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女1「いったーい! ちょっと、どこ見てるのよ!!」
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VIPで落ちたスレの建て直しです。
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早朝の街角
女1「あー!!・・・・・・パンがぁぁ」
男「す、すいません・・・・・・まさか人が飛び出してくるなんて」
女1「あ、あんたパンツ見たわね!? ってやば! もうこんな時間! 遅刻ちこくー!!」
男「――あ、おーい! 財布落としましたよー!! あれ、あの制服うちの学校か?」
男(・・・・・・まあ、財布は学校に着いたら職員室に持っていくか。
曲がり角から食パンをくわえた女が飛び出してきてぶつかるなんて珍事、本当にあるんだな)
ドン!!
男「うわ!」ドサ
-
女2「・・・・・・すいません。私、その」
男「いや、俺も周りを見ていなかったから」
男(デジャヴ?)
女2「あ、パンが・・・・・・」
男(何だこれは)
女2「キャッ……見ました? あ、遅刻しちゃう! そ、それじゃあ、すいませんでした!」
男「あ、財布落としてる! おーい! おーーーい!! 何て速さだ」
男(とりあえず拾うしかないな・・・・・・またうちの生徒だったみたいだし)
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男「こんなシチュエーションが日に二回ってどんな確率だよ・・・・・・ぬあ!?」
ドン!!
女3「ってーな! どこみてんだよ馬鹿やろう!! ああ!! パンまで落としちゃったじゃねえか!!」
男(おかしい、おかしいぞこの曲がりか――なにいぃ!?)
ドン!
女4「痛いですわ・・・・・・」
ドン!!
女5「痛い・・・のかも」
ドン!!!
女6「わーん、痛いよぉ」
男(い、痛い!! 全身が痛い!!!)
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男「な! なんなんだお前た――があぁあ!!」バキィ!
女7「痛いっすねぇ! 何するんすか!!」
男「それは・・・・・・お、俺の、セリ――ぐあああ!!」メキィ!!!
女8「・・・・・・・・・・・・痛い」ボソ
男「し、死ぬ・・・・・・もう、死ぬあああああ!!!」ドーン!!!
女9・10「「いったーい! 大丈夫?9 パンが大丈夫じゃないわ、10」」
男「何だ、何が起こってるんだ。・・・・・・この、曲がり角の先で・・・・・・なっ!?」チラ
ドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!
「「「「「「「「「「「「「「「「ちこくちこくー!」」」」」」」」」」」」」」」」
男「 」
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男「・・・・・・はっ」
男(気を・・・・・・失っていたのか?・・・・・・今、何時・・・・・・!)
男「ぜ、全身が、痛い・・・・・・」ヨロ、ヨロ
男「・・・・・・良かった、まだ遅刻じゃな・・・・・・な、なんだこれ」
男「大量の財布と齧りかけのパン……?」
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キーンコーンカーンコーン
男「さあ、学、校だ・・・・・・」ズキ、ズキ
男(2年に進級したはいいけど、どうしてクラスメートが俺一人なんだよ・・・・・・いってぇ)
男「おはよう、ございます」ズリ、ズリ
女担任「おう、男! 遅刻ぎりぎりだぞー・? どうした、制服がぼろぼろじゃないか。それにそのどでかい袋はなんだ」
男「もう、良いんです・・・・・・はやく、ホームルームをはじめましょう」
女担任「そうか? よし、ではホームルームをはじめる!・・・・・・ところで男、そろそろ質問してきてもいいんじゃないか?」
男「な、何がですか?」
女担任「このクラスがお前一人だけの理由だよ!」ニカッ
男(聞けるわけねえだろ!! 学校ぐるみのいじめの癖に)
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女担任「ふっふっふ。驚くなよ? みんなー、入って良いぞー!」
ガラガラ、ゾロゾロゾロゾロゾロ
女担任「今日からこのクラスの仲間になる、皆だ!!」
男「! こ、こいつら――」
