねぇか」
ハンジ「はい?」
リヴァイ「しかも覚えてねぇときたか」
〆
297
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/04/05(木) 22:34:33 ID:7ut7zYCo
【これだから酔っ払いは】
ハンジ「私なんかしたかね?」
リヴァイ「まぁ、色々とな」
ハンジ「うわっ、気になる。何したの?」
リヴァイ「気にするな」
ハンジ「するっての。……なんか迷惑かけた?」
リヴァイ「迷惑なのはいつもだろうが」
ハンジ「いや、そういうんじゃなくてさ……」
リヴァイ「もう様子はおかしくならねぇから安心しろ」
298
:
◆uSEt4QqJNo
:2018/04/05(木) 22:36:00 ID:7ut7zYCo
ハンジ「!? っかぁぁぁ! それ聞いちゃったかぁぁ」ガシガシ
リヴァイ「禿げるぞ」
ハンジ「禿げねぇよ。ごめん、リヴァイ」
リヴァイ「何がだ」
ハンジ「それは聞くべきことじゃなかった」
リヴァイ「そうでもねぇだろ」
ハンジ「そ、そうなの?」
リヴァイ「気づかれた俺が間抜けなだけだ」
ハンジ「いやいや…………で、どういうことだったの?」
リヴァイ「……また言わされるのか」
〆
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