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ヒビキ「アニキ肌でチャンピオンを目指す」

1以下、名無しが深夜にお送りします:2017/03/07(火) 21:42:33 ID:QFWIF.VA
ワカバタウン・裏路地
短パン小僧「た…助けて欲しいでやんすぅ…」ガクガクッ

チンピラ1「何だァ?ジョウトのガキは人にぶつかったら謝罪金も払わないんかよ?」

チンピラ2「俺等三代目カントー連合の新たな新天地の門出を穢してくれてよぉ?」

コラッタ「コラァッ!」ポンッ

チンピラ1「何だクソネズミがァッ!」ゲシッ

コラッタ「コラァッ!」ズサァッ!

短パン小僧「コラッタ!」

チンピラ2「何だジョウトはトレーナーだけだでなくポケモンもザコかぁ!」

短パン小僧「ゆ…許さんでやんす、このド外道ー!」ダッ

チンピラ1「舐めんなよ、クソガキ…!」ブンッ…

短パン小僧「くっ…!」

ガシッ

短パン小僧「………へっ?」

?「エエ根性しちょるのォ、坊主」

157以下、名無しが深夜にお送りします:2017/09/05(火) 23:04:42 ID:tznIIaps
エンジュシティ

ヒビキ「やっと着いたがすっかり暗くなったのぉ」

コトネ「キミらが貴重な遺跡で暴れたりするからでしょ」

ゴロウ「もう遅いでやんすし、ジム戦は明日でやんすね」

コトネ「じゃあポケモンセンターに直行ってコトね」

ヒビキ「………そもそも何でコトネが付いて来ちょるんじゃぁ!あのパツキンねーちゃん付いて行けば良かったじゃろうに!」

コトネ「だってシロナさんに見せて貰える予定だった石碑もキミらが壊したし、アタシもエンジュシティで見たいモノがあるってコト」

ゴロウ「………コトネさん、ちょっと気になったんでやんすけど。シロナさんが言ってた事…『もう二度と弟子は取らない』って。アレって昔は弟子は居たって事でやんすよね?」

コトネ「………ゴロウくんって意外と察しがイイのね。噂だけどシロナさんには昔一人弟子が居たって話があるの」

コトネ「しかもその弟子は三年前のカントーポケモンリーグ本部のチャンピオンだって話なんだ」

ゴロウ「チャ…チャンピオン…!?」

ヒビキ「マジかそれ!?」

158以下、名無しが深夜にお送りします:2017/09/05(火) 23:26:44 ID:tznIIaps
ゴロウ「チャンピオンが弟子って…あのシロナさんって何者でやんすか?」

コトネ「気付かなかったの?ジョウトとは別の地方だけど、あの人もポケモンリーグチャンピオンよ?」

ヒビキ「あのねーちゃんが他所のシマの番長…いやスケバンじゃったんか…。確かにただの別嬪なねーちゃんだとは思わなんだが…」

ゴロウ「それで…そのカントーチャンプってどんな人でやんすか?」

コトネ「まあチャンピオンって言ってもたった半年で辞任したらしいけど、ここ最近では若年ながら最強クラスのチャンピオンだったらしいよ?」

コトネ「子供ながら煙管を吹かして赤い帽子を被り、何事も動じない不動の精神を持った、ハードボイルドなチャンピオン…」

コトネ「マサラタウンのレッド」

ヒビキ・ゴロウ「「っ!」」ハッ

コトネ「その着任していた半年間は何人もその人のの操るリザードンやライチュウ、ハッサムなどあの人のポケモンを一匹も下す事は出来なかったって」

ヒビキ「ゴロウ…もしかしてそのレッドってあのバカデカい木を一瞬で焼き尽くしたクソ強いリザードンを使ってた奴じゃなのか?」

ゴロウ「それに多分ツクシが話してたハッサム使いのチャンピオンと同一人物と考えて間違えなさそうでやんすね…」

コトネ「でもチャンピオンを辞任した後、自分の前のチャンピオンにその座を譲ったまま、行方不明。その譲られたチャンピオンもたった三か月で辞任。次の候補だった四天王大将も修行とかで行方不明」

コトネ「その間も四天王が引退したり実家に帰って人材不足だったけど、ここ三年で何とか四天王の数は揃えたみたい」

ゴロウ「ポケモンリーグも何だか大変でやんすねー」

159以下、名無しが深夜にお送りします:2017/09/05(火) 23:33:30 ID:tznIIaps
コトネ「でも四天王は揃ったけど、肝心のチャンピオンの席が空席なのよねー」

ヒビキ「何でじゃ?今の四天王で一番強い奴にやらせばエエじゃろう?」

コトネ「さーね?今の四天王がチャンピオンに着く気が無いってのもあるし、その四天王を倒せる程のトレーナーも挑戦に来てないらしいし…」

ヒビキ「………ガハハッ!じゃったら俺がその四天王をブッ倒してポケモンリーグチャンピオン…ジョウトの番長になればエエ事じゃのぉ!」

コトネ「相変わらずだねー。ま、ヒビキくんのそー言うトコ、キライじゃないけど」フフッ

ゴロウ(あり…?もしかしてコトネさんってもしかしてアニキの事…)

コトネ「じゃ、さっさと寝て、明日に備えて英気を養いなさい!」バンバンッ

ヒビキ「おぉうっ!」

160以下、名無しが深夜にお送りします:2017/09/05(火) 23:39:15 ID:tznIIaps
――――
――
ヒビキ「がぁぁあ……ぐおぉぉお……」ゲシッ

ゴロウ「イタッ…。もうアニキィ…寝相悪すぎでやんすよー」ムクッ…

ゴロウ「………何だか小便に行きたくなったでやんす…」ブルッ

ギシッ…クチュッ…クチュッ……

ゴロウ「隣の部屋…からでやんすか…?確か隣はコトネさんの部屋…」

アン…アァン…クチュッ……ア……キィ…クゥン……

ゴロウ「もしかして……アニキの名前を呼んでるでやんすか…?」チラッ

ヒビキ「ぐおぉぉお……がぁぁぁああ………」

ゴロウ「………気になるでやんす」

161以下、名無しが深夜にお送りします:2017/09/05(火) 23:48:49 ID:tznIIaps
ギィ…

ゴロウ「………」チラッ

コトネ「あぁん…うっ…………キモチ…イィ…///」クチュックチュッ

ゴロウ「コ…コトネさん…っ///ベッドの上でハダカでやんす…!」

コトネ「ちくび…スリスリするぅ…っ///あっ……き……くぅん………///」クチュッ……クチュクチュッ…

ゴロウ「アニキの名前…でやんすか…ね…?もっと耳を澄まして…」

コトネ「あぁ…///あぁぁ…るふのイセキィィイ!イクぅぅぅうん………///」ビクンッビクンッ!

ゴロウ「ずごー!」ガタンッ

コトネ「ッ!?だ…誰…!?」ガタッ

ゴロウ「な…アルフの遺跡って…!何でそうなるでやんすぁー!」

コトネ「ゴ…ゴロウくん…!?」

ゴロウ「てっきりアニキに思いがあるんだと…。まさかのアルフの遺跡って…」ガクッ

162以下、名無しが深夜にお送りします:2017/09/05(火) 23:55:33 ID:tznIIaps
ぐいっ…ぼすんっ

ゴロウ「えっ…///」

コトネ「ゴメンネー。アタシ、遺跡とか寺とか歴史的文化財に発情しちゃう変態なの…///」

ゴロウ「それは初めて会った時から感じてやした…」

コトネ「でもねー。偶には普通の男の子相手でもヤりたい時もあるんだよ…?」

コトネ「こんなふーに…」チュゥ…レロ…

ゴロウ「んっ!?んんんー///」レロォ…

コトネ「ねぇ、ゴロウくん…。もっとスゴい事………シてみる…?」ツー…

ゴロウ「うっ……あっ………///」

ゴロウ(アニキ………アニキより先に大人のオトコになっちゃうかもでやんす…)





ヒビキ「があああぅああぉ……ぐぎょおおぉぉぉ……」ポリポリ…

163以下、名無しが深夜にお送りします:2017/09/07(木) 21:43:49 ID:QABz05rg
チュンチュンチュンッ………

ヒビキ「おぉう!今日も元気にカチコみじゃぁー!」

ゴロウ「そうで…やんす…ね…」ツヤツヤ

コトネ「元気だねー、ヒビキくん」ツヤツヤ

ヒビキ「あ゛?何じゃおどれら。気の所為か二人ともツヤツヤしちょらんか?」

コトネ「えー?気の所為じゃなーい?ねえ、ゴロウくん♪」ギュッ

ゴロウ「コ…コトネのアネゴっ…///」カァー

ヒビキ「何かいつの間にか仲良くなっちょらんか、おどれら?」キョトンッ

ゴロウ「そ…そんな事よりジムに行きやしょう、アニキ!」

ヒビキ「おぉう…?」

164以下、名無しが深夜にお送りします:2017/09/07(木) 22:06:56 ID:QABz05rg
――――
――
ガチャンッ

ヒビキ「はぁー。こー言うときに番長が休みなんじゃぁ…」ガクッ

ゴロウ「まあ古い友人に会ってるんじゃしょうがないでやんすよ」

ヒビキ「と言うかコトネはどこ行ったんじゃ?」

ゴロウ「あそこでやんす」スッ

コトネ「うっひょー!正しく歴史的風習に溢れた町、エンジュシティ!あの大きい塔はスズの塔でアレはぁ…♪」ピョンピョンッ

ヒビキ「うぜぇ…」ゲンナリ

ゴロウ「オイラはカワイイと思うでやんすよ?」

ヒビキ「そうかぁ…?俺はあっちに居る舞妓さんがエエのぉ!かんなりの別嬪さんじゃ!」

舞妓さん「あら、おおきに。嬉しい事言ってくれますなぁ」タユン

ヒビキ「うほぉー。着物の上からも分かるあのでっかい乳!たまらんのぉ、ゴロウ!」

ゴロウ「アニキ、偶には尻も良い物でやんすよ?」

ヒビキ「………ゴロウ、何か雰囲気変わったのぉ」

ゴロウ「そ…そうでやんすか?」

165以下、名無しが深夜にお送りします:2017/09/07(木) 23:00:41 ID:QABz05rg
舞妓さん「お兄さん達、もし宜しかったらウチらの舞、見て行きまへんか?色々サービスしますえ?」

ヒビキ「おぉう!別嬪の舞妓さんに誘われたら断れんのぉ!カチコミも出来んし、行ってみるかゴロウ!」

コトネ「おーい!ゴロウくーん!今からアタシ焼けた塔調べに行くんだけど、一緒に行かなーい?」

ヒビキ「おいコトネェ!今からゴロウは舞妓さんを見に行くんじゃ!邪魔すんな!」クワァッ!

コトネ「邪魔なんかしてないでしょ!それに付いて行くかはゴロウくんが決めるコトじゃん!」クワァッ!