女1〜35「「「「「「「「「「「「「「「あぁ!財布泥棒だですだわの人めetc...」」」」」」」」」」」」」」」」
男「 」
女担任「なんだお前ら、知り合いなのか? ・・・・・・それにしても男、財布泥棒っていうのは本当か?」ジトー
男「い、いや違いますよ!!」
女1〜35「「「「「「「「「「「「「「「「しかもパンツみたでしょだろわね人かしらetc...」」」」」」」」」」」」」」」」
男「 」
女担任「・・・・・・あとで職員室に来い、男」
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放課後
男「酷い目にあった・・・・・・。強盗と痴漢で危うく警察沙汰だ」
男(俺の人生って何なんだよ。・・・・・・4歳から8歳迄の記憶は丸々飛んでるし、しまいにはあの女の群れだ。
全身も痛いし、怪我のせいか会話の要所要所が聞き取れなくなっている。・・・・・・病院だ、病院に行こう)
男(せめて家族でも居れば相談できるのに。・・・・・・父さんも母さんも海外渡航したっきり帰ってこないイカれた親だ)
男「・・・・・・」
近所中無音
男「何でこの住宅街はうち以外建売のまま放置されているんだ・・・・・・? 呪いか?」
男(もう・・・・・・死にたい)
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翌日
男「な、何だこの喧騒は・・・・・・」
ガヤガヤ おはようございます 今日は天気が良いですね
男「周りの家に、人がいる・・・・・・? ご、ご近所さんがとうとう出来たのか!?」
男(こ、こういう時は挨拶をすればいいんだよな? は、初ご近所さんだ・・・・・・慎重に明るくいこう)
男「・・・・・・お、おはようござ――」
女27「あー! 昨日のパンツ覗き強盗!」
男「え?」
女18「どうしてここにいらっしゃるの? パンツ覗き強盗さん」
男「いや、やめ――」
女1〜12「近所だったのかしらのかよetc... パンツ覗き強盗!!!」
ヒソヒソ うちの娘になんてことを・・・・・・ うちの娘にもよ! ガヤガヤ
男「 」
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わろた
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放課後 街角
男(とにかくあの訳の分からない女達には関わらない方が良いんだ。
さっさと帰ろう・・・・・・誰もいない家へ。そして病院に行こう)
男「ん?」
女24「ちょっと、離してよ!」
DQN1「いいじゃねえかよ、暇なんだろ?」
男「・・・・・・さあ、帰ろう。誰もいない家へ」スタスタスタ
女24「やめて!! 誰か、誰か助けて・・・・・・」
男「・・・・・・さ、さあ帰――」タッタッタッタ
DQN2「そんな漫画みたいに助けに来る奴が居る訳ないだろ、早く来いって!」グイ
女24「やだ・・・・・・やだよう」
男(・・・・・・・・・・・・俺には、俺には関係ない。大体怖いし、DQNじゃん。無理無理)ダッダッダッ
男(・・・・・・)スタ
-
男「・・・・・・おい、離せよ」
DQN3「あァ?」
男「嫌がってるだろ! 離せよ!!」
女1〜35女1〜35(((((((((「「「「「「「「「「「「「「「「男君さんetc...!!!」」」」」」」」」」」」」」」」)))))))))
男「・・・・・・は? いや、あれ?」
DQN1〜105(((((((((「「「「「「「「「「「「「「「「誰だテメェ!!」」」」」」」」」」」」」」」」)))))))))
男「 」
-
男「なんだよあいつら、軍隊かよ・・・・・・死ぬかと思った・・・・・・本当に、死ぬかと思った」ガクガク
女1「・・・・・・えっと、男君・・・・・・」
男「・・・・・・大丈夫?」
女1「・・・・・・助けてくれてありがとう。あのね、私・・・・・・昔、この近くに住んでたんだ」
男「へえ、そうだったんだ」
男(いや、語らなくていいからもう病院に行かせてくれ・・・・・・多分皹入ってる)ズキ、ズキ
女1「その時も君は、×■○△・・・・・・」
男「え、え? 何だって?」
男(き、聞こえねえ・・・・・・耳鼻科も行かないと)
-
女1「×■○※△□! ばーかっ!」ベシ! タッタッタ
男(・・・・・・何だってんだよ・・・・・・痛い、早く病院に――)
女2「あ、あの・・・・・・男さん」
男(いや、おい、もういいって)
女2「私、昔×□△※●――」
男(悪化してる悪化してる!!! もういいから、もう病院もいいから寝かせてくれ!!)
女3「ちょっと見直したぞ・・・・・・×●※□△○※■▲」
――――
―――
――
―
夜
女31「×●※□△○※■▲。でね、その時君が○×■※□○※■」
男「 」チーン
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家の前
男「い、生きてる。俺、何故か生きてるぞ・・・・・・」ズリ、ズリ
男(・・・・・・あ、れ? 玄関の電気がついてる・・・・・・父さんと母さんが帰ってきたのか!?)
ガチャリ
男「おかえり!!」
妹「あ、おかえりー!」
バタン
男「・・・・・・誰だ」
男「・・・・・・」
ガチャリ
妹「ん? 何ふざけているの? お兄ちゃん」
バタン
男「 」
-
ガチャガチャガチャ
妹「ちょ、ちょっとドア抑えないで!! 出られないでしょ!!」ガチャガチャ
男「だから抑えているんだよ!! だ、誰だあんた!!」ガチャガチャ
妹「い、妹だよ!!」ガチャガチャ
男「俺に!妹は!いない!!」ガチャガチャ
妹「出来たんだよ!!」ガチャガチャ
男「そんなインスタント麺みたいに妹はできない!! ど、どうせ何十人も居るんだろ!! もう痛いのは嫌だ!!」ガチャガチャ
妹「私一人だよ!!」ガチャガチャ
男「え?」
バタン!!! ゴン!!!
妹「やっと開けてくれたね・・・・・・あれ?」
男「 」ピクピク
-
リビング
妹「だーかーら、お義父さんとお義母さんに向こうで引き取られて、お兄ちゃんと住むことになったの」
男「・・・・・・・・・・・・へえ」シラー
妹「信じてないの!?」
男「これで信じられたら幸せな人生だよ!」
妹「・・・・・・やっと家族が出来たとおもったのに・・・・・・」
男「・・・・・・」
妹「数少ない家族だから、お兄ちゃんと仲良くしなさいって言われて喜んで来たのに・・・・・・」
男「・・・・・・分かったよ、信じる」
妹「ほんと!?」
男「でも妹は一人までだからな!? あと曲がり角から絶対に飛び出すな!!」
妹「クスクス。なにそれ、妹は私一人だよ」
男「そ、そうか・・・・・・」 (なんでこいつ今クスクスって言ったんだ?)
-
妹「・・・・・・これからよろしくね、お兄ちゃん」 ニコ
男「ああ、よろしく」
男(俺に、家族が出来たのか・・・・・・不思議と、悪くないな)
姉「ふう、いい湯だったー。あ、妹! 牛乳ある?」
妹「うんー今出すね!」
男「ん?」
従姉妹「ねえテレビつかないんだけど!!」
妹「お兄ちゃんみてあげて?」
はとこ「たっただいまーっ!」ガチャリ
妹・姉・従姉妹「おかえりーはとこー」
男「 」
-
晩御飯
姉「ねえ、男。席が足りないんだけど?」
男「それはそうですよ、元々椅子は三つしかないんですから」
妹「何で敬語なの?」
男「知らない人だからだよ」
従姉妹「ひどい・・・・・・」
はとこ「あーお兄ちゃん従姉妹のこと泣かしたー!」
姉「こら、男。そんな人に育てた覚えはないぞ」
男「育てられてないですからね」
姉「悲しいぃ・・・・・・」
妹「ちょっと今の酷いよ! 今日のお兄ちゃん、ちょっと変だよ・・・・・・」
男「・・・・・・」
妹「・・・・・・」
男「今日はじめて会っただろ」
はっはっはそりゃそうだっうふふ あははは
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日曜日
男(はあ・・・・・・明日は学校かぁ・・・・・・行きたくない)
妹「だーかーら! お兄ちゃんは私が○×※■△!!」
姉「男は○×※■△だから私と○×※■△なんだよ!!」
従姉妹「お姉ちゃん達ぬけがけ!? お兄ちゃんは私と○×※■△○×※■△○×※■△なんだからァ!!!!」
はとこ「ねえお兄ちゃん今日は何するのー? 私と○×※■△ー?」
男「お兄ちゃんはね、良い耳鼻科のある病院を探そうと思ってるよ」
はとこ「私もさがすー!!」ニコ
はっはっはうふふ
・・・・・・
男(・・・・・・これが家族かぁ)
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病院の待合室
男「・・・・・・」
男2「・・・・・・」
男「・・・・・・」
男2「・・・・・・いい加減にしろよ!!」
男「・・・・・・」ビクッ
男2「・・・・・・・・・・・・だから力なんて欲しくないって! 誰なんだよほんと!!」シクシク
男「・・・・・・」
男(・・・・・・俺はまだ、ましなのかもしれない)
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二番煎じ乙と思ったらオリジナルのリメイクだった期待
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なにこれおもしろい
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強制同時進行攻略か……