ゴロウ「………アニキ、申し訳ないでやんす」

ゴロウ「今日はアネゴに付いて行きたいでやんす…」グッ

ヒビキ「あ゛…?」ピクッ

コトネ「ホントー!?お姉さんうれしー!」ギュッ

ゴロウ「………///」カァー

ヒビキ「………そうか。おどれがそうしたいならしょうが無いのぉ」

ゴロウ「すいやせん…」

ヒビキ「………漢にはそういう時期もあるもんじゃ」

166以下、名無しが深夜にお送りします:2017/09/19(火) 12:33:03 ID:rYYm2xkc
焼けた塔

コトネ「うっひょー!焼け焦げた柱!所々空いた穴!なのに肌でも感じる神秘的な感じ!考古学者魂を滾らせるぅー!」

ゴロウ「でも焼けた塔って言う割に道は整備されてるでやんすね」

「それは焼けた塔自体がエンジュの観光名所。観光客が観て入れるようにするためさ」

コトネ「あり?アナタは確かエンジュのジムリーダーのマツバさん?」

マツバ「キミは確か一度ホウオウに事に関して訪ねて来た事があったね。確か名前はコトネちゃん?」

ゴロウ「エンジュのジムリーダー!?でも今日は友達に会う為とかでジムを空けてたんじゃ…」

ミナキ「それはこの私、マツバの心の友!ミナキの事だな!」バサァッ

マツバ「もしかしてジムを訪ねてたのかい?それはすまなかったたね。彼にここの関係者以外立ち入り禁止の所に入る為に度々呼び出される事があるんだ」

ゴロウ「何で立ち入り禁止の所なんかに…?」

コトネ「伝説のポケモン、ですか?」ニヤッ

ミナキ「っ!知っていたか…」

コトネ「この焼けた塔に伝説のポケモン、エンテイ、ライコウ、そしてスイクンが居るって話は割かし有名ですよ?でも同時に観光名所であるこの場所で誰もその三匹を捕まえた者、はっきりと見た者は居ない…」

コトネ「って事は居るとしたら一般公開しているこの一階じゃなくて、さらに地下…関係者以外立ち入り地区に居る可能性が高いってコトね」

マツバ「察しが良いな…」

167以下、名無しが深夜にお送りします:2017/09/19(火) 12:40:46 ID:rYYm2xkc
ミナキ「確かにこの奥にエンテイ、ライコウ、そして愛しのスイクンが居る…!私も何度か見たが、直ぐに逃げられたぜ…」

コトネ「やっぱりねー。今日のアタシの目的もそーなんですよ。ここで会ったのも縁ってコトで、アタシ等も入れてくれません?」ニヤッ

マツバ「悪いけどそれは…」

ミナキ「そうはさせん!スイクンをそんな野次馬根性で目で犯されるのは気に入らん!」

ゴロウ「友達利用して入り浸ってる人に言われても…」

モゾモゾッ…ポンッ!

コラッタ「コラッ!」タタタッ

ゴロウ「あっ!コラッタ!待つでやんす!」タタッ

マツバ「あっ!そっちは立ち入り禁止…!」

コトネ「あーたいへーん!ゴロウくんとコラッタうを追いかけないと―♪」タッタッ

ミナキ「コラッ!抜け駆けをするなー!」

「ッ!」コソッシュタタタタタッ!

マツバ「………?」

コトネ「………」ニヤァ

168以下、名無しが深夜にお送りします:2017/09/19(火) 12:49:44 ID:rYYm2xkc
焼けた塔・地下一階

コラッタ「コラッ…」

エンテイ「がお?」

ライコウ「がおがーお」

スイクン「わんっ…わふぅ」

コラッタ「コラッ!コラッタタ!」ピョンッピョンッ

スイクン「わふっ?」ピクッ

ゴロウ「コラッタ!やっと見つけ……た…」

スイクン「……………」ファサァッ…

コトネ「ゴロウくーん!ナーイ…ス……」

コトネ「ふつくしい…」ジュワァァァア…!

ミナキ「何度見てもふつくしい…」ボッキィーンッ!

マツバ「こんな近くでみるのは初めてだな…」

?「ッ………!?」コソッ

169以下、名無しが深夜にお送りします:2017/09/19(火) 12:57:55 ID:rYYm2xkc
エンテイ「テエエェェェェェイッ!!!」ボオォッシュバッ!

ライコウ「コオォォォォォオウッ!!!」バチバチッシュバッ!

スイクン「………」ジィ…

ゴロウ「えっ?」

スイクン「フォオオォォォォォォッ!!!」ファサァッ…シュバッ!

ミナキ「行ってしまったか…。やはりスイクンは何と勇ましく!何と雄々しく!何と水々しく!何とすばっしこい!だからこそ追い求める価値がある!」ギンギンッ!

マツバ「股間を盛り上げて言っても格好はつかないぞ、ミナキ」

コトネ「………決めた!アタシ、これからはスイクンを追いかける!」ポタッ…ポタッ…

マツバ「女の子に言う事じゃないけど、股下を濡らして言うセリフでもないよね」

ゴロウ「………コラッタ、さっきスイクン達と何か話してなかったでやんすか?」

コラッタ「コラッ!」

170以下、名無しが深夜にお送りします:2017/09/19(火) 13:04:26 ID:rYYm2xkc
?「………」コソッ

コトネ「………目的は何となく分かるけど、あのタイミングで出てきて捕まえようとしなかったのは賢明な判断ね」

コトネ「今のキミで敵う相手では無いってコトね、シルバーくん」

シルバー「………チッ」シュバッ

コトネ「それはそーと、ゴロウくん!」

ゴロウ「ん?何でやんすか?アネゴ」

コトネ「アタシ、これからスイクンを目的に調査を進めようと思うの!だから明日のヒビキくんのジム戦の後で良いから…」

コトネ「これからはアタシと旅をしない?」

ゴロウ「えっ…?」

171以下、名無しが深夜にお送りします:2017/09/19(火) 18:41:45 ID:rYYm2xkc
歌舞練場

舞妓はん「………どうも、おおきにぃ」ユラリ…ユラリ…

ヒビキ「おぉう!雅な舞じゃったぞ、コウメちゃん!他の姉妹の娘らも別嬪さんじゃのぉ!」

おじさん「なんや、自分もうその年で女の見る目があるやないか!」バンバンッ

お爺さん「どの娘でもエエから一発ツケこみたいのぉ」

舞妓はん「冗談は顔だけにしておくれやすぅ」

赤帽子「………」スクッ

ヒビキ「………おぉう、アンタか。あの時は世話になったのぉ」

赤帽子「………あの時の坊主の片割れか」

ヒビキ「アンタみたいな人でもこんな所に興味があるんじゃな」

赤帽子「………ああ、良い着物だと思ってな」

ヒビキ「ガッハッハ!着てみたいのか?」

赤帽子「さぁな?」フゥゥ

172以下、名無しが深夜にお送りします:2017/09/19(火) 18:56:17 ID:rYYm2xkc
ドォンッ!

舞妓はん「何どす!?」ビクッ

ロケット団「何だ何だ?ソープと聞いて来たが、着物の舞妓はんしか居ねーじゃねぇか。もしかしてそう言うプレイ?」

舞妓はん「ここは神聖な歌舞練場。そんな邪な理由で来たんなら、さっさといねい」

ロケット団「あ゛ぁん?舞妓はん無勢が粋がるなよ」チャキッ

舞妓はん「お兄さん、いきったらあかへんで?」チャキッ

ドゴオォンッ!

ロケット団「ぶへしっ!」ズサァッ!

舞妓はん「!」

ヒビキ「おぉう!またおどれらか!ケンカならうぇるかむだがなぁ!時と場所を考えろや、ボケェ!」クルクルッパシッ

赤帽子「ほぉ…」

ロケット団「チィッ!行け、ドガース!」ポーイッ

ドガース「ドガァー」ポンッ

舞妓はん「お兄さん、ウチらの事は気にせんと、いてこまして下さい」

ヒビキ「おぉう!許可貰ったぞ!カチこめ、アラシまる!」ポーイッ

173以下、名無しが深夜にお送りします:2017/09/19(火) 19:06:14 ID:rYYm2xkc
――――
――
ロケット団「チィッ…!覚えてろぉ!」ダッ

ヒビキ「もう忘れたわ!」

舞妓はん「お兄さん、かっこよかったわぁ。おおきにぃ」ペコッ

赤帽子「………大した暴れっぷりだな」

ヒビキ「おぉう?アンタが出てくるよりはマシじゃろ?そのボール、隠せてなかったぞ」

赤帽子「ふっ…。凄まじいな、その感覚」チャキッ

コウメ「お兄さん、お兄さん」クイッ

ヒビキ「おぉう?」

コウメ「ホンマは姉さん達には怒られるんやけど、これお礼どす」スッ

ヒビキ「何じゃ、透明じょのぉ、この鈴」チリンッ

コウメ「うち、個人的にお兄さんの事、気に入ってん。カッコ良かったでぇ、ホンマおおきに」チュッ

ヒビキ「お、おぉう…///」テレッ

赤帽子「………あの鈴、まさかな」

174以下、名無しが深夜にお送りします:2017/09/20(水) 00:46:34 ID:JCp52h86
おつ

175以下、名無しが深夜にお送りします:2017/09/20(水) 17:06:49 ID:vg4orcxo
赤帽子「………中々面白い奴だな、お前は」フゥゥ

ヒビキ「アンタも十分キャラ濃いと思うぞ、俺よりのぉ。十代半ばで煙管を吹かして、その肩書でこんな所でフラフラと」

赤帽子「………」ピクッ

赤帽子「………ボクが何処の誰か分かってるみたいな言い草だな」ギロッ

ヒビキ「………」

赤帽子「………」

ヒビキ「………やっぱ知らん」

赤帽子「………何?」

ヒビキ「人間誰しも聞かれたくない事、知られたくない事もあるじゃろ?漢はそんな野暮な事は追究せんもんじゃ」

赤帽子「………そうか」ザッ

ヒビキ「………ま、アンタとはまた何処かで会う気はするがのぉ」

赤帽子「………」フッ

176以下、名無しが深夜にお送りします:2017/09/20(水) 17:17:52 ID:vg4orcxo
――――
――
prrrrrrrr

ロケット団「………えっ!?さっきの歌舞練場が目的の場所っ!?あそこにお目当ての物があったですって!?」

ロケット団「………透明な鈴が…オウ…を呼び出す為に必要不可欠…?虹色の羽だけじゃダメ…」

ロケット団「………そんな、また戻って奪って来いって…俺さっきコテンパンにされたばっかで…」

ロケット団「………そんな滅相な!アポロ様!必ず取ってきますのでしばしお待ちを…!」ガチャッ

グイッドォンッ!

ロケット団「べふぅっ…!誰だ…!?」

赤帽子「さっきの話、詳しく聞かせてもらおうか…?」ググッ…

ロケット団「貴様はさっき歌舞練場に居た…!誰がお前なんかに…!俺は優秀な誇り高きロケット団員だ!易々と情報なんて…」

赤帽子「ほぉ…その度胸試させて貰おうか…」グイッ

ボキッ!

ロケット団「うっ……ウギャアアアァァァァァァァァ!!!骨が…!指の骨がァァァア!!!」

赤帽子「安心しろ…。指なら足を含めたらまだ19本あるぞ」グキッ

ロケット団「ギャアアアァァァァァァァァァァッッッ!!!!」

177以下、名無しが深夜にお送りします:2017/09/20(水) 17:28:04 ID:vg4orcxo
――――
――
ヒビキ「本当に綺麗な鈴じゃのぉ…」チリンチリンッ

コトネ「………じゃあゴロウくん。明日のジム戦の後にさっきの話を聞かせてね?」

ゴロウ「………はいでやんす」

ヒビキ「おぉう!お前等、用事は済んだのか」

コトネ「まーね!お陰様で今後のアタシの目的が決まったよ」

ゴロウ「………」

ヒビキ「………ゴロウ、どうかしたのか?」

ゴロウ「な、何でもないでやんす…」

ヒビキ「………」バンッ

ゴロウ「いたっ」

ヒビキ「ゴロウ。好いた惚れたに漢も女も関係ねぇんじゃ。漢の背中に惚れるのも、女の乳や尻や包容力に惚れるのもおどれの自由じゃ」

ヒビキ「おどれの信じた道を選べや」ニカッ

ゴロウ「アニキ………」

ゴロウ(この人は、こんな粗暴に見えて、人の心を読めるんでやんすかねぇ…)

178以下、名無しが深夜にお送りします:2017/09/29(金) 17:30:49 ID:j7rkonxI
翌日・エンジュジム

マツバ「昨日は留守にして申し訳なかった。俺がエンジュジムのジムリーダー、マツバだ」

ヒビキ「おぉう!気にすんな!ガチでやりあえるんならそれでエエ!」

ゴロウ「………」

コトネ「………じゃ、しっかりと見届けよっか」

マツバ「俺はある伝説のポケモンに認められたくて、常日頃から修行をしている。ジムリーダーとして言うのも何だが、修行の相手になってもらう」ポーイッ

ムウマ「ムゥ〜」ポンッ

マツバ「使用ポケモンは三体だ。さあ、キミのポケモンを見せて貰おうか」

ヒビキ「カチこめ、ムドーまる!」ポーイッ

ムドーまる「エアァー!」ポンッ

コトネ「ゴースト使いのマツバさん。正直ヒビキくんが苦手な相手だと思うんだよね…」

ゴロウ「どういう事でやんすか…?」

179以下、名無しが深夜にお送りします:2017/09/29(金) 17:42:19 ID:j7rkonxI
マツバ「ムウマ、おにび!」

ムウマ「ムゥ…!」ボボボッ!