否が応にもハーレムエンドなのか、それとも泥沼の正妻争奪戦に巻き込まれるのか
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これ前見た気がするけど落ちてたのか
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おー、続き気になってたんだ
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なにこれおもしろい
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ええやん
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月曜日の朝
姉「ご馳走様でした」
いとこ「私部活あるからもう出るねー」
妹「はとこも出なさい?小学校少し遠いんだから」ニコ
はとこ「はーい。あ、お兄ちゃん。はいこれ」
男「ん?」
はとこ「お弁当!頑張って作ってみたの!」
男「え、ああ。ありが、とう?」
妹「ほら、はとこ。時間」
はとこ「えへへ。いってきまーす。てくてく」
男(てくてく?てくてくってなに?)
-
いとこ「あ。私の作ったお弁当はもう鞄に入れといたから!そしたらいってきまーす」
男「は?あ、ほんとだ!」ごそごそ
妹「私のは手提げバックで渡すね」ニコ
男「いやいやいや!」
姉「私はダークマターしか生み出さないけど一応作ったぞ!」スッ
男「い、いってきまーす」
姉「おい!持ってきなさい!」
男(よ、四つも食えねえよ!力士かなんかだと思ってんのか?)
-
玄関
男(はあ、会って間もない人の作った弁当ってなんか嫌だよな・・・・・・)
ガチャ
女1〜35(((((((((「「「「「「「「「「「「「「「「おはようござですわetc...」」」」」」」」」」」」」」」」)))))))))
男「ヒッ!」
バタン
男「・・・・・・」
男「・・・・・・ん」ごしごし
ガチャ
女1〜35(((((((((「「「「「「「「「「「「「「「「おはようござですわetc...」」」」」」」」」」」」」」」」)))))))))
男「 」
女1〜35(((((((((「「「「「「「「「「「「「「「「この前は助けてくれてありが○×※▲◇、○×※■△○×※■△○×※■△」」」」」」」」」」」」」」」」)))))))))
男(か、囲まれた・・・・・・)
-
昼休み
男「なんだよ今朝のあれは・・・・・・大名行列みたいな登校だったぞ・・・・・・もしかしてこれから毎日あれなのか?」
女1「あ、あの・・・・・・今朝も言ったけど・・・・・・金曜日は、ありがと」
男「・・・・・・気にしなくていいよ」
女1「それでね・・・・・・あの、お弁当作ってきたんだ。受け取ってくれる?」
男「あ、いや・・・・・・うちの家族が作って」
女1「・・・・・・え?」
男「あ、ああ・・・・・・ありがとう。食べるよ」
-
女1「ほんと!? はい、じゃあこれ」
男「・・・・・・うん」
男(・・・・・・まずい・・・・・・まずいぞこの流れは)
女2「あ、あの。お弁当・・・・・・」
男「ごめん、俺用事あるから!」タッタッタッタ
女3「あれ、男は?」
女14「男君見なかった?」
女32「男さんはどこか知りませんか?」
男(ヒィィィ!)
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廊下
男「危ない危ない・・・・・・あの流れだと弁当が35個増えそうだ・・・・・・」スタ、スタ、スタ
ドジッ子1「きゃあっプリントが!」ドサ バッサー
男「あ、大丈夫で――」
ドジッ子2「きゃああっプリントが!」ドサ バッサー
男「・・・・・・」
ドジッ子3「きゃああああ! プリントがぁぁ!!」ドサ バッサー
男「し、知らない! 俺は知らない!!」タッタッタッタ
――――
―――
――
―
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図書室
男「・・・・・・はあ、はあ・・・・・・ここなら大丈夫だ、ろ・・・・・・?」
文学系1「・・・・・・」ペラ
文学系2「・・・・・・」ペラ
文学系3「・・・・・・」ペラ
文学系4「・・・・・・」ペラ
文学系5「・・・・・・」ペラ
文学系6「・・・・・・」ペラ
文学系7「・・・・・・」ペラ
男(い、一歩でも動けばなにかが芽生える予感がする・・・・・・)
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廊下
男「ど、どうなってるんだこの学校。地雷原かよ・・・・・・慎重に、慎重に行動しないと」スタ、スタ、スタ
ドン!