ヒビキ「当たるか、そんなモン!ドリルくちばしじゃあっ!」

ムドーまる「エアァァ!」ギュルルルゥ!キィィィンッ!

ムウマ「ムゥッ!」ズガガガッ!

マツバ「速いな…!」

ヒビキ「どんどん行くぞォ!はがねのつばさ!」

ムドーまる「ムドォォオッ!」カチーンッキィィィンッ!

マツバ「あやしいひかり!」

ムウマ「ムゥッ…!」カッ!

ピッカーーー!

ヒビキ「眩ッ…!」

ムドーまる「エ…エアァァァァアッ!!!」ズサアァァァッ!

ゴロウ「ムドーまるが技の途中で急に落下したでやんす!」

180以下、名無しが深夜にお送りします:2017/09/29(金) 17:59:43 ID:j7rkonxI
マツバ「今度は当てるぞ、おにび!」

ムウマ「ムゥッ!」ボボボッ!

ムドーまる「エアァッッ…!」ジュゥゥ…!

ヒビキ「チィッ!立て直すんじゃ、ムドーまる!はがねのつばさ!」

ムドーまる「ムドォッ!ムドォッ!ムドォッ!」ガンッ!ガンッ!ガンッ!

ゴロウ「混乱して自分を攻撃してるでやんす!」

マツバ「今度はたたりめだ!」

ムウマ「ムムムウゥッ…!」ブワァァ……!

ムドーまる「エアアァァ…!」ガクッ…!

ヒビキ「ムドーまる!そんな攻撃、おどれなら耐えられる!ドリルくちばし!」

ムドーまる「ムドォッ…!ムドォッ…!」ガンッガンッガンッ!

パラッ…パラパラ…

コトネ「ん…?」

マツバ「無駄だよ。交代でもさせなければ混乱なんてすぐには解けない」

ヒビキ「俺のムドーまるを甘くみるんじゃないわァ!」

181以下、名無しが深夜にお送りします:2017/09/29(金) 18:07:51 ID:j7rkonxI
ムドーまる「エアッ!」キッ

マツバ「何!?」

ムドーまる「エアアァァァッ!!!」ギュルルルゥ!キイイィィィインッ!!!

ムウマ「ムマァッ…!」ズガガガッ!

マツバ「さっきより速い…!」

ゴロウ「あっ…!自分で攻撃した時に『くだけるよろい』が発動したでやんすね!」

ヒビキ「オラァッ!もう一発じゃぁ!」

ムドーまる「エ…エアアァッ…!」ジュウゥゥゥ…!

ヒビキ「何ッ…!?」

ムドーまる「ム…ムドォ…」ピクッ…ピクンッ

コトネ「火傷の追加効果で体力が切れたってコトね…」

マツバ「だが、こんなに早く混乱が解けるとは…」

ヒビキ「よぉ、頑張ったのぉ、ムドーまる」シュボンッ

182以下、名無しが深夜にお送りします:2017/09/30(土) 19:08:59 ID:Z0ligDQU
ヒビキ「次じゃ!カチこめ、アラシまる!」ポーイッ

アラシまる「マグゥッ!」ポンッ

マツバ「炎タイプ…。おにびを警戒してきたか…。あやしいひかりだ!」

ムウマ「ムマァッ!」カッ!

ヒビキ「遅ェ!あなをほるじゃ!」

アラシまる「マグゥッ!」ホリホリ

マツバ「地中に潜って光から逃れたか…。だが地面技はムウマの特性『ふゆう』で当たらないぞ。出て来たところでシャドーボールで狙い撃つぞ」

ムウマ「ムゥ…!」フワフワ…

ヒビキ「何のォ!」

ボコォッ!

アラシまる「マグゥッ!」シュバッ!

マツバ「速い…!」

ゴロウ「一瞬でムウマの上を取ったでやんす!」

コトネ「地中から出てくる瞬間、でんこうせっかで加速したんだ…。ムウマの攻撃をかわし上を取るだけの移動手段ってだけで直接攻撃する訳でもないからムウマのタイプも特性もガン無視ってコトね」

183以下、名無しが深夜にお送りします:2017/09/30(土) 19:19:42 ID:Z0ligDQU
ヒビキ「かえんぐるまぁっ!」

アラシまる「マグマグマァッ!」ボォォグルグルグルンッ!

マツバ「ムウマ!」

ムウマ「ムゥッ…!」ビリィッ!

コトネ「っ!」

ドオォォォォォンッ!!!

ムウマ「ム…ムゥ…」ピクッ…ピクンッ

マツバ「よく頑張ったな、ムウマ」

ゴロウ「一体撃破でやんす!」

コトネ「まあ無傷とはいかないけどね」

アラシまる「マグゥ…!」ビリッ…ビリビリ…

ヒビキ「流石は番長じゃのぉ。倒れる前にでんじは喰らわしよったな」ニヤッ

マツバ「さっきのエアームドと言い、マグマラシと言いキミはスピードを活かした奇襲が得意みたいだからね。スピードを封じさせてもらったよ」

ヒビキ「補助技てんこ盛りじゃな。やりにくいのぉ」

マツバ「ゴーストタイプとはそう言うトリッキーな戦いが得意なんだよ」

184以下、名無しが深夜にお送りします:2017/09/30(土) 19:33:59 ID:Z0ligDQU
マツバ「次はコイツだ!行け、ゴースト!」ポーイッ

ゴースト「ゴーースゴスゴス!」ポンッ

ヒビキ「アラシまる!かんぐるまじゃ!」

アラシまる「マグマグゥッ!」ボォォグルグルグルンッ

マツバ「ゴースト、のろいだ」

ゴースト「ゴスッ…」グサッ…

アラシまる「マグゥッ…!?」ゾクッ…

ゴロウ「自分を攻撃した!?何故でやんすか!?」

コトネ「………」

ヒビキ「構うなァ!」

アラシまる「マグゥアッ!」グルングルンッ!

ゴースト「ゴスゥッ!」ジュゥゥ…!

185以下、名無しが深夜にお送りします:2017/09/30(土) 19:46:42 ID:Z0ligDQU
ヒビキ「さらにもう一発!」

アラシまる「マグッ…!」ビリィッ…!

ヒビキ「痺れたか…!」

アラシまる「マ…マグゥゥアッ…!」ゾワゾワゾワァ…!

ヒビキ「ッ!?」

マツバ「さっきののろいと言う技は自分の体力を減らすが、相手にも一定時間ごとにそれなりのダメージを与える。火傷よりは強力だがね」

マツバ「ではもう一度喰らうと良い!あやしいひかり!」

ゴースト「ゴスゥッ!」カッ!

アラシまる「マグッ…!」クラァッ…

ゴロウ「アラシまるも混乱したでやんす!」

コトネ「麻痺の呪いに混乱ねぇ…。これは交代させるしか対処は出来ないってコトね」

ゴロウ「交代…?」

コトネ「麻痺はもうどうしようも無いけど、呪いと混乱なら交代で解けるのよ」

アラシまる「マグゥ!マグゥッ!マグゥッ!」ガンッガンッガンッ!

ヒビキ「………」

186以下、名無しが深夜にお送りします:2017/09/30(土) 19:57:55 ID:Z0ligDQU
ヒビキ「アラシまる、かえんぐるまぁ!」

アラシまる「マ…マグゥッ…!」ビリィッ…ゾワゾワァッ…!

コトネ「………何で交代させないの?状態異常の三重苦を逃れるにはそれしかないのに…」

ゴロウ「………アニキは退かないでやんすよ。それがアニキの流儀だから」

コトネ「ゴロウくん…?」

ゴロウ「アニキは逃げるような交代は絶対にしないでやんす。アラシまる達もそうでやんす」

ゴロウ「それが漢の戦い方だから」

ヒビキ「アラシまる!漢が!呪いなんぞに負けんな!混乱なんぞに心を乱すな!」ニィッ

ヒビキ「かえんぐるまじゃァッ!!!」

アラシまる「マグゥッ…!」キッ!

マツバ「何…!?動けるのか!?」

アラシまる「マグマグマグゥゥアァッッ!!!」ボオォォ!グルングルングルンンッ!

ドオオォォォォォォォォォンッ!!!

187以下、名無しが深夜にお送りします:2017/09/30(土) 20:04:45 ID:Z0ligDQU
しゅうぅぅぅぅ………

ゴースト「ゴ…ゴスゥ…」ピクッ…ピクンッ

アラシまる「マ…グゥ………」ゾワァッ…!ドサッ…

コトネ「ゴーストが先に戦闘不能になったけど、アラシまるも呪いの効果で相打ち…」

マツバ「凄いな…。あの三重状態異常を突破するとは…」シュボンッ

ヒビキ「エエ男ぶりじゃったぞ、アラシまる」

デンまる「モコォ…」ポンッ

ゴロウ「アニキ…デンまる…」

アラシまる「マ…マグゥ…」ググッ…

デンまる「モコォッ…!」グッ…!

ヒビキ「おぉうし!一気に勝ち込むぞ、デンまる!」

デンまる「モコォー!」バチバチィッ!

188以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/04(水) 17:13:12 ID:nteE1eZ2
マツバ「良い意気だ。こちらも、行くぞ!ゲンガー!」ポーイッ

ゲンガー「ゲンガー!」ポンッ

ヒビキ「デンまる、ほうでん!」

マツバ「ゲンガー、ふいうち!」

ゲンガー「ゲンッガー!」フッ…ドゴォッ!

デンまる「モコォッ!」ゴフッ…

ゴロウ「速いでやんす!」

コトネ「ふいうちは相手が攻撃してこようとする時、必ず先制出来る技」

ヒビキ「構うか!そんままヤるんじゃ!」

デンまる「モォコォー!」バチバチィッ!

ゲンガー「ゲェングァァアッ!」ビリビリィ!

ヒビキ「そんままぶち噛ませェ!」

マツバ「もう一度ふいうち!」

ゲンガー「ゲェンッ…!」フッ…

189以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/04(水) 17:20:55 ID:nteE1eZ2
ヒビキ「わたほうし!」

デンまる「モコォ!」モフモフゥ

ゲンガー「ゲェンッ!?」モフッ

マツバ「補助技か…!」

ヒビキ「オラァッ!そのまま雷パン連打じゃァッ!」

デンまる「モコォッ!モコォッ!モコォオッ!」バチバチッドゴォッ!ドゴォッ!ドゴォウッ!

ゲンガー「ゲンッ!ゲガァッ…!ゲブァッ…!」カハッ…!

コトネ「わたほうしで動きを鈍らせてすぐさまかみらりパンチのラッシュ…。相変わらずの血の気の多い戦い方ね」

マツバ「ゲンガー、影に潜れ!」

ゲンガー「ゲェンッ…」スッ…

デンまる「モコォ!?」

ヒビキ「消えよったじゃと…!?」

マツバ「ゲンガー、あやしいひかり!」

ゲンガー「ゲンガッーゲ!」カッ!