男(やばい!!!)
男「ご、ごめん、見逃してくれ!!」ダダダダ
友「おいおい待ってくれよ、男。どうした?」
男「あ、ああ・・・・・・友か・・・・・・」
友「それにしても聞いたぞ? 最近女子と仲がいいらしいじゃねえか! くうぅ羨ましい!!」
男(相変わらず気持ち悪い話し方だけど、大事な友達なんだよな)
友「なあ? 友2」
男「え?」
友2「全くだぜ! お前は俺達もてない組だと思ってたのによ! かーやだやだ」
友3「それよりよ、合コンしねえか!?」
友4「ひょぉぉ! 分かってるぅ!!」
男「 」
-
屋上
男「こ、ここなら大丈夫か?――うわ!」
男3「うわ!! あ、ごめん大声出して」
男「あ、いえ・・・・・・あの、邪魔だったらどっか行きますけど」
男3「いや、いいよ。一人だったし」
男(なんかまともそうな人だな・・・・・・)
電波系女1「・・・・・・粒子が強いな・・・・・・今日は」
男「 」
男3「ああ、あの人は気にしないでいいよ。君が来る30分前からそこで一人ごとを言ってるだけだから」
男「そうですか・・・・・・」
男3「・・・・・・」
男「・・・・・・」
男3「・・・・・・君さ、最近何か変わったことない?」
男「!! 何か知ってるんですか!?」
-
――――
―――
――
―
男3「・・・・・・それは、怖い体験だったね・・・・・・」
男「・・・・・・はい、もう心も身体もズタボロです。本当にボロ雑巾です」
男3「経験上だけど、それは一生君に付きまとう問題だと思う」
男「そんな・・・・・・俺、ただ普通に暮らしたいだけなんですよ、うう、ヒッグ」ポロポロ
男3「分かる、凄く分かる・・・・・・でも、対処法がない訳でもない」
男「そうなんですか!? 教えて欲しいです」
男3「いいかい? あれを見てごらん。そっとだ、そっとだよ?」
電波系女1「・・・・・・風が騒がしい・・・・・・」
電波系女2「・・・・・・身体が軽いと・・・・・・それだけ、心の重みが伝わる・・・・・・」
電波系女3「・・・・・・成長なんかしてないさ・・・・・・ただ、老いただけだ・・・・・・」
男「・・・・・・あのやばい奴らですか?」
男3「ああ、あのやばい奴らだ」
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男3「見るからにやばそうだけど、ああいう奴は基本的にこっちから手を出さない限りは安全なんだ」
男「は、はあ」
男3「さっき君が会ったプリントをばら撒く連中も、追ってはこなかっただろう? つまり、極力静かに、動かず生活していればいいんだよ」
男「・・・・・・家族が増えるのはどうすればいいんですか?」
男3「それは諦めたほうがいい。仕方ないこともある・・・・・・」
男「・・・・・・」
男3「辛いだろうね、うん。分かるよ」
男「・・・・・・あの、あなたも何か問題を抱えて――」
男3「聞かないほうがいい」
男「・・・・・・そうですか・・・・・・」
男3「・・・・・・・・・・・・謎の黒タイツ、頻繁に当たる雪山コテージの招待券・・・・・・そして、誰もいなくなったんだ」ガクガク
男「・・・・・・お弁当、一つどうですか」
男3「いや、毒が入っていたら困る」
男「そうですか・・・・・・」
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オヤジ1「…キツいな。」
オヤジ2「ああ。」
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男3はミステリー世界の住人であったか……
黒タイツ無限増殖とかパニックホラーになんなぁw
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豪華客船とかも危ないよね
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サッカー場とかもやばそう
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眼鏡の小僧と遭遇したらおしまいだな
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