ピッカーーー!

190以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/04(水) 17:33:30 ID:nteE1eZ2
ゴロウ「また同じ手…!」

デンまる「モコォ…」クラァッ…

マツバ「卑怯と思われてもしょうがない。だがゴーストタイプ使いとしてはこれが俺の戦い方なんだ!シャドーボール!」

ゲンガー「ゲェン…ガァッ!」バシュッ!

デンまる「モコォ!」ドサァッ!

ヒビキ「デンまる、負けんな!ほうでんじゃ!」

デンまる「モコォ…!」ベチッ!

コトネ「混乱して自分を攻撃している…。さぁて、ヒビキくん。どうする…?」

マツバ「畳みかけるぞ、ゲンガー!シャドーボール、連弾!」

ゲンガー「ゲンッ!ゲンッ!ゲガァーッ!」バシュッ!バシュッ!バシュッ!

デンまる「モコォーッ!」ズサアァッ!

ヒビキ「デンまる…!」グッ…

デンまる「モコォ…!モコォ…!」ガァンッ!ガァンッ!

191以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/04(水) 17:46:35 ID:nteE1eZ2
ヒビキ「………デンまる!漢がそんなちゃっちい光なんぞで心を惑わされるな!漢が心で負ける事なんぞ、あってたまるくぁ!」

デンまる「モコォ…」ググッ…

ヒビキ「苦しいか、デンまる…!じゃったら…!」

ドゴォッ…!

デンまる「モコッ…!?」

コトネ「ッ!?ヒビキくん…!自分を殴って何を…!?」

ヒビキ「おどれらが挫けそうにになったら、俺が叩いたでも立ち上がらせてやる!おどれらの傷ついた分、俺も痛みを分け合っちゃる!それが俺がトレーナーとしての…!アニキの役目じゃ!」

ゴロウ「アニキの…役目…」

ヒビキ「俺は…!おどれら弟分達と一緒にもっと…もっと強くなるんじゃぁあっ!」

デンまる「モコッ…!」ピカーッ!

ふぉんふぉんふぉんっ……

マツバ「この光は…!」

コトネ「進化の光…」

デンまる「デンッリュゥウー!」パッパラー!

192以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/04(水) 17:52:57 ID:nteE1eZ2
ヒビキ「ガッハッハ!進化しよったな、デンまる!」

コトネ「モココがデンリュウに進化したってコト…」

デンまる「リュゥ…!」キッ

マツバ「進化して混乱も解けた、か…」

ヒビキ「デンまる、かみなり…」

マツバ「ふいうちだ!」

ゲンガー「ゲンッ…グァッ!」フッ…ドゴォッ!

デンまる「デン…リュゥ…!」グッ…

マツバ「微動だに…!」

ヒビキ「パンツィイッ!」

デンまる「デェンデンッ…リュゥウッ!」バチバチィッ!ドゴォオッ!

ゲンガー「ゲガァッ…!」ゴフッ…!

193以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/04(水) 18:05:47 ID:nteE1eZ2
マツバ「だったら…!あやしいひかりでもう一度混乱させろ!」

ゲンガー「ゲェンッ…!」カッ!

ヒビキ「………!デンまる!」ピッピッ

デンまる「デェェンッ…!リュウゥゥー!!!」カッッ!!!

ピッカアアァァーーー!!!

ゴロウ「ゲンガーの光をさらに強い光で打ち消したでやんす…!」

コトネ「デンリュウの尻尾の光は宇宙からも見えるくらい強力で、ある港街では灯台の明かりにも使われているの」

ゲンガー「ゲガァー!」クラァッ…

マツバ「ゲンガー…!影に潜って体制を…!いや、光が強すぎて影が無い…!」

デンまる「デェンッ…!」バチバチィ…!

ヒビキ「漢の拳がバチバチ光れ!勝利を掴めと輝き叫んでやがる!ガチでかみなりパンツイィッ!」

デンまる「デェェンッ…!リュウゥゥウウッッッ!!!」バチバチィイイッ!!!

ドゴオォッッッ!!!

ゲンガー「ゲンッ…グアアァァァッッッ!!!」ズサァァァ!

ゴロウ「漢の…拳…!」

194以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/04(水) 18:27:19 ID:nteE1eZ2
ゲンガー「ゲン…グハッ……」ピクッ…ピクンッ

マツバ「………何と言う事だ。力技と精神論で俺のゴースト達が倒されるとはね。やはり伝説のポケモンを目指すには姑息な技だけではダメなのかもな…」

ヒビキ「アンタ、自分ではそう言っちょるが、俺ァ別にそれでもエエと思うぞ?」

ヒビキ「人には人のやり方が…流儀があるんじゃ。その戦い方がアンタの流儀なんじゃろ?俺もおどれの流儀で戦った。それでエエじゃろ?」ニシシ

マツバ「………そうか。だったら俺も俺のやり方…流儀を貫いて修行を重ねるよ。伝説のポケモンに認めて貰えるように」

マツバ「これはキミのモノだ。このファントムバッジを受け取ってくれ」スッ

ヒビキ「おぉう!」パシッ

195以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/04(水) 18:36:22 ID:nteE1eZ2
――――
――
ゴロウ「アニキ…アネゴ…聞いてほしい事があるでやんす」

コトネ「………あの返事をしてくれるってコトね」

ヒビキ「………」

ゴロウ「申し訳ないでやんす、アニキ!今までお世話になりやした!」

ヒビキ「………そうか」

ゴロウ「………そしてこれからもこの舎弟ゴロウに漢の流儀、ご教授お願いするでやんす!」

ヒビキ「ッ!」

コトネ「………」

196以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/04(水) 18:41:21 ID:nteE1eZ2
コトネ「………そっか」

ゴロウ「アネゴ…。オイラ、アネゴの事、例え変態でもショタコンでも…」

コトネ「ごふっ…。ヒドイ言い草…」

ゴロウ「アネゴの事、大好きでやんす!女性として!」

コトネ「………うん///」

ゴロウ「正直、誘ってくれたことは嬉しかったでやんす。だけど、オイラまだ半人前だから…。アニキの教えで立派な漢になれたらその時は…!」

コトネ「分かった。その時は貰いに行くね。ゴロウくんの事。イイよね、ヒビキくん?」

ヒビキ「おぉう、好きにせぇ」

コトネ「ま、ここで別れちゃうけど、旅してたらまたどっかで会えるってコトね。その時は…」チュッ

ゴロウ「………///」

コトネ「またいっぱい可愛がってアゲルから♪」

ヒビキ「ゴロウ、コイツにはホンマに気を付けちょけよ…」

コトネ「黙れ、童貞」ドゴォッ!

197以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/04(水) 18:49:53 ID:nteE1eZ2
39番道路

シルバー「………ハァ…ハァ…」ユラ…ユラリ…

ドサッ………

シルバー「ぐ……ぐぅ………」

「………えっ?人が倒れてる?あの!大丈夫ですか!?」ユサユサッ

シルバー「ぐふっ………」

「大変…。喋れない程に弱っているんですね…」

ぐーぎゅるるるぅぅぅぅぅーーー

「……………」

シルバー「……………飯…を…」ガクッ

198以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/04(水) 18:56:15 ID:nteE1eZ2
ヒビキ 持ち物 メガジッテ ジムバッジ肆個

手持ち伍匹

マグマラシ ♂ NN アラシまる         エアームド ♂ NN ムドーまる
Lv31                          Lv29 
ひのこ   でんこうせっか             はがねのつばさ  ドリルくちばし
かえんぐるま あなをほる             フェイント     スピードスター       
 
デンリュウ  ♂ NN デンまる         ミニリュウ  ♂ NN リューまる
Lv30  もちもの デンリュウナイト       Lv20
フラッシュ かみなりパンチ           りゅうのいかり  でんじは 
ほうでん わたほうし               たつまき  しんそく

マダツボミ  ♂ NN ツボミまる
Lv34
パワーウィップ たたきつける
はたきおとす つるぎのまい

199以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/04(水) 21:45:21 ID:mtw7JVQU
応援してる

前作も、見た方がいいのかな?

200以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/04(水) 22:32:41 ID:nteE1eZ2
>>199
どうもありがとう。
前作約900レス近くもあって長いけんど、ぜひ見てくだせぇ。

201以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/04(水) 22:42:55 ID:nteE1eZ2
ヨシノシティ

娘「けほっ…けほっ…」

ブルー「どうしよう…。容体がどんどん悪化してる…」

オーキド「もう食べ物も碌に喉も通さないか…。このままでは…」

ドォンッ!

コルニ「青ちゃん!見つけた!あの薬がある場所が分かった!」

ブルー「コルにん!ホント!?」

コルニ「うん!でも数がかなり限られてて、最悪一個か二個しか現存しないかもって…」

オーキド「それでもかけるべきじゃ。それは何処にある?」

コルニ「タンバシティ…。老舗の薬屋らしいけど…」

オーキド「タンバか…。だが今はアサギの灯台も機能しておらんし、船を出してもこの時期は渦巻島の大渦が発生している筈じゃ」

コルニ「だったら空からいきます!青ちゃん、ライター貸して!」

ブルー「だったら私が…!」

コルニ「青ちゃんはこの娘に付いてあげて。アタシが全速力で取って来るから!行くよ、ライター!」ポーイッ

ライター「グオォォォォォォッ!」ポンッ

202以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/04(水) 22:48:53 ID:nteE1eZ2
アサギシティ

ゴロウ「おー!何だかコガネとは違う意味で活気のある街でやんすねー」

ヒビキ「港町らしいからのぉ。しかもここにはジムもある!さっそくカチコミじゃぁー!」

ゴロウ「はいでやんす!」

町人「あ、ジムに用があるのかい?残念だけど今はジムリーダーが留守だよ」

ヒビキ「またか!」ズゴッ

町人「そう言ってあげなさんな。ジムリーダーのミカンちゃんは灯台で病気のポケモンを付きっ切りで看病しているんだ」

ゴロウ「何だか訳ありみたいでやんすねぇ」

ヒビキ「じゃあこっちから会いに行ってみるとするかのぉ。あそこの灯台じゃな」

203以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/04(水) 22:57:18 ID:nteE1eZ2
アサギの灯台

デンリュウ「ぱるるぅ…」ゼェ…ゼェ…

ミカン「アカリちゃん…」

ヒビキ「おぉう!アンタがこの町のスケバンか?」

ミカン「貴方は…?」

ゴロウ「アニキ!このポケモン、デンまると同じデンリュウでやんす!」

アカリ「ぱるるぅ…」グッタリ

ヒビキ「………みたいじゃな」ポーイッ

デンまる「ぱるぅ…」ポンッ

ミカン「この子、何時も海を照らしていてくれたの…。でも突然ぐったりして息も絶え絶えで…」

ヒビキ「じゃからコイツの看病でジムの仕事も出来なかったんじゃな」

ミカン「あ…。もしかしてジムへの挑戦の方ですか?すいません…こんなんじゃジムリーダー失格ですね…」

ヒビキ「自分のシマの奴を守るのも立派な番長の仕事じゃ。そんな事で自分を追い詰めるなや」

ミカン「ありがとうございます…」

204以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/04(水) 23:11:34 ID:nteE1eZ2
ゴロウ「どうすればこのデンリュウは元気になるんでやんすか?」

ミカン「タンバシティ…。海の向こうの街なんですが、そこの老舗の薬屋さんにある『秘伝の薬』…。それさえあればポケモンでも人間でも元気になるって聞きました」

ミカン「でも今現存してるのがあっても一個か二個…。新しく調合するにも半年以上はかかるって…」

ヒビキ「………じゃあそれを取ってこればいいんじゃな?」

ミカン「えっ?取ってきてくれるんですが…?でももしかしたらもう無いかもしれないし…今は灯台も機能してなくて船も出せず、この時期は間にある渦巻島の大渦があって…」

ヒビキ「そんなモン、行ってみな分からんじゃろ?船が出なけりゃ、ポケモンを頼りゃあエエんじゃ!」

ゴロウ「止めても無駄でやんすよ?アニキはこー言う事はほっとけない仁義の漢なんでやんす!」

ミカン「あ、ありがとうございます…!」ペコリ

ヒビキ「デンまる、お前はここに残ってこのアカリちゃんに付いてやれや」

デンまる「ぱるるぅ!」

ヒビキ「じゃあ行くぞ、ゴロウ!」

ゴロウ「合点でやんす!」

205以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/04(水) 23:15:33 ID:nteE1eZ2
ガチャッ…

シルバー「誰か…来ていたのか…?」

ミカン「シルバーさん!」

シルバー「頼まれていた食料と熱冷ましだ…」ドサッ

ミカン「すいません、態々…」

シルバー「お前には行き倒れていた所を助けてもらった恩がある。これくらい当然だ」

206以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/04(水) 23:20:46 ID:nteE1eZ2
数日前・アサギシティ

シルバー「っ…くっ…。っ!」ガバッ

ミカン「あっ、目が覚めました?」

シルバー「お前は…?うっ…」グゥゥギュルルルルゥゥウ…

ミカン「ふふっ。その感じだったら数日何も食べてないみたいですね。病気の子用に作って置いたお粥ですが、どうぞ」コトッ

シルバー「……………うまい」ズズッ…

ミカン「良かった。私、ミカンって言います。もし宜しかったらお名前を伺っても…?」

シルバー「………シルバーだ」

ミカン「まあ。なんて鋼タイプらしいお名前。何だかセンチメンタルな運命を感じますね」

シルバー「………?」

207以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/04(水) 23:27:02 ID:nteE1eZ2
オーダイル「オダァ…」

ニューラ「ニュラァ…」

イワーク「イワァ…」

シルバー「お前達…」

ミカン「この子達、貴方が起きるのをずっと寝ずに待ってたんですよ」

シルバー「お前達…。バトルであんな扱いをしていたのにこんな俺を…」

ミカン「ふふっ。ポケモンに愛されてるんですね」

シルバー「俺が…ポケモンに…?」

ミカン「確かにバトルには戦略の為に傷つけてしまう事もあるかもしれません。でもポケモンが何故それでも従ってくれるか分かります?」

ミカン「ポケモン達も貴方の事が大好きなんですよ」ニコッ

シルバー「……………」

208以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/04(水) 23:32:50 ID:nteE1eZ2
――――
――
ミカン「そんな話もしましたね…」

デンまる「ぱるぅ!?」

シルバー「………と言うかデンリュウが増えてないか?」

ミカン「あ、さっきジムに挑戦に来られた方がアカリちゃんの為に置いてってくれたんです」

シルバー「………それより、さっきチラっと聞こえて来た話は本当か?タンバシティにある『秘伝の薬』があればデンリュウの病気が治ると」

ミカン「聞こえてたんですか?」

シルバー「何故それを先に言わない!俺に言えば取ってこれただろう!」

ミカン「でもシルバーさんはつい此間まで空腹で寝込んでましたし、病み上がりに無理をさせるのも…。それに渦巻島が…」

シルバー「そんな道理、俺の無理でこじ開ける」ザッ

ミカン「シルバーさん!」

シルバー「何より借りを作ってばかりでは俺の気が収まらん!」

209以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/04(水) 23:42:17 ID:nteE1eZ2
同時刻・アサギシティのとある民家

少年「ゲホッ…コホッ…」ゼェ…ゼェ…

母親「どうしましょう…このままではこの子が…!」

ドォン!

父親「今戻った。ユウキはまだ無事か?」

母親「アナタ!今まで何処に行ってたの!?」

父親「情報収集だ。ユウキの病気を治す手立てが見つかった」

母親「っ!本当っ!?」

父親「灯台下暗しと言う事か…。案外近くに希望があった。アサギの海の向こう、タンバシティの『秘伝の薬』だ」

母親「案外近くって言っても…!今灯台が機能してなくて船も出てない状況でタンバへ行くって…!それにこの時期の渦巻島には大渦が…!」

父親「船が無い?ならば私が泳いでいくまでだ!」ダッ!

母親「アナター!」

210以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/04(水) 23:51:59 ID:nteE1eZ2
同時刻・アサギシティの港

ゴロウ「アニキ…舟が無いからポケモンを頼るって…。アニキに海越えれるポケモンいたでやんすか?

ヒビキ「俺にはリューまるがおる!図鑑を見るにはなみのりを覚えるらしいぞ!」

リューまる「りゅー!」チョコーンッ

ゴロウ「このリューまるでやんすか…?」ジトォ

ヒビキ「………図鑑じゃミニリュウは2メートルはあるって話なんじゃがなぁ…」

ゴロウ「まだ卵から産まれた子供でやんすからね」

ヒビキ「どうしたもんじゃのぉ…。ん?」

ツンツン頭「Hey!アローラ!そこのビキニのおねーさん?アローラ帰りのエクセレントな俺と一緒に楽しい事しよーZE?」ウネウネ

ビキニのお姉さん「いやーん!一昨日来なさーい♪」パッシーンッ!タユンッ

ツンツン頭「アウチッ!フッ…ナイスボイン…!」グッ

ヒビキ「何じゃ、あのツンツン頭…」

ゴロウ「さあ…。ナンパ、でやんすかね…」

211以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/04(水) 23:59:56 ID:nteE1eZ2
ツンツン頭「ったく。この街じゃ収穫無しか…。じゃあ次はタンバシティでナンパするか…」

ヒビキ「っ…!?タンバシティじゃと!?」

ゴロウ「海を渡れるんでやんすか!?」

ツンツン頭「おっ!?何だお前等?いきなり現れて…」

ヒビキ「おいツンツン頭の兄ちゃん!さっきタンバシティに行くって言ったな!?」

ゴロウ「船が出てないのにどうやって海を渡るんでやんすか!?」

ツンツン頭「船が無い?ノープロブレムだZE!俺にはコイツが居る!」ポーイッ

カメックス「ガァァァアメェェッ!」ポンッ

ヒビキ「ッ!?」ゾクッ…!

ゴロウ「強そうなカメックスでやんすねぇ」

ツンツン頭「だろ?つい此間もコイツで遠くのアローラ地方に渡ったんだZE?凄いだろ?」ウネウネ

ヒビキ「………凄いってレベルじゃんぇのぉ…。アンタ、何者じゃ?」

グリーン「俺か?俺の名はグリーン!マサラの伊達男、そしてトキワのイケメンジムリーダーのグリーン様だZE!」キラーンッ

212以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/09(月) 22:28:05 ID:BJyawe8w
ゴロウ「ジ、ジムリーダー!?でもトキワって事はジョウトの人じゃないでやんすね」

グリーン「オフオース!俺はカントーのジムリーダーだZE!」

ヒビキ「そうか、ツンツン頭の兄ちゃん」

グリーン「俺、さっき名乗ったよな。結局ツンツン頭なんだな」

ヒビキ「頼む!俺達も一緒にタンバに連れてってくれや!」ガバッ

ゴロウ「アニキが人に頭を下げた!?」

グリーン「………どうやら訳ありみたいだが、俺のマネーはレディーか俺の認めた奴しか乗せない主義なんだYO」

ヒビキ「ダメじゃと言われても俺達にゃ渡らないかん訳があるんじゃ。どうしてもと言うなら、バトルしてでも乗せてもらうぞ!」チャキッ

グリーン「ヘッ…。何だかそのクソ生意気な口ぶりと真っ直ぐな眼を見てると思い出すじゃねェかYO…。三年前、突然居なくなったアイツをYO…」ウネウネ…

ゴロウ「三年前…?」

グリーン「だったらYO!カモンッ!マスキオ!」ポーイッ

マスキオ「ニィドォキィィイングッ!」ポンッ

グリーン「俺を認めさせてみろYO!BADBOY!」

213以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/09(月) 22:40:38 ID:BJyawe8w
ヒビキ「ニドキング…。話が分かるじゃねぇか、ツンツンの兄ちゃん!カチこめ!アラシまる!」ポーイッ

アラシまる「マァグゥ!」ポンッ

グリーン「先手はやるZE!BADBOY!」

ヒビキ「おぉう!アラシまる、ひのこじゃ!」

アラシまる「マグゥッ!」ボボボッ!

マスキオ「ニド…」ジュッ…

グリーン「ハッ!ほのおのパンチ!」

マスキオ「ニィ…ドォッ!」ボホボ゙ッ…ドゴォオッ!!!

アラシまる「マグゥウ…!」ゴフッ…!

ゴロウ「炎タイプのアラシまるが炎技で押し負けたでやんす!?」

ヒビキ「あのカメックスもじゃが、そのニドキングもヤバイレベルじゃのぉ!でんこうせっかで回りこめェ!」

アラシまる「マグゥッ!」シュバババッ!ドォンッ!

マスキオ「ニドッ…!」ズキッ…

グリーン「中々速いじゃねェかYO!」

214以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/09(月) 22:55:05 ID:BJyawe8w
ヒビキ「続けて行くぞ!かえんぐるまじゃ!」

アラシまる「マグゥ…マァッ!」ボォォグルグルグルンッ!

グリーン「マスキオ、回れ!」

マスキオ「ニッドォッ!」グルグルッザシュッ!

アラシまる「マグッ…!」グサッ…ドクドク…!

ゴロウ「何でアラシまるが毒状態に…!?」

ヒビキ「躱された…!と言うかトゲが掠ったのか…!?」

グリーン「回転で衝撃を外に受け流し、尚且つニドキングの『どくのとげ』に触れさせる回数を増やす意味もあるんだZE!そのままにどげり!」

マスキオ「ニッドォ!ニッドォ!」ゲシッゲシッ!

アラシまる「マグゥア!」ズサアァッ!

ヒビキ「スゲェな…!アンタ!あなをほる!」ワクワク

アラシまる「マグマグ…!」ホリホリ…

グリーン「………OBAKAめ」フッ

ゴロウ「えっ…?」

215以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/09(月) 23:20:30 ID:BJyawe8w
グリーン「マスキオ!じしん!」

マスキオ「ニィィイッドオォォォォオオオッッッ!!!」ドゴォォォッ!!!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!

アラシまる「マグゥアアアッッッ!」ドガァッ!!!

グリーン「じしんはな、相手が地中に居てもダメージを当たら得るんだZE!しかもその威力は通常の二倍だZE!」

ゴロウ「アラシまるが…アニキが手も足も出ないなんて…」

ヒビキ「強い…強いのぉ…!多分今まで俺の戦った中で一番強いな、ツンツンの兄ちゃん!」

グリーン「YO!そいつは嬉しい事言ってくれるじゃねェかYO!」

ヒビキ「じゃが俺等もそんあ強い奴と戦えると、こうワクワクするのぉ!なあ、アラシまる!」

アラシまる「マ…マグゥッ!」ボォォオッ!

グリーン「ッ!Oh…!まさかアレを喰らってまだ立ち上がるのか…!」

ヒビキ「まだじゃ!ここで立ち止まらなかったら、俺等はまだまだ強くなるぞ、アラシまる!」

アラシまる「マァグゥゥウウウウッッッ!!!」ピカーッ

ふぉんふぉんふぉんっ……

アラシまる「バックフウゥゥゥゥンッッッ!!!」パッパラー

216以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/09(月) 23:29:00 ID:BJyawe8w
ゴロウ「アラシまるが…進化したでやんす!」

ヒビキ「バクフーン…!ごっつくなったのぉ、アラシまる!」

アラシまる「バクゥッ!」ボォォオッ!

ヒビキ「じゃあ仕切り直すぞ、ツンツンの兄ちゃん!でんこうせっか!」

アラシまる「バクゥゥッ!」シュンッ…!

グリーン「ッ…!マスキオ、ガードだ!」

マスキオ「ニッドォ…!」グググッ…!

ヒビキ「もう一発!」

アラシまる「バッック…フウゥゥゥゥンッッッ!」ボボボッ…!シュババッ!

ゴロウ「でんこうせっかが燃えたでやんす!」

グリーン「ニトロチャージか…!」

マスキオ「ニ…ニドォオ…!」ジュゥゥ…!

グリーン(コイツ、かなり速いな!確かバクフーンの種族値はリザードンと同じだった筈…。コイツ、素早さのポテンシャルだけなら『アイツのリザードン』より上かもな…!)

217以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/09(月) 23:35:19 ID:BJyawe8w
アラシまる「バック!バック!バックフーンッ!」ボボボッ…シュバババ!

マスキオ「ニドォ…!」ググッ…!

ゴロウ「速い!速いでやんす!スピードならアラシまるも全然負けてないでやんす!」

アラシまる「バクゥ…!」ドクドク…!

グリーン「ッ!にどげり!」

ヒビキ「あなをほる!」

アラシまる「バクゥゥ…!」ホリホリホリ…!

グリーン「BAKAの一つ覚え…!」

ゴゴゴゴ…!

グリーン「間に合わねぇ…!」

ボコォォッ!

マスキオ「ニドォオッ!」ドガァッ!

218以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/09(月) 23:44:53 ID:BJyawe8w
ヒビキ「このまま勝ち込むぞ、アラシまる!かえんぐるまぁ!」

アラシまる「バクバクバァァクッ!!!」ボォォグルグルグルンッ!!!

ゴオオォォォッッ!!!

ゴロウ「ニトロチャージで加速したかえんぐるま!このスピードなら!」

グリーン「上等だZE、BADBOY!10万ボルトォオッ!」

マスキオ「ニィドォキィィイングッ!!!」バチバチィイイッ!!!

ドガガガアァァッッ!!!

アラシまる「バクゥアァッ!」ビリビリビリィ!

ヒビキ「アイツ…!アラシまるが突っ込んでいく手前に照準しやがった…!」

グリーン「中々楽しめたZE、BADBOY…!だがこれでジ・エンドだ!」

マスキオ「ニドォ…!」ガシッ!

アラシまる「バクゥ…!」ググッ…

グリーン「大地の奥義、喰らいナアァッ!」

マスキオ「ニィィドオォォオッ!!!」ドゴオォォォッ!!!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!

219以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/09(月) 23:52:43 ID:BJyawe8w
――――
――
ヒビキ「………ガッハッハッハ!やっぱり世界は広いのぉ!シルバー以外にもこんなにクソ強い奴がこんなにも居るわ!」

グリーン「凄いな、お前。負けてもそんなに笑えるなんてYO」

ゴロウ「アニキ…でも、どうしやす?タンバに行く方法…」

ヒビキ「どぉしたもんじゃのぉ…」

グリーン「オラ、お前等さっさち支度しろ」ドンッ

ヒビキ「おぉう…?俺は負けたぞ?エエんか?」

グリーン「最初に言ったろ?マネーにはレディーか俺の認めた奴しか乗せないってYO」

グリーン「別にマスキオを倒せとは言って無いZE?」

ヒビキ「おぉ…!恩にきるぞ、ツンツンの兄ちゃん!」

ゴロウ「ありがとうでやんす!」ペコリッ

グリーン「もう、ツンツンにはツッコまねェぞ…」

マスキオ「ニドォ…」

グリーン「お、マスキオ…。お前もこのクソガキを見て、ご主人様を思い出したか?」

グリーン「………俺もだよ」フッ

220以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/10(火) 18:15:56 ID:LEJCcXEI
41番水道

ゴロウ「………中々狭いでやんすね」ギュゥギュゥ

グリーン「いくら俺のマネーの甲羅がBIGだからって三人なんだから仕方ないだろ」

ヒビキ「それはそうと、ツンツンの兄ちゃん。アンタのニドキング、技のデパートリーが凄かったのぉ。4つの技全部違うタイプの技じゃった」

グリーン「ニドキングってのは種族値自体はそんなに高くないが、技の豊富さが売りなんだZE。でもどんなポケモンでも相性補完はしっかりしないとな」

ヒビキ「相性補完じゃと?」

グリーン「お前のバクフーンだったら炎タイプだから弱点である岩タイプや水タイプに対する決定打が欲しいな。岩にはあなをほるがあるから、電気技が欲しいところだZE」

グリーン「お前のバクフーン、スピードに関しちゃピカイチだからな。勿体ないZE?」

ヒビキ「ほぉー。成程のぉ…」

ザパアァァンッ!ザパアァァァンッ!

ゴロウ「グリーンさん…何だか海が変でやんすよ?」

ビュオオォォォォオオオオ!!!

ヒビキ「風も出てきよった…。コイツは時化るぞ…」

グリーン「………御出ましだな」

221以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/10(火) 18:30:54 ID:LEJCcXEI
ゴオオオオオォォォォォォォォオオオオオオッッッ!!!

ゴロウ「で…デカいでやんす…!これが噂の渦巻島の大渦…!」

ザアアアァァァァァァァァァァァ…!!!

ヒビキ「空も荒れて来た…。コイツは時化るのぉ…」

ゴロウ「グリーンさん…。この大渦をどうにかして突破する方法があるんでやんすよね…?」

グリーン「ハッ!俺様を誰だと思ってる?伊達にアローラに渡っちゃいないZE!」キラーンッ

ヒビキ「腕輪…?それに何じゃ、その青い水晶は」

グリーン「普通の渦潮なら普通の水タイプのうずしおで打ち消せるが、この大渦にはコイツでこの大渦を打ち消すのSA!」

グリーン「行くZE、マネー!俺達の全…りょ………」

ゴロウ「ど…どうしたんでやんすか…?」

グリーン「………悪ィ。俺等がマネーに乗ってたら死ぬわ」

222以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/10(火) 18:33:47 ID:LEJCcXEI
ヒビキ「何じゃと!?」

ゴオオオオオォォォォォォォォオオオオオオッッッ!!!

マネー「ガ…ガメェェ…!」グググッ…!

グリーン「ガンバレ、マネー!踏ん張るんだ!」

ゴロウ「ダメでやんす!このままじゃ大渦に呑まれるでやんす!」

ヒビキ「うおおおぉぉぉぉぉ!」

ドッパアアアァァァァァァァァァァァァンンンッッ!!!





?「………………」ギランッ

223以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/10(火) 18:39:18 ID:LEJCcXEI
同時刻・渦巻島付近

ゴオオオオオォォォォォォォォオオオオオオッッッ!!!

オーダイル「オ…ダァァ!」

シルバー「チィ…!何て大渦だ…!このままでは…!」

バッシャバッシャ!

シルバー「何だ…?この大渦の中に何か居るのか?いや…ポケモンでもこの大渦の中では…!」

父親「噴!覇ァ!勢ィ!中々の渦潮だ…!だがこれくらいなら渡れる…!」バシャバシャ

ゴオオオオオォォォォォォォォオオオオオオッッッ!!!

シルバー「くっ…!変な事に気を取られ過ぎた…!オーダイル!」

オーダイル「オダァ…!」

シルバー「しまっ…!」

ザッパアアアアァァァァァァンンンッッッ!!!

224以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/10(火) 18:45:57 ID:LEJCcXEI
41番水道・上空

ザアアアァァァァァァァァァァァ…!!!ビュオオォォォォオオオオ!!!

ライター「グオォォ…!」バッサバッサァッ!

コルニ「凄い雨と風…!それに竜巻…!」

ゴオオオオオォォォォォォォォオオオオオオッッッ!!!

コルニ「海の上には大きな渦潮…!コレは空の上でもかなり危ないね…」

コルニ「だったら…!雲の上まで行くよ、ライター!」チャキッ

ライター「グルゥ…!」コクンッ

コルニ「命、爆発!メガシンカァッ!」シャキーンッ

ピッカァァァァァンッ!

ライター「メガッ!グオォォォォォォッッッ!ワァァァァイッッ!!!」パッパラー

ギュオォォォォォォォッッ………ボンッ!

コルニ「うん。やっぱり雲の上なら安心だね」

225以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/10(火) 20:03:26 ID:LEJCcXEI
――――
――
ヒビキ「………ん、んん…。ここは…何処じゃ?」ハッ

ゴロウ「アニキ!目が覚めたでやんすね!」

グリーン「恐らく、渦巻島…だろうな…」

ゴロウ「運よく流れ着いたんでやんすね…。死ぬかと思ったでやんす…」ゲンナリ

ヒビキ「おぉう!なんやかんや生きてたな!」

シュタッ

シルバー「………そうか。やはり渦巻島か」

ヒビキ「おどれぁ!シルバァ!何でこんな所に居るんじゃ!」

シルバー「お前達には関係ない」プイッ

ゴロウ「その濡れてる感じから大渦に巻き込まれたんでやんすね」

シルバー「………」

226以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/10(火) 20:13:27 ID:LEJCcXEI
「お前達!こんな所で何を…ってお前!」

ヒビキ「あ…!おどれぁ!」

グリーン「おぉ!ムチムチでピチピチスーツのお姉さん!たまんねぇ!」ハナヂー

ゴロウ「イブキ姐さん!何でこんな所に…!」

イブキ「ここはワタル兄様がよく修行で使っていたんだ。今回は特別に兄様の許可を得て時化の前に修行に来ていたんだ」

ヒビキ「こんな辺鄙な所でご苦労な事じゃのぉ」

イブキ「その辺鄙な所に貴様は何をしているかと聞いてるのよ。大方あの時化と大渦に巻き込まれたんだろうがな」

ヒビキ「う…うるさいわ!おどれこそ修行とか言って、ちゃんとポケモン育てちょるのかぁ?」

イブキ「何?貴様こそちゃんとあのミニリュウをちゃんと育てているのか?」

ヒビキ「煩いわ!じゃったらここで勝負すっか?ピッチリスーツ!」ズイッ

イブキ「良いだろう!私はあの後、別にミニリュウのタマゴを兄様から頂いた!」ズイッ

ヒビキ「上等じゃあ!」クワァッ!

グリーン「ナニコレ、痴話喧嘩?」

ゴロウ「やっぱり仲良しでやんすねー」

227以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/10(火) 20:25:58 ID:LEJCcXEI
シルバー「おい、ムッチリマント」

イブキ「誰だ、貴様。と言うかムッチリだ!」

シルバー「そいつとは前に二度もバトルを中断させられた。そいつと戦うのは俺が先だ」

イブキ「そんなのは知らん!私もコイツとはちゃんとバトルしてないんだ!だから私が先だ!」

ヒビキ「じゃったら全員まとめてかかってこやぁ!」

ゴロウ「アニキィ!今は急いでるんでやんすよ!ここはこらえて下さいでやんす!」

グリーン「パンツボーイの言う通りだZE。まずはこの島から出る方法を考えようや」

ヒビキ「そうじゃった…」

シルバー「………俺も急ぎの用の途中だった」

グリーン「それでピッチリムチムチちゃん。この島から出る方法はあるか?この島には他に人は?」

イブキ「流石にこの時化と大渦が治まるまで出るのは無理だ。だが人か…そう言えば私以外に…黒い服の連中が…」

ヒビキ「黒い服の…」ピクッ

シルバー「連中だと…?」ピクッ

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ………!!!

228以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/10(火) 20:42:47 ID:LEJCcXEI
ゴロウ「な…何でやんすか!?」この地響きは…!」

グリーン「地響き…?違うZE、こりゃぁ…」

「………………」ギランッ

ヒビキ「デカいな…」

シルバー「そこの滝から出てくるぞ!」

バッシャアアアァァァァァァァァンッッッ!!!

ルギア「ギャアアーーーーースッッッ!!!」

ヒビキ「こ、コイツは…!」ゾクッ

シルバー「銀翼の翼…!」トクンッ

グリーン「オイオイオイ…!本物か…?」

イブキ「海の神…ルギア…!」

ルギア「ルギィァア…!」ギロォ!

ゴロウ「何か…怒ってないでやんすか…?」

229以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/10(火) 20:51:35 ID:ToX4kBhA
わかったからsageろや。邪魔でしゃあないわ。

230以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/10(火) 20:51:55 ID:LEJCcXEI
ルギア「ギャアアアァアァァァァスッッ!!!」ギュオォォォォッ!!!

ドパッアアアァァァアッァァンッッッ!!!

ゴロウ「うわぁー!攻撃して来たでやんす!」

ヒビキ「おぉい!ピッチリスーツ!おどれぁ、修行とかぬかしてコイツを怒らせる事したんじゃねぇのか!?」

イブキ「そんな訳あるか!この島にルギアが居るというのは聞いてたが、兄様に細心の注意を払う様に言われていた!」

グリーン「んな痴話喧嘩はともかく、奴さんはお構いなしだZE?」

シルバー「チィッ…!オーダイル!」ポーイッ

オーダイル「オダァァイッ!」ポンッ

シルバー「れいとうパンチだ!」

オーダイル「オォ…ダァァイッ!」ピキピキ…!

ルギア「ルギィアアッッ!」バァァサッ!バァァァサッ!

ビュオオォォォォオオオオ!!!

オーダイル「オダァァ!」ドオォンッ!

ゴロウ「羽ばたきだけで…!」

グリーン「ルギアの羽ばたき一つで海を荒れさせるらしいからな…!流石は伝説のポケモンだZE!」ピッピッ

231以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/10(火) 21:07:31 ID:LEJCcXEI
イブキ「向こうに攻撃の意思があるなら、こっちだって!ハクリュー!」ポーイッ

ハクリュー「ハクゥ!」ポンッ

イブキ「りゅうのはどう!」

ハクリュー「ハクゥウ…!」ギュオォォ…!

ルギア「ギャアアアァアァァァァスッッ!!!」ギュオォォォォッ!!!

ドオォォォォォォォォオォンッ!!!

ハクリュー「リュウゥゥッ!」ドガァッ!

イブキ「ハクリュー!」ガバッ

ヒビキ「ッ!イブキッ!」ガバッ!

バッシャアァァァンッ!

ゴロウ「アニキ!姐さん!」

グリーン「オイ、避けろ!もう一発エアロブラストが来るぞ!」

ドッパッアアアァァァアッァァンッッッ!!!

232以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/10(火) 21:16:58 ID:LEJCcXEI
ゴポポポポ…

ハクリュー「ハクゥ…」グタァ

イブキ「うっぐぅ…!」ギュッ

イブキ(ッ!マズイ…!足がつっ…て…!)ズキンッ

イブキ「がはっ…」ゴポォ…

ヒビキ「………………」スーー

ヒビキ(全く…世話の焼けるのぉ…)

ゴオオォォォォォォォォ!!!

ヒビキ(な…!水の流れが…!)

ぎゅっ…

イブキ「………」グタァ…

ヒビキ(チクショオォ……!)

233以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/10(火) 21:18:12 ID:LEJCcXEI
アレ、これ書き手の俺がsageる必要あるの?
まあ俺のssが目障りとかそう言う理由ならごめんな。

234以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/10(火) 23:12:26 ID:ToX4kBhA
sage

235以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/10(火) 23:34:26 ID:LEJCcXEI
ゴロウ「アニキ達が…上がってこない…!」フルフル…

ルギア「ギャオォォオオッ!!!」ゴオォォッ!!!

グリーン「ドラゴンダイブだ!気を付けろ!」

ゴロウ「ッ!」

シルバー「イワーク!」ポーイッ

ドオォォォンッ!

イワーク「イワァァ…」ドォンッ…!

グリーン「赤髪BOY、無茶すんな!だがよくやったZE!ハイドロポンプ!」

マネー「ガアァァァメェッ!」バッシャアァァァッ!

ルギア「ルギャアァ…!」ググッ…!

グリーン「流石に特防が高いな…」チッ

ゴロウ「あ…ありがとうでやんす…」

シルバー「戦う意思が無かったら邪魔だ」シュボンッ

ゴロウ「そんな事は…!でもアニキ達が…」

シルバー「………お前の信じるアイツはこの程度で死ぬ漢なのか?」

236以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/10(火) 23:47:50 ID:LEJCcXEI
ゴロウ「えっ…?」

シルバー「まあこの程度でくたばる漢なら一度でもアイツとバトルしたいと思った俺がバカだっただけだがな」フイッ

ゴロウ「アニキは…!この程度なんかでくたばる漢じゃない!アニキは不屈の漢でやんす!」グッ

シルバー「ふっ…。まあ仮にあいつらが戻ってきても、半分も勝機があるか分からんがな」

グリーン「OK。半分もあるんだったら俺は大穴狙いでその半分に勝利の星に賭けるZE!」チャリーンッ

ゴロウ「コイン…?」

シルバー「口からはエアロブラスト。あの大きな銀翼の翼からは暴風クラスのただの羽ばたき。あの巨体からのドラゴンダイブ。どう攻略するつもりだ?」

グリーン「まあ見てな…」パシッ

グリーン「バトルは勝つか負けるか表裏一体!俺が賭けるは勝利の星ィッ!」

グリーン「命、豪熱!メガシンカァッ!」チャリーンッ!

ピッカァァァァァンッ!

マネー「メガッ!カアァァメエェェェクスッッ!!!」パッパラー

237以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/10(火) 23:49:12 ID:ToX4kBhA
うっざ

238以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/10(火) 23:59:33 ID:LEJCcXEI
――――
――
ヒビキ「………んっ俺は…生きちょるのか?」

リューまる「りゅー」

ヒビキ「リューまる…。そうか、おどれが助けてくれたんじゃな。有り難うよ」ナデ

イブキ「んっ……」グタァ…

ヒビキ「コイツもちゃんと無事か…」ホッ

ヒビキ「ゴロウの奴らも、ちゃんと無事じゃろうか…。じゃがコイツが起きるまで無闇に動き回れん…」ビチョォ…

ヒビキ「全くさっさと服を乾かさにゃ、二人とも風邪ひくな」ヌギッ

ヒビキ「………」

イブキ「あっ……ん…」ピチッ…ムチッ…

ヒビキ「………あ゛あー!何でコイツはこんなピッチリスーツを着ちょるんじゃ!水で張り付いてさらにピッチリになっちょるじゃろぉが!」

ヒビキ「チィッ…///」ムクッ…

239以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/11(水) 00:16:34 ID:VND0cwsA
―――――
――
イブキ「んっ……私は…」ムクッ

ヒビキ「………おぉう、起きたか」

イブキ「………?おい、お前。何で後ろ向いているんだ?」

ヒビキ「………エエじゃろ、別に」

イブキ「…そうか?…………ってエエェェェッ!?何で私が裸になっているんだ///」

ヒビキ「しょうがないじゃろ、濡れたままあんなピッチリスーツを着てたら風邪ひくぞ」ファサア…

イブキ「これ、お前の上着じゃ…」

ヒビキ「お前のマント、あの流れでどっか行ったんじゃ。小さいじゃろうがそれで勘弁してくれや」

イブキ「あ…ああ///」

ヒビキ「元のピッチリスーツはアラシまるに乾かしてもらっちょる。乾いたらすぐに来てゴロウ達の元に戻るぞ」

イブキ「そうか…。早く乾かしてくれ…///」キュゥ…

ヒビキ「………///」ギンギン…

240以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/11(水) 00:27:24 ID:VND0cwsA
ヒビキ「………正直見直した」

イブキ「何がだ?」

ヒビキ「身を挺して手持ちを庇った事じゃ。てっきり凶暴で煩いだけで女じゃと思ちょったわ」

イブキ「誰が凶暴だ!」バッ

ヒビキ「ど阿呆!こっち向くなっ///」

イブキ「ッ///私のポケモンは大事な家族の様なものだ。ドラゴンだろうと、フェアリーだろうと」ポーイッ

トゲチック「チョッゲチイィィィィィイイイイ!!!」ポンッ

リューまる「りゅー?」

イブキ「ふふっ。何だ、お前まだミニリュウを進化させてなかったのか?」フフンッ

ヒビキ「………声だけでも勝ち誇ったようなムカツク顔をしてるのが想像つくのぉ」ムカッ

ヒビキ「もおボチボチ服も乾いたじゃろう。さっさと着替えてゴロウ達のもとに戻るぞ」スッ

イブキ「言われなくても…だ………」

ヒビキ「あ゛ん?」ムキッ…

イブキ(コイツ…子供の癖して割と筋肉が付いてるんだな…)

241以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/11(水) 14:51:36 ID:62oyOMwE
ワイは期待しとるで
頑張ってな

242以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/11(水) 23:00:01 ID:VND0cwsA
ゴロウ「グリーンさんのカメックスが…進化した!でも何だか普通の進化とは違う様な…」

シルバー「噂に聞いた事はあるが…それがメガシンカか…。バトル中にだけ起こる進化を超えた進化…」

グリーン「そう、これが俺の最強。メガカメックスだZE!」

マネー「ガァアアメエェェッ!!!」ズンッ

ルギア「ギャアオォォォスッ!!!」ゴオォォッ!!!

グリーン「手甲で受け流せ!」

マネー「ガメメェェエッ!」ガキィインッ!

シルバー「あの巨体でのドラゴンダイブを…!」

グリーン「さぁて…ここで秘策と行きたいが…。上手い事、アイツにエアロブラストを撃たせたいんだが…」

ゴロウ「………その役目、オイラとコラッタに任せてほしいでやんす!」ポーイッ

コラッタ「コラッ!」ポンッ

グリーン「大丈夫か、パンツBOY。無理にやらなくても…」

ゴロウ「オイラだってこの旅でただただアニキの後ろに付いて来た訳じゃないでやんす!オイラだってバトルの修業をしてきたでやんす!」

シルバー「………ならばやってみろ、坊主」

ゴロウ「言われなくてもでやんす!」

243以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/11(水) 23:25:51 ID:VND0cwsA
ゴロウ「コラッタ、でんこうせっか!」

コラッタ「コラッ!」シュバッ

ルギア「ルギ」ペチッ

コラッタ「コラァッ!」ドサッ

グリーン「オイオイ!相手にされてないZE!」

ゴロウ「だったら…!いかりのまえば!」

コラッタ「コラァッ…タアァッ!」ムキー!ガブリンチョッ!

ルギア「ルギャアァ…!」ヒリヒリ…

シルバー「いかりのまえば…!これならレベル差も関係なく大ダメージを与えられる…!」

ルギア「ルギィイアッ!」ギロォ!

ゴオォォォォッッ!!!

ゴロウ「でんこうせっかで躱すでやんす!」

コラッタ「コラァッ!」シュババッ!

グリーン「的が小さすぎるから技が当たらない!やるじゃねェかYO!」

244以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/11(水) 23:39:37 ID:VND0cwsA
ルギア「ギャアオオオォォオオオスッ!!!」バァッサバァッサ!

ビュオオォォォォオオオオ!!!

コラッタ「コラァァアッ!」ググッ…

ゴロウ「あの羽ばたき…!これじゃあコラッタが吹き飛ばされる…!」

シルバー「オーダイル!右翼に向かってアクアジェットォ!」

オーダイル「オォォ…!ダアァイッ!」バシャァンッ!シュバァッ!

ルギア「ルギャァアッ…!」バシィンッ!

ゴロウ「ありがとうでやんす!」

シルバー「余所見をするな!エアロブラストが来るぞ!」

ルギア「ギャオォォオッ…!」ギュオォォ…!

グリーン「OK!お二人さんお膳立てアリガトYO!よーく狙えよ、マネー!」

マネー「ガアアァメェェ…!」ギュオォォ…!

グリーン「ハイドロポォォンプ!狙い撃つZEEEE!!!」

マネー「ガアァァァメェガアアァァァァァッッッ!!!」ドヴァアァァァァァァァッッ!!!

245以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/11(水) 23:54:23 ID:VND0cwsA
ドヴァババババババアァァァァッッッ!!!

ルギア「ルギャアァ…!」ガバババ…!

シルバー「そうか…!エアロブラストは言わば『一息の空気弾』。下顎を狙う事で無理矢理口を閉ざす事で、エアロブラストに必要な大量の空気を吸う事も出来ない…!」

ルギア「ギャ…ギャオォ…!」バァサァッ…!

ゴロウ「まだでやんす!あの羽ばたきが!」

グリーン「させねェYO!ハイドロキャノン第二第三砲門、狙い撃つZE!」パチーンッ

マネー「ガアァメガアァァァァッ!!!」ドヴァアァァッ!ドヴァババババァッ!!!

ルギア「ギャオォオッ…!」グググッ…!

グリーン「翼も封じてやったZE!これでエアロブラストもあの羽ばたきもドラゴンダイブも出せねぇだろぉ!」

シルバー「今の内だ!オーダイル、れいとうパンチィッ!」

ゴロウ「コラッタ、ダメおし!」

オーダイル「オォォオ…ダアァァイッ!」ピキピキ…ドゴォッ!

コラッタ「コォ…ラァッ!」ドオォンッ!

ルギア「ルギャァ…!」

ドオオォォォォォォンッッッ!バッシャアァァァンッ!!!

246以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/12(木) 00:03:57 ID:0.n/HNxk
ゴロウ「やった!ルギアを滝つぼに落としたでやんす!」

シルバー「お前…。最初見た時から思っていたが、相当の魂を持ったトレーナーみたいだな」

シルバー「はっはっは。褒めても何も出ないZE?」

ギランッバッシャアァァァンッ!!!

ルギア「ギャアオオオォォオオオスッ!!!」ギュオォォォォッ!!!

ゴロウ・シルバー「「ッ!」」ハッ

グリーン「マネー!」

マネー「ガメェ…!」ガバッ…!

ドパッアアアァァァアッァァンッッッ!!!

マネー「ガ…ガメェ……」ガクッ…!

グリーン「マネー!大丈夫か!?」

ゴロウ「そんな…!」

ルギア「ギャオオォォォォォォンッッッ!!!」カッ!

シルバー「ルギア…。まだ何をするつも……り…だ……」

ゴロウ「あ…アレは…!?」

247以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/12(木) 00:11:15 ID:0.n/HNxk
ゴオオオオオォォォォォォォォオオオオオオッッッ!!!

ゴロウ「アレは…渦巻島の大渦、それに大竜巻…!」

シルバー「やはり…外のアレはコイツが起こしてたって事か…」チッ

ドガガガガガガガガガガガッッッ!!!

ゴロウ「周りの岩も洞窟も何もかも破壊していくでやんす…!」

グリーン「………おい、赤髪BOY!」ポーイッ

シルバー「………?このリングは?」パシッ

ゴロウ「それは確か外で使おうとしてた…」

グリーン「あの大渦を止める秘策だZE。本当ならマネーに使わせたかったが、さっきのエアロブラストの直撃でもうそんな体力も残って無ェ」

グリーン「だから、お前と…お前のオーダイルに託すZE。そのZリングとミズZを…!」

248以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/12(木) 23:51:51 ID:0.n/HNxk
ゴロウ「Zリング…?」

グリーン「それとその水晶、ZクリスタルのミズZさえあれば、水タイプの大技、Z技が使えるようになるんだ」

シルバー「これさえあれば、あの大渦を止められるんだな…?」

グリーン「YES。保証するZ」

シルバー「………承知した」

グリーン「そしてそのZ技を使うにはこのポーズをしなきゃいかないんだZE!」ユラユラリンッ

シルバー「………そんな恥ずかいポーズがとれるか!」

グリーン「恥を捨てなければ皆ここで死ぬだけだ」キッ

シルバー「………クゥッ!」チッ

――――――ぴちゃんっ

シルバー「ッ見えた!水の一滴!」クワァッ!

シルバー「魂ィィィィイイイイイッッッ!!!」ユラユラリンッ

オーダイル「オォォオダアアァァァァァッッッ!!!」ギュオォォ…!

シルバー「スーパーアクア・トルネェェードォッッ!!!」

ギュルルルルルルゥオオオオオオォォォォォッッッ!!!

249以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/12(木) 23:58:18 ID:0.n/HNxk
ゴロウ「オーダイルが一個の巨大の大渦に!」

グリーン「叩き込め!お前等の全力のZ技!」

シルバー「オオオォォォオッッ!魂ィィイイッ!」

オーダイル「オダアァアァァァッッッ!!!」ギュルルルゥ!

ルギア「ル…ギァァ…!!!」

バッシャアアアァァァァァァァァンッッッ!!!

シルバー「ぜぇ…ぜぇ…」

ゴロウ「大渦が弾け飛んだ!」

グリーン「やったか…?」

ルギア「ギャ…ギャオォォォォオンッ…!」ゼェ…ゼェ…

グリーン「大渦を打ち消し合っただけか…!」

250以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/13(金) 00:19:23 ID:9PN5iBy6
ルギア「ギャオオォォォスッ!!!」ギュオォォ…!

グリーン「チィッ…!アレで倒れないとか…バカげてるZE!」

シルバー「エアロブラストが来る…!」

ゴロウ「………!アニキィ…!」

ドオオォォォンッ!

ヒビキ「呼んだか、ゴロウォ!」

ゴロウ「アニキィ!」

グリーン「来たか…!」

シルバー「…………ふん」ニヤリ

イブキ「ハクリュー!」ポーイッ

ヒビキ「リューまる!」ポーイッ

ヒビイブ「「Wりゅうのはどう!」」

リューまる「リュウゥゥッ!」ギャオォォンッ!

ハクリュー「リュウゥゥゥッ!」ギャオォォンッ!

ドオオォォォンッ!!!

251以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/13(金) 00:26:08 ID:9PN5iBy6
ルギア「ギャオォ…!」

ゴロウ「アニキ…!そうだ、オイラも…!コラッタ!」

コラッタ「コラァッ!」タッタッ

ヒビキ「………!」ニヤリ

グリーン「流石にルギアにも疲れが出てる筈だ!たたみこめ!」

ヒビキ「やるぞ、リューまる!」

リューまる「リュウゥゥッ!」ピッカー

ふぉんふぉんふぉんっ……

リューまる「ハクゥゥッ!」パッパラー

ヒビキ「イブキ!あの天上の下まで吹き飛ばすぞ!」

イブキ「天井…?そうか、分かった!」

ヒビイブ「「Wしんそく!」」

シュバァアッ!!!ドオォォンッ!

ルギア「ルギャアァッ!」グラァッ…

252以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/13(金) 00:30:43 ID:9PN5iBy6
コラッタ「コラコラコラ…!」ガジガジガジ…

シルバー「あのコラッタ、いつの間に天井に…!」

ガラガラガラガラガラッ!

ルギア「ルギィッ!?」

ズドオオォォォォンッッッ!!!

ゴロウ「やったでやんす、コラッタ!」

コラッタ「コラッ!」

グリーン「成程な。コラッタに洞窟の天井を崩させてたのか。そんでデートから帰って来た二人がそこまでブッ飛ばして、瓦礫の下敷きにしたって訳か」

ヒビイブ「「だ…誰がデートじゃッ(だッ)///」」

コラッタ「コラッ…?」ピッカー

ゴロウ「コラッタ…?」

ふぉんふぉんふぉんっ…

ラッタ「ラッタッタ!」パッパラー

ゴロウ「コラッタ…!ラッタに進化したでやんすね!」

ヒビキ「ルギアも倒して大量に経験値が入ったからのぉ」

253以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/16(月) 15:51:00 ID:CTwQU6N.
ぱあぁぁぁ………

ゴロウ「あっ。外の嵐が止んだみたいでやんす!」

イブキ「恐らくあの嵐自体ルギアが起こしていたんだろう。一匹であれ程の嵐を起こすとはさすがは伝説のポケモンね」

グリーン「しかし妙だZE。ルギアってのは確かルギアの羽…『銀色の羽』とある鈴と儀式でしか出現しないって伝説だZE」

ゴロウ「それなのにいきなり現れて襲ってきたでやんすね…。怒ってた感じでやんす。オイラ達が何かしたでやんすかねぇ?」

シルバー「………違うな。あの怒りは俺達人間に対してだった」

ヒビキ「何処ぞのど阿呆が神サマを叩き起こしたか何かしたんじゃろうなぁ。寝起きはそら機嫌悪いに決まってらぁ」

ゴロウ「何だか…かわいそうでやんすね…」

グリーン「気負う必要は無いZE。こりゃあ正当防衛だ」

254以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/16(月) 16:12:55 ID:CTwQU6N.
――――
――
ガラッ…ガラガラッ…

ルギア「ルギァ…ルギァ………」ゼェ…ゼェ…

「………まさかルギアをこれ程痛めつけるとは…」

「流石はシルバーサマってトコかねぇ…?確かあの帽子のガキはここ最近団員を痛めつけてる奴だ」

「それにあの女とツンツン頭はジムリーダーです。特にあのツンツン頭はチャンピオン歴もありあの方の後任のジムリーダーです」

「そいつはおっかねぇ…。何時か邪魔になる前に消すか?」

「そうして下さい、ラムダ」

ラムダ「あいよ」

ルギア「ルギィアァ…!」ギロォ!

「そこまで弱った貴方はもう怖くもありませんよ。潔くこのアポロの手中に収まりなさい」



リザードン「グルゥ…」バァッサバァッサ

赤帽子「………」

255以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/16(月) 16:39:21 ID:CTwQU6N.
――――
――
イブキ「これ以上ルギアを刺激するのも良くないから私も島を出るよ」バサァ

トゲチック「チョッゲチイィィィィィイイイイクッ!!!」パタパタ

ヒビキ「………」

ゴロウ「また何処かで会えると良いでやんすね」

イブキ「そう…だな…」チラッ

ヒビキ「………」フイッ

グリーン「………おい」ツンツン

ヒビキ「………また水に落ちて…風邪引くなよ…」

ヒビキ「………イブキ」

イブキ「………余計なお世話だ」

イブキ「………その…あの時は助けてくれてありがとう…ヒビキ///」バサァッ

グリーン「おーおー」ニマニマ

ゴロウ「そう言えば…シルバーが居ないでやんすね」

ヒビキ「………」

256以下、名無しが深夜にお送りします:2017/10/16(月) 16:46:13 ID:CTwQU6N.
――――
――
オーダイル「オダァ!」バシャァンッ

シルバー「行くぞ」

ヒビキ「おぉう、待てよ。シルバー」

シルバー「………何の用だ」

ヒビキ「一言礼を言っとこうと思ったんじゃ。弟分を助けてくれてありがとうよ」

シルバー「弱い奴を庇ってやっただけだ。勘違いするな」

ヒビキ「素直じゃないのぉ」

シルバー「………コイツをあのツンツン頭に返しておけ」ポーイッ

ヒビキ「お?こりゃツンツンの兄ちゃんが持ってたリングじゃないか。何でおどれが…」

グリーン「そいつはお前にやるよ、赤髪BOY」

ヒビキ「ツンツンの兄ちゃん」

グリーン「ここで会ったのもお前がソレを使いこなせたのも何かの縁だろ。それでもっと強くなってみな」

ヒビキ「じゃとよ」ポーイッ

シルバー「………ふん。俺がさらに強くなっても知らんぞ」パシッ


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